JPH0789944A - オキサジアゾール誘導体、その製法及び殺虫・殺ダニ剤 - Google Patents

オキサジアゾール誘導体、その製法及び殺虫・殺ダニ剤

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JPH0789944A
JPH0789944A JP6019904A JP1990494A JPH0789944A JP H0789944 A JPH0789944 A JP H0789944A JP 6019904 A JP6019904 A JP 6019904A JP 1990494 A JP1990494 A JP 1990494A JP H0789944 A JPH0789944 A JP H0789944A
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JP
Japan
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alkyl
chloro
oxadiazole
fluorophenyl
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Application number
JP6019904A
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English (en)
Inventor
Takashi Kishimoto
孝 岸本
Kaoru Noda
薫 野田
Yasushi Shibata
泰史 柴田
Michihiko Matsuda
逵彦 松田
Renpei Hatano
連平 波多野
Makio Yano
真樹郎 矢野
Takao Iwasa
孝男 岩佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式〔I〕 Xはハロゲン原子、C1-3 (ハロ)アルキル基、C1-3
アルコキシ基、C1-3 アルキルチオ基、ニトロ基、又は
1-3 アルキル基で置換されていてもよいアミノ基を;
1 、r2 は、水素原子、C1-3 アルキル基、ヒドロキ
シ基、ハロゲン原子、C1-3 アルコキシ基、−S(O)
n 3 (式中、n=0〜2の整数、r3 =C1-3 アルキ
ル基)、C1-3 アルキルで置換されていてもよいアミノ
基等、若しくは、r1 、r2 が一緒になってオキソ基、
ヒドロキシイミノ基、C1-3 アルコキシイミノ基、又は
メチレン基を;Y1 、Y2 、Y3 、Y4 及びY5 はそれ
ぞれ、水素原子、C1-6 アルキル基、C1-10アルコキシ
基、C1-6アルキルチオ基、ハロゲン原子、C1-3 アル
キルで置換されていてもよいアミノ基、又はヒドロキシ
ル基を;を示す。〕で表される化合物、製法、殺虫・殺
ダニ剤。 【効果】 優れた殺虫・殺ダニ効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なオキサジアゾー
ル誘導体及び殺虫・殺ダニ剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多数の殺虫剤、殺ダニ剤が使
用されているが、その効力が不十分であったり、薬剤抵
抗性問題によりその使用が制限されたり、また、植物体
に薬害や汚染を生じたり、あるいは人畜魚類などに対す
る毒性が強かったりすることから、必ずしも満足すべき
防除薬剤とは言い難いものが少なくない。従って、かか
る欠点の少ない安全に使用できる薬剤の開発が要望され
ている。殺ダニ活性を有し、本発明化合物と関連する化
合物を記載したものとして特開平1−261381(E
P273534)があり、例えば下記の化合物が記載し
てある。しかしながら、この明細書中には殺虫活性につ
いては何らの記載もない。
【0003】
【化5】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、効果
が確実で安全に使用できる殺虫・殺ダニ剤を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は種々検討し
た結果、オキサジアゾール環に直結しているフェニル基
の少くとも一つのオルソ位がフッ素原子で置換されてお
り、かつ、オキサジアゾール環と炭素原子を介して結合
しているフェニル基のメタ位にt−ブチル基を有するか
又はパラ位に−A−C4 9 t (式中、Aは酸素原子、
硫黄原子、アミノ基、メチレン基又は結合を示す。)を
有する化合物が、前記感受性のダニのみならず、抵抗性
のダニにも高い活性を示し、更に優れた殺虫活性を示す
ことを見い出し、本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明は、一般式〔I〕
【化6】 Xはハロゲン原子、C1-3 アルキル基、C1-3 アルコキ
シ基、C1-3 アルキルチオ基、ニトロ基、C1-3 アルキ
ル基で置換されていてもよいアミノ基、又はC1-3 ハロ
アルキル基を;r1 、r2 はそれぞれ独立して、水素原
子、C1-3 アルキル基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、
1-3 アルキルで置換されていてもよいチオカルバモイ
ル基、C1-3 アルキルで置換されていてもよいチオカル
バモイルオキシ基、C1-3 アルコキシカルボニルオキシ
基、C1-3 アルコキシ基、−S(O)n 3 (式中nは
0〜2の整数を示し、r3 はC1-3 アルキル基を示
す)、C1-3 アルキルで置換されていてもよいアミノ
基、又はC1-3 アルキルカルボニルオキシ基、若しく
は、r1 、r2 が一緒になってオキソ基、ヒドロキシイ
ミノ基、C1-3 アルコキシイミノ基、又はメチレン基
を;Y1 、Y2 、Y3 、Y4 及びY5 はそれぞれ、水素
原子、C1-6 アルキル基、C1-10アルコキシ基、C1-6
アルキルチオ基、ハロゲン原子、C1-3 アルキルで置換
されていてもよいアミノ基、又はヒドロキシル基を;但
し、Y2 又はY4 がt−ブチル基でないときは、Y3
t−ブチル基、ネオペンチル基、t−ブトキシ基、又は
t−ブチルチオ基、t−ブチルアミノ基を示す。〕で表
わされる化合物、その製法及び殺虫・殺ダニ剤である。
【0007】本発明化合物の製法は、次の通りである。 製造方法1
【化7】 式中halはハロゲンを示し、X、Y1 、Y2 、Y3
4 、Y5 、r1 、r2 は前記と同じ意味を示す。反応
は有機溶媒中、所望により、塩基の存在下、−20℃か
ら用いられる溶媒の沸点までで、1時間から数10時間
行われる。溶媒としては、DMF、アセトニトリル、T
HF、ベンゼン、クロロホルム、ジオキサン等が使用で
きる。塩基としては、ピリジン、トリエチルアミン、D
BU、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナト
リウム等が使用できる。
【0008】製造方法2
【化8】 X、Y1 、Y2 、Y3 、Y4 、Y5 、r1 、r2 は前記
と同じ意味を示す。反応は有機溶媒中、50℃から用い
られる溶媒の沸点までで、1時間から数10時間行われ
る。溶媒としては、DMF、トルエン、キシレン、ジク
ロロベンゼン等が使用できる。
【0009】製造方法3
【化9】 式中halはハロゲンを示し、X、Y1 、Y2 、Y3
