JPH07201806A - 異方性エッチングと基板接合による微細構造製造方法 - Google Patents
異方性エッチングと基板接合による微細構造製造方法Info
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Abstract
異方性エッチング技術を結合して、写真転写工程を減ら
しながらも、機械的機能を有する構造体を製造する方法
を提供する。 【構成】結晶方向が相違する二つの基板を接合する第1
工程と、接合した基板の一面に、エッチング保護マスク
を形成して、エッチング窓を設け、一方の前記基板のみ
をエッチングし、エッチングホールを形成する第2工程
と、第2工程で形成したエッチングホールをエッチング
窓として、他方の前記基板をエッチングする第3工程と
を有する。
Description
板を接合し結晶方向に従ってエッチング特性が異なるよ
うになるエッチング溶液を適切に用いて上記基板を異方
性エッチングすることにより光分割器やインクジェット
ノズル(ink jet nozzle) 、ダイヤフラム等を多様な形
態に製作することができるようにした異方性エッチング
と基板接合による微細構造製造方法に関するものであ
る。
製作するため代表的に用いられるだけでなく、微細構造
体を製作するためにも幅広く用いられている。
構造を製作する場合、硅素基板接合技術や異方性エッチ
ング技術等が既に確立されて広く用いられている。
基板を適当な前処理工程を施した後接合させて、一枚の
接合基板を作製する技術である。
を黄酸と過酸化水素が1:4の比率に混合された溶液に
10分間浸して行なわれる。
いに向い合うようにした後、常温大気圧下で接合させ、
この時二つの基板の結合力を増加させるために、通常9
00℃以上の温度、酸化雰囲気で1時間程度熱処理を行
う。
された粒子がある場合や、基板表面の平坦度が低い場合
や、基板間に閉じこめられた気体がある場合等に発生さ
れるので、これを防止するために、接合は、必ず一所に
のみ発生して、それが進行されるようにする。
目的によっては一つの基板表面に酸化膜を形成した後で
接合を行うこともできるし、多結晶硅素を蒸着した後で
接合を行うこともできる。
いて何等の影響を及ぼさないので、同一な結晶方向を有
する硅素基板を接合することもできるし、相違な結晶方
向を有する硅素基板を接合することもできる。
先行特許資料を調べて見ると、特開昭61−18223
9号(半導体基板の接着装置)に、“基板接合時に閉じ
こめられた気体による未接合部分の発生を防止するため
に、接合される二つの基板が、一点においてのみ初期接
合が発生するようにする装置”に対する内容が記載され
ている。
材料基板の絶縁法)には、“n型とp型層で構成された
接合された基板を垂直方向にエッチングして各領域が絶
縁されるようにする方法”が記載され、3783218
号(静電気的基板接合法)には“基板接合の温度を低下
させるために、電圧を印加して基板を接合させる方法”
が記載されている。
基板製作法)には“n型及びp型領域が、水平的に製作
された基板を接合させる技術、及び、基板にチャンネル
及び構造を製作した後基板を接合させる技術”が記載さ
れている。
は、電気的機能を有する素子の製作のための基板接合時
にのみ有用で、ダイヤフラム、光分割器、ノズル等のよ
うに機械的機能を有する構造体の製造のための基板接合
に対しては言及されていない。
板を等方性エッチングする場合に対してのみ言及してい
る。
調べて見ると、K. Furukawa,“Lattice configuration
and electrical properties at the interface of dire
ct bonded silicon ”,Ext. Abs. 18th SSDM(1986) p.
