JPH079593U - 造粒機のプレスフレ−ム構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加圧成形ロ−ルの加圧反力に耐えかつ加圧成
形ロ−ルの交換等が容易に行ない得る造粒機のプレスフ
レ−ム構造を提供することを目的とする。 【構成】 上下平行に配置した上下フレ−ム２．１との
両端部上下間に左右立フレ−ム３．４を介在させて配設
し、該上下フレ−ム２．１と左右立フレ−ム３．４との
当接部両者間に正面及び背面から挿入キ−５．５をそれ
ぞれ嵌合挿入しかつ前記当接部の前端位置及び後端位置
を上下フレ−ム２．１の上側あるいは下側から締付ボル
ト６．６により固定した造粒機のプレスフレ−ム構造

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は互いに対向配置された加圧成形ロ−ル間に粉粒体を通過させて所定の 形状に成形するブリケット造粒機における前記加圧成形ロ−ルを支持するプレス フレ−ム構造に関する。

【０００２】

【従来技術と問題点】

従来上記のようなブリケット造粒機におけるプレスフレ−ムは奥行のある上下 フレ−ムと左右立フレ−ムにより組付けられた枠形状にされており、その組付け は上下フレ−ムの外側に左右立フレ−ムを立設当接させ、上下フレ−ム及び左右 立フレ−ムに対し、加圧成形ロ−ルの加圧反力に耐える太さの連結ボルトを貫通 させ両端を連結ナットにより締め上げる構造にされているのが一般的である（実 開昭６２−１５８９６号公報、図面参照）

【０００３】 しかしこのようなプレスフレ−ムの組付構造では、摩耗した加圧成形ロ−ルを交 換したり、メンテを行なう場合には、大きな連結ナットを外す大スパナ（例えば Ｍ１２０、あるいはＭ１６０）を使って行なうため多数の人力及び時間がかかる という問題があった。 本考案は上記の問題に鑑みて成されたもので加圧成形ロ−ルの加圧反力に耐えか つ加圧成形ロ−ルの交換等が容易に行ない得る造粒機のプレスフレ−ム構造を提 供することを目的とするものである。

【０００４】

【問題解決のための手段】

上記の目的を達成するために本考案における造粒機のプレスフレ−ムの構造は 上下平行にして配置した上フレ−ムと下フレ−ルとの両端部上下間に左右立フレ −ムを介在させて配設し、該上下フレ−ムと左右立フレ−ムとの当接部両者間に 正面及び背面から挿入キ−をそれぞれ嵌合挿入して左右立フレ−ムの左右動を阻 止し、かつ前記当接部の前端位置及び後端位置を上下フレ−ムの上側あるいは下 側から締付ボルトにより固定して上下フレ−ムの上下動を阻止するように構成し たことを特徴とするものである。

【０００５】

【作用】

本考案は上記のような解決手段を採用することにより、加圧成形ロ−ルの開き 方向である左右方向への圧力はこれに直交する方向に向けて嵌合挿入されている 巾広の挿入キ−によって十分に受けられ左右立フレ−ムの横方向への移動が強固 に阻止されると共に加圧成形ロ−ルの交換等は１人作業により小さな締付ボルト を簡単に外してプレスフレ−ムを分解して行なうことができるようになる。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図示されないマシンベ− スに取付可能に構成した取付フレ−ム１Ａの上部に一体的に取付けられて水平状 態に配置された下フレ−ム１の上方には上フレ−ム２が適当な間隔をおいて平行 に配置されている。 該上下フレ−ム２．１の左右両端部上下間には左右立フレ−ム３．４が挾さまれ た状態にして介在されて配設され、全体として奥行のある枠形状にされている。 該上下フレ−ム２．１と左右立フレ−ム３．４との当接部両者間正面及び背面に は前後方向に指向するキ−溝が溝切りしてあって該キ−溝には挿入キ−５．５が それぞれ計８カ所嵌合挿入されている。 さらに前記上下フレ−ム２．１と左右立フレ−ム３．４との当接部両者間の前端 位置及び後端位置は上下フレ−ム２．１の上側あるいは下側から締付ボルト６． ６により締付け固定されている。尚図中７はプレスフレ−ムの中間に配設された センタ−ブロックで左右立フレ−ム３．４と同様に締付ボルト６．６により締付 け固定されている。

【０００７】 このような構造にされた造粒機のプレスフレ−ムは図１の状態で点線図で示した 加圧成形ロ−ル１０．１０の加圧反力が作用して左右外側方向に力が加わっても 挿入キ−５．５により左右立フレ−ム３．４の外方への移動が阻止される。この 移動阻止は挿入キ−５．５を巾広のものにしておくことにより従来の太い連結ボ ルトと連結ナットとの締付け固定と同様の耐久度が得られる。 さらに加圧成形ロ−ル１０．１０が摩耗して取り換えが必要になった場合には締 付ボルト６．６をスパナを使用して１人作業で簡単に抜き出しプレスフレ−ムを 分解して加圧成形ロ−ルの交換作業を行なうことができる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は上記の説明から明らかなように、上下平行に配置した上下フレ−ムに対 しその両端部位置間に左右立フレ−ムを介在させ、両者を挿入キ−により連結組 付けして取りはずしの簡単な締付ボルトにより上下方向から固定したから、加圧 成形ロ−ルの左右方向への加圧反力を挿入キ−により十分に受け止めて左右立フ レ−ムの移動を強固に阻止すると共に加圧成形ロ−ルの交換等の作業を１人作業 により簡単に成し得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示すプレスフレ−ムの正面図
である。

【図２】本考案の実施例を示すプレスフレ−ムの側面図
である。

【符号の説明】

１ 下フレ−ム ２ 上フレ−ム ３ 左立フレ−ム ４ 右立フレ−ム ５ 挿入キ− ６ 締付ボルト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上下平行にして配置した上フレ−ム２と
   下フレ−ム１との両端部上下間に左右立フレ−ム３．４
   を介在させて配設し、該上下フレ−ム２．１と左右立フ
   レ−ム３．４との当接部両者間に正面及び背面から挿入
   キ−５．５をそれぞれ嵌合挿入して左右立フレ−ム３．
   ４の左右動を阻止し、かつ前記当接部の前端位置及び後
   端を上下フレ−ム２．１の上側あるいは下側から締付ボ
   ルト６．６により固定して上下フレ−ム２．１の上下動
   を阻止するように構成したことを特徴とする造粒機のプ
   レスフレ−ム構造