JP2526152Y2 - 加工機の逃げ構造 - Google Patents

加工機の逃げ構造

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JP2526152Y2
JP2526152Y2 JP1990030522U JP3052290U JP2526152Y2 JP 2526152 Y2 JP2526152 Y2 JP 2526152Y2 JP 1990030522 U JP1990030522 U JP 1990030522U JP 3052290 U JP3052290 U JP 3052290U JP 2526152 Y2 JP2526152 Y2 JP 2526152Y2
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JP
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processing
relief structure
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俊幸 上野
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Meidensha Corp
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、加工用の工具に過剰な力が加わった場合に
おいても、加工精度を維持し得る加工機の逃げ構造に関
する。
B.考案の概要 本考案の加工機の逃げ構造は、回転軸を保持する本体
の外周部に球状凸部を形成すると共に、この本体を支持
するホルダに球状凸部と嵌合する環状の部材を形成し
て、加工精度を維持し、また、本体の外周に位置した弾
性部材で本体を支持して加工機全体を小型にすることを
可能とするものである。
C.従来の技術 従来、工作機械等の加工機を作業ロボットのロボット
ハンドに取付けて、被加工物のばり取り加工等の加工が
行われていた。
例えば、前端側に位置するスピンドルである回転軸5
に、ロータリーバーである加工用工具1が取付けられた
加工機を第3図に示す。この図に示すように、加工機の
本体2に内蔵された図示しないモータの回転により、回
転軸5及び回転軸5に取付けられた工具1が回転して図
示しない被加工物を加工する。加工機の本体2には、フ
ランジ23が本体2の後端側にボルト止めされて設置され
ており、圧縮されて予圧の加えられたコイルスプリング
24及び緩衝器16を介して、ロボットハンドの支持部材21
にフランジ23が取付けられている。従って、加工の際、
第3図上、下から上に向って工具1に働く力Pがある一
定以上の力となると、第4図に示すように、フランジ23
の一部が本体2と共にスプリング24のばね力に抗して後
退量Lだけ後退して、本体2の前端側に取付けられた工
具1が逃げる構造となっている。
すなわち、A部詳細図である第5図に示すように、最
大限隙間S分だけ本体2を傾かせ、工具1が本体2の傾
き量に見合った位置まで逃げるようになっている。
D.考案が解決しようとする課題 前述のように、従来技術の加工機は、第3図上、上下
方向の力Pを受けるとフランジ23を傾むかせて本体2の
先端部に位置する工具1を逃がす構造となっており、必
然的に第3図上のA部に隙間Sを形成する必要があっ
た。
しかし、この隙間Sにより、工具1の回転中心が、逃
げる前の工具1の中心軸に対して垂直方向であるラジア
ル方向に動くため、また、隙間Sによる位置ずれのた
め、高い加工精度を維持することが困難である課題を有
していた。
さらに、本体2の後端部にスプリング24を設置してい
るため、加工機全体の長さが長くなり、狭い場所での加
工作業が困難である課題をも有していた。
E.課題を解決するための手段 本考案による加工機の逃げ構造は、被加工物を加工す
る工具が前端側に回転自在に取付けられる本体と、この
本体の外周側に位置してこの本体が取付けられるホルダ
とを具備する加工機において、前記本体と前記ホルダと
の間に取付けられて前記本体を前端方向に押圧する弾性
部材と、前記本体に取付けられ且つ前記本体の外周を囲
むように外周が球面の一部を構成する環状の連結部材
と、前記ホルダに取付けられ且つ平坦な内周面がこの連
結部材と当接する環状の当接部材とを有することを特徴
とするものである。
F.作用 工具が回転されて、被加工物を加工する。
この加工の際、被加工物側から工具側に付与される力
により、弾性部材が弾性変形すると共に連結部材の球面
が当接部材内で回動あるいは摺動する。
この結果、加工機の本体が回動あるいは移動するのに
伴い、被加工物から工具が逃げる。
G.実施例 本考案の加工機の逃げ構造に係る一実施例を第1図及
び第2図に示し、これらの図に基づき本実施例を説明す
る。
第1図に示すように、加工機を構成する本体2の第1
図上、左端側である前端側には、加工用の工具1が、本
体2内の図示しないモータの回転軸5に連結されて、取
付られている。また、本体2の外周に沿って、加工用の
流体を工具1に吹き付けるための管19が付設されてい
る。図上、右端側である本体2の後端側寄りの外周には
本体2を保持する外枠4が嵌合されており、外枠4の外
周側にはフランジ部8が形成されている。
そして、フランジ部8を挾むように第1図上、左右両
側にそれぞれ端面板3a,3bを有する略円筒形のホルダで
ある支持部材3が、外枠4の外周を覆うように位置して
いる。
また、外枠4には、フランジ部8の第1図上、左側に
隣合うと共に、外枠4の外周部を囲むように、連結部材
であって環状に構成された球面軸受けの内輪6が、嵌合
し固定されている。内輪6の凸部は、支持部材3の左側
の端面板3aの内周側に嵌合し固定された当接部材である
ブシュ7の内周面と当接して、隙間なく嵌合している。
ブッシュ7の内周面は平坦になっており、このことによ
って、本体2が回動可能であると共に本体2の軸方向
(第1図上、左右方向)への摺動も可能となるようにし
ている。
一方、第1図及び第2図に示すように、フランジ部8
と支持部材3の端面板3bとの間には、予圧が与えられた
状態の弾性部材であるコイルスプリング17が本体2を中
心とした円周上に複数本(本実施例では4本)設置され
ており、スプリング17の弾性力により、フランジ部8が
端面板3aに押付けられている。従って、本体2がスプリ
ング17により前端側に付勢されることになる。
さらに、フランジ部8に油圧式のショクアブソーバで
ある緩衝器16の筒部16bがねじ止められると共に、端面
板3aに筒部16bに対して摺動する摺動軸16aが固定されて
おり、また、この緩衝器16はスプリング17が設置される
円周上に複数本設置され位置している。これら緩衝器16
の位置する円周上であって緩衝器16相互の間の位置に
は、端面板3bに筒部16bがねじ止められると共にフラン
ジ部8に摺動軸16aが固定される緩衝器16が、同様に複
数本設置されている。従って、本体2に加わる振動や本
体2への衝撃が緩衝器16により吸収され得るようになっ
ている。また、本体2側と支持部材3との間は一対の弾
性を有するカバー10でも連結されている。
尚、緩衝器16には、筒部16bにダッシュポットあるい
はオリフィス等を内蔵して衝撃を吸収する周知な構造の
ものが用いられている。
以上より力Pが加わった場合には、スプリング17がこ
の力Pを受け止めて弾性変形すると共に緩衝器16が弾性
変形に伴い振動を減衰させつつ、内輪6をブシュ7内で
回動させて、本体2の前端部が微小量旋回する。また、
本体2の軸方向である第1図上、左右方向に力が加わっ
た場合には、スプリングが弾性変形すると共に緩衝器16
が弾性変形に伴う振動を減衰させつつ、内輪6をブッシ
ュ7内で移動させて、本体2の前端部が微小量変位す
る。
さらに、本考案によれば、スプリング17のばね定数、
スプリング17の数量及び予圧荷重を個々のスプリング17
ごとに変更等することにより、力の加わる方向に基づい
てスプリング17が発生する力を調整することができる。
この為、被加工物を加工する際に必要な方向に対して
は、大きな力が加わっても本体2が移動及び回動等せず
に耐えるが、他の方向からの力に対しては、小さな力で
も本体2が逃げる様にすることができる。従って、大き
なばりなどの障害物と工具1が接する場合、障害物から
小さな力が加わるだけで工具1が障害物から逃げるの
で、工具1を破損することがなくなる。
尚、本実施例において弾性部材をコイルスプリング17
としたが、他の周知な弾性を有する部材としてもよい。
H.考案の効果 本考案の加工機の逃げ構造によれば、本体に形成され
た球面部分がホルダの当接部材内周面に当接するため、
加工機本体のラジアル方向に隙間を必要とせず、加工精
度が向上する。
また、本体の外周部である側部に弾性部材を位置させ
ることにより、加工機全体を小さくすることができ、狭
い場所での作業が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る加工機の逃げ構造を採
用した加工機の側面部分断面図、第2図は第1図のI-I
矢視図、第3図は従来技術に係る加工機の側面部分断面
図、第4図は第3図に示す本体移動時の要部断面図、第
5図は第3図のA部詳細図である。 図面中、 1は工具、2は本体、3,21は支持部材、4,22は外枠、5
は回転軸、6は内輪、7はブシュ、8はフランジ部、16
は緩衝器、17,24はスプリングである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物を加工する工具が前端側に回転自
    在に取付けられる本体と、この本体の外周側に位置して
    この本体が取付けられるホルダとを具備する加工機にお
    いて、前記本体と前記ホルダとの間に取付けられて前記
    本体を前端方向に押圧する弾性部材と、前記本体に取付
    けられ且つ前記本体の外周を囲むように外周が球面の一
    部を構成する環状の連結部材と、前記ホルダに取付けら
    れ且つ平坦な内周面がこの連結部材と当接する環状の当
    接部材とを有することを特徴とする加工機の逃げ構造。
JP1990030522U 1990-03-27 1990-03-27 加工機の逃げ構造 Expired - Lifetime JP2526152Y2 (ja)

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JPH03123647U JPH03123647U (ja) 1991-12-16
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JPH01138545U (ja) * 1988-03-07 1989-09-21

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