JP4496861B2 - 空気清浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、内部に複数のフィルタを搭載し、交換用のフィルタを収納する空気清浄機に関する。
近年、空気に浮遊する臭気、塵埃、菌、およびウィルスなどを除去処理する空気清浄機が普及している。
このような空気清浄機の中には、オゾンを利用して臭気分子、塵埃、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化するものまで存在する。通常、オゾンは、オゾン発生器によって生じ、近傍に存在する臭気分子、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化する。このため、屋内の空気だけではなく空気清浄機の内部も清潔に保たれ、二次感染などが発生するおそれを低減することができる。
例えば、特許文献1には、プレフィルタ、プラズマイオン化部、静電フィルタ、酸化チタンフィルタ、光触媒フィルタ、インバータランプ等をフィルタ類として備えた空気清浄機が開示されている。この空気清浄機によれば、比較的大きい塵や埃をプレフィルタで捕集した後、プラズマイオン化部を通過して帯電した煙や埃等を静電フィルタで吸着させる。そして、インバータランプから光触媒フィルタに紫外線を照射して光触媒を活性化させ、光触媒フィルタを通過する空気を光触媒作用によって浄化することができる。
特開2004−60947号公報(平成16年2月26日公開)
しかしながら、上記従来の空気清浄機では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された空気清浄機では、光触媒を担持した光触媒フィルタとしてロール式のものを採用している。このため、フィルタの交換時にはロールに巻かれた部分をほどいて使用することになり、光触媒を担持したようなフィルタでは光触媒の機能を使用前に低下させるおそれがある。さらに、ロール式のフィルタでは、比較的大きい状態で装置内に収納されることになるため、収納スペースを省スペース化することが困難であった。
本発明の課題は、光触媒を担持したフィルタの交換用のフィルタを、収納されている間における機能低下を防止し、収納スペースを小さくすることが可能な空気清浄機を提供することにある。
第1の発明に係る空気清浄機は、フィルタと、本体フレームと、収納部とを備えている。フィルタは、光触媒を担持しており、折り畳みが可能である。本体フレームには、フィルタが取り付けられる。収納部は、本体フレームに1つだけ形成されており、本体フレームに取り付けられているフィルタとは別の取付前の交換用フィルタを収納可能である。また、交換用フィルタは、収納部に複数個収納されている。
ここでは、光触媒を担持したフィルタの交換用フィルタを折り畳んで収納するための収納部を本体フレームに1つだけ備えている。
これにより、例えば、光触媒を担持したプリーツ状等のフィルタを折り畳んで1枚ずつ梱包した状態で収納部へ収納することができるため、収納中に光触媒の機能を低下させることなく取り付けることができる。また、折り畳み可能なフィルタを小さく折り畳んで収納することができるため、交換用のフィルタを内部に収納する場合でも収納スペースを従来のロール式フィルタや複数のフィルタが一体化されたものよりも小さくして装置の小型化が図れる。また、複数の収納部を設けなくても、交換用フィルタを複数個収納することができる。
さらに、ここでは、収納部に複数の交換用フィルタを収納しているため、従来のロール式のフィルタのように、交換用フィルタを空気清浄機の内部に常時搭載している状態とすることができる。
第2発明に係る空気清浄機は、第1発明の空気清浄機であって、交換用フィルタは、個々に梱包されている。このため、例えば、現在使用されているフィルタと交換用フィルタとが一体化されたものと比較して、光触媒を担持した交換用フィルタをより確実に梱包することができる。
これにより、交換用フィルタの機能低下を抑制することができる。
なお、付随的な効果として、1つの収納部に複数個の交換用フィルタが収納されていても、フィルタの交換作業を行う作業者に対して、未使用のフィルタであることを認識させやすくすることができる。
第3発明に係る空気清浄機は、第1発明または第2発明の空気清浄機であって、交換用フィルタは、それぞれが鉛直方向および水平方向に隣接した状態で、収納部に収納されている。このため、交換用フィルタの収納スペースを小さくすることができる。
