JPH0793016A - 数値制御工作機械群の制御装置 - Google Patents
数値制御工作機械群の制御装置Info
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- JPH0793016A JPH0793016A JP5259081A JP25908193A JPH0793016A JP H0793016 A JPH0793016 A JP H0793016A JP 5259081 A JP5259081 A JP 5259081A JP 25908193 A JP25908193 A JP 25908193A JP H0793016 A JPH0793016 A JP H0793016A
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- pallet
- machine tool
- buffer station
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- machining
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
Landscapes
- Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小さなバッファーステーションの収納能力で
多数のパレットを収容できる数値制御工作機械群の制御
装置を提供する。 【構成】 搬送管理装置20が、加工予定のないパレッ
トPをライン側に戻す際に(判断ステップ31がN
o)、バッファーステーションBSの状態を検索し(ス
テップ32)、バッファーステーションBSに空きがな
い場合には(判断ステップ33がYes)、該パレット
Pを工作機械MA1、MA2、MA3側に搬送する指令
を作成する(ステップ37)。これに応じて搬送台車1
1が該パレットPを工作機械へ搬送し(ステップ4
5)、工作機械はこのパレットPを加工することなく保
持する(ステップ54)。
多数のパレットを収容できる数値制御工作機械群の制御
装置を提供する。 【構成】 搬送管理装置20が、加工予定のないパレッ
トPをライン側に戻す際に(判断ステップ31がN
o)、バッファーステーションBSの状態を検索し(ス
テップ32)、バッファーステーションBSに空きがな
い場合には(判断ステップ33がYes)、該パレット
Pを工作機械MA1、MA2、MA3側に搬送する指令
を作成する(ステップ37)。これに応じて搬送台車1
1が該パレットPを工作機械へ搬送し(ステップ4
5)、工作機械はこのパレットPを加工することなく保
持する(ステップ54)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パレットにワークを取
り付け、これを数値制御工作機械に搬送して自動加工を
行う数値制御工作機械群の制御装置に関するものであ
る。
り付け、これを数値制御工作機械に搬送して自動加工を
行う数値制御工作機械群の制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】工作機械によりワークを自動加工するた
めに、工作機械の近傍にパレットに取り付けられたワー
クを一時的に保管するバッファーステーションを設け、
このバッファーステーションにパレットを溜めておき、
搬送台車によって自動的に工作機械にバッファーステー
ションからパレットを搬出搬入することで自動加工を実
現した装置がある。この装置では、加工を行うワークを
取り付けたパレットをバッファーステーションに搬入し
ておき、これを工作機械に搬送して連続的に加工を行わ
せるようにしている。一方、該装置はパレット待機機能
を有している。このパレット待機機能は、工作機械での
加工が終了してローディング、アンローディングステー
ションに戻したパレットに取り付ける加工予定のワーク
が無いとき(即ち、しばらくパレットを使用しない場
合)、ワークを取り外してライン側へ再び投入し、バッ
ファーステーションで待機用(加工を行わない)パレッ
トとして保管する機能である。
めに、工作機械の近傍にパレットに取り付けられたワー
クを一時的に保管するバッファーステーションを設け、
このバッファーステーションにパレットを溜めておき、
搬送台車によって自動的に工作機械にバッファーステー
ションからパレットを搬出搬入することで自動加工を実
現した装置がある。この装置では、加工を行うワークを
取り付けたパレットをバッファーステーションに搬入し
ておき、これを工作機械に搬送して連続的に加工を行わ
せるようにしている。一方、該装置はパレット待機機能
を有している。このパレット待機機能は、工作機械での
加工が終了してローディング、アンローディングステー
ションに戻したパレットに取り付ける加工予定のワーク
が無いとき(即ち、しばらくパレットを使用しない場
合)、ワークを取り外してライン側へ再び投入し、バッ
ファーステーションで待機用(加工を行わない)パレッ
トとして保管する機能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このパレット待機機能
を実現するために従来の装置は、使用するパレットの数
に等しいバッファーステーションの収納能力を用意して
いた。即ち、パレット数が100枚ならばバッファース
テーションの収納容量も100枚分用意する必要があ
り、多品種のワークを加工するために多数のパレットを
使用する場合には、バッファーステーションを設置する
ために広い床面積が必要となった。
を実現するために従来の装置は、使用するパレットの数
に等しいバッファーステーションの収納能力を用意して
いた。即ち、パレット数が100枚ならばバッファース
テーションの収納容量も100枚分用意する必要があ
り、多品種のワークを加工するために多数のパレットを
使用する場合には、バッファーステーションを設置する
