JPH079226B2 - 排気ガス還流制御装置 - Google Patents
排気ガス還流制御装置Info
- Publication number
- JPH079226B2 JPH079226B2 JP62167420A JP16742087A JPH079226B2 JP H079226 B2 JPH079226 B2 JP H079226B2 JP 62167420 A JP62167420 A JP 62167420A JP 16742087 A JP16742087 A JP 16742087A JP H079226 B2 JPH079226 B2 JP H079226B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- egr
- intake pipe
- intake
- opening
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/0025—Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
- F02D41/0047—Controlling exhaust gas recirculation [EGR]
- F02D41/005—Controlling exhaust gas recirculation [EGR] according to engine operating conditions
- F02D41/0055—Special engine operating conditions, e.g. for regeneration of exhaust gas treatment apparatus
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関の排気ガスの一部を再度内燃機関の
吸気管へ還流させる排気ガス還流制御装置に関するもの
で、詳しくは、該制御装置の自己診断装置に関するもの
である。
吸気管へ還流させる排気ガス還流制御装置に関するもの
で、詳しくは、該制御装置の自己診断装置に関するもの
である。
従来、この種の排気ガス還流制御装置(以下、EGRと称
する)は排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を低減させる
手段として、自動車用の内燃機関等で広く利用されてい
る。
する)は排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を低減させる
手段として、自動車用の内燃機関等で広く利用されてい
る。
ところで、ERGのバルブの作動不良やEGR配管の閉塞によ
り、EGRに故障が生じた場合に、NOxが著しく増加しやす
い。しかし、EGRの故障は、運転性能自体に影響が少な
いために、運転者が異常に気付かずに、NOxを多量に排
出し、大気を汚染することがある。
り、EGRに故障が生じた場合に、NOxが著しく増加しやす
い。しかし、EGRの故障は、運転性能自体に影響が少な
いために、運転者が異常に気付かずに、NOxを多量に排
出し、大気を汚染することがある。
この対策として、従来、EGRの故障を検出する手段とし
て、たとえば、特開昭56−60912号公報に記載されてい
るような、EGRの配管に流量センサ等を設ける手段があ
る。しかし、上記従来の技術では、流量センサを必要と
し構成が複雑になり、また、コストアップを招くという
問題点があった。
て、たとえば、特開昭56−60912号公報に記載されてい
るような、EGRの配管に流量センサ等を設ける手段があ
る。しかし、上記従来の技術では、流量センサを必要と
し構成が複雑になり、また、コストアップを招くという
問題点があった。
これを解決するために、定常運転時に、EGRをONからOFF
に切り替えたときの吸気管圧力の変化量(ΔP=PON−P
OFF)を求めて、該圧力の変化量が所定値以下の場合に
異常と判定し、この結果を警告するものが特開昭62−51
746号公報で提案されている。
に切り替えたときの吸気管圧力の変化量(ΔP=PON−P
OFF)を求めて、該圧力の変化量が所定値以下の場合に
異常と判定し、この結果を警告するものが特開昭62−51
746号公報で提案されている。
しかし、EGR系の異常の検出を行っている時に運転者に
よりアクセルが踏み込まれた場合には、EGR作動以外の
要因で圧力が変化するため、EGR系が正常でもEGRがOFF
の時の吸気管圧力がONの時の吸気管圧力より高くなり、
上記変化量が所定値以下となってしまい、誤った検出を
生じる場合があった。
よりアクセルが踏み込まれた場合には、EGR作動以外の
要因で圧力が変化するため、EGR系が正常でもEGRがOFF
の時の吸気管圧力がONの時の吸気管圧力より高くなり、
上記変化量が所定値以下となってしまい、誤った検出を
生じる場合があった。
本発明は、上記従来の技術の問題点を解決するためにな
されたもので、構成の簡単で、かつ、誤検出のない自己
診断機能を備えた排気ガス還流制御装置を提供すること
を目的とする。
されたもので、構成の簡単で、かつ、誤検出のない自己
診断機能を備えた排気ガス還流制御装置を提供すること
を目的とする。
上記問題点を解決して上記目的を達成するためになされ
た本発明は、第9図に示すように、 内燃機関の排ガスを吸気管へ還流させる還流管と、 前記還流管を開閉する開閉手段と、 内燃機関の運転状態に応じて前記開閉手段の開閉状態を
制御する制御手段と、 前記吸気管内を流れる空気量と前記吸気管内の圧力とい
ずれかを検出する吸気状態検出手段と、 前記制御手段により前記開閉手段が開作動している時
の、前記吸気状態検出手段からの第1検出値D1を記憶す
る記憶手段と、 前記制御手段により前記開閉手段が閉作動している時の
前記吸気状態検出手段にて検出される第2検出値D2と、
前記記憶手段に記憶されている第1検出値D1との関係
が、 K1≦D1−D2≦K2 D1−D2>K2 D1−D2<K1 (K1,K2:一定値) のいずれにあるかを逐次比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は、異常と判定す
る異常判定手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は正常と判定する
正常判定手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は正常とも異常と
も判定しない判定不実行手段と を備えたことを特徴とする排気ガス還流制御装置として
いる。
た本発明は、第9図に示すように、 内燃機関の排ガスを吸気管へ還流させる還流管と、 前記還流管を開閉する開閉手段と、 内燃機関の運転状態に応じて前記開閉手段の開閉状態を
制御する制御手段と、 前記吸気管内を流れる空気量と前記吸気管内の圧力とい
ずれかを検出する吸気状態検出手段と、 前記制御手段により前記開閉手段が開作動している時
の、前記吸気状態検出手段からの第1検出値D1を記憶す
る記憶手段と、 前記制御手段により前記開閉手段が閉作動している時の
前記吸気状態検出手段にて検出される第2検出値D2と、
前記記憶手段に記憶されている第1検出値D1との関係
が、 K1≦D1−D2≦K2 D1−D2>K2 D1−D2<K1 (K1,K2:一定値) のいずれにあるかを逐次比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は、異常と判定す
る異常判定手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は正常と判定する
正常判定手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は正常とも異常と
も判定しない判定不実行手段と を備えたことを特徴とする排気ガス還流制御装置として
いる。
上記構成によれば、まず制御手段により、EGRを実行す
るか否かが判断されて、その判断結果に応じて開閉手段
の開閉状態が制御される。
るか否かが判断されて、その判断結果に応じて開閉手段
の開閉状態が制御される。
そして、吸気状態検出手段で検出された前記開閉手段が
前記制御手段によって開状態にある時の空気量もしくは
吸気管圧力(第1検出値)D1が前記記憶手段に記憶され
る。
前記制御手段によって開状態にある時の空気量もしくは
吸気管圧力(第1検出値)D1が前記記憶手段に記憶され
る。
次に前記開閉手段が前記制御手段によって閉状態にある
時の前記吸気状態検出手段で検出された空気量もしくは
吸気管圧力(第2検出値)D2と前記記憶手段で記憶され
ている空気量もしくは吸気管圧力(第1検出値)D2とが
比較手段にて逐次比較される。
時の前記吸気状態検出手段で検出された空気量もしくは
吸気管圧力(第2検出値)D2と前記記憶手段で記憶され
ている空気量もしくは吸気管圧力(第1検出値)D2とが
比較手段にて逐次比較される。
そして、前記比較手段での比較結果が K1≦D1−D2≦K2 であれば、異常判定手段にてEGRが異常だと判定され、 D1−D2>K2 であれば、正常判定手段にてEGRが正常だと判定され、 D1−D2<K1 であれば、判定不実行手段にて前記開閉手段の開閉状態
の変化による吸気状態の変動ではないと判断して、正常
とも異常とも判定しない。
の変化による吸気状態の変動ではないと判断して、正常
とも異常とも判定しない。
第1図は本発明の実施例が適用される内燃機関とその制
御系統の概略構成図を示す。
御系統の概略構成図を示す。
第1図において、1は6気筒の車両用内燃機関の1つの
シリンダ、2はシリンダ1に接続されるインテークマニ
ホールド3内の圧力を検出する吸気管圧力センサであっ
て、半導体型の圧力センサにより構成される。4はイン
テークマニホールド3の各シリンダ吸気ポート付近に設
けられた電磁作動式の燃料噴射弁、6はディストリビュ
ータである。このディストリビュータ6のロータは機関
回転の1/2回転数で回転駆動され、内部には機関回転
数、燃料噴射時期を示す信号と気筒判別信号を出力する
回転センサ7が配設される。9はスロットバルブ、10は
スロットルポジションセンサ、11は機関の冷却水温を検
出するサーミスタ式の水温センサ、12は吸入空気温度を
検出する吸気温センサである。13はインテークマニホー
ルド3とエキゾストマニホールド16との間に接続された
排気ガス循環路17に装着されたバキュームサーボ型の排
気ガス再循環制御用バルブ(以下EGRバルブと称する)
であり、EGRバルブ13を制御する制御管路18はEGRバルブ
13のダイヤフラム室とサージタンク19の入口との間に接
続され、EGRバルブ13の弁開度を決定するモジュレータ1
4と排気ガス再循環を行うか否かの切り替えを行う電磁
弁15がこの制御管路8に配置される。電磁弁15は電子制
御回路8の出力ポート107(第2図)に接続され、たと
えば、冷間時、アイドル時、高負荷時にはモジュレータ
14へ大気圧が通じるように動作し、一方、排気ガス還流
時にはサージタンク19の入口のスロットルバルブ9付近
の負圧をモジュレータ14へ印加するように作動信号を受
ける。30はEGRの異常を警告する警告ランプである。
シリンダ、2はシリンダ1に接続されるインテークマニ
ホールド3内の圧力を検出する吸気管圧力センサであっ
て、半導体型の圧力センサにより構成される。4はイン
テークマニホールド3の各シリンダ吸気ポート付近に設
けられた電磁作動式の燃料噴射弁、6はディストリビュ
ータである。このディストリビュータ6のロータは機関
回転の1/2回転数で回転駆動され、内部には機関回転
数、燃料噴射時期を示す信号と気筒判別信号を出力する
回転センサ7が配設される。9はスロットバルブ、10は
スロットルポジションセンサ、11は機関の冷却水温を検
出するサーミスタ式の水温センサ、12は吸入空気温度を
検出する吸気温センサである。13はインテークマニホー
ルド3とエキゾストマニホールド16との間に接続された
排気ガス循環路17に装着されたバキュームサーボ型の排
気ガス再循環制御用バルブ(以下EGRバルブと称する)
であり、EGRバルブ13を制御する制御管路18はEGRバルブ
13のダイヤフラム室とサージタンク19の入口との間に接
続され、EGRバルブ13の弁開度を決定するモジュレータ1
4と排気ガス再循環を行うか否かの切り替えを行う電磁
弁15がこの制御管路8に配置される。電磁弁15は電子制
御回路8の出力ポート107(第2図)に接続され、たと
えば、冷間時、アイドル時、高負荷時にはモジュレータ
14へ大気圧が通じるように動作し、一方、排気ガス還流
時にはサージタンク19の入口のスロットルバルブ9付近
の負圧をモジュレータ14へ印加するように作動信号を受
ける。30はEGRの異常を警告する警告ランプである。
第2図は内燃機関の燃料噴射量制御を行って空燃比を制
御する電子制御回路8と各センサなどのブロック図を示
し、電子制御回路8とマイクロコンピュータを中心に構
成される。
御する電子制御回路8と各センサなどのブロック図を示
し、電子制御回路8とマイクロコンピュータを中心に構
成される。
制御回路8は、吸気管圧力センサ2、回転センサ7、ス
ロットルポジションセンサ10、水温センサ11、吸気温セ
ンサ12からの各検出信号を取り込み、これらの検出デー
タに基づいて燃料噴射量を算出し、燃料噴射弁4の開弁
時間を制御して空燃比制御を行う。100は所定のプログ
ラムによって演算処理を実行するMPU(マイクロプロセ
ッサユニット)、101はMPU100に割り込み信号を出力す
る割り込み制御部、102は回転センサ7から回転角度信
号をカウントし、エンジン回転速度を算出するカウンタ
部、104は吸気管圧センサ2、水温センサ11、吸気温セ
ンサ12からの検出信号(アナログ信号)を選択的に入力
してデジタル信号に変換するA/D変換部である。105はプ
ログラムや演算に使用するマップデータ等が予め記憶さ
れた読み出し専用メモリであるROM、106は書き込み読み
だし可能な不揮発性メモリであるRAMであり、キースイ
ッチのオフ後も記憶内容を保持する。107は電磁弁15に
接続された出力ポート、108はレジスタを含む燃料噴射
量(時間)制御信号出力用の出力カウンタ部であって、
MPU100から送られる燃料噴射量データを入力し、このデ
ータに基づいて燃料噴射弁4の開弁時間を制御する制御
パルス信号のデューティ比を決定し、噴射量制御信号を
出力する。なお、出力用のカウンタ部108から出力され
る制御信号は電力増幅器110を介して各気筒毎の燃料噴
射弁4に印加される。また、上記制御回路8内におい
て、MPU100、割り込みカウンタ部108はそれぞれコモン
バス111に接続され、必要なデータの転送がMPU100の指
令により行われる。
ロットルポジションセンサ10、水温センサ11、吸気温セ
ンサ12からの各検出信号を取り込み、これらの検出デー
タに基づいて燃料噴射量を算出し、燃料噴射弁4の開弁
時間を制御して空燃比制御を行う。100は所定のプログ
ラムによって演算処理を実行するMPU(マイクロプロセ
ッサユニット)、101はMPU100に割り込み信号を出力す
る割り込み制御部、102は回転センサ7から回転角度信
号をカウントし、エンジン回転速度を算出するカウンタ
部、104は吸気管圧センサ2、水温センサ11、吸気温セ
ンサ12からの検出信号(アナログ信号)を選択的に入力
してデジタル信号に変換するA/D変換部である。105はプ
ログラムや演算に使用するマップデータ等が予め記憶さ
れた読み出し専用メモリであるROM、106は書き込み読み
だし可能な不揮発性メモリであるRAMであり、キースイ
ッチのオフ後も記憶内容を保持する。107は電磁弁15に
接続された出力ポート、108はレジスタを含む燃料噴射
量(時間)制御信号出力用の出力カウンタ部であって、
MPU100から送られる燃料噴射量データを入力し、このデ
ータに基づいて燃料噴射弁4の開弁時間を制御する制御
パルス信号のデューティ比を決定し、噴射量制御信号を
出力する。なお、出力用のカウンタ部108から出力され
る制御信号は電力増幅器110を介して各気筒毎の燃料噴
射弁4に印加される。また、上記制御回路8内におい
て、MPU100、割り込みカウンタ部108はそれぞれコモン
バス111に接続され、必要なデータの転送がMPU100の指
令により行われる。
上記構成において、まず内燃機関が始動されると、後述
のEGRの制御、異常検出等の処理において用いられるフ
ラグ(FINH)やカウンタ(CFAIL)を零に初期化する処
理が実行される。
のEGRの制御、異常検出等の処理において用いられるフ
ラグ(FINH)やカウンタ(CFAIL)を零に初期化する処
理が実行される。
次に、EGRに関する各種の処理は制御回路8内のROM105
に格納された第3図おフローチャートに基づいて実行さ
れる。なお、このフローチャートは内燃機関の始動によ
り上記の初期化処理が終了してから実行される。まず、
