JP3099745B2 - 自動等化器 - Google Patents

自動等化器

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JP3099745B2
JP3099745B2 JP08213779A JP21377996A JP3099745B2 JP 3099745 B2 JP3099745 B2 JP 3099745B2 JP 08213779 A JP08213779 A JP 08213779A JP 21377996 A JP21377996 A JP 21377996A JP 3099745 B2 JP3099745 B2 JP 3099745B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号間干渉により
歪みを受けた信号を自動的に等化する自動等化器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動等化器の従来例として、判定帰還型
自動等化器及び最ゆう系列推定型自動等化器がある。
【0003】まず、電子情報通信学会論文誌B-II Vol.J
76-B-II No.4の191ページに掲載されている従来の判
定帰還型自動等化器について、図4を用いて説明する。
【0004】減算器401は受信信号Srから推定歪み
信号Sedを減ずることにより、歪みの影響を改善した
等化信号Seqを出力する。判定器402は等化信号S
eqを入力として、受信信号から歪み成分を除去した値
を判定して判定出力信号Sdを出力する。タップ係数発
生回路403は受信信号Srを入力としてインパルス応
答を求めてタップ係数Tcとして出力する。トランスバ
ーサルフィルタ404は判定出力信号Sdとタップ係数
Tcを入力として歪み成分の推定を行い、推定歪み信号
Sedを出力する。以上により、符号間干渉により歪み
を受けた信号の自動等化を行う。
【0005】次に、電子情報通信学会論文誌B-II Vol.J
76-B-II No.4の191ページに掲載されている従来の最
ゆう系列推定型自動等化器について、図5を用いて説明
する。
【0006】減算器501は受信信号Srから推定受信
信号Serを減ずることにより、推定誤差信号Seer
rを出力する。タップ係数発生回路502は受信信号S
rを入力としてインパルス応答を求めてタップ係数Tc
として出力する。推定受信信号発生器503はタップ係
数Tcと、送信信号系列Scsの数をPとしたときに0
〜P−1までを2進数で表した送信信号系列Scsを入
力としてP個の推定受信信号Serを出力する。
【0007】上記の送信信号系列Scsを出力する最ゆ
う系列推定回路504は、P個の推定誤差信号Seer
rを入力として、推定誤差信号Seerrの絶対値が最
小となるものに対応する信号系列を選択し、その信号系
列のうち1ビットを受信信号Srから歪み成分を除去し
た値と判定して判定出力信号Sdを出力する。以上によ
り、符号間干渉により歪みを受けた信号の自動等化を行
う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】信号に発生する歪み成
分としては、信号中のピーク以前に発生するプリカーサ
成分とピーク以後に発生するポストカーサ成分とがあ
る。上述した従来の自動等化器のうち、判定帰還型自動
等化器では、判定出力信号Sdを基に推定歪み信号Se
dを生成しているために、歪みプリカーサ成分を除去す
ることができず、プリカーサ成分の影響が大きな通信に
おいては等化能力が低いという問題点がある。
【0009】また、従来の最ゆう系列推定型自動等化器
では、タップ数をmとすると、2のm乗個の送信信号系
列Scsについて演算を行う必要がある。これらの演算
ではプリカーサ成分およびポストカーサ成分について演
算を行うものであるために、演算量及び回路規模が非常
に大きくなってしまい、コストが高くなるという問題点
がある。
【0010】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、少ない演算量
及び小さな回路規模でプリカーサ成分を含めて歪みを等
化することができ、精度が高く、安価な自動等化器を実
現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するた
め、本発明による第1の提供する自動等化器は、受信信
号とN個の推定受信信号入力としてN個の推定誤差信号
を出力する減算器と、N個の推定誤差信号を比較して絶
対値が最小となるものに対応する送信信号系列の一部を
判定出力信号として外部へ出力する判定器と、受信信号