第4の発明に係る空気清浄機は、第1の発明から第3発明のいずれかの空気清浄機であって、フィルタは、プリーツ状である。
ここでは、フィルタがプリーツ状であるため、折り畳みやすいという利点がある。また、プリーツ状のフィルタは、ロール式のフィルタと比較して集塵面積が広く圧損が小さいため、集塵効率の良い空気清浄機を得ることができる。
第5の発明に係る空気清浄機は、第4の発明の空気清浄機であって、プリーツ形状のフィルタのズレを防止するズレ防止溝が形成されたフィルタ保持フレームをさらに備えている。
ここでは、プリーツ状のフィルタは取付前には折り畳んだ状態で収納されているため、取付時に広げてもフィルタが折り畳む方向へずれやすいという問題があるが、フィルタを保持するフレームにフィルタのズレ防止溝を形成している。
これにより、プリーツ状フィルタのように折り畳まれて収納されており、使用する際に広げてセットされるようなフィルタでも、重力や振動等によってずれてしまうことを防止して、フィルタのズレに起因する集塵不良等の発生を回避できる。
第6の発明に係る空気清浄機は、第1発明から第5発明のいずれかの空気清浄機であって、収納部は、本体フレームにおけるフィルタ取付面側に形成されている。
ここでは、交換用フィルタを本体フレームにおけるフィルタの取付面側、つまり空気清浄機の内部に形成している。
これにより、フィルタを交換する際には、フィルタを取り外すと外部に露出する収納部から新しいフィルタを取り出してそのまま取り付けることが可能になる。よって、効率よくフィルタの交換を行うことが可能になる。
第1の発明に係る空気清浄機によれば、収納中に光触媒の機能を低下させることを防止し、交換用フィルタの収納スペースを従来のロール式フィルタや複数のフィルタが一体化されたものよりも小さくして装置の小型化が図れる。
第2発明に係る空気清浄機によれば、交換用フィルタの機能低下を抑制することができる。
第3発明に係る空気清浄機によれば、交換用フィルタの収納スペースを小さくすることができる。
第4の発明に係る空気清浄機によれば、折り畳みやすく、ロール式のフィルタと比較して集塵面積が広く圧損が小さいため、集塵効率を向上させることができる。
第5の発明に係る空気清浄機によれば、フィルタのズレに起因する集塵不良等の発生を回避できる。
第6の発明に係る空気清浄機によれば、効率よくフィルタの交換を行うことが可能になる。
本発明の一実施形態に係る空気清浄機について、図1〜図11を用いて説明すれば以下の通りである。
<空気清浄機の概略構成>
本実施形態の空気清浄機1は、図1および図2に示すように、室内の空気を清浄に保ち室内の快適性を向上させるために、室内の床に設置される。空気清浄機1は、本体ケーシング(本体フレーム)11と、本体ケーシング11の正面側に設けられる正面パネル21とを備えている(図1参照)。
<本体ケーシング11>
本体ケーシング11は、吹き出し口12と、上面吸い込み口13と、側面吸い込み口14とを有している(図1参照)。吹き出し口12は、本体ケーシング11の上面部11aの背面側端部に設けられる。吹き出し口12は、清浄後の空気を空気清浄機1から上方に向かって吹き出すための開口である。上面吸い込み口13と側面吸い込み口14とは、空気清浄機1内において室内空気を清浄するために、室内空気を空気清浄機1内に吸い込むための略矩形の開口である。上面吸い込み口13は、吹き出し口12が設けられる面と同じ本体ケーシング11の上面部11aの正面側端部に設けられる。上面吸い込み口13の横方向の長さは、正面パネル21の横方向の長さと略同一である。側面吸い込み口14は、本体ケーシング11の左右の側面部11bの正面側にそれぞれ設けられる一対の開口である。側面吸い込み口14の縦方向の長さは、正面パネル21の縦方向の長さと略同一である。
<正面パネル21>
正面パネル21は、本体ケーシング11の前方に設けられており、本体ケーシング11の内部に設置される空気中に含まれる微粒子を除去するための空気清浄ユニット40等を覆っている。この正面パネル21は、正面吸い込み口(吸気口)22を有する。正面吸い込み口22は、正面パネル21の略中央部に設けられる室内空気を空気清浄機内に吸い込むための開口である。また、正面パネル21には、後述する表示パネルが外部から目視できるように表示パネル開口23a,23b,23cが設けられている。表示パネル開口23bは、正面吸い込み口22と一体的に形成されている。さらに、正面パネル21には、超音波発生空気清浄機から発生される超音波を室内の広い範囲に送るための超音波開口24が設けられている。
また、この正面パネル21の高さは、空気清浄機1の奥行きより長い構成となっている。
