JPH0789666A - シート材キヤリッジを有するシート材分配装置 - Google Patents

シート材キヤリッジを有するシート材分配装置

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JPH0789666A
JPH0789666A JP5234919A JP23491993A JPH0789666A JP H0789666 A JPH0789666 A JP H0789666A JP 5234919 A JP5234919 A JP 5234919A JP 23491993 A JP23491993 A JP 23491993A JP H0789666 A JPH0789666 A JP H0789666A
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sheet material
sheet
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carriage
sheet member
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JP5234919A
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English (en)
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Masaaki Sato
正昭 佐藤
Yoshifumi Takehara
良文 竹原
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キヤリッジ移動タイプのシート材分配装置に
おけるシート材ジャム処理操作性の向上。 【構成】 シート受け皿B1〜Bnと、シート受け皿の位
置に移動してシートを排出するキヤリッジ手段2
(A)、4(A)と、キヤリッジ手段へシートを導くシ
ート搬送路13、15とを備え、シートジャム処理時、
キヤリッジを退避させる。例えば、搬送路の開放を妨げ
ない位置又は、シート入口に対向しない位置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート材キヤリッジ手段
を有するシート材分配装置、詳細には、画像形成装置等
のシート材出力装置から1枚ずつ順次に排出されるシー
ト材を少なくとも1つのシート受け皿(以後「ビン」と
称す)にシート材挟持搬送手段(キヤリッジ手段)を介
して分配集積するシート材分配装置に関するものであ
る。
【0002】尚、「画像形成装置」とは画像形成装置を
単独で呼ぶ場合と、シート材分配装置を含んで呼ぶ場合
とがある。
【0003】
【従来の技術】従来、シート分配装置のうち、少なくと
も1つのシート材挟持手段(以後「キヤリッジ」と称
す)を有するシート分配装置がある。
【0004】図12はそのシート分配装置をシート材出
力装置と組み合わせた主断面図である。図12におい
て、シート材出力装置としての電子写真複写機100に
対し、シート分配装置であるソータ1が、組み合わされ
ており、排出されたシートはソータの搬入口10からソ
ータ内に入る。
【0005】ソータ1は図に示す様に、B1〜Bnは上下
多段に固定して配設した多数のビンを有し、複写機本体
100から排出されるシートSを搬入する搬入口10が
設けられており、該搬入口10から上記ビン方向にかけ
て第1のシート搬送路11が構成され、また、該第1の
シート搬送路11から分岐して第2のシート搬送路12
が構成されており、第1のシート搬送路11には上部排
出ローラ対13が、また第2のシート搬送路12の下流
側には下部排出ローラ対15が配置されている。また、
それぞれのシート搬送路11、12には最小サイズシー
ト搬送用のシート中継ローラ対18、19が設けられて
いる。
【0006】また、これらの第1及び第2のシート搬送
路11、12の分岐部には搬入ローラ対16及びデフレ
