JPH0793491A - 非接触媒体処理装置 - Google Patents
非接触媒体処理装置Info
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- JPH0793491A JPH0793491A JP5264414A JP26441493A JPH0793491A JP H0793491 A JPH0793491 A JP H0793491A JP 5264414 A JP5264414 A JP 5264414A JP 26441493 A JP26441493 A JP 26441493A JP H0793491 A JPH0793491 A JP H0793491A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、アンテナ周辺に発生する周辺伝送
許容域の不適な出力を無効化処理して、伝送精度の高い
安定した非接触伝送処理を実行する非接触媒体処理装置
の提供を目的とする。 【構成】この発明は、装置本体のアンテナが出力する伝
送許容域に非接触媒体を対応させて非接触にデータ処理
する非接触媒体処理装置であって、上記アンテナの出力
時に主伝送許容域に伴って発生する周辺伝送許容域に対
し、この周辺伝送許容域の出力を無効化処理する伝送無
効化処理手段を備えたことを特徴とする。
許容域の不適な出力を無効化処理して、伝送精度の高い
安定した非接触伝送処理を実行する非接触媒体処理装置
の提供を目的とする。 【構成】この発明は、装置本体のアンテナが出力する伝
送許容域に非接触媒体を対応させて非接触にデータ処理
する非接触媒体処理装置であって、上記アンテナの出力
時に主伝送許容域に伴って発生する周辺伝送許容域に対
し、この周辺伝送許容域の出力を無効化処理する伝送無
効化処理手段を備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば駅務で乗車利
用される定期券や乗車カード等の非接触媒体を非接触に
読取って改札するような非接触媒体処理装置に関し、さ
らに詳しくは非接触媒体の伝送処理性能を高めた非接触
媒体処理装置に関する。
用される定期券や乗車カード等の非接触媒体を非接触に
読取って改札するような非接触媒体処理装置に関し、さ
らに詳しくは非接触媒体の伝送処理性能を高めた非接触
媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、駅務の自動改札機に使用される
ような非接触媒体処理装置は、改札時に非接触乗車媒体
の乗車データと自動改札機の改札データとを送受信対応
させて非接触に自動改札している。この非接触化利用に
より、乗客に対してはサービス性の向上を図り、自動改
札機に対しては券の搬送処理系を省略し、また改札処理
速度を速めて改札処理性能の向上を図っている。
ような非接触媒体処理装置は、改札時に非接触乗車媒体
の乗車データと自動改札機の改札データとを送受信対応
させて非接触に自動改札している。この非接触化利用に
より、乗客に対してはサービス性の向上を図り、自動改
札機に対しては券の搬送処理系を省略し、また改札処理
速度を速めて改札処理性能の向上を図っている。
【0003】この送受信対応に際して、通常、図6およ
び図7に示すように、自動改札機61の上面に装備した
アンテナ62の上方空間部に主伝送許容域63を出力
し、この主伝送許容域63に非接触乗車媒体64を改札
時に通過対応させて非接触にデータ処理している。
び図7に示すように、自動改札機61の上面に装備した
アンテナ62の上方空間部に主伝送許容域63を出力
し、この主伝送許容域63に非接触乗車媒体64を改札
時に通過対応させて非接触にデータ処理している。
【0004】しかし、このアンテナ62の主伝送許容域
63の出力に伴って、その周辺に小さな周辺伝送許容域
(サイドローブ)65…が発生し、このために非接触乗
車媒体64が、改札時に主伝送許容域63と周辺伝送許
容域65との両方と対応することがあり、この場合は複
数回伝送処理して改札エラーが生じていた。
63の出力に伴って、その周辺に小さな周辺伝送許容域
(サイドローブ)65…が発生し、このために非接触乗
