JPH0794569A - 較正標準及び較正標準の生成方法 - Google Patents
較正標準及び較正標準の生成方法Info
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- JPH0794569A JPH0794569A JP6083514A JP8351494A JPH0794569A JP H0794569 A JPH0794569 A JP H0794569A JP 6083514 A JP6083514 A JP 6083514A JP 8351494 A JP8351494 A JP 8351494A JP H0794569 A JPH0794569 A JP H0794569A
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- G01Q40/02—Calibration standards and methods of fabrication thereof
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
- Weting (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1nm及びそれより優れた範囲の精度を持った
2-D プロフィロメトリ及び3-D プロフィロメトリのため
の較正標準を提供する。 【構成】 較正標準は、隆起したライン(2)及びトレ
ンチ(3) から成る少なくとも一対の異なる種類の構造
体(2、3)を備えた単結晶物質の支持構造体(1) を
含む。一対の異なる種類の構造体(2、3)は同じ幅を
有する。
2-D プロフィロメトリ及び3-D プロフィロメトリのため
の較正標準を提供する。 【構成】 較正標準は、隆起したライン(2)及びトレ
ンチ(3) から成る少なくとも一対の異なる種類の構造
体(2、3)を備えた単結晶物質の支持構造体(1) を
含む。一対の異なる種類の構造体(2、3)は同じ幅を
有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サブナノメートル範囲
におけるプロフィロメトリ(輪郭測定)、特に、AFM/ST
M プロフィロメトリのための較正(カリブレーション)
標準、並びに、前記較正標準を生成するための方法に関
する。
におけるプロフィロメトリ(輪郭測定)、特に、AFM/ST
M プロフィロメトリのための較正(カリブレーション)
標準、並びに、前記較正標準を生成するための方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ナノ計測とは、器具の測定形状(featur
e) 及びナノメートルの単位で最も良く与えられた不確
かさを備える物質標準の測定形状を、調べ、展開し、証
明するために必要な測定技術を表している。異なるプロ
ーブシステム及び異なる測定器具の較正に対しては、基
準標準が要求される。
e) 及びナノメートルの単位で最も良く与えられた不確
かさを備える物質標準の測定形状を、調べ、展開し、証
明するために必要な測定技術を表している。異なるプロ
ーブシステム及び異なる測定器具の較正に対しては、基
準標準が要求される。
【0003】2-D AFM プロフィロメトリは、直径が一般
的に約250 nmで特別形状とされた超微シリコンチップを
使用する。絶対測定精度は、チップ直径の正確な知識の
みに依存する。この直径は、通常、測定精度が3%〜5%の
高分解能SEM によって決定される。
的に約250 nmで特別形状とされた超微シリコンチップを
使用する。絶対測定精度は、チップ直径の正確な知識の
みに依存する。この直径は、通常、測定精度が3%〜5%の
高分解能SEM によって決定される。
【0004】チップ直径が250 nmのとき、測定精度は約
7.5 nmよりも悪くなる。電子顕微鏡内では、静止してい
るガスの濃度に応じてチップが多少汚染され、チップの
直径は測定の間、不確定に変化する。測定精度を高める
ために、チップはゲージによって測定の直前及び直後に
較正されなければならない。
7.5 nmよりも悪くなる。電子顕微鏡内では、静止してい
るガスの濃度に応じてチップが多少汚染され、チップの
直径は測定の間、不確定に変化する。測定精度を高める
ために、チップはゲージによって測定の直前及び直後に
較正されなければならない。
【0005】他の一般的な解決法もまた、単結晶シリコ
ン技術の適用に焦点を置いている。
ン技術の適用に焦点を置いている。
【0006】均一な厚さの二酸化シリコンフィルムを備
えたシリコンウェハから成る標準基準物質(SRM) は、カ
ンデラ(G.A.Candela) 他著、「エリプソメトリ(偏光)
及びプロフィルメトリによって較正されるフィルムの厚
さ及び屈折率標準基準物質(Film thickness and refrac
tive index Starndard Reference Material calibrated
by ellipsometry and profilometry)」(SPIE Vol.661)
に記載されている。二酸化シリコンフィルムは、機械的
深さが酸化物の厚みと略等しいスタイラスプロフィロメ
トリ測定のために使用されるウインドウを含んでいる。
平均約2 nmの厚さでウインドウに形成する天然酸化物の
ために、機械的深さは酸化物の厚みと正確には同じでは
ない。これは、測定の精度に影響を及ぼす。
えたシリコンウェハから成る標準基準物質(SRM) は、カ
ンデラ(G.A.Candela) 他著、「エリプソメトリ(偏光)
及びプロフィルメトリによって較正されるフィルムの厚
さ及び屈折率標準基準物質(Film thickness and refrac
tive index Starndard Reference Material calibrated
by ellipsometry and profilometry)」(SPIE Vol.661)