ために広い床面積が必要となった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたもので、その目的とするところは、小さなバッファ
ーステーションの収納能力で多数のパレットを収容し得
る数値制御工作機械群の制御装置を提供することにあ
る。
れたもので、その目的とするところは、小さなバッファ
ーステーションの収納能力で多数のパレットを収容し得
る数値制御工作機械群の制御装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、図1に示すように、複数の数値制御工
作機械MAと、ワークを取り付け可能なパレットPを搬
送する搬送台車11と、前記パレットPに取り付けられ
たワークを工作機械MAに搬入出するまでの間保管する
バッファーステーションBSと、前記パレットPにワー
クの取り付けを行うためのローディング、アンローディ
ングステーションLSとを備え、コンピュータによって
前記パレットPの前記工作機械MAへの搬送を制御する
ようにした数値制御工作機械群の制御装置において、前
記バッファーステーションBSにおける空きの有無を監
視するバッファーステーション監視手段1と、前記搬送
台車11による前記パレットPの搬送を制御する搬送制
御手段2であって、前記パレットPを該搬送台車11に
より搬送させる際に、前記バッファーステーション監視
手段1により前記バッファーステーションBSの状態を
検索し、バッファーステーションBSに空きがある場合
には該バッファーステーションBS側へ、空きがない場
合には工作機械MA側へ加工を行わないパレットとして
搬送を行うように制御する搬送制御手段2と、前記搬送
制御手段2により加工を行わないパレットとしてパレッ
トPが工作機械MA側に搬送されたときに、該工作機械
MAに加工を行わせないようにする空加工実行手段3と
からなることを特徴とする。
の発明の構成は、図1に示すように、複数の数値制御工
作機械MAと、ワークを取り付け可能なパレットPを搬
送する搬送台車11と、前記パレットPに取り付けられ
たワークを工作機械MAに搬入出するまでの間保管する
バッファーステーションBSと、前記パレットPにワー
クの取り付けを行うためのローディング、アンローディ
ングステーションLSとを備え、コンピュータによって
前記パレットPの前記工作機械MAへの搬送を制御する
ようにした数値制御工作機械群の制御装置において、前
記バッファーステーションBSにおける空きの有無を監
視するバッファーステーション監視手段1と、前記搬送
台車11による前記パレットPの搬送を制御する搬送制
御手段2であって、前記パレットPを該搬送台車11に
より搬送させる際に、前記バッファーステーション監視
手段1により前記バッファーステーションBSの状態を
検索し、バッファーステーションBSに空きがある場合
には該バッファーステーションBS側へ、空きがない場
合には工作機械MA側へ加工を行わないパレットとして
搬送を行うように制御する搬送制御手段2と、前記搬送
制御手段2により加工を行わないパレットとしてパレッ
トPが工作機械MA側に搬送されたときに、該工作機械
MAに加工を行わせないようにする空加工実行手段3と
からなることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、バッファーステーション
監視手段1がバッファーステーションBSにパレットP
が収納できるか、即ち空きの有無を監視している。そし
て、搬送制御手段2がパレットPの搬送先を決定する際
に、バッファーステーション監視手段1により前記バッ
ファーステーションBSの状態を検索し、バッファース
テーションBSに空きがある場合には該バッファーステ
ーションBS側に、そして、空きがない場合には工作機
械MA側に加工を行わないパレットとして搬送すること
を決定し、搬送台車11により該パレットPを送る。搬
送制御手段2により加工を行わないパレットPが工作機
械MA側に搬送されたときには、空加工実行手段3が、
工作機械MAに該パレットPの加工を行わせないように
する。このようにして、加工を行わないパレットを工作
機械側にも収容できるようにしたため、バッファーステ
ーションのパレットの収納能力を小さくすることができ
る。
監視手段1がバッファーステーションBSにパレットP
が収納できるか、即ち空きの有無を監視している。そし
て、搬送制御手段2がパレットPの搬送先を決定する際
に、バッファーステーション監視手段1により前記バッ
ファーステーションBSの状態を検索し、バッファース
テーションBSに空きがある場合には該バッファーステ
ーションBS側に、そして、空きがない場合には工作機
械MA側に加工を行わないパレットとして搬送すること
を決定し、搬送台車11により該パレットPを送る。搬
送制御手段2により加工を行わないパレットPが工作機
械MA側に搬送されたときには、空加工実行手段3が、
工作機械MAに該パレットPの加工を行わせないように
する。このようにして、加工を行わないパレットを工作
機械側にも収容できるようにしたため、バッファーステ
ーションのパレットの収納能力を小さくすることができ
る。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の数値制御工作機械群の制御
装置の一実施例について図を参照して説明する。図2
に、スタッカクレーン式の搬送台車11によってワーク
を取り付けたパレットPを搬送する搬送ライン10が示
されている。この搬送ライン10に沿って工作機械MA
1、MA2、MA3、ローディング、アンローディング
ステーションLS及びバッファーステーションBSがそ
れぞれ配置されている。搬送台車11にはパレットPに
付与されたパレットNo.を読み取るパレット検測装置
12が設けられている。また、各工作機械MA1、MA
2、MA3には、回転式のパレット搬入搬出装置PC
1、PC2、PC3が設けられ、これらパレット搬入搬
出装置PC1、PC2、PC3は、搬送ライン10の搬
送台車11から移送されたパレットPを載置させる入出
台PCAと、工作機械の加工軸側にパレットPを載置さ