車媒体64が、改札時に主伝送許容域63と周辺伝送許
容域65との両方と対応することがあり、この場合は複
数回伝送処理して改札エラーが生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、ア
ンテナ周辺に発生する周辺伝送許容域の不適な出力を無
効化処理して、伝送精度の高い安定した非接触伝送処理
を実行する非接触媒体処理装置の提供を目的とする。
ンテナ周辺に発生する周辺伝送許容域の不適な出力を無
効化処理して、伝送精度の高い安定した非接触伝送処理
を実行する非接触媒体処理装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、装置本体の
アンテナが出力する伝送許容域に非接触媒体を対応させ
て非接触にデータ処理する非接触媒体処理装置であっ
て、上記アンテナの出力時に主伝送許容域に伴って発生
する周辺伝送許容域に対し、この周辺伝送許容域の出力
を無効化処理する伝送無効化処理手段を備えたことを特
徴とする。
アンテナが出力する伝送許容域に非接触媒体を対応させ
て非接触にデータ処理する非接触媒体処理装置であっ
て、上記アンテナの出力時に主伝送許容域に伴って発生
する周辺伝送許容域に対し、この周辺伝送許容域の出力
を無効化処理する伝送無効化処理手段を備えたことを特
徴とする。
【0007】また、装置本体と非接触で送受信を行う送
信部および受信部を備えた非接触媒体をデータ処理する
装置であって、上記装置本体と非接触媒体との送受信対
応時に、非接触媒体の受信部が、装置本体から伝送無効
の特定周波数を受信したとき、該非接触媒体の伝送処理
を停止する停止手段を備えたことを特徴とする。
信部および受信部を備えた非接触媒体をデータ処理する
装置であって、上記装置本体と非接触媒体との送受信対
応時に、非接触媒体の受信部が、装置本体から伝送無効
の特定周波数を受信したとき、該非接触媒体の伝送処理
を停止する停止手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明によれば、装置本体のアンテナが出力
する主伝送許容域に伴って、該アンテナの周辺に周辺伝
送許容域が発生しても、この周辺伝送許容域の出力を伝
送無効化処理手段が無効化処理し、主伝送許容域だけを
有効に出力させる。
する主伝送許容域に伴って、該アンテナの周辺に周辺伝
送許容域が発生しても、この周辺伝送許容域の出力を伝
送無効化処理手段が無効化処理し、主伝送許容域だけを
有効に出力させる。
【0009】また、装置本体と非接触媒体との送受信対
応時に、非接触媒体の受信部が、装置本体から伝送無効
の特定周波数を受信すると、これに基づいて停止手段が
該非接触媒体の伝送処理を停止する。
応時に、非接触媒体の受信部が、装置本体から伝送無効
の特定周波数を受信すると、これに基づいて停止手段が
該非接触媒体の伝送処理を停止する。
【0010】
【発明の効果】したがって、装置本体と非接触媒体との
対応時に、非接触媒体が仮に主伝送許容域と周辺伝送許
容域との両方と対応しても、不適な周辺伝送許容域を無
効化扱いして回避するため、本来の主伝送許容域のみと
確実にデータ処理ができる。このため、毎回対応位置が
異なる自由度の高い非接触処理であっても、混信するこ
となく安定した対応がとれ、非接触伝送エラーを低減し
た信頼性の高い非接触データ処理ができる。
対応時に、非接触媒体が仮に主伝送許容域と周辺伝送許
容域との両方と対応しても、不適な周辺伝送許容域を無
効化扱いして回避するため、本来の主伝送許容域のみと
確実にデータ処理ができる。このため、毎回対応位置が
異なる自由度の高い非接触処理であっても、混信するこ
となく安定した対応がとれ、非接触伝送エラーを低減し
た信頼性の高い非接触データ処理ができる。
【0011】また、伝送無効の特定周波数を周辺伝送許
容域に出力させれば、その周辺伝送許容域は伝送不可領
域となり、本来の主伝送許容域のみを有効に取扱うこと
ができる。例えば、周辺伝送許容域に妨害電波を出力し
て、周辺伝送許容域でのデータ処理を無効化して回避す
ることができる。
容域に出力させれば、その周辺伝送許容域は伝送不可領
域となり、本来の主伝送許容域のみを有効に取扱うこと
