JPH0791733A - 空気調和機のエアフィルタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従前の空気調和機のエアフィルタ装置の収納
スペースの高さを低くすると共に、エアフィルタの清
浄，交換などの保守機会を不要ならしめる。 【構成】 エアフィルタ、好ましくはアコーディオン状
に折り形成した蛇腹状のエアフィルタを空気調和機の吸
込部Ｓを囲み、使用時移動方向を互いに交叉させ又は２
段平行として複数Ｆ₁ 〜Ｆ₄ 配置し、順次的に駆動せし
める構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は空気調和機、特に天井埋
込型又は天井吊下型の空気調和機に用いて好適なメンテ
ナンス不要かつ高さ低減可能なエアフィルタ装置に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】天井埋込型又は天井吊下型として用いら
れる空気調和機は一般に図７に示すようにケーシング１
下面中央に吸込グリル２、その外側に吹出グリル３を夫
々配設すると共に、ケーシング１内にモータ４により回
転するファン５、熱交換器６などを設置して、吸込グリ
ル２より吸い込んだ空気を熱交換器６により熱交換せし
めて吹出グリル３を通じ機外へ吹出すような構成となっ
ているが、このとき、吸込空気の清浄化を図るべく、吸
込グリル２には通常、エアフィルタ装置Ｆ′が併設され
ている。

【０００３】このエアフィルタ装置Ｆ′は空気調和機の
性格上、従来、清掃，交換などメンテナンスの手間を出
来るだけ少なくするように長時間分収納し、自動的に更
新する装置が求められ、一方に巻芯にロール状に捲回し
た長尺の使用前のエアフィルタロールＲ₁ を配し、他方
側に前記巻芯側より引き出した使用後のエアフィルタを
順次、巻き取る巻取ローラＲ₂ を配置した構造のものが
一般に採用され、これに種々の制御手段、検出表示手段
などが付設されて来た。（特開平４−３１３６２５号公
報、実開平４−１２０５２６号公報、実開平４−１２０
５２７号公報、及び実開平４−１２０５２８号公報など
参照）

【０００４】又、一方、濾過面積を増大し、清浄化効率
を上げるべくアコーディオン状に折って形成した蛇腹状
のエアフィルターが提案され、一部において既に実用に
供されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の各エ
アフィルタ装置は図７の如き巻取ローラ使用のものにあ
っては使用前フィルタ用ロールＡとともに使用後フィル
タ用ロールＢの収納スペースが必要で、エアフィルタ装
置全体の高さが高いことから高いスペースが必要となっ
て了うという問題を有しており、一方アコーディオン状
に折曲したエアフィルタも前記ロール状に巻回した長尺
フィルタと同程度の長期使用を行なうとすれば同様に収
納部が大きくなって了う問題がある。

【０００６】本発明は上述の如き実状に鑑み、これに対
処すべく、エアフィルタを分割して平面交叉又は立体交
叉させて複数設置することにより従前のエアフィルタの
収納スペースの高さの低減をはかり、もって天井埋込型
又は天井吊下型空気調和機に適用し、有効ならしめるこ
とを目的とするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】しかして、上記目的を達
成するために、本発明エアフィルタ装置は、基本構成と
して図１及び図２に示すように、使用前エアフィルタＦ
₁ ，Ｆ₂ を格納する格納部１１，１２と、前記格納部１
１，１２より引き出され、使用されたエアフィルタを収
納する収納部１１′，１２′と、前記エアフィルタ
Ｆ₁ ，Ｆ₂ を格納部より収納部へ移動させる駆動機構よ
りなるエアフィルタ装置を前記空気調和機の吸込部Ｓに
エアフィルタ移動方向を互いに交叉させて２基配設し、
これら両エアフィルタ装置Ｆを順次的に駆動させるよう
構成している。なお、上記エアフィルタ装置Ｆはエアフ
ィルタ移動方向を互いに交叉させることなく、平行方向
として上下少なくとも２段に分割して配設することも可
能であり、請求項２に記載する本発明の他の特徴であ
る。ここでエアフィルタ装置としては巻芯に巻回された
長尺のエアフィルタを格納部に格納し、巻取ロールに巻
き取らせるいわゆるロール式でもよく、図１に示すよう
にアコーディオン状に折り形成した蛇腹形状のエアフィ
ルタ装置でもよい。特に後者の場合にはロール式エアフ
ィルタが一方向巻取りであるのに対し、往復駆動が可能
となり、更に有利である。

