JPH07909A - ガスケット用ゴム被覆ステンレス鋼板の製造方法 - Google Patents

ガスケット用ゴム被覆ステンレス鋼板の製造方法

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JPH07909A
JPH07909A JP15588692A JP15588692A JPH07909A JP H07909 A JPH07909 A JP H07909A JP 15588692 A JP15588692 A JP 15588692A JP 15588692 A JP15588692 A JP 15588692A JP H07909 A JPH07909 A JP H07909A
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明 垣内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロ−ルコ−ト法でゴム系塗料の連続コ−ティ
ングを行う際の塗料の増粘を抑制し、ガスケット用とし
て十分に満足できるゴム被覆ステンレス鋼板を安定して
製造できる手段を確立する。 【構成】 NBR(特に、アクリロニトリル:15〜4
0重量%,加硫剤: 0.5〜3重量%,カ−ボン:40P
HR以上を含むものが望ましい)をケトン系溶剤にて塗
料化すると共に、粘度調整剤としてキシレン,シクロヘ
キサノン,セルソルブアセテ−ト及びトルエンの1種又
は2種以上を用い、これをロ−ルコ−ト法によってステ
ンレス鋼板表面に連続コ−ティングした後、240〜3
30℃で短時間焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタルガスケット用ア
クリロニトリルブタジエンゴム(NBR)被覆ステンレ
ス鋼板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、エンジンガスケットとし
てはアスベストを素材とするものが主流を占めていた
が、アスベスト公害が注目されるにつれてノンアスベス
ト化への指向が強まってきた。そして、最近では、エン
ジン性能の向上要求がより高まったこともあり、アスベ
ストに代替するガスケット用材料として鋼板やステンレ
ス鋼板の適用が試みられるようになった。
【0003】これらメタルガスケットは、金属の単板を
そのまま利用するか、或いはこれを複数枚積層して利用
するが、この場合、十分なシ−ル性を保つため表面に耐
熱塗料,カ−ボングラファイト或いはゴムを塗布して強
固な弾性膜を作り、シ−ル漏れを防止する必要があっ
た。そして、このミクロシ−ルがガスケットの性能に大
きな影響を与えていた。
【0004】そのため、ミクロシ−ルとしての弾性膜の
特性(機械的性質,加工性,密着性等)が注目されるこ
とになるが、これらは単に弾性膜の素材に左右されるだ
けでなく、塗布する金属板の材質やその塗布条件によっ
ても大きな影響を受けるものであった。例えば、バネ特
性や耐熱性に優れるステンレス鋼はメタルガスケット素
材の中でも特に有望視されている材料であるが、塗着物
との密着性に劣るきらいがあることからミクロシ−ルと
しての必要特性を有した弾性膜を形成するのは非常に困
難であるとされている。従って、ステンレス鋼板への弾
性膜の形成は、所要形状に成形した後に細心の注意を払
って行う“ポストコ−ト”によるのが通常であった。し
かし、この場合には、多くの処理工数を要するので量産
が難しく、結果として多大なコストアップを伴うことと
なった。
【0005】そこで、このような事情に鑑み、本出願人
は先に、ステンレス鋼板等に対し特性の優れたゴム層を
安定してコ−ティングすることができる手段を開発し、
特願平2−23990号並びに特願平2−291473
号として提案した。そして、これによってロ−ルコ−ト