<本体ケーシング11内の構成>
本体ケーシング11内には、ファンモータ(送風部)30と、ファンモータ30によって回転駆動される送風ファン(送風部)31とが設けられている(図3参照)。ファンモータ30としては、インバータ回路により周波数制御されるインバータモータを採用している。送風ファン31としては、遠心ファンを採用している。このため、送風ファン31は、回転軸方向(第1空間側)から空気を吸い込み、回転中心から半径方向外側(第2空間側)に向かって空気を吹き出す。
また、空気清浄機1は、後述する空気清浄ユニット40が取り付けられるスペースの奥側(空気流路における下流側)に、第1仕切り板51を有している(図9参照)。第1仕切り板51は、送風ファン31の上流側の第1空間と、送風ファン31の下流側の第2空間とを仕切っている。送風ファン31の上流側の第1空間には、空気清浄ユニット40が収納される。送風ファン31の下流側の第2空間には、ファンモータ30、送風ファン31および送風ファン31の側面(送風ファンの回転軸を中心とする円周方向)に沿って形成されたスクロール52が収納されている。そして、送風ファン31から吹き出される空気が、スクロール52に沿って吹き出し口12から室内へ送り出される。
<空気清浄ユニット40>
空気清浄機1は、本体ケーシング11の内方に、図3に示すように、各吸い込み口(上面吸い込み口13、側面吸い込み口14、正面吸い込み口22)から吸い込んだ室内空気中に含まれる異物を除去するための空気清浄ユニット40を備えている。
空気清浄ユニット40は、プレフィルタ41、放電部(活性種生成部)42、光触媒フィルタ(プリーツ状のエアフィルタ)43およびプラズマ触媒フィルタ44を備えている。
〔プレフィルタ41〕
プレフィルタ41は、空気流における最も上流側に配置されており、比較的大きなホコリや塵を除去する。プレフィルタ41は、図5に示すように、ネット410とネット410を保持するフレーム411とから構成されている。ネット410は、ポリプロピレン(以下、PPという)製の糸状の樹脂網であって、本体ケーシング11内に吸い込まれる空気に含まれる比較的大きな塵埃などが付着する。また、ネット410を構成する繊維は、図6に示すように、PPによって構成される芯410aと同じくPPによって構成される被覆層414とからなる。被覆層414には、可視光線型の光触媒412とカテキン413とが空気側に露出するように担持されている。可視光線型の光触媒412は、可視光線により光触媒作用が活性化される酸化チタンなどを含んでおり、ネット410に付着する塵埃などに含まれるカビ菌や細菌などの菌やウィルスを除去する。カテキン413は、ポリフェノールの一種であって、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどの総称である。このカテキン413は、ネット410に付着する塵埃などに含まれるカビ菌や細菌などの菌の繁殖を抑制したりウィルスを不活化したりする。
〔放電部42〕
放電部42は、主に、対向電極422、イオン化線421、およびストリーマ放電電極423から構成されている。対向電極422は、方形波形状の断面を有する金属板であって、実質的に電極として機能する実電極部422aと複数のスリット部422bとから成る。なお、スリット部422bは、空気を後方側に流す役割を果たす(図4(a)の白抜き矢印参照)。イオン化線421は、対向電極422の空気流れ方向(図4(a)の白抜き矢印参照)上流側に配置される。なお、このとき、イオン化線421は、実電極部422a間に1つずつ配置される。また、このイオン化線421は、微小径のタングステン線材などによって形成され、放電電極として用いられる。ストリーマ放電電極423は、電極保持部423aと電極部423bとを有し、電極部423bは、電極保持部423aに対して樹脂を挟んで固定されている。そして、このストリーマ放電電極423は、図4(c)に示されるように、対向電極422の空気流れ方向(図4(c)の白抜き矢印参照)下流側に配置される。
なお、これらの電極421,422,423のうち、対向電極422とイオン化線421とは、プレフィルタ41を通過した空気中に浮遊している比較的小さな塵埃を耐電させる役割を担う。一方、対向電極422とストリーマ放電電極423とは、後述するチタンアパタイト担持フィルタ431に供給する活性種を生成する役割を担う。以下、それぞれの電極の組合せについて詳述する。
(対向電極とイオン化線)
