JPH079311Y2 - 接点強制開離機構 - Google Patents

接点強制開離機構

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JPH079311Y2
JPH079311Y2 JP1986110752U JP11075286U JPH079311Y2 JP H079311 Y2 JPH079311 Y2 JP H079311Y2 JP 1986110752 U JP1986110752 U JP 1986110752U JP 11075286 U JP11075286 U JP 11075286U JP H079311 Y2 JPH079311 Y2 JP H079311Y2
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separating
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JP1986110752U
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JPS6320320U (ja
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佳之 山脇
正規 梶原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、例えば、リミットスイッチに設けられるよ
うな接点強制開離機構に関する。
〔背景技術〕
従来、切換型のリミットスイッチは、第4図にみるよう
に、NC(常閉)接点1とNO(常開)接点3からなる固定
接点を備えていて、両固定接点には、作動軸5によって
反転操作される可動板6の可動接点7が交互に接触する
ようになっている。前記反転は、2つの反転子14、14と
反転用ばね15からなる反転付勢機構16が作動軸5の上・
下により思案点を越えることによって得られるようにな
っている。通常、前記NC接点1には、可動板6の可動接
点7が前記反転用ばね15によって押し付けられるが、そ
の場合に両接点1、7が溶着を起こしていることがあ
る。こうした場合、作動軸5の通常の操作をするだけで
は、可動接点7がNC接点1から開離しないことが多く、
そのため、溶着した両接点1、7を強制的に離す強制開
離機構を備えて安全性が確保されるように配慮されてい
る。
第5図および第6図は、それぞれ、その従来例をあらわ
している。これらの場合、NC接点1を有するNC端子板2
と、NO接点3を有するNO端子板4がそれぞれ一対づつ配
備されている。これらの中央には、作動軸5が設けられ
ていて、上下に往復して動かされるようになっている。
作動軸5の軸回りには、反転タイプの可動板6が配置さ
れていて、その両端に設けられた可動接点7が、可動板
6の上記第4図にみたような機構による反転作用によっ
てNC接点1とNO接点3に交互に接触するようになってい
る。第5図にみる接点強制開離機構は、作動軸の外周に
突出して設けられた上下2段の開離片駆動部8、8′
と、固定軸9を中心に回転できるようになっていて、一
端の係合部10が開離片駆動部8、8′に係合し他端の開
離用駆動カム11が可動板6に接触する開離片12、12から
なっている。この接触強制開離機構は、作動軸5が押し
下げられて係合部10が下がると、開離片12が回転して可
動板6を持ち上げるようになっている。これにより、可
動板6が反転して、可動接点7がNC接点1から開離する
ことになる。しかし、第5図にみる機構においては、開
離片12の係合部10が両開離片駆動部8、8′間において
相対的に回転できるようにするため、係合部10と両開離
片駆動部8、8′間には若干の遊動がたを設けてある。
このがたは、たとえば、スイッチに衝撃が加わったとき
に開離片12に遊転を許すことになる。これにより、開離
片12が可動片6に当たって接点の接触の信頼性を損なう
おそれがあった。
第6図にみる強制開離機構の場合は、山形に突出する開
離片駆動部8を、コの字枠状でラック型の係合部10を有
する開離片12と、ピニオン13からなっている。開離片駆
動部8は、作動軸5の同一高さに一対設けられている。
作動軸5が押し下げられると開離片駆動部8はピニオン
13に係合して係合部10を介して開離片12を押し上げ、可
動板6を開離方向に動作させるようになっている。しか
し、この機構においては、第7図にみるように、作動軸
5が最大に押し下げられた状態では開離片駆動部8がピ
ニオン13に対して完全に離れており、開離片12はそのピ
ニオン13に引っ掛かっているだけとなる。そのために、
スイッチに衝撃が加わると、ピニオン13の自由回転によ
って開離片12が下がってしまうことがある。そうなる
と、開離片12と開離片駆動部8との正規位置関係が、ず
れてしまうので、次からの強制開離動作に支障を来すこ
ととなる。
〔考案の目的〕
前記事情に鑑み、この考案は、接点の接触の信頼性を損
なうおそれがなく、しかも、開離動作が常に正常に行え
