JPH05155501A - 紙葉類集積および放出装置 - Google Patents

紙葉類集積および放出装置

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JPH05155501A
JPH05155501A JP32552591A JP32552591A JPH05155501A JP H05155501 A JPH05155501 A JP H05155501A JP 32552591 A JP32552591 A JP 32552591A JP 32552591 A JP32552591 A JP 32552591A JP H05155501 A JPH05155501 A JP H05155501A
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Application number
JP32552591A
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English (en)
Inventor
Kuninao Matsuura
邦尚 松浦
Fumikimi Takagi
文公 高木
Masuo Furudono
益夫 古殿
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Hitachi Ltd
Chubu Hitachi Electric Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Chubu Hitachi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数種類の寸法の異なる紙葉を先端を揃えて
同時に堆積・保持することができ、かつ一括して放出口
に放出することが可能な紙葉類集積放出装置を実現す
る。また、複数種類の寸法の異なる紙葉の後端を揃えて
同時に堆積できるようにする。 【構成】 ストッパおよび堆積紙葉を移動させることに
より、収納部に複数種類の紙葉を先端を揃えて整列して
堆積するための最適空間を形成する。そして、整列して
堆積した紙葉を、紙葉搬送ベルトにより整列状態を維持
したままの状態で次段に送り出し、紙葉検知センサの制
御により紙葉を最適な抜き取り位置に停止させるととも
に、回収動作も行う。また、順次、搬送方向に平行な方
向の寸法の短いものから順次、送り込むようにして、後
端を揃えて整列して堆積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、現金自動取引
装置等において、寸法の判っている複数種類の紙葉類を
一度に堆積させて先端ないし後端を揃えて集積する際に
有効な紙葉類集積および放出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、金融機関等で使用される
キャッシュディスペンサ−や現金自動取引装置(AT
M)では、予め寸法の判っている複数種類の紙葉類を取
り扱うことができた。例えば、特開昭54−10052
6号公報に記載された装置では、取り込むべき紙葉の長
さをセンサで検知することにより、ストッパを移動し、
収納部の紙葉搬送方向の幅を変えて、異なった各種寸法
の紙葉を堆積収納している。しかしながら、この装置で
は、紙葉の長さ方向の幅を変える場合に、幅を広くする
方向だけしか移動せず、短くする方向には移動しないた
め、広い幅の紙葉は揃えられるが、短い幅の紙葉は不揃
いとなり、端縁、つまり先端または後端に凹凸が生じて
しまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の装
置では、一旦ある寸法の紙葉を堆積すると、ストッパ−
が収納部の幅を広げる方向しか移動できず、かつ、堆積
すべき紙葉の順番については全く考慮していなかった。
すなわち、1回の動作で1つの寸法の紙葉に対しては整
列させて集積し、収納することができるが、1回に複数
の寸法の紙葉を集積する場合、例えば長い紙葉の次に短
い紙葉が取り込まれたときには、その短い紙葉が前の紙
葉との寸法差分だけ前後に移動するため、先端または後
端が揃わず、整列して収納できなかった。本発明の第1
の目的は、このような従来の課題を解決し、寸法の異な