533-536.に<100>/<100>,<111>/<1
11>の同一結晶方向の基板接合と、<100>/<1
11>の相違結晶方向の基板接合に対する技術、及び、
接合界面の物理的特性評価、ダイオードを製作して電流
−電圧特性を評価した内容等が開示されている。
100>,<111>に限定されており、やはり電気的
機能を有する素子の製作のための基板接合に対してのみ
言及している。
て説明する。
向や、不純物濃度に従って変化するので、これを利用す
れば多様な構造を製作することができる。
るものは、フッ酸−硝酸−酢酸混合溶液、エチレンジア
ミンピロカテコール(Ethylene Diamine pyrocathecol)
(EDP)溶液、KOH溶液等がある。
従ってエッチング速度を調節することができるし、特定
混合比(1−3−8)の時、p+ 基板は、p- 基板に比
べてエッチング速度が150倍程度速いので、p+ 領域
のみを選択的に除去し、p-領域のみを残すことができ
る。
も、すべての結晶方向に対して同一なエッチング速度で
エッチングが進行される等方性エッチング溶液である。
方向に従ってエッチング特性が変化し、酸化膜を殆どエ
ッチングしないので酸化膜をエッチング保護膜として用
いることができる。
ることができるし、結晶方向に従って面のエッチング選
択比を異にすることもできる。
ってエッチング特性が変化する異方性エッチング溶液
で、<100>方向では<111>方向に比べて、40
0倍程度速くエッチングが進行される。
利であるが、酸化膜をエッチングする特性があるので、
長時間エッチングする場合窒化膜をエッチング保護マス
クとして用いる。
基板を異方性エッチングする場合の特性断面図である。
0>である硅素基板101に、酸化膜や窒化膜をエッチ
ング保護膜マスク102として形成し、エッチングする
部分のみにエッチング窓103を設ける(図1の(b)
参照)。
溶液によってエッチングが進行されると、<111>面
105が露出されるが、<111>方向では<100>
方向に比べてエッチングが遅延される。
面<111>面積が増加し、4側面が一点に集まると、
ピラミッド形104になり、これでエッチングが完了さ
れる(図1の(c)参照)。
であり、エッチングされた領域の最大深さはエッチング
窓103の大きさで決定される。
基板を異方性エッチングする場合の特性断面図である。
0>である硅素基板201に、酸化膜や窒化膜をエッチ
ング保護マスク202として形成し、エッチングする部
分のみにエッチング窓203を設ける(図2の(b)参
照)。
溶液によって、エッチングが進行されると<111>面
205が露出されるが、<111>方向では<410>
方向に比べてエッチングが遅延される。
面から<111>面205が露出されながらエッチング
部位の面積が減少し、4側面が1点に集まると、ピラミ
ッド形204になり、これでエッチングが完了される
(図2の(c)参照)。
である。
基板を、異方性エッチングする場合の特性断面図であ
る。
0>である硅素基板301に、酸化膜や窒化膜をエッチ
ング保護マスク302として形成し、エッチングする部
分のみにエッチング窓303を設ける(図3の(b)参
照)。
溶液によってエッチングが進行されると、側面から<1
11>面306が基板面と90°角度で露出されると、
側面へのエッチングはそれ以上進行されない。
110>面に続いてエッチングが進行されるので、<1
11>方向の4側面306で囲まれた四角柱型304に
なりながらエッチングが完了される(図3の(c)参
照)。
は、エッチング窓303の大きさにかかわらず、単にエ
ッチング時間により決定される。
言及した関連論文を調べて見ると、Y. Kokubum,“Silic
on optical PCB for 3-D integrated optics ”,Elect
ronic Letters 21(1985) pp.508-509. に硅素基板の異
方性エッチング及び接合による光導波路製作技術が記載
されている。
h precision nozzles by the anisotropic etching of
<100> silicon ”,J. Electrochem. Soc. 125(1978) p
p.1321-1327.には、結晶方向が<100>である硅素基
板を、EDP溶液によりエッチングして、インクジェッ
トノズルを製作する技術が記載されている。
l pressure sensor with fiberopticinterferometric r
eadout”,Proc. 7th Int'l Confon Solid-State Senso
rs and Actuators. には基板平面と45°角度の側面を
有する構造エッチング技術が記載されている。
複雑な構成を有する微細構造体を具現する場合、各部分
を個々の各一枚基板上に個別的に製作した後、各部分品
を再び結合させる方法を用いている。
に、個別的な写真転写工程とエッチング工程が要求され
るので、基板数だけ上記工程を行わなければならないと
いう煩わしさがある。また、製作された微細構造体を結
合させる工程において、微細構造体が変形されたり破損
される虞れがあった。
クノズルの形状を基板表面と54°の角度をなす単純な
形態の四つの傾斜面から構成しており、光反射面も基板
表面と54°または45°の角度で落ちこんだ面に製作
