JPH0792969B2 - シャトル駆動装置 - Google Patents

シャトル駆動装置

Info

Publication number
JPH0792969B2
JPH0792969B2 JP2143214A JP14321490A JPH0792969B2 JP H0792969 B2 JPH0792969 B2 JP H0792969B2 JP 2143214 A JP2143214 A JP 2143214A JP 14321490 A JP14321490 A JP 14321490A JP H0792969 B2 JPH0792969 B2 JP H0792969B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
carriage
shuttle
stocker
moved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2143214A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0438661A (ja
Inventor
康博 野口
Original Assignee
ナカミチ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ナカミチ株式会社 filed Critical ナカミチ株式会社
Priority to JP2143214A priority Critical patent/JPH0792969B2/ja
Publication of JPH0438661A publication Critical patent/JPH0438661A/ja
Publication of JPH0792969B2 publication Critical patent/JPH0792969B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はシャトル駆動装置に関する。
〈従来の技術〉 コンパクトディスクプレーヤにおけるディスク載置可能
なトレーを、プレーヤ本体内に収納してコンパクトディ
スクの記録情報を再生可能とするローディング位置とプ
レーヤ本体から引き出してコンパクトディスクの交換等
を可能とするイジェクト位置との間において水平方向に
往動可能とするための駆動機構として、或は他の広範な
用途に供され得る往復運動機構として、従来よりシャト
ル駆動装置が用いられている。
従来のシャトル駆動装置は第20図aに示すように構成さ
れ、正逆両回転され得る駆動プーリAと従動プーリBと
の間にワイヤCが巻回され、ワイヤCの駆動プーリA側
における一端がクランパD1によって輪状にクランプされ
てシャトルEの一側に掛止されると共に、従動プーリB
側における他端がクランパD2によって輪状にクランプさ
れてシャトルEの他側に掛止される。ワイヤCの滑り防
止のため、駆動プーリA側においてシャトルEとクラン
パD1との間にテンションバネFが介装される。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記従来技術による場合、シャトルEは駆動プーリAの
反時計方向回転によってワイヤCと共に駆動プーリA方
向に移動されるが、第20図bに示すようにクランパD1
駆動プーリAと干渉するためにそれ以上のシャトルEの
移動が規制される。従動プーリB側においても同様の干
渉が生ずる。従ってシャトルEは駆動プーリA及び従動
プーリBの直上位置にまで移動されることができず、こ
れらプーリの間隔に比してシャトルの移動ストロークが
制限されるという欠点があった。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記問題を解決することを目的とし、正逆両回
転され得る駆動プーリと従動プーリとの間にワイヤが巻
回され、ワイヤの両端が夫々被駆動体となるシャトルに
掛止されて成るシャトル駆動装置において、上記ワイヤ
の上記駆動プーリから延びる一端が上記シャトルの上記
従動プーリ側に掛止されると共に上記ワイヤの上記従動
プーリから延びる他端が上記シャトルの上記駆動プーリ
側に掛止されることを特徴とする上記ワイヤの一端又は
他端のうち何れか一方は好ましくはテンションバネを介
して上記シャトルに掛止される。
〈作用〉 ワイヤの両端がシャトル内部において交差した状態で掛
止され、ワイヤ端とシャトルとの間に介装されるクラン
パやテンションバネがシャトル内部に配置されることに
なるので、シャトル両側から側方に実質的に突出する部
分を持たない。
〈実施例〉 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述する。この実
施例は、プレーヤ本体に対して引出/収納可能とされた
トレーに、ディスクを載置可能であって且つトレーに対
して引出/収納方向に移動可能なキャリッジを設け、更
に、プレーヤ内部にキャリッジを複数枚(図示の例では
7枚)収納可能且つ昇降可能なストッカを配置して構成
されたストッカ方式ディスクプレーヤである。この構成
により、ストッカに収納された複数枚のキャリッジから
1つを選択してその上に載置されたディスクに対する再
生を可能にする所謂チェンジャー機能が実現されると共
に、通常の単一ディスク用CDプレーヤと同様にトレーを
用いてディスクをローディング/アンローディングする
ことができる。かかるストッカ方式ディスクプレーヤの
基本構成については出願人の先願である特願平1-219071
号に記述されているところである。
まず第1図a〜d及び第2図a,bを参照して、プレーヤ
本体をなすシャーシ1の側板2には、トレー30の引出/
収納方向に沿って延長するシャフト9が固定され、トレ
ー30はその一側部に固定されたガイド部材31にシャフト
9が貫通されることにより、シャーシ1に対して引出/
収納方向に往動可能に支持される。一方、トレー30の他
端部にはその引出/収納方向に沿って延長するガイドレ
ール22が固定され、該ガイドレール22はシャーシ1の底
板4上に固定されたガイド片14によってシャーシ1に対
してその引出/収納方向に往動可能に案内されている。
従って、トレー30はシャーシ1(プレーヤ本体)から前
方に突出してディスクを載置可能なイジェクト位置(第
2図a,b)と、シャーシ1(プレーヤ本体)内部に収納
されてディスクの再生が可能なローディング位置(第2
図c,d)との間で引出/収納方向に往動可能とされる。
特に第8図a〜第8図cを参照して、ガイド片14の上端
における上記引出方向側には引出/収納方向に沿って延
びると共に引出方向側に先端を有する第1のアーム15が
一体形成され、一方、収納方向側には第1のアーム15よ
りその長さが所定の寸法長くされると共に収納方向側に