せる加工台PCBの位置とを回転させることにより、両
パレットPを交換する動作を行い、搬送台車11と工作
機械MA1、MA2、MA3との間でパレットPの移送
を行うようになっている。バッファーステーションBS
は搬送ライン10に沿って横1列に配置され、それぞれ
に401〜407のNo.が付与された7つの棚に仕切
られており、7枚のパレットPを収納できるよう構成さ
れている。
装置の一実施例について図を参照して説明する。図2
に、スタッカクレーン式の搬送台車11によってワーク
を取り付けたパレットPを搬送する搬送ライン10が示
されている。この搬送ライン10に沿って工作機械MA
1、MA2、MA3、ローディング、アンローディング
ステーションLS及びバッファーステーションBSがそ
れぞれ配置されている。搬送台車11にはパレットPに
付与されたパレットNo.を読み取るパレット検測装置
12が設けられている。また、各工作機械MA1、MA
2、MA3には、回転式のパレット搬入搬出装置PC
1、PC2、PC3が設けられ、これらパレット搬入搬
出装置PC1、PC2、PC3は、搬送ライン10の搬
送台車11から移送されたパレットPを載置させる入出
台PCAと、工作機械の加工軸側にパレットPを載置さ
せる加工台PCBの位置とを回転させることにより、両
パレットPを交換する動作を行い、搬送台車11と工作
機械MA1、MA2、MA3との間でパレットPの移送
を行うようになっている。バッファーステーションBS
は搬送ライン10に沿って横1列に配置され、それぞれ
に401〜407のNo.が付与された7つの棚に仕切
られており、7枚のパレットPを収納できるよう構成さ
れている。
【0008】次に、本実施例の制御方式について説明す
る。各工作機械MA1、MA2、MA3にそれぞれ対応
して設けられた数値制御装置NCは、コンピュータから
なる搬送管理装置20により制御される台車制御装置2
1へ接続され、該台車制御装置21から転送される加工
用の数値制御データ(NCデータ)を保持し、このNC
データに基づいてパレットPに取り付けられた1又は2
以上のワークの加工を行う。また、各数値制御装置NC
は、搬送台車11により搬送されるパレットの加工情報
が台車制御装置21から転送されるようになっている。
台車制御装置21は、更に搬送台車11、バッファース
テーションBS及び操作盤22に接続され、ローディン
グ、アンローディングステーションLSとバッファース
テーションBSとの各間でパレットPの移送を制御する
と共に、バッファーステーションBSと工作機械MA
1、MA2、MA3との各間及びローディング、アンロ
ーディングステーションLSと工作機械MA1、MA
2、MA3との各間でパレットPの移送を制御するよう
になっている。一方、操作盤22は、ローディング、ア
ンローディングステーションLSに搬入されたパレット
Pに取り付けるべきワークを作業者に指示するように構
成されている。
る。各工作機械MA1、MA2、MA3にそれぞれ対応
して設けられた数値制御装置NCは、コンピュータから
なる搬送管理装置20により制御される台車制御装置2
1へ接続され、該台車制御装置21から転送される加工
用の数値制御データ(NCデータ)を保持し、このNC
データに基づいてパレットPに取り付けられた1又は2
以上のワークの加工を行う。また、各数値制御装置NC
は、搬送台車11により搬送されるパレットの加工情報
が台車制御装置21から転送されるようになっている。
台車制御装置21は、更に搬送台車11、バッファース
テーションBS及び操作盤22に接続され、ローディン
グ、アンローディングステーションLSとバッファース
テーションBSとの各間でパレットPの移送を制御する
と共に、バッファーステーションBSと工作機械MA
1、MA2、MA3との各間及びローディング、アンロ
ーディングステーションLSと工作機械MA1、MA
2、MA3との各間でパレットPの移送を制御するよう
になっている。一方、操作盤22は、ローディング、ア
ンローディングステーションLSに搬入されたパレット
Pに取り付けるべきワークを作業者に指示するように構
成されている。
【0009】台車制御装置21に接続されている搬送管
理装置20は、この数値制御工作機械群を制御するた
め、上述したNCデータの他に、どのワークを幾つ加工
するかに関する加工予定データと、各工作機械MA1、
MA2、MA3、バッファーステーションBS、パレッ
トP等の各装置の現在の状況を示す装置状態データとを
保持しており、以下詳述する制御動作を行うよう構成さ
れている。
理装置20は、この数値制御工作機械群を制御するた
め、上述したNCデータの他に、どのワークを幾つ加工
するかに関する加工予定データと、各工作機械MA1、
MA2、MA3、バッファーステーションBS、パレッ
トP等の各装置の現在の状況を示す装置状態データとを
保持しており、以下詳述する制御動作を行うよう構成さ
れている。
【0010】この搬送管理装置20及び台車制御装置2
1による制御動作と工作機械MA1、MA2、MA3に
よる加工動作とについて、図2の全体の構成図と図3、
図4及び図5のフローチャートとを参照して説明する。
先ず、図3のフローチャートを参照して搬送管理装置2
0側の制御動作について説明する。搬送管理装置20
は、ワークの加工が完了したパレットPがローディン
グ、アンローディングステーションLSに戻されると、
当該パレットPが以降工作機械MA1、MA2、MA3
のずれかに於いて加工される予定があるワークが取り付
けられるか否かについて上記加工予定データを検索して
調べる(判断ステップ31)。ここで、当該パレットP
に取り付けて加工を行う予定のワークがある場合には、
該判断ステップ31がYesとなりステップ39へ進
む。このステップ39では、該パレットPに取り付けて
加工を行うのワークを操作盤22の表示装置(図示せ
ず)に表示し、該ワークの取り付けを指示する。これに
より作業者は、該パレットPに指示されたワークを取り
付け、取り付けが完了したら取り付け完了のスイッチ
(図示せず)を押す。これに応じて判断ステップ40の
ワーク取り付けが完了したかの判断がYesとなり次の
ステップ41へ進み、工作機械MA1、MA2、MA3
の状態を監視している上述した装置状態データを検索し
て、当該ワークを加工する工作機械が空き状態にあるか
を調べる。ここでは、該ワークを工作機械MA2で加工
するものとし、工作機械MA2は空き状態にあるものと
する。これに応じて判断ステップ42がYesなりステ
ップ37へ進む。ステップ37では、当該パレットPを
ローディング、アンローディングステーションLSから
該工作機械MA2側へ搬送するための指令を作成する。
そして、次のステップ38では、この作成した工作機械
MA2への搬送指令と、このパレットPは加工を行う
(即ち後述する空加工では無い)パレットであることを
台車制御装置21側へ伝える。
1による制御動作と工作機械MA1、MA2、MA3に
よる加工動作とについて、図2の全体の構成図と図3、
図4及び図5のフローチャートとを参照して説明する。
先ず、図3のフローチャートを参照して搬送管理装置2
0側の制御動作について説明する。搬送管理装置20
は、ワークの加工が完了したパレットPがローディン
グ、アンローディングステーションLSに戻されると、
当該パレットPが以降工作機械MA1、MA2、MA3
のずれかに於いて加工される予定があるワークが取り付
けられるか否かについて上記加工予定データを検索して
調べる(判断ステップ31)。ここで、当該パレットP
に取り付けて加工を行う予定のワークがある場合には、
該判断ステップ31がYesとなりステップ39へ進
む。このステップ39では、該パレットPに取り付けて
加工を行うのワークを操作盤22の表示装置(図示せ
ず)に表示し、該ワークの取り付けを指示する。これに
より作業者は、該パレットPに指示されたワークを取り
付け、取り付けが完了したら取り付け完了のスイッチ
(図示せず)を押す。これに応じて判断ステップ40の
ワーク取り付けが完了したかの判断がYesとなり次の
ステップ41へ進み、工作機械MA1、MA2、MA3
の状態を監視している上述した装置状態データを検索し
て、当該ワークを加工する工作機械が空き状態にあるか
を調べる。ここでは、該ワークを工作機械MA2で加工
するものとし、工作機械MA2は空き状態にあるものと
する。これに応じて判断ステップ42がYesなりステ
ップ37へ進む。ステップ37では、当該パレットPを
ローディング、アンローディングステーションLSから
該工作機械MA2側へ搬送するための指令を作成する。
そして、次のステップ38では、この作成した工作機械
MA2への搬送指令と、このパレットPは加工を行う
(即ち後述する空加工では無い)パレットであることを
台車制御装置21側へ伝える。
【0011】この際の台車制御装置21側の処理を図4
のフローチャートを参照して説明する。上記の搬送管理
装置20の図3に示すステップ38の処理により、工作
機械MA2側へ搬送するための搬送指令が伝えられた台
車制御装置21は、ステップ45の処理において搬送台
車11に上記搬送指令を伝え、該搬送台車11によりパ
レットPを工作機械MA2側へ搬送して、該工作機械M
A2のパレット搬入搬出装置PC2の入出台PCAに載
置する。次の判断ステップ46の判断は搬送先が工作機
械MA2であるためYesとなるが、次の判断ステップ
47の判断はパレットが加工を行う(即ち後述する空加
工では無い)ためNoとなり台車制御装置21側での処
理は終了する。
のフローチャートを参照して説明する。上記の搬送管理
装置20の図3に示すステップ38の処理により、工作
機械MA2側へ搬送するための搬送指令が伝えられた台
車制御装置21は、ステップ45の処理において搬送台
車11に上記搬送指令を伝え、該搬送台車11によりパ
レットPを工作機械MA2側へ搬送して、該工作機械M
A2のパレット搬入搬出装置PC2の入出台PCAに載
置する。次の判断ステップ46の判断は搬送先が工作機
械MA2であるためYesとなるが、次の判断ステップ
47の判断はパレットが加工を行う(即ち後述する空加
工では無い)ためNoとなり台車制御装置21側での処
理は終了する。
【0012】引き続きパレットPが搬送された工作機械
MA2側に於ける処理を図5のフローチャートを参照し
て説明する。先ず、工作機械MA2は、搬送台車11に
よってパレットPがパレット搬入搬出装置PC2の入出
台PCAに載置されると、判断ステップ51において、
当該パレットPが空加工であるかどうかを判断する。こ
こでは、パレットPは空加工である旨の通知を受けてい
ないため該判断ステップ51がNoとなりステップ52
へ進み、加工用のNCデータを搬送管理装置20をサー
チすることにより得る。そしてステップ54において、
この加工用のNCデータを起動させて、先ず、パレット
搬入搬出装置PC2を駆動して入出台PCAと加工台P
CBとを回転させて該パレットPを工作機械MA2の加
工軸側に引き入れ、そして、該NCデータに従いパレッ
トP上のワークの加工を行う。
MA2側に於ける処理を図5のフローチャートを参照し
て説明する。先ず、工作機械MA2は、搬送台車11に
よってパレットPがパレット搬入搬出装置PC2の入出
台PCAに載置されると、判断ステップ51において、
当該パレットPが空加工であるかどうかを判断する。こ
こでは、パレットPは空加工である旨の通知を受けてい
ないため該判断ステップ51がNoとなりステップ52
へ進み、加工用のNCデータを搬送管理装置20をサー
チすることにより得る。そしてステップ54において、
この加工用のNCデータを起動させて、先ず、パレット
搬入搬出装置PC2を駆動して入出台PCAと加工台P
CBとを回転させて該パレットPを工作機械MA2の加
工軸側に引き入れ、そして、該NCデータに従いパレッ
トP上のワークの加工を行う。
【0013】次に、加工予定のないパレットPを搬送す
る際の搬送管理装置20の処理動作について再び図3の
フローチャートを参照して説明する。ここでは先ず、バ
