JPH0793729A - 回転ヘッドクリーニング機構 - Google Patents

回転ヘッドクリーニング機構

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JPH0793729A
JPH0793729A JP23649093A JP23649093A JPH0793729A JP H0793729 A JPH0793729 A JP H0793729A JP 23649093 A JP23649093 A JP 23649093A JP 23649093 A JP23649093 A JP 23649093A JP H0793729 A JPH0793729 A JP H0793729A
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JP
Japan
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tape
cleaner
rotary
head
lever
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Application number
JP23649093A
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English (en)
Inventor
Shinichi Ueda
愼一 上田
Yuzo Tsuchiya
雄三 土屋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で、効果的なヘッドクリーニング
動作を実現し得る回転ヘッドクリーニング機構を提供す
ること。 【構成】 モータ17で駆動される駆動用ギア18と噛
み合い回転駆動する回転ギア15上部に設けられたカム
20の外周に離設された突起部21b ,21cを、カム
20の上部に異なる回転半径の回転溝22を設け、突起
部と係合する回動可能なクリーナレバ12と、回転溝2
2と係合する回動可能なピンチレバ31を、回転ギア1
5の回転駆動により駆動し、クリーナレバ12の一端に
設けられたクリーナパッド13と図示しない磁気ヘッド
との接触動作あるいは離間動作、およびピンチレバ31
の一端に設けられた回転自在のピンチローラ32とシャ
シ11に固定された回転自在のキャプスタン33との近
接動作、離間動作をカム20を用いて制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープに記録・再
生を行う回転ヘッド方式の磁気記録・再生装置の回転ヘ
ッドクリーニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRなどの記録媒体となる磁気テープ
に記録・再生を行う磁気ヘッドは、固定型と回転型の2
種類に大別される。
【0003】固定型の磁気ヘッドは、一次元ヘッド走査
方式で、磁気テープ走行方向の記録パターンをテープ長
手方向に形成する方法で記録され、エンドレス方式、往
復方式、マルチトラック方式などが実用化されている
が、テープの使用効率や機構系に起因する時間軸変動の
点から2次元走査を行う磁気ヘッドが、近年用いられる
ようになってきている。
【0004】回転型の磁気ヘッドは、幅走査方式と斜め
走査方式の2種類があり、幅走査方式は磁気テープ幅方
向に記録パターンを形成する方法で記録され、斜め走査
方式はヘリカルスキャン方式とも呼ばれ、回転シリンダ
に装着された磁気ヘッドが記録媒体の磁気テープを斜め
に走査し、磁気テープの斜め方向に記録パターンを形成
する方法で、磁気テープの記録密度とテープ使用効率の
向上を図っている。
【0005】磁気ヘッドの機構系は、回転の制御を高精
度で行うサーボ系と磁気テープの走行を行うテープ走行
系で構成されている。テープ走行系は磁気テープの走行
経路に磁気テープをガイドするリードと回転部材とテー
プの張力設定用部材などから構成されている。
【0006】磁気テープと回転ヘッドの接触は、摩擦抵
抗などが考慮され、シリンダの真円度、軸ぶれ、ヘッド
の突き出し量などが主な機構設計の検討項目となってい
る。
【0007】磁気テープのローディングは、Uローディ
グ方式とMローディング方式とがあり、テープの装填
後、再生(PLAY)などの操作子の操作によりテープローデ