した。
グしたために、ノズルや光信号処理時に必須的な光分割
器等を、微細で小型化された形態に製作することができ
なかったし、構造を適切に応用することができないこと
は勿論、位置正確性も劣るという問題があった。
械的に反応する感知部と、感知部からの信号を処理する
周辺回路部を、単一チップ上に具現したセンサーが開発
されるに従って、これに対する関心が増大されている。
イヤフラム一辺の長さの二乗に比例するが、厚さの二乗
に反比例する。
るべく厚さが薄くて均一で、面積の広いダイヤフラムを
製作する技術が重要である。
イヤフラムを製作する場合の工程断面図である。
に、エッチング保護マスク402を形成してエッチング
を行い、ダイヤフラム403を製作する(図4の(b)
参照)。
ル層が介在された接合基板によってダイヤフラムを製作
する場合の工程断面図である。
されたp+ 基板501下部に、p-基板503を接合す
る(図5の(a),(b),(c)参照)。
ングするエッチング溶液、例えばフッ酸−硝酸−酢酸混
合溶液を用いて、p+ 基板501のみをエッチングする
と、p- 基板503にp- エピタキシャル層502が残
る構造になる。
て、ダイヤフラム504を製作する。
イヤフラム厚さは単純に最終基板のエッチング時間によ
り決定されるので、ダイヤフラム厚さの均一度と再現性
に問題があった。
は、同一基板または異種基板接合技術と選択的な異方性
エッチング技術を結合して、写真転写工程を減らしなが
らも、機械的機能を有する構造体を多様な構成に製造す
ることができるようにした異方性エッチングと基板接合
による微細構造製造方法を提供することにある。
確性及び形状再現性が優れた光分割器及びインクジェッ
トノズルを、容易に製造することができるようにした異
方性エッチングと基板接合による微細構造製造方法を提
供することにある。
時、薄膜のダイヤフラムを広い面積で均一な厚さに具現
することができるようにした異方性エッチングと基板接
合による微細構造製造方法を提供することにある。
製造する時、2枚以上の基板が接合された接合基板を用
いて各部分を順次的に製造することにより、部分品結合
工程を除き、微細構造体の変形及び破損を防止すること
ができるようにした異方性エッチングと基板接合による
微細構造製造方法を提供することにある。
に、本発明の第一の態様によれば、基板にエッチング保
護マスクを形成し、エッチング窓を設けて、異方性エッ
チング溶液で上記基板をエッチングし、特定形態のエッ
チングホールを形成する第1工程と;上記エッチングホ
ール上に、反射率向上のための光反射層を形成し、基板
接合のため蒸着層を形成した後、蒸着層の表面を平坦に
する第2工程と;平坦にされた蒸着層に基板を接合した
後、初めにエッチングされた基板を除去して、複数個の
光反射面を有する光分割器を製作する第3工程を含むこ
とを特徴とする異方性エッチングと基板接合による微細
構造製造方法が提供される。
の第二の態様によれば、結晶方向が相違する二つの基板
を接合して、接合した基板を薄膜化する第1工程と;薄
膜化されていない基板の一面に、エッチング保護マスク
を形成して、エッチング窓を設け、接合された基板が、
互いに異なるエッチングホールを形成するように異方性
エッチングして、多様な構成のノズルを製作するように
する第2工程を含むことを特徴とする異方性エッチング
と基板接合による微細構造製造方法が提供される。
明の第三の態様によれば、結晶方向や不純物の濃度が相
違する二つの基板を接合して、接合した基板を薄膜化す
るか、または、所定濃度の基板を除去する第1工程と;
薄膜化されていない基板の一面に、エッチング保護マス
クを形成してエッチング窓を設け、一つの基板のみを異
方性エッチングして、均一な厚さと広い面積のダイヤフ
ラムを製作するようにする第2工程を含むことを特徴と
する異方性エッチングと基板接合による微細構造製造方
法が提供される。
て、本発明の実施例を詳細に説明すれば、次の通りであ
る。
くの方向に分離させて放射する光分割器の製造方法に関
するものである。
素であり、基板上や回路上で光信号の処理のためにも非
常に有用である。
器の概略的構成を示した例示図であり、4面の光反射面
を有している。
分割器602,603の上部頂点に光信号が入力される
と、光信号は、光分割器602,603で四つに分離さ
れて各方向に伝達される。
601とが形成する角度は、用いられるエッチング溶液
と基板の結晶方向を利用して決定する。
る角度を54.7°にしようとするならば、<100>
基板を、45°にしようとするならば、<410>基板
をKOHやEDPのような異方性エッチング溶液でエッ
チングすることになる。
板と54.7°を形成するので、反射された光信号が、
基板の対してを平行に進行しないようになり、光反射面
から一定距離において、基板に触れるようになる。
板と45°を形成するので、反射された光信号は、基板
に対して平行に進行する。
せるには、光分割器を柱構造上に具現して、柱構造の高
さを変更させて製造すると良い。
604上に位置するので、柱構造の高さを変化させる
と、分割された光と基板との距離を変更させることがで
きる。
反射面は、基板の異方性エッチングにより製作される。
エッチングによりエッチングされる基板の結晶方向によ
り決定される。
方性エッチングしたならば、光反射面は、底面と54.