るようにした接点強制開離機構を提供することを目的と
する。
〔考案の開示〕
前記目的を達成するため、この考案は、2つの固定接点
と、両固定接点間に位置していて軸方向に往復するよう
に操作される作動軸と、前記各固定接点に対向して2つ
の可動接点を備えた可動板と、作動軸の往復作動を可動
板に伝達して可動接点が固定接点に接触した状態と接触
を解除された状態とを反転切換する反転付勢機構とを備
えた接点位置における接点強制開離機構であり、前記作
動軸の軸上に配置されている開離片駆動部と、作動軸の
両側方に配置されている固定軸と、固定軸と開離片駆動
部に係合するとともに前記可動板に接触する開離接触部
を有していて前記作動軸の往復動作とともに往復回転し
てその一方向回転により前記可動板を接点開離方向に動
かすようになっている左右一対の回転式開離片を備えて
いる接点強制開離機構において、前記開離片駆動部はピ
ン型形状とされており、かつ、前記開離片は、前記開離
片駆動部および固定軸のいずれか一方を前記往復回動の
中心軸とするとともに、摺動ガイド口を有していて、こ
の摺動ガイド口を前記開離片駆動部および固定軸のうち
の他方に摺動可能に噛み合わせることで、前記往復回動
が起きるようになっていることを特徴とする接点強制開
離機構を要旨とする。
以下に、この考案を、その実施例をあらわした図面を参
照しつつ詳しく説明する。
第1図は、この考案にかかる接点強制開離機構の一例を
あらわしている。このリミットスイッチは、固定接点と
して、NC接点21、21とNO接点23、23を備えている。2つ
の固定接点であるNC接点21、21はNC端子板22に、NO接点
23はNO端子板24にそれぞれ設けられている。これら固定
接点の間には縦向きに作動軸25が配置されていて、押釦
(図示省略)とばね(図示省略)により上下に往復して
動かされるようになっている。作動軸25の動く方向は矢
印Dと矢印Uによってあらわされていて、それぞれの方
向に動いて停止することができるようになっている。前
記作動軸25の中間には、反転タイプの可動板26が作動軸
25を貫通するかたちで配置されている。2つの可動接点
27、27を備えた可動板26は、作動軸25が往復して動かさ
れることによって押下げ状態と押上げ状態を交互に繰り
返すような反転付勢機構を備えている。この機構は図示
省略されているが、たとえば、前記の第4図にみるよう
なものであってもよい。これにより、可動板26は上・下
して、可動接点27がNC接点21とNO接点23に交互に接触し
て、その状態を保持することができるようになってい
る。
強制開離機構は、作動軸25の軸上の同じ高さに配置され
た左右一対の開離片支持ピン(開離片駆動部)28、28
と、U字形をなしていて開離片支持ピン28、28にそれぞ
れピン穴30、30を介して係合するようにして回転自在に
取り付けられている左右一対の開離片32、32と、開離片
32に形成された長溝状の摺動ガイド口33に係合して摺動
を許すように固定側に配置されている左右一対の固定軸
29、29などを備えている。
前記作動軸25が矢印D方向に押し下げられると、その軸
上に突設された開離片支持ピン28、28も矢印D方向に下
がってくるので、これら開離片支持ピン28、28に係合し
ている各開離片32、32も押し下げられつつ開離片支持ピ
ン28を回転中心にして回転することとなる。開離片32、
32は、固定軸29に摺動ガイド口33が案内されることによ
ってその一端に設けられた各開離接触部34、34が可動板
26に下方から当たるようになる。各開離接触部34、34が
最も高くなる(すなわち可動板26が最大高さに押し上げ
られる)頂点位置はZであらわされていて、この位置Z
は、作動軸25が最大に押し下げられるよりも少し手前の
タイミングに対応するものである。このように、可動板
26は強制的に押し上げられて、可動接点27がNC接点21か
ら強制的に開離することになる。
前記のように、強制開離動作がなされない状態でも、開
離片は固定軸と開離片駆動部と係合していて、開離片32
と作動軸25間には常にがたつきがないように組み込まれ
ているので、応動性がよくなって操作とそれによるロス
が全くないだけでなく、スイッチに衝撃が加わっても、
動作初期状態における開離片32のがたつきがないため
に、通常の動作状態において開離片32が可動板26を下か
ら叩いて可動接点27をNC接点21から引き離すようなおそ
れもない。しかも、開離片32と作動軸25の相対的位置ず
れも防ぐことができる。前記実施例では、作動軸25を最
大に押し下げて下端点にくる手前で開離接触部34が最高
位置Zにくるようになっているので、作動軸25を一杯押
し下げなくとも開離効果を有効に達成することができ
る。
なお、前記開離接触部34は、Z位置を越えると逆に開離
効果が少なくなるようになっていたが、第2図にみるよ
うに、開離接触部34を曲がり形状に形成しておいて、作
動軸25が最大に下がるまで、常にZ位置の高さ、すなわ
ち可動板26の最大押し上げ高さを保持することができる
