JPH0788752A - 倣い研磨機 - Google Patents

倣い研磨機

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Publication number
JPH0788752A
JPH0788752A JP25467293A JP25467293A JPH0788752A JP H0788752 A JPH0788752 A JP H0788752A JP 25467293 A JP25467293 A JP 25467293A JP 25467293 A JP25467293 A JP 25467293A JP H0788752 A JPH0788752 A JP H0788752A
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JP
Japan
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plate
polishing
copying
movable plate
movable
Prior art date
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JP25467293A
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English (en)
Inventor
Shunzo Umeda
俊三 梅田
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトで精密かつ正確な三次元研磨加工
を行なうことができ、しかも刃付け加工(いわゆる2
番)も同時にできる新規な倣い研磨機を提案する。 【構成】 ベース10と、前記ベースに設けられた倣い
型板15と、前記倣い型板の型面16に沿って前記ベー
ス上を前後左右方向に移動する可動盤20と、前記可動
盤上に回動自在に設けられた円盤部材31を有する円盤
装置30と、前記円盤部材に一体回動するように設けら
れた傾斜ガイド板40と、前記ベースに設けられ、前記
傾斜ガイド板の傾斜板面41と当接して前記円盤部材を
回動せしめる傾斜倣い部材45と、前記円盤部材と一体
に回動するように設けられた被加工材保持装置50と、
前記ベースより前記可動盤上方に延設された支持プレー
ト60と、前記支持プレート上に回動軸部66を介して
一定角度範囲を位置調節自在に設けられた可動プレート
65と、前記可動プレート上に設けられ、前記可動プレ
ートの回動軸部の直上に刃先71Aが位置するように配
された研磨部材71を有する研磨装置とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は倣い研磨機に関し、特
にはカッタ刃の成型研磨機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばルータビット、木工用丸カッタ、
スパイラル刃物等の三次元方向に屈曲するカッタ刃の成
型研磨には精密研磨機が使用されている。しかしなが
ら、従来の精密研磨機は、大型でしかも高価で通常の加
工を行なう事業所では設置が困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、コンパク
トで精密かつ正確な三次元研磨加工を行なうことがで
き、しかも刃付け加工(いわゆる2番)も同時にできる
新規な倣い研磨機を提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
ベースと、前記ベースに設けられた倣い型板と、前記倣
い型板の型面に沿って前記ベース上を前後左右方向に移
動する可動盤と、前記可動盤上に回動自在に設けられた
円盤部材を有する円盤装置と、前記円盤部材に一体回動
するように設けられた傾斜ガイド板と、前記ベースに設
けられ、前記傾斜ガイド板の傾斜板面と当接して前記円
盤部材を回動せしめる傾斜倣い部材と、前記円盤部材と
一体に回動するように設けられた被加工材保持装置と、
前記ベースより前記可動盤上方に延設された支持プレー
トと、前記支持プレート上に回動軸部を介して一定角度
範囲を位置調節自在に設けられた可動プレートと、前記
可動プレート上に設けられ、前記可動プレートの回動軸
部の直上に刃先が位置するように配された研磨部材を有
する研磨装置とからなることを特徴とする倣い研磨機に
係る。
【0005】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の一例を示す倣い研磨機の平面
図、図2はその一部を断面で示した正面図、図3は同じ
く移動状態とともに示した側面図、図4は研磨装置の角
度位置の調整状態を示す平面図、図5は被加工材の一例
を示す側面図、図6は同じく平面図である。
【0006】この発明の倣い研磨機は、例えば添付図面
の図5および図6に図示のようなルータビットBを図中
の一点鎖線で示した素材Mから成型研磨加工する装置で
ある。このルータビットBはその先端部の上半分および
下半分が図5のように所定の曲線R状の刃形状に成型さ
れるものであるが、この曲線R形状は図6の平面図から
理解されるようにルータビットBの軸方向に傾斜をもっ
て形成されなければならず、結局三次元加工がなされな
ければならない。さらに、このルータビットBの曲線R
形状の刃先Sは一定の傾斜を持って形成される。この刃
先Sに傾斜を付けることを業界では一般に「2番」をと
るといわれている。この発明の倣い研磨機は、このルー
タビットBのように、所定形状の刃形状に研磨成型する
とともに、同時にこの2番(傾斜を持った刃先)をも形