を入力としてインパルス応答を求めて第1及び第2のタ
ップ係数群として出力するタップ係数発生回路と、判定
出力信号と、第1のタップ係数群を入力としてポストカ
ーサ推定信号を出力するトランスパーサルフィルタと、
インパルス応答のプリカーサ成分に相当する第2のタッ
プ係数群とポストカーサ推定信号を入力として考えられ
るN個の送信信号系列に対応する推定受信信号を出力す
る推定受信信号発生器とにより構成される。
【0012】本発明による第2の自動等化器は、受信信
号とN個の推定受信信号を入力としてN個の推定誤差信
号を出力する減算器と、N個の推定誤差信号を比較して
絶対値が最小となるものに対応する送信信号系列を選択
系列信号として出力する系列選択器と、受信信号を入力
としてインパルス応答を求めて第1及び第2のタップ係
数群として出力するタップ係数発生回路と、判定出力信
号と第1のタップ係数群を入力としてポストカーサ推定
信号を出力するトランスバーサルフィルタと、インパル
ス応答のプリカーサ成分に相当する第2のタップ係数群
とポストカーサ推定信号を入力として推定受信信号を出
力する推定受信信号発生器と、重み係数信号を出力する
重み係数発生回路と、M個(Mはlog2N以下の整
数)の重み係数信号と、系列選択回路から出力される前
記選択系列信号を入力として、M回の選択系列信号を記
憶し、M回それぞれの選択系列信号の送信側の同一ビッ
トに対する判定値に対応する重み係数を基に判定して判
定出力信号を外部へ出力する選択系列記憶式判定器とに
より構成される。
【0013】本発明による第3の自動等化器は、受信信
号とN個の推定受信信号を入力としてN個の推定誤差信
号を出力する減算器と、N個の推定誤差信号を比較して
絶対値が最小となるものに対応する送信信号系列の一部
を判定出力信号として外部へ出力する判定器と、受信信
号とN個の推定誤差信号を入力として、逐次変化する第
1及び第2のタップ係数群を出力するタップ係数発生回
路と、判定出力信号と第1のタップ係数群を入力として
ポルトカーサ推定信号を出力するトランスバーサルフィ
ルタと、インパルス応答のプリカーサ成分に相当する第
2のタップ係数群とポストカーサ推定信号を入力として
推定受信信号を出力する推定受信信号発生器とにより構
成される。
【0014】「作用」上記のように構成される本発明に
おいては、歪みのプリカーサ成分については送信信号系
列を用いて推定受信信号を生成し、減算器および判定器
により自動等化が行われ、歪みのポストカーサ成分につ
いては判定器の判定出力信号により一意に決定されるも
のとし、これを用いてトランスバーサルフィルタにより
演算が行われる。このようにポストカーサ成分について
は判定器のプリカーサ成分の判定出力信号を用いること
により、少ない演算量及び小さな回路規模でのプリカー
サ成分を含めた歪みの自動等化を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明による自動等化器の第1の実
施例の構成を示すブロック図である。
【0017】減算器101は受信信号Srから推定受信
信号Serを引くことにより推定誤差信号Seerrを
出力する。
【0018】タップ係数発生回路102は受信信号Sr
を入力としてインパルス応答を求め、ポストカーサ成分
に相当するタップ係数群Tc1と、プリカーサ成分に相
当するタップ係数群Tc2を出力する。
【0019】カウンタ103は、0〜N−1(送信信号
系列Scsの数をNとしたとき)までを2進数で表した
送信信号系列Scsを出力する。
【0020】推定受信信号発生器104はタップ係数群
Tc2と送信信号系列Scsとポストカーサ推定信号S
peを入力として、ポストカーサ推定信号Speに歪み
のプリカーサ成分の推定値と歪みがない場合の受信信号
の推定値とを付加した推定受信信号Serを出力する。
【0021】判定器105は減算器101が出力するN
個の推定誤差信号Seerrを入力として、推定誤差信
号Seerrの絶対値が最小となるものに対応する系列
の最下位ビットを、受信信号Srから歪み成分を除去し
た値と判定して判定出力信号Sdとして外部へ出力す
る。
【0022】トランスバーサルフィルタ106は判定出
力信号Sdとタップ係数群Tc1とを入力として、歪み
のポストカーサ成分に相当するポストカーサ推定信号S
peを出力する。
【0023】以上の構成により、少ない演算量及び小さ
な回路規模でプリカーサ成分を含めた歪みの自動等化を
行うことができる。
【0024】例えば、トランスバーサルフィルタ106
のタップ数をa、送信信号系列Scsを3ビットとす
る。このとき、送信信号系列Scsは、{000}、
