JPH0789049A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JPH0789049A
JPH0789049A JP23686293A JP23686293A JPH0789049A JP H0789049 A JPH0789049 A JP H0789049A JP 23686293 A JP23686293 A JP 23686293A JP 23686293 A JP23686293 A JP 23686293A JP H0789049 A JPH0789049 A JP H0789049A
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JP
Japan
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sheet
roller
paper
gluing
drying
Prior art date
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Pending
Application number
JP23686293A
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English (en)
Inventor
Minoru Yamaguchi
実 山口
Hironobu Yoneda
博信 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Denpa Koki Kk
Fuji Electronics Industry Co Ltd
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Fuji Denpa Koki Kk
Fuji Electronics Industry Co Ltd
Toppan Moore Co Ltd
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Publication date
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置面積を小さくする。 【構成】 糊付けローラ42は、用紙30aの片面に糊
付けする。その用紙30aは、ガイド・ローラ44,4
6,50,54により、糊付け面を外側にして垂直方向
に延びるループ状に搬送される。ループの途中の垂直搬
送部分で、高周波誘電加熱装置48,52が糊の水分を
飛ばす。冷却ローラ56は装置48,52により温度上
昇した用紙30aを冷却する。冷却後の用紙30aは、
ガイド・ローラ58〜64により搬送され、糊付けロー
ラ68により別の面に糊付けされる。糊付けされた用紙
30aは、ガイド・ローラ70,72,76,80によ
り、糊付け面を外側にして垂直方向に延びるループ状態
に搬送される。ループの途中の垂直搬送部分で、高周波
誘電加熱装置74,78が、糊の水分を飛ばす。冷却ロ
ーラ82が用紙30aを冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥装置に関し、より
具体的には印刷プロセスにおける塗工材を乾燥する乾燥
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷に際しては、糊やインクなどの塗工
材を印刷及び射出などにより印刷用紙に塗付することが
あり、塗付後の次の処理を迅速に行なうには、他の印刷
工程での処理に順応した速度で塗工材を乾燥する乾燥機
が必要になる。特に、その塗工材が水溶性の場合、乾燥
の必要度が高くなる上、シート材に歪みなどを生じさせ
ないものが望まれる。特に、水分などを乾燥させるもの
としては、例えば、平成5年特許出願公告第41588
号、同第42391号及び同第42392号に記載され
るような、高周波誘電加熱装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】印刷装置の小型化のた
めには、用紙パス、特に水平パスを短くする必要があ
る。従来例では、乾燥工程による用紙パスが小型化を妨
げていた。また、乾燥工程では、用紙又は水溶性塗工材
で温度が上昇し過ぎることがあり、その放熱のための距
離を予め設けておく必要があり、これもまた、印刷装置
の小型化を妨げる一因になっていた。例えば、両面に糊
を塗付する場合、片面の糊付けとその乾燥、及び、他の
面の糊付けとその乾燥を順次的に行なうことになり、平
面的にかなりの用紙パスを設定しなければならず、かな
りの大きさの設置面積を必要としていた。
【0004】本発明は、このような問題点を解決した乾
燥装置を提示することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る乾燥装置
は、帯状のシート材料に塗付された塗工材を乾燥する乾