法を適用したステンレス鋼板へのゴムのプレコ−トが可
能になるものと期待された。
【0006】ここで、“ロ−ルコ−ト法”とは、例えば
図1に略示したように、ピックアップロ−ル1とアプリ
ケ−タ−ロ−ル2を有するロ−ルコ−タを使用し、塗料
パン3内の塗料をバックアップロ−ル4に沿って通過す
る被塗装材5に塗布する塗装方法を意味することは言う
までもない。
【0007】しかしながら、ロ−ルコ−ト法にてステン
レス鋼板にゴム系塗料をプレコ−トしようとすると、作
業中における塗料の増粘が著しいことから所望のコ−テ
ィングが不可能であることが明らかとなった。
【0007】つまり、ロ−ルコ−ト法での連続コ−ティ
ングでは、まずロ−ルコ−タのアプリケ−タ−ロ−ル面
に付着する塗料の膜厚が一定の値となるように調整した
後、これを被塗装材(鋼板等)に連続的に転写し、短時
間焼成により製品化することが行われる。勿論、これに
先立ち、実機ラインにて試し塗りを行って塗装状態の評
価をしなければならないことは言うまでもない。従っ
て、被塗装材たる鋼板等の長さにもよるが、コ−ティン
グ終了までに数時間を要するのが普通である。ところ
が、ゴム系塗料のコ−ティングの場合、「ゴムの塗料化
にはケトン系の溶剤が最も良い」とされていることから
一般にケトン系溶剤で塗料化した塗料を用いるが、ケト
ン系の溶剤は揮発が著しく、コ−ティング作業が上述の
ように長時間にわたると作業中に塗料が増粘して塗料パ
ン内でゴム状となるので、これがロ−ルコ−タのロ−ル
に付着し膜厚制御やレベリング(塗布塗料の平滑化)に
悪影響を及ぼすという事態を招いたのである。
【0008】このようなことから、本発明が目的とする
のは、ロ−ルコ−ト法でゴム系塗料の連続コ−ティング
を行う際の塗料の増粘を抑制し、ガスケット用として十
分に満足できるゴム被覆ステンレス鋼板を安定して製造
できる手段を確立することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成すべく鋭意研究を重ねる過程で、塗料パン内の塗
料の増粘は希釈剤の添加により抑えられるとの考えの下
に、特にケトン系溶剤で塗料化したゴム(アクリロニト
リルブタジエンゴム,カルボキシル化ニトリルゴム,ニ
トリルゴムと塩化ビニル樹脂との混合物等)系塗料を用
いて実機ロ−ルコ−トラインでステンレス鋼板に連続コ
−ティングする際、塗料パン内の前記塗料に種々の希釈
剤(アセトン,メチルエチルケトン,クロロホルム,ク
ロムベンゼン,シクロヘキサノン,キシレン,トルエ
ン,ヘキサン,ジエチルエ−テル,セルソルブアセテ−
ト等)を添加し、その効果の検討を行った。そして、上
記手立てを講じつつロ−ルコ−タのピックアップロ−ル
を回転し続けた時の塗料の粘度上昇程度や、該手立てを
講じた塗料をステンレス鋼板にコ−ティングして得た塗
膜の性状についての調査結果から、次のことが明らかと
なった。
【0010】即ち、塗料として用いられるゴムの中でも
“アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)”はガス
ケットのミクロシ−ル皮膜としての特性に優れるもので
あるが、このNBRをケトン系溶剤で塗料化した塗料で
は、特にキシレン,シクロヘキサン,セルソルブアセテ
−ト又はトルエンを粘度調整剤(希釈剤)として使用し
た場合には溶剤の揮発が効果的に抑制されてコ−ティン
グ作業性が向上し、プレコ−ト時の作業においても一定
の粘度を維持し続けてロ−ルコ−ト法によるゴム被覆ス
テンレス鋼板の製造を可能ならしめると共に、上記粘度
調整剤は塗料化のために用いたケトン系溶剤との相性も
良くてNBR塗膜本来の性能を損なわないばかりか、タ
ック性(ゴム被覆面同士の粘着性)も改善されて被覆材
巻取りによる接着障害が発生することもなくなり、従っ
