JPH0790388A - 丸鋼コイルの熱処理炉 - Google Patents

丸鋼コイルの熱処理炉

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JPH0790388A
JPH0790388A JP23693293A JP23693293A JPH0790388A JP H0790388 A JPH0790388 A JP H0790388A JP 23693293 A JP23693293 A JP 23693293A JP 23693293 A JP23693293 A JP 23693293A JP H0790388 A JPH0790388 A JP H0790388A
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修 竹内
Ikuo Yamamura
郁夫 山村
Toru Iura
透 井浦
Masaki Ogushi
正樹 大串
Takayuki Suganuma
孝之 菅沼
Moriyuki Ishiguro
守幸 石黒
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸鋼コイルMの炉への装入・抽出が安定,か
つ簡単で、しかも、丸鋼コイルMの熱処理製品の品質お
よび生産性が向上する丸鋼コイルMの熱処理炉を提供す
る。 【構成】 内部に前記丸鋼コイルMを横置き状に装入可
能な炉本体1を有し、該炉本体1内に、前記丸鋼コイル
Mを炉本体1に対して出し入れ自在に吊支するC型フッ
ク19や、丸鋼コイルMを横置き状に支持可能な簀の子
状のコイル受け台3や、丸鋼コイルMの少なくとも軸方
向寸法を調整可能な押し付け装置14等を具備してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炉本体内に装入した線
材ないしは棒鋼をコイル状に巻いた丸鋼コイルを加熱・
冷却して熱処理する熱処理炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、線材ないしは棒鋼をコイル状に巻
いたバーインコイル(以下丸鋼コイルと称する)を加熱
・冷却する熱処理炉にあっては、ベル型の炉本体を有す
るもが一般的である。図3は、従来の丸鋼コイルの焼鈍
炉30の一例である。前記焼鈍炉30は、ベル型の炉本
体31を有し、該炉本体31の炉床32上にディフュー
ザ33を設置し、このディフューザ33上に焼鈍すべき
丸鋼コイル34を1段或いは複数個段積みして積載する
ようになっている。
【0003】炉本体31の上部および中部には、炉内部
加熱用のバーナー36が設けられている。炉本体31の
炉内部において、前記バーナー36の内、上方に設けた
バーナー36の上方には、燃料ガスまたは燃焼空気を供
給する燃料ガスマニホールド37・燃焼空気マニホール
ド38が設けられている。前記ディフューザ33内に
は、炉本体31内の雰囲気ガスを循環するための雰囲気
ガス循環ファン39および雰囲気ガス循環ファン39を
回転するためのモータ40が設けられている。雰囲気ガ
ス循環ファン39を運転することにより雰囲気ガスを炉
本体31内に図中矢印方向に雰囲気ガス気流を形成する
ようになっている。
【0004】前記焼鈍炉30において、丸鋼コイル34
の焼鈍を行なうには、丸鋼コイル34をディフューザ3
3上に前述の形態に積載した後、インナーカバー35を
被せて丸鋼コイル34を被い、ディフューザ33とイン
ナーカバー35とで囲まれた空間内に丸鋼コイル34を
内蔵するようにし、さらに、インナーカバー35の外側
に炉本体31を被せてディフューザ33とインナーカバ
ー35とを炉本体31と炉床32とで囲まれた空間内に
内蔵するようにする。そして、この状態で、燃料ガスマ
ニホールド37から燃料ガスを、燃焼空気マニホールド
38から燃焼空気を供給しつつバーナー36に点火して
炉本体31内を燃焼・昇温する。また、前記雰囲気ガス
循環ファン39を運転することにより、インナーカバー
35内に図中矢印の気流を形成し、丸鋼コイル34は前
記インナーカバー35からの輻射熱とインナーカバー3
5炉内部の対流伝熱とで、加熱・昇温されるようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような丸鋼コイルの熱処理炉の場合、以下のような問題
