JPH0795028A - 信号選択回路 - Google Patents

信号選択回路

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JPH0795028A
JPH0795028A JP19291994A JP19291994A JPH0795028A JP H0795028 A JPH0795028 A JP H0795028A JP 19291994 A JP19291994 A JP 19291994A JP 19291994 A JP19291994 A JP 19291994A JP H0795028 A JPH0795028 A JP H0795028A
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Nobuyuki Yasuda
安田  信行
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数(N)個の信号が夫々供給されるN個の
ゲート回路90a〜90dと、そのN個のゲート回路9
0a〜90dを循環的に開放すると共に、開放状態にあ
るゲート回路から信号が出力されているときは計数動作
を停止する制御シーケンスカウンタ91と、入力された
処理モードに応じて、循環的に開放するゲート回路90
a〜90dを制限する制御手段96とを有する。 【効果】 複数の信号を公平な優先順位を以て取出すこ
とができると共に、N個のゲート回路のうち信号の出力
されないゲート回路が飛び越されて循環的に開放される
ので、処理効率を高くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の信号を選択的に取
出す信号選択回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光学式のディジタルオーディオディスク
システムを用いてステレオ音楽以外に文字のデータ、表
示用のデータ、プログラムなどのディジタルデータを再
生できれば、表示装置を付加することによってグラフィ
ックスによる図表、統計や、スチル画像による図鑑など
の視覚的情報の再生装置や、ビデオゲーム装置を実現す
ることができ、ディジタルオーディオディスクシステム
の応用範囲を広げることができる。現行のいわゆるコン
パクトディスクのデータ記憶容量は、約500Mバイト
あり、フレキシブルディスクの記憶容量よりかなり大き
い利点を有している。
【0003】ディジタルオーディオディスクでは、エラ
ー訂正符号の処理は、1サンプルデータの16ビットを
上位8ビット及び下位8ビットに分解し、バイト単位で
行っている。つまり、インターリーブ及びデインターリ
ーブ、リードソロモン符号の符号化及び復号化は、バイ
ト単位でなされている。従って、ディジタルオーディオ
信号とディジタルデータとでエラー訂正符号を共通に行
うことが容易になしうる。ディジタルデータは、音楽信
号のように、平均値補間などの補間処理を適用すること
ができず、音楽信号と比べて再生データのエラーレート
がより低いことが好ましい。コンパクトディスクに記録
される信号がオーディオデータの場合(即ち現行のコン
パクトディスク)のデータ構成について図7及び図8を
参照して説明する。図7は、コンパクトディスクに記録
されているディジタルオーディオデータのフォーマット
を示すものである。記録データの588ビットを1フレ
ームとし、この1フレーム毎の特定のビットパターンの
フレーム同期パルスFSの後には、3ビットの直流分抑
圧ビットRBが設けられ、更に、その後に各々が14ビ
ットの0〜32番のデータビットDBと、3ビットの直
流分抑圧ビットRBとが交互に設けられている。このデ
ータビットDBのうちで0番目のものは、サブコーディ
ング信号あるいはユーザーズビットと呼ばれ、ディスク
の再生制御、関連する情報の表示などに使用されるもの
である。1〜12,17〜28番目のデータビットDB
は、メインチャンネルのオーディオデータに割当てら
れ、残る13〜16,29〜32番目のデータビットD
Bは、メインチャンネルのエラー訂正コードのパリティ
データに割当てられる。各データビットDBは、記録時
に8−14変換により8ビットのデータが14ビットに
変換されたものである。
【0004】図8は、直流分抑圧ビットを除き、各デー
タビットDBを8ビットとして、98フレームを順に並
列に並べた状態を示す。0及び1のフレームのサブコー
ディング信号P〜Wは、所定のビットパターンであるシ
ンクパターンを形成している。また、Qチャンネルに関
しては、98フレームのうちの終端側の16フレームに
エラー検出用のCRCコードが挿入されている。
【0005】Pチャンネルは、ポーズ及び音楽を示すフ
ラグであって、音楽で低レベル、ポーズで高レベルとさ
れ、リードアウト区間で2Hz周期のパルスとされる。
従って、このPチャンネルの検出及び計数を行うことに
よって、指定された音楽を選択して再生することが可能
となる。Qチャンネルは、同種の制御をより複雑に行う
ことができ、例えばQチャンネルの情報をディスク再生
装置に設けられたマイクロコンピュータに取り込んで、
音楽の再生途中でも直ちに他の音楽の再生に移行するな
どのランダム選曲を行うことができる。これ以外のRチ
ャンネル〜Wチャンネルは、ディスクに記録されている
曲の作詞者、作曲者、その解説、詩などを表示したり、
音声で解説するために用いられる。
【0006】Qチャンネルの98ビットのうちで、先頭
の2ビットがシンクパターンとされ、次の4ビントがコ
ントロールビットとされ、更に、次の4ビットがアドレ
スビットとされ、その後の72ビットがデータビットと
され、最後にエラー検出用のCRCコードが付加され
る。データビットの72ビット内に、トラック番号コー
ドTNRとインデックスコードXとが含まれている。ト
ラック番号コードTNRは、00〜99まで変化しうる
もので、インデックスコードXも同様に00〜99まで
変換しうるものである。
【0007】更に、Qチャンネルのデータとして、曲及
びポーズの時間を示す時間表示コードと、コンパクトデ
ィスクのプログラムエリアの最初から最外周側の終端ま
で連続的に変化する絶対時間を表示する時間表示コード
