JPH0793594B2 - 自己訓練式適応等化装置 - Google Patents

自己訓練式適応等化装置

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JPH0793594B2
JPH0793594B2 JP3194819A JP19481991A JPH0793594B2 JP H0793594 B2 JPH0793594 B2 JP H0793594B2 JP 3194819 A JP3194819 A JP 3194819A JP 19481991 A JP19481991 A JP 19481991A JP H0793594 B2 JPH0793594 B2 JP H0793594B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
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    • H04L25/03038Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a non-recursive structure
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ伝送又は記憶用
チャネルの適応等化に係り、更に詳細に説明すれば、パ
ーシャル・レスポンス通信又は記憶システムにおけるチ
ャネル等化のための、適応性分散算術等化装置のルック
アップ・テーブル更新手段に係る。
【0002】
【従来の技術】自己訓練式適応等化方式は、Y. Sato の
論文:“A Method of Self-Recovering Equalization f
or Multi-Level Amplitude Modulation Systems", IEEE
Trans. Comm., Vol. COM-23, pp. 679 - 682, June 19
75 により公知である。開示された方式では、等化器係
数を更新するために、N回の乗算及び特定の関数gの演
算が必要である。後者は、パーシャル・レスポンス・ク
ラスIV(PRIV)信号の場合、PRIVチャネルを
反転し且つ2レベルPRIV信号を発生することを必要
とする。更に、記載された線形適応等化器は、定常状態
において、決定指向適応等化器に関して、強いタップ・
ノイズを受ける。
【0003】A. Peled らによる他の論文:“A New Har
dware Realization of Digital Filters", IEEE Trans.
Acoustics, Speech, Signal Processing, Vol. ASSP-2
2, pp. 456 - 462, December 1974 では、新しいフィル
タ設計が開示されている。この技術は、「分散算術」フ
ィルタ設計として知られている。しかし、この文献は、
このフィルタを適応等化器として応用することを全く開
示していない。
【0004】分散算術アーキテクチャを使用する適応等
化器については、C.F.N. Cowan らによる論文:“A Dig
ital Adaptive Filter Using a Memory-Accumulator Ar
chitecture: Theory and Realization", IEEE Trans. A
coustics, Speech, SignalProcessing, Vol. ASSP-31,
pp. 541 - 549, June 1983 に記載されている。この論
文で開示されたルックアップ・テーブル値の更新方式
は、最小2乗平均アルゴリズムに基づくものであるが、
自己訓練モードにおいて分散算術等化器を使用するとい
う試みは、全く成されていない。等化器を訓練するため
には、訓練シーケンスの伝送及び認識を必要とするのが
普通である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】公知の等化装置及び手
順の欠点を解決した等化装置を提供することが望まれて
いる。
【0006】従って、本発明の目的は、受信データ信号
について自己訓練を行い、従って訓練シーケンスを必要
としない、分散算術技術を使用する等化装置を提供する
ことである。
【0007】本発明の他の目的は、定常状態のタップ・
ノイズが低い自己訓練式適応等化装置を提供することで
ある。
【0008】本発明の他の目的は、ハードウェア構成が
簡単な自己訓練式適応等化装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、順次に受信される信号サンプル xn q
記憶するための遅延ラインと、等化器特性を決定するテ
ーブル値 dn(j)を保持するルックアップ・テーブル
を記憶するためのランダム・アクセス・メモリと、前記
テーブル値の内の選択されたテーブル値を取り出すため
の手段と、前記取り出されたテーブル値を処理して等化
器出力値 yn を発生するための手段とから成る、パー
シャル・レスポンス通信又は記憶システムにおけるチャ
ネル等化のための自己訓練式適応等化装置において、前
記テーブル値の更新手段が、前記遅延ラインに記憶され
た全てのビットの所定の1つ(z(0); z(1))を、2
進制御値 zn として得るための手段(111、 113)と、
前記2進制御値の制御の下で、前記ルックアップ・テー
ブルから取り出されたテーブル値 dn(j)の1つを選
択するための手段(157、 161)と、前記2進制御値及び
前記等化器出力値に応答して、訂正項 −Δdn を発生
するための手段(209)と、中間項を得るために、前記
選択された1つのテーブル値 dn 及び前記訂正項−Δ
n を加算するための手段(171、 177、 179、 193、 199、
203)と、前記中間項を所定の制限値の間に制限して、
更新されたテーブル値 dn+1 をその出力に供給するた
めの手段(215)と、前記更新されたテーブル値 dn+1
を、前記ルックアップ・テーブルに記憶させるための手