7°を形成し、<410>基板を異方性エッチングした
ならば、光反射面は底面と45.56°を形成する。
°を形成し、柱構造が無い光分割器を製造する工程を示
した断面図である。
基板701を選択して、図8のように、窒化膜や酸化膜
をエッチング保護マスク702として形成し、エッチン
グ窓703を設ける。
01を異方性エッチングすると、底面と45.56°を
形成する<111>面705が、側面から露出され、ピ
ラミッド形エッチングホール704が形成されるとエッ
チングが完了される(図9参照)。
切な光反射層706を形成し、エッチングホール704
を充填するために多結晶硅素や酸化膜のような蒸着層7
07を形成し、表面の凹凸を除去して、基板接合が可能
な平坦な表面708を具現する(図11参照)。
0を平坦化された蒸着層707に接合させて、<410
>基板701を除去すると、図13のように光反射面7
11を有する光分割器が具現される。
ための方法には、2種類がある。
111>基板を用い、エッチング保護膜なしに異方性エ
ッチングすると、<410>基板701が、<111>
接合基板710より速くエッチングされるので、<41
0>基板701を完全に除去することができる。
p+ 基板として、接合基板710を結晶方向にかかわら
ず低濃度p- 基板に構成して、フッ酸と硝酸と酢酸とを
1:3:8の割合で混合した混合溶液でエッチングする
と、p+ <410>基板701を選択的に除去すること
ができる。
して、光反射面と基板との距離を任意に変更することが
できる光分割器を製造する工程を示した断面図である。
図15のような<410>基板802とを接合させて、
一つの基板801をエッチングした後、この基板801
を他の基板802のエッチング保護マスクとして作用す
るようにする(図16参照)。
接合させた後、基板801表面にエッチング保護膜80
4を形成して、エッチング窓805を設ける(図17参
照)。
0>基板801をエッチングすると、図18のように側
面は<111>方向の面807が露出されて、それ以上
エッチングが進行されなく、表面と垂直な方向にエッチ
ングが進行される。
器の柱になるので、基板801の厚さは柱の高さに該当
する。
グが完了された後の底面808を、下部基板802エッ
チングのエッチング窓として利用する。
ると、<410>基板802がエッチングされるが、<
410>基板802は、側面810にはエッチングが進
行されないので、エッチング断面積が続いて減少し、ピ
ラミッド形エッチングホール809が形成される(図1
9参照)。
ング側面810は、基板面に対して、45,56°を形
成する。
反射面になる。
20のように、適切な光反射物質811を塗布し、エッ
チングホール809を充填するために、多結晶硅素や酸
化膜からなる蒸着層812を形成し、基板接合が可能に
なる程度に平坦な表面813を研磨により具現する(図
21参照)。
15に接合させた後、図23のように<410>基板8
02を除去し、次いで<110>基板801を除去する
と光反射面816と柱構造817とを有する光分割器が
具現される(図24参照)。
器は、一つの光信号を複数の光反射面から反射させて各
方向に分離させるし、特に、光反射面が基板に対して4
5°を形成すれば、基板に垂直に入力される光信号は、
各方向に分離されて、基板で平行に進行される。
節することにより、光信号を分離し、基板と任意の角度
で進行されるようにすることができる。また、光反射面
を柱上に製作して、反射面から分けられた光信号と基板
との距離を変更することもできる。
なる基板を接合し、これを異方性エッチングして一回の
写真転写工程により、多様な構成のノズルを製造する方
法に関するものである。
液が硅素基板の結晶方向によってエッチング特性が異な
る異方性エッチングを利用するもので、同一なエッチン
グ保護膜を形成しても<100>基板と<110>基板
とがエッチングされる様子は、相違する。
00>基板をKOH溶液でエッチングすると、基板はピ
ラミッド形態にエッチングされるし、<110>基板を
エッチングすると、基板表面に垂直に四角形柱形態にエ
ッチングされる。
を接合した後エッチングすると、先にエッチングされた
基板が、次のエッチング基板のエッチング保護マスクと
して用いられるので一枚のマスクでピラミッド形と四角
形柱構造とが重なった形態が得られる。
エッチングされる層の厚さを変化させることでとたやす
く調節される。
た<100>基板を、<110>基板のエッチング保護
マスクとして用いて、幅が狭くなってから終りの部分で