4 、Y5 、r1 、r2 は前記と同じ意味を示す。反応
は有機溶媒中、所望により、塩基の存在下、−20℃か
ら用いられる溶媒の沸点までで、1時間から数10時間
行われる。溶媒としては、DMF、アセトニトリル、T
HF、ベンゼン、クロロホルム、ジオキサン等が使用で
きる。塩基としては、ピリジン、トリエチルアミン、D
BU、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナト
リウム等が使用できる。
【0010】製造方法4
【化10】 X、Y1 、Y2 、Y3 、Y4 、Y5 、r1 、r2 は前記
と同じ意味を示す。反応は有機溶媒中、50℃から用い
られる溶媒の沸点までで、1時間から数10時間行われ
る。溶媒としては、DMF、トルエン、キシレン、ジク
ロロベンゼン等が使用できる。
【0011】製造方法5
【化11】 式中、Q、X、Y1 、Y2 、Y4 、Y5 、r1 、r2
前記と同じ意味を示し、Zは酸素原子、硫黄原子及び、
−NH基を示す。反応は有機溶媒中、所望により触媒存
在下、−100℃から用いられる溶媒の沸点までで、1
時間から数10時間行われる。溶媒としては、ジクロロ
メタン、DMF、アセトニトリル、THF、クロロホル
ム等が使用できる。触媒としては、トリフルオロメタン
スルフォン酸、p−トルエンスルフォン酸、硫酸、塩酸
等が使用できる。
【0012】製造方法6 さらに本発明化合物は置換基の種類によっては、下記反
応式あるいは公知と類似の反応を適宜選択することによ
っても製造することができる。式中hal、Q、X、Y
1 、Y2 、Y3 、Y4 、Y5 、r1 、r2 は、前記と同
じ意味を示す。
【0013】a)
【化12】 3 、r4 は低級アルキル基を示す。
【0014】b)
【化13】
【0015】c)
【化14】 5 、r6 はC1-3 アルキル基を示す。
【0016】d)
【化15】 7 はC1-3 アルキル基、C1-3 アルキルカルボニル
基、C1-3 アルコキシカルボニル基、及びC1-3 アルキ
ルで置換されてもよいチオカルバモイル基を示し、
8 、r9 はC1-3 アルキル基を、Vは酸素原子、硫黄
原子、窒素原子を示す。
【0017】e)
【化16】 9 はC1-3 アルキル基を示す。
【0018】f)
【化17】 10はC1-3 アルキル基を示す。
【0019】g)
【化18】 11はC1-3 アルキル基を示す。
【0020】h)
【化19】 12はC1-10アルキル基を示す。いずれの方法で反応を
行った場合も反応終了後は通常の後処理を行うことによ
り目的物を得ることができる。本発明化合物の構造は、
IR、NMR、MS等から決定した。
【0021】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明
する。
【0022】参考例1
【化20】 N−ヒドロキシ−2−クロロ−6−フルオロベンズアミ
ジン3.8gをアセトニトリル30mlに溶解させ、0
℃にてピリジン2.0g、次いで4−t−ブチルフェニ
ルアセチルクロライド4.3gを反応温度を0℃に保ち
ながら加えた。0℃で30分次いで室温で2時間撹拌
後、反応液を氷水にあけ、酢酸エチルエステルにて抽
出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、酢酸エ
チルエステルを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムにより分離精製して、目的のN−(4−t−ブ
チルフェニルアセトキシ)−2−クロロ−6−フルオロ
ベンズアミジン5.2gを得た。
【0023】実施例1
【化21】 N−(4−t−ブチルフェニルアセトキシ)−2−クロ
ロ−6−フルオロベンズアミジン5.2gをN,N−ジ
メチルホルムアミド10mlに溶解させ150℃で2時
間撹拌した。冷却後、反応液を氷水にあけ、酢酸エチル
エステルにて抽出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、
ろ別後、酢酸エチルエステルを減圧留去した。得られた
残渣をシリカゲルカラムにより分離精製して、目的の5
−(4−t−ブチルベンジル)−3−(2−クロロ−6
−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール
(化合物番号1)4.7gを得た。nD 22.4 1.5438
【0024】参考例2
【化22】 N−ヒドロキシ−4−t−ブチルフェニルアセトアミジ
ン1.5gをアセトニトリル15mlに溶解させ、0℃
にてピリジン0.7g、次いで2−クロロ−6−フルオ
ロベンゾイルクロライド1.4gを反応温度を0℃に保
ちながら加えた。0℃で30分次いで室温で2時間撹拌
後、反応液を氷水にあけ、酢酸エチルエステルにて抽
出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、酢酸エ
チルエステルを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムにより分離精製して、目的のN−(2−クロロ
−6−フルオロベンゾイルオキシ)−4−t−ブチルフ
ェニルアセトアミジン2gを得た。
【0025】実施例2
【化23】 N−(2−クロロ−6−フルオロベンゾイルオキシ)−
4−t−ブチルフェニルアセトアミジン2gをN,N−
ジメチルホルムアミド10mlに溶解させ150℃で2
時間撹拌した。冷却後、反応液を氷水にあけ、酢酸エチ
ルエステルにて抽出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾
燥、ろ別後、酢酸エチルエステルを減圧留去した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムにより分離精製して、目的
の3−(4−t−ブチルベンジル)−5−(2−クロロ
−6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾ
ール(化合物番号167)1.5gを得た。nD 22.0
1.5499
【0026】実施例3
【化24】 N−ヒドロキシ−2−クロロ−6−フルオロベンズアミ
ジン1.5gを、あらかじめ金属ナトリウム0.23g
を溶解させたメタノール溶液10mlに加え溶解させた
後、メチル 4−エトキシ−3−t−ブチルフェニルア
セテート2.0gを加え12時間加熱還流させた。反応
終了後、反応液を氷水にあけ、酢酸エチルエステルにて
抽出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、酢酸
エチルエステルを減圧留去した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムにより分離精製して、目的の5−(4−エト
キシ−3−t−ブチルベンシル)−3−(2−クロロ−
6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾー
ル(化合物番号65)0.4gを得た。nD 24.2 1.5454
【0027】実施例4
【化25】 3−(4−ヒドロキシベンジル)−5−(2−クロロ−
6−フルオロフェニル) −1,2,4−オキサジアゾ
ール2.2gをジクロロメタン40mlに溶解させ触媒
量のトリフルオロメタンスルフォン酸(0.11g)を
加え、−78℃に冷却した後、イソブテン10.0gを