この放電部42において、イオン化線421と実電極部422aとの間に高電圧が印加されると、両電極421,422間に放電が生じる。この結果、両電極421,422間を通過する塵埃などがプラス電荷に帯電される。そして、帯電された塵埃は、スリット部422bを介して後方に供給され、後述する光触媒フィルタ43の静電フィルタ430によって静電吸着される。また、この際、塵埃に含まれるウィルスや菌なども帯電されるため、後述するチタンアパタイトへのウィルスや菌の吸着効率が高まる。
(対向電極とストリーマ放電電極)
この放電部42において、ストリーマ放電電極423と対向電極422との間に直流、交流、またはパルスの放電電圧が印加されると、両電極422,423間に図4(d)に示されるようなストリーマ放電が生じる。このようにして、ストリーマ放電が生じると、放電場に低温プラズマが生成する。そして、この低温プラズマにより、高速電子、イオン、オゾン、ヒドロキシラジカルなどのラジカル種や、その他の励起分子(励起酸素分子、励起窒素分子、励起水分子)などが生成される。そして、これらの活性種は、空気流れに乗って、後述する光触媒フィルタ43のチタンアパタイト担持フィルタ431に供給される。
なお、これらの活性種は、非常にエネルギーレベルが高く、チタンアパタイト担持フィルタ431に到達する前であっても、空気に含まれるアンモニア類や、アルデヒド類、窒素酸化物など小さな有機分子を分解・消臭する能力を有する。
〔光触媒フィルタ43〕
光触媒フィルタ43は、プリーツ状に形成されており、図7に示すように、静電フィルタ430およびチタンアパタイト担持フィルタ431を張り合わせて形成されている。なお、この光触媒フィルタ43は、静電フィルタ430が送風ファン31による空気流れの上流側に、チタンアパタイト担持フィルタ431が空気流れの下流側に面するように配置される。静電フィルタ430は、放電部42を通過する際に帯電させられた塵埃などを吸着する。チタンアパタイト担持フィルタ431は、静電フィルタ430を通過する塵埃などを吸着する。なお、このチタンアパタイト担持フィルタ431は、プレフィルタ41と同様に、チタンアパタイトを担持させたPPの繊維から形成されている。なお、チタンアパタイトとは、カルシウムヒドロキシアパタイトの一部のカルシウム原子がイオン交換などの手法によってチタン原子に置換されたアパタイトである。このチタンアパタイトは、塵埃などに含まれるウィルスやカビ菌、細菌などを特異的に吸着する性質を有する。そして、このチタンアパタイトは、放電部42から供給される活性種により光触媒機能が活性化され、ウィルスやカビ菌、細菌などを不活化または死滅させる。
また、この光触媒フィルタ43は、図8(a)に示すように、プリーツ状に形成されているため、図8(b)に示すように、折り目に合わせて容易に折り畳むことが可能である。このため、光触媒フィルタ43は、図8(b)に示す折り畳んだ状態で図8(c)に示すように梱包されて梱包物45となり、第1仕切り板51の下方に形成された交換用フィルタ収納部(収納部)Aに収納される(図9参照)。
なお、この交換用フィルタ収納部Aは、図9および図10に示すように、第1仕切り板51に対して垂直な方向に立設された第2仕切り板53を上面とし、下面と側面とを本体ケーシング11の下面と側面とする収納空間であって、図8(c)に示す交換用の光触媒フィルタ43を1本ずつ梱包した梱包物45を6本収納することができる。
さらに、光触媒フィルタ43は、図10に示すように、プラズマ触媒フィルタ44とともにフレーム47とフィルタ保持フレーム46との間に保持された状態で空気清浄機1の内部にセットされる。そして、フィルタ保持フレーム46には、光触媒フィルタ43が重力や振動等によって折り目に沿って折り畳まれてしまうことを防止するためのズレ防止溝46aが光触媒フィルタ43との接触面側に形成されている。このズレ防止溝46aに光触媒フィルタ43の凸部分がはまり込むことで光触媒フィルタ43のズレを防止することができる。
〔プラズマ触媒フィルタ44〕
プラズマ触媒フィルタ44には、アナターゼ型の二酸化チタンが担持されている。プラズマ触媒フィルタ44では、光触媒フィルタ43に吸着されなかった空気中のウィルスや菌などを吸着する。このプラズマ触媒フィルタ44では、吸着された菌やウィルスなどが活性種により活性化された二酸化チタンによって死滅あるいは不活化される。
[本空気清浄機の特徴]
(1)