ィング機構が作動する様になっている。テープローディ
ングは、一本あるいは2本のガイドピンをシリンダに巻
き付けるように動作させ、ピンチローラあるはキャプス
タン、インピダンスローラ、テンションスタビライザな
どによりヘッドと接するように磁気テープを配置する。
【0008】従来、このようなテープローディング機構
に連動して動作するヘッドのクリーニング機構が、VT
Rには一般に設けられている。
【0009】図9に、従来の回転ヘッドクリーニング機
構を示す。
【0010】図9に示すようにシリンダ1に磁気ヘッド
(図示せず)が搭載され、このシリンダ1の周囲には、
テープローディング機構を構成するテープ引き出し部材
2が、矢印A,B方向に移動自在に配設される。このテ
ープ引き出し部材2は、カセットに巻装される磁気テー
プを引き出して、シリンダ1の周囲に装架される。
【0011】そして、テープ引き出し部材2の経路上に
は、回転ヘッドクリーニング機構を構成するクリーナレ
バ3が軸3a を介して回動自在に配設される。このクリ
ーナレバ3は、一端部にクリーナパッド4が取り付けら
れ、他端部には、圧着用の第1のばね部材5および戻し
用の第2のばね部材6がそれぞれ係着される。このう
ち、第1のばね部材5は、その一端部に押圧部5a がテ
ープ引き出し部材2に対応して受けられ、この押圧部5
a がテープ引き出し部材2の矢印A方句のテープローデ
ィング途中(あるいは矢印B方向のテープアンローデイ
ング途中)において、該テープ引き出し部材2に押圧さ
れることにより、クリーナレバ3を一旦、図中反時計方
向に回動付勢し、そのクリーナパッド4をシリンダ1の
磁気ヘッドに当接する。このテープローディング途中に
おいて、クリーナパッド4は、シリンダ1の磁気ヘッド
のクリーニングを実行して、目づまりを除去する。
【0012】他方、第2のばね部材6は、クリーナレバ
3に対して図中時計方向に付勢力を付与してストッパ7
に当接させ、該クリーナレバ3のクリーナパッド4を磁
気ヘッドから離間させた位置に位置制御する。
【0013】これにより、クリーナレバ4は、テープロ
ーディング完了状態において、第2のばね部材6の付勢
力により、図中、時計方向に回動付勢されて、そのクリ
ーナパッド4がシリンダ1の磁気ヘッドから離間され
る。
【0014】しかしながら,この従来の回転ヘッドクリ
ーニング機構によるクリーニング効果は、その動作回数
が、一回と限られており、ヘッドの磁性粉等による目づ
まりを防止するのに充分な役割を果たせないことがあっ
た。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、テープロ
ーディングあるいはアンローディング途中の引き出し部
材の移動によるクリーニング機構の動作回数が、一回と
なっており、磁気ヘッドの目づまりをヘッドとパッドの
接触により除去するため、押圧力、接触時間、あるいは
接触面積などのヘッドクリーニング条件を満足せず、充
分なクリーニング性能が得られないという問題があっ
た。
【0016】そこで、本発明はこのような問題に鑑み、
簡易な構成で、効果的なヘッドクリーニング動作を実現
し得る回転ヘッドクリーニング機構を提供することを目
的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よる回転ヘッドクリーニング機構は、回転磁気ヘッドが
設けられたシリンダと、このシリンダに磁気テープを添
接させて走行させ、前記回転磁気ヘッドによって少なく
とも磁気テープから信号を再生するためのテープ走行駆
動手段であって、複数の動作モードを設定可能なテープ
走行駆動手段と、回転ギアを備え、該ギアにより前記テ
ープ走行駆動手段と、前記回転磁気ヘッドの回転軌跡と
その軌跡から離れた位置間で移動自在に設けられたクリ
ーナ部材と、前記動作モード設定手段の回転ギアと前記
クリーナ部材とを連接し、ある動作モードから他の動作
モードへ切り換えるべく前記回転ギアが回転されたとき
前記クリーナ部材を複数回、前記回転磁気ヘッドの回転
軌跡に位置させるように動作するクリーナ部材駆動手段
とを具備したことを特徴とするものであり、請求項2記
載の回転ヘッドクリーニング機構は、回転磁気ヘッドが
設けられたシリンダと、このシリンダに磁気テープを巻
回する位置と、その巻回を解く位置間で移動するテープ
引き出し部材と、前記回転磁気ヘッドの回転軌跡とその