燥装置である。当該シート材料の塗工面を外側にして当
該シート材料を垂直方向に延びたループ状に案内する手
段であり、当該ループの内側に配置したロール部材から
なる案内手段と、当該案内手段の案内途中に当該ループ
に沿って配置された複数の電極により、当該塗工材を高
周波誘電加熱する高周波誘電加熱手段とからなることを
特徴とする。
【0006】更に、上記高周波誘電加熱手段の下流側
に、上記シート材料を冷却する冷却手段を設けた。
【0007】
【作用】搬送路を垂直方向に延びたものとしたことによ
り、水平距離を大幅に短縮できるので、装置を小型化で
きる。また、上記冷却手段を設けたことにより、乾燥後
に、直に次の処理に移行でき、搬送路を大幅に短縮でき
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0009】図1は、本発明を適用した印刷装置の全体
構成の側面図を示す。図1に示す装置では、印刷済みの
ロール紙の両面に封筒化するための糊付けと加工を施し
て、再度、ロール化するものである。
【0010】図1において、10は、印刷すべき用紙を
巻き付けた供給ロールであり、給紙ユニット12は、供
給ロール10から用紙を取り出し、印刷ユニット14に
供給する。印刷ユニット14は例えばN段のオフセット
印刷機を具備し、給紙ユニット12からの用紙に所定の
印刷を施し、糊付け乾燥ユニット16に供給する。
【0011】糊付け乾燥ユニット16は、糊付けユニッ
ト16Bの上に乾燥ユニット16Aを積み上げた構成に
なっており、印刷ユニット14から供給される用紙は、
下段の糊付けユニット16Bにより糊を塗付された後、
上段の乾燥ユニット16Aに送られ、糊を乾燥される。
加工ユニット18は、糊付け乾燥ユニット16からの用
紙に封筒化のための加工(例えば、ミシン目や折込み、
長手方向に沿った切断など)を施す。巻取りユニット2
0は加工ユニット18からの用紙を巻き取って、巻取り
ロール22に巻き付ける。
【0012】図2は、糊付け乾燥ユニット16の側面図
であり、主に給紙路に着目して図示してある。なお、本
実施例では、印刷ユニット14から供給される用紙を糊
付け乾燥ユニット16で糊付け(及び乾燥)する場合
と、糊付けせずに糊付け乾燥ユニット16を素通りする
場合とがあり、前者の用紙を符号30aで示し、後者を
符号30bで示す。
【0013】印刷ユニット14から供給される用紙は、
ガイド・ローラ32,34,36により糊付け乾燥ユニ
ット16内に入り、ガイド・ローラ36の後で、2つの
搬送路、即ち用紙30aの搬送路と用紙30bの搬送路
に分かれる。
【0014】ローラ36から上方向に搬送された用紙3
0aは、印刷ユニット14の方向に方向変換され、ガイ
ド・ローラ40により、ほぼ垂直上方向に方向変換され
る。ガイド・ローラ40に近接して又は密接して、用紙
30aを挟むように糊付けローラ42が配置されてい
る。ガイド・ローラ40は、所謂、圧胴として機能す
る。糊付けローラ42の表面には、版胴による所定糊付
けパターンに糊が付着しており、その糊が用紙30aの
一面に塗付される。糊付けローラ42の表面の糊は、糊
容器43aから供給ローラ43b,43cを介して供給
される。糊付けローラ42は、図示しない駆動機構によ
り、ガイド・ローラ40に近接又は密接する位置と、ガ
イド・ローラ40から離れた位置に回動自在である。こ
れにより、用紙30aの一部に選択的に糊付けできる。
【0015】ガイド・ローラ44は、ガイド・ローラ4
0及び糊付けローラ42からの用紙30aを垂直上方向
に向け、ガイド・ローラ46が、ガイド・ローラ44か
らの用紙30aを水平横方向に方向変換する。ガイド・
ローラ44,46は共に、用紙30aの糊付けしていな
い面に接しているので、糊付けローラ42で用紙30a
に塗付した糊がガイド・ローラ44,46に付着するこ
とがない。従って、ガイド・ローラ44,46への糊付
き防止の手段及び/又は付着した糊を除去する手段を講
ずる必要がない。
【0016】ガイド・ローラ44と同46の間で、用紙
30aの糊付けしていない面の側に、近接して高周波誘
電加熱装置(の電極)48を配置してある。本実施例で
は、ガイド・ローラ44,46により用紙30aを垂直
搬送しているので、水平搬送に比べ、用紙30aを高周
波誘電加熱装置48に対して一定距離に保持しやすい。
同時に、水平距離を小さくでき、糊付け乾燥ユニット1
6の水平方向の大きさを小さくできる。
【0017】高周波誘電加熱装置48は、図示しない発
振回路から印加される高周波電流により電極間に発生す
る高周波電界により用紙30aに付着する糊(特にその
水分)に熱を発生させ、水分を蒸発させる。その原理
は、例えば、昭和61年特許出願公告第46955号、
並びに、平成5年特許出願公告第41588号、同第4
2391号及び同第42392号などに詳細に記載され
ている。なお、本実施例での発振周波数は27.12M
Hzであるが、用紙30a及びそれに付着する糊の材質