ッファーステーションBSに空きがあり、使用されない
パレットPが該バッファーステーションBS側に搬送さ
れる場合について説明する。
る際の搬送管理装置20の処理動作について再び図3の
フローチャートを参照して説明する。ここでは先ず、バ
ッファーステーションBSに空きがあり、使用されない
パレットPが該バッファーステーションBS側に搬送さ
れる場合について説明する。
【0014】搬送管理装置20は、ワークの加工が完了
してローディング、アンローディングステーションLS
にパレットPが戻されると、当該パレットPが以後加工
される予定があるか否かを内蔵の加工予定データを検索
して調べる(判断ステップ31)。ここで、当該パレッ
トPに加工予定が無い場合には、該判断ステップ31が
Noとなりステップ32へ進む。このステップ32で
は、バッファーステーションBSに空きがあるか否かを
バッファーステーションBSの現在の状態を保持してい
る装置状態データを検索して調べる。ここでは、図2に
示す棚401〜406まではパレットPが収納されてい
るが、棚407は空き状態にあるものとする。このため
判断ステップ33がNoとなりステップ36へ進む。ス
テップ36では、該パレットPをローディング、アンロ
ーディングステーションLSからバッファーステーショ
ンBSへ搬送するための指令を作成する。そして、次に
ステップ38では、この作成したバッファーステーショ
ンBSへの搬送指令を台車制御装置21へ伝える。
してローディング、アンローディングステーションLS
にパレットPが戻されると、当該パレットPが以後加工
される予定があるか否かを内蔵の加工予定データを検索
して調べる(判断ステップ31)。ここで、当該パレッ
トPに加工予定が無い場合には、該判断ステップ31が
Noとなりステップ32へ進む。このステップ32で
は、バッファーステーションBSに空きがあるか否かを
バッファーステーションBSの現在の状態を保持してい
る装置状態データを検索して調べる。ここでは、図2に
示す棚401〜406まではパレットPが収納されてい
るが、棚407は空き状態にあるものとする。このため
判断ステップ33がNoとなりステップ36へ進む。ス
テップ36では、該パレットPをローディング、アンロ
ーディングステーションLSからバッファーステーショ
ンBSへ搬送するための指令を作成する。そして、次に
ステップ38では、この作成したバッファーステーショ
ンBSへの搬送指令を台車制御装置21へ伝える。
【0015】この際の台車制御装置21側の処理を図4
のフローチャートを参照して説明する。上記の搬送管理
装置20の図3に示すステップ38の処理により、バッ
ファーステーションBS側へ搬送するための搬送指令が
伝えられた台車制御装置21は、ステップ45において
搬送台車11へ上記搬送指令を伝え、該搬送台車11に
よりパレットPをバッファーステーションBSへ搬送し
て上述した空の棚407に収納させる。この処理によ
り、バッファーステーションBSの棚401〜407に
は全てパレットPが収納された状態となる。そして、次
の搬送先が工作機械かの判断ステップ46がNoとなり
全ての処理を終了する。
のフローチャートを参照して説明する。上記の搬送管理
装置20の図3に示すステップ38の処理により、バッ
ファーステーションBS側へ搬送するための搬送指令が
伝えられた台車制御装置21は、ステップ45において
搬送台車11へ上記搬送指令を伝え、該搬送台車11に
よりパレットPをバッファーステーションBSへ搬送し
て上述した空の棚407に収納させる。この処理によ
り、バッファーステーションBSの棚401〜407に
は全てパレットPが収納された状態となる。そして、次
の搬送先が工作機械かの判断ステップ46がNoとなり
全ての処理を終了する。
【0016】次に、上述したようにバッファーステーシ
ョンBSが全て塞がった状態で、更に加工予定のないパ
レットをライン側に搬送するときの搬送管理装置20の
処理について図3を参照して説明する。搬送管理装置2
0は、ローディング、アンローディングステーションL
SにパレットPが戻されると、当該パレットPが以後加
工される予定があるか否かを加工予定データを検索して
調べる(判断ステップ31)。ここで、当該パレットP
には加工予定が無いため、該判断ステップ31がNoと
なりステップ32へ進む。このステップ32では、バッ
ファーステーションBSに空きがあるか否かを、バッフ
ァーステーションBSの状態を保持している装置状態デ
ータを検索して調べる。ここでは、上述した処理により
バッファーステーションBSの棚401〜407が全て
塞がって空きがない状態となっている。このため、判断
ステップ33がYesとなりステップ34へ進む。ステ
ップ34では、工作機械MA1、MA2、MA3の状態
を保持している上記装置状態データを検索して加工を行
っていない工作機械を探す。ここでは工作機械MA1が
加工を行っていないものとする。これに応じて判断ステ
ップ35がYesとなり次のステップ37へ進み、当該
パレットPをローディング、アンローディングステーシ
ョンLSから工作機械MA1へ搬送するための指令を作
成する。そして、次にステップ38で、この作成した工
作機械MA1への搬送指令と、このパレットPは加工を
行わないパレット(空加工)であるとの通知とを台車制
御装置21側へ送る。なお、上述した判断ステップ35
において、工作機械MA1、MA2、MA3が全て加工
中の場合には、この判断結果がNoとなり全ての処理が
終了する。
ョンBSが全て塞がった状態で、更に加工予定のないパ
レットをライン側に搬送するときの搬送管理装置20の
処理について図3を参照して説明する。搬送管理装置2
0は、ローディング、アンローディングステーションL
SにパレットPが戻されると、当該パレットPが以後加
工される予定があるか否かを加工予定データを検索して
調べる(判断ステップ31)。ここで、当該パレットP
には加工予定が無いため、該判断ステップ31がNoと
なりステップ32へ進む。このステップ32では、バッ
