JPH078924B2 - エポキシ樹脂積層板の製造法 - Google Patents

エポキシ樹脂積層板の製造法

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JPH078924B2
JPH078924B2 JP27696987A JP27696987A JPH078924B2 JP H078924 B2 JPH078924 B2 JP H078924B2 JP 27696987 A JP27696987 A JP 27696987A JP 27696987 A JP27696987 A JP 27696987A JP H078924 B2 JPH078924 B2 JP H078924B2
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epoxy resin
prepreg
varnish
paper
weight
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達 坂口
一紀 光橋
繁 伊藤
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement

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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、打抜き加工性、電気特性、及び機械特性に優
れたエポキシ樹脂積層板の製造法に関する。
従来の技術 エポキシ樹脂積層板、殊にコンポジット積層板は、従来
より、産業用、民生用電子機器分野に回路基板として広
く用いられている。特に、最近の電子部品の高密度実装
化、高機能化に伴い、積層板に対する打抜き加工性、電
気特性及び機械特性の要求がますます厳しくなってきて
いる。コンポジット積層板は、基材として2種類以上の
ものが組合せ使用され、表面側にガラス布が、中に紙、
ガラス不織布、合成繊維布などの基材が配達される。樹
脂は、主としてエポキシ樹脂、また、ポリエステル樹脂
なども用いられる。
ところで、上述の要求に対応するために、コンポジット
積層板は、紙基材を用いる場合には、フェノール樹脂初
期縮合物ワニスで前処理をする第一工程とし、更に硬化
剤入りのエポキシ樹脂ワニスを含浸させる第二工程を経
て得たプリプレグを積層成形する方法が用いられている
が、この塗工乾燥工程に於ける前処理ワニスの樹脂と溶
剤等の配合比率を変えたり、処理剤を加えたりすること
により、上記要求に対応することが検討されている。ま
た、紙基材としては、ワニスの含浸性を考慮して秤量12
0〜130g/m2、厚さ10ミルスのコットンリンター紙が通
常、使用されている。
発明が解決しようとする問題点 従来の技術では、打抜き加工性の点について、密集小穴
加工時の層間密着性、電気特性の点について、誘電特性
等に問題がある。これは、電気特性を向上するために
は、基材の前処理を行ない、その基材前処理時のフェノ
ール樹脂初期縮合物の付着量を増やす必要があるのに対
し、フェノール樹脂初期縮合物の付着量を増すと、これ
により打抜き加工性が劣化するといった相反する関係が
あるためで、双方を同時に満足できないという問題があ
る。また、打抜き加工性向上のために、エポキシ樹脂の
エポキシ当量や、硬化剤を調節して樹脂の架橋密度を下
げただけでは、層間密着性に問題があり、小穴の多いパ
ターンには、使用が困難である。
本発明は、上記の点に鑑み、積層板を構成する基材とし
て、紙基材をその一部ないし全部として使用するエポキ
シ樹脂積層板において、打抜き加工性、電気特性及び機
械特性の各特性を優れてものにすることを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、フェノール樹脂初
期縮合物に界面活性剤と水を加えて出来たエマルジョン
を前処理用ワニスとして、秤量240〜260g/m2の紙基材に
含浸乾燥させる第一工程、次いで硬化剤入りのエポキシ
樹脂ワニスを含浸乾燥する第二工程を経てプリプレグを
得、該プリプレグを一部ないし全部として加熱加圧して
エポキシ樹脂積層板を得るものである。
作用 本発明は、従来の約2倍の秤量の紙基材を使用している
が、第一工程ではフェノール樹脂初期縮合物を、水を分
散媒とするエマルジョン状態で含浸させるため、水の紙
基材に対する処理効果のために樹脂の含浸性が高まり、
打抜き加工性及び電気特性の向上、更には反り、寸法変
化の小さい積層板とすることができる。そして、秤量の