及び厚みなどにより4〜30MHz程度を使用できる。
【0018】ガイド・ローラ46は、用紙30aを水平
方向に方向変換し、ガイド・ローラ50がガイド・ロー
ラ48からの用紙30aを垂直下方向に方向変換する。
ガイド・ローラ50も、用紙30aの非糊付け面に接す
るように配置されている。高周波誘電加熱装置(の電
極)48と同様の高周波誘電加熱装置(の電極)52
が、ガイド・ローラ50から垂直下方向に搬送される用
紙30aに近接離隔して、用紙30aの糊付けしていな
い面側に配置されている。本実施例では、高周波誘電加
熱装置48,52により2段階で加熱するので、糊の水
分をより確実に飛ばすことができる。高周波誘電加熱装
置52の下流側には、用紙30aの糊付けしていない面
に接するガイド・ローラ54が設けられている。ガイド
・ローラ50,54により、その間の用紙30aを高周
波誘電加熱装置(の電極)52から一定距離に保持す
る。
【0019】ガイド・ローラ54の下流側には、高周波
誘電加熱装置48,52により温度上昇した用紙30a
及び糊を冷却する冷却ローラ56を設けてある。冷却ロ
ーラ56は、用紙30aの糊付けされていない面側で用
紙30aに接するように配置されている。冷却ローラ5
6は例えば、冷水により常時冷却されている。冷却ロー
ラ56による冷却により、以後、用紙30aの糊付け面
にローラが接しても、用紙30aの糊が当該ローラに付
着することは無くなるので、用紙30aを自由に搬送で
きるようになる。
【0020】本実施例では、冷却ローラ56により冷却
された用紙30aは、ガイド・ローラ58,60,6
2,64により、用紙30aの別の面の糊付け及び乾燥
の工程に搬送される。なお、冷却ローラ56に用紙30
aがより長い時間接触しているように、冷却ローラ56
に対してガイド・ローラ58を配置してあり、これによ
り、冷却ローラ56による用紙30aの冷却効果を上げ
ることができる。ガイド・ローラ60は、プル・ローラ
として機能する。即ち、ガイド・ローラ60は、用紙3
0aが幅20インチ程度の場合で、用紙30aの搬送方
向に5〜15Kg程度の張力を加えている。これによ
り、移送状態の用紙30aに歪みを生じさせずに、付着
した糊を乾燥させることができ、また、移送時のバタツ
キを防止する。
【0021】ガイド・ローラ58,62は、糊付けロー
ラ42による糊付け面に接するが、その糊は、上述のよ
うにして乾燥冷却されているので、ガイド・ローラ5
8,62に糊が付着することはない。
【0022】ガイド・ローラ64からの用紙30aは、
ガイド・ローラ66により、ほぼ垂直上方向に方向変換
される。ガイド・ローラ66に近接して又は密接して、
用紙30aを挟むように糊付けローラ68が配置されて
いる。ガイド・ローラ66は、圧胴として機能する。即
ち、糊付けローラ68は、糊付けローラ42により糊付
けされた面とは違う面に接している。糊付けローラ68
は、糊付けローラ42と同様に、糊容器69aから供給
ローラ69b,69cを介して所定パターンで糊を供給
され、用紙30aの一部に選択的に糊付けする。
【0023】ガイド・ローラ70は、ガイド・ローラ6
6及び糊付けローラ68からの用紙30aを垂直上方向
に向け、ガイド・ローラ72が、ガイド・ローラ70か
らの用紙30aを水平横方向に方向変換する。ガイド・
ローラ70,72は共に、糊付けローラ68による糊付
け面でない面に接しているので、糊付けローラ68で用
紙30aに塗付した糊がガイド・ローラ70,72に付
着することがない。従って、ガイド・ローラ70,72
への糊付き防止の手段及び/又は付着した糊を除去する
手段を講ずる必要がない。
【0024】ガイド・ローラ70と同72の間で、用紙
30aの糊付けしていない面の側に、近接して高周波誘
電加熱装置(の電極)74を配置してある。この高周波
誘電加熱装置(の電極)74は、高周波誘電加熱装置4
8,52と全く同じものである。ここでも、ガイド・ロ
ーラ70,72により用紙30aを垂直搬送しているの
で、水平搬送に比べ、用紙30aを高周波誘電加熱装置
74に対して一定距離に保持しやすい。同時に、水平距
離を小さくでき、糊付け乾燥ユニット16の水平方向の
大きさを小さくできる。
【0025】ガイド・ローラ72は、用紙30aを水平
方向に方向変換し、ガイド・ローラ76がガイド・ロー
ラ72からの用紙30aを垂直下方向に方向変換する。
ガイド・ローラ72も、用紙30aの、糊付けローラ6
8による糊付け面では無い面に接するように配置されて
いる。高周波誘電加熱装置48,52,74と同様の高
周波誘電加熱装置78が、ガイド・ローラ76から垂直
下方向に搬送される用紙30aに近接して、糊付けロー
ラ68による糊付け面側に配置されている。糊付けロー
ラ68で塗付した糊を高周波誘電加熱装置74,78に
より2段階で加熱するので、糊の水分をより確実に飛ば
すことができる。高周波誘電加熱装置78の下流側に
は、糊付けローラ68による糊付け面では無い面に接す