が生じていた。すなわち、前記丸鋼コイル34をディフ
ューザ33上に段積みする工程は、段の上部に積む丸鋼
コイル34の重心位置の調整が微妙でズレやすく、丸鋼
コイル34が転倒しないように細心の注意を払うように
する必要があり、作業性に不満があった。また、丸鋼コ
イル34の積載状態が不安定なため、インナーカバー3
5を被せる際にも、インナーカバー35が丸鋼コイル3
4に接触しないようにするために注意を払う必要がある
ことは勿論、逆に、焼鈍の完了後、丸鋼コイル34の取
り出し時にも、炉本体31やインナーカバー35を細心
の注意を払いながら取り外す必要がある。すなわち、丸
鋼コイル34のハンドリングが難しくて、不安定であっ
た。
【0006】一方、前記のように丸鋼コイル34を縦方
向に積載した状態で焼鈍した場合、丸鋼コイル34の自
重で丸鋼コイル34の弦巻の間隔が押し潰されて密着し
て隙間が無くなるケースがあり、この様な場合、丸鋼コ
イル34の各弦巻の間において雰囲気ガスが流通量にば
らつきが生じる結果、焼鈍時の均熱性が損なわれて丸鋼
コイル34の機械的性質に均等性が損なわれたり、丸鋼
コイル34同志の接触部分が擦れて傷付くなどして、品
質や歩留まりが低下するといった問題も生じていた。
【0007】さらに、前記のような焼鈍炉30の場合、
焼鈍のみを行なうものが主体であるため、付加価値の高
い製品の製造が困難である。しかしながら、前記問題に
鑑みて、ガスアローイング装置を設けて高付加価値製品
の製造に対応しようとしても、丸鋼コイル34の弦巻間
を流通する雰囲気ガスの流れが均一で無いために丸鋼コ
イル34の均等なガスアローイングを困難にする結果、
製品の品質や歩留まりが低下して、高い付加価値のある
品質、製品が得られない。
【0008】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、丸鋼コイルの炉への装入・抽出が安全でかつ容易
にでき、しかも、丸鋼コイルの熱処理製品の品質および
生産性が向上する丸鋼コイルの熱処理炉を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、炉本体内に装入した線材ないしは棒鋼をコイル状に
巻いた丸鋼コイルを加熱・冷却して熱処理する熱処理炉
であって、前記炉本体を、炉内部に前記丸鋼コイルを横
置き状に装入可能に構成したことを特徴とする丸鋼コイ
ルの熱処理炉を前記課題の解決手段とした。請求項2記
載の発明では、請求項1記載の丸鋼コイルの熱処理炉で
あって、前記炉本体には、前記丸鋼コイルを炉本体に対
して出し入れ自在に吊支する吊支機構を具備したことを
特徴とする丸鋼コイルの熱処理炉を前記課題の解決手段
とした。請求項3記載の発明では、請求項1または2の
いずれかに記載の丸鋼コイルの熱処理炉であって、前記
炉本体内に装入した前記丸鋼コイルを横置き状に支持可
能な簀の子状のコイル受け台を具備したことを特徴とす
る丸鋼コイルの熱処理炉を前記課題の解決手段とした。
請求項4記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか
に記載の丸鋼コイルの熱処理炉であって、前記炉本体内
に装入した丸鋼コイルの少なくとも軸方向寸法を調整可
能な軸方向調整機構を具備したことを特徴とする丸鋼コ
イルの熱処理炉を前記課題の解決手段とした。請求項5
記載の発明では、請求項1ないし4のいずれかに記載の
丸鋼コイルの熱処理炉であって、前記炉本体内に丸鋼コ
イルを脱炭等のガスアローイングをするための給湿装置
および湿度調整装置を具備したことを特徴とする丸鋼コ
イルの熱処理炉を前記課題の解決手段とした。請求項6
記載の発明では、請求項1ないし5のいずれかに記載の
丸鋼コイルの熱処理炉であって、前記炉本体に、炉内部
の雰囲気ガスの冷却装置を炉外に設置して接続したこと
を特徴とする丸鋼コイルの熱処理炉を前記課題の解決手
段とした。請求項7記載の発明では、請求項1ないし6
のいずれかに記載の丸鋼コイルの熱処理炉であって、前
記炉本体に、炉本体内部の雰囲気ガスの循環経路を、炉
本体内部の加熱期と冷却期とで切り換える循環経路切り
換え装置を具備したことを特徴とする丸鋼コイルの熱処
