JPH0794520B2 - 光硬化性ゴム弾性組成物 - Google Patents

光硬化性ゴム弾性組成物

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JPH0794520B2
JPH0794520B2 JP15223088A JP15223088A JPH0794520B2 JP H0794520 B2 JPH0794520 B2 JP H0794520B2 JP 15223088 A JP15223088 A JP 15223088A JP 15223088 A JP15223088 A JP 15223088A JP H0794520 B2 JPH0794520 B2 JP H0794520B2
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JP
Japan
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rubber elastic
elastic composition
composition
photocurable
photopolymerization initiator
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JP15223088A
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JPH01319516A (ja
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修 原
宣広 勝野
正俊 荒井
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Three Bond Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Three Bond Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光硬化性ゴム弾性組成物に関し、特に光を照射
することによりゴム弾性を有する硬化物を与える光硬化
性組成物に関する。
(従来の技術とその問題点) 光を照射することによってゴム弾性を有する硬化物を与
える組成物の典型例としては硬化性シリコーン組成物が
知られ、接着剤、シール材、緩衝材等として広く利用さ
れている。これらを硬化手段から分類すると、密封下で
は安定であるが大気中においては湿分の作用で室温で硬
化してゴム弾性体となるいわゆる湿気硬化性組成物と紫
外線遮断下では安定であるが紫外線を照射すると硬化し
てゴム弾性体となる光硬化性又はUV硬化性組成物に大別
される。それぞれに利害を有し用途等に応じて使い分け
られているが、硬化速度の観点では後者の光硬化性組成
物の方が優れ、従って接着剤やシール材等短時間での硬
化が望ましい用途に対しては後者が主に用いられてい
る。
その一例として特開昭60-215009号公報には分子末端に
アクリル基を有するポリシロキサンとラジカル重合性光
重合開始剤との系が開示されている。この光重合性組成
物はその硬化速度や硬化物物性に一定のすぐれた効果を
示すが、臭気等の点で尚改良すべき点がある。かかる観
点からの新しい系からなる光重合性ゴム弾性組成物の開
発が望まれている。
本発明の目的はすぐれた硬化特性を持つ新規光重合性ゴ
ム弾性組成物を提供することにある。本発明の更なる目
的は必要に応じ湿気硬化性も示しうる光重合性ゴム弾性
組成物を提供することにある。
(発明の構成) 本発明の光硬化性組成物は、(a)分子両末端にプロペ
ニルオキシシリル基を有し、主鎖がポリシロキサン又は
ポリエーテルである重合体100重量部と、(b)カチオ
ン重合性光重合開始剤0.01〜10重量部、を必須成分とす
る。
本発明の(a)成分は主鎖がポリシロキサン又はポリエ
ーテルからなり、分子末端にプロペニルオキシシリル
基、即ち (但しaは1〜3を示し、Rは炭素数1〜8の置換又は
非置換の1価飽和炭化水素基を示す)なる基を有する重
合体である。
主鎖のシロキサン単位又はエーテル単位の具体例として
はジメチルシロキサン単位やオキシプロピレン単位が好
ましいが、ジフェニルシロキサン単位やメチルフェニル
シロキサン単位等の他の単位が共存するものも好まし
い。これら主鎖の反復単位は通常約100以上であること
が好ましい。
(a)成分は適宜公知の方法で製造しうる。例えば分子
鎖末端に不飽和基を有するポリエーテルあるいはポリシ
ロキサンとジイソプロペニルオキシシラン を白金触媒存在下付加反応させることにより得られる。
また、ビニルトリイソプロペニルオキシシラン とハイドロジェンオポリシロキサンとを付加反応させる
ことによっても得られる。
代表的な例として次のものを例示できる。
本発明の特徴はかかる(a)成分がカチオン重合性光重
