JPH0794291B2 - 粉粒体の輪送方法 - Google Patents

粉粒体の輪送方法

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JPH0794291B2
JPH0794291B2 JP8025688A JP8025688A JPH0794291B2 JP H0794291 B2 JPH0794291 B2 JP H0794291B2 JP 8025688 A JP8025688 A JP 8025688A JP 8025688 A JP8025688 A JP 8025688A JP H0794291 B2 JPH0794291 B2 JP H0794291B2
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powder
granular material
granules
transportation
particles
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JP8025688A
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輝男 浦野
寛 宮路
哲也 下田
勝章 石川
正恒 小倉
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Chemours Mitsui Fluoroproducts Co Ltd
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Du Pont Mitsui Fluorochemicals Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

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  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、石炭火力発電所から排出されるフライアッシ
ュ、石油火力発電所などの排煙脱硫装置から排出される
石膏、製鉄高炉から排出されるスラグ、アルミニウム製
錬所、排水処理所などのシックナーから排出される赤泥
や汚泥等の乾燥物などのいわゆる粉粒状廃棄物、或は土
木建築資材として大量に使用されるセメント、石灰等の
粉粒体を経済的に輸送する方法に関するものである。
従来の技術 上記の粉粒状廃棄物は、それを投棄するにしても、或は
産業用資材として利用するにしても、その量が多いだけ
に、その輸送に要する費用も大きい。
またセメント、石灰等の土木建築資材も、その生産量は
非常に多く、また製品価格は比較的安いものであるため
に、その製品価格中に占める輸送コストの比率は極めて
大きい。
従ってこれらの輸送コストの低減は大きな経済的利点を
有する。
これらの粉粒体を大量輸送する場合には、トラック、貨
車、バージ等によるバラ積み輸送が行われている。しか
し粉粒体は嵩密度が低いために、これらの積載可能重量
に対して遥かに少ない重量の粉粒体しか積載することが
できず、単位重量当りの輸送コストが大きくなる。
輸送コストを低減するためには、トラックにしろ、貨車
にしろ、なるべく簡単な設備で1台当りの積載容量をで
きるだけ大きくすることである。即ち、タンクローリー
車などによる密閉輸送を行わずに、粉粒体を山積み状態
で積載できればよいが、このようにした場合には輸送時
の振動などにより荷台からこぼれが生ずる。
この「こぼれ」問題の解決には、例えば粉粒体に水分を
含ませ、粉粒体の凝集力を高めて「こぼれ」を少なくす
る方法がとられている。
しかしこの方法は、密閉輸送を行わなくても良いという
利点はあっても次の欠点がある。
添加水分による重量増により、粉粒体の実質輸送量
が低下する。
添加水分により粉粒体の付着性が増加し、トラック
や貨車の荷台などが汚れる。
粉粒体が水分と反応し、品質が変化する。
輸送後に、乾燥、粉砕などの後処理が必要となるこ
とがある。
特に、の問題が生ずる場合には実質的に水添加法を
採用することができず、結局密閉輸送を行わざるをえ
ず、輸送費が高騰することになる。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、前述の問題点を解決し、簡単な手段で、多量
の粉粒体を低コストで輸送できる方法を提供することを
目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明に係る粉粒体の輸送方法は、粉粒体の粒子に、0.
01〜重量%以上0.2重量%以下の量の乳化重合により得
られるポリテトラフルオロエチレン粒子を混合し、この
混合物に圧縮−剪断作用を施こすことにより形成される
ポリテトラフルオロエチレンフィブルで粉粒体の粒子を
拘束し、JISR5201に規定されるモルタルの軟度測定に用
いられているフロー値が180mm以下の粉粒体としてから
輸送することを特徴とする。
ポリテトラフルオロエチレン(以下PTFEと言う)は化学
的に不活性で、撥水性であり、摩擦係数が低く、非粘着
性が高いなど特異な性質を有している。またPTFEは適当
な温度条件(50℃以上320℃以下)ではフィブリル(繊
維)化し易く、その直径は数十Å程度と非常に微細なも
のである。
粉粒体をPTFEフィブリルにより拘束された状態にする具
体的手段としては、乳化重合により得られるPTFE粒子を
輸送対象とする粉粒体に混合し、この混合物に通常50〜
200℃の温度で圧縮−剪断作用を施すこと、PTFE粒子は
フィブリル化して粉粒体中に分散し、粉粒体の粒子を拘
束するようになる。このようにして粉粒体のフロー値を
180mm以下、好ましくは170〜100mmの範囲に制御してか
ら、当該粉粒体を輸送する。
フロー値とは、モルタルの軟度測定に用いられているも