{001}、{010}、{011}、{100}、
{101}、{110}、{111}の8種類となる。
最下位ビット以外の上位2ビットは過去の送信系列であ
るプリカーサ成分の候補とし、下位1ビットが歪みがな
い場合の受信符号の候補とする。
【0025】いま、送信信号系列Scsが{001}の
ときの推定誤差信号Seerrの絶対値が最小であると
すると、この系列が判定器105により選択されてその
最下位ビット{1}が判定出力信号Sdとして出力され
る。
【0026】また、送信信号系列Scsが{010}の
ときの推定誤差信号Seerrの絶対値が最小である場
合には、この系列が判定器105により選択されてその
最下位ビット{0}が判定出力信号Sdとして出力され
る。
【0027】上記の操作を繰り返されることにより自動
等化が実現される。
【0028】図5に示した従来の最ゆう系列推定型自動
等化器を用いて上記のような等化動作を行う場合には、
プリカーサ成分を推定するために2の(a(=タップ
数))乗個の送信信号系列Scsのそれぞれについて演
算を行う。さらに、ポストカーサ成分を推定するために
2の(3(=送信信号系列Scsのビット数))乗個演
算を行う必要がある。総数ではこれらの演算が掛け合わ
されて2の(a+3)乗個の演算が必要となっていた
が、本実施例においては、ポストカーサ成分の歪みの推
定についてはプリカーサ成分の判定結果により一意に決
定されるものとしたことにより、8(2の3(=送信信
号系列Scsのビット数)乗)個の系列について演算を
行えばよく、少ない演算量でのプリカーサ成分を含めた
歪みの自動等化が可能となっている。
【0029】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図2は本発明の第2の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【0030】本実施例は、図1に示した第1の実施例に
おける判定器105の代りに系列選択回路201および
選択系列記憶式判定器203を設け、さらに、受信信号
Srを入力して重み係数Swを生成して選択系列記憶式
判定器203へ出力する重み係数発生回路202を設け
たものである。この他の構成は図1に示した実施例と同
様出あり、以下にその動作について説明する。
【0031】減算器101は受信信号Srから推定受信
信号Serを引くことにより推定誤差信号Seerrを
出力する。
【0032】タップ係数発生回路102は、受信信号S
rを入力としてインパルス応答を求め、ポストカーサ成
分に相当するタップ係数群Tc1と、プリカーサ成分に
相当するタップ係数群Tc2として出力する。
【0033】カウンタ103は、0〜N−1(送信信号
系列Scsの数をNとしたとき)までを2進数で表した
送信信号系列Scsを出力する。
【0034】推定受信信号発生器104は、タップ係数
群Tc2と送信信号系列Scsとポストカーサ推定信号
Speを入力としてポストカーサ推定信号Speに歪み
のプリカーサ成分の推定値と歪みがない場合の受信信号
の推定値を付加した推定受信信号Serを出力する。
【0035】系列選択回路201は、N個の推定誤差信
号Seerrを入力として、推定誤差信号Seerrの
絶対値が最小となるものに対応する送信信号系列Scs
を選択系列信号Sssとして出力する。
【0036】重み係数発生回路202は、受信信号Sr
を入力として重み係数Swを出力する。
【0037】選択系列記憶式判定器203は、M個(M
はlog2N以下の整数)の重み係数Swと選択系列信
号Sssを入力として、M回の選択系列信号Sssを記
憶し、M回のそれぞれの選択系列信号の送信側の同一ビ
ットに対する判定値に対応する重み係数を基に受信信号
Srから歪み成分を除去した値を判定して判定出力信号
Sdとして外部へ出力する。
【0038】トランスバーサルフィルタ106は、判定
出力信号Sdとタップ係数群Tc1を入力として歪みの
ポストカーサ成分に相当するポストカーサ推定信号Sp
eを出力する。
【0039】上記のように構成される本実施例において
は、少ない演算量及び小さい回路規模でプリカーサ成分
を含めた歪みの自動等化を行うことができるとともに重
み係数を用いることによって、判定出力信号の誤りの改
善も可能となる。
【0040】例えば、選択系列記憶式判定器203にお
いて3個の重み係数Swと3回の選択系列信号Sssを
用いて判定を行うとする。今、選択系列信号Sssが履
歴の古い順番から{100}、{101}、{010}
であるとする。ここで、上位2ビットはプリカーサ成
分、下位1ビットが歪みのない場合の受信符号の候補と
