JPH079605Y2 - セラミック板複合材 - Google Patents

セラミック板複合材

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Publication number
JPH079605Y2
JPH079605Y2 JP3660092U JP3660092U JPH079605Y2 JP H079605 Y2 JPH079605 Y2 JP H079605Y2 JP 3660092 U JP3660092 U JP 3660092U JP 3660092 U JP3660092 U JP 3660092U JP H079605 Y2 JPH079605 Y2 JP H079605Y2
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JP
Japan
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ceramic plate
concrete
small amount
cement
fine sand
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JP3660092U
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JPH0664810U (ja
Inventor
郁夫 内田
Original Assignee
秩父セメント株式会社
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Publication date
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  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、セラミック板複合材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】外壁材、内壁材、床材等を仕上材として
最大寸法2400×900mmのセラミック大板が市販
されているが、厚さが3〜8mmと薄いため、剛性が小
さく、しかも外力により変形し易いという欠点がある。
また、躯体に取付ける方法としては有機質接着剤による
接着が主な工法であるが、有機質接着剤は劣化による剥
離の心配があり、せいぜい内装用だけで、外装用には1
〜2階の低層にしか使えないという難点がある。また内
装の場合でもその取付けは湿式工法であるため、取付け
効率が悪いばかりでなく専門の職人が必要で、大工仕事
で簡単に内装工事が出来なかった。なおビス止めによる
取付工法があるが、ビス頭が見え商品価値が低下するた
め、実施されていない。この問題点を改善する方法とし
て、セラミック板の裏面にコンクリートを打設して一体
形成する方法と、コンクリート板又はコンクリート体を
セラミック板にセメントモルタル等で接着する方法があ
る。前者の方法は、 (1) 厚くすることにより剛性を高め変形しにくくす
ることができる。 (2) コンクリート体にインサート金具やファスナー
を埋込むことによって、躯体への取付けを容易にする。 等の長所があり、後者の方法は (1) 乾式工法であるため施工能率がアップする。 (2) 1枚のパネルに数枚のセラミック板を複合する
ことにより、パネルを大型化でき、施工を合理化でき
る。 等の長所があるが、何れの方法も、 (1) 通常のコンクリートは、硬化や乾燥により収縮
するのに対し、セラミック板は収縮しないので、複合体
が反り、商品価値が低下、また納りが悪くなる。 (2) またセラミック板にひびわれが発生したりセラ
ミック板が剥離し、商品価値が低下あるいは施工後にお
いては落下の危険があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、上記
のような問題のないセラミック板複合材を提供すること
を課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題を解
決するため、セラミック板上に、セメントペーストある
いは細砂をわずかに含むセンメントモルタルなどのバイ
ンダーを粗骨材表面にまぶしたまぶしコンクリートを打
設し、前記バインダーにより粗骨材相互および粗骨材と
セラミック板を結合したものである。上記まぶしコンク
リートのバインダーに低収縮性セメントを使用すると効
果的である。またまぶしコンクリートに形成される3次
元連続空隙に低収縮セメントのペーストあるいは細砂を
わずかに含むモルタルを注入して硬化させると更に効果
的である。また、あらかじめ作ったまぶしコンクリート
成形体の3次元連続空隙に低収縮性セメントのペースト
あるいは細砂をわずかに含むモルタルを注入し、そのま
ぶしコンクリートの表面にセラミック板を成形体表面の
ペーストあるいは細砂をわずかに含むモルタルを注入
し、そのまぶしコンクリートの表面にセラミック板を成
形体表面のペーストあるいは細砂をわずかに含むモルタ
ルにて接着する構造としてもよい。
【作用】まぶしコンクリートは通常のコンクリートより
収縮が小さいので、上記のような構成されたセラミック
板複合材は、反りを起したり、セラミック板が剥離した
り、ひびわれが生じない。
【0005】
【実施例】実施例1: 図1は本考案の実施例1を示すもので、セラミック板1
を型枠2内に裏返して置き(セラミック板に表面がある
場合)、セメントペーストあるいは細砂をわずかに含む
セメントモルタルなどのバインダー3を粗骨材4の表面
にまぶしたまぶしコンクリートXを型枠内に入れて振動
締固め、養生固化させてまぶしコンクリートXをセラミ
ック板1と接着させる。粗骨材4は砂利、砕石、レン
ガ、スラッグその他の骨材を任意に選択使用し得るもの
であって、その粒径は粗骨材相互間に3次元連続空隙が
形成される大きさのものを選んだ。バインダー3として
は低収縮性セメントを使ったセメントモルタルを使用し
た。 実施例2: 図2は本考案の実施例2を示すもので、前記実施例1の
セラミック板複合材におけるまぶしコンクリートXに形
成された3次元連続空隙5に低収縮性セメントのペース
トあるいは細砂をわずかに含むモルタル6を注入硬化さ
せたものである。 実施例3: 前記実施例はセラミック板1上にまぶしコンクリートX
を打設することによって構成したセラミック板複合材あ
るが、実施例3ではあらかじめ作ったまぶしコンクリー
ト成形体の3次元連続空隙に、低収縮性セメントのペー
ストあるいは細砂をわずかに含むモルタルを注入し、そ
のまぶしコンクリートXの表面にセラミック板1を成形
体表面のペーストあるいは細砂をわずかに含むモルタル
ル6によって接着したものである。
【0006】
【考案の効果】本考案で用いたまぶしコンクリートは、
粗骨材同志が噛み合うため、まぶし粗骨材表面のバイン
ダー層が薄いため、通常のコンクリートより収縮が小さ
いので、従来品のような欠点が解消される。そして、ま
ぶしコンクリートのバインダーに低収縮性セメントを使
用することによりり、さらにまぶしコンクリートの収縮
が小さくなる。更に、低収縮性セメントのペーストある
いは細砂をわずかに含むモルタルを注入硬化させること
により、まぶしコンクリートの収縮がほぼ完全になくな
り、理想的なセラミック板複合材が得られることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1の断面図である。
【図2】本考案の実施例2の断面図である。
【符号の説明】 1 セラミック板 2 型 枠 3 バインダー 4 粗骨材 5 3次元連続空隙 6 モルタル X まぶしコンクリート