とが含まれる。これらの時間表示コードは、各々が2桁
の分、秒、フレームのコードにより構成される。1秒
は、75フレームに分割される。ディジタルデータのよ
うに、音楽より短い単位でコンパクトディスクをアクセ
スするためには、上述の絶対時間に関する時間表示コー
ドが用いられる。
【0008】この例では、メインチャンネルのデータと
してディジタルデータを記録する時に、サブコーディン
グ信号のPチャンネル及びQチャンネルのデータ構成
は、コンパクトディスクと同じものとしている。
【0009】図9はディジタルデータの記録フォーマッ
トを示す。ディジタルデータは、(588×4バイト=
2352バイト)を1ブロック(1セクタ)とするもの
で、図9は、この1ブロックのデータ構成である。1ブ
ロックは、12バイトのブロック同期信号(CYNC)
と、4バイトのヘッダと、2048バイトのデータ(ユ
ーザーデータ)と、4バイトのエラー検出コード(ED
C)、例えばCRCコードと、8バイトの拡張用のスペ
ースと、172バイトのP符号のパリティ(Pパリティ
と称する)と、104バイトのQ符号のパリティ(Qパ
リティと称する)とからなる。1ブロックのデータは、
これから最終的に必要とされるデータのみを切り出すこ
とができる構成とされている。
【0010】図10に1ブロック(セクタ)の構成がよ
り詳細に示される。図10で左チャンネル及び右チャン
ネルは、ステレオ音楽データの左右のチャンネルのサン
プルデータとの対応を示すものであり、各チャンネル
は、16ビットを1ワードとし、Lが最下位ビット、M
が最上位ビットを示している。前述のように、ステレオ
音楽データの場合には、フレーム同期信号で規定される
区間内に(6×2×2=24バイト)のデータが記録さ
れているので、ステレオ音楽データと同一の信号フォー
マット(図7)によりディジタルデータを記録すると、
1ブロック(2352バイト)は、第0フレームから第
97フレームまでに記録される。従って、サブコーディ
ング信号の変化の周期の98フレームをくずすことなく
ディジタルデータを記録できる。
【0011】1ブロックのディジタルデータの最初の1
バイトは、全て0のビットとされ、その後の10バイト
が全て1のビットとされ、更にその後の1バイトが全て
0のビットとされる。この12バイトの区間が1ブロッ
クのディジタルデータの先頭を示すブロック同期信号
(セクタ同期信号)とされる。ブロック同期信号の後
に、各1バイトの分、秒、セクタ、モードのヘッダが付
加される。
【0012】このヘッダは、1ブロック(セクタ)のア
ドレスであって、1ブロックは、フレームと同様に75
ブロックで1秒となるものである。モードのデータは、
その1ブロックのデータの種類などを示すものである。
図10で、D0001〜D2336は、ブロック同期信
号及びヘッダを除く1ブロックのバイト番号を示す。
【0013】D0001〜D2048がユーザーデータ
であり、D2049〜D2052がエラー検出コードで
あり、D2053〜D2060がスペースであり、D2
061〜D2232がPパリティであり、D2233〜
D2336がQパリティである。
【0014】エラー検出符号及びエラー訂正符号の符号
構成の説明のために、1ブロック(セクタ)の構成をワ
ード単位で表したものを図11に示す。図11におい
て、Wiがワード番号を示す。W0000及びW000
1がヘッダであり、W0002〜W1025がユーザー
データであり、W1026及びW1027がエラー検出
コードであり、W1028〜W1031がスペースであ
り、W1032〜W1117がPパリティであり、W1
118〜W1169がQパリティである。エラー検出符
号の符号化は、ヘッダ及びユーザーデータ(W0000
〜W1027)について行われると共に、エラー訂正符
号の符号化は、ブロック同期信号を除くW0000〜W
1169の1170ワード(2340バイト)に関して
行われる。
【0015】エラー検出符号として用いられるCRCコ
ードは、一例として、下記の生成多項式p(x)を有す
るものである。
【0016】
【数1】 P(x)=(x16+x15+x2 +1)(x16+x2 +x+1)
【0017】ヘッド及びユーザーデータをGF28 上の
多項式で表現したものを、上述の生成多項式により除算
した時の剰余が4バイトのCRCコードとされる。この
エラー検出符号は、ディスクから再生された再生信号の
エラー訂正を行った後の最終的な信頼性のチェックの目
的で用いられる。この他に、エラー訂正を行う時の誤っ
たエラー訂正を防止する目的として用いるようにしても
良い。
【0018】エラー訂正符号は、1ブロックのW000
0〜W1169の各ワードを最上位ビットMを含む上位
バイト及び最下位ビットLを含む下位バイトの各々に2
分割し、1170バイトの上位バイトからなるデータプ
レーンと、1170バイトの下位バイトからなるデータ
プレーンとの各データプレーンごとに行われる。この上
位バイトのデータプレーン及び下位バイトのデータプレ
ーンの各々でなされる符号化は、同一のものである。
【0019】図12は、上位バイト又は下位バイトの何
れか一方から構成されるデータプレーンに関する符号化
の説明に用いるものである。データプレーンは、ヘッダ
及びユーザーデータからなる1032バイトからなり、
この1032バイトが(24×43)の2次元的配列と
される。図12に示すように、ワード番号で区別される
各バイトが最初の行から順に第24番目の行までに配さ
れる。この(24×43)のデータプレーンに対し、完
結形のクロスインターリーブ及びリードソロモン符号を
組合せたエラー訂正符号の符号化がなされる。このエラ
ー訂正符号は、1032バイトのデータプレーンの互い
に異なる方向に位置する2つの符号系列に、各1バイト
のシンボルが含まれるようにインターリーブ処理を行
い、符号系列ごとに、リードソロモン符号の符号化を行
うものである。
【0020】図12に示すように、0〜42の各列に位
置する24バイト毎に1バイトを1シンボルとする(2
6,24)のリードソロモン符号の符号化がなされ、各
列の下に位置する2バイトとしてPパリティが付加され
る。したがって、Pパリティを含む符号系列(P系列と
称する)は、26シンボルからなるものである。GF2
8 上の(26,24)リードソロモン符号として、例え