する。重み係数Swが(Sw1 Sw2 Sw3)、受
信信号Srにパワーの大きさが(P1 P2 P3)
で、重み係数Swは受信信号Srのパワーの大きさに比
例してi=1,2,3に対しSwi=Pi/(P1+P
2+P3)で決定され、{0.1 0.3 0.6}で
あるとき、判定出力信号Sdは、最新の選択系列信号
{010}の第3ビット{0}の重みを0.6、その前
の選択系列信号{101}の第2ビット{0}の重みを
0.3、さらにその前の選択系列信号{100}の重み
を0.1として決定される。
【0041】判定結果に対する重みの総和で判定を行う
場合、判定結果{0}に対する重みは0.9(0.6+
0.3)、判定結果{1}に対する重みは0.1である
ため、判定出力信号Sdは{0}となる。また、重み係
数Swが{0.6 0.30.1}であるとき、判定結
果{0}に対する重みは0.4(0.1+0.3)、判
定結果{1}に対する重みは0.6であるため、判定出
力信号Sdは{1}となる。
【0042】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図3は本発明による第3の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【0043】本実施例の自動等化器は図1に示した第1
の実施例とほぼ同じ構成であるが、タップ係数発生回路
102が受信信号SrとN個の推定誤差信号を入力とし
て伝搬環境の変化に応じて逐次的にタップ係数群Tc1
及びタップ係数群Tc2を変化させて出力する点のみが
異なっている。
【0044】タップ係数群Tc1及びタップ係数群Tc
2の更新のアルゴリズムとしては、例えばLMS法によ
りN個の推定誤差信号Seerrの中で絶対値が最小と
なるものを零に近づけるようタップ係数群Tc1及びタ
ップ係数群Tc2を制御する方法がある。
【0045】タップ係数群Tc1が(Tc11,Tc1
2,・・・,Tc1m)、タップ係数群Tc2が(Tc
21,Tc22,・・・,Tc2n)、判定器出力信号
Sdが履歴の古い順から(Sd1,Sd2,・・・,S
dm)、推定受信信号Serが(Ser1,Ser2,
・・・・Sern)であるとする(ただしm,nは任意
の自然数である)。
【0046】タップ係数群をTc2が(Tc11,Tc
12,・・・,Tc1m,Tc21,Tc22,・・・
・Tc2n)、判定推定信号群をSder=(Sd1,
Sd2,・・・・Sdm,Ser1,Ser2,・・
・,Sern)と定義するとき、推定誤差信号は、Se
err=Sr−Tc×tSderとなる。ただしtは転
置を表す。このときタップ係数群をTc(j+1)=T
c(j)−2×k×Seerr×Sderで逐次更新す
ることにより推定誤差信号Seerrの絶対値の2乗が
最小となるようタップ係数群Tcを制御することができ
る。ただし、Tc(j)はサンプリング間隔を△Tとし
たときサンプリングタイムj△Tにおけるタップ係数群
Tcの値であり、kは制御の収束スピードと安定性を決
定するパラメータである。
【0047】上記のような構成にすることにより、伝搬
環境が逐次変化するような場合でも、少ない演算量及び
小さい回路規模でプリカーサ成分を含めた歪みの自動等
化を行うことができる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、歪みの
プリカーサ成分については送信信号系列を用いて推定受
信信号を生成して減算器および判定器により自動等化が
行われ、歪みのポストカーサ成分については判定器の判
定出力信号により一意に決定されるものとし、これを用
いてトランスバーサルフィルタにより演算が行われるよ
うに構成することにより少ない演算量及び小さな回路規
模でのプリカーサ成分を含めた歪みの自動等化を行うこ
とができ、高速で精度が高く、かつコストが低い自動等
化器を実現することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動等化器の第1の実施例の構成
を示す図である。
【図2】本発明による自動等化器の第2の実施例の構成
を示す図である。
【図3】本発明による自動等化器の第3の実施例の構成
を示す図である。
【図4】従来の自動等化器の構成を示す図である。
【図5】従来の自動等化器の構成を示す図である。
【符号の説明】
101 減算器 102 タップ係数発生回路 103 カウンタ 104 推定受信信号発生器 105 判定器 106 トランスバーサルフィルタ 201 系列選択回路 202 重み係数発生回路 203 選択系列記憶式判定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 15/00 - 21/00 H04B 1/76 - 3/44 H04B 3/50 - 3/60 H04B 7/005 - 7/015