て前記粘度調整剤の使用が、ガスケット用として好適な
ゴム被覆ステンレス鋼板を生産性良く経済的に製造でき
る道を開くものであることが明らかとなった。
【0011】本発明は、上記知見事項等に基づいてなさ
れたもので、「NBRをケトン系溶剤にて塗料化すると
共に、 粘度調整剤としてキシレン,シクロヘキサノン,
セルソルブアセテ−ト及びトルエンの1種又は2種以上
を用い、 これをロ−ルコ−ト法によってステンレス鋼板
表面に連続コ−ティングした後、 240〜330℃で短
時間焼成することにより、 ミクロシ−ル性に優れたガス
ケット用ゴム被覆ステンレス鋼板を生産性良く製造し得
るようにした点」に大きな特徴を有し、更には、「前記
NBRとして、 アクリロニトリル:15〜40重量%,加硫剤: 0.5〜
3重量%,カ−ボン:40PHR以上を含んで成るもの
を用いることにより、 ミクロシ−ルとしてのゴム被覆の
特性を一層安定化した点」をも特徴とするものである。
【0012】なお、使用するNBRとしては、必要によ
り種々の添加材を添加したものが適用できるが、NBR
の固形分をアクリロニトリル量として15〜40重量%
(好ましくは25〜35重量%)とすることでバランス
の取れたNBRとすることができる。即ち、アクリロニ
トリル量が15重量%未満では溶剤量が過多となって焼
成時に爆発を起こす危険が懸念され、一方、その量が4
0重量%を超えると塗膜のレベリング性や密着性が劣化
する兆しが見られる。
【0013】また、ゴム被覆ステンレス鋼板により優れ
た塗膜物性を確保するためにはNBRに 0.5〜3重量%
の割合で加硫剤を添加するのが好ましい。即ち、ロ−ル
コ−ト法ではコ−ティング終了後の被塗装材(帯鋼等)
はテンションリ−ルで巻き取られることから、ゴム被覆
ステンレス鋼板の場合には塗膜のゴム面同士が巻き締め
圧によりくっついてしまう恐れがある。このゴム面同士
の粘着(タック性)を防ぐ意味では、塗布された塗膜を
完全に焼成(キュア)して加硫させるのが有効であり、
この加硫のために加硫剤の添加が勧められる訳である。
なお、ゴム塗膜を早く加硫させる加硫源としてはパ−オ
キサイド加硫剤が望ましく、加硫促進剤はチウラム系と
チアゾ−ル系の併用が効果的である。この場合、加硫剤
の添加量が 0.5重量%未満では十分な加硫効果が望め
ず、一方、3重量%を超えて添加すると塗膜の性状を悪
化させる。なお、加硫効果を高めるためには、むしろ塗
膜性能を劣化させない程度に焼成温度を高める方が好ま
しい。これらの手立てにより、ゴム塗膜面に離型剤を塗
布してゴム面の粘着防止を図る等の工程を省略すること
ができる。
【0014】更に、NBRの補強剤として40PHR以
上のカ−ボン含有量を確保するのが望ましい。カ−ボン
含有量を40PHR以上とすることで、ガスケットのミ
クロシ−ル膜としてより十分な強度,反発弾性及び圧縮
永久歪を引き出すことができる。
【0015】NBRを塗料化するための溶剤としては、
メチルエチルケトン(MEK),メチルイソブチルケト
ン(MIBK),アセトン,シクロヘキサノン等のケト
ン系溶剤が使用できるが、特にゴム溶解性の高いMIB
KやMEKが好ましいと言える。これらは、単独で使用
できることは勿論であるが、数種を混合して用いても差
支えはない。
【0016】本発明においては、ケトン系溶剤で塗料化
されたNBRに配合される粘度調整剤としてキシレン,
シクロヘキサノン,セルソルブアセテ−ト又はトルエン
が用いられ、これによって粘度調整されたNBR塗料が
ロ−ルコ−ト法によってステンレス鋼板表面に連続コ−
ティングされる。そして、上記粘度調整剤を用いること
により溶剤の揮発が抑制されてコ−ティング作業性が向
上し、また形成されるゴム塗膜のタック性も改善され
る。なお、このように粘度調整されたNBRのロ−ルコ
−ト法によるコ−ティング試験(ラインスピ−ド15m