段(115、 117、 119、 217、 219)とから構成され、前記
訂正項 −Δdn を発生するための手段(209)が、前記
等化器出力値を、使用中の変調方式によって決定される
記号の目標集合と比較するための手段(237)と、前記
等化器出力値が、前記目標集合の最大の記号M及び第1
の定数νの和よりも大きい場合、前記2進制御値の第1
の所定関数 f1(zn)として、前記訂正項 −Δdn
発生するための第1の発生手段(249、 257、 263)と、
誤差項 ^en の絶対値が前記第1の定数νよりも小さ
い場合、前記2進制御値と、2進関数 x
n-k0 (B-zn) と、前記誤差項との第2の所定関数 f
2(zn)として、前記訂正項 −Δdn を発生するため
の第2の発生手段(241、 249、 259、 265、 267、 271)
と、他のすべての場合に、前記2進制御値の第3の関数
3(zn)として、前記訂正項 −Δdn を発生するた
めの第3の発生手段(249、 261、 273)とを含んでいる
ことを特徴とする。
【0010】
【実施例】A)環境 図1には、本発明が使用される環境又は一般的システム
として、パーシャル・レスポンス・クラスIV型の通信
システム又は磁気若しくは光学記録システムの時間離散
モデルが示されている。入力11に供給される伝送デー
タ・シーケンス{an}は、M配列アルファベット{±
1, ±3, ...., ±(M−1)}、M =2m から独立
し且つ等しく分散された(independent and identicall
y distributed 、i.i.d.)記号から成る。理想的でない
PRIVチャネルを検討する。全体的なチャネル伝達関
数は、理想的なPRIV伝達関数 Hpriv(f)(図1
のブロック13に示される)と、チャネル歪みを決定す
る伝達関数 H(f)(図1のブロック17に示され
る)とのカスケードとしてモデル化される。
【外5】 時間離散モデルが検討されるから、H(f)は周期関数
であり、その周期は、変調レート fR =1/Tに等し
い。
【外6】 理想的なPRIVチャネルの出力は、次の式(1)に従
う。式(1)は、制御された記号間妨害(ISI)の導
入を示す。
【数1】 シーケンス {bn}(図1の15に示される)は、(2
M−1)配列アルファベット{0,±2,..., ±(2M
−2)}からの相関記号から成る。受信機の入力19に
現れる受信信号は、次の式(2)によって与えられる。
【数2】 ここにおいて、{hn}は、H(f)の逆フーリエ変換
であり、{νn}は、ゼロ平均及び分散 ρ2 を有する、
i.i.d. ガウス・ノイズ・サンプルのシーケンスであ
る。
【0011】受信機では、信号サンプル xn が、等化
に先立ち量子化器21で量子化され、(B+1)ビット
・ベクトル n ={un (0),...,un (B)}による2進表
記法で表される。23に現れる量子化サンプルは、次の
式(3)によって与えられる。
【数3】 n (w) と un (w) との間には1対1の対応関係がある
ので、前者が集合{−1,+1}に属し、後者が集合
{0,+1}に属することを留意しつつ、以下では両者
をいずれもビットと称する。量子化器21の出力は、間
隔(−2M+2-BM,2M−2-BM)に属する。事象
{|xn |>2M}の確率は、無視できるものと仮定す
る。従って、量子化器21は、一様量子化器とほぼ等価
である。
【0012】23に現れる量子化サンプルは、分散算術
等化器として実現される適応等化器25内で処理され
る。Nタップ付き線形等化器の係数のベクトル
{c0 ,..., cN-1 }と、その遅延ラインに時間nに記
憶される信号のベクトル n q={xn q,...,
n-N+1 q}を検討する。分散算術アーキテクチャを持つ
等化器の出力は、式(4))のように演算される。
【数4】 これは、yn が、B+1個のルックアップ値 v(xn
(w),..., xn-N+1 (w))の重み付け和(w=0,...,
B)として得られることを示す。固定式分散算術等化器
のルックアップ値は、予め計算されてルックアップ・テ
ーブルに記憶された、ベクトル n (w)
{xn (w),..., xn-N+1 (w)}の可能な2N 個の値によっ
て決定される。
【0013】v(xn (w),..., xn-N+1 (w))と v(−
n (w),..., −xn-N+1 (w))とは、符号が異なるだけで
あり、即ち v( n (w))= −v(− n (w))である
から、2N-1 個のメモリ位置が必要とされるに過ぎな
い。この対称性を利用することにより、式(4)を次の
式(5)の形式に書き換えることができる。
【数5】 ここで、k0 は0とN−1との間にある任意の索引であ
る。記憶されるべきルックアップ値の数は、2N-1 であ
り、そして xn-k0 (w) は、選択された係数が加算され
るべきか又は減算されるべきかを決定する。
【0014】これらのルックアップ値は、等化器が線形
フィルタと等価になるように、最初に次の式(6)のよ
うに設定されている。
【数6】 その後、これらのルックアップ値は、繰り返し更新され
る。27に現れる適応分散算術等化器25の出力は、次
の式(7)で表される。
【数7】 ここで、dn(j)(j=0, ..., 2N-1−1)は、n
番目の繰り返しにおけるルックアップ値の集合であり、
索引 in (w) は、次の式(8)によって与えられる。
【数8】
【0015】適応等化器25の出力値 yn は、出力3
1に推定記号 ^bn のシーケンスを与える処の、多重
レベル決定素子29へ供給される。
【0016】B)自己訓練適応分散算術等化器の原理 図2には、本発明を用いる適応分散算術等化器の原理が
示されている。この等化器へ供給される入力値 xn q
は、その各々が量子化され且つ(B+1)ビットによっ
てそれぞれ表されるものと仮定する。
【0017】ブロック35は、N個の連続する(B+
1)ビット入力値 xn q を記憶するための等化器遅延ラ
インを表す。ビット位置は、上添字(0)...(W)...