クタ17が配置されており、該デフレクタ17の変位に
よりシートSを第1のシート搬送路11又は第2のシー
ト搬送路12へと選択誘導する。
【0007】上部排出ローラ対13又は下部排出ローラ
対15から排出されるシートは対応する排出口で待機し
ている第1キヤリッジ2に受け渡される。シート材の先
端が第1キヤリッジ2に挟持されたまま、第1キヤリッ
ジ2は排出ビン位置B2に対向して待機している第2キ
ヤリッジ4に対向する位置まで移動し、そこで第2キヤ
リッジ4にシートを受け渡す。第2キヤリッジ4は受け
とったシートをビンB2排出して、次に排出するビンに
対向する位置へ移動する。一方、第1キヤリッジ2は第
2キヤリッジ4にシートを受け渡した後、再び排出ロー
ラ対に対向する位置まで戻って次のシートを受けつけ
る。
【0008】以上の動作を繰り返し行なって排出される
シートを、ビン内に分配する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、シート搬送路11,12及び排出ローラ対1
3,15を有する搬送部、第1キヤリッジ2、第2キヤ
リッジ4、積載ビンBA
【0010】
【外1】 といった複数の独立した搬送路間を受け渡しながらシー
トが搬送されていく為、紙詰まりや、システムの異常時
にシート材が搬送路内で停止した場合に、上記の独立し
た搬送路間に跨がってシートが停止してしまう可能性が
高い。
【0011】また、処理スピードや全体のスペースを小
さく押さえようと各独立搬送路は必要最小限の長さに構
成している為、シート材の搬送方向長さが長い場合に
は、3つ以上の複数の搬送路にまたがる場合もでてく
る。
【0012】こうした複数搬送路内に跨がって停止した
シート材を除去する場合、特にシート端部が搬送路内に
あって触れられないと、操作性が著しく低下する。
【0013】さらに操作性が悪い状態で処理しようとす
るとシート材が損傷し、シート片の取り残しを招き、誤
動作の原因にもなる恐れがある。
【0014】また、シートが完全に1つの搬送路内に納
まっている場合においても、その搬送パスを開放し、ロ
ーラ対によるシートの挟持を解除しようとしても隣接し
ている搬送路がその開放を邪魔したりあるいは規制した
りする欠点がある。特に、搬送路が複数に分かれて独立
している状態で搬送の信頼性を向上させる為には、隣接
した搬送路間の隙間を狭くする必要があり、こうした点
からも、搬送路内のシート除去処理操作性と相反する状
況が生じている。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、シート材を収納するためのシート受け皿と、シート
材出力装置からの排出シート材を受け取り、前記各シー
ト受け皿のシート材入口に受け渡す移動可能なシート材
キヤリッジ手段と、シート材キヤリッジ手段に対しシー
ト材を導くシート搬送路とを有するシート後処理装置に
おいて、シート搬送路又はシート材キヤリッジ手段内で
シート材が停止した場合、シート材の除去のためにシー
ト材キヤリッジ手段を移動可能としたので、シートの処
理スピードを落とさず、装置全体をコンパクトにし、シ
ート搬送の信頼性を保持したまま、紙づまりや異常時
の、シート除去操作性を向上させたものである。
【0016】
【実施例】図1は本発明のシート分配装置の主断面であ
る。シート材の動作に関しては〔従来の技術〕で述べた
のと全く同じである為省略する。
【0017】以下、第1キヤリッジ2と第2キヤリッジ
4の上下移動機構について説明する。
【0018】図2は第1,第2キヤリッジ2,4の上下
移動機構の斜視図である。第1キヤリッジ2の上下移動
機構はソータの下部側と上部側に互いに平行に軸受支持
させて設けた一対の主軸31,32とその各主軸31,
32の奥側端部と手前側端部とに取付けたプーリ33,
34と、それらのプーリ33,34に夫々懸回張設した
奥側と手前側の一対の上下方向ベルト35と、下側主軸
31の手前側端部に取付けた動力とりプーリ36と、上
下動用の正逆転モータM1と、該モータM1の出力軸に