/min)では、6時間は希釈剤の添加なく塗布作業を続け
ることができた。この粘度調整剤についても単独又は混
合の何れの形態で使用しても良いが、この中でキシレン
が最も好ましいと言える。
【0017】前記粘度調整剤で粘度調整がなされるNB
R塗料の塗布時の粘度は、フォ−ドカップ測定値で70
〜230秒が最も好ましい。つまり、前記値が70秒未
満では10μm以上の膜厚コントロ−ルが難しく、一
方、230秒を超えに場合にはロ−ルコ−トする場合に
膜厚コントロ−ルとレベリング性を確保することが難し
い。
【0018】なお、ゴム塗膜をガスケットのミクロシ−
ルとして用いる場合には用途に応じて任意の膜厚にコン
トロ−ルする必要があるが、厚膜に塗布すると“ワキ”
が発生しやすくなり(ゴム系では特に著しい)、また危
険防止のための制限量を超える溶剤が焼成炉内へ持ち込
まれる恐れも出てくる。しかし、前記粘度調整剤で粘度
調整されたNBR塗料を使用した場合には2コ−ト2ベ
−クが可能となり、この2コ−ト2ベ−クによって膜厚
のコントロ−ルが任意にできるようになることから、上
記懸念は無くなる。
【0019】ところで、2コ−ト2ベ−クで厚膜化を図
る場合は、1コ−ト目を所定膜厚の1/2 以上に、また2
コ−ト目をそれ以下にし、かつ2コ−ト目では1コ−ト
目の塗料よりも約20%程度粘度を低めた塗料を用いる
ことにより、1コ−ト材と同様にレベリング性の良い塗
膜を得ることができる。
【0020】さて、ロ−ルコ−ト法にて前記NBR塗料
を連続コ−ティングしたステンレス鋼板は、続いて24
0〜330℃(最終到達板温)で短時間焼成されて加硫
効果が高められ、ゴム被覆の強度,反発弾性,圧縮永久
歪,タック性等の向上が図られる。この場合、焼成温度
が240℃より低くても、また330℃より高くても所
望の塗膜特性を確保することができない。
【0021】なお、実機製造時の焼成炉の温度設定は、
入側約 1/2の加熱温度を使用粘度調整剤(希釈剤)の沸
点に達する温度よりも約10〜15℃低める必要があ
る。これは、急激な希釈溶剤の揮発による塗膜のピンホ
−ル発生防止のためと厚膜コ−ティング時の塗膜のワキ
の発生を防ぐためである。そして、残りの 1/2の加熱ゾ
−ンで目標板温に到達するように温度調節することによ
り、ロ−ルコ−タによる連続コ−ティングが可能とな
る。
【0022】続いて、本発明の効果を実施例により具体
的に説明する。
【実施例】まず、アクリロニトリル量:30重量%,チ
アゾ−ル系加硫剤:1重量%,カ−ボン:50PHRを
含んだNBRを表1に示す溶剤で塗料化し、更に同じ表
1に示した粘度調整剤(希釈剤)を用いて粘度調整を行
った。
【0023】
【表1】
【0024】次に、ロ−ルコ−タを適用した連続塗装ラ
イン(ラインスピ−ド15m/min)にて前記の如くに調
整したNBR塗料をステンレス鋼板(SUS301)の
表面に連続的に塗布し、更に種々の温度で焼成(焼成時
間 1.5分)してゴム被覆ステンレス鋼板を製造した。こ
の時の塗装結果を前記表1に併記すると共に、一部の塗
料については粘度上昇測定結果を図1に整理して示し
た。
【0025】表1及び図1で示した結果からも明らかな
ように、粘度調整剤(希釈剤)として本発明で指定する
キシレン或いはシクロヘキサノンを用いた場合には数時
間の作業でも増粘が設定目標範囲内で推移しており、良
好な作業結果を得ることができた。なお、NBRをMI
BKで塗料化し、更にキシレンを用いて粘度調整する場
合、MIBKとキシレンの量比は「30〜50:70〜50」で
適当であることも確認された。また、粘度調整剤(希釈
剤)としてトルエン又はセルソルブアセテ−トを用いた
場合も良好な結果が得られた。
【0026】更に、表2には、NBRをMIBKで塗料
化し、更にキシレンを用いて粘度調整した塗料(MIB
