JPH0789778B2 - 移植装置 - Google Patents
移植装置Info
- Publication number
- JPH0789778B2 JPH0789778B2 JP60033097A JP3309785A JPH0789778B2 JP H0789778 B2 JPH0789778 B2 JP H0789778B2 JP 60033097 A JP60033097 A JP 60033097A JP 3309785 A JP3309785 A JP 3309785A JP H0789778 B2 JPH0789778 B2 JP H0789778B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- mounting
- shaft
- seedling
- attachment
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、駆動軸にて回転する回転ケースに一対の移
植具を装着した所謂ロータリー式の苗の移植装置に関す
るものである。
植具を装着した所謂ロータリー式の苗の移植装置に関す
るものである。
振動の軽減と苗植機の高速化を図るため、クランク式の
苗の移植装置に代えて、駆動軸にて回転する回転ケース
に一対の移植具を装着した所謂ロータリー式の苗の移植
装置を用いることが提案されている。
苗の移植装置に代えて、駆動軸にて回転する回転ケース
に一対の移植具を装着した所謂ロータリー式の苗の移植
装置を用いることが提案されている。
そして、このロータリー式の苗の移植装置は、特開昭60
-244215号公報他に示されているように、一つの苗取口
を複数の植込爪が交互に通過するように構成し、植込爪
の旋回速度を上げることなく苗植機の車速を高め、苗に
損傷を与えないで作業能率を向上し得るようになってい
る。
-244215号公報他に示されているように、一つの苗取口
を複数の植込爪が交互に通過するように構成し、植込爪
の旋回速度を上げることなく苗植機の車速を高め、苗に
損傷を与えないで作業能率を向上し得るようになってい
る。
ここに、このロータリー式の苗の移植装置は、マット状
の集団苗の端が苗取口を横方向に移動し、その苗取口を
植込爪が上から下に向かって通過し、移動中の集団苗を
その苗床ごと欠ぎ取って、下方の泥土に移植する。従っ
て、苗取口を交互に通過する際に、複数の植込爪の通過
角度や左右位置が異なっていると、欠ぎ取られる苗床の
大きさが変化し、一株ごとの苗の半数にバラツキが発生
する。
の集団苗の端が苗取口を横方向に移動し、その苗取口を
植込爪が上から下に向かって通過し、移動中の集団苗を
その苗床ごと欠ぎ取って、下方の泥土に移植する。従っ
て、苗取口を交互に通過する際に、複数の植込爪の通過
角度や左右位置が異なっていると、欠ぎ取られる苗床の
大きさが変化し、一株ごとの苗の半数にバラツキが発生
する。
この発明は、前記の従来技術のもつ課題を解消するため
に、駆動軸35に回転ケース28が固定され、回転ケース28
には一対の取付軸41aを回転自在に支持し、該一対の取
付軸41aに各々植込爪48を有する移植具29を装着した移
植装置において、該一対の植込爪48が所定の苗植付け姿
勢になるように回転ケース28内に歯車伝動機構を設けて
取付軸41aを所定の姿勢にすると共に、該取付軸41aに移
植具取付体29aを外嵌させて固定具49にて左右取付位置
調節自在に固定し、該移植具取付体29aに移植具29の移
植ケース29bを取付軸41a回りに回動調節自在に固定した
ことを特徴とする移植装置としたものである。
に、駆動軸35に回転ケース28が固定され、回転ケース28
には一対の取付軸41aを回転自在に支持し、該一対の取
付軸41aに各々植込爪48を有する移植具29を装着した移
植装置において、該一対の植込爪48が所定の苗植付け姿
勢になるように回転ケース28内に歯車伝動機構を設けて
取付軸41aを所定の姿勢にすると共に、該取付軸41aに移
植具取付体29aを外嵌させて固定具49にて左右取付位置
調節自在に固定し、該移植具取付体29aに移植具29の移
植ケース29bを取付軸41a回りに回動調節自在に固定した
ことを特徴とする移植装置としたものである。
この発明は、駆動軸35に回転ケース28が固定され、回転
ケース28には一対の取付軸41aを回転自在に支持し、該
一対の取付軸41aに各々植込爪48を有する移植具29を装
着した移植装置において、該一対の植込爪48が所定の苗
植付け姿勢になるように回転ケース28内に歯車伝動機構
を設けて取付軸41aを所定の姿勢にすると共に、該取付
軸41aに移植具取付体29aを外嵌させて固定具49にて左右
取付位置調節自在に固定し、該移植具取付体29aに移植