(B)によって示され、連続する変調間隔は、添字 n
...(n-k)...(n-N+1)によって示される。ブロック
35内の各ボックス37は、一のビット記憶位置を表
す。各列は、完全な一の値 xn q を保持し、各行は、遅
延ラインに記憶された全ての値の対応するビット(xn
(w)... xn-N+1 (w))を保持する。入力23に新しい値
が入力されると、記憶された全ての値が1位置だけシフ
トする。
【0018】各変調間隔中、記憶された全てのビットが
順次に読み出される。上添字(W)を付したN個の対応
するビットの各グループは、式(8)が示すように、ラ
ンダム・アクセス・メモリ41に記憶されたルックアッ
プ・テーブル用のアドレス(出力ライン39に現れる)
を計算するために使用される。
【0019】このルックアップ・テーブルは、等化器の
特性を決定する処の、2N-1 個のルックアップ値 d
n(j)(j=0,..., 2N-1−1)を保持する。これら
の値は、アドレスを計算するために、記憶された値 xn
q のビットを用いて選択される。等化器の1つの出力値
n を発生するため、1つの変調間隔の間に、(B+
1)個のルックアップ値が順次に取り出され、シフト及
び加算動作によって結合される。
【0020】入力値 xn q と同様に、ルックアップ値も
量子化され、その各々は Bd ビットによって表され
る。ライン39に現れる(N−1)ビットの各アドレス
n (w) は、1つのルックアップ値 dn(in (w))の取
り出しを行わせて、これをライン43上に供給させる。
この値は、乗算器45内で、ライン47上の単一ビット
n-k0 (w) と乗算される。このビットは、ルックアップ
・テーブルのアドレスを計算するために現に使用されて
いるビット・グループ(xn (w) ... xn-N+1 (w))の1
つの所定ビットである。即ち、遅延ラインの所定のタッ
プで現に利用可能な入力サンプルの対応ビット xn-k0
(w) である。
【0021】ライン49上の乗算器45の出力は、加算
器51と、レジスタ53と、各レジスタ出力を除数2で
除算する(実際にはシフト手段である)除算器55とを
含む累算器配列へ供給される。除算器55の出力は、ラ
イン57を介して加算器51へ入力され、そこでライン
49に現れる次の部分値と加算され、その結果が、次の
クロック・パルスで以てレジスタ53に記憶される。
【0022】各変調間隔の最後には、新しい等化器出力
値 yn がライン27に生ぜられる。次に、この出力値
n は、RAM41に記憶されているルックアップ値の
内、当該出力値 yn を発生するために現在の変調間隔
で選択された単一の値を更新するために使用される。本
発明によって導入された選択及び更新手順の詳細は、次
のセクションC及びDで説明する。
【0023】図2には、この更新手順の概略が示されて
いるに過ぎない。更新手段59は、その入力として、ラ
イン27を介して等化器出力値 yn を受け取るととも
に、ライン60及び61を介して、yn を計算するため
に選択された全てのアドレスin (w) 及び対応するルッ
クアップ値 dn(in (w))をそれぞれ受け取る。先にラ
イン47上に現れた単一ビットxn-k0 (w) も、入力62
に供給される。更新手段59の出力として、単一の更新
済みルックアップ値 dn+1(in (w0))及びその対応す
るアドレス in (w0) が、ライン63及び64上にそれ
ぞれ現れる。但し、w0 は、B又は(B−1)の何れか
であり得る。従って、更新を行うために、遅延ライン3
5に現に記憶されている最上位ビット(B)又は2番目
の上位ビット(B−1)の何れかによってアドレスされ
る処の、1つのルックアップ値だけが選択されるに過ぎ
ない。これら2つのどちらを選択するかは、本発明の手
順によって決定される。
【0024】C)自己訓練適応等化器のためのルックア
ップ・テーブル更新 1)性能要件 等化器の性能を決定するために、シーケンス{yn
が、推定記号のシーケンス{^bn}を発生する処の、
メモリのない多重レベル決定素子へ入力される。システ
ム性能の測定値として、次の式(9)で定義される2乗
平均誤差 εn 2 が検討される。
【数9】 ここで、{en}は誤差シーケンスであり、E はシーケ
ンス・アンサンブルの期待値演算子を意味する。もし、
シーケンス{bn}が受信機において既知であれば、即
ち訓練シーケンスが使用されたのであれば、適応分散算
術等化器のルックアップ値を更新するためと、最小の2
乗平均誤差を与える設定値に到達するために、基準指向
の確率的傾斜アルゴリズムを使用することができる。シ
ステムによる訓練シーケンスの使用は、避けたほうが望
ましい。従って、ルックアップ値の初期収束は、受信デ
ータ信号に関する自己訓練によって達成されることにな
る。前述の分散算術適応等化器のための決定指向の確率
的傾斜アルゴリズムは、次のように公式化される。
【数10】
【数11】
【0025】もし、全てのルックアップ値が同時にゼロ
に等しいならば、決定指向の適応分散算術等化器は、正
確には動作しない。かかる事象が生じる場合は、式
(7)から明らかなように、等化器出力はゼロに等しく
なる。かくて、推定誤差もゼロに等しくなり、適応が終
了することになる。従って、0<dn(j)<2,∀j,
∀n であると仮定する。
【0026】2)改良点 本発明によれば、各繰り返しにおいて唯1つのルックア
ップ値だけが更新されるに過ぎないから、システムの複
雑性が低減する。シーケンス{xn q}のサンプルは互い
に相関しているから、ルックアップ値の更新レートは、
入力サンプルの同時確率分布に依存する。ほぼ一定の更
新レートを得るように、各繰り返しにおいて dn(in
(B))又は dn(in (B-1))の何れかをランダムに更新
する手順が、本発明によって導入される。簡便化した決
定指向の確率的傾斜手順は、次の式(12)によって与
えられる。
【数12】 ここで、{zn}は、シーケンス{xn}とは独立した2
進 i.i.d. ランダム変数のシーケンス、zn ∈ {0,
+1}である。またαは、各繰り返しにおいて唯1つの
シフト及び加算動作だけが必要とされるように、2の累
乗に等しく選択される。
【0027】チャネル歪みが存在する状況で、適応プロ
セスが開始すると、記号誤差レートが非常に大きくなっ