る複数の紙葉類を1回で複数種集積する場合でも、取り
扱う全ての紙葉に対して搬送方向の先端を揃えて整列さ
せることができ、かつ次段に引き渡す際の搬送量制御も
容易な紙葉類集積および放出装置を提供することにあ
る。また、本発明の第2の目的は、上記第1の目的を達
成する紙葉類堆積機構により堆積した複数種類の寸法の
異なる紙葉類を、先端を揃えた状態で一括して次段の放
出口に送り出すことができるようにし、かつ取り忘れた
紙葉の回収動作が可能な紙葉類集積および放出装置を提
供することにある。さらに、本発明の第3の目的は、寸
法の異なる複数の紙葉類を1回で複数種集積する場合で
も、取り扱う全ての紙葉に対して搬送方向の後端を揃え
て整列させ、収納部に堆積した紙葉類の取り出しや取り
揃えの操作性を改善することができる紙葉類集積装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記各目的を達成するた
め、本発明の紙葉類集積および放出装置は、(イ)予め
寸法が明らかな複数種類の寸法の異なる紙葉が前段より
送られてきたとき、紙葉を停止させるストッパと、スト
ッパに突き当って落下する紙葉を堆積して保持する収納
部とを備えた紙葉類堆積機構において、前段から送られ
てくる紙葉の寸法が通知されると、寸法に対応させて、
ストッパを搬送方向と平行な方向に移動させるストッパ
駆動機構と、既に堆積されている紙葉も該ストッパとと
もに移動させて、収納部の紙葉搬送方向の幅を変え、堆
積される全ての紙葉の先端を揃える紙葉保持板とを具備
したことに特徴がある。また、(ロ)紙葉保持板の代り
に、ロ−ラ間を搬送する搬送ベルトを設けて、搬送ベル
ト上に送られてきた紙葉を堆積し、紙葉の搬送方向と平
行な方向の寸法に応じて、ストッパを方向と同じ方向に
移動させて最適な堆積空間を形成して、紙葉の先端を揃
えることにも特徴がある。また、(ハ)収納部内に堆積
された紙葉を挟んで次段に送り出す搬送手段と、搬送手
段に挟まれた紙葉を外部に放出する放出口とを具備した
紙葉類放出機構を設け、搬送手段は、収納部内に堆積さ
れ、保持された寸法の異なる紙葉の先端を揃えたままの
状態で、一括して放出口に送り出すことにも特徴があ
る。また、(ニ)放出口の手前には、搬送手段により放
出される紙葉を検知して、紙葉の前端を放出口から所定
の寸法だけ放出し、紙葉の後端を搬送路の終端に挟持さ
れた状態で停止させるように制御する紙葉検知センサを
設け、紙葉検知センサは、複数種類の寸法の異なる紙葉
の搬送方向と平行な寸法の最短のものに対応して放出口
から放出させ、最短の紙葉の後端を搬送手段の終端に挟
持させるように制御することにも特徴がある。さらに、
(ホ)紙葉検知センサは、放出口から紙葉が抜き取られ
たか否かを監視し、抜き取られなかった場合には、搬送
手段を逆転させて、紙葉を一括して回収することにも特
徴がある。さらに、(ヘ)前段の紙葉の送り込み順序を
制御し、搬送方向と平行な方向の寸法の短い紙葉類から
順に送り込むように制御する搬送制御手段と、ストッパ
を紙葉の搬送方向と平行な方向の寸法に対応して前進移
動させ、収納部の紙葉搬送方向の幅を変え、堆積される
全ての紙葉の先端ないし後端を揃えるストッパ駆動機構
とを具備したことにも特徴がある。
【0005】
【作用】本発明においては、(a)収納しようとする紙
葉の搬送方向と平行な方向の寸法に対応して、ストッパ
駆動機構によりストッパの位置を移動すると同時に、既
に堆積した紙葉もストッパとともに移動させて収納部の
紙葉搬送方向の幅を変えることができるようにした。ま
た、(b)堆積すべき紙葉の搬送方向と平行な方向の寸
法に応じてストッパの位置を前方または後方に移動し、
送られてきた紙葉をストッパに衝突させて落下させ、搬
送ベルト上に堆積するようにしたので、保持板が省略で
きるとともに、ストッパの前後の移動を円滑に動作する
ことができる。さらに、(c)収納部に設けられ、離間
した1対の接離自在な搬送機構により、堆積紙葉を挟持
した後にストッパが退避して、堆積紙葉を一括して搬送
することができるようにし、かつ放出口の手前の紙葉検
知センサにより堆積紙葉の搬送を制御して一括して放出
・回収する。これにより、複数種類の寸法の異なる紙葉
類を、先端を揃えた状態で1つの収納箱に整列収納する
ことができる。また、整列収納した紙葉を先端が揃った