【０００８】請求項３及び４に記載した本発明の特徴は
特にかかるアコーディオン状に折り形成したエアフィル
タを使用している。即ち、請求項３に記載の構成は上記
アコーディオン状エアフィルタの格納部１１〜１４を空
気調和機の吸込部Ｓの４辺に夫々配設し、互いに対向す
る当該アコーディオン状エアフィルタ同志を接続、分離
可能となして可逆可能な共通の駆動系により駆動せしめ
ると共に、互いに交叉する上記２方向のエアフィルタを
順次的に駆動せしめるようになしている。

【０００９】又、請求項４に記載の装置では上記アコー
ディオン状エアフィルタの格納部１１〜１４を空気調和
機の吸込部の２辺にエアフィルタ移動方向を平行にして
上下夫々２段に配設し、対向するアコーディオン状エア
フィルタ同志を互いに接続、分離可能として可逆可能な
共通の駆動系により駆動せしめると共に、互いに平行す
る上下のエアフィルタを順次的に駆動せしめるようにし
ている。

【００１０】なお、上記アコーディオン状エアフィルタ
往復駆動にあたっては対向するエアフィルタ同志の接
続，分離に工夫が必要であり、請求項５に記載した手段
はその１手段で、対向するアコーディオン状エアフィル
タの各接続側端部を夫々フィルタ枠に取り付け、該フィ
ルタ枠を、正逆駆動モータの両軸に引き出し、巻取自在
に巻着された駆動ワイヤを介して連結された駆動プレー
トに両フィルタ枠及び駆動プレートの中心孔を通じて貫
通する、互いに逆方向に向く爪部を両端に有する連結部
材により一方のフィルタ枠１６が爪に係止するとき、他
方のフィルタ枠は爪より解離する如く係着され、接続，
分離可能としている。

【００１１】

【作用】前記の如き本発明エアフィルタ装置はエアフィ
ルタを互いに交叉する方向に、又は上下少なくとも２段
で互いに平行に移動させる如く配設せしめているため、
その１つが使用限度になったとき、他のエアフィルタの
作動を開始させ、従来のエアフィルタに比し何ら遜色の
ない使用限度を確保すると共に少なくとも２つに分割さ
れた大きさで作成を可能としてフィルタ装置自体の大き
さを小さくし、スペースの有効利用を達成することがで
きる。

【００１２】また、エアフィルタ装置として請求項３及
び４の如くアコーディオン状に折り形成したエアフィル
タを対向するフィルタ同志接離可能として正逆可能な駆
動モータにより伸び縮みさせ交互に使用するときはエア
フィルタが四角形状となり、ロール式エアフィルタに比
較してスペースの利用が有効となると共に、更にフィル
タ収納部の高さを低減させ、エアフィルタの収納量を増
加させることができ、エアフィルタの清掃及び交換をよ
り長期にわたり不要ならしめる。

【００１３】更に請求項５記載の如く両端に爪を有する
連結部材により、対向し合うエアフィルタを駆動プレー
トと共に連結するようにすれば正逆駆動におけるエアフ
ィルタの交替が円滑になされる。

【００１４】

【実施例】以下、更に添付図面を参照し、本発明の実施
例を説明する。

【００１５】図１（ａ）は本発明に係るエアフィルタ装
置を利用した空気調和機を示す概要断面図であり、天井
埋込型空気調和機が示され、既知の空気調和機と同じく
ケーシング１下面中央に吸込グリル２、その外側に吹出
グリル３が配設されていると共に、ケーシング１内にモ
ータ４により回転するファン５及び熱交換器６などが設
置されており、その吸込グリル２部に既知の場合と同
様、エアフィルタ装置Ｆが配置されている。なお、７は
限度以上の塵埃による収納不良を防ぐ汚れ検知センサで
ある。