具29の移植ケース29bを取付軸41a回りに回動調節自在に
固定した移植装置としたので、移植具29の移植ケース29
bは、取付軸41aに対して移植具取付体29aを介在して左
右位置及び取付軸41a回りの取付け角度が調節自在にな
り、その取付け調節が容易であると共に、移植具取付体
29aは取付軸41aに外嵌させて固定具49にて固定している
ので、その取付けが強固である。
ケース28には一対の取付軸41aを回転自在に支持し、該
一対の取付軸41aに各々植込爪48を有する移植具29を装
着した移植装置において、該一対の植込爪48が所定の苗
植付け姿勢になるように回転ケース28内に歯車伝動機構
を設けて取付軸41aを所定の姿勢にすると共に、該取付
軸41aに移植具取付体29aを外嵌させて固定具49にて左右
取付位置調節自在に固定し、該移植具取付体29aに移植
具29の移植ケース29bを取付軸41a回りに回動調節自在に
固定した移植装置としたので、移植具29の移植ケース29
bは、取付軸41aに対して移植具取付体29aを介在して左
右位置及び取付軸41a回りの取付け角度が調節自在にな
り、その取付け調節が容易であると共に、移植具取付体
29aは取付軸41aに外嵌させて固定具49にて固定している
ので、その取付けが強固である。
従って、各部材の生産誤差や組付誤差が生じても機体に
対し適正な姿勢で適正な取付位置に各植込爪48がなるよ
うに移植具29を簡単に且つ強固に装着することができ、
各植込爪48が植付ける一株ごとの苗の本数にバラツキが
発生することを防止できて、高性能な苗植機を得ること
ができる。
対し適正な姿勢で適正な取付位置に各植込爪48がなるよ
うに移植具29を簡単に且つ強固に装着することができ、
各植込爪48が植付ける一株ごとの苗の本数にバラツキが
発生することを防止できて、高性能な苗植機を得ること
ができる。
この発明の一実施例を、図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
１は乗用牽引車で、フラットフロアー２の下側にフロン
トミッションケース３とリヤーミッションケース４を設
け、フロントミッションケース３の後側部の左右両側に
フロントアクスルケースを介して左右一対の前輪5,5が
伝動回転されるよう設け、リヤーミッションケース４の
左右両側に伝動ケース6,6を取付けて後輪7,7を設け、フ
ラットフロアー２の前側部分に操作レバー等を取付ける
枠体８を立設して、ステアリングポストを介しハンドル
９を設け、ハンドル９の後方にエンジン10を覆うカバー
11を設けて、その上に操縦座席12を取付けている。
トミッションケース３とリヤーミッションケース４を設
け、フロントミッションケース３の後側部の左右両側に
フロントアクスルケースを介して左右一対の前輪5,5が
伝動回転されるよう設け、リヤーミッションケース４の
左右両側に伝動ケース6,6を取付けて後輪7,7を設け、フ
ラットフロアー２の前側部分に操作レバー等を取付ける
枠体８を立設して、ステアリングポストを介しハンドル
９を設け、ハンドル９の後方にエンジン10を覆うカバー
11を設けて、その上に操縦座席12を取付けている。
13,13は支柱で、前記左右の伝動ケース6,6を継ぐ連結枠
14上に、左右に所定の間隔でもって立設されている。
14上に、左右に所定の間隔でもって立設されている。
15は昇降リンクで、左右一対の下リンク15a,15aと単一
の上リンク15bの基部側が前記支柱13,13にピンで枢着さ
れ、先端部側を縦リンク16で連結し、該昇降リンク15が
油圧シリンダー装置17によって上下回動作動されるよう
に構成されている。
の上リンク15bの基部側が前記支柱13,13にピンで枢着さ
れ、先端部側を縦リンク16で連結し、該昇降リンク15が
油圧シリンダー装置17によって上下回動作動されるよう
に構成されている。
18は移植機で、伝動ケース19と左右に往復移動する苗タ
ンク20と移植装置21と中央部及び側部の整地フロート2
2,23,23等からできており、この伝動ケース19の左右中
間部が前記縦リンク16と一体の支持体24に支軸25を介し
てローリング自由に取付けられている。前記回動ケース
19は、主ケース19a部と上下方向の副ケース19b,19b,19b
と後方へ延びる縦ケース19c,19c,19cとからできてい
る。
ンク20と移植装置21と中央部及び側部の整地フロート2
2,23,23等からできており、この伝動ケース19の左右中
間部が前記縦リンク16と一体の支持体24に支軸25を介し
てローリング自由に取付けられている。前記回動ケース
19は、主ケース19a部と上下方向の副ケース19b,19b,19b
と後方へ延びる縦ケース19c,19c,19cとからできてい
る。
26は苗受止枠で、苗タンク20の下端側に沿わせて横方向