ば下記の多項式p(x)のものを用いる。
【0021】
【数2】p(x)=x8 +x4 +x3 +x2 +1
【0022】GF28 上の原始元aを(a=00000
010)とする時、パリティマトリクスHPは、下記に
示すものとなる。
【0023】
【数3】
【0024】パリティシンボルP0=D(43×24+
N)及びP1=D(43×25+N)(N=0,1,
2,‥‥41,42)は、再生されたP系列をVPとす
る時に、次の等式を満足するものとされる。
【0025】
【数4】HP×VP=0
【0026】ここで、
【0027】
【数5】
【0028】である。一例として、(N=0)とする
時、最初の列に位置する〔D0000,D0043,D
0086,D0129,D0172,‥‥D0946,
D0989,D1032(=P0),D1075(=P
1)〕が再生されたひとつのP系列となる。
【0029】また、データプレーンの斜め方向に位置す
る43バイト毎に1バイトを1シンボルとする(45,
43)リードソロモン符号の符号化がなされ、第27番
目及び第28番目の行に位置する2バイトとして、Qパ
リティが付加される。したがって、Q系列は、45シン
ボルからなるものである。GF28 上の(45,43)
リードソロモン符号として、例えば下記の多項式p
(x)のものを用いる。
【0030】GF28 上の原始元aを(a=00000
010)とする時、パリティマトリクスHPは、下記に
示すものとなる。
【0031】
【数6】
【0032】パリティシンボルQ0 =D(43×26+
N)及びQ1 =D(44×26+N)は、再生されたQ
系列をVPとする時に、次の等式を満足するものとされ
る。
【0033】
【数7】HP×VP=0
【0034】ここで、
【0035】
【数8】
【0036】である。(N=0,1,2,3,‥‥2
4,25)であり、(M=0,1,2,3,‥‥41,
42)である。もし、(44×M+43×N)>111
7の関係が生じる時は、(44×M+43×N)は、
(44×M+43×N−1118)として計算される。
【0037】Q系列のインターリーブ関係の理解を容易
とするため(N=0,1,2,‥‥24,25)を垂直
方向とし、(M=0,1,2,‥‥41,42)を水平
方向として、Pパリティを含む1118シンボルの配列
を並び変えると、図13に示すものとなる。図13の横
方向に並ぶ各行が1個のQ系列を形成する。例えば(N
=0)の時は、〔D0000,D0044,D008
8,D0132,D0176,‥‥,D0642,D0
686,D0730,D1118(=Q0),D114
4(=Q1)〕が1個のQ符号系列を形成する。また、
この図13において、縦方向に並ぶ各列がP系列を形成
する。従って、図13は、垂直方向に(26,24)リ
ードソロモン符号の符号化がなされると共に、水平方向
に、(45,43)リードソロモン符号の符号化がなさ
れた1種の積符号の構成を表したものである。
【0038】この2つのリードソロモン符号は、共に2
シンボルのパリティシンボルを有しているので、エラー
フラグがない時でも、1シンボルエラーまでの訂正が可
能であると共に、エラーフラグによって、エラーロケー
ションが判っている時には、2シンボルまでのエラーを
訂正することができる。このエラーフラグとしては、デ
ィジタルディスクに関して標準的に使用されるCIRC
(クロスインターリーブリードソロモン符号)の復号結
果を用いることができる。したがって、図13における
垂直方向のリードソロモン符号の復号(P復号と称す
る)及び水平方向のリードソロモン符号の復号(Q復号
と称する)を交互に行い、例えば(P復号→Q復号→P
復号→Q復号)と行うことにより、P系列及びQ系列の
両者の何れから見ても、3個以上のシンボルがエラーシ
ンボルとなる場合以外では、全てのエラーパターンの訂
正を行うことができる。然も、クロスインターリーブ処
理を施しているので、バーストエラーを分散させること
により、エラー訂正能力をより向上することができる。
【0039】上述のエラー訂正符号は、1ブロックのヘ
ッダ及びユーザーデータの計1118ワードの夫々を上
位バイトと下位バイトとに分割してなる2つのデータプ
レーンに関して同様になされる。このエラー訂正符号化
がなされた各データプレーンが合成され、更に、ブロッ
ク同期信号が付加され、図10又は図11に示す1ブロ
ックの構成とされる。この1ブロックがオーディオデー
タの代わりに、ディジタルディスクのCIRC符号の符
号器に供給され、エラー訂正符号化の処理を受け、更
に、フォーマッタにより、図7に示すような記録データ
に変換される。この記録データがディジタルディスクの
カッティングマシンに供給される。
【0040】図14は、光学式ディスクの再生装置の構
成を示すものである。図14において、1が上述の2つ
のフォーマットのディジタル信号のいずれかがスパイラ
ル状に記録されたディジタルディスクを示す。ディスク
1は、スピンドルモータ2によって、回転される。この
場合、線速度一定でディスク1が回転するように、スピ
ンドルサーボ回路3によってスピンドルモータ2が制御
される。
【0041】4がオプティカルヘッドを示し、オプティ
カルヘッド4は、読取用のレーザ光を発生するレーザー
源、ビームスプリッタ、対物レンズ等の光学系、ディス
ク1で反射されたレーザー光の受光素子等を有してい
る。オプティカルヘッド4は、スレッド送りモータ5に
よって、ディスク1の半径方向を移動できるようにされ
ている。スレッド送りモータ5は、スレッドドライブ回
路6によってドライブされる。また、オプティカルヘッ
ド4は、ディスク1の信号面に直角な方向及びこれに平
行な方向の2方向において変位可能とされ、再生時のレ
ーザー光のフォーカシング及びトラッキングが常に良好
とされるように制御される。このために、フォーカスサ
ーボ回路7及びトラッキングサーボ回路8が設けられて
いる。
【0042】オプティカルヘッド4の再生信号がRFア
ンプ9に供給される。オプティカルヘッド4には、例え
ばシリンドリカルレンズと4分割ディテクタの組合せか
らなるフォーカスエラー検出部と3つのレーザースポッ
トを用いるトラッキングエラー検出部とが設けられてい
る。RFアンプ9の出力信号がクロック抽出回路10に
