JPH0794019B2 - ミル制御方法 - Google Patents

ミル制御方法

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JPH0794019B2
JPH0794019B2 JP18768686A JP18768686A JPH0794019B2 JP H0794019 B2 JPH0794019 B2 JP H0794019B2 JP 18768686 A JP18768686 A JP 18768686A JP 18768686 A JP18768686 A JP 18768686A JP H0794019 B2 JPH0794019 B2 JP H0794019B2
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mill
coal
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忠久 政井
茂樹 森田
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バブコツク日立株式会社
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  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はミル(石炭粉砕機)を規定回転数で運転して
いるとき石炭の炭種が変化することにより微粉炭製造能
力の変化を検出し調節して正規能力に戻す運転をする方
法に関する。
〈従来の技術及びその問題点〉 石炭を燃焼させる方法は種々あるが火力発電所のボイラ
で行なわれている燃焼方法は、取扱性、応答性及び自動
化等の点で微粉炭燃焼が主流となつている。この微粉炭
燃焼は、石炭を粉砕して1次空気により搬送しバーナに
供給して燃焼させるものである。一方、石炭は周知の如
く泥炭,亜炭,亜瀝青炭,瀝青炭,無煙炭等極めて種類
が多くまた粉砕性も非常に幅広く変化するという特徴と
もつている。
また瀝青炭にしてもその微粉化されやすさの指標たるハ
ードグループ指数を例にとつても、太平洋炭は37、三池
炭は65でありさらに輸入炭についても50〜70と大きく変
化している。これに対応し下部粉砕輪の回転数(ミル回
転数)の調節によりすることは負荷に応じて変化させる
ミル駆動モータの制御に加え更に炭種に応じた制御とい
う問題を生ずる。
またその炭種に応じた指令信号はボイラ発生蒸気流量等
による信号とは異質のものを信号として出さねばならず
負荷制御系とは異質の信号を加えることになり、その区
別と制御系の複雑化をまねくことになる。
従来技術では、予め使用炭を限定し、多少のハードグル
ープ指数の変化は考慮せずその範囲内ではミル加圧力は
変化させずに、運用できる機器システムを設計してい
た。したがつて石炭の粉砕性の差異により微粉粒度や1
次空気量と微粉炭量の比が変化することになる。
つまり、従来技術では、ミルの加圧力は試運転調整後
は、一定圧力として運用していた。しかし近時NOx値の
制限の厳しさからしてバーナへの微粉炭供給量について
は、さらにきめ細かい制御をする方法の提案が要望され
ることとなつた。
〈発明の目的〉 ボイラ負荷の変更には給炭量及び回転数、これに伴う一
次空気量で対応するが、一の規定負荷で運転中における
炭種の変化に基づく微粉炭供給量の変化に対応できる運
転方法を提案することを目的とする。
〈手段の概要〉 ミルの一次空気入口と出口との圧力差を検出して、その
信号を制御箱に送り、記憶と指令信号を出すこの制御箱
からの指令により上部粉砕輪をミルボールに押圧するシ
リンダ装置に供給する流体の圧力を変更し、すなわちミ
ル加圧力の変更により対応する方法である。
〈実施例1〉 本発明の一実施例を第1図を用いて説明する。
第1図は代表的な竪型ボールミルの断面図を示したもの
である。石炭は石炭流1としてミル上部の給炭機19より
供給され、ターンテーブル2上に供給される。下部粉砕
輪3はターンテーブルに接続し減速機13により回転して
おり、ターンテーブル2上の石炭は、上部粉砕輪5と下
部粉砕輪3に保持されるボール4の位置する周溝上へ供
給される。ボール4と下部粉砕輪3の間で石炭の粉砕が
行なわれるが、この粉砕部には、圧力流体の圧力を受け
る加圧シリンダ15により加圧ロツド14を介して上部粉砕
輪5へ下向きの加圧力(ミル加圧力)が加えられてい
る。この加圧力を変化させることによつて粉砕部におけ
る粉砕能力を変化させることができる。粉砕部を通過し
た微粒と粗粒の混合物は、スリツト6から噴出する一次
空気11により上方向へ飛ばされベーン7に案内されて分
級器8内に流入する。この分級器8は一種のサイクロン
セパレータとなつており、粗粒は分級されて下側へ落下
し、フラツパ9より再び粉砕部へ戻される。これが再循
環炭量となる。一方、微粉粒子は一次空気で分級器8の
上方へ搬送され、微粉炭流12となり、ミルより取出され
る。第1図に示すPX1は一次空気のミル入口圧力の検
出,PX2は分級器入口の圧力の検出例を示す。
つぎにミルの上部粉砕輪をプッシュロッド14で加圧する
ミル加圧力調整制御の方法について説明する。まずミル
の運転上重要な制御因子であるターンテーブル2を駆動
する、電動機16に接続する減速機13の駆動軸の回転数の
信号、一次空気11の流量を計測する流量計23の信号、一
次空気の温度計測器24の温度信号、一次空気室21の圧力
計測器17dの圧力信号、ミルハウジング22の圧力計測器1
7uの圧力信号、給炭機19の回転数の信号(給炭量信
号)、ミル出口のガスの温度計測器25の温度信号は記憶
と指令信号を出す制御箱18に送られる。
ミルがある一定の負荷で、ターンテーブルが定速で回転
しているとき、ある粉砕性を有する石炭がミルに供給さ
れるとき、そのターンテーブル外側の微粉炭層の厚さに
対応するミル差圧が示される。このミル差圧が予め制御
箱18に入力されていたミル差圧と比較され、もし実際の
ミル差圧が制御箱の記憶値より高い場合には、ミル加圧
力を上昇させ、ミルの粉砕能力を上昇させる。(ミルへ
供給される石炭の粉砕性が悪く層厚となる場合に相当す
る。)また逆に実際のミル差圧が予め入力されていたミ
ル差圧より低い場合には、ミル加圧力を低下させてミル
の粉砕能力を低下させる。このようにミル差圧を定常に
する制御をした場合には、分級器8で分離される再循環
炭量が一定となるので、ミルより取出し搬送される微粉
炭流の微粉粒度が安定し、また一次空気流量と微粉炭流
量との比も安定したものとなる。したがつて微粉炭燃焼
を行なう際に最適な運用条件が得られるものである。
上部粉砕輪5を加圧する加圧シリンダ15のロツド14の加
圧力は、供給される流体(N2ガス等)の圧力により規定
されるので、前記差圧信号によりミル加圧力調整器26の
調節が制御箱18よりの指令信号により行なわれる。
なお、ミル負荷の変更はターンテーブルの回転数により
行なわれるが、それぞれの負荷における炭種の変動はミ
ル加圧力の調節により行なわれる。
さらに石炭の粉砕についてはその含有する水分が粉砕能
力とも関連するので供給する一次空気の温度及びミル出
口のガス温度を計測し、一次空気加熱器(エヤーヒータ
ー等)27の供給熱源(排ガス、蒸気等)の供給量をその
供給量制御手段28により二次的調節として行なうことと
なる。
〈実施例2〉 なお前記ミル加圧力の増減に対応できぬときは、ミルタ
ーンテーブルの回転数、一次空気量、二次空気温度の制
御により対応することができる。
〈効果〉 本発明の実施による第1の効果は、常に一定の微粉粒度
が得られるので、かなり粉砕性の異なつた石炭も容易に
適用できることである。
第2の効果は、微粉粒度の調整を向上させることができ
るので高効率燃焼が可能となり、ボイラ効率向上となる
ものである。
第3の効果は、特に増負荷及び減負荷に対してはターン
テーブル回転数制御とともに粉砕能力を変化させられる
ので、ミルの応答性を大幅に改善できることである。
このように多種の石炭を対象とする我が国では石炭焚火
力発電所に於いては本発明の効果は極めて大なるものと
いうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す装置の構造と制御系
統を示す図面である。 1……石炭流、2……ターンテーブル 3……下部粉砕輪、4……ミルボール 5……上部粉砕輪、15……加圧シリンダ 18……制御箱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミルの規定回転数下で供給される石炭の炭
    質の変化による微粉炭製造力の変化に対応するミル制御
    の方法において、 ミル駆動用回転数の信号、ミルに供給する一次空気量の
    信号、給炭量の信号、一次空気ミル入口温度、ミル出口
    のガス温度の信号の夫々を記憶と指令信号を出す制御箱
    に送り、一次空気室内の圧力とミルハウジング上部空間
    の圧力との信号を受け、その差圧値と標準炭質で規定負
    荷における制御箱が記憶する差圧値とを対比し、ミル上
    部粉砕輪を加圧するミル加圧力を調節し規定差圧値に戻
    す制御をすることを特徴とするミル制御方法。
  2. 【請求項2】ミル加圧力の調節を、圧力シリンダーに供
    給をする圧力ガスの圧力を調節によりすることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のミル制御方法。
JP18768686A 1986-08-12 1986-08-12 ミル制御方法 Expired - Fee Related JPH0794019B2 (ja)

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JP2744019B2 (ja) * 1988-07-29 1998-04-28 バブコツク日立株式会社 竪型ミルの制御装置

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JPS6344951A (ja) 1988-02-25

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