へ延ばされていて、これに、仕切体で区画されている苗
タンク20の苗が分割できるように苗分割口27,27……を
設けている。
へ延ばされていて、これに、仕切体で区画されている苗
タンク20の苗が分割できるように苗分割口27,27……を
設けている。
前記移植装置21は、回転ケース28と移植具29とからな
り、次の通りに構成されている。即ち、回転ケース28
は、前記伝動ケース19の縦ケース19c,19c,19cに軸受け
されてチエン30、スプロケット31、ギヤー32,33,34で伝
動回転される駆動軸35にキー36を介して取付けられてい
る。
り、次の通りに構成されている。即ち、回転ケース28
は、前記伝動ケース19の縦ケース19c,19c,19cに軸受け
されてチエン30、スプロケット31、ギヤー32,33,34で伝
動回転される駆動軸35にキー36を介して取付けられてい
る。
37は軸受メタルで、前記縦ケース19c,19c,19cの外側部
に止着されていて前記駆動軸35をベアリングを介して軸
受し、この軸35が挿通される外端孔部37aを軸35に対し
て偏芯ならしめている。
に止着されていて前記駆動軸35をベアリングを介して軸
受し、この軸35が挿通される外端孔部37aを軸35に対し
て偏芯ならしめている。
38は太陽歯車で、前記軸受メタル37の孔部37aに挿入さ
れてキー39で回り止めが掛られたボス部と一体的に設け
られ、この太陽歯車38は前記駆動軸35の軸芯イに対して
偏芯した歯車になっている。
れてキー39で回り止めが掛られたボス部と一体的に設け
られ、この太陽歯車38は前記駆動軸35の軸芯イに対して
偏芯した歯車になっている。
40,40は中間歯車で、前記回転ケース28内に好転自在に
軸受されて太陽歯車38に常時咬合している。
軸受されて太陽歯車38に常時咬合している。
41,41は遊星歯車で、前記回転ケース28に回転自在に軸
受けされて、前記中間歯車40,40に咬合っている。すな
わち、太陽歯車38、中間歯車40および遊星歯車41が偏心
歯車で構成されて、太陽歯車38と遊星歯車41とが不等速
回転機構で連係されている。そして、この遊星歯車41の
ボス部の一端側は回転ケース28の外方に突出し、その軸
芯部は軸が挿通できるよう中空ロになっており、この回
転ケース28の外方に突出したボス部が移植具29を取付け
る取付軸41aとなっている。
受けされて、前記中間歯車40,40に咬合っている。すな
わち、太陽歯車38、中間歯車40および遊星歯車41が偏心
歯車で構成されて、太陽歯車38と遊星歯車41とが不等速
回転機構で連係されている。そして、この遊星歯車41の
ボス部の一端側は回転ケース28の外方に突出し、その軸
芯部は軸が挿通できるよう中空ロになっており、この回
転ケース28の外方に突出したボス部が移植具29を取付け
る取付軸41aとなっている。
42はカム軸で、前記取付軸41aの孔に挿通されて、その
一端が回転ケース28の内側外部に突出し回止め板43が熔
接固着されており、他端は前記取付軸41aよりも外方へ
突出している。そして、カム軸42と一体に熔接された回
止め板43は、回転ケース28に対して適宜回動設定できる
ようにボトル44で取付けられている。
一端が回転ケース28の内側外部に突出し回止め板43が熔
接固着されており、他端は前記取付軸41aよりも外方へ
突出している。そして、カム軸42と一体に熔接された回
止め板43は、回転ケース28に対して適宜回動設定できる
ようにボトル44で取付けられている。
29aは移植具取付体で、前記遊星ギヤー41と一体の取付
軸41aにコッターピン49で軸芯方向（機体左右方向）に
移動調節できるように固着されている。そして、この移
植具取付体29aには次の移植ケース29bを取付けるための
ボルト挿通用の長孔ニ・ホが穿たれている。
軸41aにコッターピン49で軸芯方向（機体左右方向）に
移動調節できるように固着されている。そして、この移
植具取付体29aには次の移植ケース29bを取付けるための
ボルト挿通用の長孔ニ・ホが穿たれている。
移植ケース29bは、前記移植具取付体29aに、ボルト52,5
3によって取付軸41aのまわりに回動調節して固着できる
よう設けている。そして、この移植ケース29b内にはカ
ム体45、運動杆46等からなる苗押出作動機構Ａが収容さ
れ、苗押出体47及び移植爪48が取付けられている。
3によって取付軸41aのまわりに回動調節して固着できる
よう設けている。そして、この移植ケース29b内にはカ
ム体45、運動杆46等からなる苗押出作動機構Ａが収容さ
れ、苗押出体47及び移植爪48が取付けられている。
前記苗押出作動機構Ａは、カム体45、連動杆46、ピン5
0、苗押出体47等からなり、これらの部材は次の通りに
設けられている。