状態を保持したまま、次段に搬送することができる。さ
らに、放出口から抜き取られなかった場合には、一括し
て回収することができる。また、整列収納した紙葉を後
端が揃った状態で収納することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示す紙葉類
集積放出装置の側断面概略構成図である。本実施例の紙
葉類集積放出装置は、前段から送られてきた紙葉の動き
を停止させるストッパ1と、停止した紙葉21aを下方
にかき落して、後続の紙葉との干渉を防止し、合成樹脂
等の弾性体で形成された複数の羽根を放射状に配置した
シ−トロ−ラ2と、落下した紙葉21を収納し、堆積し
て保持する収納部3と、紙葉21を挟持してこれを搬送
するための1対の上搬送ベルト6および下搬送ベルト7
と、これらの上搬送ベルト6および下搬送ベルト7の搬
送路を形成するロ−ラ8,9,10,11,12と、紙
葉を検知して放出および回収の制御を行うセンサ13
と、紙葉を放出するための放出口14とで構成される。
なお、収納部3は、ストッパ1と、堆積する紙葉を保持
する保持板4と、堆積紙葉の後端を案内する後壁5とで
構成されている。また、ストッパ1は、図示省略されて
いるが、ステッピングモ−タ、サ−ボモ−タ等の位置制
御が可能な動力源を持つ駆動機構により、保持板4とと
もに移動することができる。また、上搬送ベルト6およ
び下搬送ベルト7も、同じように図示省略されている搬
送路駆動機構により駆動される。
【0007】図2は、図1における紙葉集積機構の詳細
説明を示す側断面図である。図2−は、紙葉類集積機
構の動作その1として、寸法の短い紙葉が送られてきた
場合の動作を示しており、図2−は、寸法が前よりも
長い紙葉が送られてきた場合の動作を示している。すな
わち、図2では、最初に短い幅の紙葉が送られた後、次
に長い紙葉が送られる場合の動作を示している。図2−
では、前段から送られてきた紙葉21aが矢印Aで示
す搬送方向と平行な方向の寸法L1が予め判っており、
かつ前段の制御機構によりこの寸法L1の短いものから
順に送られるように制御されている。紙葉21aが集積
機構部に送られてくる前に、ストッパ1は寸法L1に対
応して制御される駆動機構(図示省略)により矢印Cの
方向に移動し、収納部3は紙葉21aを整列収納するた
めに適切な空間を形成する(図2−参照)。紙葉21
aは、上搬送ベルト6が移動することにより案内され
て、前段から集積機構部内に導かれるてくると、ストッ
パ1に衝突すると同時に、矢印B方向に回転するシ−ト
ロ−ラ2により後端がはたかれて、21bの位置にかき
落される。この時点で、紙葉21aはストッパ1と後壁
5の案内により、保持板4上に落下する。しかし、収納
部3内では、紙葉21aを整列して収納するために最良
の空間が形成されているので、寸法L1の紙葉21aは
順次、紙葉21cのように整列されて類堆されていく。
【0008】次に、図2−に示すように、搬送方向と
平行な方向の寸法がL1の紙葉21aに続いて、L1よ
りも大きい寸法のL2の紙葉22が送られてきた場合に
は、その紙葉22が送られる前に、寸法L2が通知され
るので、ストッパ1は寸法L2に対応して矢印C方向に
移動し、収納部内は紙葉22を整列して収納するために
最適な空間を形成する。その後、前段より送られてきた
紙葉22は、前から堆積されている紙葉21a,b,c
と同じように、収納部3内に順次整列されて堆積され
る。なお、保持板4は、ストッパ1の動作に連動するよ
うになっているため、ストッパ1が移動する時に、スト
ッパ1と保持板4の位置関係は変化しない構造となって
いる。従って、保持板4上に堆積した寸法L1の紙葉2
1の前端は、常にストッパ1に接触した状態で移動し、
その後に寸法L2の紙葉22が集積するので、寸法L1
と寸法L2の紙葉21,22は先端が揃った状態で整列
して堆積することになる。このようにして、次に前より
も大きい寸法の紙葉が送られてきた場合でも、上記動作
を繰り返し行って、紙葉を全て紙葉類堆積機構内に堆積
することができる。
【0009】図3は、本発明の第2の実施例を示す紙葉
類堆積機構の側断面図であって、前よりも寸法の小さい
紙葉が送られてきた場合の紙葉類堆積機構の動作説明図
である。寸法L1とL2の紙葉の集積順序が逆になった