るガイド・ローラ80が設けられている。ガイド・ロー
ラ76,80により、その間の用紙30aを高周波誘電
加熱装置(の電極)78から一定距離に保持する。
【0026】ガイド・ローラ80の下流側には、高周波
誘電加熱装置74,78により温度上昇した用紙30a
(及び糊)を冷却する冷却ローラ82を設けてある。冷
却ローラ82は、糊付けローラ68による糊付け面では
無い面側で用紙30aに接するように配置されている。
冷却ローラ82は、冷却ローラ56と同様に、例えば、
冷水により常時冷却されている。冷却ローラ82による
冷却により、以後、糊付けローラ68による糊付け面に
ローラが接しても、用紙30aの糊が当該ローラに付着
することは無くなるので、用紙30aを自由に搬送でき
るようになる。
【0027】本実施例では、用紙30aの一面に糊付け
した後、垂直方向でループ状に搬送する。その際のガイ
ド・ローラをループの内側に配置することで、未乾燥の
糊が当該ガイド・ローラに付着することがないだけでな
く、用紙搬送の水平距離も小さくできる。また、用紙3
0aが幅20インチ程度の場合で、用紙30aの搬送方
向に5〜15Kg程度の張力が加わるように調整されて
いるので、移送状態の用紙30aに歪みを生じさせず
に、付着した糊を乾燥させることができ、また、移送時
のバタツキを防止する。乾燥後に冷却することで、用紙
路長を短くでき、従って、ループを小さくできる。用紙
30aの一面に糊付けし乾燥冷却した後、用紙30aの
別の面に同様の処理を施すことで、両面の所望箇所に糊
付けできる。両面に糊付けする場合、図2に示したよう
に、2つの乾燥冷却ループを水平方向で隣接するように
配置してもよいが、2つの乾燥冷却ループが二重になる
ように配置してもよい。いずれにしても、糊付け乾燥ユ
ニット16の設置面積を大幅に小さくできる。
【0028】冷却ローラ82による冷却後では、先に説
明したように、糊付けローラ68による糊付け面にロー
ラなどが接しても、そのローラに糊が付着することはな
いので、自由に搬送路を設定できる。冷却ローラ82の
後では、用紙30aは、ガイド・ローラ84,86,8
8,90,92,94により2回目の乾燥冷却ループと
は逆方向で当該乾燥冷却ループを包むように搬送され、
ガイド・ローラ96,98,100,102,104及
びガイド・ポスト106によりガイド・ローラ108に
案内される。
【0029】ガイド・ローラ102は、プル・ローラと
して機能する。ガイド・ローラ102はガイド・ローラ
60と同様に、用紙30aが幅20インチ程度の場合
で、用紙30aの搬送方向に5〜15Kg程度の張力を
加えている。これにより、移送状態の用紙30aに歪み
を生じさせずに、付着した糊を乾燥させることができ、
また、移送時のバタツキを防止する。
【0030】高周波誘電加熱装置48,52,74,7
8の電極は、用紙30aの搬送方向に対して45度傾け
て配置してあり、これにより、用紙30aに塗付する糊
の分布形状に自在に対応できる。また、用紙30aの繊
維方向にかかわらず用紙30aの引張力に抗し得るよう
になり、用紙搬送速度を速くすることができる。
【0031】高周波誘電加熱装置48,52,74,7
8の高周波誘電加熱により用紙30aから飛び出した水
分が装置48,52,74,78の電極に付着すると、
安定した加熱を阻害するので、本実施例では、糊付け乾
燥ユニット16の筐体上部にファン付きの排気ダクト1
10を設け、当該水分を外部に排出するようにしてい
る。
【0032】また、図1に示す装置の稼働開始当初に
は、高周波誘電加熱装置48,52,74,78の電極
は冷えており、結露しやすい。これを防ぐために、本実
施例では、図3に示すように、高周波誘電加熱装置4
8,52,74,78の下方向の用紙通路の開口部から
温風112,112,112,112を供給するように
し、高周波誘電加熱装置48,52,74,78、特に
その電極を予熱しておくようにした。図3は、温風11
2の流れの様子を示す。温風の他に、温水、赤外線加熱
などの手段を用い得ることはいうまでもないが、用紙3
0aの乾燥機能と、水分の排出用の空気の供給という点
で、温風が優れている。
【0033】糊付け乾燥ユニットにおける糊付けユニッ
ト及び乾燥ユニットは、前後方向、又は横方向に並列し
て設けてもよい。また上記実施例のような上下関係を逆
にして、上段に糊付けユニットを、下段に乾燥ユニット
を配置してもよい。この場合、下段の乾燥ユニットで用
紙のループが下方向になるように、用紙を垂直下方向、
水平方向及び垂直上方向へ案内して、乾燥すればよい。
いずれにしても、乾燥ユニットにおけるループが用紙搬
送方向に対して少なくとも上下、前後又は左右を含む移
送方向性を有して上下、前後又は左右に往復移送して乾
燥する構成とすればよい。
【0034】また本実施例では、糊付けユニットの上に
乾燥ユニットを配置し、乾燥ユニット内にループ状に用
紙が案内されるようにしたので、従来の印刷プロセス中