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック板上に、セメントペーストあ
    るいは細砂をわずかに含むセメントモルタルなどのバイ
    ンダーを粗骨材表面にまぶしたコンクリートを打設し、
    前記バインダーにより粗骨材相互および粗骨材とセラミ
    ック板を結合したことを特徴とするセラミック板複合
    材。
  2. 【請求項2】 まぶしコンクリートのバインダーに低収
    縮性セメントを使用したことを特徴とする請求項1記載
    のセラミック板複合材。
  3. 【請求項3】 まぶしコンクリートに形成される3次元
    連続空隙に、低収縮セメントのペーストあるいは細砂を
    わずかに含むモルタルを注入して硬化させたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のセラミック板複合材。
  4. 【請求項4】 あらかじめ作ったまぶしコンクリート成
    形体の3次元連続空隙に低収縮性セメントのペーストま
    たは細砂をわずかに含むモルタルを注入し、そのまぶし
    コンクリートの表面にセラミック板を成形体表面のペー
    ストまたは細砂をわずかに含むモルタルにて接着したこ
    とを特徴とするセラミック板複合材。
JP3660092U 1992-04-16 1992-04-16 セラミック板複合材 Expired - Lifetime JPH079605Y2 (ja)

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JP3660092U JPH079605Y2 (ja) 1992-04-16 1992-04-16 セラミック板複合材

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JPH0664810U JPH0664810U (ja) 1994-09-13
JPH079605Y2 true JPH079605Y2 (ja) 1995-03-08

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