供給される。このクロック抽出回路10の出力(データ
及びクロック)がフレーム同期検出回路11に供給され
る。ディスク1に記録されているディジタル信号は、E
FM変調されている。EFM変調は、8ビットのデータ
を14ビットの好ましい(即ち変調された信号の最少反
転時間が長く、その低域成分が少なくなるような14ビ
ット)パターンにブロック変換する方法である。ディジ
タル復調回路12は、EFMの復調を行う構成とされ
る。クロック抽出回路10により取り出されたビットク
ロック及びフレーム同期検出回路11で検出されたフレ
ーム同期信号がディジタル復調回路12及びスピンドル
サーボ回路3に供給される。
【0043】ディジタル復調回路12では、サブコーデ
ィング信号の分離がなされ、このサブコーディング信号
がバッファメモリ13を介してシステムコントローラ1
4に供給される。システムコントローラ14には、CP
Uが設けられ、ディスク1の回転動作、スレッド送り動
作、オプティカルヘッド4の読取動作などがシステムコ
ントローラ14によって制御される構成とされる。シス
テムコントローラ14には、後述のインターフェース2
0を介して制御指令が供給される。つまり、サブコーデ
ィング信号を用いるディスク1から希望するディジタル
信号の読出しを行うための制御がシステムコントローラ
14によって行われる。
【0044】ディジタル復調回路12から出力されるメ
インディジタルデータがRAMコントローラ15を経て
RAM16及びエラー訂正回路17に供給される。この
RAMコントローラ15、RAM16及びエラー訂正回
路17により、時間軸変動の除去、エラー訂正の処理が
成され、その出力にメインディジタルデータが取り出さ
れる。このRAMコントローラ15の出力がデマルチプ
レクサ18に供給される。デマルチプレクサ18は、再
生しているディスクがステレオ音楽信号用のコンパクト
ディスクであるか、ディジタルデータ記憶用のディジタ
ルデータディスクかによって制御されるもので、システ
ムコントローラ14により出力系路の切替を行う。一例
として、ディスク1のリードイントラックに記録されて
いるサブコーディング信号のQチャンネルのコントロー
ルビットにより、再生しているディスクがステレオ音楽
信号のものか、ディジタルデータ記憶用のものかが識別
される。この出力系路の切替と共に、RAMコントロー
ラ15に対してディスクの種類の判別結果を示す制御信
号が供給され、ディジタルデータ記憶用のディスクの再
生出力には、付加的なエラー訂正動作がなされる。
【0045】ディジタルディスク再生時に選択される出
力系路には、データ変換回路19が接続されている。こ
のデータ変換回路19には、再生ディジタルデータと共
に、再生サブコーディング信号がバッファメモリ13か
ら供給され、再生データがシリアル信号の形態に変換さ
れる。図15は、データ変換回路19から出力されるシ
リアル信号のワードフォーマットの一例を示す。このシ
リアル信号は、32ビットを1ワードとしており、最初
の4ビットがプリアンプル、次の4ビットがデータの補
助ビット、次の20ビットがデータである。ディジタル
データが16ビットを1ワードとする時は、最下位ビッ
ト(LSB)から16ビット挿入される。ディジタルデ
ータの後に4ビットが付加される。この4ビットのうち
で、Vで示すビットは、そのワードが有効であるかどう
かを示すフラグであり、Uで示すビットがサブコーディ
ング信号の各ビットであり、Cで示すビットがチャンネ
ルを識別するビットであり、Pがパリティビットであ
る。このサブコーディング信号のビットUは、ワードフ
ォーマットの夫々に1ビットずつ挿入されて順次伝送さ
れる。
【0046】上述のワードフォーマットは、オーディオ
データを考慮して考えられたもので、次段のインターフ
ェース20に供給され、標準的なコンピュータのデータ
フォーマットに変換される。また、システムコントロー
ラ14に対するデータがインターフェース20を介して
マイクロコンピュータシステム(ホストコンピュータ)
21から供給される。マイクロコンピュータシステム2
1は、読出しアドレスを指定し、この読出しアドレスの
他にスタート信号などのドライブコントロール信号をイ
ンターフェース20及びシステムコントローラ14に与
える
【0047】再生しているディスクがステレオ音楽信号
用のものの時に選択されるデマルチプレクサ18の出力
系路には、補間回路22が接続され、エラー訂正てきな
かったエラーデータの修整がなされる。補間回路22に
より、左右のチャンネルに分けられ、各チャンネルのデ
ータがD/Aコンバータ23L,23Rによりアナログ
信号とされ、ローパスフィルタ24L,24Rを夫々介
して出力端子25L,25Rに取り出される。
【0048】ここでは、バッファメモリ13によりサブ
コーディング信号の時間軸変動分を除去している。この
時間軸補正は、メインチャンネルのディジタル信号に関
して、RAMコントローラ15及びRAM16によって
なされるのと同様のものである。つまり、RAMコント
ローラ15は、検出されたフレーム同期信号から再生信
号に同期したライトクロックを形成し、このライトクロ
ックによって、RAM16にディジタル信号を書込み、
RAM16からディジタル信号を読出す時には、水晶発
振器の出力から形成されたリードクロックを用いるよう
にしている。このライトクロック及びリードクロックが
バッファメモリ13へのサブコーディング信号の書込み
及び読出しに用いられる。したがって、バッファメモリ
13から読出されたサブコーディング信号は、時間軸変
動を含まず、メインチャンネルのディジタル信号との時
間的関係がこの時間軸変動によって変化してしまうこと
が防止される。
【0049】ここでは、ディジタルデータ記憶用のディ
スク再生時には、まず、マイクロコンピュータシステム
21において、所定のアドレスに対するリード命令が実
行される。このアドレスは、Qチャンネルの絶対時間表
示用のコードそのものであって、インターフェース20
を介して、アドレスがシステムコントローラ14に供給
される。システムコントローラ14は、スレッドドライ
ブ回路6を制御し、オプティカルヘッド4により再生さ
れたサブコーディング信号を見ながら、目的とする読取