ファーステーションBSに空きがあるか否かを、バッフ
ァーステーションBSの状態を保持している装置状態デ
ータを検索して調べる。ここでは、上述した処理により
バッファーステーションBSの棚401〜407が全て
塞がって空きがない状態となっている。このため、判断
ステップ33がYesとなりステップ34へ進む。ステ
ップ34では、工作機械MA1、MA2、MA3の状態
を保持している上記装置状態データを検索して加工を行
っていない工作機械を探す。ここでは工作機械MA1が
加工を行っていないものとする。これに応じて判断ステ
ップ35がYesとなり次のステップ37へ進み、当該
パレットPをローディング、アンローディングステーシ
ョンLSから工作機械MA1へ搬送するための指令を作
成する。そして、次にステップ38で、この作成した工
作機械MA1への搬送指令と、このパレットPは加工を
行わないパレット(空加工)であるとの通知とを台車制
御装置21側へ送る。なお、上述した判断ステップ35
において、工作機械MA1、MA2、MA3が全て加工
中の場合には、この判断結果がNoとなり全ての処理が
終了する。
【0017】この時の台車制御装置21側における処理
を図4のフローチャートを参照して説明する。上記の搬
送管理装置20のステップ38の処理により、工作機械
MA1側へ搬送するための搬送指令が伝えられた台車制
御装置21は、ステップ45において搬送台車11に上
記搬送指令を伝え、該搬送台車11によりパレットPを
工作機械MA1へ搬送させる。そして、判断ステップ4
6で搬送先が工作機械であるかを確認するが、ここでは
搬送先が工作機械MA1であるためこの判断がYesと
なり次の判断ステップ47へ進む。判断ステップ47で
は、当該パレットPが空加工であるかを更に確認する
が、ここでは空加工であるため判断がYesとなりステ
ップ48へ進む。ステップ48では、工作機械MA1に
パレットPが空加工である旨を伝える。
を図4のフローチャートを参照して説明する。上記の搬
送管理装置20のステップ38の処理により、工作機械
MA1側へ搬送するための搬送指令が伝えられた台車制
御装置21は、ステップ45において搬送台車11に上
記搬送指令を伝え、該搬送台車11によりパレットPを
工作機械MA1へ搬送させる。そして、判断ステップ4
6で搬送先が工作機械であるかを確認するが、ここでは
搬送先が工作機械MA1であるためこの判断がYesと
なり次の判断ステップ47へ進む。判断ステップ47で
は、当該パレットPが空加工であるかを更に確認する
が、ここでは空加工であるため判断がYesとなりステ
ップ48へ進む。ステップ48では、工作機械MA1に
パレットPが空加工である旨を伝える。
【0018】引き続きパレットPが搬送された工作機械
MA1側に於ける処理を図5のフローチャートを参照し
て説明する。先ず、工作機械MA1は、搬送台車11に
よってパレットPがパレット搬入搬出装置PC1の入出
台PCAに載置されると、判断ステップ51において当
該パレットPが空加工であるかどうかを判断する。ここ
では、上述したステップ48において空加工である旨の
通知を受けているので、該判断ステップ51がYesと
なりステップ53へ進み、該工作機械MA1側に保持さ
れている空加工用のNCデータをサーチする。そして、
ステップ54において、この空加工用のNCデータに基
づきパレット搬入搬出装置PC1を駆動して入出台PC
Aと加工台PCBとを回転させて、該パレットPを工作
機械MA1の加工軸側に引き入れるが、加工は行わない
ようにする。この様にして工作機械MA1側に加工予定
のないパレットPを収容させる。
MA1側に於ける処理を図5のフローチャートを参照し
て説明する。先ず、工作機械MA1は、搬送台車11に
よってパレットPがパレット搬入搬出装置PC1の入出
台PCAに載置されると、判断ステップ51において当
該パレットPが空加工であるかどうかを判断する。ここ
では、上述したステップ48において空加工である旨の
通知を受けているので、該判断ステップ51がYesと
なりステップ53へ進み、該工作機械MA1側に保持さ
れている空加工用のNCデータをサーチする。そして、
ステップ54において、この空加工用のNCデータに基
づきパレット搬入搬出装置PC1を駆動して入出台PC
Aと加工台PCBとを回転させて、該パレットPを工作
機械MA1の加工軸側に引き入れるが、加工は行わない
ようにする。この様にして工作機械MA1側に加工予定
のないパレットPを収容させる。
【0019】加工予定のない次のパレットPが、ローデ
ィング、アンローディングステーションLSに戻される
と、図3、図4及び図5を参照して説明した一連の処理
により工作機械MA1のパレット搬入搬出装置PC1の
入出台PCAに載置される。これに応じて、工作機械M
A1は空加工用のNCデータをサーチする。そして、こ
の空加工用のNCデータに基づきパレット搬入搬出装置
PC1を駆動して入出台PCAと加工台PCBとを回転
させて、該パレットPを工作機械MA1の加工軸側に引
き入れると共に加工は行わないようにする。このように
して回転式のパレット搬入搬出装置PC1を備える一台
の工作機械MA1は、パレットPを2枚収容することが
できる。従って本実施例の構成では、それぞれの工作機
械MA1、MA2、MA3に2枚づづのパレットP(合
計6枚)を収容でき、また、上述したように、バッファ
ーステーションBSの棚401〜407に7枚のパレッ
トPを収納できるので、数値制御工作機械群の制御装置
全体として11枚のパレットPを収容することができ
る。言い換えるなら、従来の構成では11枚のパレット
Pを用いる場合に、バッファーステーションBSに11
枚分の棚を備える必要があったのに対し、本実施例の構
成では7枚分で良いので、バッファーステーションBS
の床の専有面積を狭めることができる。
ィング、アンローディングステーションLSに戻される
と、図3、図4及び図5を参照して説明した一連の処理
により工作機械MA1のパレット搬入搬出装置PC1の
入出台PCAに載置される。これに応じて、工作機械M