ようにも構成することができる。このようにすると、開
離の効果が一段と大きくなる。また、前記開離片32は、
開離片支持ピン28の回りに取り付けられていたが、第3
図にみるように、固定軸29回りに取り付けて摺動ガイド
口33は開離片支持ピン28に摺動するように構成してもよ
い。前記摺動ガイド口33は端部が閉じている長孔形とさ
れていてもよいことはもちろんである。また、NO接点2
3、23がなくて、NC接点21、21のみであり、可動板26が
上方にあるときは、接点接触動作はせず、単に開成動作
となっているものでもよい。
〔考案の効果〕
この考案にかかる接点強制開離機構は、以上のような構
成を有していた。そのため、接点の接触の信頼性を損な
うおそれがなく、しかも、開離動作が常に正常に行える
ようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案にかかる接点強制開離機構の一例を
あらわした正面図、第2図は、開離片の他の一例をあら
わした要部正面図、第3図は、開離片の連結方式の他の
一例をあらわした要部正面図、第4図は、従来のリミッ
トスイッチにおける反転付勢機構をあらわした正面図、
第5図は、従来の接点強制開離機構の一例をあらわした
正面図、第6図は、他の従来の接点強制解離機構の例を
あらわした正面図、第7図は、その動作説明図である。 21、23……固定接点、25……作動軸、26……可動板、27
……可動接点、28……開離片支持ピン(開離片駆動
部)、29……固定軸、30……ピン穴、32……開離片、33
……摺動ガイド口、34……開離接触部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの固定接点と、両固定接点間に位置し
    ていて軸方向に往復するように操作される作動軸と、前
    記各固定接点に対向して2つの可動接点を備えた可動板
    と、作動軸の往復作動を可動板に伝達して可動接点が固
    定接点に接触した状態と接触を解除された状態とを反転
    切換する反転付勢機構とを備えた接点装置における接点
    強制開離機構であり、前記作動軸の軸上に配置されてい
    る開離片駆動部と、作動軸の両側方に配置されている固
    定軸と、固定軸と開離片駆動部に係合するとともに前記
    可動板に接触する開離接触部を有していて前記作動軸の
    往復動作とともに往復回転してその一方向回転により前
    記可動板を接点開離方向に動かすようになっている左右
    一対の回転式開離片を備えている接点強制開離機構にお
    いて、前記開離片駆動部はピン型形状とされており、か
    つ、前記開離片は、前記開離片駆動部および固定軸のい
    ずれか一方を前記往復回動の中心軸とするとともに、摺
    動ガイド口を有していて、この摺動ガイド口を前記開離
    片駆動部および固定軸のうちの他方に摺動可能に噛み合
    わせることで、前記往復回動が起きるようになっている
    ことを特徴とする接点強制開離機構。
  2. 【請求項2】開離接触部の形状が、作動軸の押下げ点が
    可動板を最大高さまで押し上げる点を越えたあと最大押
    し下げ点に至る間にあるときは、ほぼ最大高さが保たれ
    るように形成されている実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の接点強制開離機構。
JP1986110752U 1986-07-19 1986-07-19 接点強制開離機構 Expired - Lifetime JPH079311Y2 (ja)

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JP1986110752U JPH079311Y2 (ja) 1986-07-19 1986-07-19 接点強制開離機構

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JPS6320320U JPS6320320U (ja) 1988-02-10
JPH079311Y2 true JPH079311Y2 (ja) 1995-03-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5432783U (ja) * 1977-08-09 1979-03-03
JPS5897231A (ja) * 1981-12-04 1983-06-09 株式会社東芝 負荷時タップ切換器用真空しゃ断器の開閉機構
JPS6123137U (ja) * 1984-07-12 1986-02-10 松下電器産業株式会社 スイツチ操作装置

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JPS6320320U (ja) 1988-02-10

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