先端を有する第2のアーム16が夫々一体形成されてい
る。そして、各アームの先端にはガイドレール22の下端
部23の上面側に摺接するよう位置付けられた上方ガイド
ローラ17,18が遊転可能に支承されている。またこれら
上方ガイドローラ17,18の略下方位置におけるガイド片1
4にはガイドレール22下端部23の下面側に摺接するよう
位置付けられた下方ガイドローラ20,21が遊転可能に支
承され、更に下方ガイドローラ20,21の上方位置におけ
るガイド片14には、下端部23の上面側に当接可能なフラ
ンジ27,28が夫々一体形成されている。上方ガイドロー
ラ17,18と下方ガイドローラ20,21との間隔はガイド片14
の常態においてガイドレール22の厚さよりも若干小さい
寸法に設定され、一方、下方ガイドローラ22,21とフラ
ンジ27,28との間隔はガイドレール22の厚さよりも若干
大きい寸法に設定されている。これにより、ガイドレー
ル22の下端部23は第1,第2のアーム15,16における撓み
によってこれら上方及び下方ガイドローラ間に圧接挟持
される(第8図d)と共に、下方ガイドローラ20,21と
フランジ27,28との間に遊嵌される。
従って、トレー30のガタは、上記圧接挟持作用により防
止されると共に、図示A方向(第8図e)においてはガ
イドレール22の下端部23の上面側がフランジ27に当接す
る状態まで、一方、図示B方向(第8図e)においては
フランジ28に当接する状態まで、その範囲が規制され
る。
また、本実施例においては、上述したように第1のアー
ム15を第2のアーム16よりも所定寸法短く形成し、上方
及び下方ガイドローラによるガイドレール22の挟持力を
第1のアーム15側(引出方向側)においてより強く設定
したことにより、トレー30のガタ取りをより有効に行う
ことができる。
即ち、トレー30のガタはそのイジェクト位置において特
に問題とされ、故に、該イジェクト位置において積極的
にガタ取りを行う必要がある。第8図eにはトレー30の
イジェクト位置におけるガイドレール22とガイド片14と
の位置関係が示されるが、この状態で、例えば、操作者
がトレー30の前端部(ガイドレール22の引出方向側の端
部22a)を手でつかみ図示A方向へ変位させた場合に
は、ガイドレール22は下端部23と下方ガイドローラ21と
の接触部P1を中心にA方向に回動され、逆に図示B方向
へ変位させた場合には、下端部23と下方ガイドローラ20
との接触部P2を中心にB方向に回動される。このため、
A方向への回動時には回動支点としての接触部P1から作
用点としての端部22aまでの距離が、B方向への回動時
における接触部P2から端部22aまでの距離に比べて大き
くなるので、図示A及びB方向にわたってトレー30の変
位を規制し、且つそのガタに対する剛性を両方向におい
て等しくするには、A方向への回動時における規制力を
B方向に比べて強くする必要がある。一方、ガイドレー
ル22には、図示A方向への回動時には主に第1のアーム
15の撓みよる上方ローラ17の圧接力が変位規制力として
作用し、逆に、図示B方向への回動時には、主に第2の
アーム16の撓みによる上方ローラ18の圧接力が変位規制
力として作用する。
従って、本実施例においては、第1のアーム15及び第2
のアーム16を上述の如く構成し、第1のアーム15側にお
けるガイドレール22の圧接力を第2のアーム16側より強
く設定したことにより、トレー30のガタに対する剛性を
十分に高くできるばかりでなく、図示A及びB方向にわ
たって等しくすることが可能となる。
尚、上述の実施例においては、トレー30の上記剛性をそ
の方向性(図示A,B方向)によらず等しくすべく第1の
アーム15及び第2のアーム16を上述の如く構成したこと
により、ガイド片14全体としてのガイドレール22の圧接
挟持力が比較的大きく設定される。このためガイドレー
ル22がガイド片14に案内されることにより、トレー30の
移動時において、後述するトレー駆動系にかかる負荷が
比較的大きくなることが考えられる。従って、トレー駆
動系への負荷低減を優先的に図る場合には、第1のアー
ム15の長さを第2のアーム16と等しく形成して、上記圧
接挟持力を比較的小さく設定してもよい。尚、この場合
であってもガイド片14によりトレー30のガタは防止され
る。かくしてトレー30は、ガイドレール22がガイド片14
の上方ガイドローラ17,18及び下方ガイドローラ20,21間
に圧接挟持された状態でシャーシ1に対して引出/収納
方向に移動可能とされる。
トレー30は上記のようにしてローディング位置とイジェ
クト位置との間において引出/収納方向に移動可能であ
り、これらローディング位置とイジェクト位置との間の
移動中においては常にキャリッジ40を載置している。一
方キャリッジ40はトレー30と共に移動すると共に、更に
ローディング位置にあるトレー30から離れて更に奥方に
移動してストッカ90内に収納されるようトレー30に対し
て往動可能に設けられる。これらトレー30及びキャリッ
ジ40の駆動手段としてワイヤ60によってトレー30の引出
/収納方向に移動するシャトル50が用いられる。
以下特に第9図a〜第9図cを参照して、ワイヤ60は、
シャーシ1の側板2側において駆動プーリ61と従動プー
リ62との間に巻回される。駆動プーリ61は側板2に軸支
されギア装置64を介して駆動回路631に接続されたモー
タ63によって任意速度にて回転駆動される。シャトル50
はワイヤ60の両端に固定される。シャトル50の外側面に
は、側板2の内側面に略その全長に亙って固定的に貼着
されたガイドレール24の下端を内方に折曲形成されたト
レー30の引出/収納方向に沿って延びる水平レール25を
受容する凹溝52が形成され、ワイヤ60の周回駆動に伴っ
てシャトル50が水平移動されるよう構成されている。水
平レール25は側板2の内側面に沿ってその略全長に亙っ
て水平に延長している(第9図b)。
シャトル50の垂立部54を貫通する枢軸ピン56にはトレー
・ロックアーム70が枢支されると共に、垂立部54にはキ
ャリッジ・ロックアーム80が固定される。トレー・ロッ
クアーム70には、トレー30の側面から外方に突出するロ
ックピン32を係止可能な係止溝72が形成されると共に、
ガイドレール24の上方内面側に形成されたガイド溝26に
係入されるガイドピン74が形成される。ガイド溝26は側
板2の内側面に沿ってその略全長に亙って延長するが、
その前方においてトレー30の引出/収納方向に水平に延
長する第1の水平部分26aと、その後方において第1の
水平部分26aよりも若干低いレベルを水平に延長する第
2の水平部分26cと、これら第1及び第2の水平部分を
連結する屈曲部分26bとによって構成されている(第9
図b)。
キャリッジ・ロックアーム80について説明する前にキャ