5分間で吹き込んだ。3時間後、徐々に室温に戻した。
室温にて2時間後、反応液に大過剰のトリエチルアミン
を加えた後、氷水にあけ、有機層を分離、水洗し、硫酸
マグネシウムで乾燥、ろ別した。ジクロロメタンを減圧
留去して得られた残渣をシリカゲルカラムにより分離精
製して、目的の3−(4−ヒドロキシ−3−t−ブチル
ベンジル)−5−(2−クロロ−6−フルオロフェニ
ル)−1,2,4−オキサジアゾール(化合物番号22
8)0.75gを得た。mp119−121℃
【0028】実施例5
【化26】 3−(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルベンジル)−5
−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4
−オキサジアゾール0.75gをアセトニトリル30m
lに溶解させた溶液に、無水炭酸カリウム0.32g、
ヨウ化エチル0.5gを加え加熱還流させた。5時間後
反応液を氷水にあけ、酢酸エチルエステルにて抽出、水
洗し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別した。酢
酸エチルエステルを減圧留去して得られた残渣をシリカ
ゲルカラムにより分離精製して、目的の3−(4−エト
キシ−3−t−ブチルベンジル)−5−(2−クロロ−
6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾー
ル(化合物番号212)0.43gを得た。nD 22.5
1.5501
【0029】参考例3
【化27】 4−t−ブトキシフェニル酢酸1.9gをテトラヒドロ
フラン15mlに溶解させた後、室温にてカルボニルジ
イミダゾール1.5gを加え発泡を確認した後30分間
撹拌した。その溶液を、あらかじめN−ヒドロキシ−2
−クロロ−6−フルオロベンズアミジン1.7g、トリ
エチルアミン1.1gを溶解させたテトラヒドロフラン
溶液15ml中に室温にて滴下し、一晩反応させた。反
応液を氷水にあけ、酢酸エチルエステルにて抽出、水洗
し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、酢酸エチルエス
テルを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
により分離精製して、目的のN−(4−t−ブトキシフ
ェニルアセトキシ)−2−クロロ−6−フルオロベンズ
アミジン1gを得た。
【0030】実施例6
【化28】 N−(4−t−ブトキシフェニルアセトキシ)−2−ク
ロロ−6−フルオロベンズアミジン1gをN,N−ジメ
チルホルムアミド15mlに溶解させ150℃で2時間
撹拌した。冷却後、反応液を氷水にあけ、酢酸エチルエ
ステルにて抽出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ
別後、酢酸エチルエステルを減圧留去した。得られた残
渣をシリカゲルカラムにより分離精製して、目的の5−
(4−t−ブトキシベンジル)−3−(2−クロロ−6
−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール
(化合物番号93)0.6gを得た。nD 23.8 1.5328
【0031】実施例7
【化29】 3−(4−ヒドロキシベンジル)−5−(2−クロロ−
6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾー
ル1.6gをジクロロメタン30mlに溶解させ、触媒
量のトリフルオロメタンスルフォン酸(0.1g)を加
え、−78℃に冷却した後、イソブテン2.0gを数分
間で吹き込んだ。3時間後、反応溶液に0.1gのトリ
エチルアミンを加え、徐々に室温に戻した。反応液を氷
水にあけ、有機層を分離、水洗し、硫酸マグネシウムで
乾燥後、ろ別した。ジクロロメタンを減圧留去して得ら
れた残渣をシリカゲルカラムにより分離精製して、目的
の3−(4−t−ブトキシベンジル)−5−(2−クロ
ロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジア
ゾール(化合物番号240)0.35gを得た。mp4
2−43℃
【0032】実施例8
【化30】 5−(4−t−ブチルベンジル)−3−(2−クロロ−
6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾー
ル3.1gをジオキサン50ml、および水3mlに溶
解させ、さらに二酸化セレン3.3gを室温にて加え、
一晩還流させた。室温に冷却後反応液を水にあけ、セラ
イトを用い不溶物をろ別し、酢酸エチルエステルで抽
出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、酢酸エ
チルエステルを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムにより分離精製して、目的の5−(4−t−ブ
チルベンゾイル)−3−(2−クロロ−6−フルオロフ
ェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(化合物番号
5)2.2gを得た。mp60−63℃
【0033】実施例9
【化31】 5−(4−t−ブチルベンジル)−3−(2−クロロ−
6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾー
ル1gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解
させ0℃で60%水素化ナトリウム0.14gを徐々に
加えた。0℃に反応温度を保ちながら2時間撹拌後、ヨ
ウ化メチル0.55gを滴下した。1時間後室温にもど
しさらに4時間撹拌した後、反応液を氷水にあけ、酢酸
エチルエステルにて抽出、水洗し、硫酸マグネシウムで
乾燥、ろ別後、酢酸エチルエステルを減圧留去した。得
られた残渣をシリカゲルカラムにより分離精製して、目
的の5−(α−メチル−4−t−ブチルベンジル)−3
−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4
−オキサジアゾール(化合物番号2)0.5gを得た。
D 24.2 1.5344
【0034】実施例10
【化32】 5−(4−t−ブチルベンジル)−3−(2−クロロ−
6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾー
ル1gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解
させ0℃で60%水素化ナトリウム0.14gを徐々に
加えた。0℃に反応温度を保ちながら1時間撹拌後、パ
ラホルムアルデヒド0.22gを加えた。1時間後室温
にもどしさらに一晩撹拌した後、反応液を氷水にあけ、
酢酸エチルエステルにて抽出、水洗し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥、ろ別後、酢酸エチルエステルを減圧留去し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムにより分離精製し
て、目的の5−(α,α−メチレン−4−t−ブチルベ