理炉を前記課題の解決手段とした。請求項8記載の発明
では、請求項4記載の丸鋼コイルの熱処理炉であって、
前記軸方向調整機構は、炉本体内に装入した前記丸鋼コ
イルの軸方向一側の端部に当接される当接部材と、該当
接部材を丸鋼コイルの軸方向に少なくとも丸鋼コイルを
圧縮する方向に移動可能な移動機構とを備えてなること
を特徴とする丸鋼コイルの熱処理炉を前記課題の解決手
段とした。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、炉の所定位置に
丸鋼コイルを横置き状態に装入・積載した後、炉本体を
セットすることにより、熱処理可能状態となる。炉本体
内に装入・積載された丸鋼コイルは、自重が自身の断面
方向に作用するので、軸方向の寸法への自重の影響がな
い。請求項2記載の発明によれば、吊支機構により熱処
理すべき丸鋼コイルを、炉本体に対して搬送,装入およ
び抽出する。請求項3記載の発明によれば、コイル受け
台が丸鋼コイルを横置き状に支持する。コイル受け台
は、丸鋼コイルを炉床から上方に支持するとともに、雰
囲気ガス気流が簀の子の隙間を流通可能なので、丸鋼コ
イルの下方にも炉内の雰囲気ガス気流を形成する。請求
項4記載の発明によれば、軸方向調整部材が、炉本体内
に装入した丸鋼コイルの軸方向端部を丸鋼コイルの軸方
向に押圧または引っ張って、丸鋼コイルの軸方向の寸法
を調整する。請求項5記載の発明によれば、丸鋼コイル
の熱処理中に給湿装置および湿度調整装置を作動するこ
とにより、炉本体内の露点水分量を目的値に調整して、
目的のガスアローイングを行なう。請求項6記載の発明
によれば、炉内雰囲気ガスを炉外に設置した冷却装置を
通して、炉本体内部の雰囲気ガスを冷却し、冷却雰囲気
ガスにして再び炉内に吹き込み、熱処理およびガスアロ
ーイング後の丸鋼コイルを冷却する。請求項7記載の発
明によれば、循環経路切り換え装置が、炉本体内の雰囲
気ガスの気流を制御して、炉本体の加熱期および冷却期
のそれぞれにおいて、炉本体内に目的の雰囲気ガスの循
環経路を形成する。請求項8記載の発明によれば、丸鋼
コイルの一側に当接部材を当接し、他側に当接部材また
は炉本体内の部材を当接し、前記当接部材の内の少なく
とも1つを丸鋼コイルの軸方向に移動して、丸鋼コイル
の軸方向の寸法を調整する。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1および図2を
参照して説明する。図中符号1は、本実施例の丸鋼コイ
ルの熱処理炉の炉本体である。炉本体1は、箱型であっ
て、前面(図1左側)に、炉内部に対して丸鋼コイルM
を装入・抽出するための開口部1aが開口されている。
炉本体1の該開口部1a近傍には、開口部1aを開閉す
るためのドア2が設けられている。ドア2は、開口部1
aを閉塞して炉内外の気密構造を構成している。
【0012】炉本体1の炉床1bには、上面に前記丸鋼
コイルMを横置き状に支持するコイル受け台3が設けら
れている。炉本体1の上部および下部には、丸鋼コイル
Mを加熱するための上部・下部輻射管4・4’がそれぞ
れ水平方向に連設されている。また、図1および図2に
示すように、前記各上部・下部輻射管4・4’には、上
部・下部輻射管4・4’に熱を供給するための上部・下
部輻射管バーナー5・5’および排ガスダクト6および
レキュペレータ6’が取り付けられている。前記コイル
受け台3は、上面にセットした前記丸鋼コイルMに下部
輻射管4’の熱が有効に照射され、かつ、炉本体1内を
循環する雰囲気ガスが丸鋼コイルMに有効に接触してし
かも滞留しない構造になっている。
【0013】炉本体1の後壁1cには、炉本体1内の雰
囲気ガスを循環する循環ファン7が設けられている。該
循環ファン7のケーシングには、雰囲気ガスを炉本体1
内の上部と下部とで均等に吐出する上部・下部吐出口8
・8’が設けられている。また、前記コイル受け台3の
循環ファン7側には、丸鋼コイルMのコイル倒れ防止壁
3’が設けられ、コイル受け台3の中心部には吸い込み
集合ダクトDが設けられている。
【0014】炉本体1の外部には、雰囲気ガスを冷却す
る冷却装置11が設置されている。この冷却装置11
は、吸気切り換え弁(循環経路切り換え弁)9と、吸引
口10’と、吸引ダクト10と、クーラー11aと、冷