軌跡から離れた位置間で移動自在に設けられたクリーナ
部材と、前記テープ引き出し部材の移動によって駆動さ
れ、該テープ引き出し部材の1ストロークの移動で前記
クリーナ部材を複数回前記回転磁気ヘッドの回転軌跡に
位置させるように動作するクリーナ部材駆動手段と、具
備したことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】本発明においては、簡易な構成で、簡易な構造
の制御部品を追加するだけで、単位時間当たりの磁気ヘ
ッドとパッドの当接回数が増え、クリーニング性能が向
上するとともに、安価なクリーニング機構を構成するこ
とが可能となる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の回転ヘッド機構の一実施例を
示す構成斜視図である。
【0020】図1(a) は、このヘッドクリーニング非動
作状態を示し、同図(b) は、ヘッドクリーニング動作状
態を示す。
【0021】シリンダ10がシャーシ11上に、配設さ
れる。
【0022】シリンダ10には、図示しない回転ドラム
あるいは回転ディスクの磁気ヘッドが搭載される。シリ
ンダ10の外周円外に弾性体で構成されるクリーナパッ
ド13が配置されている。
【0023】前記クリーナパッド4は、図示しない磁気
テープの走行経路外に設けられており、軸12a を中心
として回動可能な保持部材、クリーナレバ12により、
保持される。
【0024】シャーシ11上には、回転ギア15が設け
られ、回転ギア15は、モータ17で駆動される駆動ギ
ア18と噛み合っている。
【0025】前記回動可能なクリーナレバ12と回転ギ
ア15は、回動可能なクリーナレバ12に設けられた腕
部の一端で係合される。前記腕部の他端は、前記クリナ
ーパッド13が設けられる。
【0026】前記回転ギア上部15には、カム20が設
けられ、外周に離設して、複数の突起部21a 、21b
が設けられる。前記カム20の回転が、回動可能なクリ
ーナレバ12を介してクリーナパッド13に伝達され、
クリーナパッド13と図示しない磁気ヘッドが接触す
る。突起部の凹凸21a ,21b により、接触する回数
が決定される。前記カムの動作は、前記駆動ギアで制御
され、時計方向、反時計方向に駆動され、同一方向の回
転による駆動と、時計方向、反時計方向の反転動作によ
る、駆動も可能となっている。突起部21とクリーナレ
バ12の係合部14で制御用のカム20a を形成するも
のとする。
【0027】また、カム20の上部には、回転方向に回
転溝22が設けられる。
【0028】前記回転溝22と係合する、回動可能な保
持部材、ピンチレバ31が軸31aを中心に設けられ、
前記ピンチレバ31の一端は、前記回転溝22と係合す
る係合部34が、他端は、軸31a 中心に回転可能な回
転部材、たとえばピンチローラ32が配設される。
【0029】前記ピンチローラ32の対向部にシャーシ
11上に固定された回転可能な回転部材、キャプスタン
33が設けられ、前記回転溝22との係合状態により、
図示しない磁気テープを挟持することが可能となってい
る。
【0030】前記回転溝22は、異なる回転半径で形成
され、回転半径の異なる部分で軸を中心とした回動可能
なピンチレバ31が駆動される。回転方向の半径は、回
転方向の駆動点で係合され、同一半径では、ピンチレバ
31のピンチローラ32は、同一位置に制御される。ピ
ンチローラ32とキャプスタン33と図示しないテープ
ローディング駆動部で磁気テープ搬送手段30を構成す
るこの異なる回転半径で形成された回転溝22により、
ピンチローラ31の位置が制御される。回転溝22と係
合部34で駆動用のカム20b を形成するものとする。
【0031】次に図1の動作を説明する。
【0032】磁気ヘッド(図示せず)の搭載されたシリ
ンダ10は、シャーシ11上に回転駆動自在に立設され
る。そして、このシリンダ10に対応してシャーシ11
には、クリーナレバ12が軸12 aを介して回動自在に
配設される。 そして、このシリンダ10に対応してシ
ャーシ11には、クリーナレバ12が、軸12a を介し
て回動自在に配設される。クリーナレバ12は、その一
端部にクリーナパッド13が一体的に設けられ、その他
端部には、係合部14が設けられる。このクリーナレバ
12の係合部14は、3種類の動作モードを切り替える
制御用のカム20a に係合される。
【0033】この制御用のカム20a には、非駆動部2
1a 、第1駆動部21b および第2の駆動部21c が設
けられ、係合状態により3種類の動作モードが切り換え
られる。なお、この駆動部21b ,21c は、それぞれ
複数の突起部を設けてある。
【0034】前記カム20に回転力を与える回転ギア1
5は、モータ17の駆動ギア18と噛み合っており、モ
ータ17の回転力が歯車伝達機構18を介して伝達され
て回転駆動され、その所定の位置には、回動可能なピン
チレバ31の回動を駆動する駆動用のカム20b が形成
される。
【0035】この駆動用のカム20b には、磁気テープ
搬送手段30を構成するピンチローラ32を備えたピン
チレバ32の一端が駆動自在に係合される。ピンチロー
ラ32がピンチレバ31の一端に回転自在に取り付けら
れ、回転ギア15の回転駆動に連動して駆動用のカム2
0b に駆動制御され、テープ再生およびテープ記録モー
ドのテープ定速走行動作において、そのピンチローラ3
2がキャプスタン33に図示しない磁気テープを介して
圧接される。
【0036】この際、磁気テープ定速動作において、回
転ギア15は、制御用のカム20aを形成する突起部2
1b ,21c を駆動用のカム20b と共に、駆動制御す
る。
【0037】なお、回転ギア15の動作は、図示しない
テープローディング機構を含むテープ駆動部を通常のロ
ーディング動作が可能な様に非駆動部21a で切り替え
可能にしている。
【0038】テープ定速走行あるいはクリーニング操作
の設定は、図示しない操作子たとえば再生(PLAY)、記録
(rec )、クリーニング(CLEAN )などからの操作信号で行
われる。
【0039】図2、図3、図4を用いて、さらに詳細に
説明を加えるものとする。
【0040】図2は、操作子の外観図、図3はテープ走
行動作の操作中にクリーニング操作子が設定された場合
のカムの動作状態、図4は、テープ走行動作の操作子と
クリーニング操作子がローディング前(あるいは、アン
ローデイング時)に設定された場合のカムの動作状態を
説明するタイミングチャートである。
【0041】図2に示すPLAYあるいはREC などの操作子
が設定されると、モータ17による駆動ギア18で回転
ギア15が回転駆動され、カム20が駆動される。
【0042】カム20は、その回転に伴って、図示しな
いテープ駆動部を駆動制御して図2に示す時間T1でテ
ープ定速走行動作に設定し、ここにシリンダ10の周囲
に装架された磁気テープのテープ定速走行駆動が行われ
て、テープ再生および録画のテープ定速動作が実行され
る。この際、駆動用のカム20b により、ピンチレバ3
1のピンチローラ32が位置制御され、図示しない磁気
テープをキャプスタンとピンチローラで圧接する。
【0043】この際、クリーナレバ12はその係合部1
4が、制御用のカム20a の非駆動部21a に案内され
て、そのクリーナパッド13がシリンダ10から離間さ
れる。(図1(a) 参照) また、前記テープ定速走行動作において、第1のクリー
ニング操作子CLEAN1が操作されていると、制御用のカム
20a は、その第1の駆動部21b でクリーナレバ12
の係合部14を駆動して、そのクリーナパッド13を時
間T2でシリンダ10へ当接させ(図1(b) 参照)、テ
ープ定速走行状態におけるヘッドクリーニングが断続的
に実行され、磁気ヘッドの目づまりが除去される。その
後、制御用のカム20a が回転駆動され、クリーナレバ
12は、その係合部14が、非駆動部21a に案内され
て、クリーナパッド13が磁気ヘッドから離間され、こ
こにテープ再生および録画のテープ定速走行が実行され
る。この際、ピンチレバは駆動用のカム20b で位置制
御され、磁気テープを介してキャプスタンに圧接され
る。
【0044】さらに、前記テープ定速走行操作子ととも
に、第2のクリーニング操作子CLEAN2が操作されると、
カム20は、図3に示すようにテープ駆動部をテープ走
行状態に設定する前に、すなわちピンチレバ32が駆動
用のカムで位置制御され、磁気テープを介してキャプス
タン33に圧接される前(テープローディング途中ある
いはアンローディング途中)の時間T3で、その制御用
のカム20a の第2の駆動部21c でクリーナレバ12
を駆動して、クリーナパッド13をシリンダ10の磁気
ヘッドに前記第1の駆動部21b より大きい力で断続的
に当接させる。このとき、第1の駆動部の突起部と第2
の突起部の構成、たとえば、突起の形状により異なった
押圧力を設定できるものとする。
【0045】ここで、クリーナレバ12は、そのクリー
ナパッド13で磁気ヘッドのヘッドクリーニングが行わ
れて、目づまりが除去される。その後、カム20は、テ
ープ駆動部を時間T4で所望のテープ定速走行状態に設
定し、ここにテープ再生および録画のテープ定速走行動
作が実行される。
【0046】さらに、前記定速動作において、第3のヘ
ッドクリーニング操作子CLEAN3が操作されると、図示し
ないサブヘッドが作動され、磁気ヘッドの包絡線欠落の
有無が検出される。たとえば、図5に示すように、ステ
ップS1で包絡線の欠落が、図示しない検波回路で検出
されると図示しない制御回路に検出信号が出力される。
すると、制御回路は、モータ駆動信号を生成してモー
タ17を駆動制御し、カム20を回転駆動する。(ステ
ップS2) ここで、突起部21b ,21c で形成される制御用のカ
ム20a でクリーナレバ12の係合部14を回動付勢し
て、クリーナパッド13を磁気ヘッドに当接させ、ヘッ
ドクリーニングが行われて、目づまりが除去される。
(ステップS3、S4) ここで、ピンチレバ31は、駆動用のカム20b で位置
制御され、キャプスタン33とピンチローラ32で図示
しない磁気テープが圧接された状態のままとなってい
る。
【0047】ここで、検波回路は、一般に用いられるダ
イオード検波回路などで構成され、ピーク検波あるい
は、平均値検波などの包絡線検波が行われるものとす
る。検波出力が欠落した状態で、ハイあるいはローの信
号が制御回路に供給されるものとする。
【0048】その後、ステップS5に移行して、モータ
17が駆動され、カム20が駆動される。
【0049】ここで、制御用のカム20a が、非駆動部
21a にクリーナレバ12の係合部14を案内して、ヘ
ッドからクリーナパッド13を離間させるとともにテー
プ駆動部をテープ走行動作に設定する。
【0050】このような構成にすることにより、複数回
の当接回数が得られ、図6に示すように、当接回数が従
来のA領域からB領域へ移行し、飛躍的なクリーニング
効果が得られる。
【0051】なお、本実施例では、外部の操作子より、
包絡線の欠落を検出しているが、第3のクリーニング操
作子は、サブヘッドをモニタ用にし、欠落状態を常に監
視するように設定してもよい。
【0052】なお、本実施例では、カムの外周に複数の
突起部を設け、同一方向で複数回、ヘッドと当接するよ
うに構成しているが、本発明はこれに限定されず、図7
に示すように、一突起部21b ,21c を離設して設
け、一突起部の両端21d ,21e に位置検出センサあ
るいは、回転半径と回転時間の関係から位置を検出する
検出手段を設け、制御回路の信号でモータを時計方向と
反時計方向に駆動して複数回、ヘッドにクリーナパッド
13を当接することも可能である。
【0053】本発明による他の実施例を図8に示す。
【0054】シリンダ1の円筒外に、クリーナパッド3
が設けられ、軸3a を中心に回動自在のクリーナレバ3
により保持されている。このクリーナレバ3の軸部には
時計方向、反時計方向の回動付勢を弾性定数で制御する
バネ5,6が付設され、一端には、クリーナパッド4が
設けられている。バネの一端5a には、複数の凹凸部9
が設けられ、他端は軸3a に係着されている。クリーナ
レバ3の直交方向には、回動付勢調整用の部材8が、回
動範囲制限用の穴部8a とともに設けられ、回動自在の
クリーナパッド4のバネ5,6の弾性力を考慮し、動作
の安定化を図っている。クリーナレバ3の時計方向の付
勢力は、ストッパ7により、抑止される。
【0055】テープローディング時に移動するテープ搬
送部材2に、複数の凹凸部9と係合するガイドピン2a
を設け、BからAへ移動する際、このガイドピン2a と
凹凸部9が係合し、バネ5a を凸部で矢印Cの方向へ、
凹部で矢印Cと反対方向に駆動する。複数の凹凸により
クリーナレバ3の端部に設けられたクリーナパッド4
は、この駆動部の往復動作により、矢印Dの方向と反対
方向に駆動され、ヘッドと複数回、当接する。
【0056】このような、構成にすることにより、従
来、テープローディング時に一回のクリーナパッド4の
動作を複数回にすることが可能となり、クリーニング性
能を向上することが可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、簡易