ンジル)−3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)
−1,2,4−オキサジアゾール(化合物番号6)0.7
gを得た。nD 25.5 1.5256
【0035】実施例11
【化33】 5−(4−t−ブチルベンジル)−3−(2−クロロ−
6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾー
ル1gをTHF 10mlに溶解させ、室温にてt−ブ
トキシドカリウム0.39gを加え撹拌した。3時間
後、硝酸イソアミル0.41gを加え一晩反応させた。
反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルエステルで
抽出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、酢酸
エチルエステルを減圧留去した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムにより分離精製して、目的の5−(α,α−
ヒドロキシイミノ−4−t−ブチルベンジル)−3−
(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4−
オキサジアゾール(化合物番号7)0.4gを得た。n
D 25.5 1.5068
【0036】実施例12
【化34】 5−(4−t−ブチルベンジル)−3−(2−クロロ−
6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾー
ル1gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解
させ0℃で60%水素化ナトリウム0.14gを徐々に
加えた。0℃に反応温度を保ちながら1時間撹拌後、イ
ソチオシアン酸メチル0.23gを加えた後、室温にも
どしさらに一晩撹拌した。反応液を氷水にあけ、酢酸エ
チルエステルにて抽出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾
燥、ろ別後、酢酸エチルエステルを減圧留去した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムにより分離精製して、目的
の5−〔α−(N−メチルチオカルバモイル)−4−t
−ブチルベンジル〕−3−(2−クロロ−6−フルオロ
フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(化合物番
号9)0.4gを得た。nD 25.5 1.5546
【0037】実施例13
【化35】 5−(4−t−ブチルベンゾイル)−3−(2−クロロ
−6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾ
ール4.0gを窒素気流下乾燥ジエチルエーテル30m
lに溶解させ、−70℃にてメチルマグネシウムブロマ
イド20mlを加え撹拌した。2時間後、−70℃にて
2N硫酸60mlを徐々に加えた後、室温に戻し、反応
液を氷水にあけ、酢酸エチルエステルにて抽出した。有
機層を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、酢酸
エチルエステルを減圧留去し、得られた残渣をシリカゲ
ルカラムにより分離精製して、目的の5−(α−ヒドロ
キシ−α−メチル−4−t−ブチルベンジル)−3−
(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4−
オキサジアゾール(化合物番号4)2.6gを得た。n
D 22.7 1.5514
【0038】実施例14
【化36】 5−(α−ヒドロキシ−α−メチル−4−t−ブチルベ
ンジル)−3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)
−1,2,4−オキサジアゾール0.7gをベンゼン1
5mlに溶解させ、0.9gのジエチルアミノサルファ
ートリフルオライド(DAST)を加え、30分間還流
した。反応終了後、反応液を氷水にあけ酢酸エチルエス
テルにて抽出、飽和重曹水で洗浄した後、水洗し、硫酸
マグネシウムで乾燥、ろ別後、酢酸エチルエステルを減
圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムにより分
離精製して、目的の5−(α−フルオロ−α−メチル−
4−t−ブチルベンジル)−3−(2−クロロ−6−フ
ルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(化
合物番号17)0.6gを得た。nD 22.5 1.5287
【0039】実施例15
【化37】 5−(4−t−ブトキシベンジル)−3−(2−クロロ
−6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾ
ール3.4gを酢酸20mlに溶解させ、室温にて加
え、氷冷下に無水クロム酸2.0gを加え室温にて反応
させた。2時間後反応液を水にあけ、酢酸エチルエステ
ルで抽出し、有機層を飽和重曹水で洗浄、水洗し、硫酸
マグネシウムで乾燥、ろ別後、酢酸エチルエステルを減
圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムにより分
離精製して、目的の5−(4−t−ブトキシベンゾイ
ル)−3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−
1,2,4−オキサジアゾール(化合物番号97)2.
0gを得た。mp42−44℃
【0040】実施例16
【化38】 5−(4−t−ブトキシベンゾイル)−3−(2−クロ
ロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジア
ゾール5.7gをエチルアルコール50mlに溶解さ
せ、0℃にて水素化ホウ素ナトリウム0.4gを徐々に
加えた。2時間後反応液を氷水にあけ、クロロホルムに
て抽出後、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、
クロロホルムを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムにより分離精製して、目的の5−(α−ヒドロ
キシ−4−t−ブトキシベンジル)−3−(2−クロロ
−6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾ
ール(化合物番号95)4.0gを得た。nD 22.9 1.5
423
【0041】実施例17
【化39】 5−(α−ヒドロキシ−4−t−ブトキシベンジル)−
3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,
4−オキサジアゾール1.0gをジクロロメタン20m
lに溶解させた後、−20℃にてピリジン0.26g、
次いで、塩化チオニル0.32gを加えた。2時間後反
応液を氷水にあけ、ジクロロメタンにて抽出後、水洗
し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、ジクロロメタン
を減圧留去して、5−(α−クロロ−4−t−ブトキシ
ベンジル)−3−(2−クロロ−6−フルオロフェニ
ル)−1,2,4−オキサジアゾール粗精製油状物0.
8gを得た。
【化40】 5−(α−クロロ−4−t−ブトキシベンジル)−3−
(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4−
オキサジアゾール0.52gをアセトニトリル10ml
に溶解させた後、−20℃にてメチルアミン30%エタ
ノール溶液0.3gを加え、室温に戻した後一晩撹拌し
た。反応液を氷水にあけ、酢酸エチルエステルにて抽出
後、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、酢酸エ
チルエステルを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムにより分離精製して、目的の5−(α−メチル
アミノ−4−t−ブトキシベンジル)−3−(2−クロ
ロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジア
ゾール(化合物番号107)0.3gを得た。nD 21.0
1.5413
【0042】実施例18
【化41】 5−(4−t−ブチルベンゾイル)−3−(2−クロロ
−6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾ
ール0.9g及び2.4gのジエチルアミノサルファー
トリフルオライド(DAST)の混合物を、70℃に反
応温度を保ちながら一晩撹拌した後、反応液を氷水にあ
け、酢酸エチルエステルにて抽出、飽和重曹水で洗浄し
た後、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、酢酸
エチルエステルを減圧留去した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムにより分離精製して、目的の5−(α,α−
ジフルオロ−4−t−ブチルベンジル)−3−(2−ク
ロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジ
アゾール(化合物番号16)0.8gを得た。nD 23.2
1.5217
【0043】実施例19
【化42】 5−(α−ヒドロキシ−4−t−ブチルベンジル)−3
−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4
−オキサジアゾール0.6gをジクロロメタン10ml
に溶解させた後、氷冷下ピリジン0.16g次いで、塩
化アセチル0.16gを加えた。2時間室温にて撹拌後、
反応液を氷水にあけ、ジクロロメタンにて抽出後、水洗
し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、ジクロロメタン
を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムによ
り分離精製して、目的の5−(α−アセトキシ−4−t
−ブチルベンジル)−3−(2−クロロ−6−フルオロ
フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(化合物番
号10)0.4gを得た。nD 25.5 1.4825
【0044】実施例20
【化43】 5−(α−ヒドロキシ−4−t−ブチルベンジル)−3
−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4
−オキサジアゾール0.6gをジクロロメタン10ml
に溶解させた後、氷冷下ピリジン0.16g次いで、ク
ロル蟻酸エチル0.22gを加えた。2時間室温にて撹
拌後、反応液を氷水にあけ、ジクロロメタンにて抽出
後、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、ジクロ
ロメタンを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムにより分離精製して、目的の5−(α−エトキシカ
ルボニルオキシ−4−t−ブチルベンジル)−3−(2
−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4−オキ
サジアゾール(化合物番号12)0.4gを得た。nD
25.5 1.4827
【0045】実施例21
【化44】 5−(α−ヒドロキシ−4−t−ブチルベンジル)−3
−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4
−オキサジアゾール0.6gをベンゼン10mlに溶解
させた後、氷冷下トリエチルアミン0.17g次いで、
イソチオシアン酸メチル0.15gを加えた。室温にて
一晩撹拌後、反応液を氷水にあけ、ベンゼンにて抽出
後、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、ベンゼ
ンを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムに
より分離精製して、目的の5−〔α−(N−メチルチオ
カルバモイルオキシ)−4−t−ブチルベンジル〕−3
−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4
−オキサジアゾール(化合物番号11)0.2gを得
た。nD 25.5 1.5368
【0046】実施例22
【化45】 5−(α−ヒドロキシ−4−t−ブチルベンジル)−3
−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4
−オキサジアゾール0.8gをN,N−ジメチルホルム
アミド10mlに溶解させ、0℃で60%水素化ナトリ
ウム0.1gを徐々に加えた。0℃に反応温度を保ちな
がら1時間撹拌後、ヨウ化メチル0.41gを加え、室
温にて一晩撹拌した。反応液を氷水にあけ、酢酸エチル
エステルにて抽出後、水洗し、硫酸マグネシウムで乾
燥、ろ別後、酢酸エチルエステルを減圧留去した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムにより分離精製して、目的
の5−(α−メトキシ−4−t−ブチルベンジル)−3
−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4
−オキサジアゾール(化合物番号13)0.3gを得
た。nD 25.5 1.4839
【0047】参考例4
【化46】 5−(α−クロロ−4−アセトキシベンジル)−3−