均一な幅を有するノズル909を製造する場合の工程断
面図である。
1と、図26のような<110>基板902とを接合し
て、<110>基板902を適切な厚さに薄膜化する
(図27および図28参照)。図中、薄膜化した基板9
02を基板903と示す。
ク904を形成して、エッチング窓905を設け、KO
HやEDP溶液で異方性エッチングすると、基板901
から<111>方向の側壁907が露出されながらエッ
チングが抑制されて上部が切られたピラミッド構造90
6になる(図29および図30参照)。
形成された四角形の底面908は、基板903がエッチ
ングされる工程で、エッチング保護膜がないエッチング
窓と見なされ、余りの領域は、エッチング保護膜が形成
された領域と見なされる。
>面が露出された基板901と基板903の他の部分で
は、エッチングが進行されなく、四角形の底面908下
部に位置した基板903とでのみ<111>面910が
基板表面と垂直に露出されながらエッチングが進行され
る(図31参照)。
エッチング窓905でも厚さに従ってエッチングが完了
された底面908の大きさが変わるようになり、この四
角形の底面908は、完成時のノズルの大きさを左右す
るようになる。
905、及び、基板901の厚さにより決定される。
ル製造方法を応用して、傾斜面と垂直面と傾斜面とを順
に有するノズル1016を製作する場合の工程断面図で
ある。
>基板1002とを接合した後、基板1002を薄膜化
する(図32〜図35参照)。図中薄膜化した基板10
02を基板1003と示す。薄膜化された基板1003
の表面1004を鏡面研磨した後、<100>基板10
05を接合させて、その後基板1005を薄膜化する
(図36および図37参照)。
スク1006を形成してエッチング窓1007を設け、
KOHやEDP溶液で異方性エッチングすると、基板1
001から<111>方向の側壁1008が露出される
とエッチングが抑制されて、上部が切られたピラミッド
構造1009になる(図38および図39参照)。
された四角形の底面1010を、基板1002をエッチ
ングする時のエッチング窓と見なして、エッチングを続
けると、上記底面1010下部に位置した基板1003
でのみ、<111>面1011が基板表面と垂直に露出
されながらエッチングが進行される(図40参照)。
り形成された四角柱の底面1012をエッチング窓と見
なしてエッチングを続けると、上記底面1012下部に
位置した基板1005でのみエッチングが進行する。そ
して<111>側壁1013が露出されるとエッチング
が抑制されて、上部が切られたピラミッド構造1014
になる(図41参照)。
した後、再び幅が狭くなる形態のノズルを具現すること
ができるし、最初のエッチング窓を設けるための一回の
写真転写工程で十分で余りのエッチング窓は自体マスク
工程で可能である。
ッチングが完了された<110>基板を<100>基板
のエッチング保護マスクとして用いて、均一な幅を有し
てから終りの部分で幅が狭くなるノズルを製作する場合
の工程断面図である。
1102とを接合した後、<100>基板1102を薄
膜化する(図42の(a)〜(d)参照)。基板110
1の一面にエッチング保護マスク1103を形成してエ
ッチング窓1104を設ける(図42の(e)参照)。
ングすると、<111>面1105が基板表面と垂直に
露出されながらエッチングが進行される(図42の
(f)参照)。
ッチングされた後、形成された四角形の底面1107を
エッチング窓と見なしてエッチングを続けると、上記底
面1107下部に位置した基板1102でのみエッチン
グが進行し、<111>側壁1108が露出されるとエ
ッチングが抑制されて上部が切られたピラミッド構造1
109になる(図42の(g)参照)。
法を応用して、垂直面/傾斜面/垂直面を有するノズル
を製作する場合の工程断面図である。
程は、図42に図示された工程と同一である。
1202とを先に接合した後、基板1002を薄膜化す
る。薄膜化した基板1002を基板1203と示す。基
板1203に更に<110>基板1204を接合して、
均一な幅を有してから幅が狭くなった後、終りの部分で
更に均一な幅を有する形態のノズル1205を製作した
ものである。
てエッチングすると、接合される基板の個数、基板のエ
ッチング順序、エッチングされる基板の厚さ、等により
多様な構成のノズルを製作することができる。
術と選択的な異方性エッチング技術とを利用して、厚さ
が均一なダイヤフラムを、広い面積に製作する方法に関
するものである。