取付けた駆動プーリ37と、該駆動プーリ37と前記動
力取りプーリ36間に懸回したベルト38からなる。そ
して第1キヤリッジ2は上記上下方向ベルト対35・3
5に対して夫々両端側のユニット側板20・20′を固
定して略水平に支持させてある。
【0019】面して、上下動モータM1が正転駆動(図
2の手前側からみて時計回り)されるとベルト対35・
35が正回動し、それに伴ない第1キヤリッジ2が上昇
移動していく。逆に、モータM1が逆転駆動(同上反時
計回り)されるとベルト対35・35が逆回動し、それ
に伴ない第1キヤリッジ2が下降移動していく。
【0020】上記ベルト対35・35は夫々駆動側の主
軸31に固定したプーリ33・33、従動側の主軸32
に固定したプーリ34・34に懸回張設してあるからベ
ルト35・35相互の回動位相差が発生しにくく、第1
キヤリッジ2は水平を保って上下移動する。
【0021】又、ソータ1の奥側と手前側の不図示の取
付部には夫々上下方向の縦レール39・39が取付けら
れており、その各縦レール39・39に、第1キヤリッ
ジ2の奥側と手前側のユニット側板20・20′の外面
に夫々取付けたレール嵌合部材21・21′を嵌合させ
てあり、これにより第1キヤリッジ2の上下移動に伴な
う前後・左右方向へのガタ付きが押えられる。
【0022】一方、上下動モータM1軸の駆動プーリ3
7と対向する側にはブレーキ130が取りつけられてお
り、ブレーキの歯とかみ合う爪をもったソレノイド13
1のON−OFFによってモータ軸にブレーキ力を作用
させ、キヤリッジを停止させる。
【0023】図3〜5は上下動モータM1付近の詳細図
である。
【0024】図3は上視図、図4は正面図、図5は左視
図である。上下動モータM1の軸の駆動プーリ37と対
向する側は、軸がDカットされている。この部分にバネ
132とブレーキ130及びツマミ133が取り付けら
れている。ブレーキ130及びツマミ133の内径は軸
よりも大きめのDカットが施されており、これが軸のD
カット部分と嵌合することによりスラスト方向にはフリ
ーに、回転方向にはロックするようになっている。スラ
スト方向は通常バネで付勢されている。一方、ソレノイ
ド131の爪部134は、図4に示すように、断面コの
字型で一端はブレーキにかみあう爪で、もう一端は解除
アーム135と接している。コの字の中央部を支点にし
て爪部134は揺動式になっており、図4において、通
常はバネ136の力で反時計方向に付勢され爪がブレー
キ130と噛んでいる。
【0025】一方、解除アーム135は、図5に示すよ
うに、支点を中心に回転可能に支持されている。ここ
で、ツマミ133をバネ132に抗してモータM1側に
近づけると、ブレーキ130もモータM1側に押され、
その側面で解除アーム135の一端を押す。図5におい
て、解除アームは支点を中心に反時計方向に回転し、他
端が持ち上がることにより、ソレノイドの爪134を上
方に押し上げる。図4にて、爪134の下部が時計回り
に付勢される為、爪134のブレーキとのかみ合い部が
ブレーキとは離れる方向に移動する。この状態では、モ
ータM1にはブレーキによる力は作用している為、ツマ
ミ133を回転させることでキヤリッジ2の上昇・下降
を手動で行なうことができる。
【0026】キヤリッジを停止させたい場合には、ツマ
ミ133から手を離せばバネ132の力でツマミ133
は戻り、一方解除アーム105も規制を解かれ、ソレノ
イド側のバネ136の力によって初期状態に戻り、爪1
34も再びブレーキ130と噛み合う。このような構成
によりキヤリッジ2は手動で自由に上昇・下降させるこ
とが可能である。
【0027】次に、第2キヤリッジ4の移動機構につい
て述べる。
【0028】この移動機構は、ソータの奥側には下部側
と上部側に互いに平行に軸受支持させて設けた一対の主
軸51、52とその各主軸に取り付けられたプーリ5
3、54と、プーリ間に懸回張設した上下方向ベルト5
5と下側主軸51の奥側端部に取り付けた動力取りプー
リ56と上下動用の正逆転モータM2 と該モータM2