り位置の近傍の位置にオプティカルヘッド4を移動させ
る。この例で再生されたサブコーディング信号にエラー
が含まれることによって、設定されたサブコーディング
信号が再生されないでアクセス動作が終了しない誤動作
を防止するために、数ブロック離れた位置より再生を開
始するようにしている。そして、再生されたサブコーデ
ィング信号が指定されたアドレスに一致することによ
り、又は近傍の正しいサブコーディング信号の位置から
再生を開始してフレーム同期信号をカウントすることの
何れかの方法で目的とするブロックを捕らえるようにし
ている。
【0050】図16は、ディジタルデータ記憶用のディ
スク再生時のエラー訂正回路(復号器)の一例を示す。
図16では、簡単のため、オーディオ信号用のディスク
及びディジタルデータ記憶用のディスクの何れにも用い
られている。CIRC符号の復号器については省略され
ている。つまり、RAM16に貯えられている1ブロッ
クのブロック同期信号を除く再生データは、CIRC符
号の復号後のものであり、各シンボルには、エラーの有
無を示すエラーフラグが付加されている。
【0051】RAM16からエラーフラグと共に各シン
ボルが読出され、26シンボルのP系列ごとにデータバ
ス31を介してP復号器32に供給される。P復号器3
2において、CIRC符号の復号により得られたエラー
フラグを用いて1個のP系列内の2シンボルエラーの訂
正を行う(26,24)リードソロモン符号の復号がな
され、この復号後のシンボルがRAM16に書き込まれ
る。この場合、P復号器32により、エラーが訂正され
たものは、そのシンボルに関するエラーフラグがクリア
される。1ブロックに関するP復号が終了すると、RA
M16から読出されたデータがデータバス31を介して
Q復号器33に供給される。
【0052】RAM16のアドレスの制御により、デイ
ンターリーブがなされ、1ブロックのQ系列ごとにQ復
号器33において、1個のQ系列内の2シンボルエラー
の訂正を行う(45,43)リードソロモン符号の復号
がなされる。この復号によりエラーが訂正されたもの
は、そのシンボルに関するエラーフラグがクリアされ
る。次に、再びP復号が行われ、更に、Q復号が行われ
る。このように、P復号及びQ復号を交互に2回ずつ行
った後に、RAM16からのエラー訂正後の再生ディジ
タルデータがCRCチェッカ34に供給され、エラー検
出がなされ、エラー検出結果が出力ゲート35に供給さ
れる。出力ゲート35では、エラーが有ると判定された
データに関して、エラーフラグがセットされる。
【0053】CRCチェッカ34のエラー検出結果は、
P復号器32及びQ復号器33におけるエラー訂正のた
めに用いることもできる。P復号器32及びQ復号器3
3では、エラー訂正時に、CIRC符号の復号の際に発
生したエラーフラグを使用している。従って、CRCチ
ェッカ34のエラー検出結果をP復号及びQ復号の際に
参照することによって、CIRC符号のエラーフラグが
正しくない時の誤った訂正動作を防止することができ
る。
【0054】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した光学
式ディスクの再生装置等の電子機器に適用して好適な、
信号選択回路に於いて、複数の信号を公平な優先順位を
以て取出すことのできるものを提案しようとするもので
ある。
【0055】
【課題を解決するための手段】本発明による信号選択回
路は、複数(N)個の信号が夫々供給されるN個のゲー
ト回路90a〜90dと、そのN個のゲート回路90a
〜90dを循環的に開放すると共に、開放状態にあるゲ
ート回路から信号が出力されているときは計数動作を停
止する制御シーケンスカウンタ91と、入力された処理
モードに応じて、循環的に開放するゲート回路90a〜
90dを制限する制御手段96とを有することを特徴と
する信号選択回路である。
【0056】
【作用】かかる本発明によれば、制御シーケンスカウン
タ91の制御によって、N個のゲート回路90a〜90
dを循環的に開放すると共に、開放状態にあるゲート回
路から信号が出力されているときは計数動作を停止し、
且つ、制御手段96によって、入力された処理モードに
応じて、循環的に開放するゲート回路90a〜90dを
制限する。
【0057】
【実施例】本実施例は、本発明を光学式ディスクの再生
装置に適用した場合で、再生装置の構成、その動作等の
大部分は、図7〜図16、及びそれについての説明を援
用し、ここでは本実施例の特徴のある部分のみを説明す
るも、図1〜図4に於いて、上述の図14及び図16と
対応する部分には同一符号を付して説明する。
【0058】 〔周辺回路1〕(図2)以下に、図2を参照して、上述
の図14に於ける、RAMコントローラ15からインタ
ーフェース20に至る部分に設けられた回路について説
明する。40はデータセレクタで、RAMコントローラ
15から入力端子41に供給される第1のディジタル信
号及びそれに付随する各種信号と、入力端子42に供給
される第2のディジタル信号及びそれに付随する各種信
号と、入力端子43に供給される第3のディジタル信号
及びそれに付随する各種信号のいずれかを選択し、その
選択された信号がデマルチプレクサ18を介して同期回
路45に供給される。第1〜第3のディジタル信号はワ
ード当たりのバイト数が夫々3バイト、4バイト及び2
バイトの信号で、第1のディジタル信号の内容は上述の
図9〜図11について詳述した信号であり、第2のディ
ジタル信号は第1のディジタル信号を直列信号の状態で
送信し、それを受信した信号である。第3のディジタル
信号は普通に用いられている汎用の信号である。
【0059】この同期回路(1チップICにて構成され
る)45では、次のような処理が行われる。第1〜第3
のディジタル信号のうち選択されたディジタル信号に付
随する入力ビットクロック及び共通のワードクロックか
ら、1ワード周期内のビットクロックの個数の等しい出
力ビットクロックを得ると共に、この出力ビットクロッ
ク及び共通のワードクロックから共通の出力バイトクロ
ックを得る。
【0060】ディジタル信号から検出した外部ブロック
同期信号に同期した内部ブロック同期信号を作る。
【0061】第1〜第3のディジタル信号(直列信号)
の各ワードのビット信号の桁順序(各ワードの先頭ビッ