本実施形態の空気清浄機1は、図3に示すように、プリーツ状の光触媒フィルタ43を搭載している。そして、その交換用の光触媒フィルタ43は、現在使用されている光触媒フィルタ43とは別体に形成されており、図8(b)に示すように、小さく折り畳むことができる。さらに、光触媒フィルタ43は、使用前には、図9および図10に示すように、図8(b)に示す小さく折り畳んだ状態で梱包され、本体ケーシング11の内側の面に1つだけ形成された交換用フィルタ収納部Aに収納されている。
これにより、光触媒を担持したフィルタであっても使用開始前にその機能を低下させることのないように1枚ずつ梱包して交換用フィルタ収納部Aへ収納することができる。また、本体ケーシングの内側に複数の交換用フィルタ収納部を設けなくても、交換用のフィルタ43を複数個収納することができる。さらに、複数個の交換用のフィルタ43が交換用フィルタ収納部Aに収納されていても、フィルタを交換する作業者に対して、交換用の未使用のフィルタ43であることを認識させやすくすることができる。また、光触媒フィルタ43はプリーツ状であるため、空気清浄機1の内部に形成された収納スペースを小さくすることが可能になる。
さらに、本体ケーシング11の内側の面、つまり本体ケーシング11の空気清浄ユニット40の取付面側に交換用フィルタ収納部Aに交換用の光触媒フィルタ43を収納しているため、フィルタの交換時に外部に露出する交換用フィルタ収納部Aから新しいフィルタを取り出してそのまま取り付けることができる。
さらに、交換用フィルタ収納部Aに複数の交換用フィルタを収納している。
これにより、1枚ごとのプリーツ状のフィルタであっても、従来のロール式のフィルタと同様に、複数の交換用フィルタを常時空気清浄機1の内部に搭載しておくことができる。
(2)
本実施形態の空気清浄機1では、折り畳み可能なフィルタとして、図8(a)および図8(b)に示すようなプリーツ状の光触媒フィルタ43を採用している。
これにより、プリーツ状の折り目に沿って光触媒フィルタ43を容易に折り畳むことができる。また、プリーツ状のフィルタは、ロール式の平面フィルタと比較して集塵面積が広く、圧損が小さいという利点があるため、集塵効率の高い空気清浄機1を得ることができる。
(3)
本実施形態の空気清浄機1では、図8(b)に示すように折り畳んだ光触媒フィルタ43を、図8(c)に示すように1枚ずつ梱包して交換用のフィルタとして搭載している。
これにより、交換用フィルタ収納部Aへ収納している間に、光触媒の機能を低下させることを回避して、常に高機能状態の光触媒フィルタを取り付けることができる。
(4)
本実施形態の空気清浄機1では、図10および図11に示すように、光触媒フィルタ43を保持するフィルタ保持フレーム46に、光触媒フィルタ43のズレを防止するズレ防止溝46aが形成されている。
これにより、光触媒フィルタ43が空気清浄機1内にセットされた後で振動等によってずれてくることを防止できる。よって、光触媒フィルタ43のズレに起因する集塵不良等の発生も防止することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、図3に示すように、光触媒フィルタ43の配置をプラズマ触媒フィルタ44と放電部42との間に配置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
光触媒フィルタ43の配置に関係なく、上記実施形態で得られる効果と同様の効果を得ることができる。
(B)
上記実施形態では、交換用フィルタ収納部Aを、本体ケーシング11の内側の面、つまり空気清浄ユニット40の取付面側に形成した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本体ケーシング11の外側の面に交換用フィルタ収納部Aが形成されていてもよい。
ただし、上記実施形態のように、本体ケーシング11の空気清浄ユニット40の取付面側に形成することは、光触媒フィルタ43の交換時にそのまま新しい光触媒フィルタ43を取り出すことができる点で望ましい。
(C)
上記実施形態では、光触媒フィルタ43にチタンアパタイトが担持された例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、チタンアパタイトと、従来の光半導体触媒との混合物が光触媒フィルタ43に担持されてもよい。なお、上記従来の光半導体触媒とは、例えば、二酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化タングステン、および酸化鉄などに代表される金属酸化物、C60などのフラーレンに代表される炭素系の光半導体触媒、遷移金属からなるナイトライド、オキシナイトライドなどである。
(D)