リッジ40自体の構成及びキャリッジ40と関連する部分の
トレー30の構成について第12図a〜第12図c及び第1図
a〜第1図dを参照しながら説明すると、キャリッジ上
面にはディスクを載置するためのディスク載置部41が形
成され、該ディスク載置部に載置されたディスクに対す
る位置規制のための突起42a〜42dが形成される。一方、
キャリッジ40がトレー30に載置された状態において、デ
ィスク載置部41と対向するトレー30の天板301にはディ
スク載置部41と略同形状の開口302が形成される。ま
た、突起42a〜42dと対向する天板301の下面側には、キ
ャリッジ40がトレー30に対して往動する際に突起42a〜4
2dの移動を許容する凹溝303a〜303dがトレー30の引出/
収納方向に沿って延長形成される。キャリッジ下面には
その両側に夫々一対の突条レール43a,43b;43c,43dが引
出/収納方向に沿って延長形成され、複数枚のキャリッ
ジを積み重ねたときに上方のキャリッジ下面の夫々一対
の突条レール43a及び43b;43c及び43d間に形成される凹
溝431;432内に下方のキャリッジ上面の突起42a及び42b;
42c及び42dが受容されるようになっている。キャリッジ
40の上面前端近くには、トレー30天板301の下面側の前
端近くに取り付けられた下向き付勢のロックバネ39a,39
b(第9図a〜c)を係入可能な一対の凹部49a,49bが形
成される。またトレー30の底板304の上面にはキャリッ
ジ40の下面に形成される上記凹溝内431,432に嵌入して
摺接可能な一対の突条レール35a,35bが形成される(第
9図a〜第9図c)。
本例におけるキャリッジ40は現在市販されている大きさ
の異なる2種類のディスクを載置可能なように、ディス
ク載置部41は12cmディスク用載置部41aとそれより若干
低いレベルに形成された8cmディスク用載置部41bとから
成っている。8cmディスク用載置部41bには透孔48が形成
され、これと対向する底板304には透孔308が形成されて
いる。44及び306はディスク載置部41に載置されたディ
スクに対する再生のための光学的読取機構のアクセスを
可能にすべく、キャリッジ40及びトレー底板304に夫々
形成された開口である。キャリッジ40の片側前端付近に
はキャリッジ・ロックアーム80の先端部82が係入可能な
凹部45が切欠形成される。後述されるストッカ90内への
収納を円滑にするために、キャリッジ40の前端及び後端
はテーパ面とされている。またキャリッジ40の後端付近
には後述されるバネ92と係合され得るノッチ46が切欠形
成される。
再び第9図a〜第9図cを参照してキャリッジ・ロック
アーム80について説明すると、このキャリッジ・ロック
アーム80はトレー30の略全長に亙って延長する細長の板
状体であり、その前端から立ち上がって更に内方に大き
く折曲して、キャリッジ40の前端における凹部45に係入
可能な先端部82を形成している。ここで、先端部82の引
出/収納方向における寸法は凹部45の同方向における寸
法よりも小さく設定され、両者は係合/非係合状態を取
り得るよう構成されるが、第9図a〜第9図cに示され
るトレー30のローディング位置においては、先端部82の
引出方向側の一端部82aが凹部45の引出方向側の壁部45a
に係合している。またキャリッジ・ロックアーム80の前
端には、トレー30の内側面にその引出/収納方向に沿っ
て延長形成されたガイド溝34に係入可能なガイドピン84
が内方に突出形成される。
いまキャリッジ40を載置するトレー30が第1図a〜第1
図c及び第9図a〜第9図cに示すローディング位置、
即ちトレー30がプレーヤ本体内に収納されてキャリッジ
40上のディスクに対する記録再生が可能な位置にあると
仮定する。このローディング位置から、該キャリッジ40
上に載置されているディスクを他のディスクと交換する
ため或はディスクが載置されていないキャリッジ40上に
再生すべき新たなディスクを載置するために、トレー30
をその上に載置されるキャリッジ40ごと第2a図及び第2
図bに示すイジェクト位置に移動しようとする場合、ワ
イヤ60を図示反時計方向に周回駆動せしめることにより
シャトル50を駆動プーリ61方向に前進させる。シャトル
50の凹溝52とガイドレール24の水平レール25との係合に
よってシャトル50が最前端位置(イジェクト位置)にま
で水平移動される間、トレー30はキャリッジ40を載置せ
しめた状態のままで、そのロックピン32とトレー・ロッ
クアーム70の係止溝72との係合によって同方向に移動さ
れる。トレー30の移動は、第8図a〜第8図eに関して
記述したように、その一側においてガイドレール22がガ
イドローラ17,20;18,21間に圧接挟持されることによっ
て嵌密な水平移動を約束され、ガタつきが有効に防止さ
れる。トレー30がローディング位置からイジェクト位置
へ移動する間、トレー・ロックアーム70から突出される
ガイドピン74が常にガイド溝26における第1の水平部分
26aに嵌入されているため、トレー・ロックアーム70の
図示の回転角度が保持され、従ってロックピン32は係止
溝72から離脱することなく、シャトル50の移動に伴う駆
動力を有効にトレー30に伝達することができる。キャリ
ッジ40は、ロックバネ39a,39bが凹部49a,49b内に係入さ
れていることによって、トレー30と一体に移動する。ま
たこの時、キャリッジロックアーム80もシャトル50によ
りトレー30及びキャリッジ40と一体に移動されるが、移
動中及び停止位置(イジェクト位置)において、キャリ
ッジロックアーム80はその先端部82の引出方向側の側端
82aが凹部45の壁部45aに係合した状態に保たれる。
イジェクト位置からローディング位置へのトレー30の移
動は上記したと同様の要領にて反対方向になされるだけ
であるので説明を省略する。尚、第1図b,第2図aに示
すごとく、シャーシ1上においてトレー30の収納方向側
の端部に対応する位置には、トレー30がロッディング位
置に到来したことを検出するスイッチSW4が設けられて
いる。そして、このスイッチSW4の出力は後述する制御
回路6(第19図)に接続される。
ローディング位置にあるトレー30に載置されたキャリッ
ジ40上のディスクをストッカ90内の空スペースに収納し
ようとする場合、シャトル50を第9図bに示される中間
位置(ローディング位置)から従動プーリ62の方向に水
平移動させる。シャトル50が第9図bの位置から若干収
納方向に移動されると、ガイド溝26における第1の水平
部分26aの終端に位置していたガイドピン74が屈曲部分2
6bへと移行し、これに伴ってトレー・ロックアーム70が
ピン56を中心として図示反時計方向に回転する。この結
果、第14図aに示されるように、ロックピン32が係止溝