場合でも、整列して堆積することができる。先ず、先に
送られてくる大きい寸法L2の紙葉22に対応して、ス
トッパ1は矢印C方向に移動するので、収納部3内は紙
葉22を整列した収納するための最適な空間を形成す
る。これによって、紙葉22は順次整列された状態で収
納部3内に堆積される。次に、前段から寸法L2よりも
小さな寸法のL1の紙葉21が送られてくる時、第1の
動作として、後壁5が図示省略されているモ−タ等の動
力源により矢印E方向(上方向)に移動して、堆積され
た紙葉22の後端を開放する。第2の動作として、スト
ッパ1が矢印D方向に移動する。これに伴い保持板4も
ストッパ1の動作に連動して移動するので、堆積された
紙葉22はストッパ1に先端を接触した状態で矢印D方
向に移動する。第3の動作として、後壁5が矢印F方向
(下方向)に移動して、紙葉22がずれ落ちないように
保持する。この場合、後壁5には、スプリング等(図示
省略)により紙葉2に対して押圧を検知する機構が付加
されているため、紙葉22を適度に押圧して保持する。
以上の第1、第2および第3の動作により、収納部3内
は紙葉21を整列して収納するための最適な空間を形成
するので、紙葉21は順次整列した状態で収納部3内に
堆積される。このように、後から送られてきた寸法L1
の紙葉21の前端は、前に堆積されている寸法L2の紙
葉22の前端と揃った状態で整列堆積されることにな
る。従って、以下、同じようにして、前よりも小さい寸
法の紙葉が送られてきたときにも、全ての紙葉の前端を
揃えて堆積することができる。なお、次に収納すべき紙
葉の寸法がL1,L2よりも大きい場合には、後壁5を
矢印E方向に移動して、堆積された紙葉21,22の後
端を開放した後、ストッパ1を堆積された紙葉21,2
2とともに前方(矢印C方向)に移動させる。このよう
にして、寸法の異なった複数種類の紙葉を、先端を揃え
た状態で同時に堆積し、保持することができる。
【0010】図4は、本発明の第3の実施例を示す紙葉
類堆積機構の側断面図である。本実施例では、下搬送ベ
ルト7に直接、紙葉21,22を堆積する構造を備えて
いる。すなわち、ストッパ1の動きに連動して下搬送ベ
ルト7およびロ−ラ8を回転させることにより、下搬送
ベルト7に保持板4の代わりの機能を持たせる。これに
より、収納部に堆積された紙葉21,22を矢印C方向
に移動させて、図2と同じように、寸法の異なる複数種
類の紙葉を先端を揃えた状態で同時に堆積し、保持する
ことができる。そして、図2の構造よりも簡単な構成で
同じ機能を実現することができる。図5は、本発明の第
1の実施例である紙葉類堆積機構の紙葉放出、回収動作
を示す側断面図である。図5−は送られてきた紙葉を
堆積する状態を示し、図5−は堆積された紙葉31を
下搬送ベルトで挟持して搬送路を形成する状態を示し、
図5−は堆積された紙葉31を次段に送り出す状態を
示している。紙葉類集積動作時には、1対の接離自在な
上搬送ベルト6と下搬送ベルト7は、図5−に示すよ
うに収納部3を挟んで離間しており、前段から紙葉31
を取り込むために、両搬送ベルト6,7は図示省略され
た駆動機構により回転されている。紙葉類集積動作が終
了すると、これらの搬送路駆動機構は、上搬送ベルト6
および下搬送ベルト7の回転を停止する。
【0011】次に、図5−に示すように、ロ−ラ8が
図示省略された別の源動力により矢印G方向(上方向)
に移動され、下搬送ベルト7が堆積された紙葉31を前
端がストッパ1に沿って移動するように持ち上げる。こ
の動作により、下搬送ベルト7、ロ−ラ8はそれぞれ
7′、8′の位置に変位して、下搬送ベルト7′は上搬
送ベルト6とともに堆積された紙葉31を挟持して搬送
路を形成する。次に、堆積された紙葉31の先端を整列
保持しているストッパ1は、図5−に示すように、図
示省略された駆動源により矢印H方向(下方向)に移動
して、1′の位置まで退避する。搬送路駆動機構は、再
度上搬送ベルト6および下搬送ベルト7′の回転を開始
して、堆積された紙葉31を矢印I方向に運ぶ。これに
より、収納部3に堆積された紙葉31は、整列状態を保
持したままの状態、つまり先端が揃って状態で一括して
次段に送り出される。図6は、図5に継続して行われる
紙葉放出の状態を示す側断面図である。上搬送ベルト
6、下搬送ベルト7′により挟持されて、放出機構部に
一括搬送された堆積紙葉31は、放出口14の手前の紙
葉検知センサ13によりその先端が検知されると、搬送
路駆動機構により検知センサ13の紙葉31検知時点か
ら所定寸法だけ送られて、図6−に示すように、放出
口14から寸法t1だけ放出した状態で停止する。
【0012】この時点で、搬送路終端に位置するロ−ラ
9は、堆積された紙葉31の枚数に応じて、図示省略さ
れたスプリング等で適度に押圧しながら矢印Jの方向
(上方向)に揺動自在に設けられている。そこに、上搬
送ベルト6と下搬送ベルト7′に挟持された紙葉31が
放出口14に向って送られてくると、それらの紙葉31
によりロ−ラ9は9′の位置に変位される。このよう
に、放出口14に送られてきた堆積紙葉31は、放出口
14から落下せずに最適な位置に停止し、紙葉31にか
かる押圧も紙葉31の枚数にかかわりなく一定に保持さ
れるので、堆積された紙葉31は常に放出口14から抜
き取り易い状態にすることができる。この紙葉類放出動
作では、搬送路駆動機構が検知センサ13の紙葉31検
知時点からの搬送量を変化させることにより、放出され
る紙葉31の搬送方向と平行な方向の寸法に対応させ
て、放出口14からの放出量t1を調節して停止させる
ことができる。すなわち、紙葉31の搬送方向と平行な
方向の寸法は、前段において既に検出されているので、
紙葉31のうちで寸法の最も短いものに対応して放出口
14からの放出量t1を制御することにより、搬送方向
と平行な方向の寸法の最も短い紙葉でも、搬送路内にt
2だけ挟持された状態を確保して停止させることができ
る。その結果、放出口14から落下することなく、しか
も紙葉31の長さに応じて最も抜き取り易い状態に維持
することができる。例えば、紙葉31のうち最も短い寸
法をLminとすると、検知センサ13の紙葉31検知時
点からの搬送路駆動機構による紙葉31の搬送量Xは、
X=(Lmin)−(t2)+(s)となるように制御す
る。ここで、sは、センサ13と搬送路終端のロ−ラ9
およびロ−ラ10の挟持点との距離である。
【0013】図6−は、所定時間内に紙葉が抜き取ら
れなかった場合の搬送ベルトの動作を示す図である。図
6−に示す放出動作により、放出口14に保持された
紙葉31は、通常、所定時間内に放出口14から抜き取
られる。しかし、所定時間内に抜き取られなかった紙葉
31は、検知センサ13の光軸をさえぎった状態で保持
されているので、この検知センサ13の出力信号により
紙葉31の抜き取りを監視することができる。紙葉31
が所定時間内に抜き取られなかった場合には、図6−
に示すように、搬送路駆動機構により上搬送ベルト6と
下搬送ベルト7′を逆転させて、矢印K方向に紙葉31
を移動させることにより、図示省略された回収箱に紙葉
31を回収する。
【0014】図7は、本発明の第4の実施例を示す紙葉
類集積装置の側断面断である。図7において、101は
紙葉類、102は順次送り込まれた紙葉類101を積層
状に集積する紙葉類集積装置、105は搬送機構、10
6は紙葉操り出し動作を制御する制御機構、107は寸
法デ−タを記憶するメモリ、111,112,113は
寸法の異なる紙葉類である。本実施例の紙葉類集積装置
は、紙葉101を積層状に集積する紙葉類集積装置10
2と、それぞれ寸法の異なる紙葉111,112,11
3を収納する収納庫131,132,133と、収納庫
131,132,133に収納された紙葉111,11
2,113を1枚ずつ繰り出す紙葉操り出し機構14
1,142,143と、収納庫131,132,133
から繰り出される紙葉を紙葉類集積装置102に搬送す
る搬送機構105と、紙葉類集積装置102の動作およ
び紙葉繰り出し機構141,142,143の紙葉繰り
出し動作を制御する制御機構106と、収納庫131,
132,133に収納された寸法の異なる紙葉111,
112,113の寸法デ−タを記憶するメモリ107と
から構成されている。ここでは、収納庫131,13
2,133に収納された紙葉111,112,113の
搬送方向の寸法は、短い順に紙葉111,112,11
3の順となっている。
【0015】さらに、紙葉類集積装置102は、ガイド
部材201およびストッパ202により形成された集積
部203の上方に、搬送機構105により送られてきた
紙葉101aを集積部203に導くガイド板204と、
搬送機構5から紙葉101aを取り込むロ−ラ205
と、先端がストッパ202に達して停止した紙葉101
aを下方にかき落し(紙葉101b)、後続の紙葉との
干渉を防止しながら収納部203に堆積させるために、
合成樹脂等の弾性体で構成された複数の羽根を放射状に
配置したシ−トロ−ラ206とが設けられている。そし
て、このロ−ラ205とシ−トロ−ラ206とは、図示
省略された動力源により適宜回転している。また、スト
ッパ202は、回転量制御が可能なステッピングモ−タ
207により、プ−リ208およびそのプ−リ208と
アイドラプ−リ209に掛けられたベルト210を介し
て移動制御可能な構成となっている。また、ストッパ2
02の移動に伴って、ストッパ202の一端により光軸
が開閉される光学センサ211が取り付けられている。
【0016】収納庫131,132,133に収納され
ている紙葉111,112,113は、紙葉111,1
12,113の寸法に合わせてそれぞれ調節可能なガイ
ド311,321,331と、図示省略されているスプ
リング等で付勢される押板312,322,331によ
り、積層状態で紙葉類繰り出し機構141,142,1
43に付勢され、それぞれ1枚ずつ連続して繰り出され
る。制御機構106は、上位から紙葉類放出命令Aを受
け付け、これに応じた繰り出し命令aにより、各紙葉類
繰り出し機構141,142,143を制御して紙葉1
11,112,113を所定枚数だけ繰り出すととも
に、メモリ107からそれぞれの紙葉111,112,
113の寸法デ−タbを参照して、ステッピングモ−タ
207を駆動命令cにより駆動することにより、ストッ
パ202の位置移動制御を行う。なお、ストッパ202
の位置移動制御に際しては、センサ211の出力信号d
により、制御機構106がストッパ202の初期位置を
検出できるようになっている。
【0017】図8〜図11は、本実施例における紙葉集
積動作を示す説明図である。先ず、集積動作の初めに、
ストッパ202の初期位置設定を行う。図8において、
制御機構106は、駆動命令cによりステップモ−タ2
07を駆動し、ストッパ202を図中矢印x1方向に移
動させる。この時、制御機構106は、センサ211の
出力信号dを監視して、ストッパ202の移動に伴いス
トッパ202の一端がセンサ211の光軸を遮蔽したこ
とを検出すると、ステップモ−タ207を停止してスト
ッパ202を予め設定された初期位置に移動停止させ
る。次に、制御機構106は、集積すべき紙葉111,
112,113の寸法デ−タbをメモリ107から読み
取り、最初に集積すべき最も寸法の短い紙葉111を選
定する。さらに、駆動命令cによりステップモ−タ20
7を駆動し、ストッパ202を図中矢印x2の方向に移
動させ、ストッパ202とガイド部材201の垂直壁と
の間の寸法が、紙葉111の寸法L1に対応して、L1
+αとなるようにする。ここで、αはガイド部材201
の垂直壁とストッパ202で形成される収納部203
に、紙葉を円滑に集積させるためのクリアランスであ
る。
【0018】次に、紙葉111の集積部2への集積動作
を開始する。図9において、制御機構106は、繰り出
し命令a1により紙葉繰り出し機構141を動作させ、
収納庫131内の紙葉111を所定枚繰り出す。繰り出
された紙葉111は、搬送機構105により集積機構1
02へと1枚ずつ連続して運ばれて、集積機構102の
回転するロ−ラ205およびシ−トロ−ラ206により
取り込まれ、ガイド板204で案内されて、紙葉111
aのように、その先端がストッパ202に達するまで送
り込まれる。同時に、紙葉111aの後端は、シ−トロ
−ラ206の放射状に配置された合成樹脂等弾性板でな
る複数の羽根ではたかれて、紙葉111bのように落下
する。この時、紙葉111bはガイド部材201の垂直
壁とストッパ202とで案内されて、ガイド部材201
の底面に落下するので、紙葉111は順次、前後に整列
されて堆積、収納される。
【0019】次に、紙葉111の次に寸法の短い紙葉1
12の集積動作を行う。図10において、制御機構10
6はメモリ107から読み取った寸法デ−タbから、次
に集積すべき紙葉112の集積に必要な位置まで、スト
ッパ202を移動させる。すなわち、駆動命令cにより
ステップモ−タ207を駆動し、紙葉112の寸法L2
と先に集積した紙葉111の寸法L1の差(L2−L
1)分だけストッパ202を図中矢印x2の方向に移動
させ、ストッパ202とガイド部材201の垂直壁との
間の寸法が紙葉112の寸法L2に対応してL2+αと
なるようにする。以下、図9と同じようにして、繰り出
し命令a2により紙葉繰り出し機構142を動作させ、
紙葉112を所定枚搬だけ集積する。さらに、図11に
示すように、制御機構106は、駆動命令cによりスト
ッパ202を移動させ、繰り出し命令a3により紙葉繰
り出し機構143を動作させて、紙葉113を集積す
る。すなわち、ストッパ202は、図10の位置から紙
葉113の寸法L3と紙葉112の寸法L2との差(L
3−L2)だけ、図中矢印x2の方向の移動し、ストッ
パ202とガイド部材201の垂直壁との間の寸法が紙
葉113の寸法L3に対応して、L3+αとなって、紙
葉113を13a、13bのように順次集積する。この
ようにして、紙葉類集積装置102は、紙葉101をそ
の寸法が短い順に、後端が揃った状態、つまり全ての堆
積紙葉101の一端をガイド部材201の垂直壁側に揃
えた状態で、整列よく集積することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
(イ)紙葉の搬送方向と平行な方向に対応して、ストッ
パと堆積された紙葉を移動させるので、収納部に最適な
紙葉収納空間を形成することができ、その結果、寸法の
異なる複数種類の紙葉を先端または後端を揃えた状態で
同時に堆積し、保持することができる。(ロ)収納部に
堆積した紙葉を、その堆積状態を保持したまま搬送機構
に挟持させてから、ストッパを退避させる構造にしたの
で、収納部に堆積した紙葉整列状態を保持したまま次段
に移送することができる。(ハ)放出口の手前に設けら
れた紙葉検出センサにより、紙葉の長さに合わせて放出
口からの放出量を制御できるので、放出口から落下させ
ることなく、最も抜き取り易い状態にすることができ
る。さらに、(ニ)紙葉検出センサが放出された紙葉の
取り忘れを監視して、所定時間内に抜き取られないとき
には、搬送路を逆転させて、一括して回収することがで
きる。(ホ)寸法の短い紙葉から順に集積するので、全
ての紙葉を後端を揃えた状態で同時に堆積、保持するこ
とができ、紙葉類の取り出しや取り揃えの操作性が容易
となる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す紙葉類堆積機構の
側断面図である。
【図2】図1における紙葉類堆積機構の動作を示す側断
面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す紙葉類堆積機構の
側断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す紙葉類堆積機構の
側断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す紙葉類放出機構の動作
説明図である。
【図6】図5に継続する紙葉類の放出動作の説明図であ
る。
【図7】本発明の第4の実施例を示す紙葉類集積装置の
側断面図である。
【図8】図7における紙葉類集積装置の集積動作過程
で、初期段階を示す図である。
【図9】図7の紙葉類集積装置の集積動作過程で、最短
紙葉の集積を行う時の図である。
【図10】図7の紙葉類集積装置の集積動作過程で、次
に短い紙葉の集積を行う時の図である。
【図11】図7の紙葉類集積装置の集積動作過程で、最
長の紙葉の集積を行う時の図である。
【符号の説明】 1 ストッパ 2 シ−トロ−ラ 3 収納部 4 保持板 5 後壁 6 上搬送ベルト 7 下搬装ベルト 8〜12 ロ−ラ 13 紙葉検知センサ 14 放出口 21a,21b,21c 紙葉 21,22,31 堆積紙葉 101 紙葉類 106 制御機構 107 寸法を記憶したメモリ 111,112,113 寸法の異なる紙葉 141,142,143 紙葉繰り出し機構 105 搬送機構 202 ストッパ 203 収納部 204 ガイド板 205 ロ−ラ 206 シ−トロ−ラ 207 ステップモ−タ 211 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古殿 益夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め寸法が明らかな複数種類の寸法の異