て、式(12)の確率的傾斜アルゴリズムは失敗する。
即ち、訓練シーケンスを使用しない限り、ルックアップ
値は、最適の設定値へ収束しない。一方、適応プロセス
の間にシステム固有の非線形性が存在するために、線形
適応等化器用に設計された自己訓練適応アルゴリズム
が、分散算術等化器へ適用されると、失敗することにな
る。その場合、ルックアップ値は、2乗平均誤差の局所
最小値に相当する処の、最適でない設定値へ高い確率で
収束する。
【0028】線形適応等化器にとって、決定指向の確率
的傾斜アルゴリズムの失敗は、推定誤差 ^en の符号
が、真の誤差 en の符号と異なる確率が大きいことに
起因する。しかし、等化器出力 yn の絶対値が理想的
なシステムの最大出力レベルよりも大きければ、即ち、
【数13】 であれば、
【数14】 である。ここで、P{ω}は、事象{ω}の確率を示
す。一方、セクションBで検討された分散算術の実現形
態が使用され且つ式(13)の条件が満足されると、式
(7)は、
【数15】 を与える。事実、0<dn(j)<2,∀j,∀n である
から、式(13)の条件が満足される場合、高い確率
で、sign(yn) = xn-k0 (B) = xn-k0 (B-1)とな
る。この結果、式(14)によって真の誤差の符号へ関
係付けられる推定誤差の符号も、高い確率で、サンプル
n-k0 q の両方の最上位ビットと等しい。従って、式
(13)の条件が満足されるときは、dn(in (B-zn)
を更新するための傾斜ベクトルの構成要素は、1に近い
確率で正になることが判る。
【0029】更に、定常状態のシステム性能は、基準指
向の確率的傾斜アルゴリズムを使用するシステムの性能
に近接することが必要とされる。従って、出力 yn
理想的なシステムの2M−1の出力レベルの何れかとの
間の距離が、所定の正の定数ν<1 よりも小さくなる
場合は何時でも、式(12)の更新規則が適用されるの
である。最後に、大きい2乗平均誤差を生成するような
設定値へ収束する確率を減少するために、式(13)の
条件が満足されず、しかも yn と理想的なシステムの
2M−1の出力レベルの何れかとの間の距離が ν より
も大きい場合は、ルックアップ値 dn(in (B-zn)
が、正の定数によって増大される。
【0030】本発明に従って、自己訓練式適応等化のた
めのルックアップ・テーブル更新手順は、次のように公
式化される。
【数16】 ここで、
【数17】 であり、式(17)中の α1、α2 及び α3 は正の定
数である。図7には、xn-k0 (B-zn) = 1 及び M =
4 のときの、yn に対する Δdn が示されている。d
n+1(in (B-zn))を計算するために、式(17)で定義
される訂正項も、Bd ビットにより表される。
【0031】D)本発明を具体化する等化器の例 図3及び図4には、前述の本発明の更新手順の原理に従
って動作する、四元系PRIVシステムのための適応分
散算術等化器の実現形態が示されている。図3及び図4
は、便宜上2つの図面に分割されているが、連続する1
つのプロセスの流れを示すものである。
【0032】この等化器の各ユニットは、図5(A)の
タイミング信号発生器65から供給される幾つかのタイ
ミング信号によって制御される。図5(B)には、これ
らのタイミング信号のタイミング図が示されている。各
変調間隔の間に、クロック信号CLの4つのパルスが生
じる(クロック信号ライン66)。更に、各変調間隔T
の4分の1(1/4間隔)の間にそれぞれ1つづつ、合
計4つの連続的な位相信号パルスP1... P4が与えら
れる。ライン67A... 67Dにそれぞれ供給される2
進の選択器信号S1... S4は、これらの4つの位相パ
ルスを表す。これらの位相パルスは、各レジスタのロー
ドを選択的に制御するためと、各変調間隔Tの1/4間
隔の間に選択器出力で各1つの入力が現れるように、そ
れぞれが4つの入力及び1つの出力を有する幾つかの選
択器を制御するために供給されるものである。
【0033】図3及び図4の等化器は、5つの6ビット
・レジスタRX0... RX4から成る遅延ライン69
(図2の遅延ライン配列35に相当)を備えている。こ
れらのレジスタは、入力23へ供給される量子化受信入
力サンプル xn q を記憶する。各入力サンプルをレジス
タRX0へ記憶し且つ他のレジスタを通してシフトする
動作は、ライン67Cに生ぜられる選択器信号S3の位
相パルスP3によって、各サンプリング期間の間に一度
だけ行われる。
【0034】遅延ライン・レジスタの各ビットは、b0
(最下位ビット)からb5(最上位ビット)まで番号付
けられる。出力ラインは、5つのレジスタの第1のビッ
トb0がライン71Aに、5つのレジスタの第3のビッ
トb2がライン71Bに、5つのレジスタの第5のビッ
トb4がライン71Cに現れるように、配列されてい
る。同様に、5つのレジスタからの5ビットb1、b3
及びb5は、ライン71D、71E及び71Fにそれぞ
れ現れる。この配列は表1に記載されている。
【表1】
【0035】ライン71A、71B及び71Cは、選択
器73の3つの入力へ接続されている。選択器73は、
ライン67A/B/Dを介して、3つの選択器信号S
1、S2及びS4を受け取る。その結果、各変調間隔の
4つの1/4間隔の内の3つの1/4間隔の間に、5ビ
ット入力グループの1つが選択される。次に、レジスタ
RX0、RX1、RX3及びRX4の4つの対応ビット
がライン77上で利用可能となり、レジスタRX2の対
応ビットbc−Aがライン79上で利用可能となる。X
OR回路81内では、ライン77上の4ビットの各々
が、ライン79上のビットbc−Aと論理的に結合され
る。その結果に相当する4ビット・グループは、クロッ
ク間隔につき一度だけ、レジスタRA(83)に記憶さ
れ、そして等化器ルックアップ値のルックアップ・テー
ブルを含む2重ポート式ランダム・アクセス・メモリ
(RAM89)用のアドレスとして、ライン87上で利
用可能となる。
【0036】同様に、遅延ライン出力71D、71E及
び71Fに現れる諸ビットが、選択器91によって選択
される。出力ライン93、95上で利用可能となるこれ
らのビットは、XOR回路97内で論理的に結合され、
各クロック期間に一度だけ、レジスタRB(99)に記
憶され、ライン101上のアドレスとして利用可能とな