A1は空加工用のNCデータをサーチする。そして、こ
の空加工用のNCデータに基づきパレット搬入搬出装置
PC1を駆動して入出台PCAと加工台PCBとを回転
させて、該パレットPを工作機械MA1の加工軸側に引
き入れると共に加工は行わないようにする。このように
して回転式のパレット搬入搬出装置PC1を備える一台
の工作機械MA1は、パレットPを2枚収容することが
できる。従って本実施例の構成では、それぞれの工作機
械MA1、MA2、MA3に2枚づづのパレットP(合
計6枚)を収容でき、また、上述したように、バッファ
ーステーションBSの棚401〜407に7枚のパレッ
トPを収納できるので、数値制御工作機械群の制御装置
全体として11枚のパレットPを収容することができ
る。言い換えるなら、従来の構成では11枚のパレット
Pを用いる場合に、バッファーステーションBSに11
枚分の棚を備える必要があったのに対し、本実施例の構
成では7枚分で良いので、バッファーステーションBS
の床の専有面積を狭めることができる。
【0020】図6は、本発明の別実施例に係る工作機械
MA4を示している。この工作機械MA4は、3枚のパ
レットを順次交換していくシフト式のパレット搬入搬出
装置PC4を備えている。このパレット搬入搬出装置P
C4は、搬送ラインの搬送台車(図示せず)から移送さ
れたパレットを載置させる受入台PCCと、工作機械M
A4の加工軸側の加工台PCDと、搬送台車側へパレッ
トを回収させるための回収台PCEとを有し、先ず、搬
送ラインから移送されたパレットを載置した受入台PC
Cをシフトさせて、工作機械MA4の加工軸側の加工台
PCDと対向する位置に位置決めし、パレットを加工台
PCDの側に引き入れ、加工終了後に搬送台車側にパレ
ットを回収させるため回収台PCEと対向する位置にシ
フトさせる構造になっている。この様にシフト式のパレ
ット搬入搬出装置PC4を備える工作機械MA4は、1
台で3枚のパレットを収容することができる。この別実
施例のシフト式のパレット搬入搬出装置PC4を、図2
を参照して前述した実施例の工作機械MA1、MA2、
MA3に適用すれば、3台の工作機械MA1、MA2、
MA3で9枚のパレットを収容することができ、従って
11枚のパレットを収容するのにバッファーステーショ
ンBSの棚の数は2つで足りることになる。
MA4を示している。この工作機械MA4は、3枚のパ
レットを順次交換していくシフト式のパレット搬入搬出
装置PC4を備えている。このパレット搬入搬出装置P
C4は、搬送ラインの搬送台車(図示せず)から移送さ
れたパレットを載置させる受入台PCCと、工作機械M
A4の加工軸側の加工台PCDと、搬送台車側へパレッ
トを回収させるための回収台PCEとを有し、先ず、搬
送ラインから移送されたパレットを載置した受入台PC
Cをシフトさせて、工作機械MA4の加工軸側の加工台
PCDと対向する位置に位置決めし、パレットを加工台
PCDの側に引き入れ、加工終了後に搬送台車側にパレ
ットを回収させるため回収台PCEと対向する位置にシ
フトさせる構造になっている。この様にシフト式のパレ
ット搬入搬出装置PC4を備える工作機械MA4は、1
台で3枚のパレットを収容することができる。この別実
施例のシフト式のパレット搬入搬出装置PC4を、図2
を参照して前述した実施例の工作機械MA1、MA2、
MA3に適用すれば、3台の工作機械MA1、MA2、
MA3で9枚のパレットを収容することができ、従って
11枚のパレットを収容するのにバッファーステーショ
ンBSの棚の数は2つで足りることになる。
【0021】なお、図2を参照して前述した実施例にお
いては、加工を行わないパレットPを工作機械MA1に
収容させる際に、搬送管理装置20から台車制御装置2
1へ加工を行わないパレットであることを伝え、その
後、該台車制御装置21から工作機械MA1へ加工を行
わないパレットであることを伝えた。しかしこの代わり
に、搬送管理装置20から工作機械MA1に空加工であ
る旨を直接伝えさせるよう構成することもできる。ま
た、上述した実施例においては、パレットPを渡す際に
工作機械MA1側に空加工であることを伝えた。しかし
ながらこの空加工である旨の伝達を、工作機械MA1か
ら台車制御装置21の加工用のNCデータがサーチされ
た際に、該加工用のNCデータの代わりに空加工用のN
Cデータを該工作機械MA1へ転送することにより行う
ことも可能である。さらに、上記実施例で述べた加工す
る予定のないパレットだけでなく、加工を行うパレット
でも同様な制御を行うようにしてもよい。
いては、加工を行わないパレットPを工作機械MA1に
収容させる際に、搬送管理装置20から台車制御装置2
1へ加工を行わないパレットであることを伝え、その
後、該台車制御装置21から工作機械MA1へ加工を行
わないパレットであることを伝えた。しかしこの代わり
に、搬送管理装置20から工作機械MA1に空加工であ
る旨を直接伝えさせるよう構成することもできる。ま
た、上述した実施例においては、パレットPを渡す際に
工作機械MA1側に空加工であることを伝えた。しかし
ながらこの空加工である旨の伝達を、工作機械MA1か
ら台車制御装置21の加工用のNCデータがサーチされ
た際に、該加工用のNCデータの代わりに空加工用のN
Cデータを該工作機械MA1へ転送することにより行う
ことも可能である。さらに、上記実施例で述べた加工す
る予定のないパレットだけでなく、加工を行うパレット
でも同様な制御を行うようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ており、工作機械側にパレットを収容することができる
ので、バッファーステーションの収納能力を小さくする
ことができ、バッファーステーションにより占められる
フロアースペースを小さくすることができる。また、バ
ッファーステーション自体を小型化できるため安価に製
造することが可能となる。
ており、工作機械側にパレットを収容することができる
ので、バッファーステーションの収納能力を小さくする