成することができるものである。以下、図5に示すルー
タビットBの成型研磨を例として説明する。
【0007】図1の全体平面図および図2の正面図から
理解されるように、この発明の倣い研磨機は、ベース1
0と、倣い型板15と、可動盤20と、円盤装置30
と、傾斜ガイド板40と、傾斜倣い部材45と、被加工
材保持装置50と、支持プレート60と、可動プレート
65と、研磨装置70の各部からなる。
【0008】ベース10は公知のベース材よりなり、図
示しないテーブルの水平なテーブル面に載置される。
【0009】倣い型板15は、前記ベース10上の取付
台17にボルト18等によって交換自在に取り付けられ
る。倣い型板15は被加工材(素材)Mを所定形状Rに
成型するために、該R形状と同一形状の型面16を有し
ている。なお、後述する研磨部材71と被加工材Mの位
置関係上倣い型板15の型面16と被加工材の成型面と
は対称になることがある。図1の実施例では対称となっ
ている。
【0010】可動盤20は、前記倣い型板15の型面1
6に沿って前記ベース10上を前後左右方向に移動す
る。可動盤20の前後左右動機構については、図2の断
面部分に実施例が図示されるが、この例に限定されるこ
となく公知の機構を採用することができる。図2の例に
おいて、符号21はベース10に固設された横軸受け
部、22は横軸部、23は中間部材、24は該中間部材
23に取り付けられて前記横軸部22に沿って滑動する
ベアリング部材、25は中間部材23に固設された縦軸
受け部、26は縦軸部、27は可動盤20の裏面に取り
付けられて前記縦軸部26に沿って滑動するベアリング
部材をそれぞれ表わす。
【0011】この可動盤20の手前側には、図1のよう
に、ハンドル28が突設されていて、このハンドル28
に設けた倣いピン29が前記倣い型板15の型面を倣っ
て可動盤20が所定の平面移動を行なう。
【0012】円盤装置30は前記可動盤上に設けられ
る。この円盤装置30には円盤部材31が回動自在に設
けられている。図において符号32は円盤部材31の軸
受け部材、33は円盤部材の回動軸、34は円盤装置3
0の左右方向の位置調整をなすスライドベース、35は
そのレール部材、36は固定ねじである。
【0013】傾斜ガイド板40は所定の傾斜板面41を
形成するもので、前記円盤部材31に一体回動するよう
に取り付けられている。すなわち、円盤部材31の円盤
面にはブラケット部材42が固着されていて、このブラ
ケット42のアーム42Aに設けられた取付部材43に
対して、傾斜ガイド板40が所定の傾斜板面41を形成
するように、支持アーム44が位置調整可能に固定され
る。
【0014】傾斜倣い部材45は前記ベース10に固設
されたスタンドに取り付けられ、前記傾斜ガイド板40
の傾斜板面41の移動に伴い該傾斜板面41と当接しつ
つ前記円盤装置30の円盤部材31を回動せしめる。
【0015】図3は前記傾斜ガイド板40と傾斜倣い部
材45との関係を示す図であるが、同図のように、可動
盤20の移動(ここでは前方への移動)により円盤装置
30が前進し、これに伴って該円盤装置30の円盤部材
31に取り付けられた傾斜ガイド板40も前進する。傾
斜ガイド板40の移動に対して、傾斜倣い部材45は前
記ベース10に固設されたスタンドに取り付けられてい
るものであるから、傾斜倣い部材45が傾斜ガイド板4
0の傾斜板面41に倣って円盤部材31を回動せしめ
る。
【0016】この図では説明上傾斜ガイド板40が前方
に移動した場合のみが図示されるが、傾斜ガイド板40
が後方へ移動する場合および左右方向に移動する場合も
全く同様に、移動方向への傾斜面に倣って円盤部材31
は回動する。このように、傾斜ガイド板40の板面41
の傾斜の設定如何によって円盤部材31の回転方向およ
び回転角度が決定されるのである。なお、図3の符号3
9は円盤部材31の自由転動を防止するウェート部材で
ある。
【0017】被加工材保持装置50は前記円盤部材31
と一体に回動するように設けられる。この被加工材保持
装置50は、先端に被加工材(研磨素材)Mを把持する
公知のチャック装置51などからなる。実施例の被加工
材保持装置50は前記円盤部材31の回動軸33の軸芯
に一体に結合され、円盤部材31と一体に回動するよう
になっている。
【0018】次に、研磨部の機構について説明する。ま
ず、図1および図2から明らかなように、支持プレート
60がベース10より可動盤20上方に延設されてい
る。図2の符号61はブラケット部である。この支持プ
レート60は可動盤20の移動を妨げることがないよう
に、可動盤20上方に適宜の空間をもって設置されるこ
とはいうまでもない。
【0019】前記支持プレート60上には回動軸部66
を介して一定角度範囲を位置調節自在に可動プレート6
5が設けられる。実施例の可動プレート65は、図4に
図示のように、回動軸部66から左方(保持装置50)
側d1へ概ね15度、右方(外方)側d2へ概ね45度
回動できるように構成されている。
【0020】前記可動プレート65上には研磨装置70
が設置される。研磨装置70は図示のように研磨部材7
1、研磨部材の回転軸部72、スピンドル部73、ベル
ト部74およびモータ部75を含む。ここで重要なの
は、研磨部材71の刃先71A、つまり研磨加工位置が
前記可動プレート65の回動軸部66の直上に位置する
ように配置されることである。
【0021】すなわち、図4から理解されるように、可
動プレート65がその回動軸部66を介して左方向65
Aまたは右方向65Bに回動されたとき、該可動プレー
ト65に設置された研磨装置70における研磨部材71
の刃先71Aは、回動軸部66の直上に位置するように