(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4−
オキサジアゾール6.8gをTHF60mlに溶解させ
た後、−30℃でメタンチオールナトリウム塩(15%
水溶液)8.4gを加えた。室温にて一晩撹拌後、反応
液を氷水にあけ、酢酸エチルエステルにて抽出後、水洗
し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ別後、ジクロロメタン
を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムによ
り分離精製して、目的の5−(α−メチルチオ−4−ア
セトキシベンジル)−3−(2−クロロ−6−フルオロ
フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール5.1gを
得た。
【0048】参考例5
【化47】 5−(α−メチルチオ−4−アセトキシベンジル)−3
−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4
−オキサジアゾール3.9gをメタノール30mlに溶
解させた後、氷冷下15mlの水に溶解した炭酸カリウ
ム4.1gを加え、室温にて30分撹拌後メタノールを
減圧濃縮し、希塩酸でpH4に調整した後、酢酸エチル
エステルにて抽出した。有機層を水洗後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥、ろ別、酢酸エチルエステルを減圧留去し
て、5−(α−メチルチオ−4−ヒドロキシベンジル)
−3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,
2,4−オキサジアゾール3.3gを得た。
【0049】実施例23
【化48】 5−(α−メチルチオ−4−ヒドロキシベンジル)−3
−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,4
−オキサジアゾール4.5gをジクロロメタン40ml
に溶解させ、触媒量のトリフルオロメタンスルフォン酸
(0.2g)を加え、−20℃に冷却した後、イソブテ
ン7.0gを数分間で吹き込んだ。1時間−10℃から
−20℃で撹拌した後、−50℃に冷却し、反応溶液に
0.3gのトリエチルアミンを加え、徐々に室温に戻し
た。反応液を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカ
ラムにより分離精製して、目的の5−(α−メチルチオ
−4−t−ブトキシベンジル)−3−(2−クロロ−6
−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール
(化合物番号104)3.5gを得た。nD 24.5 1.545
0
【0050】実施例24
【化49】 5−(α−メチルチオ−4−t−ブトキシベンジル)−
3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,
4−オキサジアゾール0.5gをジクロロメタン5ml
に溶解させた後、氷冷下メタクロロ過安息香酸0.3g
を加えた。2時間室温にて撹拌後、反応液を減圧留去し
て得られた残渣をシリカゲルカラムにより分離精製し
て、目的の5−(α−メチルスルフィニル−4−t−ブ
トキシベンジル)−3−(2−クロロ−6−フルオロフ
ェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(化合物番号
105)0.35gを得た。nD 25.5 1.5478
【0051】実施例25
【化50】 5−(α−メチルチオ−4−t−ブトキシベンジル)−
3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,2,
4−オキサジアゾール0.5gをジクロロメタン5ml
に溶解させた後、氷冷下メタクロロ過安息香酸0.6g
を加えた。2時間室温にて撹拌後、反応液を減圧留去し
て得られた残渣をシリカゲルカラムにより分離精製し
て、目的の5−(α−メチルスルフォニル−4−t−ブ
トキシベンジル)−3−(2−クロロ−6−フルオロフ
ェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(化合物番号
106)0.4gを得た。nD 25.2 1.5271前記実施例
を含め本発明化合物の代表例を第1表及び第2表に示
す。
【0052】
【表101】
【0053】
【表102】
【0054】
【表103】
【0055】
【表104】
【0056】
【表105】
【0057】
【表106】
【0058】
【表107】
【0059】
【表108】
【0060】
【表109】
【0061】
【表110】
【0062】
【表111】
【0063】
【表112】
【0064】
【表113】
【0065】
【表114】
【0066】
【表201】
【0067】
【表202】
【0068】
【表203】
【0069】
【表204】
【0070】
【表205】
【0071】
【表206】
【0072】
【表207】
【0073】
【表208】
【0074】
【表209】
【0075】
【表210】
【0076】
【表211】
【0077】
【表212】
【0078】
【表213】
【0079】本発明化合物は公知の殺ダニ剤に抵抗性の
ダニにも高い活性を示すとともに、アブラムシ等の有害
生物にも高い活性を示す。
【0080】本発明化合物は農業上の有害生物、衛生害
虫、貯穀害虫、衣類害虫、家屋害虫等の防除に使用で
き、その代表例として、下記のものが挙げられる。
【0081】鱗翅目害虫、例えば、ハスモンヨトウ、ヨ
トウガ、タマナヤガ、アオムシ、タマナギンウワバ、コ
ナガ、チャノコカクモンハマキ、チャハマキ、モモシン
クイガ、ナシヒメシンクイ、ミカンハモグリガ、チャノ
ホソガ、キンモンホソガ、マイマイガ、チャドクガ、ニ
カメイガ、コブノメイガ、ヨーロピアンコーンボーラ
ー、アメリカシロヒトリ、スジマダラメイガ、ヘリオテ
ィス属、ヘリコベルパ属、アグロティス属、イガ、コド
リンガ、ワタアカミムシ等、半翅目害虫、例えば、モモ
アカアブラムシ、ワタアブラムシ、ニセダイコンアブラ
ムシ、ムギクビレアブラムシ、ホソヘリカメムシ、アオ
クサカメムシ、ヤノネカイガラムシ、クワコナカイガラ
ムシ、オンシツコナジラミ、タバココナジラミ、ナシキ
ジラミ、ナシグンバイムシ、トビイロウンカ、ヒメトビ