出力軸に取付けた駆動プーリ57と該駆動プーリ57と
前記動力取りプーリ56間に懸回したベルト58とから
なる。
【0029】そして、第2キヤリッジ4はユニット側板
40、40′を有し、上記上下方向ベルト55に固定さ
れている。
【0030】ソータ1の奥側の不図示の取付部には上下
方向に2本の縦レール59、59′を取りつけ支持させ
てあり、その各縦レール59、59′にユニット4の奥
側のユニット側板40の外面に取り付けたレール嵌合部
材41を嵌合させている。
【0031】レール嵌合部材41はレール外径にほぼ一
致した穴41aと長穴41bを有し(図6)、それぞれ
前記レール59、59′と嵌合している。
【0032】これによりキヤリッジ4の上下移動に伴な
う前後、左右方向へのガタ付きが押えられ、水平状態を
保ったまま上下移動する。
【0033】この様にして、上下動モータM2 は正転駆
動されるとベルト55が正回転し、それに伴ない第2キ
ヤリッジ4が上下多段の各ビンB1 〜Bn のシート材入
口側を下降移動していき、逆に、モータM2 が逆転駆動
されるとベルト55が逆回転し、それに伴なって該キヤ
リッジ4が上昇移動していく。
【0034】本実施例は以上の様な構成からなり、以下
その動作について説明する。
【0035】i 複写機本体101の原稿自動送り装置
102の原稿載置台105に原稿をセットし(図1
2)、不図示のコンソール部で所定のソートモード条件
を制御回路に入力してスタートキーを押す。
【0036】ii スタートキーの押下信号によりソー
タ1側のスタンバイ処理が開始される。即ち、第1の配
達ユニット2についてそれがホームポジション2(A)
としてソータ1の上部排出ローラ対13に対応する位置
にあるか、否か確認される。又、第2の配達ユニット4
について、それが予め定められたホームポジション4
(A)としてのビン位置、ここでは例えば、最上位のノ
ンソートビンBA のシート材入口部に対応する位置にあ
るかが制御回路にて確認される。それ等の確認は各ユニ
ット2、4が夫々ホームポジションに位置している時に
ONされるマイクにスイッチ等の検知手段(不図示)か
らの信号にてなされる。
【0037】iii 第1・第2の配達ユニット2・4
の一方或は両方がそれぞれのホームポジションに位置し
ていないときは、上下動モータM1・M2(図3)の一
方或は両方の正転又は逆転がなされて各ユニット2・4
のそれぞれのホームポジションへの復帰動作(初期設定
動作)がなされる(図6(a))。
【0038】iv ソータ1側の上記i〜iiiのスタ
ンバイ処理と同時又は完了すると、原稿は原稿送り装置
により複写機本体101のプラテンガラス107上に給
送され複写機本体101は複写動作に入る。
【0039】v それと同時に、第1及び第2の配達ユ
ニット2・4のシート材搬送モータが夫々正転駆動さ
れ、各ユニット2・4のコーラ・コロ対24・25、同
44・45・44′・45′が正回転状態となってシー
ト材の受け入れにそなえられ(図6(b))、第2の配
達ユニット4は前記上下動モータM2 の駆動によりソー
ティング用の最上位ビンB1 の位置(シート材入口部に
対応する位置)4(1)へ移動する。この第2の配達ユ
ニット4の到達は前述フラグとセンサにより検知されモ
ータM2 が停止する。
【0040】vi 複写機101にて画像形成処理され
て排出された最初のシートS1 は搬入口10から前記、
ソータスタンバイ処理中に変位したデフレクタ17に誘
導されて第1の搬送路11に導入され上部排出ローラ対
13を介して前記第1の配達ユニット2へ導入される。
【0041】vii その導入シート材S1 は前記排出
ローラ対13の位置をホームポジションとして待機して
いる第1の配達ユニット2の上下のガイド板22・22
間に入り、先端部がガイド板22・22に案内されてロ
ーラ・コロ対24・25のニップ部に入る。
【0042】viii ローラ・コロ対24・25は正
回転状態にあるので、シート材S1はそのままガイド板
22・22間を前方へ搬送される(図6(c))。