大きい紙基材を用いるために、所定厚さを得るための積
層枚数は少なくなり、層間密着性も向上できるものであ
る。
実施例 本発明の一実施例を説明する。
実施例−1 樹脂分50wt%のフェノール樹脂初期縮合物100重量部に
対し、HLB値17の乳化剤を2重量部、添加混合し、更に
水300重量部と、シラン処理剤1重量部を加え、攪拌混
合してエマルジョンを得、これを前処理用(第一工程)
のワニスとした。該ワニスを、秤量250g/m2、厚さ20ミ
ルスのクラスト紙基材に含浸乾燥する第一工程を行なっ
た。次いで、硬化剤入りのエポキシ樹脂ワニスを含浸乾
燥させる第二工程を経て、樹脂付着量55wt%のプリプレ
グを得た。該プリプレグ3枚重ねたものを芯材のプリプ
レグ構成体とし、その両側に同じエポキシ樹脂を含浸乾
燥したガラス布基材プリプレグを1枚ずつ配置し、一つ
のプリプレグ構成体とした。該プリプレグ構成体の片側
に厚さ35μmの銅箔を、もう一方の片側に離形フィルム
を重ね1単位とし、キャリア板の上で前記1単位とステ
ンレス鏡面板とを交互に組み合わせてプレス1段に10単
位(積層板10枚分)を組み込み、熱盤温度175℃、成形
圧力60kg/cm2、加熱時間100分、冷却時間40分の条件で
加熱加圧成形を行い、厚さ1.6mmのコンポジット片面銅
張り積層板を得た。
比較例−1 実施例−1と同様のフェノール樹脂初期縮合物100重量
部とメタノール300重量部、シラン処理剤1重量部を攪
拌混合して、前処理用(第一工程)のワニスを得た。該
ワニスを秤量125g/cm2、厚さ10ミルスのクラスト紙基材
に含浸乾燥する第一工程を行なった。しかる後は、実施
例−1と同様にして、樹脂分55wt%のプリプレグを得、
該プリプレグ6枚重ねたものを芯材のプリプレグ構成体
とし、実施例−1と同じ表面材、銅箔、離形フィルムを
用い、同条件で成形を行い、厚さ1.6mmのコンポジット
片面銅張り積層板を得た。
比較例−2 秤量125g/m2、厚さ10ミルスのコットンリンター紙基材
を用い、他の条件は、比較例−1と同様な方法で、厚さ
1.6mmのコンポジット片面銅張り積層板を得た。
実施例−1及び比較例−1,2で製造したコンポジット片
面銅張り積層板について、打抜き加工性、電気特性とし
ては、絶縁抵抗、誘電率及び誘電正接、機械特性として
は、曲げ強さ、且つ、寸法収縮率及び反り性について試
験評価を行った結果を第1表に示した。
発明の効果 上述したように、本発明によれば、紙基材の前処理用ワ
ニスとして、フェノール樹脂初期縮合物を界面活性剤と
水で、乳濁、希釈したエマルジョンワニスを使用するこ
と、並びに、紙基材としては、従来の約2倍の秤量であ
る240〜260g/m2の紙を使用することとしたため、紙基材
に対するワニスの含浸性が高まり積層枚数が少なくなる
ことから、積層板の打抜き加工性、電気特性、機械特性
及び寸法特性等が向上するという効果がある。更には、
従来より秤量の大きい紙基材を使用するため、プリプレ
グ生産量が増加し、全体的に積層板の生産性が向上する
という効果がある。
また、第一工程の前処理用ワニスとして、水系エマルジ
ョンを使用することにより、有機溶剤の使用量低減に基
づくコストダウンと乾燥工程中の溶剤揮散量が減ること
による安全性確保の効果がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】坪量240〜260g/m2の紙基材に、フェノール
    樹脂初期縮合物を界面活性剤と水でエマルジョンとした
    ワニスを含浸乾燥する第一工程、第一工程を経た基材に
    エポキシ樹脂を含浸乾燥する第二工程を経て紙基材プリ
    プレグを得、該プリプレグを一部ないし全部として積層
    成形することを特徴とするエポキシ樹脂積層板の製造
    法。
  2. 【請求項2】紙基材プリプレグを中心層とし、表面層に
    エポキシ樹脂含浸ガラス布基材プリプレグを配置して積
    層成形する特許請求の範囲第1項記載のエポキシ樹脂積
    層板の製造法。
JP27696987A 1987-10-30 1987-10-30 エポキシ樹脂積層板の製造法 Expired - Lifetime JPH078924B2 (ja)

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JPH01118538A JPH01118538A (ja) 1989-05-11
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