JPH0791579A - 水管橋用管継手 - Google Patents

水管橋用管継手

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JPH0791579A
JPH0791579A JP23700793A JP23700793A JPH0791579A JP H0791579 A JPH0791579 A JP H0791579A JP 23700793 A JP23700793 A JP 23700793A JP 23700793 A JP23700793 A JP 23700793A JP H0791579 A JPH0791579 A JP H0791579A
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lock ring
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water pipe
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JP23700793A
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Noriyuki Arakawa
範行 荒川
Shozo Kishi
正蔵 岸
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管路に所定の屈曲角度を与えることができる
とともに、外荷重に対し屈曲することのない曲げ剛性を
有した水管橋用管継手を提供する。 【構成】 挿口38の外周に形成された環状溝40に一
対の溝幅調整リング42,44をはめ合わせるだけで、
溝幅調整リング42,44の側面間に屈曲溝46が構成
される。この屈曲溝46に、断面が分割されて形成され
た分割片48a,48b,48cのテーパ面を接触させ
受口の内周に係り合うロックリング48がはめ合わされ
る。この分割片48bがセットボルト50により径方向
の内向きに押圧されて縮径することにより、ロックリン
グ48がテーパ面の作用により全幅を拡げて屈曲溝46
の全幅に沿うようになり、受口30と挿口38とが、強
固に接合され、これらの軸心間に所要の屈曲角度Cが与
えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の管を順次アーチ
形に接続して一対のアンカーブロック間に架設した水管
橋を構成するための、水管橋用管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】河川などを横断して管路を敷設する場合
には、この管路を両岸の一対のアンカーブロック間にお
ける空中に架設した水管橋で構成する場合が多い。水管
橋では、アンカーブロック間の管路の中央部にキャンバ
ーを設け、管路全体が緩やかな曲率を有したアーチ形と
なるように、複数の管を順次接続する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、水管橋にお
ける各管継手は、管路に所定の屈曲角度を与えることが
でき、かつ、自重、水重などの外荷重に対し屈曲するこ
とのない曲げ剛性を有しなければならないという問題点
がある。
【0004】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、管路に所定の屈曲角度を与えることができるととも
に、外荷重に対し屈曲することのない曲げ剛性を有した
水管橋用管継手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、互いに接合される一方の管の端部に受口を形
成するとともに、他方の管の端部に前記受口内に挿入さ
れる挿口を形成し、挿口の外周に環状溝を形成し、この
環状溝に間隔をおいて一対の溝幅調整リングをはめ合わ
せて、これら溝幅調整リングの側面どうしの間に、前記
挿口に対して軸心が屈曲した屈曲溝を形成し、この屈曲
溝に、断面が管の軸心方向に分割された複数の分割片か
らなり、かつ受口の内周に係り合うロックリングをはめ
合わせ、分割片どうしの互いに接触する部分にテーパ面
を形成し、少なくとも1つの分割片を径方向の内向きに
押圧して縮径させることにより、前記テーパ面の作用に
より前記ロックリングの全体の幅を拡げて、このロック
リングを前記屈曲溝の全幅に沿わせる押圧手段を設けた
ものである。
【0006】
【作用】このような構成によると、挿口の外周に形成さ
れた屈曲のない環状溝に一対の溝幅調整リングをはめ合
わせるだけで、これら溝幅調整リングの側面どうしの間
に屈曲溝が構成される。この屈曲溝に、断面が管の軸心
方向に分割されて形成された分割片のテーパ面を接触さ
せ受口の内周に係り合うロックリングがはめ合わされ