【0043】ix ローラ・コロ対24・25間を通過
したシート材S1 の先端部がセンサに検知されると、所
定のタイミングで第1の配達ユニット2のシート材搬送
モータの回転が停止される。従って、シート材S1 の先
端部は回転の停止したローラ・コロ24・25間に安定
にしっかりと挟持された状態に保持される。
【0044】x 同時に、第1の配達ユニット2につい
ての上下動モータM1の逆回転駆動がなされ、該ユニッ
ト2がローラ・コロ対24、25間にシート材S1 の先
端部を挟持したまま下降移動していく。即ちシート材S
1 が下方へ移送されていく、このユニット2の下降移動
速度はソータ1の上部排出ローラ対13から排出される
シート材S1 の排出速度と同じか、排出速度よりもやや
遅くした下降移動速度に設定してあることにより、ロー
ラ・コロ対24・25と上部排出ローラ対13との間の
シート材部分が引張られたり、折れたりする等の過度の
負荷が作用することなく、適当なループが保たれた状態
で下方へ移送されていく。
【0045】xi 下降移動した第1の配達ユニット2
が最上位段のビンB1 のシート材入口部に対応位置して
待機している第2の配達ユニット4に対応した位置に到
達したことが前述の位置検知センサにより検知される
と、その信号により直ちに第1の配達ユニット4の上下
動モータM1の逆転が停止される。即ち第1の配達ユニ
ット2の下降移動が停止される(図6(d))。
【0046】xii それと同時に、該第1の配達ユニ
ット2のシート材搬送モータの正転駆動が再開始され、
ローラ・コロ対24、25の回転によりその間に挟持さ
れていたシート材S1 が第2の配達ユニット4側のシー
ト材ガイド板42・42間へ搬送される(図6
(e))。
【0047】xiii シート材S1 の先端部がガイド
板42・42に案内されて第2の配達ユニット4のロー
ラ・コロ対44・45、44′・45′のニップ部に入
る。このローラ・コロ対44・45、44′・45′の
コロ圧は第1の配達ユニット2のローラ・コロ対24・
25のコロ圧と同じか、それよりも高く設定されてお
り、シート材S1 の先端部はローラ・コロ対44・4
5、44′・45′間に確実にくわえ込まれて搬送され
る。
【0048】xiv ローラ・コロ対44・45、4
4′・45′はすでに正転状態にあるから上記導入され
たシート材S1 は引続き第2の配達ユニット4内を前方
へ搬送されていく(図6(f))。
【0049】xv 第2の配達ユニット4内に導入さ
れ、ローラ・コロ対44・45、44′・45′間を通
って前方へ搬送されたシート材S1 の先端がシート材存
在検知センサで検知されると、その信号により第1の配
達ユニット2側の上下動モータM1の正転駆動がなされ
て、該ユニット4の上昇移動が開始される。この時点で
はシート材S1 の先端部は第2の配達ユニット4側のロ
ーラ・コロ対44・45、44′・45′間に十分に挟
持されて第1の配達ユニット2側から第2の配達ユニッ
ト4側へのシート材S1 の受け渡しが確実になされてい
る。
【0050】xvi これと同時に第1の配達ユニット
2側のシート材搬送モータが高速正回転状態に切換え制
御され、即ちローラ24が増速回転化される(図6
(g))。
【0051】このローラ24の高速回転速度即ち第1の
配達ユニット2の戻り移動過程におけるシート材搬送速
度VR は、第2の配達ユニット4側のローラ・コロ対4
4・45と44′・45′によるシート材搬送速度V1
と、第1の配達ユニット2の上昇移動速度(戻り速度)
2 の和V1 +V2 に略等しい速度になっている。従っ
て、第1の配達ユニット2内を未だシート材S1 が通過
中で抜け切っていないにも拘らず該ユニット2の上昇移
動がなされてもユニット2・4間のシート材部分に対す
る引張り力、こすり力、折曲げ力等の負荷が実質的にか
からないか大幅に軽減される。
【0052】xvii 上昇移動して第1の配達ユニッ
ト2がホームポジション即ちシート材上部排出ローラ対
13に対応した位置へ到達すると、上下動モータM1の