ウンカ、セジロウンカ、ツマグロヨコバイ等、鞘翅目害
虫、例えば、キスジノミハムシ、ウリハムシ、コロラド
ハムシ、イネミズゾウムシ、コクゾウムシ、アズキゾウ
ムシ、マメコガネ、ヒメコガネ、ジアブロティカ属、タ
バコシバンムシ、ヒラタキクイムシ、マツノマダラカミ
キリ、ゴマダラカミキリ、アグリオティス属、ニジュウ
ヤホシテントウ、コクヌスト、ワタミゾウムシ等、双翅
目害虫、例えば、イエバエ、オオクロバエ、センチニク
バエ、ウリミバエ、ミカンコミバエ、タネバエ、イネハ
モグリバエ、キイロショウジョウバエ、サシバエ、コガ
タアカイエカ、ネッタイシマカ、シナハマダラカ等、総
翅目害虫、例えば、ミナミキイロアザミウマ、チャノキ
イロアザミウマ等、膜翅目害虫、例えば、イエヒメア
リ、キイロスズメバチ、カブラハバチ等、直翅目害虫、
例えば、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリ、クロゴキ
ブリ、トノサマバッタ等、等翅目害虫、例えば、イエシ
ロアリ、ヤマトシロアリ等、隠翅目害虫、例えば、ヒト
ノミ等、シラミ目害虫、例えば、ヒトジラミ等、ダニ
類、例えば、ナミハダニ、ニセナミハダニ、カンザワハ
ダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニ、ミカンサビダニ、
リンゴサビダニ、チャノホコリダニ、ブレビパルパス
属、エオテトラニカス属、ロビンネダニ、ケナガコナダ
ニ、コナヒョウヒダニ、オウシマダニ、フタトゲチマダ
ニ等、植物寄生性線虫類、例えば、サツマイモネコブセ
ンチュウ、ネグサレセンチュウ、ダイズシストセンチュ
ウ、イネシンガレセンチュウ、マツノザイセンチュウ
等。
【0082】本発明化合物は優れた殺成虫効果、殺若虫
効果、殺幼虫効果、殺卵効果を示す。又、近年コナガ、
ウンカ、ヨコバイ、アブラムシ等多くの害虫やダニにお
いて有機リン剤、カーバメート剤や殺ダニ剤に対する抵
抗性が発達し、それら薬剤の効力不足問題を生じてお
り、抵抗性系統の害虫やダニにも有効な薬剤が望まれて
いる。本発明化合物は感受性系統のみならず、有機リン
剤、カーバメート剤、ピレスロイド剤、殺ダニ剤抵抗性
系統の害虫やダニにも優れた殺虫、殺ダニ効果を有する
薬剤である。
【0083】本発明の殺虫・殺ダニ剤は、式〔I〕で表
わされる化合物を有効成分として含有するものであり、
有効成分化合物の純品のままでも使用できるが、通常、
一般の農薬のとり得る形態、即ち、水和剤、水溶剤、粉
剤、乳剤、粒剤、フロアブル等の形態で使用される。添
加剤及び担体としては、固型剤を目的とする場合は、大
豆粉、小麦粉等の植物性粉末、珪藻土、燐灰石、石膏、
タルク、ベントナイト、クレイ等の鉱物性微粉末、安息
香酸ソーダ、尿素、芒硝等の有機および無機化合物が使
用される。
【0084】液体の剤型を目的とする場合は、植物油、
鉱物油、ケロシン、キシレンおよびソルベントナフサ等
の石油留分、シキロヘキサン、シキロヘキサノン、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、トリクロル
エチレン、メチルイソブチルケトン、水等を溶剤として
使用する。これらの製剤において、均一なかつ安定な形
態をとるために必要ならば界面活性剤を添加することも
できる。このようにして得られた水和剤、乳剤、水溶
液、フロアブル剤は水で所定の濃度に希釈して懸濁液あ
るいは乳濁液として、粉剤、粒剤はそのまま、植物に散
布する方法で使用される。
【0085】なお、本発明化合物は単独でも十分有効で
あることは言うまでもないが、各種殺虫剤、殺ダニ剤、
殺線虫剤、殺菌剤および共力剤と混合して使用すること
もできる。本発明化合物と混合して使用できる殺虫剤や
殺ダニ剤などの代表例を以下に示す。
【0086】有機燐およびカーバメート系殺虫剤:フェ
ンチオン、フェニトロチオン、ダイアジノン、クロルピ
リホス、ESP、バミドチオン、フェントエート、ジメ
トエート、ホルモチオン、マラソン、トリクロルホン、
チオメトン、ホスメット、ジクロルボス、アセフェー
ト、EPBP、メチルパラチオン、オキシジメトンメチ
ル、エチオン、サリチオン、シアノホス、イソキサチオ
ン、ピリダフェンチオン、ホサロン、メチダチオン、ス
ルプロホス、クロルフェンビンホス、テトラクロルビン
ホス、ジメチルビンホス、プロパホス、イソフェンホ
ス、エチルチオメトン、プロフェノホス、ピラクロホ
ス、モノクロトホス、アジンホスメチル、アルディカル
ブ、メソミル、チオジカルブ、カルボフラン、カルボス
ルファン、ベンフラカルブ、フラチオカルブ、プロポキ
スル、BPMC、MTMC、MIPC、カルバリル、ピ
リミカーブ、エチオフェンカルブ、フェノキシカルブ、
カルタップ、チオシクラム、ベンスルタップ等。
【0087】ピレスロイド系殺虫剤:ペルメトリン、シ
ペルメトリン、デルタメスリン、フェンバレレート、フ
ェンプロパトリン、ピレトリン、アレスリン、テトラメ
スリン、レスメトリン、ジメスリン、プロパスリン、フ
ェノトリン、プロトリン、フルバリネート、シフルトリ
ン、シハロトリン、フルシトリネート、エトフェンプロ
クス、シクロプロトリン、トロラメトリン、シラフルオ
フェン、プロフェンプロクス、アクリナトリン等。
【0088】ベンゾイルウレア系その他の殺虫剤:ジフ
ルベンズロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロ
ン、トリフルムロン、テトラベンズロン、フルフェノク
スロン、フルシクロクスロン、ブプロフェジン、ピリプ
ロキシフェン、メトプレン、ベンゾエピン、ジアフェン
チウロン、イミダクロプリド、フィプロニル、硫酸ニコ
チン、ロテノン、メタアルデヒド、機械油、BTや昆虫
病原ウイルスなどの微生物農薬等。
【0089】殺線虫剤:フェナミホス、ホスチアゼート
等。
【0090】殺ダニ剤:クロルベンジレート、フェニソ
ブロモレート、ジコホル、アミトラズ、BPPS、ベン
ゾメート、ヘキシチアゾクス、酸化フェンブタスズ、ポ
リナクチン、キノメチオネート、CPCBS、テトラジ
ホン、アベルメクチン、ミルベメクチン、クロフェンテ
ジン、シヘキサチン、ピリダベン、フェンピロキシメー
ト、テブフェンピラド、ピリミジフェン、フェノチオカ
ルブ、ジエノクロル等。
【0091】殺菌剤:チオファネートメチル、ベノミ
ル、カルベンダゾール、チアベンダゾール、フォルペッ
ト、チウラム、ジラム、ジネブ、マンネブ、ポリカーボ
ネート、IBP、EDDP、フサライド、プロベナゾー