ことができ、バッファーステーションにより占められる
フロアースペースを小さくすることができる。また、バ
ッファーステーション自体を小型化できるため安価に製
造することが可能となる。
【図1】本発明を明示するための構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る数値制御工作機械群の
全体の構成図である。
全体の構成図である。
【図3】パレットを搬送する際の搬送管理装置の処理を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図4】図3に示す搬送管理装置の処理に対応して台車
制御装置が行う処理を示すフローチャートである。
制御装置が行う処理を示すフローチャートである。
【図5】図4に示す台車制御装置の処理に対応して工作
機械が行う処理を示すフローチャートである。
機械が行う処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の別実施例に係るパレット搬入搬出装置
を示す外観図である。
を示す外観図である。
【符号の説明】 10 搬送ライン 11 搬送台車 20 搬送管理装置 21 台車制御装置 LS ローディング、アンローディングステーション BS バッファーステーション MA1、MA2、MA3 工作機械 PC1、PC2、PC3 パレット搬入搬出装置 MA4 工作機械 PC4 パレット搬入搬出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 賢二 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 横山 春雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鈴木 恒 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の数値制御工作機械と、ワークを
取り付け可能なパレットを搬送する搬送台車と、前記パ
レットに取り付けられたワークを工作機械に搬入出する
までの間保管するバッファーステーションと、前記パレ
ットにワークの取り付けを行うためのローディング、ア
ンローディングステーションとを備え、コンピュータに
よって前記パレットの前記工作機械への搬送を制御する
ようにした数値制御工作機械群の制御装置において、 前記バッファーステーションにおける空きの有無を監視
するバッファーステーション監視手段と、 前記搬送台車による前記パレットの搬送を制御する搬送
制御手段であって、前記パレットを該搬送台車により搬
送させる際に、前記バッファーステーション監視手段に
より前記バッファーステーションの状態を検索し、バッ
ファーステーションに空きがある場合には該バッファー
ステーション側へ、空きがない場合には工作機械側へ加
工を行わないパレットとして搬送を行うように制御する
搬送制御手段と、 前記搬送制御手段にて前記加工を行わないパレットとし
てパレットが前記工作機械側に搬送されたときに、該工
作機械に加工を行わせないようにする空加工実行手段と
からなることを特徴とする数値制御工作機械群の制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5259081A JPH0793016A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 数値制御工作機械群の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5259081A JPH0793016A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 数値制御工作機械群の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0793016A true JPH0793016A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17329056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5259081A Pending JPH0793016A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 数値制御工作機械群の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0793016A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020110875A (ja) * | 2019-01-11 | 2020-07-27 | Dmg森精機株式会社 | パレット搬送システム、パレット搬送方法、および、パレット搬送プログラム |
JP2020116698A (ja) * | 2019-01-25 | 2020-08-06 | Dmg森精機株式会社 | パレット搬送システム、パレット搬送方法、および、パレット搬送プログラム |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP5259081A patent/JPH0793016A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020110875A (ja) * | 2019-01-11 | 2020-07-27 | Dmg森精機株式会社 | パレット搬送システム、パレット搬送方法、および、パレット搬送プログラム |
JP2020116698A (ja) * | 2019-01-25 | 2020-08-06 | Dmg森精機株式会社 | パレット搬送システム、パレット搬送方法、および、パレット搬送プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040713 |