上記実施形態では、光触媒フィルタ43にチタンアパタイトが担持された例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、アパタイトが光触媒フィルタ43に担持されてもよい。
なお、上記アパタイトとは、例えば、ハイドロキシアパタイト、フルオロアパタイト、およびクロロアパタイト、ならびにリン酸三カルシウムおよびリン酸水素カルシウムなどである。
(E)
上記実施形態では、光触媒フィルタ43にチタンアパタイトが担持された例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、従来の光半導体触媒とアパタイトとの混合物が光触媒フィルタ43に担持された構成であってもよい。
(F)
上記実施形態では、光触媒フィルタ43を形成する繊維の被覆層にチタンアパタイトが担持された例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、光触媒フィルタ43の空気流れ下流側の表面にチタンアパタイトが担持あるいはコーティングされてもよい。
本発明の空気清浄機は、光触媒を担持したフィルタが収納中に機能を低下させることなく、小さなスペースに収納することができるという効果を奏することから、空気清浄機に加えて空気調和機等の他の装置に対しても広く適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る空気清浄機の外観斜視図。 図1の空気清浄機の正面図。 図1の空気清浄機が内蔵している空気清浄ユニットの分解斜視図。 (a)〜(c)は、放電部を構成する各部を示す斜視図。 プレフィルタの詳細図。 プレフィルタのネット部分を構成する繊維の断面拡大図。 光触媒フィルタの側断面図の一部。 (a)は光触媒フィルタを示す斜視図、(b)は交換用の光触媒フィルタを折り畳んだ状態を示す図。 空気清浄ユニットを取り外した状態の空気清浄機の内部構成を示す正面図。 図9の空気清浄機を示す側面図。 図10のX部分を拡大した図。
1 空気清浄機
11 本体ケーシング
12 吹き出し口
13 上面吸い込み口
14 側面吸い込み口
21 正面パネル
22 正面吸い込み口
30 ファンモータ(送風部)
31 送風ファン(送風部)
40 空気清浄ユニット
41 プレフィルタ
410 ネット
410a 芯
411 フレーム
412 光触媒
413 カテキン
414 被覆層
42 放電部(活性種生成部)
421 イオン化線
422 対向電極
422a 実電極部
422b スリット部
423 ストリーマ放電電極(放電電極、ストリーマ放電器)
423a 電極保持部
423b 電極部
43 光触媒フィルタ(プリーツ状のエアフィルタ)
430 静電フィルタ
431 チタンアパタイト担持フィルタ
44 プラズマ触媒フィルタ
45 梱包物
46 フィルタ保持フレーム
46a ズレ防止溝
47 フレーム
51 第1仕切り板
52 スクロール(送風部)
53 第2仕切り板
A 交換用フィルタ収納部(収納部)

Claims (6)

  1. 光触媒を担持した折り畳み可能なフィルタ(43)と、
    前記フィルタ(43)が取り付けられる本体フレーム(11)と、
    前記本体フレーム(11)に1つだけ形成されており、前記本体フレームに取り付けられている前記フィルタ(43)とは別の交換用フィルタ(43)を収納可能な収納部(A)と、を備え、
    前記交換用フィルタは、前記収納部(A)に複数個収納されている、
    空気清浄機(1)。
  2. 前記交換用フィルタ(43)は、個々に梱包されている、
    請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 前記交換用フィルタ(43)は、それぞれが鉛直方向および水平方向に隣接した状態で、前記収納部(A)に収納されている、
    請求項1または2に記載の空気清浄機。
  4. 前記フィルタ(43)は、プリーツ状である、
    請求項1から3のいずれかに記載の空気清浄機。
  5. 前記プリーツ形状のフィルタ(43)のズレを防止するズレ防止溝(46a)が形成されたフィルタ保持フレーム(46)をさらに備えた、
    請求項4に記載の空気清浄機。
  6. 前記収納部(A)は、前記本体フレーム(11)におけるフィルタ取付面側に形成されている、
    請求項1から5のいずれかに記載の空気清浄機。
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