ができる。例えば、周辺伝送許容域に妨害電波を出力し
て、周辺伝送許容域でのデータ処理を無効化して回避す
ることができる。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は非接触カード処理装置を自動改札機に適
用した一例を示し、図1において、この自動改札機は改
札機本体11…の上面に、非接触カード12の乗車デー
タを非接触に読取って改札許容する伝送制御部13を備
えており、この伝送制御部13は、図2にも示すよう
に、改札機本体11の入口側上面に配設した長方形状の
伝送アンテナ14と、その周縁に沿ってそれぞれ4個配
設した妨害アンテナ15…とから構成される。
述する。図面は非接触カード処理装置を自動改札機に適
用した一例を示し、図1において、この自動改札機は改
札機本体11…の上面に、非接触カード12の乗車デー
タを非接触に読取って改札許容する伝送制御部13を備
えており、この伝送制御部13は、図2にも示すよう
に、改札機本体11の入口側上面に配設した長方形状の
伝送アンテナ14と、その周縁に沿ってそれぞれ4個配
設した妨害アンテナ15…とから構成される。
【0013】このうち、伝送アンテナ14は上方空間部
に非接触カード12と交信するための主伝送許容域16
を出力し、またこの主伝送許容域16の出力に伴って、
その周辺に小さな周辺伝送許容域17…が若干発生して
いる。この場合、周辺伝送許容域17…は主伝送許容域
16の周辺近傍位置に出力した状態にあり、非接触カー
ド12が両方の伝送許容域16,17とデータ交信しや
すく、この場合は改札エラーを発生させる原因となるた
め、この周辺伝送許容域17…の出力を無効化処理する
妨害アンテナ15…を配設している。
に非接触カード12と交信するための主伝送許容域16
を出力し、またこの主伝送許容域16の出力に伴って、
その周辺に小さな周辺伝送許容域17…が若干発生して
いる。この場合、周辺伝送許容域17…は主伝送許容域
16の周辺近傍位置に出力した状態にあり、非接触カー
ド12が両方の伝送許容域16,17とデータ交信しや
すく、この場合は改札エラーを発生させる原因となるた
め、この周辺伝送許容域17…の出力を無効化処理する
妨害アンテナ15…を配設している。
【0014】この妨害アンテナ15は周辺伝送許容域1
7に対する伝送妨害用に電磁波等の高周波を用いて出力
し、この出力した妨害出力エリア18を周辺伝送許容域
17に重合対応させて伝送妨害するようにそれぞれ配設
し、また周辺伝送許容域17…の出力度合いに応じた大
きさに設定して出力する。これにより、周辺伝送許容域
17の出力を妨害アンテナ15…が無効化処理すること
になり、本来の主伝送許容域16だけを有効に出力させ
ることができる。
7に対する伝送妨害用に電磁波等の高周波を用いて出力
し、この出力した妨害出力エリア18を周辺伝送許容域
17に重合対応させて伝送妨害するようにそれぞれ配設
し、また周辺伝送許容域17…の出力度合いに応じた大
きさに設定して出力する。これにより、周辺伝送許容域
17の出力を妨害アンテナ15…が無効化処理すること
になり、本来の主伝送許容域16だけを有効に出力させ
ることができる。
【0015】なお、改札機本体11には、改札通路19
を開閉規制する開閉扉、警報器、改札客を通行検知する
通行検知センサおよび案内表示器を装備している。
を開閉規制する開閉扉、警報器、改札客を通行検知する
通行検知センサおよび案内表示器を装備している。
【0016】図3は非接触カード12と伝送制御部13
との非接触制御回路ブロック図を示し、非接触カード1
2側のCPU31はROM32に格納されたプログラム
に沿って各回路装置を制御し、その制御情報をRAM3
3で読出し可能に記憶し、同じくEEーPROM34で
再書込み可能に記憶する。
との非接触制御回路ブロック図を示し、非接触カード1
2側のCPU31はROM32に格納されたプログラム
に沿って各回路装置を制御し、その制御情報をRAM3
3で読出し可能に記憶し、同じくEEーPROM34で
再書込み可能に記憶する。
【0017】電力受信回路35は、伝送制御部13側か
ら送信された電力を受信し、また伝送制御部13側から