イヤフラムを製作する場合の工程断面図である。
301と、図53の(b)のような<100>基板13
02とを接合した後(図53の(c)参照)、<111
>基板1301を薄膜化し(図53の(d)参照)、基
板1302の一面にエッチング保護マスク1303を形
成してエッチング窓1304を設ける(図53の(e)
参照)。
方性エッチングすると、<111>側壁1305が露出
されながらエッチングが抑制されて、上部が切られたピ
ラミッド構造1306になる。このとき<111>基板
1301が露出されても、<111>面ではエッチング
が進行されないのでエッチングは自動的に中止される
(図53の(f)参照)。
薄膜化する工程は主に、研磨に依存するので、ダイヤフ
ラム厚さの不均一を誘発することがある。
ャル層が介在された接合基板で、不純物濃度差を利用し
てダイヤフラムを製作する場合の工程断面図である。
ャル層1402が成長された<111>のp+ 基板14
01と、図54の(b)のような<100>のp- 基板
1403とを、p- エピタキシャル層1402を介して
接合する(図54の(c)参照)。
物の濃度差により、上記接合基板からp+ 基板1401
を選択的に除去し、<100>基板1403にエッチン
グ保護膜1404を形成してエッチング窓1405を設
ける(図54の(d)(e)参照)。
グすると、<111>側面1406が露出されながら断
面積が減少して上部が切られたピラミッド構造1407
になり、<111>基板1402が露出されても<11
1>面ではエッチングが進行されないのでエッチングは
自動的に中止される(図54の(f)参照)。
種基板の接合技術と、選択的な異方性エッチング技術と
を結合して写真転写工程を減らしながらも機械的機能を
有する構造体を多様な構成に製作することができる。
現性が優れた光分割器及びインクジェットノズルを容易
に製作することができるし、薄膜のダイヤフラムを広い
面積で均一な厚さに具現することができる。
の基板が接合された接合基板を用いて各部分を順次的に
製造するので、部分品結合工程を除去することができ、
微細構造体の変形及び破損を防止することができる効果
を奏する。
エッチングする場合の工程を示す断面図。
エッチングする場合の工程を示す断面図。
エッチングする場合の工程を示す断面図。
造する場合の工程を示す断面図。
た接合基板で、ダイヤフラムを製造する場合の工程を示
す断面図。
構造を示した斜示図。
ない光分割器を製造する工程を示した断面図。
ない光分割器を製造する工程を示した断面図。
ない光分割器を製造する工程を示した断面図。
がない光分割器を製造する工程を示した断面図。
がない光分割器を製造する工程を示した断面図。
がない光分割器を製造する工程を示した断面図。
がない光分割器を製造する工程を示した断面図。
との距離を任意に変更することができる光分割器を製造
する工程を示した断面図。
との距離を任意に変更することができる光分割器を製造
する工程を示した断面図。
との距離を任意に変更することができる光分割器を製造
する工程を示した断面図。
との距離を任意に変更することができる光分割器を製造
する工程を示した断面図。
との距離を任意に変更することができる光分割器を製造
する工程を示した断面図。
との距離を任意に変更することができる光分割器を製造
する工程を示した断面図。
との距離を任意に変更することができる光分割器を製造
する工程を示した断面図。
との距離を任意に変更することができる光分割器を製造
する工程を示した断面図。
との距離を任意に変更することができる光分割器を製造
する工程を示した断面図。
との距離を任意に変更することができる光分割器を製造
する工程を示した断面図。
との距離を任意に変更することができる光分割器を製造
する工程を示した断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
て、傾斜面と垂直面と傾斜面とを順に有するノズルを製
造する場合の工程を示す断面図。
て、傾斜面と垂直面と傾斜面とを順に有するノズルを製
造する場合の工程を示す断面図。
て、傾斜面と垂直面と傾斜面とを順に有するノズルを製
造する場合の工程を示す断面図。
て、傾斜面と垂直面と傾斜面とを順に有するノズルを製
造する場合の工程を示す断面図。
て、傾斜面と垂直面と傾斜面とを順に有するノズルを製
造する場合の工程を示す断面図。
て、傾斜面と垂直面と傾斜面とを順に有するノズルを製
造する場合の工程を示す断面図。
て、傾斜面と垂直面と傾斜面とを順に有するノズルを製