に記載されている。二酸化シリコンフィルムは、機械的
深さが酸化物の厚みと略等しいスタイラスプロフィロメ
トリ測定のために使用されるウインドウを含んでいる。
平均約2 nmの厚さでウインドウに形成する天然酸化物の
ために、機械的深さは酸化物の厚みと正確には同じでは
ない。これは、測定の精度に影響を及ぼす。
【0007】計測では、クンズマン(H.Kunzmann)著、
「PTB におけるナノ計測(Nanometrology at the PTB)」
(1991/92, Vol.28, 443-453 頁) において、サブナノメ
ートル範囲での基準スケールは、化学ガス転送によって
エピタキシャルに成長される単結晶シリコンから導出さ
れる。この単結晶の表面が1つの格子面内で平面である
確率は高く、ナノ計測用にプローブシステムを較正する
ために格子面の距離が小さい整倍数であるステップを用
いることが提案されている。これらのステップは、エピ
タキシャル処理の結果であり、エピタキシャル成長の技
術が上手に画定された計測制御下にあるときのみ、ステ
ップの高さのゲージを製造するために用いられる。この
解決法はサブナノメートル範囲で精度を実現するが、1-
D 変位計測だけしかカバーしていない。
「PTB におけるナノ計測(Nanometrology at the PTB)」
(1991/92, Vol.28, 443-453 頁) において、サブナノメ
ートル範囲での基準スケールは、化学ガス転送によって
エピタキシャルに成長される単結晶シリコンから導出さ
れる。この単結晶の表面が1つの格子面内で平面である
確率は高く、ナノ計測用にプローブシステムを較正する
ために格子面の距離が小さい整倍数であるステップを用
いることが提案されている。これらのステップは、エピ
タキシャル処理の結果であり、エピタキシャル成長の技
術が上手に画定された計測制御下にあるときのみ、ステ
ップの高さのゲージを製造するために用いられる。この
解決法はサブナノメートル範囲で精度を実現するが、1-
D 変位計測だけしかカバーしていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、1 nm及びそれより優れた範囲の精度を持った2-D
(2次元)プロフィロメトリ及び3-D (3次元)プロフ
ィロメトリのための較正標準を提供することである。
は、1 nm及びそれより優れた範囲の精度を持った2-D
(2次元)プロフィロメトリ及び3-D (3次元)プロフ
ィロメトリのための較正標準を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段と作用】本発明の目的は、
請求項1の較正標準によって達成される。本発明はま
た、請求項1の較正標準を生成する方法、並びに、サブ
ナノメートル範囲で形状を測定するための標準の使用法
から構成される。
請求項1の較正標準によって達成される。本発明はま
た、請求項1の較正標準を生成する方法、並びに、サブ
ナノメートル範囲で形状を測定するための標準の使用法
から構成される。
【0010】請求項1に記載の較正標準は、少なくとも
一対(4)の異なる種類の構造体(2、3)を備える単
結晶物質の支持構造体(1)を含み、前記対(4)の異
なる種類の構造体の各々の構造体(2、3)が同じ幅を
持つ。
一対(4)の異なる種類の構造体(2、3)を備える単
結晶物質の支持構造体(1)を含み、前記対(4)の異
なる種類の構造体の各々の構造体(2、3)が同じ幅を
持つ。
【0011】請求項2に記載の較正標準は、請求項1に
記載の較正標準において、前記少なくとも一対(4)の
異なる種類の構造体(2、3)が前記対(4)のアレイ
(5)から成る。
記載の較正標準において、前記少なくとも一対(4)の
異なる種類の構造体(2、3)が前記対(4)のアレイ
(5)から成る。
【0012】請求項3に記載の較正標準は、請求項2に
記載の較正標準において、前記アレイを形成する前記対
(4)のグループ(6)の前記異なる種類の構造体
(2、3)が異なる幅を持つ。
記載の較正標準において、前記アレイを形成する前記対
(4)のグループ(6)の前記異なる種類の構造体
(2、3)が異なる幅を持つ。
【0013】請求項4に記載の較正標準は、請求項1乃
至3のいずれか一項に記載の較正標準において、前記異
なる種類の構造体(2、3)が隆起したライン(2)及
びトレンチ(3)から成る。
至3のいずれか一項に記載の較正標準において、前記異
なる種類の構造体(2、3)が隆起したライン(2)及
びトレンチ(3)から成る。
【0014】請求項5に記載の較正標準は、請求項4に
記載の較正標準において、前記支持構造体(1)の前記
単結晶物質がシリコンから成り、前記トレンチ(3)が
二酸化シリコン及び窒化シリコンを含む物質で充填さ
れ、前記隆起したライン(2)が二酸化シリコン及び窒
化シリコンを含む物質から成る。
記載の較正標準において、前記支持構造体(1)の前記
単結晶物質がシリコンから成り、前記トレンチ(3)が
二酸化シリコン及び窒化シリコンを含む物質で充填さ
れ、前記隆起したライン(2)が二酸化シリコン及び窒
化シリコンを含む物質から成る。
【0015】請求項6に記載の較正標準は、請求項1乃
至5のいずれか一項に記載の較正標準において、前記単
結晶物質が(110)-方向を有し、前記異なる種類の構造体
(2、3)の前記幅が約500 nmの範囲内にある。
至5のいずれか一項に記載の較正標準において、前記単
結晶物質が(110)-方向を有し、前記異なる種類の構造体
(2、3)の前記幅が約500 nmの範囲内にある。
【0016】請求項7に記載の較正標準の生成方法は、
請求項1乃至6のいずれか一項に従って較正標準を生成
する方法であって、同じ結晶方向を備えた同じ単結晶物
質から成る研磨された第1ウェハ(8)及び研磨された
第2ウェハ(9)を提供するステップと、前記第1ウェ
