JP3000375U - 複数の小枕を着脱自在に取り付けた読書用枕 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 仰向けに寝ながら読書する際の腕の疲れを解
消する読書用枕を提供する。 【構成】 断面形状が略台形で横長の枕Ａの両端に係着
片１、２を設け、この枕Ａと同形状で横に短い小枕Ｂ、
Ｃの片端に係着片３、４を設ける。小枕Ｂ、Ｃは係着片
により枕Ａの両端に着脱自在に取り付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、仰向けに寝た状態で読書する際に、本を持つ腕が疲れないように、 肘を支えるための小枕を取り付けた、複数の小枕を着脱自在に取り付けた読書用 枕に関するものである

【０００２】

【従来の技術】

従来から、枕に関する考案は各種にわたり数多くあったが、これらのものは、 頭部のみを支えることを目的としてなされたもので、一体のままで使用されるも のであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたものは、仰向けに寝た状態で読書する際に於いて、本を持 つ腕を本が読める位置まで高く上げたままの姿勢を維持する必要があり、本の重 さも加わり腕が疲れるという問題点を有していた。

【０００４】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり その目的とするところは、仰向けになって寝ながら読書する際に、腕が疲れるな どの苦痛を伴うことのない、複数の小枕を着脱自在に取付けた読書用枕を提供し ようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における複数の小枕を着脱自在に取付けた 読書用枕は、所要形状であって、複数ヶ所に係着片を設けた枕と、所要形状で係 着片を設けた複数の小枕から構成され、係着片によって、枕に小枕を着脱自在に 取り付けてなるものである。

【０００６】

【作用】 着脱自在に取り付けられた小枕を枕から取り外し、仰向けに寝て枕で頭部を支 え、小枕を両肘の下に置いて両腕を支える。

【０００７】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１において、枕Ａ及び小枕Ｂ、Ｃは、断面形状が略台形状であって、横に長 い枕Ａの両端に着脱自在な係着片１、２を設ける。また、横に短い小枕Ｂ、Ｃの 片端にそれぞれ着脱自在な係着片３、４を設け、小枕Ｂ、Ｃは、係着片によって 枕Ａの両端に着脱自在に取り付けられる。尚、断面形状は、略台形以外の略四角 形でもよく、小枕Ｂ、Ｃは下部が横手方向の外側が長くなるように傾斜をもたせ て加工してもよい。

【０００８】 図２、図３においては、枕Ａ１及び小枕Ｂ１、Ｃ１は、断面形状が略半楕円状 で、枕Ａ２及び小枕Ｂ２、Ｃ２は、断面形状がカマボコ状であり、枕及び小枕は 、図１と同様にして係着片により着脱自在に取り付けられる。また、枕Ａ１、及 び小枕Ｂ１、Ｃ１においては、断面形状は半円形であってもよい。

【０００９】 図４、図５においては、形状が動物等の顔を模した具象体で、顔の部分の枕Ａ ３に係着片１、２を設け、耳の部分の小枕Ｂ３、Ｃ３に係着片３、４を設ける。 小枕Ｂ３、Ｃ３は、係着片によって枕Ａ３に着脱自在に取り付けられる。

【００１０】 図６、図７は、シート状の枕取付体Ｄの上面において、頭部及び両肘の位置す る場所に係着片１、３、５を設ける。また、枕Ａ４及び小枕Ｂ４、Ｃ４の下面に それぞれ係着片２、４、６を設け、枕Ａ４は頭部の位置に、小枕Ｂ４、Ｃ４を両 肘の位置にそれぞれ係着片により着脱自在に取り付けられる。これを使用する際 は床上に広げて敷き、その上に仰向けに寝る。

【００１１】 図８、図９において、枕Ａ５は、コの字状になっており小枕と一体のものであ る。

【００１２】 図１０は、使用状態を示す図で、Ａは頭部を支える枕、Ｂ、Ｃは肘を支える小 枕である。

【００１３】 図１１、図１２は、図１〜図３で示したものに、さらに、枕取付体Ｅを加えた ものであり、枕取付体Ｅの上面で小枕Ｂ、Ｃの位置に係着片７、８を設ける。ま た小枕Ｂ、Ｃの下面にそれぞれ係着片５、６を設け、枕取付体Ｅに着脱自在に取 り付けられる。これを使用する際には、枕Ａのみを取り外し、小枕Ｂ、Ｃ間の枕 取付体Ｅの上に仰向けに身体を載せる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので次に記載する効果を奏する。

【００１５】 請求項１において、枕と小枕は、係着片により着脱自在に取り付けられており 、小枕を取り外し、分割して使用することにより、頭部と両肘を同時に支えるこ とができる。このため、仰向けに寝ながら読書する際の腕の疲れを解消すること ができ、読書が楽になる。また、休日のゴロ寝しながら読書する楽しみの一助と もなり、読書以外の場合にも小枕を取り付けたままの一体の枕やクッションとし ても応用ができるほかにインテリヤとしても活用される。

【図面の簡単な説明】

【図１】枕Ａに小枕Ｂ、Ｃを取り付けた状態を示す斜視
図である。

【図２】枕Ａ１に小枕Ｂ１、Ｃ１を取り付けた状態を示
す斜視図である。

【図３】枕Ａ２に小枕Ｂ２、Ｃ２を取り付けた状態を示
す斜視図である。

【図４】枕Ａ３に小枕Ｂ３、Ｃ３を取り付けた状態を示
す具象体の平面図である。

【図５】図４のイーイ断面図である

【図６】枕取付体Ｄに枕Ａ４、及び小枕Ｂ４、Ｃ４を取
り付けた状態を示す平面図である。

【図７】図６のローロ断面図である

【図８】枕Ａ５のコの字状になった平面図である

【図９】図８のハーハ断面図である

【図１０】枕Ａ及び小枕Ｂ、Ｃの使用状態を示す側面図
である

【図１１】枕取付体Ｅに図１の枕Ａ及び小枕Ｂ、Ｃを取
り付けた状態を示す斜視図である

【図１２】図１１で枕Ａのみを取り外した状態を示す斜
視図である

【符号の説明】

Ａ、Ａ１、Ａ２、Ａ３、Ａ４、Ａ５ 枕 Ｂ、Ｂ１、Ｂ２、Ｂ３、Ｂ４ 小枕 Ｃ、Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３、Ｃ４ 小枕 １、２、３、４、５、６、７、８ 係着片 Ｄ、Ｅ 枕取付体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数ヶ所に、係着片（１）、（２）を設
   けた枕（Ａ）と、この枕（Ａ）に、係着片（３）を設け
   た小枕（Ｂ）と、係着片（４）を設けた小枕（Ｃ）とを
   着脱自在に取り付けてなる複数の小枕を着脱自在に取り
   付けた読書用枕。