に配置される塗付ユニットに同様の乾燥ユニットを組み
込むのが容易である。即ち、印刷プロセス中の他の機械
を移動せずに、本実施例の効果を享受できる。
【0035】用紙に塗付した糊を乾燥する実施例を説明
したが、乾燥を必要とする塗工材としては例えば、水溶
性ニス、タック糊(タック紙やラベル用の糊)、インク
・ジェット用インク、印刷用インクなどがあり、後処理
の都合上、早期に乾燥する必要がある場合に本発明を適
用できることは明らかである。本発明はまた、完全な水
溶性でなくても、早期に乾燥する必要がある又は早期乾
燥が望ましい塗工材を乾燥する場合に適用できる。
【0036】また、本明細書で乾燥とは、含水率を低減
する処理一般を示し、含水率を所望値にまで下げる所謂
水分調整の意味も含むものである。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、乾燥冷却路を垂直方向に延びた略
ループ状とすることで、高周波誘電加熱装置の電極を用
紙の上方向移動及び下方向移動の過程で必要量配置する
ことができ、水平距離を大幅に短縮でき、装置を小型化
できる。また、冷却手段を設けたことにより、搬送路を
更に大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した印刷装置の全体の概略構成
ブロック図である。
【図2】 図1の糊付け乾燥ユニット16の概略構成図
である。
【図3】 糊付け乾燥ユニット16内の温風の説明図で
ある。
【符号の説明】
10:供給ロール 12:給紙ユニット 14:印刷ユ
ニット 16:糊付け乾燥ユニット 16A:乾燥ユニ
ット 16B:糊付けユニット 18:加工ユニット
20:巻取りユニット 22:巻取りロール 30a,
30b:用紙 32,34,36,40:ガイド・ロー
ラ 42:糊付けローラ 43a:糊容器 43b,43c:ガイド・ローラ 44,46:ガイド
・ローラ 48:高周波誘電加熱装置(の電極) 5
0:ガイド・ローラ 52:高周波誘電加熱装置(の電
極) 54:ガイド・ローラ 56:冷却ローラ 5
8,60,62,64,66:ガイド・ローラ 68:
糊付けローラ 69a:糊容器 69b,69c:ガイ
ド・ローラ 70,72:ガイド・ローラ 74:高周
波誘電加熱装置(の電極) 76:ガイド・ローラ 7
8:高周波誘電加熱装置(の電極) 80:ガイド・ローラ 82:冷却ローラ 84,8
6,88,90,92,94,96,98,100,1
02,104:ガイド・ローラ 106:ガイド・ポス
ト 108:ガイド・ローラ 110:排気ダクト 1
12:温風

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状のシート材料に塗付された塗工材を
    乾燥する乾燥装置であって、当該シート材料の塗工面を
    外側にして当該シート材料を垂直方向に延びたループ状
    に案内する手段であり、当該ループの内側に配置したロ
    ール部材からなる案内手段と、当該案内手段の案内途中
    に当該ループに沿って配置された複数の電極により、当
    該塗工材を高周波誘電加熱する高周波誘電加熱手段とか
    らなることを特徴とする乾燥装置。
  2. 【請求項2】 上記高周波誘電加熱手段の下流側に、上
    記シート材料を冷却する冷却手段を設けた請求項1に記
    載の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 上記案内手段の上流側に、上記シート材
    料の所定面に上記塗工材を塗付する塗工材塗付手段を配
    置した請求項1に記載の乾燥装置。
JP23686293A 1993-09-22 1993-09-22 乾燥装置 Pending JPH0789049A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007275820A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Voith Paper Patent Gmbh オンマシン塗工装置
KR101007844B1 (ko) * 2008-06-17 2011-01-13 삼광티엘티(주) 타워형 건조장치
JP2016099091A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 セイコーエプソン株式会社 乾燥装置、印刷装置、及び、乾燥方法

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JP2016099091A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 セイコーエプソン株式会社 乾燥装置、印刷装置、及び、乾燥方法

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