0、苗押出体47等からなり、これらの部材は次の通りに
設けられている。
カム体45は前記カム軸42と一体に回転するよう止着され
ている。
ている。
連動杆46は前後中間部がピン50で移植ケース29bに回動
自在に支持され、基部側をカム体45の外周に接当するよ
う設け、先端側をフォーク状に形成している。
自在に支持され、基部側をカム体45の外周に接当するよ
う設け、先端側をフォーク状に形成している。
苗押出体47は、移植ケース29bの先端側に上下方向に摺
動可能に軸受けされていて、その下端はケース外へ突出
しており、この下端を苗押出片47a（フォーク状）に形
成し、上端部側を一部小判状に外周を切削して、ここに
前記連動杆46の先端フォーク部を係合している。51は、
ばねである。
動可能に軸受けされていて、その下端はケース外へ突出
しており、この下端を苗押出片47a（フォーク状）に形
成し、上端部側を一部小判状に外周を切削して、ここに
前記連動杆46の先端フォーク部を係合している。51は、
ばねである。
移植爪48は正面視が逆Ｕ字形状をしており、移植ケース
29bの先端部に着脱自在に取付けられている。
29bの先端部に着脱自在に取付けられている。
そして、前記回転ケース28を回転するとき、前記移植爪
48の下端部が第２図の軌跡ハを通るように設けている。
そして、前記移植ケース29bの上面は、移植具の取付部
分側であるカム体45内装部上部から苗押出体47内装部上
部に向うにしたがって前側が高くなるよう形成し第３図
で２つの移植具29,29が前後に接近するとき、前側の移
植ケース29bの上面に後側の移植爪48の先端が接近する
状態を描きながら作動するよう構成してある。
48の下端部が第２図の軌跡ハを通るように設けている。
そして、前記移植ケース29bの上面は、移植具の取付部
分側であるカム体45内装部上部から苗押出体47内装部上
部に向うにしたがって前側が高くなるよう形成し第３図
で２つの移植具29,29が前後に接近するとき、前側の移
植ケース29bの上面に後側の移植爪48の先端が接近する
状態を描きながら作動するよう構成してある。
上例の作用を説明すると、各苗タンク20に苗を載せてエ
ンジン10で各部を回転すると、乗用牽引車１が前輪５と
後輪７の回転により推進されて、移植機18部が整地フロ
ート22,23,23で一部その荷重が受けられて牽引されると
共に伝動軸を介して動力がフロントミッションケース３
側から伝動ケース19内の入力軸へ伝動される。このよう
にして、伝動ケース19内の入力軸から適宜な伝動ルート
を経て動力がチエン30、スプロケット31、ギヤー32,33,
34を介して駆動軸35が回転される。すると、各回転ケー
ス28が回転し、この回転に伴ない太陽歯車38のまわりに
中間歯車40,40が遊星回転され、これに咬合う遊星歯車4
1,41が回転されることになる。したがって、遊星歯車4
1,41に取付軸41aにて一体的に止着された移植具29が共
に回転ケース28に対して回転されるが、該回転ケース28
と一体のカム軸42は当然ながら遊星歯車41によって回転
を受けないから、このカム軸42に止着のカム体45に対し
て移植ケース29bが回転されることになる。したがっ
て、連動杆46がカム体45により揺動し、苗押出体47が上
下動することになる。
ンジン10で各部を回転すると、乗用牽引車１が前輪５と
後輪７の回転により推進されて、移植機18部が整地フロ
ート22,23,23で一部その荷重が受けられて牽引されると
共に伝動軸を介して動力がフロントミッションケース３
側から伝動ケース19内の入力軸へ伝動される。このよう
にして、伝動ケース19内の入力軸から適宜な伝動ルート
を経て動力がチエン30、スプロケット31、ギヤー32,33,
34を介して駆動軸35が回転される。すると、各回転ケー
ス28が回転し、この回転に伴ない太陽歯車38のまわりに
中間歯車40,40が遊星回転され、これに咬合う遊星歯車4
1,41が回転されることになる。したがって、遊星歯車4
1,41に取付軸41aにて一体的に止着された移植具29が共
に回転ケース28に対して回転されるが、該回転ケース28
と一体のカム軸42は当然ながら遊星歯車41によって回転
を受けないから、このカム軸42に止着のカム体45に対し
て移植ケース29bが回転されることになる。したがっ
て、連動杆46がカム体45により揺動し、苗押出体47が上
下動することになる。
そして、移植ケース29bに取付けられた移植爪48の先端
側が軌跡ハを描いて作動し、苗受止板26の苗分割口27へ
上方から次々と介入し、左右に往復動する苗タンク20に
載置された苗を一株分づつ分離して整地フロート22,23
で整地された圃場面へ移植して行く。即ち、苗押出体47
が移植ケース29bに対して上方に位置しているときに苗