ハ(8)の研磨された表面(11)上に画定された厚さ
の酸化物層(10)を形成するステップと、前記第1ウ
ェハ(8)の研磨された表面(11)が前記第2ウェハ
(9)の研磨された表面(12)に対向するように、前
記研磨された第2ウェハ(9)を前記酸化された第1ウ
ェハ(8)へ接合するステップと、少なくとも一対
(4)の同じ幅の異なる種類の構造体(2、3)を前記
酸化物層(10)と共に前記酸化物層(10)内に形成
するステップと、から成る。
請求項1乃至6のいずれか一項に従って較正標準を生成
する方法であって、同じ結晶方向を備えた同じ単結晶物
質から成る研磨された第1ウェハ(8)及び研磨された
第2ウェハ(9)を提供するステップと、前記第1ウェ
ハ(8)の研磨された表面(11)上に画定された厚さ
の酸化物層(10)を形成するステップと、前記第1ウ
ェハ(8)の研磨された表面(11)が前記第2ウェハ
(9)の研磨された表面(12)に対向するように、前
記研磨された第2ウェハ(9)を前記酸化された第1ウ
ェハ(8)へ接合するステップと、少なくとも一対
(4)の同じ幅の異なる種類の構造体(2、3)を前記
酸化物層(10)と共に前記酸化物層(10)内に形成
するステップと、から成る。
【0017】請求項8に記載の較正標準の生成方法は、
請求項7に記載の較正標準の生成方法において、少なく
とも一対(4)の前記異なる種類の構造体(2、3)の
前記形成ステップが、前記接合された構造体を前記ウェ
ハ(8、9)の前記研磨された表面(11、12)に対
して矩形に切断するステップと、切断の表面(13)を
研磨するステップと、前記第1ウェハ(8)及び第2ウ
ェハ(9)を画定された第1の深さまで選択的にエッチ
ングするステップと、前記第1種類の構造体(2)を表
している前記酸化物層(10)の一部をマスキングする
ステップと、マスキングされない領域にある前記酸化物
層(10)を画定された第2の深さまで選択的にエッチ
ングするステップと、を更に含む。
請求項7に記載の較正標準の生成方法において、少なく
とも一対(4)の前記異なる種類の構造体(2、3)の
前記形成ステップが、前記接合された構造体を前記ウェ
ハ(8、9)の前記研磨された表面(11、12)に対
して矩形に切断するステップと、切断の表面(13)を
研磨するステップと、前記第1ウェハ(8)及び第2ウ
ェハ(9)を画定された第1の深さまで選択的にエッチ
ングするステップと、前記第1種類の構造体(2)を表
している前記酸化物層(10)の一部をマスキングする
ステップと、マスキングされない領域にある前記酸化物
層(10)を画定された第2の深さまで選択的にエッチ
ングするステップと、を更に含む。
【0018】請求項9に記載の較正標準の生成方法は、
請求項7及び8のいずれか一項に記載の較正標準の生成
方法において、前記酸化物層(10)を形成するステッ
プが前記第1ウェハ(8)を熱的に酸化するステップを
備え、前記接合ステップが溶融接合及び陽極接合を備え
る。
請求項7及び8のいずれか一項に記載の較正標準の生成
方法において、前記酸化物層(10)を形成するステッ
プが前記第1ウェハ(8)を熱的に酸化するステップを
備え、前記接合ステップが溶融接合及び陽極接合を備え
る。
【0019】請求項10に記載の較正標準の生成方法
は、請求項8及び9のいずれか一項に記載の較正標準の
生成方法において、前記第1ウェハ(8)及び第2ウェ
ハ(9)を前記選択的にエッチングするステップが異方
性湿潤エッチングから成り、前記酸化物層(10)を前
記選択的にエッチングするステップがBHF によるエッチ
ングから成る。
は、請求項8及び9のいずれか一項に記載の較正標準の
生成方法において、前記第1ウェハ(8)及び第2ウェ
ハ(9)を前記選択的にエッチングするステップが異方
性湿潤エッチングから成り、前記酸化物層(10)を前
記選択的にエッチングするステップがBHF によるエッチ
ングから成る。
【0020】請求項11に記載の較正標準の生成方法
は、請求項1乃至6のいずれか一項に従って較正標準を
生成する方法であって、単結晶物質のウェハ(7)を提
供するステップと、ウェハ(7)の表面へ異なる幅でト
レンチ(14)をエッチングするステップと、前記単結
晶物質と比べて高いエッチング選択率を示す物質(1
6)で前記トレンチ(14)を充填するステップと、前
記単結晶物質を前記トレンチ充填物質(16)に対して
画定された第1の深さまで選択的にエッチングすること
によって前記第1種類の構造体(2)を形成するステッ
プと、前記第1種類の構造体(2)の部分をマスキング
するステップと、マスキングされない領域にある前記第
1種類の構造体(2)を画定された第2の深さまで選択
的にエッチングすることによって前記第2種類の構造体
(3)を形成するステップと、を含む。
は、請求項1乃至6のいずれか一項に従って較正標準を
生成する方法であって、単結晶物質のウェハ(7)を提
供するステップと、ウェハ(7)の表面へ異なる幅でト
レンチ(14)をエッチングするステップと、前記単結
晶物質と比べて高いエッチング選択率を示す物質(1
6)で前記トレンチ(14)を充填するステップと、前
記単結晶物質を前記トレンチ充填物質(16)に対して
画定された第1の深さまで選択的にエッチングすること
によって前記第1種類の構造体(2)を形成するステッ
プと、前記第1種類の構造体(2)の部分をマスキング
するステップと、マスキングされない領域にある前記第
1種類の構造体(2)を画定された第2の深さまで選択
的にエッチングすることによって前記第2種類の構造体
(3)を形成するステップと、を含む。
【0021】請求項12に記載の較正標準の生成方法
は、請求項1乃至6のいずれか一項に従った較正標準を
用いて、サブナノメートルの範囲内の形状、特に超微シ
リコンチップ、を測定するための方法であって、超微シ
リコンチップ(17)を提供するステップと、前記少な
くとも一対の異なる種類の構造体の前記第1種類の構造
