JPH079038Y2 - 炉内計測窓パージ装置 - Google Patents

炉内計測窓パージ装置

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Publication number
JPH079038Y2
JPH079038Y2 JP1988137612U JP13761288U JPH079038Y2 JP H079038 Y2 JPH079038 Y2 JP H079038Y2 JP 1988137612 U JP1988137612 U JP 1988137612U JP 13761288 U JP13761288 U JP 13761288U JP H079038 Y2 JPH079038 Y2 JP H079038Y2
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JP
Japan
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furnace
furnace wall
wall opening
measurement window
perforated plate
Prior art date
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Application number
JP1988137612U
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JPH0258700U (ja
Inventor
重幸 三浦
秀郎 浜中
吉清 東城
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Nireco Corp
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nireco Corp
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は炉内計測窓パージ装置に係わり、特に炉内への
投光器又は炉内よりの受光器のシールガラスが炉内ガス
や粉塵により汚れることを防止するのに好適なパージ装
置に関する。
〔従来の技術〕
炉内CPC装置(帯状走行物の中心位置等の位置制御装
置)を炉外から投光したり受光するため炉壁に開口し、
この開口部を透明なシールガラスでシールして光のみ通
過するようにし、その他のガス、粉塵等が炉外に放出し
ないよう遮断する必要がある。このため従来より、例え
ば、第2図に示す構造が採用されている。炉壁1に炉壁
開口2を設け、炉壁開口2の炉外側に箱状のシール部3
を設ける。シール部3の炉壁開口2と対向する面に開口
4を設けシールガラス5で炉内とシールする。そしてシ
ール部3の周囲壁にパージガス流入用開口6をパージガ
スがシールガラス5の内面に吹き付けるように設け、シ
ールガラス5が炉内のガスや粉塵で汚れるのを防止す
る。炉内CPC装置投光用のランプ7をその計測光軸8が
炉内CPC装置に照射されるようシールガラス5の外側に
設ける。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術において、シールガラス5へのパージガス
の吹き付けが、パージガス流入用開口6の数や位置、パ
ージガス流量を調整してもパージガスの流れに乱れが生
じ、炉内ガスの巻き込みを誘発しシールガラス5の汚れ
を発生させていた。
このため、頻繁にシールガラスの清掃が必要であり、炉
の操業及び保守に支障をきたしていた。
本考案の目的は、シール部内に多孔板と整流ノズルを設
けるという簡単な構造を用いることによりシールガラス
の汚れの少ないパージ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、炉壁開口部の炉外側に筺体を設け、前記炉
壁開口部と対向する該筺体の面に透明のシール材よりな
る計測窓を設け、前記筺体にパージガスを流入し前記透
明のシール材を炉内からの汚染に対し保護する炉内計測
窓パージ装置において、前記筺体内部であって前記炉壁
開口部に、計測光軸に平行な多数の開孔を有する多孔板
と、該多孔板の上流側に前記透明のシール材と所定の間
隔を設けて整流ノズルとを設けた炉内計測窓パージ装置
によって達成される。
〔作用〕
上記構成により、筺体の周囲壁の開口より流入したパー
ジガスはまず整流ノズルとシール材との間の流路より多
孔板に向かって整流され、次に計測光軸に平行な多数の
開孔を通り炉内に流入する。このように整流されたパー
ジガスの流れによりシール材内表面は覆われているため
炉内ガスや粉塵がシール材内表面に当たらなくなりシー
ル材内表面は清浄に保たれる。また多孔板の開孔は計測
光軸に平行であり、多数開孔されているので投光、受光