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N個の推定受信信号のそれぞれについ
    て、受信信号との差をとることによりN個の推定誤差信
    号を出力する減算器と、 前記N個の推定誤差信号のうち絶対値が最小となるもの
    に対応する送信信号系列の一部を判定出力信号として外
    部へ出力する判定器と、 前記受信信号のインパルス応答を求めて該インパルス応
    答のポストカーサ成分に相当する第1のタップ係数群及
    び該インパルス応答のプリカーサ成分に相当する第2の
    タップ係数群とを出力するタップ係数発生回路と、 前記判定出力信号と、前記第1のタップ係数群を入力と
    してポストカーサ推定信号を出力するトランスバーサル
    フィルタと、 前記ポストカーサ推定信号と第2のタップ係数群とを入
    力として考えられるN個の送信信号系列に対応する前記
    N個の推定受信信号を出力する推定受信信号発生器とか
    ら構成されることを特徴とする自動等化器。
  2. 【請求項2】 受信信号とN個の推定受信信号との差を
    とりN個の推定誤差信号を出力する減算器と、 前記N個の推定誤差信号のうち絶対値が最小となるもの
    に対応する送信信号系列を選択系列信号として出力する
    系列選択器と、 前記受信信号を入力としてインパルス応答を求めて該イ
    ンパルス応答のポストカーサ成分に相当する第1のタッ
    プ係数群及び該インパルス応答のプリカーサ成分に相当
    する第2のタップ係数群として出力するタップ係数発生
    回路と、 前記判定出力信号及び前記第1のタップ係数群を入力と
    してポストカーサ推定信号を出力するトランスバーサル
    フィルタと、 前記ポストカーサ推定信号と第2のタップ係数群とを入
    力して考えられるN個の送信信号系列に対応する前記N
    個の推定受信信号を出力する推定受信信号発生器と、 M個(Mはlog2N以下の整数)の重み係数を出力す
    る重み係数発生回路と、 前記M個の重み係数と前記選択系列信号を入力として、
    M回の選択系列信号を記憶し、M回それぞれの前記選択
    系列信号の送信側の同一ビットに対する判定値に対応す
    る前記重み係数を基に判定して前記判定出力信号を出力
    する選択系列記憶式判定器とを有することを特徴とする
    自動等化器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の自動等化
    器において、 推定受信信号発生器は、 N個の送信信号系列を2進数で出力するカウンタと、前
    記カウンタから出力される前記N個の送信信号系列と前
    記第2のタップ係数群と、前記ポストカーサ推定信号を
    入力として前記N個の推定受信信号を出力することを特
    徴とする自動等化器。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の自動等化器において、 前記重み係数発生回路が、前記受信信号を入力として、
    該受信信号の入力レベルに基づいてM個の前記重み係数
    を決定し出力することを特徴とする自動等化器。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の自動等化器において、 前記重み係数発生回路が、前記推定誤差信号を入力とし
    て、該推定誤差信号の絶対値に基づいてM個の前記重み
    係数を決定し出力することを特徴とする自動等化器。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の自動等化器において、 前記重み係数発生回路が、前記第2のタップ係数を入力
    として、該第2のタップ係数群の絶対値に基づいてM個
    の前記重み係数を決定し出力することを特徴とする自動
    等化器。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の自動等化器において、 前記タップ係数発生回路が受信信号と前記推定誤差信号
    を入力として、次前記第1及び第2のタップ係数群を出
    力することを特徴とする自動等化器。
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