体(2)の幅b1を測定するステップと、同じ対の前記第
2種類の構造体(3)の幅b2を測定するステップと、を
備え、前記測定ステップが、前記少なくとも1対の前記
第1種類の構造体(2)及び前記第2種類の構造体
(3)を前記超微シリコンチップ(17)によってプロ
ファイルするステップと、前記測定された幅b1を前記測
定された幅b2から減算し、結果となる値を二等分するこ
とによって前記超微シリコンチップ(17)の直径を計
算するステップと、を備える、ことから成る。
は、請求項1乃至6のいずれか一項に従った較正標準を
用いて、サブナノメートルの範囲内の形状、特に超微シ
リコンチップ、を測定するための方法であって、超微シ
リコンチップ(17)を提供するステップと、前記少な
くとも一対の異なる種類の構造体の前記第1種類の構造
体(2)の幅b1を測定するステップと、同じ対の前記第
2種類の構造体(3)の幅b2を測定するステップと、を
備え、前記測定ステップが、前記少なくとも1対の前記
第1種類の構造体(2)及び前記第2種類の構造体
(3)を前記超微シリコンチップ(17)によってプロ
ファイルするステップと、前記測定された幅b1を前記測
定された幅b2から減算し、結果となる値を二等分するこ
とによって前記超微シリコンチップ(17)の直径を計
算するステップと、を備える、ことから成る。
【0022】
【実施例】図1(A)では、支持構造体1及び一対の異
なる種類の構造体2、3から成る較正標準の基本構造体
が見られる。
なる種類の構造体2、3から成る較正標準の基本構造体
が見られる。
【0023】第1種類の構造体は隆起したライン2、第
2種類の構造体はトレンチ3である。双方の構造体、即
ち、隆起したライン2及びトレンチ3、の幅は全く同じ
である。
2種類の構造体はトレンチ3である。双方の構造体、即
ち、隆起したライン2及びトレンチ3、の幅は全く同じ
である。
【0024】この基本構造体が較正標準として用いられ
るために、これらの構造体2、3の幅は測定されるべき
形状の幅寸法及び垂直寸法に対して比較可能でなければ
ならない。これは、較正が測定ステップと同様に同じ動
作領域内で行われることができるという利点がある。
るために、これらの構造体2、3の幅は測定されるべき
形状の幅寸法及び垂直寸法に対して比較可能でなければ
ならない。これは、較正が測定ステップと同様に同じ動
作領域内で行われることができるという利点がある。
【0025】今日において、測定される最も小さい幅寸
法は、半導体チップの最も小さいライン幅であり、一般
的に、500 nm (16M ビットチップの場合) 又は350 nm
(64Mビットチップの場合) の範囲内にある。一般的な垂
直寸法は、およそ2000 nm よりも小さい。
法は、半導体チップの最も小さいライン幅であり、一般
的に、500 nm (16M ビットチップの場合) 又は350 nm
(64Mビットチップの場合) の範囲内にある。一般的な垂
直寸法は、およそ2000 nm よりも小さい。
【0026】従って、トレンチ及び隆起したラインの幅
寸法、並びに、垂直寸法は、およそ500 nmの範囲内にあ
るのが好ましい。
寸法、並びに、垂直寸法は、およそ500 nmの範囲内にあ
るのが好ましい。
【0027】好ましい実施例において、全ての基本構造
体、即ち、同じ幅を持つグループ6の異なる種類の構造
体2、3の対4、を備えた基本構造体のグループ6が、
図1(B)に示されるように提供されている。基本構造
体のグループはアレイを形成し、較正構造体の幾つかの
アレイは、好ましくはシリコン物質から成る基板7の上
に配置されてもよい。
体、即ち、同じ幅を持つグループ6の異なる種類の構造
体2、3の対4、を備えた基本構造体のグループ6が、
図1(B)に示されるように提供されている。基本構造
体のグループはアレイを形成し、較正構造体の幾つかの
アレイは、好ましくはシリコン物質から成る基板7の上
に配置されてもよい。
【0028】図1(C)に示される実施例では、異なる
ライン幅を備える基本構造体は、シリコンウェハ上の数
平方ミリメートルから成る比較的小さい領域、一般的に
約1cm2 のダイ上に配置される。異なるチップを較正す
る、若しくは、圧電アクチュエータを較正する際には、
異なるライン幅を示す構造体2、3を備えた較正標準を
有することが必要とされるために、この配置は極めて重
要である。
ライン幅を備える基本構造体は、シリコンウェハ上の数
平方ミリメートルから成る比較的小さい領域、一般的に
約1cm2 のダイ上に配置される。異なるチップを較正す
る、若しくは、圧電アクチュエータを較正する際には、
異なるライン幅を示す構造体2、3を備えた較正標準を
有することが必要とされるために、この配置は極めて重
要である。
【0029】上記の較正標準を生成するための1方法
は、図2に示されるような2つの研磨されたウェハを提
供することによって開始される。これらウェハは、研磨
された表面11、12の微小粗さが1 nmより良好な同じ
単結晶物質である。物質はシリコンが好ましい。ウェハ
8、9の双方は同一の結晶方向を有する。以下に記載さ
れるような方法では、ウェハの表面11、12は(110)-
表面である。第1ウェハ8の研磨された表面11上にお
いて、酸化物10は、酸化物の厚さが後に形成される隆
起したライン2及びトレンチ3の幅に対応する厚さに達
するまで、ウェハ8を熱酸化させることによって成長さ
れる。従って、酸化物10の層の厚さはおよそ500 nmの
範囲内にある。次のステップにおいて、第2ウェハ9が
第1ウェハ8上で成長される酸化物層10に接合され
る。この接合は、双方のウェハ8、9の研磨された表面
11、12が互いに対向するように行われる。
は、図2に示されるような2つの研磨されたウェハを提
供することによって開始される。これらウェハは、研磨
された表面11、12の微小粗さが1 nmより良好な同じ
単結晶物質である。物質はシリコンが好ましい。ウェハ
