JPH0793789B2 - 自動車用バツテリの完全放電防止装置 - Google Patents

自動車用バツテリの完全放電防止装置

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JPH0793789B2
JPH0793789B2 JP10004586A JP10004586A JPH0793789B2 JP H0793789 B2 JPH0793789 B2 JP H0793789B2 JP 10004586 A JP10004586 A JP 10004586A JP 10004586 A JP10004586 A JP 10004586A JP H0793789 B2 JPH0793789 B2 JP H0793789B2
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康文 山形
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自動車用バッテリのいわゆるバッテリあがり
と称せられる完全放電を防止する装置に関する。
〔従来の技術〕 自動車用バッテリは、エンジン回転中はこれを充電しな
がら使われるため、この運転中に完全放電することはな
い。しかし、エンジンは常時、回転させておくものでは
ないから年月とともにバッテリは放電される。そこで、
定期的にバッテリ液の比重を測定する等してバッテリの
いわゆるへたりをチェックすることは従来行なわれてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、自動車の場合、キーをさし込んで所定の位置
にまで回す、例えばACCやONの位置にしなければバッテ
リより電源が与えられないラジオやワイパー等の電気部
品の他に、キーの抜きさしに無関係に電源オン・オフで
きるスモールランプやヘッドライト等の部品がある。こ
のため、往々にしてスモールランプやヘッドライトを使
用した後、スイッチをオフするのを忘れてキーを抜い
て、運転者が自動車を離れることがある。
また、ドアがいわゆる半ドアの状態でルームランプがつ
きっぱなしの状態となったり、スイッチの接触不良等に
よりグローブランプが点灯しっぱなしの状態になったり
することもある。
このような状態になると、バッテリは放電のみされるの
で、長時間、この状態で放置されるとバッテリは完全放
電してしまい、次に自動車をスタートさせようとしても
スタータモータが動かず、自動車を始動させることが不
能になってしまう。
前述したように、従来はバッテリの自然放電等によるへ
たりをいわゆる点検作業でチェックすることは行なって
いても、このような完全放電を防止する装置は世になか
った。
この発明はこのような完全放電を未然に防止でき、少な
くとも次に始動はできるようにするものを提供しようと
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明においては、バッテリの放電電流を検出してそ
れを積分する積分手段と、この積分手段における時間に
よる積分値が規定値を越えたときこれを検出する手段
と、その検出出力により上記バッテリよりの自動車電気
部品への電源供給を断つ手段と、上記積分期間中に電流
の急増減変化を検出する変化検出手段と、この変化検出
手段の出力により上記急増減変化が検出されたとき上記
積分器をリセットするリセット手段とを設ける。
〔作用〕
スモールランプ等を消し忘れて自動車より離れてしまっ
たときには、バッテリはその電源使用中の負荷に応じた
ほぼ一定の放電電流となり、その積分値は一定の傾斜で
上昇する。そして、その積分値が予め定められた規定値
を越えると、その負荷への電源の供給が停止され、バッ
テリの放電は止まり、完全放電が防止される。
一方、自動車運転中においては、バッテリの放電電流が
常に一定ということは殆どなく、例えばブレーキランプ
の点灯(ブレーキペダルを踏む)、方向支持器の作動
(ランプの点滅)などで、放電電流は急増減変化をして
いる。そして、この急増減変化が変化検出手段により検
出されて、その検出出力で積分器がリセットされるた
め、この自動車運転中はバッテリから電気部品への電源
の供給が断たれてしまうということはない。
〔実施例〕
第1図はこの発明装置の一実施例を示す。
第1図において、(1)は自動車用バッテリで、その一
方の端子は電流検出用の抵抗(2)及び電磁リレースイ
ッチ(3)を介して種々の電気部品の回路部(20)の電
源ラインに接続されている。
なお、ヘッドライトやスモールランプ用のスイッチ、ア
クセサリースイッチ等の各回路部の電源スイッチはこの
電磁リレースイッチ(3)の後段に設けられるものであ
る。
電流検出用抵抗(2)で検出された電流値に対応した電
圧はリミッタアンプ(4)を介して積分回路(5)に供
給されて積分される。リミッタアンプ(4)の入力側の
抵抗(4R)は高抵抗である。積分回路(5)の出力積分
値は比較回路(6)に供給され、予め定められた規定値
REFと比較され、その比較出力が電磁リレースイッチ
(3)のオン・オフ制御用のトランジスタ(7)のベー
スに供給される。
リミッタアンプ(4)の出力はまた、微分回路(8)に
供給されて、リミッタアンプ(4)の出力、したがって
バッテリ(1)の放電電流の急な増減変化が検出され
る。そして、この微分回路(8)よりの検出出力パルス
はリセットパルス形成回路(21)に供給され、これより
微分パルスに基づいたリセットパルスが得られ、これが
積分回路(5)のリセット用スイッチ(5S)に供給され
て、このスイッチ(5S)をオンとする。このスイッチ
(5S)のオンにより積分回路(5)のコンデンサ(5C)
の積分値は例えば「0」にリセットされる。なお、スイ
ッチ(5S)に直列に抵抗を接続し、スイッチ(5S)のオ
ンの間、一定の時定数で積分値を減少させるようにして
もよい。
また、この例では微分回路(8)の検出出力パルスはス
イッチ(9)を介して積分回路(5)のリセットスイッ
チ(5S)に供給されるようにされている。そして、フラ
ッシングカウンタ(10)が設けられてフラッシングの数