上の支障は少ない。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を第1図を用いて説明する。
第1図は本実施例の横断面を示す。本実施例は炉壁1に
開口された長方形の炉壁開口2が設けられている。パー
ジ部3は炉壁開口2を十分覆う大きさの円筒体で構成さ
れ、炉壁1とは炉壁開口2と同じ開口を有する取り付け
板9により炉壁外面にボルトで固着されている。パージ
部3円筒体頂板には投光または受光用開口4が設けら
れ、シールガラス5で開口4をシールし、炉内のガス、
粉塵等が外部に漏洩するのを防止する。パージ部3の円
筒体部にはパージガス流入用開孔6が円筒体周囲に設け
られている。投光用ランプ又は受光素子7は計測光軸8
上に配設されている。本考案になる多孔板11は取り付け
板9の開口部を覆うように設けられ、この多孔板11の上
に炉壁開口2の形状とほぼ同じ長方形の整流ノズル10が
シールガラス5と所定の間隔を設けて取り付けられてい
る。
次にパージガスの動作について説明する。
パージ部3の円筒体の周囲にほぼ均等に複数個設けられ
たパージガス流入用開孔6より流入したパージガスはシ
ールガラスに当たり方向を変えて整流ノズル10に整流さ
れて流入する。次に多孔板11の各孔を通り、ほぼ平行流
となって炉内に流れ込む。このため炉内よりのガスや粉
塵はシールガラス5の内面に殆ど当たることがなく、シ
ールガラス5の内面は清浄に保たれる。多孔板11はパー
ジガスを整流すると共に、投光または受光を透過させる
働きもする。光の通過量を大きくするためには孔の総面
積はできるだけ大きい方がよいが、パージガスの整流作
用上からは、あまり大きいとその整流効果が小さくな
る。開孔率を多孔板11の孔総面積を炉壁開口2の面積で
除した値とし、開孔率を種々変えて整流作用のテストを
した結果、開孔率35%ぐらいで整流作用がよく、50%に
すると整流作用がかなり落ちることが判明した。また整
流ノズル10とシールガラス5との間隔はパージガスの流
れを乱さない程度に接近させると効果的である。
また、多孔板11を透明の材料で製作すれば、透過光につ
いては有利であるが、炉内ガス等で汚れ透明度が低下し
てくるので、不透明体で製作した方がよい。
本実施例は,炉内CPC装置に対するものであるが、一般
の加熱炉等で炉内の監視が必要な場合、その観測窓又
は、照明窓に適用できることは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、炉内計測窓のパージ部内の炉壁開口部
に、計測光軸に平行な多数の開孔を有する多孔板と、こ
の多孔板の上側側に整流ノズルを設けることにより所定
の透過光量を確保しつつパージガスを整流して炉内ガス
や粉塵を炉内計測窓のシール材に近づけないので、シー
ル材の清浄度が維持でき、炉の操業性、保守性を向上す
ることができる。
また、高温の炉内ガスがシール材まで到達しないのでシ
ール材の耐熱性、および投光器又は受光器全体の冷却が
簡単になりコストの低減ができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる一実施例の横断面図、第2図は従
来技術を示す横断面である。 1……炉壁、2……炉壁開口、3……パージ部、4……
投光または受光用開口、5……シールガラス、6……パ
ージガス流入用開孔、7……投光用ランプまたは受光素
子、8……計測光軸、9……取り付け板、10……整流ノ
ズル、11……多孔板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉壁開口部の炉外側に筺体を設け、前記炉
    壁開口部と対向する該筺体の面に透明のシール材よりな
    る計測窓を設け、前記筺体にパージガスを流入し前記透
    明のシール材を炉内からの汚染に対し保護する炉内計測
    窓パージ装置において、前記筺体内部であって前記炉壁
    開口部に、計測光軸に平行な多数の開孔を有する多孔板
    と、該多孔板の上流側に前記透明のシール材と所定の間
    隔を設けて整流ノズルとを設けたことを特徴とする炉内
    計測窓パージ装置。
JP1988137612U 1988-10-21 1988-10-21 炉内計測窓パージ装置 Expired - Lifetime JPH079038Y2 (ja)

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JPH0258700U JPH0258700U (ja) 1990-04-26
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JPS6152200U (ja) * 1984-09-07 1986-04-08

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