配置されることにより、その刃先位置をいささかも変動
させることなく、換言すれば、被加工材Mの対する研磨
加工位置を全く変動させることなく、その研磨角度71
dだけを変化させることができるのである。この研磨角
度は前述した刃先を傾斜させて被加工材Mの刃に2番を
つける加工のためであることはいうまでもない。
【0022】次に、この発明の倣い研磨機の作動の概略
を説明する。まず、本研磨機の作動に先立って倣い型板
15が用意され、かつ傾斜ガイド板40の傾斜位置の設
定がなされる。倣い型板15はあらかじめ設計図等に基
づいて製作されたものであってもよいが、本研磨機に製
品モデルをセットして該セットされたモデルの刃先(研
磨)位置を設定して可動盤20を動かし、該可動盤20
の動きを転写して倣い型板15を切削加工するようにし
てもよい。傾斜ガイド板40の設定についても、上と同
様に、本研磨機に製品モデルをセットして該セットされ
たモデルの刃先(研磨)位置を設定してその刃先位置を
倣いつつ可動盤20および傾斜ガイド板40を動かし、
該傾斜ガイド板40の傾き具合を検出することができ
る。
【0023】また、被加工材Mの加工刃に傾斜を持った
刃先を形成するとき(2番をつけるとき)には、研磨部
材71の研磨角度に対応して可動プレート65をその回
動軸部66を介して所定角度回動して位置調整をしてお
く。
【0024】倣い型板15および傾斜ガイド板40の用
意、ならびに研磨部材の研磨角度の設定が完了した後、
被加工材Mを被加工材保持装置50にセットし、研磨装
置70の研磨部材71との位置調整を行ない、研磨加工
に入る。
【0025】可動盤20はハンドル28の倣いピン29
を介してそのスタート位置から倣い型板15の型面16
に倣って移動される。可動盤20の平面移動に伴って、
可動盤20に設置された円盤装置30の円盤部材31の
傾斜ガイド板40の傾斜板面41と傾斜倣い部材45と
が当接して、可動側である円盤部材30が所定角度回動
する。
【0026】円盤部材31の回動に伴い該円盤部材31
に一体に設けられた被加工材保持装置50も一体に回動
し、該保持装置50に保持された被加工材Mが回動す
る。この被加工材Mの回動によって被加工材Mに対する
上下方向の研磨位置が変化し三次元方向の研磨加工が可
能となるのである。
【0027】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
倣い研磨機によれば、倣い型板および傾斜ガイド板によ
って被加工材に対する三次元方向の複雑な精密研磨加工
が可能となった。特に、従来では、この種の三次元研磨
加工は高価でかつ大型な機械装置でしか行いえなかった
のであるが、この発明によれば、極めてコンパクトで簡
潔な構成により実現できるようになった。さらに特筆す
べきことは、この発明装置によれば、上の複雑な三次元
方向の精密加工と同時に刃先に傾斜をつけるいわゆる2
番加工も可能となったことである。このように、この発
明によれば、ルータビット、木工用丸カッタ、スパイラ
ル刃等のカッタ刃の成型加工、研磨加工において極めて
大きな利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す倣い研磨機の平面図であ
る。
【図2】その一部を断面で示した正面図である。
【図3】同じく移動状態とともに示した側面図である。
【図4】研磨装置の角度位置の調整状態を示す平面図で
ある。
【図5】被加工材の一例を示す側面図である。
【図6】同じく平面図である。
【符号の説明】
10 ベース 15 倣い型板 16 型面 20 可動盤 30 円盤装置 31 円盤部材 40 傾斜ガイド板 41 傾斜板面 45 傾斜倣い部材 50 被加工材保持装置 60 支持プレート 65 可動プレート 66 回動軸部 70 研磨装置 71 研磨部材 71A 刃先

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、 前記ベースに設けられた倣い型板と、 前記倣い型板の型面に沿って前記ベース上を前後左右方
    向に移動する可動盤と、 前記可動盤上に回動自在に設けられた円盤部材を有する
    円盤装置と、 前記円盤部材に一体回動するように設けられた傾斜ガイ
    ド板と、 前記ベースに設けられ、前記傾斜ガイド板の傾斜板面と
    当接して前記円盤部材を回動せしめる傾斜倣い部材と、 前記円盤部材と一体に回動するように設けられた被加工
    材保持装置と、 前記ベースより前記可動盤上方に延設された支持プレー
    トと、 前記支持プレート上に回動軸部を介して一定角度範囲を
    位置調節自在に設けられた可動プレートと、 前記可動プレート上に設けられ、前記可動プレートの回
    動軸部の直上に刃先が位置するように配された研磨部材
    を有する研磨装置とからなることを特徴とする倣い研磨
    機。
JP25467293A 1993-09-17 1993-09-17 倣い研磨機 Pending JPH0788752A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010506745A (ja) * 2006-10-20 2010-03-04 ライティナス,マイケル 刃輪郭倣い装置を備える刃研ぎ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010506745A (ja) * 2006-10-20 2010-03-04 ライティナス,マイケル 刃輪郭倣い装置を備える刃研ぎ装置

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