8、9の双方は同一の結晶方向を有する。以下に記載さ
れるような方法では、ウェハの表面11、12は(110)-
表面である。第1ウェハ8の研磨された表面11上にお
いて、酸化物10は、酸化物の厚さが後に形成される隆
起したライン2及びトレンチ3の幅に対応する厚さに達
するまで、ウェハ8を熱酸化させることによって成長さ
れる。従って、酸化物10の層の厚さはおよそ500 nmの
範囲内にある。次のステップにおいて、第2ウェハ9が
第1ウェハ8上で成長される酸化物層10に接合され
る。この接合は、双方のウェハ8、9の研磨された表面
11、12が互いに対向するように行われる。
【0030】以下のステップ、特に較正標準の構造体
2、3が形成されるときには、この接合の詳細は、研磨
された表面11、12がトレンチ3の壁を形成するため
に重要になる。接合ステップは、一般的に2つのウェハ
8、9の溶融接合又は陽極接合であり、インタフェース
(界面)12において2つのウェハ8、9の間に化学的
相互接続を行う。
2、3が形成されるときには、この接合の詳細は、研磨
された表面11、12がトレンチ3の壁を形成するため
に重要になる。接合ステップは、一般的に2つのウェハ
8、9の溶融接合又は陽極接合であり、インタフェース
(界面)12において2つのウェハ8、9の間に化学的
相互接続を行う。
【0031】こうして達成される接合されたサンドイッ
チ構造体は、のこ引きステップによって、接合されたウ
ェハ8、9の研磨された表面11、12に対して矩形に
切断される。切断の表面13は公知の方法で研磨及び掃
除される。
チ構造体は、のこ引きステップによって、接合されたウ
ェハ8、9の研磨された表面11、12に対して矩形に
切断される。切断の表面13は公知の方法で研磨及び掃
除される。
【0032】サンドイッチ構造体の切断は、インタフェ
ース12にしばしば必要としない小さな亀裂を生むため
に適切ではない。
ース12にしばしば必要としない小さな亀裂を生むため
に適切ではない。
【0033】本発明の好ましい実施例において、切断の
表面13は、(110)-表面を備えたウェハ8、9を用いる
ために(111)-表面である。
表面13は、(110)-表面を備えたウェハ8、9を用いる
ために(111)-表面である。
【0034】この切断ステップは、本方法の利点を明確
に示している。ウェハ8、9の研磨された表面11、1
2の間に二酸化シリコン層10を埋め込むことによっ
て、研磨の間に二酸化シリコン層10が破損されるのが
避けられる。ウェハ9を接合する代わりに二酸化シリコ
ン層10上に薄膜を付着すると、切断の表面13が研磨
されるときに二酸化シリコン層10の薄膜に破損が起こ
る。
に示している。ウェハ8、9の研磨された表面11、1
2の間に二酸化シリコン層10を埋め込むことによっ
て、研磨の間に二酸化シリコン層10が破損されるのが
避けられる。ウェハ9を接合する代わりに二酸化シリコ
ン層10上に薄膜を付着すると、切断の表面13が研磨
されるときに二酸化シリコン層10の薄膜に破損が起こ
る。
【0035】次のステップとして、二酸化シリコン層1
0を埋め込んでいるウェハ物質が、約500 nmの画定され
た深さへと選択的に再度エッチングされる。形成される
隆起したライン2の側壁の汚染を防ぎ、好ましくはシリ
コンから成るウェハ物質と二酸化シリコンから成る酸化
物層10との間で最高1000:1の高い選択率を得るため
に、プラズマエッチングの代わりに異方性湿潤(ウエッ
ト) エッチングが選ばれる。等方性湿潤エッチング溶液
では、通常、約ファクタ10の悪い選択率を示す。
0を埋め込んでいるウェハ物質が、約500 nmの画定され
た深さへと選択的に再度エッチングされる。形成される
隆起したライン2の側壁の汚染を防ぎ、好ましくはシリ
コンから成るウェハ物質と二酸化シリコンから成る酸化
物層10との間で最高1000:1の高い選択率を得るため
に、プラズマエッチングの代わりに異方性湿潤(ウエッ
ト) エッチングが選ばれる。等方性湿潤エッチング溶液
では、通常、約ファクタ10の悪い選択率を示す。
【0036】水酸化セシウム異方性湿潤エッチング溶液
によって、約800:1 の選択率が期待される。所望の選択
率である1000:1でエッチングされるが、隆起したライン
2の上部エッジはおよそ0.5 nm収縮する。しかしなが
ら、この結果は再生可能であり、形状を測定するための
較正標準の使用に影響を及ぼさない。
によって、約800:1 の選択率が期待される。所望の選択
率である1000:1でエッチングされるが、隆起したライン
2の上部エッジはおよそ0.5 nm収縮する。しかしなが
ら、この結果は再生可能であり、形状を測定するための
較正標準の使用に影響を及ぼさない。
【0037】較正標準は、全長にわたって隆起した二酸
化シリコンライン2を示す。
化シリコンライン2を示す。
【0038】次に、隆起したライン2の一部が、例え
ば、窒化シリコンから成るエッチング保護層によってマ
スクされる。マスクされない領域では、酸化物層10は
湿潤エッチング溶液で約500 nmの画定された深さへとエ
ッチングされる。適切なエッチング溶液はBHF であり、
二酸化シリコン層10及び埋め込まれているウェハ8、
9のシリコンの間で極めて高いエッチング選択率を示
す。
ば、窒化シリコンから成るエッチング保護層によってマ
スクされる。マスクされない領域では、酸化物層10は
湿潤エッチング溶液で約500 nmの画定された深さへとエ
ッチングされる。適切なエッチング溶液はBHF であり、
二酸化シリコン層10及び埋め込まれているウェハ8、
9のシリコンの間で極めて高いエッチング選択率を示
す。
【0039】このようにして生成されるトレンチ3は、
理想的には平面(プレーナ)で、1nmより良好な微小粗
さを備えた平行平面である側壁を有する。
理想的には平面(プレーナ)で、1nmより良好な微小粗
さを備えた平行平面である側壁を有する。
【0040】エッチングを施した後、トレンチ天然酸化