【００１６】ところで、このエアフィルタ装置Ｆは本発
明の要部をなす特徴部分であり、後記する種々の態様が
適用されるが、図１に示す実施例ではアコーディオン状
に折り形成され、伸び縮み可能に配設された蛇腹状のエ
アフィルタが示されている。

【００１７】そして、図１（ｂ）に示すように上記エア
フィルタを用いた第１エアフィルタＦ₁ の格納部１１
と、第２エアフィルタＦ₂ の格納部１２が夫々他側の各
使用後フィルタ収納部１１′，１２′に向かって互いに
フィルタ移動方向を直交するように配設されていると共
に、図示していないが、これらエアフィルタが、第１エ
アフィルタＦ₁ の使用が始まり、その使用が終了した時
点で第２エアフィルタＦ₂ の使用がなされるよう駆動系
が設定されている。

【００１８】この場合、第１エアフィルタＦ₁ と第２エ
アフィルタＦ₂ は互いに移動方向を直交させているが、
上下２段に配置し、互いに平行して移動するようにして
も同様である。

【００１９】また、上記の両場合においてはエアフィル
タＦ₁ ，Ｆ₂ は一方側より他方側に向かって一方通行で
あるため、図示したアコーディオン状のエアフィルタに
限ることなく、要は使用前エアフィルタの格納部１１，
１２と使用後エアフィルタの収納部１１′，１２′を設
置してあれば、巻芯にロール状に巻回した長尺のエアフ
ィルタと、使用後の同エアフィルタを巻取る巻取ロール
よりなるエアフィルタ装置であっても差し支えない。

【００２０】唯、しかし、これら何れのエアフィルタに
あっても第１エアフィルタＦ₁ と第２エアフィルタＦ₂
は従来用いて来た長尺エアフィルタに比しその長さ、寸
法が少ないものであること、望ましくは略２分割したも
のであることが肝要であり、これによって従来のロール
式エアフィルタ装置に比し、小径あるいはアコーディオ
ン状のエアフィルタでは折り幅を小さくすることがで
き、エアフィルタの高さＨを従来のエアフィルタ、例え
ば図１のロール式エアフィルタ装置Ｆ′の各ロール
Ｒ₁ ，Ｒ₂ のロール径に見合う高さｈに比し低くするこ
とが出来る有利がある。

【００２１】なかでも、アコーディオン状に折り形成し
たエアフィルタを利用する場合には従来のエアフィルタ
を２分割するに止まらず、４分割して配置することが可
能である。

【００２２】図２は、上記アコーディオン状のエアフィ
ルタを４個用い空気調和機の吸込部の４辺の各辺に配置
した例であり、（ａ）〜（ｅ）はその駆動順序における
態様である。

【００２３】即ち、図において吸込グリルを含む吸込部
Ｓ周辺に配置された第１〜第４エアフィルタＦ₁ 〜Ｆ₄
は夫々図３に示す如くアコーディオン状に折り形成され
た伸び縮み可能なエアフィルタからなり、各格納部１１
〜１４に格納されるが、縦又は横線の付されたエアフィ
ルタ格納部はアコーディオン状エアフィルタが格納部に
格納されている状態、空白は引き出され、空になってい
る状態である。又、吸込グリルを含む吸込部Ｓに付記さ
れた縦線，横線はエアフィルタが引き出され存在してい
ることを示す。

【００２４】従って、図２においては当初、各エアフィ
ルタＦ₁ 〜Ｆ₄ は夫々格納部１１〜１４に格納されてお
り、（（ａ）図）。先ず、第１エアフィルタＦ₁ が使用
された後、これを検知して対向する第２エアフィルタＦ
₂ が逆方向より引き出される。そして当該方向の両エア
フィルタＦ₁ ，Ｆ₂ が使用済となった後、その使用済を
検知すると、第３エアフィルタＦ₃ が、そして引続き逆
方向より第４エアフィルタＦ₄ が引き出され、全エアフ
ィルタの使用が完了する。図３乃至図５は上記エアフィ
ルタ装置における各対向するエアフィルタ同志、図２に
おける第１エアフィルタＦ₁ と第２エアフィルタＦ₂ 、
第３エアフィルタＦ₃ と第４エアフィルタＦ₄ の駆動系
統を含む詳細図であり、各対向するエアフィルタ同志は
正逆移動を行なうために正逆回転可能な駆動モータＭに
よる駆動が採用されている。

【００２５】即ち、第１エアフィルタＦ₁ の格納部１１
と第２エアフィルタＦ₂ の格納部１２には夫々、第１エ
アフィルタＦ₁ ，第２エアフィルタＦ₂ が格納される
が、各エアフィルタＦ₁ ，Ｆ₂ の各対向側端部には夫々
フィルタ枠１５，１６が取り付けられ、両フィルタ枠１
５，１６が中間に駆動プレート１７を介して接続，分離
自在に形成されている。そして駆動プレート１７はその
上下に正逆回転可能な駆動モータＭの両側に連結された
駆動ワイヤ１８，１９の端部が取り付けられ、駆動ワイ
ヤ１８，１９は駆動モータＭの正逆回転によって一方が
巻取るときは他方はゆるむようになっている。

【００２６】従って、駆動モータＭの両側軸には駆動ワ
イヤ１８，１９を引き出し、あるいは巻取自在に巻着す
るための巻取具２０，２１が装着されており、駆動ワイ
ヤ１８，１９は適宜、中間ローラ２２，２３，２４によ
って張設されている。

【００２７】なお、駆動ワイヤ１８，１９はエアフィル
タが平行であるときは比較的容易に張設移動可能である
が、エアフィルタの移動方向が互いに交叉するようにな
っているときは図５に示すように第３，第４エアフィル
タ用の駆動ワイヤ１８′，１９′の内側を第１，第２エ
アフィルタ用の駆動プレート１７が動くようにすること
が望まれる。

【００２８】これは第３，第４エアフィルタ用の駆動プ
レートが動くときは、第１，第２エアフィルタ用の駆動
ワイヤ１８，１９は使用済であるからたるませることが
できるからである。

【００２９】また駆動プレート１７はフィルタ枠１５，
１６は１つのエアフィルタの作動が終了するとき、自動
的に一方のフィルタ枠は分離し、他方のフィルタ枠は接
続する必要がある。図６はかかる駆動プレート１７とフ
ィルタ枠１５，１６との接続，分離を有利に行なう機構
の１例を示す。同図によれば接続，分離を行なうため、
互いに逆方向に向いて突出する爪２６，２７を両端にも
つ連結部材２５が脱着具として駆動プレート１７とその
両側のフィルタ枠１５，１６の各中心孔を貫通して設け
られており、一方の爪２６に第１エアフィルタのフィル
タ枠１５を引っ掛けて同フィルタ枠１５の移動を行ない
（図６（ａ）参照）、漸次、第２エアフィルタのフィル
タ枠１６に接近し（図６（ｂ）参照）、他方の爪２７が
第２エアフィルタのフィルタ枠１６にかかると同時に、
該フィルタ枠１６に押されて爪部２６は第１エアフィル
タのフィルタ枠１５から外れ駆動モータの逆回転による
第２エアフィルタの移動が始まる。勿論、この駆動プレ
ート１７とフィルタ枠１５，１６との間の脱着機構は上
記に限らず、上記と同様な作用目的が達せられる範囲に
おいて随時、設計的改変を加えることができる。なお、
以上のアコーディオン状に折り形成したエアフィルタを
用いる場合においても、移動方向の交叉に限らず、格納
部を２段に設け、エアフィルタを平行に移動させること
も可能であり、本発明の含むところである。

【００３０】また、これらアコーディオン状のエアフィ
ルタの使用においても、従来のエアフィルタの長さ，寸
法に対し、これを２分割あるいは４分割したものが使用
される。しかし、厳密な意味での２分割，４分割でな
く、要は従来のエアフィルタ装置に比し高さＨが低く、
かつ清掃，交換を不要ならしめるものであれば充分適用
可能である。特に移動方向を交叉して配置させる方式の
場合には吸込部の４辺に配置される各エアフィルタを従
来の大きさより僅かに小さくしても所期の目的は達成さ
れる。

【００３１】

【発明の効果】本発明は以上のように空気調和機のエア
フィルタ装置を、その吸込部の周囲にエアフィルタ移動
方向を互いに交叉させ、又は上下２段に平行させて配置
し一方向のエアフィルタの使用後、他の方向のエアフィ
ルタを使用させるようにしたものであり、従来のエアフ
ィルタ装置がロール巻した長尺エアフィルタの一方向の
使用のみで、エアフィルタ格納量の関係で同収納部の高
さが高くなり、空気調和機内部のスペースの活用が不経
済であったのに対し、本発明は少なくとも長尺のフィル
ター装置を２基以上に分割して設けたため、一基のエア
フィルタ装置は従来のエアフィルタ装置の収納量に比し
少なくすることができ、従ってエアフィルタ格納部の高
さを従来の１／２、あるいはそれ以下にも低減すること
が可能となり、空気調和機内のスペースを減らし、天井
埋込型又は天井吊下型空気調和機に求められるケーシン
グ高さのより低い、薄型構造とすることができる効果を
有する。

【００３２】また上記の如く一基のエアフィルタ装置は
従来に比し、長さ，寸法が短いとしても、総計の長さ，
寸法では従来以上にできるためエアフィルタの清掃及び
交換の不必要な長期使用を可能としてメンテナンスを不
要ならしめる効果も有している。

【００３３】殊にアコーディオン状に折り形成した伸び
縮みの出来るエアフィルタを用いるときは格納部の断面
を四角形としてロール式の円形に比しスペースの利用が
有効となると共に対向するエアフィルタを互いに接続，
分離して共通の正逆回転可能な駆動モータにより駆動で
きるので駆動系を簡易ならしめることができる。

【００３４】しかも互いに対向するエアフィルタはフィ
ルタ枠及び駆動プレートを通し、連結部材により一方が
接続するときは他方は分離するように連結されているた
め、エアフィルタ作動の自動化をはかることができる。
本発明エアフィルタ装置は特に天井埋込型又は天井吊下
型の如くメンテナンスの困難な場所に用いられるものや
ケーシング小型化が望まれる空気調和機に用いて頗る好
適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るエアフィルタ装置を備えた空気調
和機を示し、（ａ）は断面概要図、（ｂ）はエアフィル
タ装置を示す平面図である。

【図２】エアフィルタを吸込部を囲み、４基配置した他
の実施例装置で（ａ）〜（ｅ）はそのエアフィルタの作
動順序における各状態図である。

【図３】本発明に用いるエアフィルタの１例を駆動系と
共に示す概要斜視図である。

【図４】図３の側面畧示説明図である。

【図５】駆動ワイヤの交差状態を示す概畧図である。

【図６】対向するエアフィルタの接続，分離脱着機構の
１例を示し、（ａ）〜（ｄ）はその脱着状態作用説明図
である。

【図７】従来のエアフィルタ装置を備えた空気調和機を
示す断面概要図である。

【符号の説明】

Ｆ エアフィルタ装置 Ｓ 吸込部 Ｆ₁ 〜Ｆ₄ 第１〜第４エアフィルタ １１ 第１エアフィルタ格納部 １２ 第２エアフィルタ格納部 １３ 第３エアフィルタ格納部 １４ 第４エアフィルタ格納部 １１′ 使用後第１エアフィルタ収納部 １２′ 使用後第２エアフィルタ収納部 １５，１６ フィルタ枠 １７ 駆動プレート １８，１９ 駆動ワイヤ（第１，第２エアフィルタ用） １８′，１９′駆動ワイヤ（第３，第４エアフィルタ
用） ２５ 連結部材 ２６，２７ 爪 Ｍ 正逆駆動モータ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 エアフィルタ装置を備えた空気調和機に
   おいて、使用前エアフィルタＦ₁ ，Ｆ₂ を格納する格納
   部１１，１２と、前記格納部より引き出され、使用され
   たエアフィルタを収納する収納部１１′，１２′と、前
   記エアフィルタＦ₁ ，Ｆ₂ を格納部１１，１２より収納
   部１１′，１２′へ移動させる駆動機構よりなるエアフ
   ィルタ装置Ｆを前記空気調和機の吸込部Ｓにエアフィル
   タ移動方向を互いに交叉させて２基配設すると共に、該
   両エアフィルタ装置Ｆを順次的に駆動せしめてなること
   を特徴とする空気調和機のエアフィルタ装置。
2. 【請求項２】 エアフィルタ装置を備えた空気調和機に
   おいて、使用前エアフィルタＦ₁ ，Ｆ₂ を格納する格納
   部１１，１２と、前記格納部より引き出され使用された
   エアフィルタを収納する収納部１１′，１２′と、前記
   エアフィルタを格納部１１，１２より収納部１１′，１
   ２′へ移動させる駆動機構よりなるエアフィルタ装置Ｆ
   を前記空気調和機の吸込部Ｓにエアフィルタ移動方向を
   平行にして上下少なくとも２段に配設すると共に各段の
   エアフィルタ装置を順次的駆動により駆動せしめてなる
   ことを特徴とする空気調和機のエアフィルタ装置。
3. 【請求項３】 エアフィルタ装置を備えた空気調和機に
   おいて、アコーディオン状に折り形成されたエアフィル
   タＦ₁ 〜Ｆ₄ を収納する収納部１１〜１４を空気調和機
   の吸込部Ｓの４辺に夫々配設し、対向するアコーディオ
   ン状エアフィルタ同志Ｆ₁ ，Ｆ₂ , Ｆ₃ ，Ｆ₄ を互いに
   接続、分離可能となして可逆可能な共通の駆動系により
   駆動可能ならしめると共に、互いに交叉する２方向のエ
   アフィルタ装置を更に順次的に駆動せしめてなることを
   特徴とする空気調和機のエアフィルタ装置。
4. 【請求項４】 エアフィルタ装置を備えた空気調和機に
   おいて、アコーディオン状に折り形成されたエアフィル
   タＦ₁ 〜Ｆ₄ を収納する格納部１１〜１４を空気調和機
   の吸込部Ｓの２辺にエアフィルタ移動方向を平行にして
   上下夫々２段に配設し、対向するアコーディオン状エア
   フィルタ同志Ｆ₁ ，Ｆ₂ , Ｆ₃ ，Ｆ₄を互いに接続、分
   離可能として可逆可能な共通の駆動系により駆動可能な
   らしめると共に、互いに平行する上下のエアフィルタを
   順次的に駆動せしめてなることを特徴とする空気調和機
   のエアフィルタ装置。
5. 【請求項５】 対向するアコーディオン状エアフィルタ
   Ｆ₁ ，Ｆ₂ , Ｆ₃ ，Ｆ₄ の各対向側端部が夫々フィルタ
   枠１５，１６に取り付けられ、該フィルタ枠１５，１６
   が正逆駆動モータＭの両軸に引き出し、巻取自在に巻着
   された駆動ワイヤ１８，１９、１８′，１９′を介して
   連結された駆動プレート１７に両フィルタ枠１５，１６
   及び駆動プレート１７の中心孔を通じて貫通する、互い
   に逆方向に向く爪２６，２７を両端に有する連結部材２
   ５により一方のフィルタ枠１６が爪２７に係止すると
   き、他方のフィルタ枠１５は爪より解離する如く係着さ
   れ、接続，分離可能となっていることを特徴とする請求
   項３又は４記載の空気調和機のエアフィルタ装置。