タンク20に載置された苗を分割し、圃場面へ突込んだと
きにカム体45と連動杆46のカムフロアー部とが外れてば
ね51で急速に苗を土壌中へ押込み、苗が移植される。
側が軌跡ハを描いて作動し、苗受止板26の苗分割口27へ
上方から次々と介入し、左右に往復動する苗タンク20に
載置された苗を一株分づつ分離して整地フロート22,23
で整地された圃場面へ移植して行く。即ち、苗押出体47
が移植ケース29bに対して上方に位置しているときに苗
タンク20に載置された苗を分割し、圃場面へ突込んだと
きにカム体45と連動杆46のカムフロアー部とが外れてば
ね51で急速に苗を土壌中へ押込み、苗が移植される。
このようにして、苗タンク20に載置された苗が回転ケー
ス28に取付けられた２つの移植具29,29によって次々に
一株分づつ分割挾持されながら取出されて移植される
が、この場合、回転ケース28は高速回転しなくても、18
0度ずらして設けられた２つの移植具29,29が巡回して移
植するために移植具自体の作動速度が低速であっても高
能率な移植ができ、しかも、この移植具29が苗を押出す
押出装置を有するために、適確な移植がでる。
ス28に取付けられた２つの移植具29,29によって次々に
一株分づつ分割挾持されながら取出されて移植される
が、この場合、回転ケース28は高速回転しなくても、18
0度ずらして設けられた２つの移植具29,29が巡回して移
植するために移植具自体の作動速度が低速であっても高
能率な移植ができ、しかも、この移植具29が苗を押出す
押出装置を有するために、適確な移植がでる。
なお、移植爪48は、その先端が、旋回中の下降行程で遠
心力その他によって第２図の軌跡ハの左側（苗タンク
側）に振り出されるようになる。従って、長期の使用に
よって太陽歯車38、中間歯車40および遊星歯車41などの
歯形が摩耗すると、上記の振り出される量が大きくな
り、移植爪48の先端が苗分割口27内に深く入って苗を取
り出す量が増大する傾向が生じる。このようなとき、ボ
ルト52,53を緩め、移植ケース29bを長孔ニ、ホに沿って
第２図の反時計方向に回すと、移植爪48の先端の位置が
調整される。このようにして適正な位置に定めたのち、
ボルト52,53を締めると、移植ケース29bが移植具取付体
29a、すなわち、遊星歯車41に固定される。
心力その他によって第２図の軌跡ハの左側（苗タンク
側）に振り出されるようになる。従って、長期の使用に
よって太陽歯車38、中間歯車40および遊星歯車41などの
歯形が摩耗すると、上記の振り出される量が大きくな
り、移植爪48の先端が苗分割口27内に深く入って苗を取
り出す量が増大する傾向が生じる。このようなとき、ボ
ルト52,53を緩め、移植ケース29bを長孔ニ、ホに沿って
第２図の反時計方向に回すと、移植爪48の先端の位置が
調整される。このようにして適正な位置に定めたのち、
ボルト52,53を締めると、移植ケース29bが移植具取付体
29a、すなわち、遊星歯車41に固定される。
以上のように、駆動軸35に回転ケース28が固定され、回
転ケース28には一対の取付軸41aを回転自在に支持し、
該一対の取付軸41aに各々植込爪48を有する移植具29を
装着した移植装置において、該一対の植込爪48所定の苗
植付け姿勢になるように回転ケース28内に歯車伝動機構
を設けて取付軸41aを所定の姿勢にすると共に、該取付
軸41aに移植具取付体29aを外嵌させて固定具49にて左右
取付位置調節自在に固定し、該移植具取付体29aに移植
具29の移植ケース29bを取付軸41a回りに回動調節自在に
固定した移植装置としたので、移植具29の移植ケース29
bは、取付軸41aに対して移植具取付体29aを介在して左
右位置及び取付軸41a回りの取付け角度が調節自在にな
っており、その取付け調節が容易であると共に、移植具
取付体29aは取付軸41aに外嵌させて固定具49にて固定し
ているので、その取付けが強固である。従って、各部材
の生産誤差や組付誤差が生じても機体に対し適正な姿勢
で適正な取付位置に各植込爪48がなるように移植具29を
簡単に且つ強固に装着することができ、各植込爪48が植
付ける一株ごとの苗の本数にバラツキが発生することを
防止できて、高性能な田植機を得ることができる。
転ケース28には一対の取付軸41aを回転自在に支持し、
該一対の取付軸41aに各々植込爪48を有する移植具29を
装着した移植装置において、該一対の植込爪48所定の苗
植付け姿勢になるように回転ケース28内に歯車伝動機構
を設けて取付軸41aを所定の姿勢にすると共に、該取付
軸41aに移植具取付体29aを外嵌させて固定具49にて左右
取付位置調節自在に固定し、該移植具取付体29aに移植
具29の移植ケース29bを取付軸41a回りに回動調節自在に