な構造の制御部品を追加するだけで、テープローディン
グ時に行われていたクリーニング動作を複数回行うこと
が可能となるとともにテープ定速走行時に行うことも可
能となり、単位時間当たりのヘッドとクリーナパッドと
の単位時間当たりの当接回数が増え、クリーニング性能
が飛躍的に向上するとともに、安価なクリーニング機構
を構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転ヘッドクリーニング機構の一
実施例を示す構成斜視図である。
【図2】図1の外部設定可能な操作子の外観を示す外観
図である。
【図3】図2の操作子の設定状態によるカムの動作を説
明するタイミングチャートである。
【図4】図3と設定状態の異なるカムの動作を説明する
タイミングチャートである。
【図5】図1の制御動作の手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】単位時間当たりの当接回数とクリーニング性能
の関係を示す図である。
【図7】本発明による回転ヘッドクリーニング機構の他
の実施例を示す図である。
【図8】本発明による回転ヘッドクリーニング機構の他
の実施例を示す図である。
【図9】従来の回転ヘッドクリーニング機構を示す図で
ある。
【符号の説明】
10…シリンダ 12…クリーナレバ 13…クリーニングパッド 20…カム 20a …制御用カム 20b …駆動用カム 21a …非駆動部 21b …駆動部 21c …駆動部 22…回転溝 30…テープ搬送手段 31…ピンチレバ 32…ピンチローラ 33…キャプスタン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転磁気ヘッドが設けられたシリンダと、 このシリンダに磁気テープを添接させて走行させ、前記
    回転磁気ヘッドによって少なくとも磁気テープから信号
    を再生するためのテープ走行駆動手段であって、複数の
    動作モードを設定可能なテープ走行駆動手段と、 回転ギアを備え、該ギアにより前記テープ走行駆動手段
    を制御して前記動作モードの設定を行う動作モード設定
    手段と、 前記回転磁気ヘッドの回転軌跡とその軌跡から離れた位
    置間で移動自在に設けられたクリーナ部材と、 前記動作モード設定手段の回転ギアと前記クリーナ部材
    とを連接し、ある動作モードから他の動作モードへ切り
    換えるべく前記回転ギアが回転されたとき前記クリーナ
    部材を複数回、前記回転磁気ヘッドの回転軌跡に位置さ
    せるように動作するクリーナ部材駆動手段とを具備した
    ことを特徴とする回転ヘッドクリーニング機構。
  2. 【請求項2】回転磁気ヘッドが設けられたシリンダと、 このシリンダに磁気テープを巻回する位置と、その巻回
    を解く位置間で移動するテープ引き出し部材と、 前記回転磁気ヘッドの回転軌跡とその軌跡から離れた位
    置間で移動自在に設けられたクリーナ部材と、 前記テープ引き出し部材の移動によって駆動され、該テ
    ープ引き出し部材の1ストロークの移動で前記クリーナ
    部材を複数回、前記回転磁気ヘッドの回転軌跡に位置さ
    せるように動作するクリーナ部材駆動手段と、 具備したことを特徴とする回転ヘッドクリーニング機
    構。
JP23649093A 1993-09-22 1993-09-22 回転ヘッドクリーニング機構 Pending JPH0793729A (ja)

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JP23649093A JPH0793729A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 回転ヘッドクリーニング機構

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EP0977195A2 (en) * 1998-07-29 2000-02-02 Hewlett-Packard Company Improvements in tape recording and playback apparatus

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