物がトレンチのシリコン側壁上に成長して、トレンチを
およそ1 nm狭くする。この狭めはトレンチの全長に沿っ
て一定であり、かつ再生可能であるため、較正標準によ
って形状の測定を妨げることはない。
物がトレンチのシリコン側壁上に成長して、トレンチを
およそ1 nm狭くする。この狭めはトレンチの全長に沿っ
て一定であり、かつ再生可能であるため、較正標準によ
って形状の測定を妨げることはない。
【0041】較正標準を生成するもう1つの可能性が、
図3(A)乃至図3(E)の異なる処理ステップによっ
て示されている。
図3(A)乃至図3(E)の異なる処理ステップによっ
て示されている。
【0042】基材は、(110) 方向の表面を備えた単結晶
物質、好ましくはシリコン、から成る片側が研磨された
ウェハ7である。図3(A)において、二酸化シリコン
の層15がウェハ7上に付着され、パターンがフォトレ
ジストで露光され、乾燥エッチング又は湿潤エッチング
によって二酸化シリコン層15へと転写される。パター
ンのエッジは、ウェハ7の(111) 平面に平行して極めて
正確に整合されなければならない。パターンは、好まし
くはKOH によってウェハの表面へと異方的にエッチング
される。パターンは、異なる幅を備えたトレンチのパタ
ーンから成り、トレンチが幾つかのグループ及びアレイ
に配列される。
物質、好ましくはシリコン、から成る片側が研磨された
ウェハ7である。図3(A)において、二酸化シリコン
の層15がウェハ7上に付着され、パターンがフォトレ
ジストで露光され、乾燥エッチング又は湿潤エッチング
によって二酸化シリコン層15へと転写される。パター
ンのエッジは、ウェハ7の(111) 平面に平行して極めて
正確に整合されなければならない。パターンは、好まし
くはKOH によってウェハの表面へと異方的にエッチング
される。パターンは、異なる幅を備えたトレンチのパタ
ーンから成り、トレンチが幾つかのグループ及びアレイ
に配列される。
【0043】このように生成されたトレンチ14は、2
つの(111) 平面によって閉じ込められ、この(111) 平面
の内の2つは平行で、ウェハ7の表面に対して垂直であ
る。
つの(111) 平面によって閉じ込められ、この(111) 平面
の内の2つは平行で、ウェハ7の表面に対して垂直であ
る。
【0044】残留する二酸化シリコンマスクを除去した
後、トレンチ14は、単結晶物質と比べて極めて高いエ
ッチング選択率を示す物質16によって充填される。使
用可能な物質は、熱蒸着又は化学蒸着が行われた二酸化
シリコン及び窒化シリコンである。
後、トレンチ14は、単結晶物質と比べて極めて高いエ
ッチング選択率を示す物質16によって充填される。使
用可能な物質は、熱蒸着又は化学蒸着が行われた二酸化
シリコン及び窒化シリコンである。
【0045】次に、図3(C)に見られるような元のウ
ェハ表面へと、ウェハ7の上にある物質15が再度エッ
チング、研磨、或いは、化学的及び機械的に研磨され
る。
ェハ表面へと、ウェハ7の上にある物質15が再度エッ
チング、研磨、或いは、化学的及び機械的に研磨され
る。
【0046】次に、単結晶ウェハ物質は、トレンチ充填
物質16に対して、図3(D)に見られるような画定さ
れた深さまで選択的に再度エッチングされる。マスキン
グ処理は、マスキング物質によって矩形構造体の各列の
半分を保護するために用いられる。他の保護されていな
い半分では、トレンチ充填物質16は、単結晶物質に対
して画定された深さまで再度選択的にエッチングされ
て、図3(E)に見られるようなトレンチ3を生成す
る。
物質16に対して、図3(D)に見られるような画定さ
れた深さまで選択的に再度エッチングされる。マスキン
グ処理は、マスキング物質によって矩形構造体の各列の
半分を保護するために用いられる。他の保護されていな
い半分では、トレンチ充填物質16は、単結晶物質に対
して画定された深さまで再度選択的にエッチングされ
て、図3(E)に見られるようなトレンチ3を生成す
る。
【0047】マスキング物質は選択的に除去され、ウェ
ハ7はダイへとダイシング(切離し)される。各ダイは
図1(B)及び図1(C)に示されるような多数の異な
る幅の較正構造体を含んでいる。
ハ7はダイへとダイシング(切離し)される。各ダイは
図1(B)及び図1(C)に示されるような多数の異な
る幅の較正構造体を含んでいる。
【0048】図4(A)及び図4(B)では、較正標準
を備えた超微シリコンチップ17のようなサブナノメー
トル範囲における形状を測定する好ましい方法が示され
ている。
を備えた超微シリコンチップ17のようなサブナノメー
トル範囲における形状を測定する好ましい方法が示され
ている。
【0049】超微チップ17の幅を決定するためには2
つの測定しか行われない。第1に、トレンチ3の幅は、
チップ17によって、図2の破線19に示されるような
経路に沿ってトレンチ3をプロファイルすることによっ
て測定され、値b1が提供される。
つの測定しか行われない。第1に、トレンチ3の幅は、
チップ17によって、図2の破線19に示されるような
経路に沿ってトレンチ3をプロファイルすることによっ
て測定され、値b1が提供される。
【0050】第2に、同じ対の構造体2、3の内の隆起
したライン2の幅は、同じチップ17によって、図2の
破線18に示されるような経路に沿って隆起したライン
2をプロファイルすることによって測定され、値b2が提
供される。
したライン2の幅は、同じチップ17によって、図2の
破線18に示されるような経路に沿って隆起したライン
2をプロファイルすることによって測定され、値b2が提
供される。
【0051】チップ17の正確な直径又は幅を計算する
ために、以下の数式に従って、測定された値b1が値b2か
ら減算され、結果となる値が二等分される。
ために、以下の数式に従って、測定された値b1が値b2か
ら減算され、結果となる値が二等分される。
【0052】