    なる紙葉が前段より送られてきたとき、該紙葉を停止さ
    せるストッパと、該ストッパに突き当って落下する紙葉
    を堆積して保持する収納部とを備えた紙葉類堆積機構に
    おいて、前段から送られてくる紙葉の寸法が通知される
    と、該寸法に対応させて、該ストッパを搬送方向と平行
    な方向に移動させるストッパ駆動機構と、既に堆積され
    ている紙葉も該ストッパとともに移動させて、該収納部
    の紙葉搬送方向の幅を変え、堆積される全ての紙葉の先
    端を揃える紙葉保持板とを具備したことを特徴とする紙
    葉類集積装置。
  2. 【請求項2】 上記紙葉保持板の代りに、ロ−ラ間を搬
    送する搬送ベルトを設けて、該搬送ベルト上に送られて
    きた紙葉を堆積し、該紙葉の搬送方向と平行な方向の寸
    法に応じて、ストッパを上記方向と同じ方向に移動させ
    て最適な堆積空間を形成して、堆積される全ての紙葉の
    先端を揃えることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類
    集積装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の紙葉類集積放
    出装置において、上記収納部内に堆積された紙葉を挟ん
    で次段に送り出す搬送手段と、該搬送手段に挟まれた紙
    葉を外部に放出する放出口とを具備した紙葉類放出機構
    を設け、該搬送手段は、該収納部内に堆積され、保持さ
    れた寸法の異なる紙葉の先端を揃えたままの状態で、一
    括して上記放出口に送り出すことを特徴とする紙葉類集
    積および放出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の紙葉類集積放出装置に
    おいて、上記放出口の手前には、搬送手段により放出さ
    れる紙葉を検知して、該紙葉の前端を該放出口から所定
    の寸法だけ放出し、該紙葉の後端を該搬送路の終端に挟
    持された状態で停止させるように制御する紙葉検知セン
    サを設け、該紙葉検知センサは、複数種類の寸法の異な
    る紙葉の搬送方向と平行な寸法の最短のものに対応して
    該放出口から放出させ、該最短の紙葉の後端を該搬送手
    段の終端に挟持させるように制御することを特徴とする
    紙葉類集積および放出装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の紙葉類集積放
    出装置において、上記紙葉検知センサは、放出口から紙
    葉が抜き取られたか否かを監視し、抜き取られなかった
    場合には、搬送手段を逆転させて、該紙葉を一括して回
    収することを特徴とする紙葉類集積および放出装置。
  6. 【請求項6】 予め寸法が明らかな複数種類の寸法の異
    なる紙葉が前段より送られてきたとき、該紙葉を停止さ
    せるストッパと、該ストッパに突き当って落下する紙葉
    を堆積して保持する収納部とを備えた紙葉類堆積機構に
    おいて、前段の紙葉の送り込み順序を制御し、搬送方向
    と平行な方向の寸法の短い紙葉から順に送り込むように
    制御する搬送制御手段と、該ストッパを紙葉の搬送方向
    と平行な方向の寸法に対応して前進移動させ、該収納部
    の紙葉搬送方向の幅を変え、堆積される全ての紙葉の先
    端ないし後端を揃えるストッパ駆動機構とを具備したこ
    とを特徴とする紙葉類集積装置。
JP32552591A 1991-12-10 1991-12-10 紙葉類集積および放出装置 Pending JPH05155501A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007164467A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 証明書自動発行装置

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