K:キシレン=50:50)を用いて得たゴム被覆ステ
ンレス鋼板につき、焼成温度別に塗膜の機械的性質 (JI
S K6301に準拠)及び耐LLC性を調査した結果が
示されている。なお、耐LLC性は、試験片をLLC液
と蒸留水の混合液(50/50vol%)を満たしたオ−トクレ−
ブに入れて130℃で72hrの処理を行った後に取り出
し、室温まで冷却して、塗膜のフクレ,剥離を観察し、
更にセロハンテ−プ剥離試験を行って密着性を評価する
手法によった。
【0027】
【表2】
【0028】この表2からも明らかなように、温度を高
めることにより伸びが低下する傾向があるが、240〜
330℃の温度域内であればコイル展開後のゴム面同士
の粘着は全く発生せず、ブロッキング(タック)の発生
を防止するためには該温度域が好適であることが分か
る。従って、上記温度範囲で焼成することにより、離型
剤塗布等の工程省略になることも分かる。また、ミクロ
シ−ル材として最も重要である耐LLC性の調査結果か
らは、塗膜のフクレ,剥離は認められず、優れた塗膜性
能を保持していることが確認された。
【0029】
【効果の総括】以上に説明した如く、この発明によれ
ば、ガスケット用として優れた性能を有するゴム被覆ス
テンレス鋼板を作業性良く安定して製造することが可能
になるなど、産業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロ−ルコ−ト法の説明図である。
【図2】ゴム塗料の塗料パン内経過時間と粘度上昇との
関係を示したグラフである。
【符号の説明】
1 ピックアップロ−ル 2 アプリケ−タ−ロ−ル 3 塗料パン 4 バックアップロ−ル 5 被塗装材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 109/02 PGQ (72)発明者 垣内 明 大阪府守口市南寺方東通り6丁目52番地 大東ポリマ−工業株式会社内 (72)発明者 西田 幹央 大阪府守口市南寺方東通り6丁目52番地 大東ポリマ−工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリロニトリルブタジエンゴムをケト
    ン系溶剤にて塗料化すると共に、粘度調整剤としてキシ
    レン,シクロヘキサノン,セルソルブアセテ−ト及びト
    ルエンの1種以上を用い、この塗料をロ−ルコ−ト法に
    よりステンレス鋼板表面に連続コ−ティングした後、2
    40〜330℃で短時間焼成することを特徴とする、ガ
    スケット用ゴム被覆ステンレス鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 アクリロニトリルブタジエンゴムとし
    て、 アクリロニトリル量:15〜40重量%,加硫剤の量:
    0.5〜3重量%,カ−ボン量:40PHR以上のものを
    用いる、請求項1に記載のガスケット用ゴム被覆ステン
    レス鋼板の製造方法。
JP4155886A 1992-05-23 1992-05-23 ガスケット用ゴム被覆ステンレス鋼板の製造方法 Expired - Lifetime JP2663320B2 (ja)

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JP2003526713A (ja) * 2000-01-27 2003-09-09 カール・フロイデンベルク・カーゲー 水性エラストマーコーティング組成物及びこの組成物でコーティングされた物体
KR100728595B1 (ko) * 2006-03-03 2007-06-14 주식회사 진영알앤에스 자동차 에어컨 콤푸레샤용 오일마개의 제조방법

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