【数1】
【0053】ここで、tはチップ17の直径である。
【0054】次に、隆起したライン2及びトレンチ3の
幅寸法dが以下のように与えられる。
幅寸法dが以下のように与えられる。
【0055】
【数2】
【0056】これは、較正標準の構造体2、3の対4の
正確な寸法の知識が、測定される超微チップ17のよう
な形状の幅を決定する上で必要とされないことを示して
いる。構造体2、3、即ち、隆起したライン及びトレン
チ、の双方が全く同じ幅であり、較正の精度を確かめる
ために、必要とされる2つの測定が構造体の同じ対の異
なる構造で行われることは非常に重要である。
正確な寸法の知識が、測定される超微チップ17のよう
な形状の幅を決定する上で必要とされないことを示して
いる。構造体2、3、即ち、隆起したライン及びトレン
チ、の双方が全く同じ幅であり、較正の精度を確かめる
ために、必要とされる2つの測定が構造体の同じ対の異
なる構造で行われることは非常に重要である。
【0057】較正の精度は、幅寸法の相違、側壁の平行
性、及び2つの異なる種類の構造体2、3の間にある側
壁の微小粗さに強く依存する。
性、及び2つの異なる種類の構造体2、3の間にある側
壁の微小粗さに強く依存する。
【0058】従って、与えられるパラメータの品質に合
うことを確かめるために、最適化された生成プロセスを
見つけるのは重要である。適切な生成方法とは上記の方
法である。
うことを確かめるために、最適化された生成プロセスを
見つけるのは重要である。適切な生成方法とは上記の方
法である。
【0059】微小チップ及び較正標準によって行われる
測定の幾つかの結果が図5に示されており、この測定技
術の精度を証明している。図5は、716 nm幅のトレンチ
における反復可能性の測定を示している。
測定の幾つかの結果が図5に示されており、この測定技
術の精度を証明している。図5は、716 nm幅のトレンチ
における反復可能性の測定を示している。
【0060】これらの測定は、約1 nmの反復可能性を示
す。
す。
【0061】
【発明の効果】本発明は上記より構成され、1 nm及びそ
れより優れた範囲の精度を持った2-Dプロフィロメトリ
及び3-D プロフィロメトリのための較正標準を提供す
る。
れより優れた範囲の精度を持った2-Dプロフィロメトリ
及び3-D プロフィロメトリのための較正標準を提供す
る。
【図1】一対の異なる種類の構造体を備えた較正標準
と、対のアレイと、ウェハ上のダイのアレイとをそれぞ
れ示す。
と、対のアレイと、ウェハ上のダイのアレイとをそれぞ
れ示す。
【図2】一対の異なる種類の構造体及び測定されたプロ
ファイルラインを備えた較正標準を示す。
ファイルラインを備えた較正標準を示す。
【図3】較正標準を生成する好ましい方法の処理ステッ
プの概略を示す。
プの概略を示す。
【図4】較正標準を備えた超微シリコンチップのような
形状を測定する好ましい方法を示す。
形状を測定する好ましい方法を示す。
【図5】超微チップ及び較正標準によって行われる測定
の幾つかの結果を示す。
の幾つかの結果を示す。
1 支持構造体 2 隆起したライン 3 トレンチ
フロントページの続き (72)発明者 トーマス バイエル ドイツ連邦共和国、71063 ジンテルフィ ンゲン、ヒンテルヴァイレル ストラーセ 45 (72)発明者 ヨハン グレスクネル ドイツ連邦共和国、72124 プリーズハウ ゼン、ティールガルテンヴェク 14 (72)発明者 マルティン ノネンマケル ドイツ連邦共和国、7036 ショーエンアイ ク、ボエブリンゲル ストラーセ 24 (72)発明者 ヘルガ ヴァイス ドイツ連邦共和国、71032 ボエブリンゲ ン、ヴェーランドストラーセ 7
Claims (12)
- 【請求項1】 較正標準であって、 少なくとも一対(4)の異なる種類の構造体(2、3)
を備える単結晶物質の支持構造体(1)を含み、前記対
(4)の異なる種類の構造体の各々の構造体(2、3)
が同じ幅を持つ、較正標準。 - 【請求項2】 前記少なくとも一対(4)の異なる種類
の構造体(2、3)が前記対(4)のアレイ(5)から
成る、請求項1に記載の較正標準。 - 【請求項3】 前記アレイを形成する前記対(4)のグ
ループ(6)の前記異なる種類の構造体(2、3)が異
なる幅を持つ、請求項2に記載の較正標準。 - 【請求項4】 前記異なる種類の構造体(2、3)が隆
起したライン(2)及びトレンチ(3)から成る、請求
項1乃至3のいずれか一項に記載の較正標準。 - 【請求項5】 前記支持構造体(1)の前記単結晶物質
がシリコンから成り、前記トレンチ(3)が二酸化シリ
コン及び窒化シリコンを含む物質で充填され、前記隆起
したライン(2)が二酸化シリコン及び窒化シリコンを
含む物質から成る、請求項4に記載の較正標準。 - 【請求項6】 前記単結晶物質が(110)-方向を有し、前
記異なる種類の構造体(2、3)の前記幅が約500 nmの
範囲内にある、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
較正標準。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一項に従って
較正標準を生成する方法であって、 同じ結晶方向を備えた同じ単結晶物質から成る研磨され
た第1ウェハ(8)及び研磨された第2ウェハ(9)を
提供するステップと、 前記第1ウェハ(8)の研磨された表面(11)上に画
定された厚さの酸化物層(10)を形成するステップ
と、 前記第1ウェハ(8)の研磨された表面(11)が前記
第2ウェハ(9)の研磨された表面(12)に対向する
ように、前記研磨された第2ウェハ(9)を前記酸化さ
れた第1ウェハ(8)へ接合するステップと、 少なくとも一対(4)の同じ幅の異なる種類の構造体
(2、3)を前記酸化物層(10)と共に前記酸化物層
(10)内に形成するステップと、 から成る較正標準の生成方法。 - 【請求項8】 少なくとも一対(4)の前記異なる種類
の構造体(2、3)の前記形成ステップが、 前記接合された構造体を前記ウェハ(8、9)の前記研
磨された表面(11、12)に対して矩形に切断するス
テップと、 切断の表面(13)を研磨するステップと、 前記第1ウェハ(8)及び第2ウェハ(9)を画定され
た第1の深さまで選択的にエッチングするステップと、 前記第1種類の構造体(2)を表している前記酸化物層
(10)の一部をマスキングするステップと、 マスキングされない領域にある前記酸化物層(10)を
画定された第2の深さまで選択的にエッチングするステ
ップと、 を更に含む、請求項7に記載の較正標準の生成方法。 - 【請求項9】 前記酸化物層(10)を形成するステッ
プが前記第1ウェハ(8)を熱的に酸化するステップを
備え、 前記接合ステップが溶融接合及び陽極接合を備える、 請求項7及び8のいずれか一項に記載の較正標準の生成
方法。 - 【請求項10】 前記第1ウェハ(8)及び第2ウェハ
(9)を前記選択的にエッチングするステップが異方性
湿潤エッチングから成り、 前記酸化物層(10)を前記選択的にエッチングするス
テップがBHF によるエッチングから成る、 請求項8及び9のいずれか一項に記載の較正標準の生成
方法。 - 【請求項11】 請求項1乃至6のいずれか一項に従っ
て較正標準を生成する方法であって、 単結晶物質のウェハ(7)を提供するステップと、 ウェハ(7)の表面へ異なる幅でトレンチ(14)をエ
ッチングするステップと、 前記単結晶物質と比べて高いエッチング選択率を示す物
質(16)で前記トレンチ(14)を充填するステップ
と、 前記単結晶物質を前記トレンチ充填物質(16)に対し
て画定された第1の深さまで選択的にエッチングするこ
とによって前記第1種類の構造体(2)を形成するステ
ップと、 前記第1種類の構造体(2)の部分をマスキングするス
テップと、 マスキングされない領域にある前記第1種類の構造体
(2)を画定された第2の深さまで選択的にエッチング
することによって前記第2種類の構造体(3)を形成す
るステップと、 を含む較正標準の生成方法。 - 【請求項12】 請求項1乃至6のいずれか一項に従っ
た較正標準を用いて、サブナノメートルの範囲内の形
状、特に超微シリコンチップ、を測定するための方法で
あって、 超微シリコンチップ(17)を提供するステップと、 前記少なくとも一対の異なる種類の構造体の前記第1種
類の構造体(2)の幅b1を測定するステップと、 同じ対の前記第2種類の構造体(3)の幅b2を測定する
ステップと、 を備え、 前記測定ステップが、前記少なくとも1対の前記第1種
類の構造体(2)及び前記第2種類の構造体(3)を前
記超微シリコンチップ(17)によってプロファイルす
るステップと、 前記測定された幅b1を前記測定された幅b2から減算し、
結果となる値を二等分することによって前記超微シリコ
ンチップ(17)の直径を計算するステップと、を備え
る、 ことから成る較正標準の生成方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP93109123A EP0628809A1 (en) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | Calibration standard for 2-D and 3-D profilometry in the sub-nanometer range and method of producing it |
DE93109123/5 | 1993-06-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0794569A true JPH0794569A (ja) | 1995-04-07 |
JP2694115B2 JP2694115B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=8212971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6083514A Expired - Fee Related JP2694115B2 (ja) | 1993-06-07 | 1994-04-21 | 較正/測定用基準構造体、その形成方法及びこれを用いた測定方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0628809A1 (ja) |
JP (1) | JP2694115B2 (ja) |
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DE10044162C2 (de) * | 2000-05-11 | 2002-12-05 | Wacker Siltronic Halbleitermat | Standard für ein Nanotopographie-Gerät und Verfahren zur Herstellung des Standards |
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1993
- 1993-06-07 EP EP93109123A patent/EP0628809A1/en not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-04-21 JP JP6083514A patent/JP2694115B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2694115B2 (ja) | 1997-12-24 |
EP0628809A1 (en) | 1994-12-14 |
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