トがLSBであるかMSBであるか)を統一する。
【0062】ディジタル信号のデスクランブルを行う。
【0063】ディジタル信号のエラーの検出及びエラー
状態の判別を行う。
【0064】47はバッファRAMで、ディジタルデー
タ及びバイト毎のエラーフラグを記憶して、ディジタル
データのエラーを訂正するためのものである。
【0065】46はRAM47を制御するRAMコント
ローラである。このRAMコントローラ46は、同期回
路45からのデスクランブルされた出力データ、バイト
毎のエラーフラグ、出力ビットクロック、出力バイトク
ロック、内部ブロック同期信号等を受ける。RAMコン
トローラ46は、システムコントローラ14のCPUの
制御により、RAM47に記憶されたデータのエラー訂
正を行い、RAM47から読出されたデータをインター
フェース20を介してマイクロコンピュータシステム
(ホストコンピュータ)21に供給する。
【0066】同期回路45からのエラー状態(データエ
ラーの有無、エラーオバーの如何)の判別信号はインタ
ーフェース48を介してシステムコントローラ14に供
給される。
【0067】 〔周辺回路2〕(図3)次に、図2に於けるRAMコン
トローラ46の詳細について、図3を参照して説明す
る。
【0068】80は書込み/読出し制御回路、81はア
ドレス/データ切換回路である。図2の同期回路45の
デスクランブル回路から得られた直列データが直列−並
列変換回路84に供給されて並列データに変換された
後、切換回路81を介して、バッファRAM47のデー
タ用RAM(例えば2048×8ビットのRAMを3個
使用している)47aに供給されて書込まれるようにな
されている。更に、図2の同期回路45からのデータの
バイト毎のエラーフラグが切換回路81を介してRAM
47のエラーフラグ用RAM(8192×1ビットのR
AMを使用する)47bに供給されて書込まれる。
【0069】82,83は夫々データ書込み用アドレス
発生回路及びデータ読出し用アドレス発生回路で、各ア
ドレス信号は切換回路81を介してRAM47に供給さ
れる。
【0070】上述の書込み/読出し制御回路80は、シ
ステムコントローラ14からの入力制御信号に基づいて
出力制御信号を出力し、RAM47の書込み/読出し及
び切換回路81の切換えを制御する。
【0071】システムコントローラ14のCPU14並
びにP/Qパリティアドレス変換用ROM85、エラー
訂正用RAM86及びシステムROM87がバスを介し
て互いに接続される。又、ROM85及びRAM86は
切換回路81に接続される。
【0072】RAM47aに書込まれたデータにエラー
があって、そのバイト毎のエラーフラグがRAM47b
に書込まれているときは、そのエラーを有するデータは
RAM47aから読出されてエラー訂正用RAM86に
書込まれ、そこでエラー訂正された後、RAM47aに
再度書込まれる。しかる後RAM47aからそこに記憶
されているデータが読出されて、切換回路81−インタ
ーフェース20を介してマイクロコンピュータシステム
(ホストコンピュータ)21に供給されて、データの取
込みが行われる。
【0073】 〔信号選択回路〕(図1、図4)次に、図3の書込み/
読出し制御回路80に設けられている信号選択回路につ
いて、図1を参照して詳細に説明する。尚、図4に、図
1の信号選択回路の各部信号の波形を示す。
【0074】図2及び図3に於けるバッファRAM47
に対し、マイクロコンピュータシステム(ホストコンピ
ュータ)21からのデータ取込み要求に基づいて、デー
タを書込み及び読出すモードを次のように規定する。
【0075】同期回路45からのデータをRAMコント
ローラ46を介してRAM47に書込むモードを、第1
の書込みモードとし、これに関連した信号の符号には、
少なくともその一部にW1 を用いる。
【0076】エラー訂正用RAM86から読出されたデ
ータをRAM47に書込むモードを、第2の書込みモー
ドとし、これに関連した信号の符号には、少なくともそ
の一部にW2 を用いる。
【0077】RAM47からデータを読出して、RAM
コントローラ46−インターフェース20を介してマイ
クロコンピュータシステム(ホストコンピュータ)21
に供給するモードを第1の読出しモードとし、これに関
連した信号の符号には、少なくともその一部にR1 を用
いる。
【0078】RAM47からデータを読出して、エラー
訂正用RAM86に供給して書込むモードを第2の読出
しモードとし、これに関連した信号の符号には少なくと
もその一部にR2 を用いる。
【0079】RAM47がそのデータのエラー訂正のた
めにシステムコントローラ14のCPU88によってア
クセスされているとき(図4AのCPU切換信号のCT
Lモード時)は、順次の第1の書込みモード、第2の読
出しモード及び第2の書込みモードのサイクルが繰返え
されて、RAM47aへのデータの書込み及びRAM4
7aに書込まれているデータのRAM86を用いたエラ
ー訂正が交互に行われる。
【0080】RAM47がマイクロコンピュータシステ
ム(ホストコンピュータ)21によってアクセスされて
いるとき(図4AのCPU切換信号のHOSTモード
時)は、順次の第1の書込みモード及び第1の読出しモ
ードのサイクルが繰返えされて、RAM47aへのデー
タの書込み及びRAM47aに記憶されているデータの
マイクロコンピュータシステム(ホストコンピュータ)
21による取り込みが交互に行われる。
【0081】図1に於いて、92a〜92dは第1〜第
4のレジスタ(シフトレジスタ)、93a〜93dは各
レジスタに夫々付属するデータセレクタである。94は
2段のD形フリップフロップ回路から成るパルス化回路
である。システムコントローラ14からの、夫々互いに
非同期関係にある第1及び第2の書込み制御入力信号W
1 ,W2 {夫々図4D(V)、I参照}並びに第1及び
第2の読出し制御入力信号R1 ,R2 (夫々図4R,N
参照)がパルス化回路94に供給され、夫々に対応して
得られたクリアパルスCW1 ,CW2 及びCR1 ,CR
2 {夫々図4E(W),J,R,O参照}が夫々レジス
タ92a〜92dのクリア端子に供給されるようになさ
れている。
【0082】レジスタ92a〜92dの各出力Q4 {図
