JPH079199A - 成形機のダイセット懸架装置 - Google Patents

成形機のダイセット懸架装置

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JPH079199A
JPH079199A JP18065793A JP18065793A JPH079199A JP H079199 A JPH079199 A JP H079199A JP 18065793 A JP18065793 A JP 18065793A JP 18065793 A JP18065793 A JP 18065793A JP H079199 A JPH079199 A JP H079199A
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Takashi Sato
孝 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高い剛性と荷重容量を有し、芯ずれ角と芯ずれ
量の双方を同時に吸収できる成形機のダイセット懸架装
置を提供する。 【構成】成形機本体側の上下動作動部材とダイセット金
型部との間に配置され、これらをフリージョイント式に
連結するダイセット懸架装置において、ばね部材で連結
された上下プレートの間に上下に隙間を有して中間プレ
ートが介在され、この上下プレートと中間プレートとの
間に、段違い平面上で互いに直交する円筒形ロッドが周
面接触状態で配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイセット金型を用いる
成形機に関し、特に、上下動作する上ラムにダイセット
金型部を連結するためのダイセット懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の成形機においては、成形機自体
の静的精度の低下や成形動作中の本体フレームの弾性変
形その他成形機可動部の動的精度の低下、経時的な成形
機各部のガタ等により、成形動作時に上ラム部側からダ
イセット金型部に偏心荷重がかかるのを防止するため、
上ラム部とダイセット金型部との間にフリージョイント
構造のダイセット懸架装置を設け、このダイセット懸架
装置を上ラム部に連結して偏心荷重を吸収するものが知
られている。図4に示す構造は球面体の嵌合を利用した
ダイセット懸架装置の従来例であり、凸球面部1Aをも
つ上プレート1が成形機の上ラム部2に固定され、前記
凸球面部1Aと摺動嵌合する凹球面部3Aをもつ下プレ
ート3がダイセット金型部4の上部に固定される。下プ
レート3の上面には上プレート1の凸球面部1Aと係合
するリテーナ5が固着され、これによって上プレート1
と下プレート3が上下方向に一体化される。上下両プレ
ート1,3は凸球面部1Aの中心まわりに任意方向に相
対回転可能であるため、上ラム部2とダイセット金型部
4との芯ずれ角はこれら上下プレート1,3の相対回転
で吸収される。
【0003】図5に示す例は、先端が凸球面7となった
大径頭部6Aと小径の首部6Bから成る軸部材6と、軸
部材6の先端の凸球面7に接当する平板部材8と、平板
部材8に固着され軸部材6の大径頭部6Aを遊隙を有し
て拘束するリテーナ9とから構成されており、軸部材6
が成形機の上ラム部2に、平板部材8かダイセット金型
部4にそれぞれ固着される。この例ではリテーナ9は軸
部材6に対して前後、左右に遊隙を有しているので、芯
ずれ角および芯ずれ量の吸収が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の成形機において
は、ダイセット懸架装置による上ラム部とダイセット金
型部間の連結構造は一般に負荷容量が小さく、また任意
方向の芯ずれ量および芯ずれ角の吸収機能が構造上充分
でなかった。例えば図4の構造は凹凸球面部の中心まわ
りの相対回転により芯ずれ角は吸収できるものの、芯ず
れ量の吸収は不可能であり、また凸球面部1Aと上プレ
ート1との連結部や下プレート3側のリテーナ5の強度
が弱く、成形動作時の大きな荷重を受けられない。
【0005】図5の構造は、上ラム部2側の軸部材6と
ダイセット金型部側のリテーナ9間の遊隙を大きくする
ことで芯ずれ角および芯ずれ量の吸収はできるが、成形
動作時の力の伝達は、凸球面と平坦面との接触を介して
なされるため、力の伝達面積がきわめて小さく、小形の
成形機にしか適用できないという問題があった。
【0006】本発明は、充分な剛性と荷重担持容量を有
し、かつ芯ずれ角,芯ずれ量いずれに対しても有効な吸
