JPH0790290B2 - 摺動屋根装置ガイドレールの曲部成形方法 - Google Patents

摺動屋根装置ガイドレールの曲部成形方法

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JPH0790290B2
JPH0790290B2 JP1133090A JP13309089A JPH0790290B2 JP H0790290 B2 JPH0790290 B2 JP H0790290B2 JP 1133090 A JP1133090 A JP 1133090A JP 13309089 A JP13309089 A JP 13309089A JP H0790290 B2 JPH0790290 B2 JP H0790290B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は自動車の屋根に取りつけられた摺動屋根装置の
ガイドレールの曲部成形方法に関するものである。
(従来の技術) 自動車の屋根装置のパネル材をスライドさせて屋根の一
部を開放状態にさせる摺動屋根装置が提供されている。
このような摺動屋根装置のガイドレールは、パネルの下
側を左右対になつて固着されたシユーが摺動する自動車
の縦方向に延在した2本の平行部分と、該平行部分の対
向する各々の自動車前方部の端部を結ぶ連結部分とで構
成され一体成形した『コ』の字型になつている。前記ガ
イドレールの材料として伸縮性は低いが比重の軽いアル
ミニウム合金が主に使われている。ガイドレールの成形
方法は、押出成形された長尺型材の曲げ部分内周側フラ
ンジ部もしくは曲げ部分内周側端部を中立軸として、両
端をシリンダーにチヤツクし、該中立軸の曲げ部分を治
具でささえ接点を支点シリンダーを円弧状に動かして曲
げ加工を完了するものである。
従来の曲げ方法で曲げられた前述のガイドレールは、中
立軸である内周側端部には伸縮は起きない。しかし、前
述のガイドレールは、外周側で長手方向の伸びが必要と
なるため半径の小さな曲部にすることができない。該伸
びは中立軸である内周側端部と外周側端部との距離の大
きさに比例して必要伸び量が大きくなる。従って、パネ
ルに固着されたシューが摺動するガイドレールの略U字
型断面の変形が中立軸から離れて外周側端部に近くなる
程大きくなり、シューが摺動するのに支障がないように
するには、曲げ半径をそれほど小さくできない。また、
摺動屋根装置の有効開口部を大きく確保するために、小
さな半径を付けようと無理をするとガイドレールの外周
側が破れてしまう。目安としてガイドレールの(外周の
半径)/(内周の半径)の比は1.5程度の曲げ成形が限
度であつた。
大きな半径のガイドレールでは、摺動屋根装置の開口部
前方両端が削られるので、有効開口部が大きく確保でき
ない。更に、パネルに固定されてガイドレールを摺動す
るパネル支持部材はガイドレールの前記平行部分を摺動
するので、前述の大きな半径のガイドレールでは、前記
パネル支持部材をパネルの最前部には配置できないの
で、パネルの支持強度は低下する。
(発明が解決しようとする課題) そこで本発明は、曲げ加工時に伸縮の無い中立軸を適切
な位置にすることで、曲げ半径を小さくしてガイドレー
ルに曲部を成形しても、ガイドレールの断面の変形を適
切な範囲内に抑えることにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の摺動屋根装置ガイドレールの曲部成形方法は、
パネルに固着されたシューを摺動可能に収容する断面略
U字型の開口部を有するとともにU字型の幅方向略中央
でU字型開口部の反対側に突出しかつU字型の長手方向
に延びる凸条を有するガイドレールを押出成形する工程
と、前記ガイドレールの曲げ対象部分の内周側に切欠を
入れる工程と、前記凸条の内周側壁の曲げ対象部分に治
具を当接させる工程と、前記凸条の内周側壁当接部位を
中立軸として前記治具に沿って押し当て前記ガイドレー
ルに曲部を成形する工程とを有することを特徴とする。
(作用) 押出成形工程において、パネルに固着されたシューを摺
動可能に収容する断面略U字型の開口部と、U字型の幅
方向略中央でU字型開口部の反対側に突出しかつU字型
の長手方向に延びる凸条とを有するガイドレールが成形
される。更に、ガイドレールの曲げ対象部分の内周側に
切欠が入れられ、凸条内周側壁の曲げ対象部分に治具が
当接される。そして、ガイドレールに曲部を成形する工
程において、凸条周壁部の治具が当接する部位を伸縮の
無い中立軸として治具に沿って押し当ててガイドレール
を曲げることで、ガイドレールの曲げ対象部分の中立軸
より外周側は引張変形し、かつガイドレールの曲げ対象
部分の中立軸より内周側より内周側は圧縮変形し、更
に、ガイドレールの曲げ対象部分内周側の切欠が内周側
の圧縮変形による縮みを吸収してガイドレールに曲部を
成形する。この方法により目安としてガイドレールの
(外周の半径)/(内周の半径)の比は2.5程度の小さ
な半径の曲げ成形が可能で、摺動屋根装置の有効開口部
を大きく確保することができる。また従来のような半径
の曲げ成形もできる。
(実施例) 第1図〜第5図にもとずいて本発明の1実施例を説明す
る。曲げ加工の前段階として、押出加工時に第4図に示
すように長尺型材の内周側側壁と外周側側壁と底の部分
で構成された断面略U字型下側に凸条4を設ける。すな
わち、長尺型材の略U字型の断面はガイドレールの断面
であり、ガイドレールはパネルに固着されたシューを摺
動可能に収容する断面略U字型の開口部を有する。ま
た、長尺型材の断面略U字型下側に設けられた凸条4は
ガイドレールのU字型の幅方向略中央でU字型開口部の
反対側に突出しかつガイドレールのU字型の長手方向に
延びる凸条4である。押出加工された長尺型材を必要な
長さにカットし、ガイドレールの押出型材1とする。更
に、第1図に示すように、曲げ部分の内周側フランジの
部分に切欠を入れ、外周側フランジ部に取り付け部5を
溶接もしくは裁断によつて設ける。但し、この時第1図
A−A断面付近の曲部取り付け部があると、外周端が取
り付け部になり中立軸との距離が大きくなるので小さな
曲部を付ける妨げとなる。次に、凸条4の内周側壁の曲
げ対象部分に治具2の曲壁が当接するようにガイドレー
ルの押出型材1をセットする。第2図に示すように、ガ
イドレールの押出型材1の両端をシリンダー3によりチ
ヤツクし、治具2の曲壁の先端を支点にシリンダー3を
円弧状に動かし、凸条4の内周側壁の治具2が当接する
部位を中立軸として治具2に沿って押し当て、第3図に
見られるように押し曲げを完了する。
以上説明した実施例は、ストレツチベンダーによる曲部
成形方法であるが、曲部成形方法にはストレツチベンダ
ー以外にも様々な曲部成形方法があり、それらの方法に
対しても本発明は応用することができる。
凸条の部分はガイドレールの裏側で、自動車に装着され
た時に見えない部分になり、美観をそこねることはな
い。また、ガイドレールの底の中央部だけがアルミ材の
肉厚が厚くなるので、ボルトを通した時のボルトを支え
る強度が増すので、ボルトを通してガイドレールを固定
するのに利用することができる。
(発明の効果) ガイドレールのU字型幅方向略中央に設けられた凸条内
周側壁の治具当接部位を伸縮の無い中立軸として治具に
沿って押し当て、中立軸より曲げ外周側に引張変形を、
中立軸より曲げ内周側には圧縮変形を与え、かつガイド
レールの曲げ対象部分内周側の切欠が内周側の圧縮変形
による縮みを吸収してガイドレールに曲部を成形するの
で、中立軸と外周側端部との距離及び中立軸と内周側端
部との距離が夫々バランス良く短くなり、外周側端部の
引張による亀裂、及び内周側端部の圧縮によるシワの発
生を抑制し、また、曲げ対象部分の内周側端部に設けら
れた切欠が内周側端部の圧縮を吸収し、曲げ半径を小さ
くしてガイドレールに曲部を成形することが可能とな
る。
更に、曲げ半径を小さくしてガイドレールを曲げても、
ガイドレールの曲げ対象部分の中立軸より外周側の引張
変形による伸び、及びガイドレールの曲げ対象部分の中
立軸より内周側の圧縮変形による縮みを夫々適切な範囲
に抑えることが可能となり、ガイドレールの断面の変形
を適切な範囲に抑えることが可能となり、ガイドレール
を摺動するシューの動きに支障が無いようにすることが
できる。
更に、曲げ半径を小さくしてガイドレールの曲部を成形
することが可能となったので、それによつて、摺動屋根
装置の有効開口部が大きくなり、また、摺動屋根装置の
パネルを支える支持部材はガイドレール平行部分の直線
部分のみ動くので、支持部材をパネル前方に配置するこ
とが可能になり、パネルの支持力向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるガイドレールの押出アルミ材を治
具にセツトした工程を示し、第2図はガイドレールの押
出アルミ材の両端をシリンダーにチヤツクした工程を示
し、第3図はガイドレールの押出アルミ材を曲げ終わつ
た工程を示し、第4図は第1図のA−A断面図を示し、
第5図は摺動屋根装置のガイドレール製品図を示す。 1……ガイドレールの押出型材、2……治具、3……シ
リンダー、4……凸条、5……取り付け部、6……切
欠。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルに固着されたシューを摺動可能に収
    容する断面略U字型の開口部を有するとともにU字型の
    幅方向略中央でU字型開口部の反対側に突出しかつU字
    型の長手方向に延びる凸条を有するガイドレールを押出
    成形する工程と、前記ガイドレールの曲げ対象部分の内
    周側に切欠を入れる工程と、前記凸条の内周側壁の曲げ
    対象部分に治具を当接させる工程と、前記凸条の内周側
    壁当接部位を中立軸として前記治具に沿って押し当て前
    記ガイドレールに曲部を成形する工程とを有することを
    特徴とする摺動屋根装置ガイドレールの曲部成形方法。
JP1133090A 1989-05-26 1989-05-26 摺動屋根装置ガイドレールの曲部成形方法 Expired - Fee Related JPH0790290B2 (ja)

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US07/528,546 US5048890A (en) 1989-05-26 1990-05-25 Guide rail for a sliding roof apparatus
DE4016870A DE4016870A1 (de) 1989-05-26 1990-05-25 Fuehrungsschiene fuer eine schiebedacheinrichtung eines kraftfahrzeuges und verfahren zu ihrer herstellung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61159228A (ja) * 1984-12-29 1986-07-18 Nippon Light Metal Co Ltd 型材の曲げ加工方法およびその装置
JPS63212413A (ja) * 1987-02-27 1988-09-05 Hashimoto Forming Co Ltd 横断面異形な長尺部材の端末切断装置

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