72から離脱し、トレー30に対するロックが解除される。
従ってシャトル50が第9図bの中間位置から図示右方に
移動してもトレー30はローディング位置に止どまり、シ
ャトル50と共に移動されるキャリッジ・ロックアーム80
の先端部82とキャリッジ凹部45との係合を介して(第14
図b)、またキャリッジ規制バネ39a,39bの付勢力に抗
して、キャリッジ40のみが更に図示右方に移動されるこ
ととなる。即ち、ガイドピン74がガイド溝26における屈
曲部分26bを通過するときのシャトル50の収納方向への
移動により、まず、先端部82の収納方向側の側端82bが
凹部45の収納方向側の壁部45bに係合され、次いで、キ
ャリッジ40が収納方向へ移動されて凹部49a,49bからロ
ックバネ39a,39bが離脱される。これによりキャリッジ4
0はトレー30に対してその移動がフリーとなり、シャト
ル50の収納方向への移動に伴い同方向へ移動される。そ
して、この後シャトル50が第3図a及び第3図bに示す
最後端位置(収納位置)まで移動されると、キャリッジ
40はストッカ90内の空スペース(図示の例では最下段)
に収納される。上述したシャトル50の移動中、キャリッ
ジ40はその凹溝431,432がトレー30に設けられた突状レ
ール35a,35bに案内されることにより、厳密な水平状態
を保持したまま移動されてストッカ90内に収納される。
また、トレー・ロックアーム70は、そのガイドピン74が
ガイド溝26の第2の水平部分26cに嵌入された状態で移
動されるので、第14図a及び第14図bに示される回転角
度が保持される。
かくしてキャリッジ40がストッカ90の最下段に完全に収
納された状態が第3図a及び第3図bに示されている。
特に第3図bから明らかなように、この状態においてキ
ャリッジ・ロックアーム80の先端部82はキャリッジ40の
前端凹部45内に入り込んでいるキャリッジ40自体には非
接触に保持されている。これは上述した如く、前端凹部
45に対して先端部82が遊嵌されるよう夫々の寸法(引出
/収納方向における長さ)が決定されており、且つスト
ッカ90の奥側コーナー部に設けられたバネ92によってキ
ャリッジ40がストッカ90内に引き込まれるよう構成され
ることによって達成される。即ち、シャトル50が従動プ
ーリ62に近接すると、キャリッジ40の後側端によってバ
ネ92の内方膨出部が外方に押拡げられ、ノッチ46に近接
する部分47(第12図c)がバネ92の頂点を乗り越えた瞬
間(このときにシャトル50は終端位置に到達する)にバ
ネ92が弾性復帰してその内方膨出部がノッチ46内に係入
され(第13図)、このバネ92の作用によってキャリッジ
40が更に収納方向に若干引き込まれてキャリッジ・ロッ
クアーム先端部82とキャリッジ凹部45との係接が解放さ
れると共に、キャリッジ40がストッカ内の収納位置にロ
ックされる。バネ92にはストッカ90内に収納されるキャ
リッジ40の段数に応じて複数段の内方膨出部が並設され
ている。キャリッジ40はストッカ90内に収納された状態
においてシャトル50に対してフリーに保持されるので、
スムーズな昇降運動が約束される。
ストッカ90内に収納されたキャリッジ40をローディング
位置にあるトレー30上に移動する場合はシャトル50を上
記と反対方向に移動させることによって行われる。即
ち、第3図a及び第3図bの状態からモータ63によりワ
イヤ60が反時計方向に周回駆動されシャトル50が引出方
向へ移動されると、キャリッジ・ロックアーム80の先端
部82における側端82aが凹部45の壁部45aに係合され、キ
ャリッジ40は引出方向へ移動される。そして、第9図a
〜第9図cに示されるローディング位置にあるトレー30
まで移動されると、キャリッジ40はその凹部49a,49bに
ロックバネ39a,39bが再度係入されてトレー30に対して
ロックされる。一方、第14図a及び第14図bに示される
位置の直後においてロックピン32が係止溝72に収容さ
れ、ガイドピン74が屈曲部分26bに案内されることによ
ってトレー・ロックアーム70が図示時計方向に回転さ
れ、第9図a〜第9図cに示す回転角度位置となってト
レー30をロックする。
本実施例においてシャトル50はワイヤ60に対して第11図
a及び第11図bに示す要領で取り付けられる。第1のク
ランパ65aによって形成されたワイヤ60の駆動プーリ61
から延びる第1の輪状端66aがシャトル50の内部に固定
された係止部材58の従動プーリ62側に形成された第1の
係止部59aに係止されると共に、第2のクランパ65bによ
って形成されたワイヤ60の従動プーリ62から延びる第2
の輪状端66bがテンションバネ67を介して第2の係止部5
9bに係止される。従って、ワイヤ60はシャトル50の内部
において略X字状に交差した状態で係止部材53に係止さ
れると共に、第1及び第2の輪状端66a,66b、第1及び
第2のクランパ65a,65b及びテンションバネ67はいずれ
もシャトル50の内部に配置され、その両端から突出する
部分を持たない。また、第11図c及び第11図dに示され
る如く、シャトル50を引出/収納方向に案内する水平レ
ール25は、シャトル50の移動中において、係止部材58が
駆動プーリ61及び従動プーリ62の上方を通過すべく、両
プーリ61,62の上方に配置される。従って第11図c及び
第11図dに示されるようにシャトル50は駆動プーリ61及
び従動プーリ62の略直上位置まで移動することが可能と
なる。かくしてシャトル50の移動ストロークを十分にと
ることができ、シャトル駆動機構の配置のために必要以
上のスペースをとる必要がない。
複数のキャリッジ40を収納可能なストッカ90の構成を特
に第10図a〜第10図eを参照しながら説明する。第10図
a及び第10図bに示されるストッカ90は最も上昇された
位置にあり、ストッカがこの位置にある場合にその最下
段にキャリッジ40が収納可能とされ或はその最下段に収
納されたキャリッジが引出し可能とされる。なお本実施
例において最下段のキャリッジは単一ディスク用CDプレ
ーヤと同様にシングルモードで使用されるものであり、
ストッカ90の図示最上昇位置を検出する検出スイッチSW
1が備えられている。シャーシ1の底板4上には、駆動
回路931に接続されたストッカ駆動モータ93により回転
駆動されるギア94が配置され、その同軸上に一体に回転
するネジ棒95が取り付けられる。一方ストッカ90の底板
901にはネジ棒95と螺合するナット96が、その軸がスト
ッカ90内に収納されたキャリッジ40上のディスク100の
中心孔101と同軸となるように取り付けられる。ネジ棒9
5はディスク中心孔101内に挿通可能に若干小径に設計さ
れる。ネジ棒95は、その略半回転毎にストッカ90を一段
即ちキャリッジ1個分上下移動すべく、そのリードが設