ステップ200にて、EGRの実行条件が成立しているか否か
について判定する。すなわち、EGRの作動マップ、例え
ば、吸気管圧力、機関回転数および水温等をパラメータ
とするマップ(図示省略)に基づいて、MPU100にて吸気
管圧力Pm、機関回転数Ne、水温Tw等の検出値でEGRの実
行領域か否かの判定が行われる。ここで条件が成立して
いれば、ステップ300に進み、ステップ300にてEGRの異
常時にセットされるフラグFFAILがセットされている(F
FAIL=1)かを判定し、セットされてなければステップ
400に進む。なおステップ200にてEGRの実行条件が成立
していないか、またはステップ300にてフラグFFALLがセ
ットされている場合はステップ500に進む。そしてステ
ップ400に進んだ場合は、EGRをONに、つまり電磁弁15を
励磁してサージタンク19の入口スロットルバルブ9付近
の負圧をモジュレータ14へ加え、EGRバルブ13を開作動
させることにより、排気ガスをインテークマニホールド
3へ還流させる。
に格納された第3図おフローチャートに基づいて実行さ
れる。なお、このフローチャートは内燃機関の始動によ
り上記の初期化処理が終了してから実行される。まず、
ステップ200にて、EGRの実行条件が成立しているか否か
について判定する。すなわち、EGRの作動マップ、例え
ば、吸気管圧力、機関回転数および水温等をパラメータ
とするマップ(図示省略)に基づいて、MPU100にて吸気
管圧力Pm、機関回転数Ne、水温Tw等の検出値でEGRの実
行領域か否かの判定が行われる。ここで条件が成立して
いれば、ステップ300に進み、ステップ300にてEGRの異
常時にセットされるフラグFFAILがセットされている(F
FAIL=1)かを判定し、セットされてなければステップ
400に進む。なおステップ200にてEGRの実行条件が成立
していないか、またはステップ300にてフラグFFALLがセ
ットされている場合はステップ500に進む。そしてステ
ップ400に進んだ場合は、EGRをONに、つまり電磁弁15を
励磁してサージタンク19の入口スロットルバルブ9付近
の負圧をモジュレータ14へ加え、EGRバルブ13を開作動
させることにより、排気ガスをインテークマニホールド
3へ還流させる。
一方、ステップ500に進んだ場合は、EGRをOFFに、つま
り、電磁弁15を消勢して排ガスの還流を停止する。
り、電磁弁15を消勢して排ガスの還流を停止する。
そして、ステップ500の処理が実行された後は、以下の
ステップをすべて迂回して本処理を終了し、またステッ
プ400の処理が実行された後は、ステップ600に進む。
ステップをすべて迂回して本処理を終了し、またステッ
プ400の処理が実行された後は、ステップ600に進む。
ステップ600では、EGRの異常検出処理を実行する条件が
成立しているかを判別する。
成立しているかを判別する。
なお、この判別は例えば第4図に示すように、エンジン
回転数Neが所定回転数の範囲内(N1<Ne<N2)にある
か、吸気管圧Pmが所定圧力範囲内(P1<Pm<P2)にある
か、大気圧PAが所定値P3以上であるか、そして、吸気管
圧力Pmの変化量ΔPが所定値P4より小さいかについて判
定する。
回転数Neが所定回転数の範囲内(N1<Ne<N2)にある
か、吸気管圧Pmが所定圧力範囲内(P1<Pm<P2)にある
か、大気圧PAが所定値P3以上であるか、そして、吸気管
圧力Pmの変化量ΔPが所定値P4より小さいかについて判
定する。
ここで、運転状態をEGR実施条件よりさらに限定するの
は、EGRが安全にかつ十分行われる領域で異常を検出す
るため、正確にEGRの異常の有無を検出し得るようにす
るためである。
は、EGRが安全にかつ十分行われる領域で異常を検出す
るため、正確にEGRの異常の有無を検出し得るようにす
るためである。
そして、ステップ600にてEGRの異常検出処理を実行する
条件が成立していると判断された場合には、ステップ70
0にて後述するEGRの異常検出処理においてセットされる
所定時間T1だけ、前回のEGRの異常検出処理実行後に経
過したかを判定し、経過していればステップ800に進
む。そしてステップ800にて進んだ場合には、EGRの異常
検出処理が実行される。なお、ステップ600にて上記条
件が成立していない、あるいはステップ700にて所定時
間が経過していないと判断された場合には、ステップ80
0を迂回して本処理を終了する。
条件が成立していると判断された場合には、ステップ70
0にて後述するEGRの異常検出処理においてセットされる
所定時間T1だけ、前回のEGRの異常検出処理実行後に経
過したかを判定し、経過していればステップ800に進
む。そしてステップ800にて進んだ場合には、EGRの異常
検出処理が実行される。なお、ステップ600にて上記条
件が成立していない、あるいはステップ700にて所定時
間が経過していないと判断された場合には、ステップ80
0を迂回して本処理を終了する。
次にステップ800にて実行されるEGRの異常検出処理の詳
細を第5図のフローチャートに基づいて説明する。
細を第5図のフローチャートに基づいて説明する。
まずステップ801において、異常検出禁止フラグFINHの
判定が行われ、このフラグFINHがセットされていれば
(FINH=1)、以下の処理をすべて迂回して本ルーチン
を終了し、セットされていなければ(FINH=0)、ステ
ップ802に進む。なお、このフラグFINHは上述した通
り、機関の始動に際して初期化されていて、FINH=0と
なっている。
判定が行われ、このフラグFINHがセットされていれば
(FINH=1)、以下の処理をすべて迂回して本ルーチン
を終了し、セットされていなければ(FINH=0)、ステ
ップ802に進む。なお、このフラグFINHは上述した通
り、機関の始動に際して初期化されていて、FINH=0と
なっている。
ステップ802では、EGRがONに制御されている現在の最新
の吸気管圧力Pmを、P1として取り込み、RAM106に記憶し
ておく。次にステップ803でEGRをOFFにし、ステップ80
4,805でそれぞれEGRをOFFする時間を定めるカウンタC
EGROFFとその後のEGRのOFFからONに切り替えた後のEGR
の異常検出のための吸気管圧力Pmの取り込みを継続する
期間を定めるカウンタCEGRONを零にクリアする。
の吸気管圧力Pmを、P1として取り込み、RAM106に記憶し
ておく。次にステップ803でEGRをOFFにし、ステップ80
4,805でそれぞれEGRをOFFする時間を定めるカウンタC
EGROFFとその後のEGRのOFFからONに切り替えた後のEGR
の異常検出のための吸気管圧力Pmの取り込みを継続する
期間を定めるカウンタCEGRONを零にクリアする。
次にステップ806で記憶されているEGR空白ON時の吸気管
圧力P1とEGR空白OFF後に取り込まれた最新の吸気管圧力
Pmとを比較し、|P1−Pm|≦K0(K0は一定値)あるかを
判定し、|P1−Pm|≦K0であればステップ807に進み、
カウンタCEGROFFを1だけカウントアップし、ステップ8
08でカウンタCEGROFFが所定値C1以上に達したかを判定
する。CEGROFF≧C1でなければ、再びステップ806に戻
り、CEGROFF≧C1であれば、ステップ809に進む。
圧力P1とEGR空白OFF後に取り込まれた最新の吸気管圧力
Pmとを比較し、|P1−Pm|≦K0(K0は一定値)あるかを
判定し、|P1−Pm|≦K0であればステップ807に進み、
カウンタCEGROFFを1だけカウントアップし、ステップ8
08でカウンタCEGROFFが所定値C1以上に達したかを判定
する。CEGROFF≧C1でなければ、再びステップ806に戻
り、CEGROFF≧C1であれば、ステップ809に進む。
ステップ809では、EGRをONに戻して、ステップ810でカ
ウンタCEGRONを1だけカウントアップする。そしてステ
ップ811でカウンタCEGRONが所定値C2以上に達したかを
判定し、CEGRON≧C2でなければ、ステップ806に戻り、C
EGRON≧C2であれば、ステップ812に進む。
ウンタCEGRONを1だけカウントアップする。そしてステ
ップ811でカウンタCEGRONが所定値C2以上に達したかを
判定し、CEGRON≧C2でなければ、ステップ806に戻り、C
EGRON≧C2であれば、ステップ812に進む。
すなわち、ステップ806〜811ではEGRの状態を一時的にO
FFして、吸気管圧力Pmに所定値以上の変化が生じるか否
かを確認しており、所定値以上の変化が生じない場合に
ステップ812に進むように構成されている。
FFして、吸気管圧力Pmに所定値以上の変化が生じるか否
かを確認しており、所定値以上の変化が生じない場合に
ステップ812に進むように構成されている。
ステップ812では上述のようにEGRを一時的にOFFして
も、吸気管圧力Pmに所定値以上の変化が生じない状態の
発生回数を計数するカウンタCFAILを1だけカウントア
ップし、ステップ813にてカウンタCFALLの値が所定値C3
を上回っているかを判断し、上回っていなければ、ステ
ップ814にて上述の第3図のステップ700における経過時
間T1をセットしてから本処理を終了し、上回っていれ
ば、ステップ815にてEGRに異常が生じていることを示す
異常発生フラグFFALLをセットし(FFAIL=1)、また上
記異常検出禁止フラグFINHをセットして(FINH=1)、
本処理を終了する。なお、フラグFFAILは一旦セットさ
れると、EGRの故障が修理工場で修理されない限り、リ
セットされない。
も、吸気管圧力Pmに所定値以上の変化が生じない状態の
発生回数を計数するカウンタCFAILを1だけカウントア
ップし、ステップ813にてカウンタCFALLの値が所定値C3
を上回っているかを判断し、上回っていなければ、ステ
ップ814にて上述の第3図のステップ700における経過時
間T1をセットしてから本処理を終了し、上回っていれ
ば、ステップ815にてEGRに異常が生じていることを示す
異常発生フラグFFALLをセットし(FFAIL=1)、また上
記異常検出禁止フラグFINHをセットして(FINH=1)、
本処理を終了する。なお、フラグFFAILは一旦セットさ
れると、EGRの故障が修理工場で修理されない限り、リ
セットされない。
ところで、ステップ806にて|P1−Pm|≦K0でないと判
断された場合は、ステップ816に進み、ステップ816にて
P1−Pm>K0であるか否かが判定される。そしてP1−Pm>
K0であると判定されれば、EGRが一時的にOFFされること
に応じて、吸気管圧力Pmが所定値以上の差をもって変化
し、EGRが正常に作動しているとその時点で判断して、
ステップ817に進む。ステップ817では上述の異常検出禁
止フラグFINHをセットして(FINH=1)、ステップ819
に進む。
断された場合は、ステップ816に進み、ステップ816にて
P1−Pm>K0であるか否かが判定される。そしてP1−Pm>
K0であると判定されれば、EGRが一時的にOFFされること
に応じて、吸気管圧力Pmが所定値以上の差をもって変化
し、EGRが正常に作動しているとその時点で判断して、
ステップ817に進む。ステップ817では上述の異常検出禁
止フラグFINHをセットして(FINH=1)、ステップ819
に進む。
また、ステップ816にてP1−Pm>K0でないと判定された
場合は、この異常検出処理を行っている間に、運転者に
よりアクセルが踏む込まれ、EGR作動変化以外の要因に
より吸気管圧力Pmが変化したと判断し、ステップ818で
第3図ステップ700における所定時間T1をセットした後
に、ステップ819に進む。
場合は、この異常検出処理を行っている間に、運転者に
よりアクセルが踏む込まれ、EGR作動変化以外の要因に
より吸気管圧力Pmが変化したと判断し、ステップ818で
第3図ステップ700における所定時間T1をセットした後
に、ステップ819に進む。
ステップ819では、EGRの異常検出のためにステップ803
にて行ったEGRのOFFを解除するために、EGRをONに戻
し、ステップ820で上述のステップ812でカウントアップ
されるカウンタCFAILを零にクリアしてから、本処理を
終了する。
にて行ったEGRのOFFを解除するために、EGRをONに戻
し、ステップ820で上述のステップ812でカウントアップ
されるカウンタCFAILを零にクリアしてから、本処理を
終了する。
従って、上述の処理によれば、第6図に示すように、EG
Rの作動状態をEGRの異常を検出するために一時的にOFF
し、その時の吸気管圧力Pmの変化が所定値K0以下である
ことが、機関の作動している間において異常検出処理を
実行するたびに、所定回以上連続して検出されると、EG
R系に異常が発生していると判断され、例えば警報ラン
プ30を点灯することで、運転者にEGR系の異常発生を知
らせられる。なお、一旦異常と判断されると、フラグF
INHがセットされるので、機関の作動が継続している間
に再びEGR異常検出処理が実行されることはない。
Rの作動状態をEGRの異常を検出するために一時的にOFF
し、その時の吸気管圧力Pmの変化が所定値K0以下である
ことが、機関の作動している間において異常検出処理を
実行するたびに、所定回以上連続して検出されると、EG
R系に異常が発生していると判断され、例えば警報ラン
プ30を点灯することで、運転者にEGR系の異常発生を知
らせられる。なお、一旦異常と判断されると、フラグF
INHがセットされるので、機関の作動が継続している間
に再びEGR異常検出処理が実行されることはない。
また、EGRの異常を検出するために、EGRの作動状態をOF
Fにし、その時の吸気管圧力Pmの変化が、第7図に示す
ように、所定値K0以上であって、しかも低下する方向に
変化した場合には、その圧力変化が検知されると、直ち
に正常と判断される。そして、このように正常と判断さ
れると、EGRを直ちにONに戻す。なお、正常と判断され
た場合もフラグFINHがセットされるので、機関の作動が
継続している間に再びEGR異常検出処理が実行されるこ
とはない。
Fにし、その時の吸気管圧力Pmの変化が、第7図に示す
ように、所定値K0以上であって、しかも低下する方向に
変化した場合には、その圧力変化が検知されると、直ち
に正常と判断される。そして、このように正常と判断さ
れると、EGRを直ちにONに戻す。なお、正常と判断され
た場合もフラグFINHがセットされるので、機関の作動が
継続している間に再びEGR異常検出処理が実行されるこ
とはない。
さらに、EGRの異常を検出するために、EGRの作動状態を
OFFにしたが、第8図に示すように、運転者によりアク
セルが踏み込まれた場合等により、EGRのON時の記憶さ
れていた吸気管圧力P1よりも、EGRのOFF時に検出される
吸気管圧力Pmの方が大きく、しかも所定値K0以上に変化
した場合は、正常とも異常とも判定せずに、直ちにEGR
をONに戻して、この異常検出処理を終了している。な
お、この場合は、フラグFINHがセットされていないの
で、第3図の条件が成立すれば、再度EGRの異常検出処
理が実行される。
OFFにしたが、第8図に示すように、運転者によりアク
セルが踏み込まれた場合等により、EGRのON時の記憶さ
れていた吸気管圧力P1よりも、EGRのOFF時に検出される
吸気管圧力Pmの方が大きく、しかも所定値K0以上に変化
した場合は、正常とも異常とも判定せずに、直ちにEGR
をONに戻して、この異常検出処理を終了している。な
お、この場合は、フラグFINHがセットされていないの
で、第3図の条件が成立すれば、再度EGRの異常検出処
理が実行される。
なお、第6図、第7図、第8図における各黒点は、吸気
管圧力の取り込まれるタイミングを示す。
管圧力の取り込まれるタイミングを示す。
従って、上記実施例によれば、EGRの異常検出を実行し
ている間に運転者のアクセエル操作等によりEGRの作動
状態の変化以外の要因による吸気管圧力が変化して、EG
Rが正常であるにもかかわらず、異常であると誤検出し
てしまうことは充分に抑制し得るようになる。
ている間に運転者のアクセエル操作等によりEGRの作動
状態の変化以外の要因による吸気管圧力が変化して、EG
Rが正常であるにもかかわらず、異常であると誤検出し
てしまうことは充分に抑制し得るようになる。
また、上記実施例では、EGRの作動状態を一時的にOFFに
切り替えても吸気管圧力の変化が所定値内である状態が
所定時間継続して生じ、しかもそのような状態が継続し
て複数回検出されて、初めてEGR系に異常が生じたと判
断しているので、上述のようにEGRの作動状態の変化以
外の要因による吸気管圧力の変化で吸気管圧力の変化が
所定値内である状態が所定時間継続して生じたとして
も、複数回連続してこのような状態が生じるということ