造する場合の工程を示す断面図。
て、傾斜面と垂直面と傾斜面とを順に有するノズルを製
造する場合の工程を示す断面図。
て、傾斜面と垂直面と傾斜面とを順に有するノズルを製
造する場合の工程を示す断面図。
て、傾斜面と垂直面と傾斜面とを順に有するノズルを製
造する場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
場合の工程を示す断面図。
ムを製造する場合の工程を示す断面図。
した接合基板で、不純物濃度差を利用して、ダイヤフラ
ムを製造する場合の工程を示す断面図。
01,902,1001,1002,1005,110
1,1102,1201,1202,1204,130
1,1302,1401,1403…基板 602,603…光分割器 604…柱構造 702,804,904,1006,1103,130
3,1404…エッチング保護マスク 706,811…光反射層 708,813…蒸着層 809,906,1306,1407…エッチングホー
ル 909,1014,1205…ノズル 1402…p- エピタキシャル層
Claims (20)
- 【請求項1】 基板にエッチング保護マスクを形成し、
エッチング窓を設けて、異方性エッチング溶液で上記基
板をエッチングし、特定形態のエッチングホールを形成
する第1工程と;上記エッチングホール上に、反射率向
上のための光反射層を形成し、基板接合のため蒸着層を
形成した後、蒸着層の表面を平坦にする第2工程と;平
坦にされた蒸着層に基板を接合した後、初めにエッチン
グされた基板を除去して、複数個の光反射面を有する光
分割器を製作する第3工程を含むことを特徴とする異方
性エッチングと基板接合による微細構造製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記光反射面の個数、および、光反射面と基板とが形成
する角度は、用いられるエッチング溶液と基板の結晶方
向に従って決定されるようにしたことを特徴とする異方
性エッチングと基板接合による微細構造製造方法。 - 【請求項3】 請求項1において、 エッチングされる基板は、<410>基板を用いて、ピ
ラミッド形の光分割器を製作するようにしたことを特徴
とする異方性エッチングと基板接合による微細構造製造
方法。 - 【請求項4】 請求項1において、 上記蒸着層は、多結晶硅素や酸化膜であることを特徴と
する異方性エッチングと基板接合による微細構造製造方
法。 - 【請求項5】 請求項3において、 上記<410>基板を除去する工程では、接合基板を<
111>基板として用い、エッチング保護膜無しに異方
性エッチングして、<410>基板が、<111>接合
基板より速くエッチングされるようにする方法を用いる
ようにしたことを特徴とする異方性エッチングと基板接
合による微細構造製造方法。 - 【請求項6】 請求項3において、 上記<410>基板を除去する工程では、<410>基
板をp+ 基板に、接合基板を低濃度のp- 基板に構成し
て、フッ酸と硝酸と酢酸とを1:3:8の割合で混合し
た溶液でエッチングする方法を用いるようにしたことを
特徴とする異方性エッチングと基板接合による微細構造
製造方法。 - 【請求項7】 請求項1において、 基板を異方性エッチングする上記第1工程を始める前
に、結晶方向が相違する二つの基板を接合して、異方性
エッチング基板として用いるようにする第4工程をさら
に行なうようにしたことを特徴とする異方性エッチング
と基板接合による微細構造製造方法。 - 【請求項8】 請求項7において、 <110>基板と<410>基板とを接合した後、<1
10>基板の表面にエッチング保護マスクを形成して異
方性エッチング基板として用い、<110>基板のエッ
チング完了後の底面を<410>基板をエッチングする
時のエッチング窓として用いて、四角柱上にピラミッド
構造が位置した光分割器を製作するようにしたことを特
徴とする異方性エッチングと基板接合による微細構造製
造方法。 - 【請求項9】 請求項8において、 上記四角柱の高さを変更するために、<110>基板の
厚さを変化させて、光反射面と基板との距離を変更させ
るようにしたことを特徴とする異方性エッチングと基板
接合による微細構造製造方法。 - 【請求項10】 結晶方向が相違する二つの基板を接合
して、接合した基板を薄膜化する第1工程と;薄膜化さ
れていない基板の一面に、エッチング保護マスクを形成
して、エッチング窓を設け、接合された基板が、互いに
異なるエッチングホールを形成するように異方性エッチ