ル、イソプロチオラン、TPN、キャプタン、ポリオキ
シン、ブラストサイジンS、カスガマイシン、ストレプ
トマイシン、バリダマイシン、トリシクラゾール、ピロ
キロン、フェナジンオキシド、メプロニル、フルトラニ
ル、ペンシクロン、イプロジオン、ヒメキサゾール、メ
タラキシル、トリフルミゾール、トリホリン、トリアジ
メホン、ビテルタノール、フェナリモル、プロピコナゾ
ール、シモキサニル、プロクロラズ、ペフラゾエート、
ヘキサコナゾール、ミクロブタニル、ジクロメジン、テ
クロフタラム、プロピネブ、ジチアノン、ホセチル、ビ
ンクロゾリン、プロシミドン、オキサジキシル、グアザ
チン、プロパモカルブ塩酸塩、フルアジナム、オキソリ
ニック酸、ヒドロキシイソキサゾール等。
【0092】次に製剤の実施例を示すが、添加する担
体、界面活性剤等はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0093】 実施例26 乳剤 本発明化合物 10部 アルキルフェニルポリオキシエチレン 5部 ジメチルホルムアミド 50部 キシレン 35部 以上を混合溶解し、使用に際し水で希釈して乳濁液とし
て散布する。
【0094】 実施例27 水和剤 本発明化合物 10部 高級アルコール硫酸エステル 5部 珪藻土 80部 シリカ 5部 以上を混合して微粉に粉砕し、使用に際し水で希釈して
懸濁液として散布する。
【0095】 実施例28 粉剤 本発明化合物 5部 タルク 94.7部 シリカ 0.3部 以上を混合粉砕し、使用に際してはそのまま散布する。
【0096】 実施例29 粒剤 本発明化合物 5部 クレー 73部 ベントナイト 20部 ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩 1部 リン酸ナトリウム 1部 以上を造粒し、使用に際してはそのまま施用する。
【0097】
【発明の効果】 試験例1 ワタアブラムシに対する効力 3寸鉢に播種した発芽後10日が経過したキュウリにワ
タアブラムシ成虫を接種した。1日後に成虫を除去し、
産下された若虫が寄生するキュウリに、前記薬剤の実施
例26に示された乳剤の処方に従い、化合物濃度が31
ppmになるように水で希釈した薬液を散布した。温度
25℃、湿度65%の恒温室内に置き、6日後に殺虫率
を調査した。結果を以下、第3表に示した。
【0098】
【表3】
【0099】試験例2 ミカンハダニに対する効力 シャーレに入れたミカン葉上に、殺ダニ剤抵抗性のミカ
ンハダニの雌成虫を10頭接種したのち、前記薬剤の実
施例26に示された乳剤の処方に従い、化合物濃度が3
1ppmになるように水で希釈した薬液を回転散布塔に
て散布した。温度25℃、湿度65%の恒温室内に置
き、散布3日後に、成虫を除去し、この3日間に産付さ
れた卵に関し、成虫まで発育し得たか否かを11日目に
調査し、殺ダニ有効度* を求めた。結果を以下、第4表
に示した。
【0100】
【数1】
【0101】
【表4】
フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平5−128336 (32)優先日 平5(1993)4月30日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 松田 逵彦 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内 (72)発明者 波多野 連平 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内 (72)発明者 矢野 真樹郎 静岡県榛原郡榛原町坂部62−1 日本曹達 株式会社榛原農業研究所内 (72)発明者 岩佐 孝男 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 Xはハロゲン原子、C1-3 アルキル基、C1-3 アルコキ
    シ基、C1-3 アルキルチオ基、ニトロ基、C1-3 アルキ
    ル基で置換されていてもよいアミノ基、又は C1-3
    ロアルキル基を;r1 、r2 はそれぞれ独立して、水素
    原子、C1-3 アルキル基、ヒドロキシ基、ハロゲン原
    子、C1-3 アルキルで置換されていてもよいチオカルバ
    モイル基、 C1-3 アルキルで置換されていてもよいチ
    オカルバモイルオキシ基、C1-3 アルコキシカルボニル
    オキシ基、C1-3 アルコキシ基、−S(O)n 3 (式
    中nは0〜2の整数を示し、r3 はC1-3 アルキル基を
    示す)、C1-3 アルキルで置換されていてもよいアミノ
    基、又はC1-3 アルキルカルボニルオキシ基、若しく
    は、r1 、r2 が一緒になってオキソ基、ヒドロキシイ
    ミノ基、C1-3 アルコキシイミノ基、又はメチレン基
    を;Y1 、Y2 、Y3 、Y4及びY5 はそれぞれ、水素
    原子、C1-6 アルキル基、C1-10アルコキシ基、C1-6
    アルキルチオ基、ハロゲン原子、C1-3 アルキルで置換
    されていてもよいアミノ基、又はヒドロキシル基を;但
    し、Y2 又はY4 がt−ブチル基でないときは、Y3
    t−ブチル基、ネオペンチル基、t−ブトキシ基、又は
    t−ブチルチオ基、t−ブチルアミノ基を示す。〕で表
    わされる化合物。
  2. 【請求項2】 一般式〔II〕または〔II′〕 【化2】 〔式中、X、Y1 、Y2 、Y3 、Y4 、Y5 、r1 及び
    2 は前記と同じ意味を示す。〕で表わされる化合物を
    閉環することを特徴とする、一般式〔I〕 【化3】 〔式中、Q、X、Y1 、Y2 、Y3 、Y4 、Y5 、r1
    及びr2 は前記と同じ意味を示す。〕で表わされる化合
    物の製法。
  3. 【請求項3】 一般式〔I〕 【化4】 〔式中、Q、X、Y1 、Y2 、Y3 、Y4 、Y5 、r1
    及びr2 は前記と同じ意味を示す。〕で表わされる化合
    物の1種又は2種以上を有効成分として含有することを
    特徴とする殺虫・殺ダニ剤。
JP6019904A 1993-01-21 1994-01-20 オキサジアゾール誘導体、その製法及び殺虫・殺ダニ剤 Pending JPH0789944A (ja)

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