は皆無であると言ってもよく、従ってEGR系を誤って異
常であると判断してしまうことは皆無であると言ってよ
い。
切り替えても吸気管圧力の変化が所定値内である状態が
所定時間継続して生じ、しかもそのような状態が継続し
て複数回検出されて、初めてEGR系に異常が生じたと判
断しているので、上述のようにEGRの作動状態の変化以
外の要因による吸気管圧力の変化で吸気管圧力の変化が
所定値内である状態が所定時間継続して生じたとして
も、複数回連続してこのような状態が生じるということ
は皆無であると言ってもよく、従ってEGR系を誤って異
常であると判断してしまうことは皆無であると言ってよ
い。
ところで上記実施例では、インテークマニホールド3に
吸気管圧力センサ4を備え、EGR系の異常検出を吸気管
圧力PmのEGRの作動状態の変化に基づく変化により行っ
ていたが、スロットバルブ9の上流に空気量Qを検出す
るエアフロメータを吸気管圧力センサに変えて設け、エ
アフロメータで検出される空気量QのEGRの作動状態の
変化に基づく変化により、EGR系の異常検出を行っても
かまわない。
吸気管圧力センサ4を備え、EGR系の異常検出を吸気管
圧力PmのEGRの作動状態の変化に基づく変化により行っ
ていたが、スロットバルブ9の上流に空気量Qを検出す
るエアフロメータを吸気管圧力センサに変えて設け、エ
アフロメータで検出される空気量QのEGRの作動状態の
変化に基づく変化により、EGR系の異常検出を行っても
かまわない。
また、上記実施例ではEGRのON時の記憶された吸気管圧
力P1とEGRのOFF時の逐次検出される吸気管圧力Pmとの差
の絶対値|P1−Pm|が所定値K0以内にあるかを判断して
いたが、定常的な機関作動時でEGR系が正常なら、EGRの
OFF時の吸気管圧力はEGRのON時の吸気管圧力よりも所定
値以上低下し、EGR系が異常ならほとんど変化がないこ
とから、EGRのON時の記憶された吸気管圧力P1とEGRのOF
F時の逐次検出される吸気管圧力Pmとの差P1−Pmが負の
一定値K1とK1の絶対値よりも大きな絶対値の正の一定値
K2との間(K1≦P1−Pm≦K2)にあるかを判断するように
してもよい。そして、この場合は、第5図のフローチャ
ートのステップ816に相当する部分で、P1−Pm>K2なら
正常と判断し、P1−Pm<K1ならいずれとも判断しないと
いう処理が行われる。なお、このようなことは空気量Q
の変化でEGRの異常検出した場合も同様にすることが可
能である。
力P1とEGRのOFF時の逐次検出される吸気管圧力Pmとの差
の絶対値|P1−Pm|が所定値K0以内にあるかを判断して
いたが、定常的な機関作動時でEGR系が正常なら、EGRの
OFF時の吸気管圧力はEGRのON時の吸気管圧力よりも所定
値以上低下し、EGR系が異常ならほとんど変化がないこ
とから、EGRのON時の記憶された吸気管圧力P1とEGRのOF
F時の逐次検出される吸気管圧力Pmとの差P1−Pmが負の
一定値K1とK1の絶対値よりも大きな絶対値の正の一定値
K2との間(K1≦P1−Pm≦K2)にあるかを判断するように
してもよい。そして、この場合は、第5図のフローチャ
ートのステップ816に相当する部分で、P1−Pm>K2なら
正常と判断し、P1−Pm<K1ならいずれとも判断しないと
いう処理が行われる。なお、このようなことは空気量Q
の変化でEGRの異常検出した場合も同様にすることが可
能である。
以上述べたように、本発明によれば、 内燃機関の排ガスを吸気管へ還流させる還流管と、 前記還流機関を開閉する開閉手段と、 内燃機関の運転状態に応じて前記開閉手段の開閉状態を
制御する制御手段と、 前記吸気管内を流れる空気量と前記吸気管内の圧力とい
ずれかを検出する吸気状態検出手段と、 前記制御手段により前記開閉手段が開作動している時
の、前記吸気状態検出手段からの第1検出値D1を記憶す
る記憶手段と、 前記制御手段により前記開閉手段が閉作動している時の
前記吸気状態検出手段にて検出される第2検出値D2と、
前記記憶手段に記憶されている第1検出値D1との関係
が、 K1≦D1−D2≦K2 D1−D2>K2 D1−D2<K1 (K1,K2:一定値) のいずれにあるかを逐次比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は、異常と判定す
る異常判定手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は正常と判定する
正常判定手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は正常とも異常と
も判定しない判定不実行手段と を備えたことを特徴とする排気ガス還流制御装置とした
ことから、 前記制御手段により前記開閉手段の開閉状態の変化以外
の要因による吸気状態D1,D2(空気量または吸気管圧
力)の変化があっても、前記比較手段の比較結果が D1−D2<K1 であれば、他の要因で吸気状態に変化があったと見なし
て正常とも異常とも判断しないので、排気ガス還流系が
正常であるにもかかわらず異常であるというような誤検
出をすることが充分に防止し得るようになるという優れ
た効果がある。
制御する制御手段と、 前記吸気管内を流れる空気量と前記吸気管内の圧力とい
ずれかを検出する吸気状態検出手段と、 前記制御手段により前記開閉手段が開作動している時
の、前記吸気状態検出手段からの第1検出値D1を記憶す
る記憶手段と、 前記制御手段により前記開閉手段が閉作動している時の
前記吸気状態検出手段にて検出される第2検出値D2と、
前記記憶手段に記憶されている第1検出値D1との関係
が、 K1≦D1−D2≦K2 D1−D2>K2 D1−D2<K1 (K1,K2:一定値) のいずれにあるかを逐次比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は、異常と判定す
る異常判定手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は正常と判定する
正常判定手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は正常とも異常と
も判定しない判定不実行手段と を備えたことを特徴とする排気ガス還流制御装置とした
ことから、 前記制御手段により前記開閉手段の開閉状態の変化以外
の要因による吸気状態D1,D2(空気量または吸気管圧
力)の変化があっても、前記比較手段の比較結果が D1−D2<K1 であれば、他の要因で吸気状態に変化があったと見なし
て正常とも異常とも判断しないので、排気ガス還流系が
正常であるにもかかわらず異常であるというような誤検
出をすることが充分に防止し得るようになるという優れ
た効果がある。
第1図は本発明の一実施例が適用される内燃機関及びそ
の周辺機器の構成を示す構成図、第2図は第1図図示の
制御回路の構成を示すブロック図、第3図、第4図、及
び第5図は第2図図示の制御回路で実行されたEGR制御
処理に関するフローチャート、第6図,第7図及び第8
図はEGR作動状態の変化に対する吸気管圧力の変化を示
すタイムチャート、第9図は本発明の概略構成を示すブ
ロック図である。 2…吸気管圧力センサ,8…制御回路,13…EGRバルブ,15
…電磁弁,17…排気ガス循環器,100…MPU,105…ROM,106
…RAM。
の周辺機器の構成を示す構成図、第2図は第1図図示の
制御回路の構成を示すブロック図、第3図、第4図、及
び第5図は第2図図示の制御回路で実行されたEGR制御
処理に関するフローチャート、第6図,第7図及び第8
図はEGR作動状態の変化に対する吸気管圧力の変化を示
すタイムチャート、第9図は本発明の概略構成を示すブ
ロック図である。 2…吸気管圧力センサ,8…制御回路,13…EGRバルブ,15
…電磁弁,17…排気ガス循環器,100…MPU,105…ROM,106
…RAM。
Claims (1)
- 【請求項1】内燃機関の排ガスを吸気管へ還流させる還
流管と、 前記還流管を開閉する開閉手段と、 内燃機関の運転状態に応じて前記開閉手段の開閉状態を
制御する制御手段と、 前記吸気管内を流れる空気量と前記吸気管内の圧力との
いずれかを検出する吸気状態検出手段と、 前記制御手段により前記開閉手段が開作動している時
の、前記吸気状態検出手段からの第1検出値D1を記憶す
る記憶手段と、 前記制御手段により前記開閉手段が閉作動している時の
前記吸気状態検出手段にて検出される第2検出値D2と、
前記記憶手段に記憶されている第1検出値D1との関係
が、 K1≦D1−D2≦K2 D1−D2>K2 D1−D2<K1 (K1,K2:一定値) のいずれにあるかを逐次比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は、異常と判定す
る異常判定手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は正常と判定する
正常判定手段と、 前記比較手段の比較結果がである時は正常とも異常と
も判定しない判定不実行手段と を備えたことを特徴とする排気ガス還流制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62167420A JPH079226B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 排気ガス還流制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62167420A JPH079226B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 排気ガス還流制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6412061A JPS6412061A (en) | 1989-01-17 |
JPH079226B2 true JPH079226B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=15849367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62167420A Expired - Fee Related JPH079226B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 排気ガス還流制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079226B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH031254U (ja) * | 1989-05-29 | 1991-01-09 |
-
1987
- 1987-07-03 JP JP62167420A patent/JPH079226B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6412061A (en) | 1989-01-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |