JPH0791041A - コンクリート型枠 - Google Patents

コンクリート型枠

Info

Publication number
JPH0791041A
JPH0791041A JP5233630A JP23363093A JPH0791041A JP H0791041 A JPH0791041 A JP H0791041A JP 5233630 A JP5233630 A JP 5233630A JP 23363093 A JP23363093 A JP 23363093A JP H0791041 A JPH0791041 A JP H0791041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
plate
vertical side
molding plate
side frames
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5233630A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoya Suzuki
捷也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N S P KK
NSP Corp
Original Assignee
N S P KK
NSP Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by N S P KK, NSP Corp filed Critical N S P KK
Priority to JP5233630A priority Critical patent/JPH0791041A/ja
Publication of JPH0791041A publication Critical patent/JPH0791041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Foundations (AREA)
  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形板の内側の生コンクリートの凍結あるい
は異常温度低下を防止してコンクリート硬化後の強度低
下を防止することができるコンクリート型枠を提供す
る。 【構成】 成形板1の上下両側部に上下水平側板1a,
1bを一体状に曲げ形成し、成形板1の背面に断熱機能
を有する空洞部2を形成する空洞部形成板3を一体状に
形成する。成形板1と形成板3の間には間隔保持リブ4
を上下複数段に設ける。そして、寒風により成形板1の
内側に打設した生コンクリートが凍結しないようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば布基礎コンクリ
ートを打設するためのコンクリート型枠に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば布基礎コンクリートを打
設する際には、対向するコンクリート型枠が複数個横方
向に配設される。各コンクリート型枠にはそれぞれ成形
板が設けられ、その左右両側部には垂直側枠が取り付け
られている。この成形板は一枚の鉄板により形成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
成形板は鉄板により形成されているので、冬季あるいは
寒冷地において生コンクリートをコンクリート型枠内に
打設すると、寒風により成形板の内側の生コンクリート
の温度が低下して、凍結し硬化後のコンクリートの強度
を低下するという問題があった。なお、凍結しなくても
温度が低下するとコンクリート硬化後の硬度に悪影響を
与える。
【0004】この発明の第1の目的は成形板の内側の生
コンクリートの凍結あるいは温度低下を防止してコンク
リート硬化後の強度低下を防止することができるコンク
リート型枠を提供することにある。
【0005】又、この発明の第2の目的は上記目的に加
えて、型枠の強度をさらに向上することができるととも
に、取り扱いや連結作業を容易に行うことができるコン
クリート型枠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記第1の目的を達成するため、成形板の上下両側部に上
下水平側板を一体状に曲げ形成し、成形板の背面に空洞
部を設けるという手段をとっている。
【0007】又、請求項2記載の発明は上記第2の目的
を達成するため、請求項1において前記成形板の左右両
端部に垂直側枠をそれぞれ取り付け、一方の垂直側枠に
対し該垂直側枠と、これに接触された隣接する型枠の垂
直側枠とを連結するための連結金具を取り付けるという
手段をとっている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明は成形板の背面に断熱機能
を有する空洞部があるので、生コンクリート打設後にそ
の温度低下を防止して生コンクリートの凍結あるいは異
常温度低下が防止され、コンクリート硬化後の強度低下
が防止される。
【0009】又、請求項2記載の発明では、請求項1記
載の発明の作用に加えて、垂直側枠により成形板の強度
が増大するとともに、コンクリート型枠の取り扱いが容
易となる。さらに、コンクリート型枠相互の連結が垂直
側枠を互いに接合した状態で、両垂直側枠を連結金具に
より連結することにより容易に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明を具体化した第1実施例を図
1及び図2に基づいて説明する。成形板1は生コンクリ
ートに対する耐腐食性の高い樹脂材で形成されていて、
その上下両端縁には上部水平側板1a及び下部水平側板
1bが一体に曲げ形成されている。上下両水平側板1
a,1bの外端縁に対しさらに、垂直方向に水平補強リ
ブ1c,1dを一体に、かつ互いに接近する方向に曲げ
形成している。このため成形板1の強度が向上する。前
記成形板1の背面には所定距離をおいて該成形板1とと
もに断熱機能を有する空洞部2を形成する空洞部形成板
3が一体に形成されている。又、成形板1の背面と空洞
部形成板3の内面との間には、間隔保持リブ4が水平方
向に、かつ上下複数段に形成されている。この実施例で
は空洞部2は上下方向に4ヶ所に形成されている。又、
成形板1、空洞部形成板3及び間隔保持リブ4等は押し
出しあるいは引き抜き成形される。
【0011】このように形成されたコンクリート型枠5
は、図2に示すようにベースコンクリートの上面におい
て左右両側に対向され、上部及び下部の間隔保持具6,
7により所定間隔で配置される。間隔保持具6,7には
前記上部水平側板1a及び下部水平側板1bの位置規制
を行う内外規制片6a,6b、7a,7bが形成されて
いる。又、隣接するコンクリート型枠5,5どうしは、
図示しない連結金具により互いに連結されている。
【0012】このようにコンクリート型枠5,5を配置
した後、両コンクリート型枠間の空間に生コンクリート
Cを充填すると、布基礎コンクリートが打設される。生
コンクリートCが硬化するまでには、数日を要し、冬季
において寒風がコンクリート型枠5,5に吹き付けられ
ると、空洞部形成板3の表面の温度が低下する。しか
し、このコンクリート型枠5,5には断熱機能を有する
空洞部2があるため、成形板1自身の温度はそれほど低
下せず、生コンクリートCの凍結あるいは異常温度低下
が未然に防止され、コンクリート硬化後の強度低下を防
止することができる。
【0013】前記実施例では前記コンクリート型枠5全
体が樹脂材により構成されているので、重量を軽減する
ことができる。又、離型時に樹脂製の成形板1からコン
クリートが剥がれ易いので、成形板1の成形面に予め剥
離剤を塗布しなくても、該成形面にコンクリートが付着
するのを抑制して、その清掃作業を容易に行うことがで
きる。
【0014】次に、この発明を具体化した第2実施例を
図3〜図5に基づいて説明する。この実施例では前述し
たコンクリート型枠5に対し図3に示すように成形板1
の左右両端部に垂直側枠9,9を装着している。この垂
直側枠9は鉄板を図4に示すように四角筒状に折り曲げ
形成するとともに、一つの角部に平行な取付板10,1
0を形成している。この取付板10の隙間11には、前
記空洞部形成板3の左右両端縁が挿入可能になってい
る。又、取付板10,10にはネジ挿通孔12A及びネ
ジ孔12Bが複数箇所に形成され、垂直側枠9の上下二
箇所にもネジ孔13が形成されている。このネジ孔13
と対応して前記水平補強リブ1c,1dにもネジ挿通孔
14が形成されている。そして、図5に示すように前記
ネジ挿通孔12A、空洞部形成板3に形成したネジ挿通
孔12Cからビス又はリベット15を挿入して前記ネジ
孔12Bに螺合することにより、取付板10,10を空
洞部形成板3に締め付け固定している。又、水平補強リ
ブ1c,1dに形成したネジ挿通孔14からビス又はリ
ベット16を垂直側枠9のネジ孔13に螺合して垂直側
枠9を水平補強リブ1c,1dに締め付け固定してい
る。
【0015】前記両垂直側枠9,9には上下方向に複数
箇所に貫通孔17が形成されている。この孔17には型
枠5どうしを互いに接合した状態で連結棒(図示略)が
貫通され、該連結棒に取り付けたU字金具(図示略)に
より互いに接合された両垂直側枠9,9が連結固定され
る。
【0016】以上のように構成されたコンクリート型枠
5は、成形板1の左右両側に垂直側枠9,9を取り付け
たので、コンクリート型枠の強度が大きくなるととも
に、コンクリート型枠の取り扱いが容易となり、さらに
コンクリート型枠どうしの連結作業を容易に行うことが
できる。
【0017】次に、この発明を具体化した第3実施例を
図6に基づいて説明する。この実施例のコンクリート型
枠には型枠どうしを互いに連結するため、取付金具20
を形成板3の裏面に固定し、該取付金具20に透設した
貫通孔20aと前記側枠9,9に透設した貫通孔17と
に連結棒21を左右方向の往復動可能に貫通支持してい
る。さらに、この連結棒21の途中には両型枠5,5の
互いに接合される垂直側枠9,9を連結するためのU字
金具22が取り付けられている。
【0018】この実施例では垂直側枠9と取付金具20
とに連結棒21及びU字金具22を装着したので、U字
金具22を具備していない型枠と比較して型枠どうしの
連結作業が容易に行える。
【0019】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、次のように具体化することも可能であ
る。 (1)図7に示すように前記垂直側枠9の取付板10,
10の隙間11を無くすとともに、取付板10を空洞部
形成板3の背面に接触し、成形板3の内面に前記取付板
10と対応して、ネジ孔18aを有する固定板18を接
触した状態でビス又はリベット15により垂直側枠9を
形成板3に締め付け固定すること。
【0020】(2)図8に示すように垂直側枠9の一部
を成形板1側に延長して空洞部2を閉鎖する膨出部19
を一体状に形成すること。この場合には空洞部2を密閉
することができるので、コンクリートの打設後に空洞部
2の開口端を図示しない盲蓋により閉鎖しなくても良く
なる。
【0021】(3)図9に示すようにアングル材よりな
る垂直側枠9を前記固定板18及びビス又はリベット1
5により形成板3に固定すること。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明は成形板の内側の生コンクリートの凍結あるいは異常
温度低下を防止してコンクリート硬化後の強度低下を防
止することができる効果がある。
【0023】又、請求項2記載の発明では請求項1記載
の発明の効果に加えて、型枠の強度をさらに向上するこ
とができるとともに、取り扱いあるいは型枠どうしの連
結作業を容易に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化したコンクリート型枠の第1
実施例を示す斜視図である。
【図2】第1実施例のコンクリート型枠の使用状態を示
す断面図である。
【図3】第2実施例を示すコンクリート型枠の斜視図で
ある。
【図4】第2実施例のコンクリート型枠の部分分解斜視
図である。
【図5】第2実施例のコンクリート型枠の部分拡大断面
図である。
【図6】第3実施例のコンクリート型枠の斜視図であ
る。
【図7】この発明の別例を示す部分断面図である。
【図8】この発明の別例を示す部分断面図である。
【図9】この発明の別例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1…成形板、1a(1b)…上部(下部)水平側板、1
c,1d…水平補強リブ、2…空洞部、3…空洞部形成
板、5…コンクリート型枠、9…垂直側枠。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形板の上下両側部に上下水平側板を一
    体状に曲げ形成し、成形板の背面に空洞部を設けたコン
    クリート型枠。
  2. 【請求項2】 請求項1において前記成形板の左右両端
    部に垂直側枠をそれぞれ取り付け、一方の垂直側枠に対
    し該垂直側枠と、これに接触された隣接する型枠の垂直
    側枠とを連結するための連結金具を取り付けたコンクリ
    ート型枠。
JP5233630A 1993-09-20 1993-09-20 コンクリート型枠 Pending JPH0791041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5233630A JPH0791041A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 コンクリート型枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5233630A JPH0791041A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 コンクリート型枠

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0791041A true JPH0791041A (ja) 1995-04-04

Family

ID=16958059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5233630A Pending JPH0791041A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 コンクリート型枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0791041A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59109858U (ja) * 1983-01-11 1984-07-24 鈴木工業株式会社 コンクリ−ト型枠における補強板
JPH03271463A (ja) * 1990-03-20 1991-12-03 Kooyoo Kk コンクリート打設用型枠

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59109858U (ja) * 1983-01-11 1984-07-24 鈴木工業株式会社 コンクリ−ト型枠における補強板
JPH03271463A (ja) * 1990-03-20 1991-12-03 Kooyoo Kk コンクリート打設用型枠

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101516743B1 (ko) 내외벽 연결 구조용 거푸집 시스템 및 그 설치방법
JPH0791041A (ja) コンクリート型枠
KR200461500Y1 (ko) 방수턱 거푸집
KR200392591Y1 (ko) 시멘트 모르타르 몰드
JP3833791B2 (ja) コンクリート基礎の型枠
JP3706476B2 (ja) 間隔保持用部材及びそれを含む型枠形成用部材
JPH11188716A (ja) コンクリートブロック型枠装置
JP3057614U (ja) 壁型枠及びそれに使用されるスペーサ
JP2920050B2 (ja) コンクリート型枠
JP2920048B2 (ja) コンクリート型枠
JPH0932281A (ja) コンクリート型枠
JP4057946B2 (ja) 型枠兼断熱建材
KR101480282B1 (ko) 슬라브 시공방법
JPH08132421A (ja) コンクリート板の成形型枠
CN212478918U (zh) 一种门窗边框结构
JP2590102Y2 (ja) コンクリート基礎の通気口用スリーブ
JP3302554B2 (ja) 型枠兼外装板及びそれを用いた外装構造
JP2001164753A (ja) 庇の施工方法
JPH0743175Y2 (ja) 法枠成型用型枠
JP2811287B2 (ja) コンクリート建造物の開口部形成方法
KR200272163Y1 (ko) 건물용 도어틀
JPH0791051A (ja) コンクリート建造物の開口部用の金属製型枠
JP2583635Y2 (ja) 合成樹脂製型枠用保護具
JPH10183640A (ja) コンクリート打設用型枠
KR200285375Y1 (ko) 마구리 벽면용 폼패널