ので、その測定方法はJISR5201に規定されるフローテー
ブルを用い、フローテーブル(直径300mmm)の中央にフ
ローコーン(下部直径100mm)をセットし、その中央に
試料を充填し、フローコーンを取り除いたのち、ハンド
ルを回し、フローテーブルを1秒間1回の割合で20回落
下運動を与え、試料の広がったのちの直径を測定し、フ
ロー値とする。
フロー値の制御は主としてPTFEの添加量の増減によって
行われるが、粉粒体の種類、フィブリル化プロセスの条
件などによりその添加量は変化する。標準的には、粉粒
体のフロー値を180mm以下に抑制するために必要なPTFE
の添加量は約0.01重量%以上、通常0.03重量%以上の量
である。
添加量の上限値を規定すべき技術的要因はないが、PTFE
添加量の増加は粉粒体の処理コストを上昇することにな
るため、経済性を考慮して、格別の理由がない限り0.2
重量%以下の添加量とすることが望ましい。
なお、輸送後、粉粒体の流動性を回復することが必要で
ある場合には、粉粒体を攪拌すると粒子はPTFEフィブリ
ルによる拘束状態から開放され、もとの流動性を回復す
る。
以下実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。
実施例1 構造用合板で作った大きさ約200×200×深さ100mmの木
箱に第1表に示す処理をした各種の粉粒体を山積み角30
度で盛り、この木箱をトラックの荷台に置き、アスファ
ルト道路を10Km走行した後、その山積み角を測定した。
山積み角の減少は走行時の振動により粉粒体がこぼれ落
ちたことを意味する。この試験結果を第1表に示す。
フロー値が120mm以下の場合には、フライアッシュやセ
メントのこぼれは、実質的に無視できる程度であった。
実施例2 200×200×深さ100mmの木箱の底側部に巾3mm、長さ20mm
のスリットを設け、この中に第2表に示す処理をしたフ
ライアッシュ3Kgまたはセメント4Kgを入れ、この木箱を
トラックの荷台に置き、アスファルト道路を10Km走行し
た後、スリットよりこぼれ落た粉粒体の量を測定した。
この試験結果を第2表に示す。
側面に穴の開いた容器を使用しても、フロー値が120mm
以下の場合には、フライアッシュやセメントのこぼれ
は、実質的に無視できる程度であった。
作用 本発明においては、PTFEの微細なフィブリル(繊維)が
粉粒体中に縦横に存在して粉粒体を包み込んだ状態にな
っているので輸送時の振動による粉粒体のこぼれが抑制
される。
特にそのフロー値を180mm以下にしたものの輸送時のこ
ぼれは実質的に無視できる。
このように粒子がPTFEフィブリルによって拘束された状
態にある粉粒体は、粘性液体などによって粉粒体粒子を
凝集する処理をした粉粒体とは異り、粒子それぞれは独
立した状態を保持しつつも、粉粒体全体としてはPTFEフ
ィブリルにより粒子の動きが制限されていること及びPT
FEフィブリルそれ自身が相互にからみ合っている効果に
より、ごく弱い凝集力状態の大きな凝集体を形成してい
るものと推定される。
PTFEそれ自体には反応性がないため、粘性液体や水を使
用して粉粒体の凝集力を高めた場合に生ずるような粉粒
体の変質問題もない。
本発明は粉粒体の流動性がPTFEフィブリル処理により制
御できることに着目し、これを粉粒体の輸送に適用した
もので、フロー値180mm以下の粉粒体を例えばトラッ
ク、貨車、荷車などの荷台、バケットベルトなどのコン
ベヤー等の開放輸送設備、又はこれらに幌掛けや簡単な
囲いを設けた半開放輸送設備に山積み状態で積載輸送す
ることができ、さらに、例えばダンプトラックの荷台又
はダンボール箱のようなスリットのある容器で輸送する
ときにおいても当該粉粒体のこぼれが少ないという利点
を有する。
発明の効果 本発明の輸送方法は、 (1)開放又は半開放輸送設備或は簡単な容器でも粉粒
体の輸送が可能である為、タンクローリーのような高価
な密閉輸送設備又はフレキシブルコンテナー、タンク、
ドラム、包装袋などの包装容器を使用する必要がなく、
設備費や包装費を大幅に節減できる。
(2)粉粒体を山積みして積載することが可能であるた
めトラックなどの一台当りの積載量が多くなり、単位重
量当りの運賃を低減することができる。
(3)粉粒体の付着性がないため、輸送設備の清掃費を
低減することができる。
(4)粉粒体粒子を拘束するために必要とされるPTFEフ
ィブリルの量は微量であるため粉粒体重量の実質的増加
を伴わない。
などの経済的効果が大きい。また、輸送時における粉粒
体のこぼれがなく、道路周辺に対する輸送公害問題も解
消することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下田 哲也 東京都八王子市初沢町1397―3 (72)発明者 石川 勝章 神奈川県横浜市戸塚区下飯田町918―5 (72)発明者 小倉 正恒 千葉県市川市新井1―16―11 (56)参考文献 特開 昭63−36836(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉粒体の粒子に、0.01〜重量%以上0.2重
    量%以下の量の乳化重合により得られるポリテトラフル
    オロエチレン粒子を混合し、この混合物に圧縮−剪断作
    用を施こすことにより形成されるポリテトラフルオロエ
    チレンフィブルで粉粒体の粒子を拘束し、JISR5201に規
    定されるモルタルの軟度測定に用いられているフロー値
    が180mm以下の粉粒体としてから輸送することを特徴と
    する粉粒体の輸送方法。
JP8025688A 1988-04-02 1988-04-02 粉粒体の輪送方法 Expired - Lifetime JPH0794291B2 (ja)

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