定されている。ネジ棒95にはバネ98が圧縮された状態で
巻回されて、ストッカ90を常時上方に付勢している。更
にストッカ90はその両側においてパンタグラフ式支持機
構97によって水平状態にて安定的に支持される。
上記構成において図示反時計方向にギア94が回転される
と、これと一体に回転するネジ棒95とナット96との螺合
によってバネ98に抗してストッカ90が徐々に下降し、こ
れに伴ってパンタグラフ97が徐々に収納する。ギア94上
に固着された回転板115の周端には一対の切欠116が対向
形成され、底板4に設けられた検出素子117がこの切欠1
16をギア94の略回転ごとに検知する。検出素子117から
の出力信号S117の立ち上がりに応答してモータ93を所定
の短時間逆回転させるようマイナスの駆動電圧を与えた
後にモータ93を停止させる(第15図)。この動作を繰り
返すことによってストッカ90は最上昇位置(位置0)か
ら最下降位置(位置6)(第10図e)に向けて下降され
る。ストッカ90のある段に収納されたキャリッジ40を引
き出し或はある段にキャリッジ40を収納する場合は、そ
の時点において引出/収納可能な位置にある段と指定さ
れた段との差に相当する分の検出素子117からの出力信
号S117の立ち上がりを受けて、ストッカ90を停止させれ
ば良い。ストッカ90を昇降させるためのモータ93に対す
る駆動制御は、これら検出素子117及びスイッチSW1から
の信号を受けた制御回路6から、その検出結果に応じて
アップ信号S61又はダウン信号62が送出され、かくして
制御された駆動電圧S931が駆動回路931からモータ93に
与えられることによって行われる(第19図)。なお、上
述したストッカ90の昇降動作中、ネジ棒95はストッカ90
内に収納されたキャリッジ40上のディスク100の中心孔1
01に非接触に挿通される。
ナット96はストッカ90の底板901に形成された孔部902に
その径小部961が嵌装されると共に、径小部961の上下に
一体且つ径大に形成された径大部962,963により底板901
を挟んだ状態で底板901に対して回転可能に取付けられ
ている。そして、下側の径大部963の延長部964の先端に
設けられる突起965をストッカ底板901に略半周に亙って
同心状に複数形成される孔903の任意の一に係入可能に
構成されている(第10図c)。孔903のいずれに突起965
を係入させるかによってナット96の回転角度が変化する
ので、ストッカ90の高さ位置を微調整することができ
る。
第1図a、第1図dに示される如く、トレー30の一端に
固定されたガイド部材31には延長部310が形成され、一
方、シャーシ1の側板2には、第2図a,第2図bに示さ
れるトレー30のイジェクト位置において延長部310によ
りON状態とされるスイッチSW5が固定されている。ま
た、トレー30の底板34には、キャリッジ40を載置した状
態において該キャリッジのディスク載置部41特に8cmデ
ィスク用載置部41bに形成された透孔48と対応する透孔3
08が形成される。一方、後述するもシャーシ1の底板4
に設けられた支持板170(第4図a〜第4図c)には、
ローディング位置にあるトレー30における透孔308及び
該トレー上に載置されたキャリッジ40の透孔48と整列す
る位置に、反射型の検出素子110が固定配置される。ロ
ーディング位置におけるトレー30及びキャリッジ40上に
ディスク100が載置されている場合、検出素子110からの
射出光が透孔308及び48を通過してディスク100の裏面に
到達し、更にその反射光がこれら透孔を通過して該検出
素子によって検出され、ディスクの存在が確認される。
かくして検出されたディスクの有無はプレーヤのディス
クプレイ(図示せず)上に表示される。
この検出素子110は上記したように透孔308及び48との共
働によって再生可能状態のディスク有無を検出する作用
をなすと共に、更に、トレー30がローディング位置から
イジェクト位置へと引き出される際におけるトレー中間
位置を検出し、以降の引出移動速度を減速させるための
タイミングセンサとして用いられる。トレー引出/収納
方向において透孔308と同一直線上にて、トレー30の後
端における底板304の下面には銀紙等の反射部材37が取
り付けられる。既述したようにトレー・ロックアーム70
の仮止溝72とロックピン32との係合を介してシャトル50
の移動に伴って行われるトレー引出移動において、トレ
ー30がローディング位置とイジェクト位置との略中間位
置にまで引き出されたときに反射部材37が検出素子110
の直上位置に到達し、当該位置が検出素子110によって
検出される。第16図のタイミングチャートに示されるよ
うに、検出素子110からの検出信号の立ち下がり以降、
モータ63に対する駆動電圧S631をパルス供給するよう制
御することによって、以降のトレー引出速度が徐々に減
速される。そしてトレー30がイジェクト位置に到達した
ときにガイド部材31の延長部310によってスイッチSW5が
押されてONとなり、これを受けてモータ63が停止され
る。モータ63の制御は、第19図に示されるように、検出
素子110及びスイッチSW5からの出力S110及びS5を受けた
制御回路6がそれらの検出結果に応じたアップ信号S63
又はダウン信号S64を駆動回路631に送出し、かくして制
御された駆動電圧S631が該駆動回路631からモータ63に
与えられることによって行われる。
第4図a〜第4図cに示すごとく、ディスクに記録され
たディジタル情報を再生するための光学ヘッド113,ター
ンテーブル111等を載置した機構部120(以下メカユニッ
ト120と言う)が、ローディング位置におけるトレー30
の下方においてシャーシ1に昇降可能に配置される。一
方、トレー30をはさんだ状態で、ターンテーブル111と
対向するトレー30の上方にはクランパ112が回転可能に
配置される。このクランパ112はシャーシ1の側板2と
3との間にその両端が固定された略コ字状のクランプア
ーム5に回転可能に支持される(第1図a,第1図d)メ
カユニット120に対する昇降駆動は、シャーシ1の底板
4上に設けられた一対の支持板170,180により、図示C
−D方向に摺動可能に支持される一対のスライド板150,
160を介して行われる。即ちメカユニット120の両側から
突出される夫々一対のピン121,122が支持板170;180に上
下方向に形成された夫々一対のガイド溝171,172;181,18
2(図示せず)に係入されると共に、スライド板150;160
における夫々のカム溝151,152;161,162内に係入され、
スライド板の移動に伴ってピンがカム溝に沿って案内さ
れることによってメカユニット120が上下方向に移動さ
れる。メカユニット120が下降位置(待機位置)にて待
機する状態が第4図a〜第4図cに示され、上昇位置