却雰囲気ガス送風機11bと、冷却雰囲気ガス吹き込み
ダクト12と、冷却雰囲気ガス吹き込み口12’と、冷
却雰囲気ガス吹き込み切り換え弁(循環経路切り換え
弁)13とで構成されている。また、冷却装置11は、
冷却雰囲気ガス吹き込み切り換え弁13等を調整するこ
とにより、炉本体1内の雰囲気ガスの循環流路を切り換
え可能な構造に構成されている。
【0015】前記ドア2は、丸鋼コイルMを炉本体1の
後壁1c方向に押圧可能な押し付け装置(軸方向調整機
構)14と、該押し付け装置14を駆動するシリンダ
(当接部材,移動機構)15を有している。該押し付け
装置14は、軸線を前記後壁1cに垂直に配設した丸鋼
コイルMの後壁1cと反対側に位置する軸方向端面を押
圧することにより、丸鋼コイルMの軸方向の寸法、すな
わち丸鋼コイルM間の隙間を適正に押し縮めるようにな
っている。なお、押し付け装置14は、押し付けとは逆
に丸鋼コイルMの後壁1cと反対側の軸方向端部を後壁
1cと反対の方向に引っ張る機能や、丸鋼コイルMの軸
方向寸法を所定の長さで固定維持する機能を有していれ
ば一層好ましい。一方、炉本体1は、丸鋼コイルMに脱
炭等のガスアローイングを施すための給湿装置16およ
び湿度調整装置17を具備している。
【0016】以下、本実施例の作用および効果を説明す
る。ここでは、本実施例の丸鋼コイルの熱処理炉を用い
た丸鋼コイルMの熱処理として、丸鋼コイルMをアズロ
ール状態で搬送および熱処理操業する場合を説明する。
【0017】(1)丸鋼コイルMをコイル置き場から、
クレーンフック18とC型フック(吊支機構)19とで
吊り上げ、炉本体1の炉前に搬送し、ドア2を開放して
開口してしている開口部1aから炉本体1内に装入す
る。この時、C型フック19は、炉本体1の天井1dに
設けたC型フックガイド装置(吊支機構)19’により
丸鋼コイルMを常に安定に、かつ、容易にコイル受け台
3の中心上に横置き状に積載されるようになっている。
なお、前記C型フック19は、通常の丸鋼コイルM搬送
用のC型フックを使用することができる。
【0018】(2)丸鋼コイルMの炉本体1への装入が
完了したら、ドア2を閉じて開口部1aを閉塞し、炉本
体1内と炉外との気密性を保持する。この後、押し付け
装置14をシリンダ15により駆動して押し付け装置1
4を丸鋼コイルMのドア2側の端面をコイル倒れ防止壁
3’側に押圧する。これは、アズロール状の丸鋼コイル
Mでは、コイル間の隙間が自在に変動可能になっている
ため、コイル間の隙間を適正にするためである。丸鋼コ
イルM間の隙間を適正にすることは、後述する加熱・均
熱(昇温)サイクル、冷却サイクルおよびガスアローイ
ング操業において大きな効果を発揮する。すなわち、炉
本体1内を循環する雰囲気ガスが丸鋼コイルM間の隙間
を均一に接触して流れるために、温度分布が均等にな
り、品質の向上が図れるとともに、丸鋼コイルMの加熱
・冷却の効率が良くなってその時間の短縮が図れる。こ
のように、押し付け装置14は、丸鋼コイルM間の隙間
の均一化に重要な機能を有しているが、丸鋼コイルMの
高さに応じてシリンダ15のストロークを調整すること
により常に丸鋼コイルM間の隙間を適正にして、丸鋼コ
イルMを保持するようになっている。
【0019】(3)前記丸鋼コイルMの装入・積載が完
了したら、循環ファン7を運転し、炉本体1内を所定の
雰囲気ガスに置換し、上部・下部輻射管バーナー5・
5’を点火して加熱・均熱(昇温)サイクルを開始す
る。この加熱・均熱(昇温)サイクルにおいては、保持
位置の丸鋼コイルMの上下に前記上部・下部輻射管4・
4’がそれぞれ複数連設されているため丸鋼コイルMの
上下から極めて均一に熱が供給される上、丸鋼コイルM
が雰囲気ガス気流が通過可能なコイル受け台3上に支持
されて全体に雰囲気ガス気流が均等に供給可能なので、
丸鋼コイルMが上下から極めて均一に加熱される。な
お、本実施例の丸鋼コイルの熱処理炉は、上部・下部輻
射管4・4’の排気側に設けられたレキュペレータ6’
で、燃焼空気または燃料ガスを予熱して、廃熱回収を行
ない、省エネルギが考慮されている。燃料ガスは、レキ
ュペレータ6’で廃熱回収された後、放散される。
【0020】(4)循環ファン7の上部・下部吐出口8
・8’から、炉本体1の上部または下部方向に吐出され
た雰囲気ガスは、図中実線矢印のように丸鋼コイルMの
まわりを包み込むように、しかも、丸鋼コイルM間の隙
間を満遍なく流れて図中破線矢印のように吸い込み集合
ダクトDに集合された後、循環ファン7で循環される。
【0021】(5)丸鋼コイルMを脱炭等の所謂ガスア
ローイング操業する給湿装置16と湿度調整装置17と
は、丸鋼コイルMが所定の加熱温度に達したら作動する
ようになっている。前記給湿装置16は、水蒸気を炉本
体1内に供給して、炉本体1内の循環雰囲気ガスを湿気
ガスにする機能をもっている。前記湿度調整装置17
は、露点検出器等を備えて、炉本体1内の循環雰囲気ガ
スの露点を予め定められた露点に調整する機能を持って
いる。そして、給湿装置16と湿度調整装置17とは、
設定された露点の信号を湿度調整装置17から給湿装置
16に与えると、この露点に見合った量の水蒸気が給湿
装置16から炉本体1内に供給されるようになってい
る。すなわち、炉本体1内が常時設定値の露点になるよ
うに供給水蒸気量が調整される。
【0022】(6)脱炭操業における丸鋼コイルMの脱
炭量(脱炭深さ)は、概ね、前記設定露点と給湿時間と
によって決定される。したがって、設定露点と給湿時間
とを調整することにより、丸鋼コイルMの表面の薄い表
面層から中心部までの深い脱炭処理の操業が任意に調整
可能である。脱炭された丸鋼コイルMは、当然に柔らか
く、加工性を良くしたり、表面を柔らかくして中心部の
み処理前の硬さを維持するようにしたりする等々、用途
によって幅広くしかも高付加価値の品質の製品を得るこ
とができる。
【0023】(7)冷却サイクルにはいると、炉本体1
内の循環雰囲気ガスを炉外に設置した冷却装置11に通
して冷却した後、冷却雰囲気ガスにして、再び炉本体1
内に吹き込む。この時、炉本体1内の高温雰囲気ガス
は、後壁1cの上部に設けた吸気切り換え弁9を開放
し、吸引口10’から吸引ダクト10を介して冷却装置
11内に入るのである。なお、前記冷却装置11には、
クーラー11aと冷却雰囲気ガス送風機11bとが搭載
されている。一方、冷却装置11において冷却された冷
却雰囲気ガスは、冷却雰囲気ガス吹き込みダクト12を
介して、吸気切り換え弁9と同時に開放している冷却雰
囲気ガス吹き込み切り換え弁13を通して冷却雰囲気ガ
ス吹き込み口12’から炉本体1内に吹き込まれる。こ
の炉本体1内に吹き込まれた冷却雰囲気ガスは、丸鋼コ
イルMの周りを有効に流れ、丸鋼コイルM間の隙間を満
遍なく流れて丸鋼コイルMを均一にしかも短時間で冷却
するようになっている。
【0024】なお、本実施例においては、前記吸引口1
0’を炉本体1の上部に、冷却雰囲気ガス吹き込み口1
2’を同下部に各々1箇所に設けるようにしたが、炉形
や炉本体1の大きさによっては吸引口10’と冷却雰囲
気ガス吹き込み口12’の上下関係を反対にすることも
出来る。吸引口10’と冷却雰囲気ガス吹き込み口1
2’の設置数を複数とすれば、前記効果を一層顕著にす
ることができる。
【0025】冷却を完了した丸鋼コイルMは、C型フッ
ク19により炉本体1内から抽出され、結束機にかけて
フープ状に結束して、コイルヤードに搬送される。
【0026】ここまで、丸鋼コイルMがアズロール状態
での操業の場合について述べたが、結束状態の操業の場
合でも同様である。ただ、結束状態の場合は、隣接する
丸鋼コイルM同志がタイトに密接状態になっているた
め、丸鋼コイルM間の隙間に雰囲気ガスが流れにくく、
温度分布や品質の均一性はアズロール状態の場合より若
干劣る。
【0027】なお、本実施例では、図1および図2に示
すように、炉本体1の前後方向2箇所の丸鋼コイルMを
直列に、炉幅方向に2列、合計4個の丸鋼コイルMを装
入する場合を例示したが、この他に、炉本体1の前後方
向に1個の丸鋼コイルMを、炉幅方向に3列、合計3個
の丸鋼コイルMを装入する例など種々のパターンが可能
である。なお、これら丸鋼コイルMの配列パターンは、
丸鋼コイルMの寸法、生産量等によって決定される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の丸
鋼コイルの熱処理炉によれば、炉本体内に装入した線材
ないしは棒鋼をコイル状に巻いた丸鋼コイルを加熱・冷
却して熱処理する熱処理炉であって、前記炉本体を、炉
内部に前記丸鋼コイルを横置き状に装入可能に構成した
ことを特徴とするから、丸鋼コイルの装入・抽出やハン
ドリングが極めて安定で、かつ容易であり、作業能率が
向上するほか、炉内における装入状態が極めて安定して
いるので転倒等の危険性がなく、丸鋼コイルのハンドリ
ングおよび所定位置への丸鋼コイルの装入・抽出作業等
の作業性が向上するとともに、丸鋼コイル間の隙間が常
時適正に確保される結果、丸鋼コイル表面への擦れ傷の
発生が防止され、しかも、炉内の雰囲気ガスが丸鋼コイ
ルのコイル間の隙間を均一に流通して熱処理の均等や、
加熱や冷却の能率向上が図れ、製品の歩留まりや品質や
生産性が向上するといった優れた効果を奏する。
【0029】請求項2記載の丸鋼コイルの熱処理炉によ
れば、請求項1記載の丸鋼コイルの熱処理炉であって、
前記炉本体には、前記丸鋼コイルを炉本体に対して出し
入れ自在に吊支する吊支機構を具備したことを特徴とす
るから、前記請求項1記載の発明の効果を有することは
勿論、常時安定かつ容易に丸鋼コイルの炉内装入および
炉内からの抽出ができて合理的であり、しかも、自動
化,省力化が可能である。
【0030】請求項3記載の丸鋼コイルの熱処理炉によ
れば、請求項1または2のいずれかに記載の丸鋼コイル
の熱処理炉であって、前記炉本体内に装入した前記丸鋼
コイルを横置き状に支持可能な簀の子状のコイル受け台
を具備したことを特徴とするから、前記請求項1記載の
発明の効果を有することは勿論、丸鋼コイルがコイル受
け台に炉床から上方に支持されるので、丸鋼コイルの特
に下方の雰囲気ガスの循環効率が改善されて、前記熱処
理の均等化等が一層促進される。
【0031】請求項4記載の丸鋼コイルの熱処理炉によ
れば、請求項1ないし3のいずれかに記載の丸鋼コイル
の熱処理炉であって、前記炉本体内に装入した丸鋼コイ
ルの少なくとも軸方向寸法を調整可能な軸方向調整機構
を具備したことを特徴とするから、前記請求項1記載の
発明の効果を有することは勿論、コイル間の隙間を適正
に調整することができるので、前記熱処理の均等化や、
丸鋼コイルの加熱・冷却能率等が一層向上する。
【0032】請求項5記載の丸鋼コイルの熱処理炉によ
れば、請求項1ないし4のいずれかに記載の丸鋼コイル
の熱処理炉であって、前記炉本体内に丸鋼コイルを脱炭
等のガスアローイング操業を可能にするための給湿装置
および湿度調整装置を具備したことを特徴とするから、
前記請求項1記載の発明の効果を有することは勿論、構
成の簡単な炉におけるガスアローイング操業を可能に
し、安価で、しかも付加価値の高い製品の製造が可能で
ある。
【0033】請求項6記載の丸鋼コイルの熱処理炉によ
れば、請求項1ないし5のいずれかに記載の丸鋼コイル
の熱処理炉であって、前記炉本体に、炉内部の雰囲気ガ
スの冷却装置を炉外に設置して接続したことを特徴とす
るから、前記請求項1記載の発明の効果を有することは
勿論、雰囲気ガスの冷却効率が向上するので、熱処理製
品の生産性が向上する。
【0034】請求項7記載の丸鋼コイルの熱処理炉によ
れば、請求項1ないし6のいずれかに記載の丸鋼コイル
の熱処理炉であって、前記炉本体に、炉本体内部の雰囲
気ガスの循環経路を、炉本体内部の加熱期と冷却期とで
切り換える循環経路切り換え装置を具備したことを特徴
とするから、前記請求項1記載の発明の効果を有するこ
とは勿論、雰囲気ガスおよび丸鋼コイルの加熱や冷却の
効率が向上して、熱処理製品の生産性を一層向上するこ
とができる。
【0035】請求項8記載の丸鋼コイルの熱処理炉によ
れば、請求項4記載の丸鋼コイルの熱処理炉であって、
前記軸方向調整機構は、炉本体内に装入した前記丸鋼コ
イルの軸方向一側の端部に当接される当接部材と、該当
接部材を丸鋼コイルの軸方向に少なくとも丸鋼コイルを
圧縮する方向に移動可能な移動機構とを備えてなること
を特徴とするから、前記請求項1および4記載の発明の
効果を有することは勿論、移動機構の駆動により当接部
材を移動するだけで丸鋼コイルの軸方向の寸法を簡単か
つ正確に変更できるので、丸鋼コイルのコイル間の隙間
を常に適正に保持できるので、熱処理製品の品質および
生産性を一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側断面図である。
【図2】前記図1の正断面図である。
【図3】従来例を示す正断面図である。
【符号の説明】
1 炉本体 1b 炉床 3 コイル受け台 7 循環ファン 9 循環経路切り換え弁(吸気切り換え弁) 11 冷却装置 13 循環経路切り換え弁(冷却雰囲気ガス吹き込み切
り換え弁) 14 軸方向調整機構(押し付け装置) 15 当接部材,移動機構(シリンダ) 16 給湿装置 17 湿度調整装置 19 吊支機構(C型フック) 19’ 吊支機構(C型フックガイド装置) D 吸い込み集合ダクト M 丸鋼コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山村 郁夫 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 井浦 透 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 大串 正樹 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 菅沼 孝之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 石黒 守幸 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉本体内に装入した線材ないしは棒鋼を
    コイル状に巻いた丸鋼コイルを加熱・冷却して熱処理す
    る熱処理炉であって、前記炉本体を、炉内部に前記丸鋼
    コイルを横置き状に装入可能に構成したことを特徴とす
    る丸鋼コイルの熱処理炉。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の丸鋼コイルの熱処理炉で
    あって、前記炉本体には、前記丸鋼コイルを炉本体に対
    して出し入れ自在に吊支する吊支機構を具備したことを
    特徴とする丸鋼コイルの熱処理炉。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載の丸
    鋼コイルの熱処理炉であって、前記炉本体内に装入した
    前記丸鋼コイルを横置き状に支持可能な簀の子状のコイ
    ル受け台を具備したことを特徴とする丸鋼コイルの熱処
    理炉。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の丸
    鋼コイルの熱処理炉であって、前記炉本体内に装入した
    丸鋼コイルの少なくとも軸方向寸法を調整可能な軸方向
    調整機構を具備したことを特徴とする丸鋼コイルの熱処
    理炉。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の丸
    鋼コイルの熱処理炉であって、前記炉本体内に丸鋼コイ
    ルを脱炭等のガスアローイング操業を可能にするための
    給湿装置および湿度調整装置を具備したことを特徴とす
    る丸鋼コイルの熱処理炉。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の丸
    鋼コイルの熱処理炉であって、前記炉本体に、炉内部の
    雰囲気ガスの冷却装置を炉外に設置して接続したことを
    特徴とする丸鋼コイルの熱処理炉。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の丸
    鋼コイルの熱処理炉であって、前記炉本体に、炉本体内
    部の雰囲気ガスの循環経路を、炉本体内部の加熱期と冷
    却期とで切り換える循環経路切り換え装置を具備したこ
    とを特徴とする丸鋼コイルの熱処理炉。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の丸鋼コイルの熱処理炉で
    あって、前記軸方向調整機構は、炉本体内に装入した前
    記丸鋼コイルの軸方向一側の端部に当接される当接部材
    と、該当接部材を丸鋼コイルの軸方向に少なくとも丸鋼
    コイルを圧縮する方向に移動可能な移動機構とを備えて
    なることを特徴とする丸鋼コイルの熱処理炉。
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