JPH0790304A - 硬質粉末混合用メジア - Google Patents
硬質粉末混合用メジアInfo
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- JPH0790304A JPH0790304A JP5259377A JP25937793A JPH0790304A JP H0790304 A JPH0790304 A JP H0790304A JP 5259377 A JP5259377 A JP 5259377A JP 25937793 A JP25937793 A JP 25937793A JP H0790304 A JPH0790304 A JP H0790304A
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- cemented carbide
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 湿式又は乾式で硬質原料粉末を入れ一定時間
回転させて粉砕混合又は混合する方法で原料粉末と共に
混合投入されるメジアにおいて、耐摩耗性の向上により
使用寿命が延びてコストが低減し、更に混合粉末中に摩
耗混入が少ないメジアを提供する。 【構成】 球状又は円柱状で且つＷＣとＣｏが６０ｗｔ
％以上としＷＣの粒子の平均粒度が０．３〜１０μｍの
超硬合金である硬質粉末混合用メジア。
回転させて粉砕混合又は混合する方法で原料粉末と共に
混合投入されるメジアにおいて、耐摩耗性の向上により
使用寿命が延びてコストが低減し、更に混合粉末中に摩
耗混入が少ないメジアを提供する。 【構成】 球状又は円柱状で且つＷＣとＣｏが６０ｗｔ
％以上としＷＣの粒子の平均粒度が０．３〜１０μｍの
超硬合金である硬質粉末混合用メジア。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、超硬合金やサーメッ
ト等の粉末を製造するに際し、原料粉末とアルコール等
の溶媒を湿式又は乾式で混合する場合に用いる硬質粉末
混合用メジアの材質、形状に関するものである。
ト等の粉末を製造するに際し、原料粉末とアルコール等
の溶媒を湿式又は乾式で混合する場合に用いる硬質粉末
混合用メジアの材質、形状に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】粉末冶金法に使用する超硬合金、サーメ
ットあるいはセラミックス等の粉末の造粒方法として
は、原料硬質合金粉末をアセトンやヘキサン、アルコー
ル等の溶媒と湿式混合するか或いは乾式にて混合した
後、乾燥造粒される。
ットあるいはセラミックス等の粉末の造粒方法として
は、原料硬質合金粉末をアセトンやヘキサン、アルコー
ル等の溶媒と湿式混合するか或いは乾式にて混合した
後、乾燥造粒される。
【０００３】上記湿式又は乾式混合工程において、混合
機には原料粉末と共に硬質のメジアを多数投入し、混合
時のメジア同士の衝撃エネルギーと原料粉末との摩擦に
よって原料が粉砕混合される。
機には原料粉末と共に硬質のメジアを多数投入し、混合
時のメジア同士の衝撃エネルギーと原料粉末との摩擦に
よって原料が粉砕混合される。
【０００４】このメジアの材質は一般に超硬合金製であ
るが、製品として成立しない超硬合金を集めて利用され
ることが多く、特に調整された組成のものではなかっ
た。
るが、製品として成立しない超硬合金を集めて利用され
ることが多く、特に調整された組成のものではなかっ
た。
【０００５】混合工程において、メジアは原料粉末と摩
擦、粉砕を繰り返すが、このときメジアは原料粉末に摩
耗混入して減少してゆく。更に、何度も使用され大きく
摩耗したり欠損を起こし基準の大きさ以下となったメジ
アは選別機で選別除去していた。
擦、粉砕を繰り返すが、このときメジアは原料粉末に摩
耗混入して減少してゆく。更に、何度も使用され大きく
摩耗したり欠損を起こし基準の大きさ以下となったメジ
アは選別機で選別除去していた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このように、原料粉末
への摩耗混入や識別除去によりメジアを消耗していく
と、粉末製造コストに占めるメジアのコストが上昇して
しまう。又、原料粉末に摩耗混入することにより混合粉
末の純度が低下し、得られた合金の合金特性、実用性能
が低下する恐れがあった。
への摩耗混入や識別除去によりメジアを消耗していく
と、粉末製造コストに占めるメジアのコストが上昇して
しまう。又、原料粉末に摩耗混入することにより混合粉
末の純度が低下し、得られた合金の合金特性、実用性能
が低下する恐れがあった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
を解決し、摩耗混入が少なく、且つ欠損の少ないメジア
の形状・材質等を検討し、この発明に至ったものであ
る。
を解決し、摩耗混入が少なく、且つ欠損の少ないメジア
の形状・材質等を検討し、この発明に至ったものであ
る。
【０００８】本発明は、メジアがボール状又は円柱状で
且つＷＣとＣｏが６０ｗｔ％以上とし、ＷＣの平均粒度
が０．３〜１０μである超硬合金であれば、摩耗の少な
いことを見出した。
且つＷＣとＣｏが６０ｗｔ％以上とし、ＷＣの平均粒度
が０．３〜１０μである超硬合金であれば、摩耗の少な
いことを見出した。
【０００９】メジアがＷＣ−Ｃｏを主成分とすると耐摩
耗性が良好で、又、原料粉末に混入した時も品質への影
響が少ない。具体的にはメジアの硬度がＨＲＡ８６以上
９４未満で、ＣＣＰＡ耐摩耗性がabrasion resistance
で３０ｃｃ／ｒｅｖ以下であることが望ましい。
耗性が良好で、又、原料粉末に混入した時も品質への影
響が少ない。具体的にはメジアの硬度がＨＲＡ８６以上
９４未満で、ＣＣＰＡ耐摩耗性がabrasion resistance
で３０ｃｃ／ｒｅｖ以下であることが望ましい。
【００１０】メジアの合金組織のＷＣ粒度は、組成中の
Ｃｏ量が多い場合は、ＷＣ粒度はあまり粗いと摩耗しや
すいので微細な方が好ましい。しかし、粒度が小さ過ぎ
ても靭性、耐摩耗性が低下するので、本発明のメジアの
ＷＣ粒度は０．３〜１０μｍの範囲にあれば良い。
Ｃｏ量が多い場合は、ＷＣ粒度はあまり粗いと摩耗しや
すいので微細な方が好ましい。しかし、粒度が小さ過ぎ
ても靭性、耐摩耗性が低下するので、本発明のメジアの
ＷＣ粒度は０．３〜１０μｍの範囲にあれば良い。
【００１１】更に、メジアの形状が混合回転時の抵抗が
少ない形状、即ち、球、円柱状であることが耐摩耗性の
点から好ましい。
少ない形状、即ち、球、円柱状であることが耐摩耗性の
点から好ましい。
【００１２】
【実施例】以下、この発明の実施例を示す。
【００１３】ＷＣ−Ｃｏの材料と、ＴｉＣ−ＷＣ−Ｃｏ
の材料からなる超硬合金製メジアを作製し、アトライタ
ーによる混合条件にて摩耗試験を行なった。メジアの硬
度と摩耗試験結果を表１に記す。
の材料からなる超硬合金製メジアを作製し、アトライタ
ーによる混合条件にて摩耗試験を行なった。メジアの硬
度と摩耗試験結果を表１に記す。
【００１４】
【表１】
【００１５】
【発明の効果】以上のように、本発明の耐摩耗性の向上
したメジアを用いることにより、メジアの使用寿命が延
び、メジアのコストが低減する。更に、混合粉末中に摩
耗により混入するメジアが減少するので混合粉末の純度
が向上し、得られた合金の合金特性、実用性能が向上す
る。
したメジアを用いることにより、メジアの使用寿命が延
び、メジアのコストが低減する。更に、混合粉末中に摩
耗により混入するメジアが減少するので混合粉末の純度
が向上し、得られた合金の合金特性、実用性能が向上す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 正男 北海道空知郡奈井江町字奈井江776番地 北海道住電精密株式会社内 (72)発明者 湊 嘉洋 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目１番１号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内
Claims (2)
- 【請求項１】 湿式又は乾式で硬質原料粉末を入れ一定
時間回転させて粉砕混合又は混合する方法で原料粉末と
共に混合投入されるメジアにおいて、その形状が球状又
は円柱状で且つＷＣとＣｏが６０ｗｔ％以上でＷＣの粒
子の平均粒度が０．３〜１０μｍの超硬合金であること
を特徴とする硬質粉末混合用メジア。 - 【請求項２】 メジアの超硬合金の硬度がＨＲＡ８６以
上９４未満で、ＣＣＰＡ Ｐ−１１２で規定される測定
法による耐摩耗係数（abrasion resistance）が３０ｃ
ｃ／ｒｅｖ以下であることを特徴とする請求項１記載の
硬質粉末混合用メジア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259377A JPH0790304A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 硬質粉末混合用メジア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259377A JPH0790304A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 硬質粉末混合用メジア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0790304A true JPH0790304A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17333286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5259377A Pending JPH0790304A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 硬質粉末混合用メジア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0790304A (ja) |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP5259377A patent/JPH0790304A/ja active Pending
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