る。
【0037】かくて、各サンプリング間隔の3つの1/
4間隔の間、即ちS4、S1及びS2によって定義され
る間、1対のアドレスA及びBが利用可能になる。これ
らの2つのアドレスによって指定された記憶値がルック
アップ・テーブルから取り出され、ライン103及び1
05を介して、レジスタR1(107)及びR2(10
9)へそれぞれ供給される。これらのテーブル・ルック
アップ値は、それぞれ12ビットの長さを有する。
【0038】本発明の重要な特徴は、ルックアップ・テ
ーブルから取り出された値の内の単一の値を、選択及び
更新することである。このため、レジスタRX0に記憶
された第1のビットb0は、ライン111上で制御ビッ
トz(0)として独立に利用可能となり、レジスタRX
1に記憶された第1のビットb0は、ライン113上で
制御ビットz(1)として独立に利用可能となる。これ
らの制御ビットも、表1に示されている。
【0039】更新済みの1つのルックアップ・テーブル
値を後で再記憶するために、RAM89内のルックアッ
プ・テーブルをアドレスすべくライン87及び101上
で利用可能となった6つのアドレスの内の1つのアドレ
スが、選択され且つ遅延される。各アドレス対A/Bを
受け取る選択器115は、ライン111上の制御ビット
z(0)の2進値に依存して、当該アドレス対の内の1
つのアドレスを選択する。各サンプリング間隔の間に発
生された6つのアドレスの内の1つのアドレス(遅延ラ
インに記憶されたサンプルの最上位ビット又は第2の上
位ビットによって発生されたアドレスに相当する)が、
位相パルスP4の制御の下で、遅延レジスタR12(1
17)に記憶され、次の変調間隔の間に遅延レジスタR
13(119)へシフトされ、次いでライン121を介
して選択器91の4番目の入力へ転送される。この場
合、選択器91は、ライン122を介して、論理値1へ
セットされた第の5ビットも受け取る。従って、選択器
信号S3によって表される1/4間隔P3の間に、選択
器91によってゲートされたアドレスは、ルックアップ
・テーブルへ更新値を書き込むためのライン101上の
アドレスizとして、1/4間隔P4の間に利用可能と
なる(ルックアップ・テーブルからいかなる値も読み取
られない場合)。
【0040】レジスタR1に記憶され且つ出力ライン1
23に現れる処の、12ビットのルックアップ・テーブ
ル出力値VL−Aは、XOR回路129内で、ライン7
9からの対応ビットbc−A(クロック信号CLの制御
の下で、1対の遅延素子125によって遅延された後
に、ライン127上に現れるもの)とそれぞれ論理的に
結合される。除算器130内で除数2による除算を行う
とともに、符号を拡張した後、その結果は、ライン13
1を介して加算器133の14ビット入力として現れ
る。同様に、レジスタR2に記憶され且つライン137
上で利用可能な出力値VL−Bの各ビットは、XOR回
路143内で、ライン95からの対応ビットbc−B
(1対の遅延素子139によって遅延された後に、ライ
ン141上に現れるもの)と論理的に結合された後に、
その結果は符号を拡張され、ライン145を介して加算
器133の第2の入力として現れる。
【0041】加算器133の出力値(147)の内の上
位12ビットは、図4のレジスタR3(149)に記憶
された後、ライン151上で利用可能となる。これらの
ビットは、クロック信号CLの次のパルスでレジスタR
4(153)に記憶され、ライン155上で利用可能と
なる。
【0042】レジスタR1及びR2に記憶され且つライ
ン123/137上で利用可能となる2つのルックアッ
プ・テーブル出力値VL−A及びVL−Bと、ライン1
27/141上で利用可能となる対応する単一ビットb
c−A及びbc−B(以下、“コンパニオン”単一ビッ
トと称する)が、選択器157へ供給される。この場
合、選択器157は、制御ビットz(0)の値に依存し
て、これらの2つの値の内の1つ及びそのコンパニオン
単一ビットを選択する。6つの値VL−A/VL−Bの
内の選択された1つ及びそのコンパニオン単一ビットb
cs(選択されたコンパニオン・ビット)は、ライン1
59上で利用可能となり、ライン67Aを介して供給さ
れる選択器信号S1の位相パルスP1の制御の下で、各
変調間隔の間にレジスタR9(161)に記憶される。
ライン163上で利用可能な選択値dn は、次の変調間
隔の間に、図4のレジスタR10(165)へ転送され
る。次いで、この値(遅延ラインに記憶されたサンプル
の最上位ビット又は第2の最上位ビットの何れかによっ
て選択された値に対応するもの)は、ライン167上で
利用可能となり、そのコンパニオン単一ビットbcsは
ライン169上で利用可能となる。
【0043】選択器171は、入力ライン151及び1
55を介して、レジスタR3及びレジスタR4の内容を
受け取り、また他の入力ライン173を介して、訂正項
(後述)を受け取り、選択器信号S1... S4の制御の
下で、変調間隔ごとにそれらの各1つを順次に選択する
とともに、ライン175を介してレジスタR5(17
7)に記憶する。同様に、選択器179は、入力ライン
181を介して、レジスタR4の内容を除算器183内
で除数4により除算した値を受け取り、入力ライン16
7を介して、レジスタR10の内容を受け取り、他の入
力ライン185を介して、ライン187上の出力値(後
述)から発生され且つ除算器189内で除数4により除
算した入力値を受け取り、一の変調間隔の間に、それら
の各1つを順次に選択するとともに、ライン191を介
してレジスタR6(193)に記憶する。
【0044】レジスタR5及びR6に記憶された値は、
ライン195及び197を介して、それぞれ加算器19
9へ供給される。ライン201で利用可能となるその出
力は、次のクロック・パルスで以てレジスタR7(20
3)に記憶される。ライン205上の12ビット出力値
の内の上位8ビット(205A)は、(選択器信号S1
の位相パルスP1により)各サンプリング間隔につき1
回だけ、等化器出力yn としてレジスタRY(207)
に記憶される。この値は、ライン27を介して、等化器
出力として供給される。また、1/4間隔の1つの間
に、ライン205上の12ビット出力値は、(等化器の
次の出力値を累算するための中間ステップとして)ライ
ン187及び除算器189を介して選択器179の入力