正転が停止され、又シート材搬送モータの回転速度が高
速に切換えられる前の通常の回転速度状態に切換えられ
て上部排出ローラ対13から次に排出されるシート材を
受け取るべく待機する(図6(h))。
【0053】第1の配達ユニット2が上記のようにホー
ムポジションへ復帰し終るまでの間には第2の配達ユニ
ット4側へ引き渡したシート材S1 の後端部は第1の配
達ユニット2内から抜け切っている。
【0054】第1の配達ユニット2がホームポジション
まで復帰する速度V2 は可及的に高速化した方が次のシ
ート材の受け取りを余裕をもって行なうことができ、搬
送を確実化することができて好ましい。
【0055】xviii 一方第2の配達ユニット4側
へ受け渡されたシート材S1 は該ユニット側のローラ・
コロ対44・45と44′・45′の正回転によりユニ
ット4が対応位置している最上位段のビンB1 内へ導入
される。
【0056】xix そのシート材S1 がビン1a内に
導入排出されたことがシート材後端のセンサ位置の通過
で検知されると、第2の配達ユニット4の上下動モータ
M2の正回転がなされ、該ユニット4の下降移動が前述
同様に開始される(図7(a))。このユニット4の下
降移動も可及的に高速度で行った方が有利である。
【0057】xx 上記下降移動した第2の配達ユニッ
ト4が次位段のビンB2 のシート材入口部に対応する位
置に到達したことがフラグとセンサにより検知される
と、直ちに上下動モータM2の正転駆動が停止され、該
ユニット4が該次位段のビンB2 のシート材入口部に対
応した位置に待機する(図7(b))。
【0058】xxi 被写機本体101、前記シートパ
スを介して上部排出ローラ対13から2枚目のシート材
2 の排出導入がなされる。
【0059】xxii 前記vii〜xviiと同様の
動作がなされる(図7(c)〜(e))。
【0060】xxiii 2枚目のシート材S2 は第2
の配達ユニット4が上から2番目のソートビンB2 に対
応位置しているから該2番目のビンB2 に導入排出され
る。
【0061】xxiv 2枚目のシート材がビンB2
に導入排出されたことがセンサで検知されると、前記x
ixと同様に第2の配達ユニット4についての下降移動
が行われる。
【0062】xxv そして前記xxと同様に第2の配
達ユニット4はその次のビンである上から3段目のビン
3 のシート材入口部に対応した位置に停止して待機す
る。そして前述同様の動作を行なう事によりビンB3
でのシート分配が行われる(図8(a))。
【0063】そして、つづけて上記動作により第2の配
達ユニット4がビンB4 のシート材入口部に対応した位
置に待機した時(又はそれ以前)にデフレクタ17が変
位しシート材S3 は第2の搬送路12に導入され下部排
出ローラ対15を介して第1の配達ユニット2へ導入さ
れる。この時、第1の配達ユニット2は下部ホームポジ
ション2(B)の位置に前述ビンB3 に対応した位置2
(3)から移動している(図8(a))。そして前述同
様の動作(今後は下部排出ローラ対15からのシート受
けわたし)により、第1の配達ユニット2から第2の配
達ユニット4へのシートS4 の搬送が行なわれ、ビンB
4 へのシート排出が行なわれる(図8(b))。
【0064】以上の動作(第2の搬送路12を使用した
動作)がB4 〜Bn まで順次実行されていく(図8
(d))。
【0065】次に、搬送路内にシートが停止した場合の
処理方法について説明する。
【0066】まず搬送路各部の開放可能部分について示
す。
【0067】図1にて、第1のシート搬送路11につい
ては搬送路の左側のガイド板がフラッパ17の軸まわり
に回転可能、また、第2のシート搬送路12についても
同様に、搬送路の左側のガイド板がフラッパ17の軸ま
わりに回転可能である。これにより搬送路11、12内
のシートは手前側から除去処理が可能となる。
【0068】次に実際の処理手順について説明する。
【0069】(1)搬送部の第1搬送路11内にシート
Sが存在する場合(図9(a))。このままでは第1キ