(装着位置)にてディスク再生を可能とする状態が第5
図a及び第5図bに示されている。
スライド板150のカム溝151,152はスライド板160のカム
溝161,162に対して互いに逆方向に形成されている。以
下、該カム溝を一方のスライド板150につき説明する
と、カム溝151,152はスライド板の移動方向(図示C−
D方向)に対して傾斜した傾斜部分151b,152b,傾斜部分
151b,152bの下端に連続し移動方向に平行な第1の水平
部分151a,152a及び傾斜部分151b,152bの上端に連続し移
動方向に平行な第2の水平部分151c,152cから成ってい
る。また、スライド板150と160とは、底板4上に植設さ
れた枢軸ピン127を中心として回転自在なアーム128によ
って相互に連結されている。
一方のスライド板150の下端には図示C−D方向に沿っ
て延びるラック155が形成され、底板4にはラック155に
噛み合うピニオン125が設けられている。また、底板4
にはモータ駆動回路1231に接続されたモータ123が設け
られ、該ピニオン125はギア装置124を介してモータ123
に接続される。
従って、第4図a〜第4図cに示すメカユニット120の
下降位置において、モータ123が所定方向に回転されス
ライド板150が図示D方向に摺動されると、アーム128が
反時計方向に回転され、他方のスライド板160が同一速
度にて図示C方向へ平行移動される。これにより、メカ
ユニット120はそのピン121,122が両スライド板150;160
のカム溝151,152;161,162に案内されて底板4に対して
平行に上昇移動され、第5図a,第5図bに示す上昇位置
(ディスククランプ位置)が得られる。
尚、第4図aに示す下降位置においては、メカユニット
120のピン121,122はカム溝151,152の第1の水平部分151
a,152aの略中途部分に係止され、一方、第5図aに示す
上昇位置においては、第2の水平部分151c,152cの略中
途部分に係止される。またスライド板150を支持する支
持板170の図示C方向側の上端部には、トレー・ロック
アーム130が水平面上を回転可能に軸支される。トレー
・ロックアーム130には、スライド板150の図示C方向側
の上端部に形成された切欠き158と当接可能な作動ピン1
38が設けられると共にバネ131によって図示反時計方向
に付勢されてそのストッパピン137が支持板170に係接さ
れた状態で位置規制される。また、その先端部にはロー
ラ132が回転可能に、且つトレー30の下面と対向するよ
うに植設される。そして、このローラ132がトレー30の
下面に形成されたリブ38と係合することによってトレー
30がメカユニット120(シャーシ1)に対してロック状
態に保持される。(第4図c,第5図b)また、支持板17
0及び底板4には、スライド板150及びメカユニット120
の位置を検出するスイッチSW2及びSW3が設けられてい
る。
スイッチSW2は、支持板170上において、スライド板150
の上面153に形成された切欠き154と対向可能な位置に取
り付けられ、第5図aに示すように、ピン121,122がカ
ム溝151,152の第2の水平部分151c,152cの略中途部分に
位置されてメカユニット120が上昇位置にある状態か
ら、スライド板150が図示C方向へ移動されてメカユニ
ット120が下降移動されている間において、切欠き154と
対抗してOFF状態となる。そして、第4図aに示すごと
く、ピン121,122がカム溝151,152の第1の水平部分151
a,152aの略中途部分に位置されてメカユニット120が下
降位置にある状態になると、スライド板150の上面153に
当接してON状態となる。
一方、スイッチSW3は、底板4上においてスライド板150
の下端延長部156に形成された切欠き157と対向する位置
に取り付けられ、第5図a,第5図bに示すごとく、ピン
121,122がカム溝151,152の第2の水平部分151c,152cの
略中途部分に位置されてメカユニット120が上昇位置に
ある状態において、切欠き157の図示C方向側の壁157a
に当接してONとなる。また、スライド板150が第4図a,
第4図cに示す位置から更に図示C方向に移動され、ピ
ン121,122がカム溝151,152の第1の水平部分151a,152a
の終端151a,152a′に当接する第6図a,第6図bに示す
位置において、切欠き157の図示D方向側の壁157bに当
接してONとなる。そして、それ以外の位置では切欠き15
7と対向してOFFとなる。
第19図に示すごとく、上記スイッチSW2及びSW3の出力S2
及びS3は制御回路6に接続され、制御回路6は以下に詳
述する動作に基づきモータ駆動回路1231及び631に制御
信号を出力する。
以下、第17図をも参照して動作を説明すると、いまメカ
ユニット120が第5図a及び第5図bに示す上昇位置に
あってディスク100に対する再生が可能な状態からイジ
ェクトスイッチ(図示せず)が操作されると、制御回路
6はダウン信号S66を“H"状態とし、モータ駆動回路123
1の駆動電圧S1231をマイナス出力にさせてモータ123を
駆動する。これにより、スライド板150は図示C方向
へ、スライド板160は図示D方向へ、夫々同一速度にて
移動される。スライド150,160の構成及び動作は略対称
的であるから、以下一方のスライド板150のみについて
説明すると、該スライド板150に形成された一対のカム
溝151,152の第2の水平部分151c,152cに係止されている
ピン121,122が該スライド板150の図示C方向への移動に
伴ってカム溝151,152の傾斜部分151b,152bに沿って案内
され、これによってメカユニット120が下降移動され
る。スライド板150の図示C方向への移動初期におい
て、ピン121,122が第2の水平部分151c,152cを通過し、
傾斜部分151b,152bにかかると、スイッチSW3と切欠き15
7の壁157aとの当接が解除されスイッチSW3の出力S3がOF
F状態となる。ピン121,122がカム溝151,152の第1の水
平部分151a,152aに到達すると、メカユニット120は第4
図a〜第4図cに示される下降位置をとる。この下降位
置においてスイッチSW2がスライド板150の上面153に形
成された切欠154から離れて上面153と当接することによ
りその出力S2がON状態となる。この位置においてトレー
30は依然としてロックされた状態にあるが、スライド板
121の切欠158がトレー・ロックアーム130の作動ピン138
に近接するに至っている。
スライド板150は更にこの位置からピン121,122が第1の
水平部分151a,152aの終端151a′,152a′に当接するまで
図面C方向に移動されて、第6図a及び第6図bに示す