る。このロックリングの少なくとも1つの分割片が押圧
手段により径方向の内向きに押圧されて縮径することに
より、ロックリングが、テーパ面の作用により全体の幅
を拡げて屈曲溝の全幅に沿うようになり、受口と挿口と
が強固に接合され、受口と挿口との軸心間に所要の屈曲
角度が与えられる。
【0007】
【実施例】図5は、本発明にもとづく水管橋の概略構成
を示す。ここで10は河川であり、その両岸には、コン
クリート製のアンカーブロック12がそれぞれ形成され
ている。そして、これらアンカーブロック12を基端と
して、河川10の水面よりも上方の空中に水管橋14が
わたされている。この水管橋14は、複数の管16を管
継手で接合することによりアーチ形に形成され、その中
央部には、空気弁18を備えたキャンバー20が設けら
れている。図5に例示した水管橋14では、通常のメカ
ニカル管継手22と、本発明にもとづく管継手24とが
使用されている。
【0008】図1は、本発明にもとづく管継手24の詳
細構造を示す。ここで30は一方の管の端部に形成され
た受口で、その内周には、開口端側から順に、テーパ状
のシール材圧接面32と、ロックリング収容溝34と、
挿口収容部36とが形成されている。38は他方の管の
端部に形成された挿口で、受口30の内部に挿入され
る。この挿口38の外周には、比較的幅の広い横断面が
矩形状の環状溝40が周方向に形成されている。
【0009】図1および図2に示すように、環状溝40
には、軸心方向に間隔をおいて一対の溝幅調整リング4
2、44がはめ合わされている。各溝幅調整リング4
2、44は、周方向ひとつ割りの締まり勝手に形成さ
れ、それぞれ一方の側面が環状溝40の側面に接するよ
うに配置されることで、環状溝40の中央部における他
方の側面どうしの間に屈曲溝46を形成する。屈曲溝4
6は、挿口38の外周の方向に対し角度Cだけ傾斜して
いる。溝幅調整リング42、44は、この外周面が、環
状溝40にはめ合わされたときに挿口38の外周面と面
一になるように構成されている。
【0010】ロックリング収容溝34には、ロックリン
グ48が収容されている。このロックリング48は図3
(a)に示すように、断面が管の軸心方向に3分割され
て形成された分割片48a,48b,48cで構成さ
れ、それぞれの分割片48a,48b,48cに形成さ
れたテーパ面48dが互いに摺動自在に接触するように
配設されている。また、それぞれの分割片48a,48
b,48cは周方向ひとつ割りの開き勝手に形成されて
いる。このロックリング48は、受口30を貫通してね
じ込まれる押圧手段としてのセットボルト50により、
押圧状態で屈曲溝46にはめ合わされる。受口30の外
周面から突出したセットボルト50の先端部分には、袋
ナットを利用したシールキャップ52がねじ合わされて
いる。
【0011】シール材圧接面32と挿口38の外周面と
の間には、環状のシール材54が配置されている。挿口
38には押輪56が外ばめされ、この押輪56がT頭ボ
ルト58により受口30の開口端のフランジ60に締結
されることで、シール材54はこの押輪56により圧縮
されて所定のシール機能を発揮する。
【0012】この構成において、施工作業の手順を図1
と図3に基づいて説明する。受口30の挿口収容部36
にロックリング48の分割片48a,48b,48cを
径方向の内向きに縮径した状態で挿入し、その後に縮径
状態を解除して、受口30の挿口収容部36の内周に形
成されたロックリング収容溝34に、分割片48a,4
8b,48cのテーパ面48dが接触した状態でロック
リング48を係り合わせる。受口30の内部に挿口38
を挿入し、シール材54を圧縮する。図3(a)に示す
ロックリング48の分割片48bを、図3(b)に示す
ようにセットボルト50により径方向の内向きに押圧し
て縮径することにより、ロックリング48が、テーパ面
48dの作用により全体の幅Lを拡げて屈曲溝46の全
幅Mに沿うようになる。このようにして、受口30と挿
口38とは、屈曲溝46の傾斜角度Cに等しい角度Cで屈
曲した状態で互いに接合されることになる。このため、
図5に示すように、この構成の管継手24を必要数設置
することで、水管橋14を図示のようにアーチ形に形成
することができる。
【0013】この構成により、傾斜のない通常の周方向
の環状溝40に一対の溝幅調整リング42、44をはめ
合わせるだけで、容易に屈曲溝46を形成することがで
きる。そして図3に示すように、ロックリング48が、
屈曲溝46にはめ合わされるとともにロックリング収容
溝34に収容され、セットボルト50によって屈曲溝4
6の底部46cすなわち環状溝40の底部と屈曲溝46
の側面46a,46bとロックリング収容溝34の側面
34a,34bとに押圧されるため、受口30と挿口3
8とを強固に接合でき、管路に所定の屈曲角度を与える
ことができるとともに、自重や水重などの外荷重に対し