185へ帰還される。
【0045】図3及び図4に示された等化器の他の回路
は、サンプリング間隔ごとに、単一のルックアップ・テ
ーブル値を更新するために使用される。レジスタR7に
記憶され且つライン205上で利用可能な値の上位8ビ
ット(205A)は、図6に一層詳細に示されている、
訂正項発生器209へ転送される。また、この訂正項発
生器は、(レジスタR9から)ライン169上を介して
選択された単一ビットbcsを受け取るとともに、ライ
ン113を介して制御ビットz(1)を受け取る。出力
ライン211に現れる発生済みの訂正項 −Δdn は、
選択器信号S1の位相パルスP1の制御の下で、変調間
隔につき1回だけ、レジスタR11(213)に記憶さ
れる。この発生済みの訂正項 −Δdn は、選択器17
1の入力としてライン173上で利用可能となる。変調
間隔につき1回だけ、レジスタR10に記憶された値
n(これは、1変調間隔の間に選択された6つの値の
内の選択された1つである)及び訂正項発生器209に
よって供給された訂正項が、選択器171/179によ
ってゲートされ、加算器199内で加算されるようにレ
ジスタR5及びR6を介して転送される。次いで、その
結果は、ライン205上で更新項として利用可能とな
る。
【0046】ライン205からの更新項を2つの予め選
択された制限値の間に制限するために、制限器215が
設けられる。その結果に相当する更新済みのルックアッ
プ・テーブル値dn+1 が、選択器信号S4の位相パルス
P4の制御の下で、レジスタR8(217)に記憶され
る。レジスタR8の内容は、ライン219を介してRA
M89の入力として転送され、その時点でライン101
上で利用可能なアドレスの制御の下で、そこに記憶され
て、以前に選択されたルックアップ・テーブル値 dn
と置き換わる。
【0047】要約すると、この等化器は、ルックアップ
・テーブル値を選択するアドレスを発生するために記憶
された受信サンプルのビットを利用するとともに、変調
間隔ごとに1つの等化器出力 yn を発生するためにこ
れらのテーブル値を結合する。更に、この等化器は、1
つの出力値 yn を形成するために選択されたルックア
ップ・テーブル値の1つの値 dn を選択し、その出力
に依存して dn のための訂正項 −Δdn を発生し、d
n へ当該訂正項を加算し、その結果を2つの所定の制限
値の間に制限するとともに、選択されたテーブル値 d
n を置き換えるための更新テーブル値 dn+1 として、
その値を再記憶する。
【0048】図6には、図4の訂正項発生器209が一
層詳細に示されている。訂正項発生器209は、レジス
タR7(最上位8ビット)からライン205Aを介し
て、現在の等化器出力値 yn を受け取る。また、訂正
項発生器209は、ライン113上の制御信号 z
(1)を受け取るとともに、ライン169を介して、式
(17)に記述されている値 xn-k0 (B-zn) を表す処
の、選択された単一ビットbcsを受け取る。
【0049】選択器225は、訂正項発生器209の出
力211に訂正項 −Δdn を供給するため、2つの制
御入力233及び235へそれぞれ供給される2つの2
進制御信号 a1,n 及び a2,n の制御の下で、入力22
7、229及び231に現れる3つの入力値の内の1つ
を選択する。
【0050】図7には、xn-k0 (B-zn) = 1 及び M
= 4について、yn の関数としての訂正項 Δdn が示
されている。
【0051】制御信号 a1,n は、次のようにして発生
される。ライン205A上の入力値yn を受け取る7レ
ベル決定素子237によって、推定記号が得られる。図
8には、7レベル決定素子237の特性が示されてい
る。減算器241は、ライン239上に現れる推定記号
^bn を入力値 yn から減算して、その出力243に
推定誤差値 ^en を供給する。この推定誤差値は、2
レベル決定素子245へ供給され、そこで当該誤差値と
第1のしきい値 t1 とが比較されて、ライン233上
に2進制御信号 a1,n が得られる。図9には、2レベ
ル決定素子245の特性が示されている。
【0052】制御信号 a2,n は、次のようにして発生
される。他の2レベル決定素子247内で、入力値 y
n と第2のしきい値 t2 とが比較されて、ライン23
5上に2進制御信号 a2,n が得られる。図10には、
2レベル決定素子247の特性が示されている。
【0053】選択器225の3つの入力値は、次のよう
にして発生される。2の累乗ユニット249内で、ライ
ン113上の制御値 z(1)が使用され、ライン25
1、253及び255上に3つの項 −2zn 、−
-zn 、2zn がそれぞれ発生される。3つの定数
α1,α2,α3 は、レジスタ257、259及び261
によってそれぞれ供給される。ライン251に現れる項
は、乗算ユニット263内で定数 α1 と乗算されて、
ライン227上に値 d1,n が得られる。この値は、選
択器225の第1の入力へ供給される。
【0054】ライン253上に現れる項は、乗算ユニッ
ト265内で定数 α2 と乗算され、その結果は、乗算
ユニット267内で、ライン243上に現れる誤差値
^enと乗算されて、ライン269上に中間項を発生す
る。この中間項は、乗算ユニット271内で、ライン1
69上に現れる選択済みの単一ビットbcsと乗算さ
れ、かくてライン229上に選択器225の第2の入力
として値 d2,n が得られる。bcsは、2進関数 x
n-k0 (B-zn) に対応する単一ビットであるから、乗算器
271はXOR回路である。
【0055】ライン255上の項は、乗算ユニット27
3内で、第3の定数 α3 と乗算されて、ライン231
上に選択器225の第3の入力として値 d3,n が得ら
れる。
【0056】もし、3つの定数 α1,α2,α3 が正の
整数で、しかも2の累乗であるように選択されるのであ
れば、レジスタ257、259及び261は不要であ
り、乗算ユニット263、265、267、271及び
273を、単なるシフト・ユニットで置き換えることが
できる。従って、等化器は、乗算器が無くても実現する
ことができる。
【0057】E)等化器及び更新手段の演算 表2及び表3は、3つの連続的な変調間隔 Tn ... T
n+2 の順次の1/4間隔における、種々のレジスタ(R