がカウントされ、そのカウント値出力が比較回路(11)
に供給されこの回路(11)において通常使用時のフラッ
シング回数よりもフラッシング回数が大きくなったとき
これよりその検出出力が得られ、この検出出力によりス
イッチ(9)がオフにされ、微分回路(8)の出力によ
る積分回路(5)のリセットがなされないようにされ
る。
これは、例えば自動車を停車させ、駐車灯を点滅させた
状態でキーを抜き、長時間放置したときにもこの発明回
路を働かせるためである。
なお、スイッチ(9)を比較回路(11)の出力でオフに
するのではなく、比較回路(11)の出力によってフラッ
シングを止めるようにしてもよい。
なお、キーをさし込んで例えばACCの位置にさせたと
き、積分回路(5)はリセットされ、スイッチ(3)及
び(9)はオンにリセットされるものである。
また、この例では、エンジン回転中信号発生回路(12)
よりのエンジン回転中信号がリセットパルス形成回路
(21)に供給されて、エンジン回転中はスイッチ(5S)
が常にオンにされ、積分回路(5)で積分動作が行なわ
れないようにされている。
このエンジン回転中信号としては、例えば、タコメータ
でエンジン回転数を検出するがこの回転数が所定値以上
のときエンジン回転中であるとしてこれを用いることが
できる。
このような構成において、今、例えばヘッドライトを消
し忘れてしまった場合を考える。このときは電磁リレー
スイッチ(3)はオンであり、放電電流としては例えば
6A流れているとする。
ここで、規定値REFを例えば1〜2Ahの積分値出力に相当
する電圧に設定したときは、第2図において、左下りの
斜線を付して示す領域(13)のように、約2分経過する
と積分値が2Ahとなるため(第3図の傾線(14)参
照)、比較回路(6)の出力がハイレベルとなり、トラ
ンジスタ(7)がオンとなる。すると、電磁リレースイ
ッチ(3)はオフとなり、ヘッドライトの回路へのバッ
テリ電源の供給が断たれる。
同様にして、例えばスモールランプを消し忘れた場合に
は、例えば放電電流(負荷電流)として1Aが流れている
とすると、第2図において右斜め斜線を付して示す領域
(13)の面積が領域(15)と同じ面積となり、このとき
第3図の傾線(16)で示すように約30分経過すると、積
分値が2Ahを越えるため比較回路(6)の出力によりト
ランジスタ(7)がオンとなり、リレースイッチ(3)
がオフとなって回路電源が断たれる。
したがって、規定値REFを、次にエンジン始動用モータ
を駆動させるのに十分なように定めておけばバッテリの
完全放電により車が始動できなくなることを防止でき
る。
次に、自動車を運転している場合等人が乗車している場
合を考える。
この場合には、例えばブレーキペダルを踏むことによる
ブレーキランプの点灯、方向指示器によるランプの点
滅、エアコン使用時の自動ファン、カーステレオのカセ
ットの再生方向自動反転、さらには人がラジオをつけ
る、カーステレオをオンにする等により、積分時の電流
が一定であることは殆どなく、急激な電流増減変化を少
なからずしている。
このため、手動操作や、自動的に動作するクーラーファ
ンなどによるこの急激な電流増減変化は微分回路(8)
で検知され、検知される毎に積分回路(5)がリセット
されることになる。
したがって、規定値REFを適当な値に定めることによっ
て人が乗車して運転をしている場合には積分回路(5)
の積分値出力が規定値を越えることはなく、種々の回路
への電源の供給は保障される。
なお、リミッタ(4)はエンジン始動用モータの電源も
リレースイッチ(3)を介して得る場合に、この例の回
路が誤動作してエンジンスタート時に働いてしまわない
ようにするためのもので、エンジン始動用モータの電源
はこの発明回路を介さずに供給するようにすればこのリ
ミッタ(4)は設けなくてもよい。
なお、以上はすべてディスクリートの回路構成とした場
合について説明したが、検出用抵抗より得た電圧をデジ
タル信号に変換し、これをマイクロコンピュータに供給
してソフトウエアで処理するようにすることもできる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、自動車からキーを抜いて離れると
き、誤ってスモールランプ等を消し忘れても、バッテリ
が完全放電してエンジン始動用モータを駆動できなくな
ってしまうなどという不都合がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明装置の一実施例の回路図、第2図はそ
の動作の説明のための図、第3図は積分値の特性図であ
る。 (1)は自動車用バッテリ、(2)は電流検出用抵抗、
(5)は積分回路、(6)は比較回路、(8)は変化検
出手段としての微分回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリの放電電流を検出してそれを積分
    する積分手段と、この積分手段における時間による積分
    値が規定値を越えたときこれを検出する手段と、その検
    出出力により上記バッテリよりの自動車電気部品への電
    源供給を断つ手段と、上記積分期間中に電流の急増減変
    化を検出する変化検出手段と、この変化検出手段の出力
    により上記急増減変化が検出されたとき上記積分値をリ
    セットあるいは変化させる手段とからなる自動車用バッ
    テリの完全放電防止装置。
JP10004586A 1986-04-30 1986-04-30 自動車用バツテリの完全放電防止装置 Expired - Lifetime JPH0793789B2 (ja)

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JPS62260527A JPS62260527A (ja) 1987-11-12
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JPS62260527A (ja) 1987-11-12

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