ヤリッジ2が邪魔して第1搬送路11のガイド板が開か
ない為、第1キヤリッジ2を2(A)の位置から2
(4)の位置まで手動で動かした後、第1搬送路のガイ
ド板を開放してシートを除去する(図9(b))。
【0070】(2)搬送部11と第1キヤリッジ2にま
たがってシートSが存在する場合(図10(a))。こ
の場合、シートの先端が第1キヤリッジ2の先端よりも
左方に出ていれば左方に引き抜くことも可能だが、先端
が第1キヤリッジの搬送路内にある場合には、処理しに
くい。また、仮りに、第1キヤリッジ2よりシートの先
端が出ていたとしても、シート材をビンBAに搬送する
状況下であったとすると、第2キヤリッジ4が4(A)
の位置に存在する為に左方からの処理もしにくくなる。
この場合には、第1キヤリッジ2を手動で下方に移動さ
せる。ここで、仮りに、ローラ対のニップ力の設定を第
1キヤリッジ側の方が搬送部排出ローラ対13よりも強
くしておけば、シートは第1キヤリッジの下降につられ
て、搬送部から徐々に引き出され、搬送出口と第1キヤ
リッジとの段差部で処理が可能となる(図10
(b))。
【0071】ローラ対のニップ力の設定を逆にしても今
度は第1キヤリッジ2内のシートが抜けて、搬送路内に
のみシートが残った場合に準じた状況となる、為処理可
能である。
【0072】(3)第1キヤリッジ2と第2キヤリッジ
4とのキヤリッジ間に跨がってシートSが存在する場合
(図11(a))。この場合も、上記(2)と全く同様
にして処理が可能となる。ニップ力の設定もいずれが強
くなった場合でも処理可能である(図11(b))。
【0073】また、以上述べた方法を、組み合わせるこ
とで、3つ以上の搬送路にシートが跨がって存在する場
合でも容易に処理することができる。
【0074】(実施例2)上記実施例では複数の搬送路
間に跨がってシートが存在する場合、最終的には各搬送
路内のローラ対のニップ力の差によって引き抜いて処理
していたが、各ローラ対の駆動の最終段にワンウエイク
ラッチを装着し、シートは常に下流側のローラ対によっ
て負荷なく、引き抜かれるように構成してもよい。この
場合には、ジヤム紙とはいえ、シート材に対する負荷が
軽減されシート材の損傷防止、シート片のとり残し防止
の効果もある。
【0075】(実施例3)また、同様に、ジヤム処理の
際には、搬送路内のローラ対のニップが強制的に、又
は、選択的に解除される構成にしてもよい。この場合も
上記同様の効果が得られる。
【0076】(実施例4)上記実施例では、第1キヤリ
ッジ2のみ手動移動可能に構成していたが、同様に第2
キヤリッジ4も手動移動可能に構成して、複数のキヤリ
ッジを操作者が状況に応じて選択的に移動操作可能な構
成としてもよい。この場合、同じジヤムでも、キヤリッ
ジの移動方法によって複数のジヤム処理方法が可能とな
る。これは、操作者側の条件の違い、例えば左利き人と
右利き人とか、背の高い人、低い人、身体が不自由で操
作範囲が限定されてしまう人等にとって自分に応じた位
置にシートを移動させて処理できるメリットがある。
【0077】(実施例5)上記実施例では基本的に手動
でキヤリッジを移動させて処理としていたが、ジヤム紙
の位置を自動検知して、ジヤム処理しやすい位置にキヤ
リッジが自動的に移動する構成でもよい。この場合に
は、シートの位置を検知する手段が必要となる。望まし
くは、各搬送路のローラ対のニップ位置と同じ位置にシ
ート検知手段を配し、どのローラ対のニップにシートが
挾持されており、どの搬送路間に跨がっているかを検知
して、その情報に応じてシートが取り易い位置にキヤリ
ッジを移動させる。ローラ対のニップ位置に検知手段を
設けられない場合には、その場合には、その前後にある
通常のタイミング取りのセンサと兼用しても構わない。
この場合には、ニップに挟持されているかかどうか正確
には把握できるが、シートの位置は検知できるからその
情報から考えられる状況を類推してどの状況にも対応で
きるよう、キヤリッジの移動を行なえばよい。
【0078】(実施例6)上記実施例では操作者が手動
でツマミを回してキヤリッジに駆動を与え、移動させて
いたが、移動先の指定は操作者が行ない、実際の駆動は
電気的手段に依ってもよい。例えば、各キヤリッジにつ
いて上昇、下降を許すボタンを設け、ユーザーがこのボ
タンを選択的に押すことによって、キヤリッジにはモー
タによりの自動的に駆動がかかる様構成する。ボタンを
押している時間だけキヤリッジが移動するようにしても
よいし、キヤリッジの移動ピッチを定めて、ボタンを押
した回数分のピッチだけ、キヤリッジが移動するよう構
成してもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート材のジヤム処理が容易に行なえるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したシート後処理装置の主段面
図。
【図2】本発明を実施したシート後処理装置の斜視図。
【図3】第1キヤリッジ移動駆動部の詳細上視図。
【図4】第1キヤリッジ移動駆動部の詳細正面図。
【図5】第1キヤリッジ移動駆動部の詳細左視図。
【図6】動作説明図。
【図7】動作説明図。
【図8】動作説明図。
【図9】シート除法処理方法を示す状態図。
【図10】同じく他の場所でのシート除去処理方法を示
す状態図。
【図11】同じく更に他の場所でのシート除去処理方法
を示す状態図。
【図12】従来例を示すシート後処理装置付の画像形成
装置を示す図。
【符号の説明】
2 第1キヤリッジ(シート挟持手段) 4 第2キヤリッジ(シート挟持手段) 11 第1搬送路(搬送部) 12 第2搬送路(搬送部) BA、Bi〜Bn ビル(積載部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を収納する為のシート受け皿
    と、シート材出力装置からの排出シート材を受け取り、
    前記各シート受け皿のシート材入口に受け渡す移動可能
    なシート材キヤリッジ手段と、シート材キヤリッジ手段
    に対しシート材を導くシート搬送路とを有するシート材
    分配装置において、 紙づまり等により前記シート搬送路又は前記シート材キ
    ヤリッジ手段内でシート材が停止した場合、シート材の
    除去のためにシート材キヤリッジ手段を移動可能に構成
    することを特徴とする、シート材キヤリッジ手段を有す
    るシート材分配装置。
  2. 【請求項2】 紙づまりシート材を検知する手段を設
    け、シート材検知時に、除去動作をし易くする位置にシ
    ート材キヤリッジ手段を自動的に移動させることを特徴
    とする前記第1項記載のシート材分配装置。
  3. 【請求項3】 シート材キヤリッジ手段を上流側と下流
    側に複数個配置し、シート材が上流と下流のシート材キ
    ヤリッジ手段に跨がって停止した場合、一方のシート材
    キヤリッジ手段を移動させてシート材を一方のシート材
    キヤリッジ手段から離反させる、前記第1項記載のシー
    ト材分配装置。
  4. 【請求項4】 シート材が、シート材キヤリッジ手段と
    シート搬送路に跨がって停止した場合、シート材キヤリ
    ッジ手段を移動させてシート材を引張り出す、前記第1
    項記載のシート材分配装置。
  5. 【請求項5】 シート材がシート搬送路内に停止したと
    き、シート材キヤリッジ手段を退避させて、 その後、シート搬送路を構成する案内板の一方を開放す
    る、前記第1項記載のシート材分配装置。
  6. 【請求項6】 シート材キヤリッジ手段を手動で移動で
    きる、前記第1項記載のシート材分配装置。
  7. 【請求項7】 前記第1項記載のシート材分配装置を備
    える画像形成装置。
JP5234919A 1993-09-21 1993-09-21 シート材キヤリッジを有するシート材分配装置 Withdrawn JPH0789666A (ja)

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