出力した主伝送許容域16を検出する。また、データ送
受信回路36は、伝送制御部13側から送信される制御
データを受信し、この応答情報として該カード12側か
ら伝送制御部13側にカードの応答情報を返信する。
ら送信された電力を受信し、また伝送制御部13側から
出力した主伝送許容域16を検出する。また、データ送
受信回路36は、伝送制御部13側から送信される制御
データを受信し、この応答情報として該カード12側か
ら伝送制御部13側にカードの応答情報を返信する。
【0018】伝送制御部13側のCPU37は、ROM
38に格納されたプログラムに沿って各回路装置を制御
し、その制御情報をRAM39で読出し可能に記憶し、
電力送信回路40はデータ交信許容する空間領域として
の主伝送許容域16を出力し、この主伝送許容域16内
に非接触カード12が導かれた時、電力を非接触カード
12の電力受信回路35に送信する。また、データ送受
信回路41は非接触カード12のデータ送受信回路36
と交信して相互のデータを送受信する。
38に格納されたプログラムに沿って各回路装置を制御
し、その制御情報をRAM39で読出し可能に記憶し、
電力送信回路40はデータ交信許容する空間領域として
の主伝送許容域16を出力し、この主伝送許容域16内
に非接触カード12が導かれた時、電力を非接触カード
12の電力受信回路35に送信する。また、データ送受
信回路41は非接触カード12のデータ送受信回路36
と交信して相互のデータを送受信する。
【0019】図4は伝送制御部13を構成する伝送アン
テナ14と妨害アンテナ15…との制御説明図を示し、
伝送アンテナ14はデータ送受信回路41が送受信対応
して非接触カード12とのデータ交信を行い、各妨害ア
ンテナ15…は妨害用高周波発生部42が対応して、不
適な周辺伝送許容域17…に対するデータ交信を妨害処
理する。
テナ14と妨害アンテナ15…との制御説明図を示し、
伝送アンテナ14はデータ送受信回路41が送受信対応
して非接触カード12とのデータ交信を行い、各妨害ア
ンテナ15…は妨害用高周波発生部42が対応して、不
適な周辺伝送許容域17…に対するデータ交信を妨害処
理する。
【0020】このように構成された自動改札機の非接触
改札処理動作を次に説明する。今、自動改札時に改札客
が非接触カード12を手に持って伝送制御部13上方の
主伝送許容域16に対応させると、この非接触カード1
2からの伝送データを伝送制御部13が受信して、非接
触カード12のデータ交信を実行し、正常データと判定
すれば、開閉扉12を開放して改札許容する。
改札処理動作を次に説明する。今、自動改札時に改札客
が非接触カード12を手に持って伝送制御部13上方の
主伝送許容域16に対応させると、この非接触カード1
2からの伝送データを伝送制御部13が受信して、非接
触カード12のデータ交信を実行し、正常データと判定
すれば、開閉扉12を開放して改札許容する。
【0021】ところが、読取った非接触カード12が有
効期間切れ、無効乗車区間等の無効非接触カードと判定
した場合は、カード異常と判定して開閉扉12を閉じて
改札規制する。
効期間切れ、無効乗車区間等の無効非接触カードと判定
した場合は、カード異常と判定して開閉扉12を閉じて
改札規制する。
【0022】また、非接触カード12と伝送制御部13
との非接触対応時に、非接触カード12が仮に主伝送許
容域16と周辺伝送許容域17との両方に連続して対応
しても、不適な周辺伝送許容域17は妨害出力エリア1
8によりデータ交信が無効化扱いされて交信回避状態に
あるため、非接触カード12は本来の主伝送許容域16
のみと交信対応してデータ処理がなされる。
との非接触対応時に、非接触カード12が仮に主伝送許
容域16と周辺伝送許容域17との両方に連続して対応
しても、不適な周辺伝送許容域17は妨害出力エリア1
8によりデータ交信が無効化扱いされて交信回避状態に
あるため、非接触カード12は本来の主伝送許容域16
のみと交信対応してデータ処理がなされる。
【0023】このため、改札客毎に伝送制御部13上方
の上下左右前後の交信対応位置が異なる自由度の高い非
接触処理状態に拘らず、主伝送許容域16のみを的確に
捉えて交信対応させることができるため、混信すること
なく安定した対応がとれ、周辺伝送許容域17による伝
送エラーを回避した信頼性の高い非接触データ処理がで
きる。
の上下左右前後の交信対応位置が異なる自由度の高い非
接触処理状態に拘らず、主伝送許容域16のみを的確に
捉えて交信対応させることができるため、混信すること
なく安定した対応がとれ、周辺伝送許容域17による伝
送エラーを回避した信頼性の高い非接触データ処理がで
きる。
【0024】さらに、改札客毎に異なる交信対応位置の
関係から非接触カード12の対応位置が大きくズレて主
伝送許容域16と対応しなかった場合や周辺伝送許容域
17にしか対応しなかった場合は、改札客が改札通路に
侵入した時点で、改札規制し、案内表示器に「正しく操
作して下さい」と表示案内する。
関係から非接触カード12の対応位置が大きくズレて主
伝送許容域16と対応しなかった場合や周辺伝送許容域
17にしか対応しなかった場合は、改札客が改札通路に
侵入した時点で、改札規制し、案内表示器に「正しく操
作して下さい」と表示案内する。
【0025】図5はこの発明の他の実施例の非接触カー
ドの制御回路ブロック図を示し、この非接触カードは、
カードアンテナ51を介して改札機本体の伝送制御部と
交信処理するデータ送信部52とデータ受信部53およ
びその制御部54に加えて、妨害周波数を検出する帯域
フィルタ55を介した妨害波検出部56を備えて構成し
ている。
ドの制御回路ブロック図を示し、この非接触カードは、
カードアンテナ51を介して改札機本体の伝送制御部と
交信処理するデータ送信部52とデータ受信部53およ
びその制御部54に加えて、妨害周波数を検出する帯域
フィルタ55を介した妨害波検出部56を備えて構成し
ている。
【0026】この妨害波検出部56が、改札機本体側の
伝送制御部との交信時に、その伝送許容域から伝送無効
の特定の妨害周波数を検出したとき、この妨害周波数を
検出したことに基づいて制御部54は非接触カードが伝
送不可領域の周辺伝送許容域17に交信対応したと判定
して、そのときの非接触カードの伝送処理を停止する。
これにより、周辺伝送許容域17との対応時にはデータ
交信を無効化処理して取扱うことができる。
伝送制御部との交信時に、その伝送許容域から伝送無効
の特定の妨害周波数を検出したとき、この妨害周波数を
検出したことに基づいて制御部54は非接触カードが伝
送不可領域の周辺伝送許容域17に交信対応したと判定
して、そのときの非接触カードの伝送処理を停止する。
これにより、周辺伝送許容域17との対応時にはデータ
交信を無効化処理して取扱うことができる。
【0027】上述のように、改札機本体の伝送制御部と
非接触カードとの交信対応時に、非接触カードが仮に主
伝送許容域と周辺伝送許容域との両方に交信対応して
も、不適な周辺伝送許容域のデータ処理を無効化扱いし
て回避し、本来の主伝送許容域のみと確実にデータ処理
ができる。このため、毎回対応位置が異なる自由度の高
い非接触処理であっても、混信することなく安定した対
応がとれ、非接触伝送エラーを低減した信頼性の高い非
接触データ処理ができる。
非接触カードとの交信対応時に、非接触カードが仮に主
伝送許容域と周辺伝送許容域との両方に交信対応して
も、不適な周辺伝送許容域のデータ処理を無効化扱いし
て回避し、本来の主伝送許容域のみと確実にデータ処理
ができる。このため、毎回対応位置が異なる自由度の高
い非接触処理であっても、混信することなく安定した対
応がとれ、非接触伝送エラーを低減した信頼性の高い非
接触データ処理ができる。
【0028】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の装置本体は、実施例の改札機本体
11に対応し、以下同様に、非接触媒体は、非接触カー
ド12に対応し、装置本体のアンテナは、伝送制御部1
3の伝送アンテナ14に対応し、伝送無効化処理手段
は、妨害アンテナ15および妨害用高周波発生部42に
対応し、停止手段は、制御部54に対応するも、この発
明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
において、この発明の装置本体は、実施例の改札機本体
11に対応し、以下同様に、非接触媒体は、非接触カー
ド12に対応し、装置本体のアンテナは、伝送制御部1
3の伝送アンテナ14に対応し、伝送無効化処理手段
は、妨害アンテナ15および妨害用高周波発生部42に
対応し、停止手段は、制御部54に対応するも、この発
明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【図1】この発明の非接触カード処理装置を備えた自動
改札機の外観斜視図。
改札機の外観斜視図。
【図2】この発明の自動改札機の非接触出力状態を示す
説明図。
説明図。
【図3】この発明の非接触カードと伝送制御部との非接
触制御回路ブロック図。
触制御回路ブロック図。
【図4】この発明の伝送制御部の制御説明図。
【図5】この発明の他の実施例の非接触カードの制御回
路ブロック図。
路ブロック図。
【図6】従来の非接触媒体処理装置の処理状態の一例を
示す概略側面図。
示す概略側面図。
【図7】従来の非接触媒体処理装置のアンテナの出力状
態を示す概略平面図。
態を示す概略平面図。
11…改札機本体 12…非接触カード 13…伝送制御部 14…伝送アンテナ 15…妨害アンテナ 16…主伝送許容域 17…周辺伝送許容域 18…妨害出力エリア 42…妨害用高周波発生部 51…カードアンテナ 52…データ送信部 53…データ受信部 54…制御部 56…妨害波検出部
Claims (2)
- 【請求項1】装置本体のアンテナが出力する伝送許容域
に非接触媒体を対応させて非接触にデータ処理する非接
触媒体処理装置であって、上記アンテナの出力時に主伝
送許容域に伴って発生する周辺伝送許容域に対し、この
周辺伝送許容域の出力を無効化処理する伝送無効化処理
手段を備えた非接触媒体処理装置。 - 【請求項2】装置本体と非接触で送受信を行う送信部お
よび受信部を備えた非接触媒体をデータ処理する装置で
あって、上記装置本体と非接触媒体との送受信対応時
に、非接触媒体の受信部が、装置本体から伝送無効の特
定周波数を受信したとき、該非接触媒体の伝送処理を停
止する停止手段を備えた非接触媒体処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5264414A JPH0793491A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 非接触媒体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5264414A JPH0793491A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 非接触媒体処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0793491A true JPH0793491A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17402842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5264414A Pending JPH0793491A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 非接触媒体処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0793491A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004025547A1 (ja) * | 2002-09-13 | 2004-03-25 | Sony Corporation | リーダ・ライタ装置およびリーダ・ライタ装置で改札処理する自動改札機 |
JP2008177774A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Matsushita Electric Works Ltd | 通過管理システム |
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