固定した移植装置としたので、移植具29の移植ケース29
bは、取付軸41aに対して移植具取付体29aを介在して左
右位置及び取付軸41a回りの取付け角度が調節自在にな
っており、その取付け調節が容易であると共に、移植具
取付体29aは取付軸41aに外嵌させて固定具49にて固定し
ているので、その取付けが強固である。従って、各部材
の生産誤差や組付誤差が生じても機体に対し適正な姿勢
で適正な取付位置に各植込爪48がなるように移植具29を
簡単に且つ強固に装着することができ、各植込爪48が植
付ける一株ごとの苗の本数にバラツキが発生することを
防止できて、高性能な田植機を得ることができる。
第１図は要部の拡大平断面図、第２図は要部の一部断面
側面図、第３図は移植爪の作動状態を示す作用説明図、
第４図はこの発明を施した乗用型田植機の全体側面図、
第５図は乗用型田植機の全体平面図である。 符号の説明 20……苗タンク、28……回転ケース 29……移植具、29a……移植具取付体 29b……移植ケース、35……駆動軸 41……遊星歯車、41a……取付軸 48……移植爪、49……固定具
側面図、第３図は移植爪の作動状態を示す作用説明図、
第４図はこの発明を施した乗用型田植機の全体側面図、
第５図は乗用型田植機の全体平面図である。 符号の説明 20……苗タンク、28……回転ケース 29……移植具、29a……移植具取付体 29b……移植ケース、35……駆動軸 41……遊星歯車、41a……取付軸 48……移植爪、49……固定具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−149010（ＪＰ，Ａ) 特公 平６−95842（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】駆動軸35に回転ケース28が固定され、回転
ケース28には一対の取付軸41aを回転自在に支持し、該
一対の取付軸41aに各々植込爪48を有する移植具29を装
着した移植装置において、該一対の植込爪48が所定の苗
植付け姿勢になるように回転ケース28内に歯車伝動機構
を設けて取付軸41aを所定の姿勢にすると共に、該取付
軸41aに移植具取付体29aを外嵌させて固定具49にて左右
取付位置調節自在に固定し、該移植具取付体29aに移植
具29の移植ケース29bを取付軸41a回りに回動調節自在に
固定したことを特徴とする移植装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60033097A JPH0789778B2 (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 移植装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60033097A JPH0789778B2 (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 移植装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61192217A JPS61192217A (ja) | 1986-08-26 |
| JPH0789778B2 true JPH0789778B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=12377158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60033097A Expired - Lifetime JPH0789778B2 (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 移植装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0789778B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5932133U (ja) * | 1982-08-24 | 1984-02-28 | 日産自動車株式会社 | タ−ボチヤ−ジヤ |
| JPS5932131U (ja) * | 1982-08-24 | 1984-02-28 | 日産自動車株式会社 | タ−ボチヤ−ジヤ |
-
1985
- 1985-02-20 JP JP60033097A patent/JPH0789778B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61192217A (ja) | 1986-08-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |