JPH079153U

JPH079153U - 脇息

Info

Publication number: JPH079153U
Application number: JP4013893U
Authority: JP
Inventors: 眞賢住友
Original assignee: 眞賢住友
Priority date: 1993-07-22
Filing date: 1993-07-22
Publication date: 1995-02-10

Abstract

(57)【要約】【目的】正座時だけで無く横臥時にも使用できるように
して一般家庭にも普及できるようにすることを目的とす
るものである。【構成】脚部の上部に肘掛けを設けてなる脇息におい
て、肘掛けを基板の上面部分にクッションを形成して形
成するとともに、基板の下面部分に弾性部材を配設し、
この弾性部材の側面部分が基板の側面部分と面一もしく
は突出する状態に設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は脇息に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に脇息は前後に配設された板材とこれら板材の上部を板状の連結材で連結して脚部を形成し、基板の上面にクッションを設けた肘掛けを脚部の上部に固定して構成してあり、正座した時に肘を肘掛けに乗せるようになっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、今日の生活様式では正座をする機会が少ないことから、一般家庭においては上記の一般的な脇息では殆ど無用の長物となっており、正座することが多い料亭や読経する寺の本堂等においてしか使用されておらず、一般家庭にまで充分に普及させることが出来ないと言う問題があった。本考案は上記問題点に鑑み提案されたもので、正座時だけで無く横臥時にも使用できるようにして一般家庭にも普及できるようにすることを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案にかかる脇息は、脚部の上部に肘掛けを設けてなる脇息において、肘掛けを基板の上面部分にクッションを形成して形成するとともに、基板の下面部分に弾性部材を配設し、この弾性部材の側面部分が基板の側面部分と面一もしくは突出する状態に設けたことを特徴とするものである。

【０００５】

【作用】

本考案にかかる脇息を正座した時に使用する場合、脇息の脚部を下に肘掛けが上の正立した状態にし、肘掛けに肘を乗せて休息するのである。次に、仮眠や横臥してテレビを見るような場合には基板の下面部分に設けられた弾性部材が上に位置するように脇息を寝かし、横向きに寝ころんだ頭部を弾性部材に支持させて使用するのである。

【０００６】

【実施例】

以下本考案に係る脇息を図面に基づいて説明する。図１は脇息全体斜視図であって、図中符号１は脇息を全体的に示す。この脇息１は、中細り状に形成した板材２・２を前後に位置させ、両板材２・２の上部を板状の連結材３で連結して脚部４を形成するとともに、脚部４の上端に肘掛け５を設けて構成されている。上記肘掛け５は、略長円形に形成された基板６と、基板６の上面にウレタンフォーム（図示せず）の表面を布地で覆われたクッション７とからなり、肘掛け５の両端部が脚部４の前後方向に突出する状態で固定されると、基板６の下面近傍で両板材２・２の間には弾性部材８を装着する弾性部材装着用空間９が形成されている。

【０００７】弾性部材装着用空間９に装着される弾性部材８は、図１及び図２に示すように弾性部材装着用空間９の前後方向の長さより僅かに長い角柱状に形成したウレタンフォーム（図示せず）の表面を脚部４と略同色の布帛１０で覆って形成されており、弾性部材８を弾性部材装着用空間９に装着するには、先ず、ウレタンフォームの弾性力に抗して弾性部材８を弾性部材装着用空間１０より短くなるように前後方向に押し縮める。次に弾性部材装着用空間１０に挿入してから弾性部材８を自由状態にすると、弾性部材８が前後方向に弾性復帰し、その弾性力で弾性部材装着用空間９に固定されるのである。こうして弾性部材８を弾性部材装着用空間９に装着した時には外方に位置する側面部分８ａが肘掛け５の基板６の側面部分６ａより僅かに突出する状態になっている。

【０００８】上記のように形成された脇息１を正座した時に使用する場合、図１に示すように脇息１の脚部４を下に、肘掛け５が上になる従来通りの正立した状態にし、正座した時の肘を肘掛け５に乗せて使用するのである。次に、仮眠や横臥してテレビを見るような時に使用する場合、図３に示すように弾性部材装着用空間９に取付けられた弾性部材８が上方に位置するように脇息１を寝かし、横向きに寝ころんだ時の頭部１１の下面部分を弾性部材８の側面部分８ａに支持させるのである。

【０００９】尚、上記実施例では弾性部材８を弾性部材装着用空間９に弾性変形させて挿入し、弾性部材８が前後方向に弾性復帰するその弾性力で弾性部材装着用空間９に固定するようにしてあるが、弾性部材をベルベットファスナーで着脱自在に取付けるようにしても良いし、また、接着剤等で着脱不能に固定するようにしも良いことは勿論である。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の脇息は以上に説明したように、正座した時には従来通りに使用し、横臥した時は基板の下面部分に設けられた弾性部材が上方に位置するように脇息を寝かし、横向きに寝ころんだ頭部を弾性部材に支持させて使用することができるので、横臥してリラックスする時間の多い今日の生活にも充分合致し、一般家庭に広く普及させることができると言う利点がある。加えて、本考案の脇息は基板の下面部分に弾性部材を設けるだけの簡単な構造で済み、安価に実施することができると言う利点もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】脇息の全体斜視図である。

【図２】脇息の弾性部材部分を取り外した状態の斜視図
である。

【図３】横臥して使用する場合の斜視図である。

【符号の説明】

１・・・脇息４・・・脚部５・・・肘掛け６・・・基板６ａ・・・６の側面部分７・・・クッション８・・・弾性部材８ａ・・・８の側面部分

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】脚部の上部に肘掛けを設けてなる脇息にお
いて、肘掛けを基板の上面部分にクッションを形成して
形成するとともに、基板の下面部分に弾性部材を配設
し、この弾性部材の側面部分が基板の側面部分と面一も
しくは突出する状態に設けたことを特徴とする脇息。