4F(X),K,T,P参照}は、夫々ゲート回路(オ
ア回路)90a〜90dに供給される。
【0083】91は22 進の制御用シーケンスカウンタ
で、マスタクロック(図4B参照)によって駆動され、
カウンタ91からゲート回路90a〜90dの前部又は
その一部に順次循環的にゲートパルスが供給される。
【0084】システムコントローラ14からのCPU切
換信号(図4A参照)がCTLモードのときは、同期回
路96の制御により、カウンタ91は3進カウンタとし
て動作し、図4Cに示す如くゲート回路90a,90b
及び90dに順次循環的に負パルスが供給されて開放さ
れる。
【0085】システムコントローラ14からのCPU切
換信号(図4A参照)がHOSTモードのときは、同期
回路96の制御により、カウンタ91は2進カウンタと
して動作し、図4Cに示す如くゲート回路90a及び9
0cに交互に負パルスが供給されて開放される。
【0086】ゲート回路90a〜90dの各出力は、論
理回路95のナンド回路95aに供給される。又、レジ
スタ92a〜92dの各出力Q4 が論理回路95のナン
ド回路95bに供給され、その出力がナンド回路95a
に供給される。そして、ナンド回路95aの出力が同期
回路96に供給されて、ゲート回路90a〜90dのい
ずれからか出力(低レベル)が得られているとき及びい
ずれからも出力(低レベル)が得られていないときは、
カウンタ91の計数動作が停止せしめられるようにカウ
ンタ91が制御される。このときは、カウンタ91の各
ナンド回路の出力は共に高レベルとなる(図4C参
照)。
【0087】ゲート回路90a〜90dの各出力は夫々
ラッチ回路97に供給され、その各ラッチ出力が夫々第
1及び第2の書込み制御出力信号W1 (C),W
2 (C)並びに第1及び第2の読出し制御出力信号R1
(C),R2 (C){図4G(Y),L,U,Q参照}
となり、夫々図3の切換回路82,83に供給されて、
RAM47に供給されるアドレス信号の切換が制御され
る。
【0088】又、レジスタ92aの出力Q1 ,Q4 (反
転)のナンド出力が書込みイネーブル信号W1 (E)
{図4H(Z)参照}となり、RAM47に供給され
る。レジスタ92bの出力Q2 ,Q4 (反転)のナンド
が書込みイネーブル信号W2 (E)(図4M参照)とな
り、RAM47に供給される。
【0089】又、レジスタ92c,92dの出力Q4
夫々第1及び第2の読出しラッチ信号R1 (L),R2
(L)ともなり、図3の切換回路81に内蔵せる各ラッ
チ回路に供給されて、RAM47から読出されたデータ
が夫々ラッチされる。
【0090】第1及び第2のウエイト(待ち)信号WT
1 ,WT2 (低レベル)(図4Ω参照)は夫々CTLモ
ード及びHOSTモードに対するものである。
【0091】尚、マスタクロックはカウンタ91の他、
レジスタ92a〜92d、パルス化回路94及びラッチ
回路97にも供給される。
【0092】次に、レジスタ92a〜92d、データセ
レクタ93a〜93d及びゲート回路90a〜90dの
関係及び動作は同様なので、これらについて、レジスタ
92a、データセレクタ93a及びゲート回路90aを
例に採って説明する。図4F(X)に示す如く、レジス
タ92aの出力Q4 が高レベルのときは、カウンタ91
の出力(図4C参照)が高レベルか低レベルかによっ
て、ゲート回路90aの出力は夫々低レベル、高レベル
となる。ゲート回路90aの出力がデータセレクタ93
aのセレクト端子に供給され、高レベルの出力が供給さ
れたときは信号B1 〜B4 が出力Y1 〜Y4 とされて、
シフトレジスタ92aの入力D1 〜D4 とされ、低レベ
ルの出力が供給されたときは信号A1 〜A4 が出力信号
1 〜Y4とされて、シフトレジスタ92aの入力D1
〜D4 とされる。又、シフトレジスタ92aの出力Q1
がデータセレクタ93aの信号B1 ,A2 とされ、出力
2が信号B2 ,A3 とされ、出力Q3 が信号B3 ,A
4 とされ、出力Q4 が信号B4 とされる。又、信号A1
は常に高レベルとされる。
【0093】さて、レジスタ92aの出力Q4 が高レベ
ルのときは、出力Q1 〜Q3 も高レベルであるから、ゲ
ート回路90aの出力が高レベル、低レベルと変化して
も、レジスタ92aの出力Q1 〜Q4 は高レベルのまま
である。
【0094】しかして、入力信号W1 (低レベル){図
4D(V)参照}に基づいて、パルス化回路94から、
レジスタ92aにクリアパルスCW1 (低レベル){図
4E(W)参照}が供給されると、その各出力Q1 〜Q
4 は共に低レベルとなる。レジスタ92aの出力Q4
低レベルとなっている場合{図4F(X)参照}に於い
て、カウンタ91の出力(図4C参照)が高レベルのと
きは、ゲート回路90aの出力は高レベルとなるので、
レジスタ92aの出力Q1 〜Q4 は共とに低レベルのま
まである。
【0095】レジスタ92aの出力Q4 が低レベルとな
っている場合に於いて、カウンタ91の出力が低レベル
になると、その当初に於いてデータセレクタ93aの出
力Y1 は信号A1 (高レベル)となり、これがレジスタ
92aの入力D1 となり、このため、マスタクロックに
よってレジスタ92aの出力Q1 〜Q4 は順次高レベル
となる。
【0096】 〔信号選択回路の他の例〕(図5、図6)次に図5を参
照して、信号選択回路の他の例を説明する。150は上
述の図1について説明した信号選択回路の全体を信号選
択回路本体として示す。図5に於いて、本体150に対
する信号は入力信号W1 ,W2 ,R′1 (後述),R2
のみを図示し、他の信号は図示を省略する。
【0097】151は本体150の入力信号R1 の入力
側に付加した論理回路を示す。論理回路151には読出
しパルス及びCPU切換信号が供給され、これより得ら
れた出力信号を新たな第1の読出し制御入力信号R′1
として本体150に供給する。又、論理回路151は制
御信号Mによって制御され、例えば制御信号Mが高レベ
ルのときはウェイトモードで、入力信号R′1 は図6C
の入力信号R1 と同じであり、制御信号Mが低レベルの
ときはデータリクエストモードで、入力信号R′1 は入
力信号R1 と異なる図6Kの入力信号(データリクエス
ト信号)R′1となる。
【0098】この論理回路151は例えば、読出しパル
ス及びCPU切換信号の供給されるオア回路152、オ
ア回路152の出力及び制御信号Mの反転信号が供給さ
れる排他的論理和回路153並びに排他的論理和回路1
53の出力及びCPU切換信号が供給されるノア回路1
54から構成される。
【0099】次に、図5の信号選択回路の動作を図6の
タイムチャートを参照して説明しよう。図6A〜HはR
AMに対するアクセスがホストコンピュータ主導形のウ
エイトモード時の各信号を示し、図6I〜Pに示すRA
Mに対するアクセスがRAMコントローラ主導形のデー
タリクエストモード時の各信号に夫々対応する。但し、
図6Cは第1の読出し制御入力信号R1 であり、図6K
は第1の読出し制御入力信号R′1 である。
【0100】図6A及びIは、図1の実施例のCPU制
御信号を示し、CTLモード及びHOSTモードを有す
る。図6Cの入力信号R1 は後述の図6Bの読出しパル
スを位相反転して作る。入力信号R1 (図6C)はその
立上りエッジで、本体150のパルス化回路94に第1
の読出しモードの読出し命令を与える。尚、後述する入
力信号R′1 についてもこれと同様である。
【0101】図6Bの読出しパルスは、これにより、そ
の立下りでアドレスカウンタのアドレスを変更し、その
立上りでホストコンピュータへのデータの読込みを行
う。これに対し、図6Jの読出しパルスは、これにより
その立下りでホストコンピュータへのデータの読込みを
行いその立上りでアドレスカウンタのアドレスを変更す
る。
【0102】図6D及びLは、図3のデータ読出しアド
レス発生回路83の第1の読出しモードのアドレスカウ
ンタの出力(キャリー出力で、読出し終了を意味する)
CO(高レベル)を示す。
【0103】図6E及びMはアドレスカウンタの制御信
号を示し、高レベルは計数可能モード、低レベルは初期
値ロード可能モードを示す。尚、カウンタ出力COが出
力される以前に(破線の状態)CPU切換信号がHOS
TモードからCTLモードに切換った場合には、その切
換った時点でカウンタ制御信号が破線にて示す如く、高
レベルから低レベルに変化する。
【0104】図6F及びNはアドレスカウンタへ供給さ
れるロードパルス(低レベル)を示す。
【0105】図6G及びOは読出しウエイト信号を示
し、これは入力信号R1 ,R′1 の立上りエッジで高レ
ベルから低レベルに変化する信号で、低レベル期間は待
ち時間に応じて変化し、高レベルの部分はRAM47a
から読出されたデータのラッチ可能期間である。
【0106】図6H及びPはそのラッチされたデータを
示し、並列8ビットのデータから成る。
【0107】さて、図6Kの入力信号R′1 は、図6J
の読出しパルスに対し、CPU切換信号(図6I参照)
の一部(立上りエッジ部)を反転して加算し、即ちCP
U切換信号のCTLモードからHOSTモードへの切換
時点で立上らせ、この立上りエッジをも他の立上りエッ
ジと共に読出し命令のタイミングとするものである。
【0108】ウエイトモード(固体メモリの読出しに汎
用されているモード)では、ホストコンピュータ21か
らの読出し命令に基づいてシステムコントローラ14か
ら発生する読出しパルス(図4B)に基づいて入力信号
1 (図6C)の立上りでRAM47aにデータの読出
しを命令し、読出しウエイト信号(図6G)が低レベル
から高レベルになった後データの読出しを行う。
【0109】これに対し、データリクエストモード(フ
ロッピーディスクの読出しに汎用されているモード)で
は、入力信号R′1 の立上り後、RAMコントローラ4
6が読出しウエイト信号(図6O)を監視しており、こ
の信号が低レベルから高レベルになった後は、RAM4
7aから任意のタイミングでデータの読出しが行われ
る。
【0110】
【発明の効果】上述せる本発明信号選択回路によれば、
複数(N)個の信号が夫々供給されるN個のゲート回路
と、そのN個のゲート回路を循環的に開放すると共に、
開放状態にあるゲート回路から信号が出力されていると
きは計数動作を停止する制御シーケンスカウンタと、入
力された処理モードに応じて、循環的に開放するゲート
回路を制限する制御手段とを有するので、複数の信号を
公平な優先順位を以て取出すことができると共に、N個
のゲート回路のうち信号の出力されないゲート回路が飛
び越されて循環的に開放されるので、処理効率を高くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による信号選択回路の一実施例を示すブ
ロック線図
【図2】その信号選択回路の周辺回路を示すブロック線
【図3】その信号選択回路の周辺回路を示すブロック線
【図4】その信号選択回路の信号のタイムチャート
【図5】本発明による信号選択回路の他の実施例を示す
ブロック線図
【図6】その信号選択回路の信号のタイムチャート
【図7】ディジタルオーディオデータのフォーマット図
【図8】ディジタルオーディオデータのフォーマット図
【図9】ディジタルデータのフォーマット図
【図10】ディジタルデータのフォーマット図
【図11】ディジタルデータのフォーマット図
【図12】エラー訂正符号のインターリーブ関係の説明
【図13】エラー訂正符号のインターリーブ関係の説明
【図14】従来の再生装置のブロック線図
【図15】ディジタルデータのフォーマット図
【図16】従来の再生装置の一部のエラー訂正復号器を
示すブロック線図
【符号の説明】
90a〜90dゲート回路 91 制御用シーケンスカウンタ 92a〜92dシフトレジスタ 93a〜93dデータセレクタ 95 論理回路 96 同期回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数(N)個の信号が夫々供給されるN
    個のゲート回路と、 該N個のゲート回路を循環的に開放すると共に、開放状
    態にあるゲート回路から信号が出力されているときは計
    数動作を停止する制御シーケンスカウンタと、 入力された処理モードに応じて、上記循環的に開放する
    ゲート回路を制限する制御手段とを有することを特徴と
    する信号選択回路。
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