X1 ... RX5,R1 ... R13,RY)の内容をリ
ストすることにより、前述した等化器の順次動作ステッ
プを示している。表2及び表3の各列は、位相パルスを
示すP1/P2/P3/P4行内の“1”によって示さ
れるように、1つの1/4間隔を表している。
【表2】
【表3】
【0058】5つのレジスタRX1 ... RX5から成
る等化器の遅延ラインは、最初に、5つの連続的な入力
サンプル xn q ... xn-4 q を保持する。第1の変調間
隔 Tn の中間で、新しい入力値 xn+1 q がレジスタR
X1の箇所で遅延ラインへ入力され、他の値がシフトさ
れ、最も古い値がドロップされる。同様に、続く各変調
間隔の中間で、入力及びシフト動作が生じる。
【0059】或る変調間隔の最初に遅延ラインに記憶さ
れた全てのサンプルのビットは、6つのアドレスi1
... i6を発生するために、対応ビットの6グループ
で使用される。これらのアドレスは、表2に示されるよ
うに、3つの連続的な1/4間隔の間に、2つのレジス
タRA及びRB内で利用可能である。各アドレス対は、
(1/4間隔の遅れを以て)その時点でレジスタR1及
びR2内で利用可能な、2つのルックアップ・テーブル
値をそれぞれ取り出すために使用される。各対の値(例
えば、図3のVL−A及びVL−B)は、シフト素子内
で、第1の値、例えば d(i1)を除数2で除算し、
その結果を第2の値、例えば d(i2)へ加算して、
中間値J1が得られ、そしてこの中間値J1が次の1/
4間隔の間にレジスタR3に記憶される。かくて、表2
に示されるように、連続的な1/4間隔の間に、3つの
中間値J1、J2及びJ3が、レジスタR3内で利用可
能となる。1/4間隔の他の遅れを与えると、これらと
同じ値が、レジスタR4内でも利用可能となる。
【0060】レジスタR3、R4と、R5、R6、R7
との間の選択的な転送動作により、その幾つかが、除数
4によって中間的に除算されて、第2の変調間隔 T
n+1 の終わりには、レジスタR7(表3)内で、出力値
n を表す量が得られる(尤も、等化器出力の最終的
な8ビット精度の代わりに、12ビット精度を有す
る)。レジスタR7内のこの値は、3つの中間値J1、
J2及びJ3の“重み付け”された和、即ちJ3+J2
/4+J1/16(又はd(i6)+d(i5)/2+
d(i4)/4+d(i3)/8+d(i2)/16+
d(i1)/32)である。次の変調間隔 Tn+2 の最
初から、値 yn(8ビット)が出力レジスタRY内で利
用可能となる。
【0061】第2の変調間隔(Tn+1)の間及び第3の
変調間隔(Tn+2)の間には、6つのルックアップ値 d
(i1)...d(i6)から選択された1つが、値
n としてレジスタR9及びR10内でそれぞれ利用可
能である。関連するアドレスizは、1/4間隔が進行
する際に、レジスタR12及びR13内で利用可能であ
る。第3の変調間隔 Tn+2 の第2の1/4間隔(P
2)の間、選択されたルックアップ値 dn はレジスタ
R6内で利用可能となり、関連する訂正項 −Δdn(表
では−grad(n+0)で示される)は、レジスタR5内
で利用可能となる(表2参照)。これらの両者は、加算
動作によって結合され、その結果は、次の1/4間隔
(P3)の間に、中間項JdとしてレジスタR7内で利
用可能である(表3参照)。この量は、制限器を通過し
た後、次の1/4間隔(P4)の間に、更新済みのルッ
クアップ値 dn+1(表ではud(n+0)で示される)
としてレジスタR8内で利用可能である。次に、この値
は、選択されたアドレスiz(レジスタR13に記憶さ
れたものであって、レジスタRBへ転送され、そこで第
3の変調間隔の最後の1/4間隔(P4)の間に利用可
能となるもの)を利用して、ルックアップ・テーブルに
記憶される。
【0062】かくて、変調間隔 Tn の最初に等化器の
遅延ラインに記憶されたサンプルに基づいて、次の間隔
n+1 の終わりに、出力値 yn がレジスタRY内で利
用可能になる。次に、後続する変調間隔 Tn+2 の終わ
りには、1つの対応する更新済みルックアップ値 d
n+1 がレジスタR8内で利用可能となり、これと同時
に、対応するRAMアドレスizが、レジスタRB内で
利用可能になる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明の分散算術等化器
は、受信データ信号に関する自己訓練が可能であるか
ら、訓練シーケンスを必要とせず、ハードウェアの複雑
性が軽減される。
【0064】本明細書において、
【外7】
【外8】
【外9】
【外10】
【外11】
【外12】
【外13】
【外14】
【外15】
【外16】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が使用される、パーシャル・レスポンス
・クラスIV型の通信システム又は磁気若しくは光学記
録システムの時間離散モデルを示すブロック図である。
【図2】本発明に従った適応分散算術等化器の原理を示
す図である。
【図3】図2の分散算術等化器の一層詳細なブロック図
である。
【図4】図2の分散算術等化器の一層詳細なブロック図
である。
【図5】図5Aは、図3及び図4の等化器で使用される
タイミング信号発生器を示すブロック図であり、図5B
は、かかるタイミング信号のタイミング図である。
【図6】図3及び図4の等化器に設けられる訂正項発生
器の詳細を示すブロック図である。
【図7】xn-k0 (B-zn)=1である場合の、等化器の出力
値に対する訂正項の値を示す図である。
【図8】図6の訂正項発生器に設けられる7レベル決定
素子の特性図である。
【図9】図6の訂正項発生器に設けられる、しきい値t
1を有する2レベル決定素子の特性図である。
【図10】図6の訂正項発生器に設けられる、しきい値
t2を有する2レベル決定素子の特性図である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−272881(JP,A) 特開 平1−149618(JP,A) 特開 平4−81015(JP,A) 特開 平4−35113(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次に受信される信号サンプル xn q