ても、屈曲することのない十分な曲げ剛性を有すること
ができる。ここで、溝幅調整リング42、44を交換し
て別の傾斜角度の屈曲溝を形成することで、受口30と
挿口38とを任意の角度で屈曲させることができる。
【0014】上記の実施例では、ロックリング48を3
分割して分割片48a,48b,48cを形成し、分割
片48bをセットボルト50により径方向の内向きに押
圧して縮径することにより、テーパ面48dの作用によ
ってロックリング48が全体の幅Lを拡げて屈曲溝46
の全幅Mに沿うようにして、屈曲溝46の底部46cお
よび側面46a,46bとロックリング収容溝34の側
面34a,34bとを押圧し、受口30と挿口38とを
強固に接合するように構成したが、図4(a)に示すよ
うに、ロックリング49を2分割して分割片49a,4
9bを形成し、図4(b)に示すように、分割片49a
をセットボルト50により径方向の内向きに押圧して縮
径することにより、テーパ面49cの作用によってロッ
クリング49が全体の幅Lを拡げて屈曲溝46の全幅M
に沿うようにして、屈曲溝46の底部46cおよび側面
46a,46bとロックリング収容溝34の側面34
a,34bとを押圧し、受口30と挿口38とを強固に
接合するように構成することもできる。この構成によっ
ても同様の効果を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、挿口
の外周に形成された屈曲のない環状溝に一対の溝幅調整
リングをはめ合わせるだけで、これら溝幅調整リングの
側面どうしの間に屈曲溝が構成でき、この屈曲溝に、断
面が管の軸心方向に分割されて形成された分割片のテー
パ面を接触させ受口の内周に係り合うロックリングがは
め合わされて、少なくとも1つの分割片が押圧手段によ
り径方向の内向きに押圧されて縮径することにより、ロ
ックリングを、テーパ面の作用により全体の幅を拡げて
屈曲溝の全幅に沿わせることができるので、受口側の溝
とロックリングとの間および挿口側の屈曲溝とロックリ
ングとの間のガタ代や加工精度の差異から生じるガタ代
が軽減でき、また一定にできる。そのため、受口と挿口
とが強固に接合でき、受口と挿口との軸心間に所要の屈
曲角度を与えることができる。その結果、管路に所定の
屈曲角度を与えることができるとともに、外荷重に対し
屈曲することのない曲げ剛性を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の水管橋用管継手の要部の断
面図である。
【図2】同実施例の挿口の外観図である。
【図3】同実施例のロックリングの動作説明図である。
【図4】別の実施例のロックリングの動作説明図であ
る。
【図5】本発明にもとづく水管橋の概略構成を示す図で
ある。
【符号の説明】 30 受口 38 挿口 40 環状溝 42,44 溝幅調整リング 46 屈曲溝 48 ロックリング 50 セットボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の管を順次アーチ形に接続して一対
    のアンカーブロック間に架設した水管橋のための管継手
    であって、互いに接合される一方の管の端部に受口を形
    成するとともに、他方の管の端部に前記受口内に挿入さ
    れる挿口を形成し、挿口の外周に環状溝を形成し、この
    環状溝に間隔をおいて一対の溝幅調整リングをはめ合わ
    せて、これら溝幅調整リングの側面どうしの間に、前記
    挿口に対して軸心が屈曲した屈曲溝を形成し、この屈曲
    溝に、断面が管の軸心方向に分割された複数の分割片か
    らなり、かつ受口の内周に係り合うロックリングをはめ
    合わせ、分割片どうしの互いに接触する部分にテーパ面
    を形成し、少なくとも1つの分割片を径方向の内向きに
    押圧して縮径させることにより、前記テーパ面の作用に
    より前記ロックリングの全体の幅を拡げて、このロック
    リングを前記屈曲溝の全幅に沿わせる押圧手段を設けた
    水管橋用管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016020598A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社 水管橋用配管ユニット、水管橋、及び水管橋の架設方法

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JP2016020598A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社 水管橋用配管ユニット、水管橋、及び水管橋の架設方法

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