ロック解除位置となる。この間の移動によって切欠158
と作動ピン138との係接を介してトレー・ロックアーム1
30がバネ131の付勢力に抗して図示時計方向に回転さ
せ、ローラ132とリブ38との係合が解除される。かくし
てメカユニット120(シャーシ1)に対するトレー30の
ロック状態が解除され、既述したようにシャトル50によ
るイジェクト位置への移動が可能とされる。スライド板
150がこのロック解除位置に到達するとスイッチSW3は切
欠157の壁157bに当接し、その出力S3が再度ON状態とな
る。制御回路6はスイッチSW3の出力S3がON状態になる
と、ダウン信号S66を“L"状態とし、モータ駆動回路123
1の駆動電圧S1231をゼロにしてモータ123を停止し、ス
ライド板150をロック解除位置に停止させる。また、制
御回路6はスイッチSW3の出力S3がON状態になると、イ
ジェクト信号S63を“H"状態とし、モータ駆動回路631の
駆動電圧S631をマイナス出力させる。これにより、プー
リ駆動モータ63が回転され、シャトル50を介してトレー
30がイジェクト方向へ移動される。
図示の実施例においては、制御回路6はスイッチSW3の
出力S3が再度ON状態になってから、即ちスライド板150
がロック解除位置に到達してから所定時間、例えば100m
sec後にアツプ信号S65を“H"状態とし、モータ駆動回路
1231の駆動電圧S1231をプラス出力にさせ、スライド板1
50を図示D方向に移動させる。スライド板150が第4図
a,第4図cに示す位置まで移動され、スイッチSW3が切
欠157の壁157bか離れてその出力S3が再度OFF状態になる
と、制御回路6はアツプ信号S65を“L"状態とし、モー
タ駆動回路1231の駆動電圧S1231をゼロにして、スライ
ド板150を第4図aに示す位置に停止させる。かくして
第7図に示されるように、トレー・ロックアーム130は
バネ131の付勢力によってストッパピン137が支持板170
に係接するまで図示反時計方向に回転され、次に、イジ
ェクト位置からローディングされるトレー30のリブ38を
ローラ132によって自動的にロックするよう待機状態に
保持される。即ち、第2図a,第2図bに示すトレー30の
イジェクト位置において、ローディングスイッチが押さ
れると制御回路6はローディング信号S64を“H"状態と
し、モータ駆動回路631の駆動電圧S631をプラス出力に
させる。これにより、プーリ駆動モータ63が回転され、
シャトル50を介してトレー30がローディング方向へ移動
される。そして、トレー30が第1図b,第1図cに示すロ
ーディング位置まで移動されて前述したスイッチSW4がO
N状態になると、制御回路6はローディング信号S64を
“L"状態とし、モータ駆動回路631の駆動電圧S631をゼ
ロとしてトレー30をローディング位置に停止させる。こ
のトレー30の移動中において、トレー30が第7図に示す
位置まで移動され、更に収納方向に移動されると、トレ
ーロックアーム130はそのローラ132がリブ38に当接され
ることにより、バネ131の付勢力に抗して時計方向に回
転され、第4図cに示すトレー30のローディング位置に
おいて、ローラ132がリブ38の凹部に係入することによ
り、トレー30は自動的にローディング位置にロックされ
る。従って、本実施例によれば、トレー30はローディン
グ位置に到達すると同時に該位置にロックされる。
上記実施例とは異なり、トレー・ロックアーム130によ
るトレー30に対するロックが解除されて第6図a及び第
6図bに示すロック解除状態となった後にスライド150
の位置を該状態に保持するよう構成することも可能であ
る。この場合、第18図のタイミングチャートに示される
ように、制御回路6は、上述の実施例と同様にして、第
6図a,第6図bに示す位置でスイッチSW3の出力S3がON
状態になると、ダウン信号S66を“L"状態にして、モー
タ駆動回路1231の駆動電圧S1231をゼロにするが、次に
ローディングスイッチが押されてトレー30がローディン
グ位置に移動されるまで、ダウン信号S66を“L"状態に
保つ。そして、ローディング時において、制御回路6
は、スイッチSW4の出力S4のON状態により、ローディン
グ信号S64を“L"状態としてトレー30をローディング位
置に停止させると共に、アツプ信号S65を“H"状態と
し、モータ駆動回路1231の駆動電圧S1231をプラス出力
させ、スライド板150を図示D方向に移動させる。スラ
イド板150が第4図a,第4図cに示す位置まで移動さ
れ、スイッチSW3が切欠157の壁157bからはなれて、その
出力S3が再度OFF状態になると、制御回路6はアツプ信
号S65を“L"状態とし、モータ駆動回路1231の駆動電圧S
1231をゼロにして、スライド板150を第4図aに示す位
置に停止させる。従って、このように構成してもトレー
30をローディング位置にロックすることができる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、クランパやテンションバネがシャトル
の内部に位置されるので、これら部材が駆動プーリ或は
従動プーリと干渉することが防止され、シャトルをこれ
らプーリの実質的に直上位置にまで移動させることがで
き、シャトルの移動ストロークを大きくとることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜第1図dは本発明の好適な一実施例が適用さ
れたコンパクトディスクプレーヤの構成を示すものであ
ってトレーがローディング位置にあり且つメカユニット
が待機位置にある状態を示す正面図、側面図、平面図及
び第1図c中a−a断面図、 第2図a及び第2図bはトレーがイジェクト位置にある
状態を示す側面図及び平面図、 第3図a及び第3図bは全てのキャリッジがストッカ内
に収納された状態を示す側面図及び平面図、 第4図a〜第4図cはメカユニットが待機位置にある状
態において特にその昇降装置を示す側面図、正面図及び
平面図、 第5図a及び第5図bはメカユニットが作動位置にある
状態において特にその昇降装置を示す側面図及び平面
図、 第6図a及び第6図bはトレーに対するロック装置にお
いてトレーに対するロックが解除された状態を示す側面
図及び平面図、 第7図はトレーに対するロック装置においてロック待機
位置に復帰した状態を示す平面図、 第8図a〜第8図eはトレーのローディング装置の詳細
を拡大して示すものであって、同図aは正面図、同図b
は同図a中b−b断面図、同図cは同図a中c−c断面
図、同図dは同図bの一部について更に拡大してその作
用を併せて示す断面図、同図eはトレーがイジェクト位
置に引き出された状態を示す同図bと同様の断面図、 第9図a〜第9図cはシャトルによるトレー及びキャリ