    記憶するための遅延ラインと、等化器特性を決定するテ
    ーブル値 dn(j)を保持するルックアップ・テーブル
    を記憶するためのランダム・アクセス・メモリと、前記
    テーブル値の内の選択されたテーブル値を取り出すため
    の手段と、前記取り出されたテーブル値を処理して等化
    器出力値 yn を発生するための手段とから成る、パー
    シャル・レスポンス通信又は記憶システムにおけるチャ
    ネル等化のための自己訓練式適応等化装置において、 前記テーブル値の更新手段が、 前記遅延ラインに記憶された全てのビットの所定の1つ
    (z(0); z(1))を、2進制御値 zn として得るた
    めの手段(111、 113)と、 前記2進制御値の制御の下で、前記ルックアップ・テー
    ブルから取り出されたテーブル値 dn(j)の1つを選
    択するための手段(157、 161)と、 前記2進制御値及び前記等化器出力値に応答して、訂正
    項 −Δdn を発生するための手段(209)と、 中間項を得るために、前記選択された1つのテーブル値
    n 及び前記訂正項−Δdn を加算するための手段(1
    71、 177、 179、 193、 199、 203)と、 前記中間項を所定の制限値の間に制限して、更新された
    テーブル値 dn+1 をその出力に供給するための手段(2
    15)と、 前記更新されたテーブル値 dn+1 を、前記ルックアッ
    プ・テーブルに記憶させるための手段(115、 117、 119、
    217、 219)とから構成され、 前記訂正項 −Δdn を発生するための手段(209)が、 前記等化器出力値を、使用中の変調方式によって決定さ
    れる記号の目標集合と比較するための手段(237)と、 前記等化器出力値が、前記目標集合の最大の記号M及び
    第1の定数νの和よりも大きい場合、前記2進制御値の
    第1の所定関数 f1(zn)として、前記訂正項 −Δd
    n を発生するための第1の発生手段(249、 257、 263)
    と、 誤差項 ^en の絶対値が前記第1の定数νよりも小さ
    い場合、前記2進制御値と、2進関数 x
    n-k0 (B-zn) と、前記誤差項との第2の所定関数 f
    2(zn)として、前記訂正項 −Δdn を発生するため
    の第2の発生手段(241、 249、 259、 265、 267、 271)
    と、 他のすべての場合に、前記2進制御値の第3の関数 f3
    (zn)として、前記訂正項 −Δdn を発生するための
    第3の発生手段(249、 261、 273)とを含んでいる、自
    己訓練式適応等化装置。 【外1】
  2. 【請求項2】 前記選択手段(157、 161)が、 2つの入力グループ(123, 127; 137, 141)及び1つの
    制御端子(111)を有する選択器(157)を含み、 前記入力グループの各々が、取り出された1つのテーブ
    ル値(VL−A、VL−B)及びそのアドレスを発生す
    るために使用された対応する所定のコンパニオン・ビッ
    ト(bc−A、bc−B)をそれぞれ受け取り、前記制
    御端子が、選択された1つのテーブル値及び対応するコ
    ンパニオン・ビットを選択器出力(159)で得るために
    前記2進制御値を受け取るように接続され、 更に、所定のタイミング信号パルス(S1/P1)の制
    御の下で、前記選択されたテーブル値 dn として、前
    記選択器からの連続出力値の単一の値及びその対応する
    コンパニオン・ビットbcsを記憶するためのレジスタ
    手段(161)を含んでいる、請求項1記載の自己訓練式
    適応等化装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の発生手段(249、 257、 263)
    が、 前記2進制御値に応答して、第1の累乗項 −2zn を発
    生するための手段(249)と、 第1の2の所定累乗(α1)を前記第1の累乗項と乗算
    するための手段(257、263)とを含んでいる、請求項1
    記載の自己訓練式適応等化装置。 【外2】
  4. 【請求項4】 前記第2の発生手段(241、 249、 259、 2
    65、 267、 271)が、 前記2進制御値に応答して、第2の累乗項 −2-zn
    発生するための手段(249)と、 第1の中間項を得るために、第2の2の所定累乗
    (α2)を前記第2の累乗項と乗算するための手段(25
    9、 265)と、 前記等化器出力値 yn と、前記比較手段(237)の出力
    値 ^bn とから、誤差値 ^en を発生するための手段
    (241)と、 第2の中間項を得るために、前記第1の中間項を前記誤
    差値と乗算するための手段(267)と、 前記コンパニオン・ビットbcsに対応する2進関数
    n-k0 (B-zn) を前記第2の中間項と乗算するための手
    段(271)とを含んでいる、請求項1記載の自己訓練式
    適応等化装置。 【外3】
  5. 【請求項5】 前記第3の発生手段(249、 261、 273)
    が、 前記2進制御値に応答して、第3の累乗項 2zn を発生
    するための手段(249)と、 前記第3の累乗項を第3の2の所定累乗 (α3) と乗算
    するための手段(261、273)とを含んでいる、請求項1
    記載の自己訓練式適応等化装置。 【外4】
JP3194819A 1990-10-30 1991-07-09 自己訓練式適応等化装置 Expired - Lifetime JPH0793594B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP90810828A EP0483439B1 (en) 1990-10-30 1990-10-30 Self-training adaptive equalization method and apparatus
CH90810828.5 1990-10-30

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