ングして、多様な構成のノズルを製作するようにする第
2工程を含むことを特徴とする異方性エッチングと基板
接合による微細構造製造方法。 - 【請求項11】 請求項10において、 上記ノズルの大きさは、エッチング窓、及び、エッチン
グされる基板の厚さにより決定されるようにしたことを
特徴とする異方性エッチングと基板接合による微細構造
製造方法。 - 【請求項12】 請求項10において、 上記接合基板は、<100>基板と<110>基板とを
用いて、薄膜化されていない<100>基板にのみエッ
チング窓を設け、エッチングが完了された後の<100
>基板の底面を、<110>基板のエッチング窓として
用いて、傾斜面と垂直面とを有する形態のノズルを製作
するようにしたことを特徴とする異方性エッチングと基
板接合による微細構造製造方法。 - 【請求項13】 請求項10において、 上記接合基板は、<110>基板と<100>基板とを
用いて、薄膜化されていない<110>基板にのみエッ
チング窓を設け、エッチングが完了された後の<110
>基板の底面を、<100>基板のエッチング窓として
用いて、垂直面と傾斜面とを有する形態のノズルを製作
するようにしたことを特徴とする異方性エッチングと基
板接合による微細構造製造方法。 - 【請求項14】 請求項10において、 異種基板を接合して薄膜化する第1工程を終えた後に、
薄膜化された基板の表面を研磨して、この基板に結晶方
向が相違する基板を再び接合して、接合した基板を薄膜
化する第3工程をさらに行なった後、第2工程を行なう
ようにしたことを特徴とする異方性エッチングと基板接
合による微細構造製造方法。 - 【請求項15】 請求項14において、 上記接合基板は、結晶方向が<100>,<110>,
<100>である三つの基板を用い、薄膜化されていな
い<100>基板にのみエッチング窓を設けて、エッチ
ングが終わった基板の底面を、他の基板のエッチング窓
として用いて、傾斜面と垂直面と傾斜面とを順に有する
形態のノズルを製作するようにしたことを特徴とする異
方性エッチングと基板接合による微細構造製造方法。 - 【請求項16】 請求項14において、 上記接合基板は、結晶方向が<110>,<100>,
<110>である三つの基板を用い、薄膜化されていな
い<110>基板にのみエッチング窓を設けて、エッチ
ングが終わった基板の底面を、他の基板のエッチング窓
として用いて、垂直面と傾斜面と垂直面とを順に有する
形態のノズルを製作するようにしたことを特徴とする異
方性エッチングと基板接合による微細構造製造方法。 - 【請求項17】 結晶方向や不純物の濃度が相違する二
つの基板を接合して、接合した基板を薄膜化するか、ま
たは、所定濃度の基板を除去する第1工程と;薄膜化さ
れていない基板の一面に、エッチング保護マスクを形成
してエッチング窓を設け、一つの基板のみを異方性エッ
チングして、均一な厚さと広い面積のダイヤフラムを製
作するようにする第2工程を含むことを特徴とする異方
性エッチングと基板接合による微細構造製造方法。 - 【請求項18】 請求項17において、 上記接合基板は、<111>基板と<100>基板とを
用いて、<100>基板がエッチングされた後、<11
1>基板が露出されるとエッチングが自動的に中止され
るようにしたことを特徴とする異方性エッチングと基板
接合による微細構造製造方法。 - 【請求項19】 請求項17において、 上記接合基板は、p- エピタキシャル層が成長されたp
+ の<111>基板と、p- の<100>基板とを、p
- エピタキシャル層を介して、接合して製作し、フッ酸
と硝酸と酢酸との混合溶液によって、不純物の濃度差を
利用して、p+基板のみを除去して、p- の<100>
基板のみを異方性エッチングするようにしたことを特徴
とする異方性エッチングと基板接合による微細構造製造
方法。 - 【請求項20】結晶方向が相違する二つの基板を接合す
る第1工程と、 接合した基板の一面に、エッチング保護マスクを形成し
て、エッチング窓を設け、一方の前記基板のみをエッチ
ングし、エッチングホ−ルを形成する第2工程と、 第2工程で形成したエッチングホ−ルをエッチング窓と
して、他方の前記基板をエッチングする第3工程とを有
することを特徴とする微細構造製造方法。
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1994
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