ッジの駆動機構の詳細を示す拡大部分正面図、側面図及
び平面図、 第10図a〜第10図eはストッカ及びその昇降装置の詳細
を示すものであって同図a〜dはストッカが最高位置に
ある状態の正面図、側面図、平面図及び同図c中d−d
断面図、同図eはストッカが最低位置にある状態の同図
dと同様の断面図、 第11図a〜第11図dはトレー及びキャリッジの駆動機構
におけるシャトル関連部分を示す拡大側面図、 第12図a〜第12図cはキャリッジの構成を示す正面図、
側面図及び平面図、 第13図はキャリッジがストッカに収納された状態を拡大
して示す部分斜視図、 第14図a及び第14図bはトレー及びキャリッジを駆動す
るシャトル駆動機構においてトレーとの係合が解除され
てキャリッジのみが駆動される状態を示す部分側面図及
び平面図、 第15図はストッカの昇降動作を示すタイミングチャー
ト、 第16図はトレーがローディング位置からのイジェクト動
作を示すタイミングチャート、 第17図はメカベース昇降と連動して行われるトレーのイ
ジェクト動作及びローディング動作を示すタイミングチ
ャート、 第18図は別の実施例におけるトレーのイジェクト動作及
びローディング動作を示すタイミングチャート、 第19図は各駆動モータに対する制御システムを示すブロ
ック図である。 第20図a及び第20図bは従来のシャトル駆動装置の構成
及び動作を示す概略図である。 符号の説明 1……シャーシ(プレーヤ本体)、30……トレー、40…
…キャリッジ、50……シャトル、60……ワイヤ、61……
駆動プーリ、62……従動プーリ、65,66……クランパ、6
7……テンションバネ、70……トレー・ロックアーム、8
0……キャリッジ・ロックアーム、90……ストッカ、100
……ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆両回転され得る駆動プーリと従動プー
    リとの間にワイヤが巻回され、ワイヤの両端が夫々被駆
    動体となるシャトルに掛止されて成るものにおいて、 上記ワイヤの上記駆動プーリから延びる一端が上記シャ
    トルの上記従動プーリ側に掛止されると共に上記ワイヤ
    の上記従動プーリから延びる他端が上記シャトルの上記
    駆動プーリ側に掛止されることを特徴とするシャトル駆
    動装置。
  2. 【請求項2】上記ワイヤの上記一端又は他端のうち何れ
    か一方がテンションバネを介して上記シャトルに掛止さ
    れることを特徴とする請求項1記載のシャトル駆動装
    置。
JP2143214A 1990-05-31 1990-05-31 シャトル駆動装置 Expired - Lifetime JPH0792969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2143214A JPH0792969B2 (ja) 1990-05-31 1990-05-31 シャトル駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2143214A JPH0792969B2 (ja) 1990-05-31 1990-05-31 シャトル駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0438661A JPH0438661A (ja) 1992-02-07
JPH0792969B2 true JPH0792969B2 (ja) 1995-10-09

Family

ID=15333546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2143214A Expired - Lifetime JPH0792969B2 (ja) 1990-05-31 1990-05-31 シャトル駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0792969B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0438661A (ja) 1992-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5301176A (en) Apparatus for carrying out recording and/or reproducing signals for disk-shaped recording medium
US4773057A (en) Apparatus for reproducing selectively loaded discs of different diameters
US20060294531A1 (en) Disc type recording/reproduction device
JPS6013351A (ja) 情報キヤリヤ信号記録再生装置
JPH0550066B2 (ja)
JPH06259865A (ja) ディスク再生装置
JPH0792974B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP2516827B2 (ja) ディスクプレ―ヤ
JPH0821185B2 (ja) チェンジャ方式ディスクプレーヤにおいて用いられるディスクキャリッジ
US5987001A (en) Optical disc drive apparatus with disc changer
EP0261384A1 (en) Apparatus for reproducing selectively loaded discs of different diameters
JPH0792969B2 (ja) シャトル駆動装置
JPH0438665A (ja) ディスクプレーヤにおけるトレーのロック装置
JPH0438660A (ja) ディスクプレーヤ
JPH06259864A (ja) ディスク再生装置
JP2001351302A (ja) ディスクの記録及び/又は再生装置
JPH0792975B2 (ja) チェンジャ方式ディスクプレーヤにおけるストッカ駆動装置
JPH06259869A (ja) ディスク再生装置
JPH0438666A (ja) ディスクプレーヤにおけるトレーのロック装置
JPH0821186B2 (ja) チェンジャ方式ディスクプレーヤにおけるストッカ駆動装置
JPH0438658A (ja) ディスクプレーヤにおけるローディング装置
JP2880225B2 (ja) ディスクのオートチェンジャ装置の制御方法
JP3171534B2 (ja) 記録再生ディスクの記録再生装置
JP2521225Y2 (ja) 昇降機構
JP2880224B2 (ja) ディスクのオートチェンジャ装置