合開始剤の存在下に短時間で紫外線硬化しすぐれたゴム
弾性をもつ品質良好な硬化物を与えることを見出した点
にある。
用いる光重合開始剤は光照射によりカチオン重合開始能
を有する重合開始剤であることを本質とし、通常のラジ
カル重合性光重合開始剤等を用いても意図する硬化物は
得られない。
本発明で用いうるカチオン重合性光重合開始剤としては
従来知られた適宜のカチオン重合性光重合開始剤を用い
ることができる。これらの例としては例えば特開昭56-1
66224や特開昭60-228527に開示させている芳香族スルホ
ニウム塩、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ハロニウム塩
などが挙げられる。好ましい具体例を例示すれば、 などがある。
これらカチオン重合性光重合開始剤の使用量は(a)成
分100重量部当たり0.01〜10重量部の範囲で適宜選択さ
れる。
本発明の光硬化性ゴム弾性組成には、他の組成物同様必
要に応じ適宜の成分を併用しうる。これらの任意成分の
具体例としては煙霧質シリカ、焼成シリカ、沈澱シリ
カ、カーボンブラック、炭酸カルシウム、珪藻土等があ
るが光硬化性という性質上、透明性をそこなわない充填
剤が好ましい。
本発明の組成物を紫外線により短時間で硬化しすぐれた
ゴム弾性を有する硬化物となるため接着剤やシール材等
として広く実用しうると共に、プロペニルオキシシリル
基の特性の一つとして湿気硬化性も示しうるため、紫外
線照射が不可能な個所を湿気硬化により硬化させるとい
う機能をも付与させることが可能である。
(発明の効果) 本発明の光硬化性ゴム弾性組成物はこの種分野ではあま
り用いられていないカチオン重合性光重合開始剤を用い
紫外線照射により短時間で臭気等のない品質良好なゴム
弾性体に変換させうると共に、湿気硬化の併用も可能で
あり、その利用範囲は極めて広いものである。
次に実施例により本発明を説明する。
実施例 1 プロペニルオキシシリル基を有するシリコーン変性ポリ
エーテル(信越化学工業社製;3B-502)100重量部、カチ
オン重合性光重合開始剤であるトリフェニルスルホニウ
ムヘキサフルオロアンチモネートのプロピレンカーボネ
ート50%溶液1重量部を加え、室温下で溶解、混合し組
成物を調整した。
実施例 2 ハイドロジェン変性ポロシロキサン(Mw=28,000,η=
1,000cps(チッソ(株)製))70.0gおよび2%塩化白
金酸酢酸ブチル液1gとビニルトリプロペニルオキシシラ
ン(信越化学工業社製)1.13gを混合し、窒素下で70℃
で12時間加熱した。生成物のIRではSiHの形跡は示さな
かった。次いでこの溶液50gに実施例1で用いたと同じ
カチオン重合性光重合開始剤のプロピレンカーボネート
50%溶液0.5gを加え、室温下で溶解、混合し組成物を調
整した。
実施例 3 実施例1で得た組成物にシリカ粉(日本アエロジール社
製;R−972)を10部添加した。
比較例 1 実施例1の開始剤をラジカル重合開始剤であるベンゾフ
ェノンモノエチルエーテルにかえて同様の操作を行っ
た。
試験例 1 実施例1〜3及び比較例1で調整した組成物を深さ2m
m、長さ15cm角型のシート型に注入した。次いで高圧水
銀灯により100mW/cm2のUV光線を20秒間照射した。
結果を次表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 正俊 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社シリコーン電子材料技術研 究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 分子両末端にプロペニルオキシシ
    リル基を有し、主鎖がポリシロキサン又はポリエーテル
    である重合体100重量部と (b) カチオン重合性光重合開始剤0.01〜10重量部 とからなることを特徴とする光硬化性ゴム弾性組成物。
  2. 【請求項2】ポリシロキサンがポリジメチルシロキサン
    である請求項1記載の光硬化性ゴム弾性組成物。
  3. 【請求項3】ポリエーテルがポリオキシプロピレンであ
    る請求項1記載の光硬化性ゴム弾性組成物。
  4. 【請求項4】カチオン重合性光重合開始剤がオニウム化
    合物である請求項1記載の光硬化性ゴム弾性組成物。
JP15223088A 1988-06-22 1988-06-22 光硬化性ゴム弾性組成物 Expired - Lifetime JPH0794520B2 (ja)

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JPH01319516A JPH01319516A (ja) 1989-12-25
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