収機能を発揮できる成形機のダイセット懸架装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、成形機
本体側の上下動作動部材とダイセット金型部との間に配
置され前記ダイセット金型部を懸架して前記上下動作動
部材に連結する成形機のダイセット懸架装置において、
ばね部材で連結された上下プレートの間に隙間を有して
中間プレートが介在され、前記上下プレートと前記中間
プレートとの間に、段違い平面上で互いに直交する円筒
形ロッドが周面接触状態で配置されたダイセット懸架装
置が提供される。
【0008】
【実施例】次に、本発明を実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の実施例による成形機用ダイ
セット懸架装置の斜視図であり、また図2は図1におけ
るY軸方向からみたダイセット懸架装置の側面図、図3
は同じく図1におけるX軸方向からみたダイセット懸架
装置の側面図である。この装置は上下動作する上ラム部
2にボルト締め等で固着される上プレート11と、ダイ
セット金型部4にボルト締めされる下プレート12と、
これら上下プレート11,12間に介在された中間プレ
ート13とを有している。上プレート11と中間プレー
ト13の対向面にはそれぞれY軸方向にのびる略半円形
の凹溝14,15が対向して形成され、この凹溝14,
15に同じ曲率のY軸円筒形ロッド16が挿入されてい
る。ここで両凹溝14,15の深さは円筒形ロッド16
の半径より若干浅く、したがって上プレート11と中間
プレート13の間には或る隙間δZ1 が形成される。同
様に中間プレート13と下プレート12の対向面にはそ
れぞれX軸方向にのびる略半円形の凹溝17,18が対
向して形成され、この凹溝17,18に該凹溝と同じ曲
率のX軸円筒形ロッド19が挿入されている。凹溝1
7,18の深さは円筒形ロッド19の半径より若干浅
く、したがって中間プレート13と下プレート12の間
には隙間δZ2 が形成される。
【0009】図2および図3に示すように上プレート1
1と中間プレート13間のY軸円筒形ロッド16は該ロ
ッド16の上側部からボルト20によって中間プレート
13に固定され、中間プレート13と下プレート12間
のX軸円筒形ロッド19は同様にロッド下側部からボル
ト21の締め付けで中間プレート13に固定される。な
おY軸,X軸それぞれの円筒形ロッド16,19は、上
下および中間のプレート11,12,13のそれぞれ対
応した側部横巾の略中央位置に配置されている。
【0010】各円筒形ロッド16,19の両端部外周に
は抜止用のC形リング22,23が装着されている。こ
こでY軸円筒形ロッド16の両端のC形リング22と上
プレート11の側面との間には両側にそれぞれ隙間δY
が形成される。同様にX軸円筒形ロッド19の両端のC
形リング23と下プレート12の側面との間には両側に
それぞれ隙間δXが形成されている。これらの隙間によ
り、上プレート11は中間プレート13に対してY軸方
向に片側で隙間δY量だけ移動可能であり、下プレート
12は中間プレート13に対してX軸方向に片側で隙間
δX量だけ移動可能である。結局、上プレート11は下
プレート12に対してY軸方向およびX軸方向にそれぞ
れ最大2δY量および2δX量だけ相対移動が可能とな
っている。
【0011】上述のようにしてY軸およびX軸円筒形ロ
ッド16,19が段違い平面上で直交するように挿入さ
れた状態で中間プレート13を介して上プレート11と
下プレート12がそれらの四隅の側部でフック24を介
して連結用ばね25により連結される。
【0012】本実施例のダイセット懸架装置における力
の伝達は、各円筒形ロッド16,19の上半分の側面と
下半分の側面を介して上下プレート11,12および中
間プレート13の間で行われる。例えば成形動作中の上
ラム部2の圧下力は上プレート11からY軸円筒形ロッ
ド16を介して中間プレート13に伝わり、さらにX軸
円筒形ロッド19を介して下プレート12およびダイセ
ット金型部4に伝達される。円筒形ロッド16,19の
略上半分および下半分の側面つまり略全周の側部領域で
荷重を受けるので、荷重の伝達面積が大きくとれ、大き
な圧下力が作用する大形成形機にも適用できる。
【0013】成形機の静的、動的精度不良等に基づく力
線のずれ、例えばY軸まわりの芯ずれ角はY軸円筒形ロ
ッド16と上プレート11間の相対摺動回転で上プレー
ト11と中間プレート13間の隙間δZ1 により吸収さ
れ、同様にX軸まわりの芯ずれ角はX軸円筒形ロッド1
9と下プレート12間の相対摺動回転で中間プレート1
3と下プレート12間の隙間δZ2 により吸収される。
【0014】またY軸方向の芯ずれ量は、前述したよう
にY軸円筒形ロッド16のC形リング22と上プレート
11の側面との隙間δYの範囲内で上プレート11が円
筒形ロッド16に対して相対移動することで吸収され
る。同様にX軸方向の芯ずれ量は、X軸円筒形ロッド1
9のC形リング23と下プレート12の側面との隙間δ
Xの範囲で下プレート12がX軸円筒形ロッド19に対
して相対移動することで吸収される。したがって例えば
成形動作時の圧下反力等で成形機の上ラム部とダイセッ
ト金型部の平行度に狂いが生じたような場合とか、経年
変化による各部のガタが発生しているような場合にもダ
イセット金型部に偏心荷重がかかるのが防止され、これ
によって成形製品の品質低下やダイセット金型部の寿命
低下等の悪影響が防止される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、成
形機自体に起因する各部の精度不具合があった場合でも
偏心荷重の原因となる作動部の芯ずれ角や芯ずれ量を有
効に吸収でき、精密成形が可能となる。成形機自体の精
度を高く保持する必要がなくなるので、成形機のコスト
低減がもたらされ、また既存の成形機に対しても簡単に
取り付けができる。ダイセット懸架装置を介在させるこ
とで偏心荷重や捩り荷重がダイセット金型部に作用しな
いので金型部の長寿命化が図られる。従来のものと比較
して構造上剛性が高く、成形動作時の圧下力の伝達面積
が大きくとれるので、小形から大形まで各種の成形機に
適用可能である等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による成形機用ダイセット懸架
装置の斜視図である。
【図2】図1におけるY軸方向からみたダイセット懸架
装置の側面図である。
【図3】図1におけるX軸方向からみたダイセット懸架
装置の側面図である。
【図4】凹凸球面体の嵌合を利用した従来のダイセット
懸架装置の側面断面図である。
【図5】他の従来例によるダイセット懸架装置の側面断
面図である。
【符号の説明】
2 上ラム部 4 ダイセット金型部 11 上プレート 12 下プレート 13 中間プレート 16 Y軸円筒形ロッド 19 X軸円筒形ロッド 20,21 ボルト 22,23 C形リング 24 フック 25 連結用ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形機本体側の上下動作動部材とダイセッ
    ト金型部との間に配置され前記ダイセット金型部を懸架
    して前記上下動作動部材に連結する成形機のダイセット
    懸架装置において、ばね部材で連結された上下プレート
    の間に隙間を有して中間プレートが介在され、前記上下
    プレートと前記中間プレートとの間に、段違い平面上で
    互いに直交する円筒形ロッドが周面接触状態で配置され
    ることを特徴とするダイセット懸架装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1585634A1 (de) * 2003-01-11 2005-10-19 Johann Anderl Werkzeugführungsvorrichtung
KR101221301B1 (ko) * 2010-06-15 2013-01-10 위니아만도 주식회사 냉장고 서랍실
JP2014039941A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Sumitomo Heavy Ind Ltd スライド位置検出装置およびプレス機械

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EP1585634A1 (de) * 2003-01-11 2005-10-19 Johann Anderl Werkzeugführungsvorrichtung
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JP2014039941A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Sumitomo Heavy Ind Ltd スライド位置検出装置およびプレス機械

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