JPH0788659A - 直流抵抗溶接機の溶接電流制御方法および装置 - Google Patents

直流抵抗溶接機の溶接電流制御方法および装置

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JPH0788659A
JPH0788659A JP23176693A JP23176693A JPH0788659A JP H0788659 A JPH0788659 A JP H0788659A JP 23176693 A JP23176693 A JP 23176693A JP 23176693 A JP23176693 A JP 23176693A JP H0788659 A JPH0788659 A JP H0788659A
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JP23176693A
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Yoshinari Tsukada
能成 塚田
Daisuke Kiriishi
大輔 桐石
Toshiya Watanabe
寿也 渡辺
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】亜鉛めっきが施されたワークを溶接する際に、
高い溶接強度を安定して得ることのできる直流抵抗溶接
機の溶接電流制御方法および装置を提供する。 【構成】溶接コントローラ30のCPU50は、ワーク
に通電される検査電流を2次側電流検出器34を介して
検出することにより、ワーク間およびワークと電極チッ
プ間が溶接電流の通電可能な状態か否かを判定し、通電
可能な状態であればCPU50は立上りが急峻な第1溶
接電流を通電して亜鉛めっきを溶融させ、次いで、第2
溶接電流を通電してナゲットを生成させ、さらに、第3
溶接電流を通電して前記ナゲットを成長させることによ
り、亜鉛めっきが施されたワークに対する溶接で適性な
ナゲットを得る。従って、亜鉛めっきが施されたワーク
であっても、高い溶接強度を安定して得ることが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流抵抗溶接機の溶接
電流制御方法および装置に関し、一層詳細には、母材の
表面に亜鉛めっきが施されたワークを溶接する直流抵抗
溶接機の溶接電流制御方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、塩害等による錆の促進を防止する
ために、自動車車体等に用いられる軟鋼板等からなるワ
ークには亜鉛めっきが施されている。この種のワークを
溶接するとき、亜鉛めっきが施されていないワークを溶
接する場合と比較して、電極チップがワークを挟持する
加圧力、ワークに通電する溶接電流値と通電時間、およ
び溶接電流の通電波形等の溶接条件がさらに工夫され
る。
【0003】これらの溶接条件の中、通電波形において
は、立上りが急峻な溶接電流で溶接することによって、
良質なナゲットを得られることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術における立上りが急峻な波形の溶接電流で亜鉛
めっきが施されたワークを溶接する方法では、ワークの
接合面に混入した塵によって中散りが発生し、ナゲット
にブローホールが生ずることがあり、連続して溶接を行
う場合、安定した溶接強度を得ることができない。
【0005】さらに、立上りが緩やかな波形の溶接電流
を通電した場合は、軟鋼板の固有抵抗と亜鉛めっきの固
有抵抗とが異なり、ワークの接合面における亜鉛めっき
と軟鋼板との溶融速度が一致しないため、良質なナゲッ
トが形成されず、高い溶接強度を得ることができないと
いう問題がある。
【0006】本発明はこのような従来の問題を解決する
ためになされたものであって、亜鉛めっきが施されたワ
ークを溶接する際に、高い溶接強度を安定して得ること
のできる直流抵抗溶接機の溶接電流制御方法および装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、亜鉛めっきが施されたワークに通
電する溶接電流を制御する直流抵抗溶接機の溶接電流制
御方法であって、電極チップに挟持された前記ワークに
前記電極チップを介して予め設定された値の電流を通電
し、通電電流検出手段により検出した前記電流に基づい
て前記ワーク間および前記ワークと前記電極チップ間の
接触状態の良否を判定する第1のステップと、前記接触
状態が良と判定されたとき、前記ワーク間の接触面側に
施された亜鉛めっきを溶融するための第1の溶接電流を
通電する第2のステップと、前記第1の溶接電流を通電
した後、前記ワークにナゲットを生成させるための第2
の溶接電流を通電する第3のステップと、前記第2の溶
接電流を通電した後、前記ナゲットを成長させるための
第3の溶接電流を通電する第4のステップと、からなる
ことを特徴とする。
【0008】さらに、第2の発明は、亜鉛めっきが施さ
れたワークに通電する溶接電流を制御する直流抵抗溶接
機の溶接電流制御装置であって、通電電流に関する信号
に基づいてワークに通電する電流を生成する通電電流生
成手段と、前記ワークに通電された電流を検出する通電
電流検出手段と、前記ワーク間および前記ワークと電極
チップ間の接触状態の良否を判定するために通電される
接触状態検出電流の波形情報を予め記憶する接触状態検
出電流波形情報記憶手段と、前記ワーク間の接触面側に
施された亜鉛めっきを溶融する第1の溶接電流の波形情
報と、前記ワークにナゲットを生成させる第2の溶接電
流の波形情報と、前記ナゲットを成長させる第3の溶接
電流の波形情報とを予め記憶する溶接電流波形情報記憶
手段と、前記接触状態検出電流波形情報記憶手段に記憶
された波形情報に基づいて生成した通電電流に関する信
号を前記通電電流生成手段に対して出力し、前記通電電
流検出手段を介して検出した通電電流に基づく前記接触
状態の判定が良であるとき、前記溶接電流波形情報記憶
手段に記憶された前記第1の溶接電流、第2の溶接電流
および第3の溶接電流の波形情報を順次読み出して、こ
れらの波形情報に基づいて生成した通電電流に関する信
号を前記通電電流生成手段に対して出力する制御手段
と、を備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係る直流抵抗溶接機の溶接電流制御方
法および装置では、亜鉛めっきが施されたワークを溶接
するとき、制御手段は接触状態検出電流波形情報記憶手
段から読み出した前記ワーク間およびワークと電極チッ
プ間の接触状態を検出するための接触状態検出電流の波
形情報に基づいて生成した通電電流に関する信号を通電
電流生成手段に対して出力する。通電電流生成手段は前
記通電電流に関する信号に基づいて生成した電流をワー
クに通電する。
【0010】次いで、制御手段は通電電流検出手段を介
してワークに通電された前記接触状態検出電流を検出
し、この検出電流に基づく前記接触状態の判定が良であ
るとき、溶接電流波形情報記憶手段に記憶された第1の
溶接電流、第2の溶接電流および第3の溶接電流の波形
情報を順次読み出して、これらの波形情報に基づいて生
成された通電電流に関する信号を通電電流生成手段に対
して出力する。
【0011】従って、ワーク間およびワークと電極チッ
プ間の接触状態が良であるときのみ、溶接電流がワーク
に対して通電される。
【0012】さらに、第1〜第3の溶接電流の通電によ
ってナゲットを形成するため、良質のナゲットを得るこ
とができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る直流抵抗溶接機の溶接電
流制御方法について、それを実施する装置との関係にお
いて、好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0014】図1は本発明を実施する直流抵抗溶接機2
0の全体構成を示すブロック図である。
【0015】直流抵抗溶接機20は交流電源21から出
力される交流を全波整流するコンバータ回路22と、全
波整流された直流を高周波交流に変換するインバータ回
路24と、前記高周波交流を変成し整流する溶接トラン
ス回路26と、母材である軟鋼板に亜鉛めっきが施され
たワークWを挟持する溶接ガン部28と、ワークWに通
電される溶接電流を制御する溶接コントローラ30とを
備える。
【0016】前記コンバータ回路22、インバータ回路
24および溶接トランス回路26は通電電流生成手段を
構成する。
【0017】さらに、直流抵抗溶接機20は、溶接トラ
ンス回路26の1次側に通電される電流を検出する1次
側電流検出器32と、溶接トランス回路26の2次側に
通電される電流を検出する2次側電流検出器34と、溶
接コントローラ30に溶接条件等を入力するためのキー
ボード36と、前記溶接条件等を表示するCRT38
と、外部記憶手段であるフロッピディスクに溶接条件等
のデータを書き込む、または読み出すフロッピディスク
ドライバ(以下、FDDという)39とを備える。
【0018】前記溶接ガン部28はワークWを挟持する
可動ガンアーム40、41と、この可動ガンアーム4
0、41に固着される電極チップ42、43と、前記可
動ガンアーム40、41を開閉自在に駆動するシリンダ
44とからなり、該シリンダ44には電磁切替弁46を
介して空気圧源48が接続される。前記電磁切替弁46
の切替動作は前記溶接コントローラ30によって制御さ
れる。
【0019】図2に溶接コントローラ30の構成ブロッ
ク図を示す。
【0020】溶接コントローラ30は、溶接電流を制御
するためのプログラムが記憶されている読み出し専用メ
モリ(以下、ROMという)49と、中央処理装置(以
下、CPUという)50と、CRT38および電磁切替
弁46等とのインタフェース回路(I/F回路)52
と、ワーク間およびワークと電極チップ42、43間の
接触状態を検出する際に通電される接触状態検出電流の
波形が予め記憶される接触状態検出電流記憶回路53
と、CPU50から出力される通電電流に関する信号に
基づいてインバータ回路24に対して出力するパルスを
生成するパルス生成回路54とを備える。
【0021】さらに、溶接コントローラ30は、2次側
電流検出器34とCPU50との間に配設される電流検
出インタフェース回路55と、ワークWに通電される溶
接電流の波形を記憶する溶接電流記憶回路56と、ワー
クWに発生する散りを検出する散り検出回路58と、C
PU50が溶接電流を制御する際に一時的にデータを記
憶する読み書き可能なメモリ(以下、RAMという)6
0と、次回の溶接電流を演算する溶接電流演算回路62
とから構成される。
【0022】以上のように構成される直流抵抗溶接機2
0において、亜鉛めっきが施されたワークWを溶接する
方法について、図3のフローチャートを参照して以下に
説明する。
【0023】ROM49から読み出されたプログラムに
基づいてCPU50からI/F回路52を介して電磁切
替弁46の駆動信号が出力されると、この信号によって
電磁切替弁46が開弁され、空気圧源48からシリンダ
44に対して圧力空気が送給される。前記圧力空気によ
るシリンダ44の動作により可動ガンアーム40、41
が閉動し、この可動ガンアーム40、41に取着された
電極チップ42、43によってワークWが挟持される。
【0024】次いで、接触状態検出電流記憶回路53に
記憶されたワーク間およびワークと電極チップ間の接触
状態を検出するために通電される接触状態検出電流IS
のデータがCPU50に読み出され、この接触状態検出
電流IS のデータに対応する信号がパルス生成回路54
に対して出力される。パルス生成回路54は前記信号を
パルス幅変調して所定の周波数とデューティサイクルの
パルスを生成し、インバータ回路24に対して出力す
る。
【0025】インバータ回路24は前記パルスで、コン
バータ回路22から出力される直流をスイッチングして
高周波交流を生成し、溶接トランス回路26に対して出
力する。この高周波交流は溶接トランス回路26で変
成、且つ整流されて、接触状態検出電流IS となりワー
クWに通電される(図4(イ)参照)(ステップS
1)。
【0026】接触状態検出電流IS は2次側電流検出器
34に検出されて、電流検出インタフェース回路55に
対して出力され、この電流検出インタフェース回路55
で平滑され、且つアナログ/デジタル変換されてCPU
50に対して出力される。CPU50は読み取った接触
状態検出電流IS に基づいて溶接ガン部28の抵抗値を
演算し、さらに、この抵抗値からワークW間およびワー
クWと電極チップ42、43間が溶接電流の通電可能な
接触状態か否かを判定する(ステップS2)。
【0027】前記判定の結果、溶接電流の通電が可能で
あるとき、溶接電流記憶回路56に記憶された第1溶接
電流I1 の波形に関するデータがCPU50に読み出さ
れ、このデータに基づいた波形の第1溶接電流I1 が前
述のステップS1と同様の方法でワークWに通電される
(図4(ロ)参照)(ステップS3)。
【0028】前記溶接電流記憶回路56には第1溶接電
流I1 の波形の他に、後述する第2溶接電流I2 の波形
および第3溶接電流I3 の波形が記憶されている。
【0029】ここで、第1溶接電流I1 は立上りが急峻
で高いピーク電流を有し、且つ通電時間t2 が短時間で
あるため、軟鋼板より融点の低い亜鉛めっきのみが溶融
する。亜鉛めっきの固有抵抗は軟鋼板の固有抵抗より小
さいが、亜鉛めっきは溶融するとその固有抵抗が増加し
て軟鋼板の固有抵抗と近似の値となる(図5(ヘ)参
照)。この状態で、第1溶接電流I1 の通電が終了す
る。
【0030】一方、前記ステップS2の判定において、
ワークW間若しくは電極チップ42、43とワークWと
の間が溶接電流の通電可能な接触状態ではないと判定さ
れたとき、CPU50はこのことを示すエラーメッセー
ジをCRT38に対して出力し(ステップS4)、この
フローチャートの処理を終了する。
【0031】次いで、CPU50は溶接電流記憶回路5
6から第2溶接電流I2 の波形に関するデータを読み出
し、このデータに基づいた信号をパルス生成回路54に
対して出力する。この信号に基づいた第2溶接電流I2
が前記ステップS1と同様の方法でワークWに通電され
る(図4(ハ)参照)(ステップS5)。
【0032】第1溶接電流I1 のピーク電流より低く、
且つ第1溶接電流I1 の通電時間t 2 より長い通電時間
3 の第2溶接電流I2 は、溶融して固有抵抗が軟鋼板
に近似の値となった亜鉛めっき部分に通電され、この部
分においてナゲットの生成が開始される(図4(ニ)参
照)。
【0033】このとき、ワークWに通電された第2溶接
電流I2 は2次側電流検出器34に検出され、電流検出
インタフェース回路55を介してCPU50と散り検出
回路58に対して出力される。散り検出回路58は第2
溶接電流I2 から散り発生の有無を検出し、この検出結
果をCPU50に対して出力し、CPU50は散り発生
の有無と第2溶接電流I2 とをRAM60に記憶させ
る。散り発生の有無および第2溶接電流I2 を前記RA
M60に記憶するのは、次回の溶接において通電される
電流値を修正するためである。
【0034】次いで、溶接電流記憶回路56から第3溶
接電流I3 の波形に関するデータがCPU50によって
読み出され、このデータに基づいた波形の第3溶接電流
3が前記ステップS1と同様の方法でワークWに通電
される(図4(ホ)参照)(ステップS6)。
【0035】第3溶接電流I3 のピーク電流は前記第2
溶接電流I2 のピーク電流よりも低く、且つ第3溶接電
流I3 の通電時間t4 は第2溶接電流I2 の通電時間t
3 よりも長い。この第3溶接電流I3 によってナゲット
が適性な速度で所望の形状に成長する。
【0036】このとき、前記ステップS5と同様に、第
3溶接電流I3 の値と散り発生の有無が検出され、RA
M60に記憶される。
【0037】第3溶接電流I3 の通電が終了すると、R
AM60に記憶された直前の第1〜第3溶接電流の波形
と、ステップS5、S6における散り発生の有無と、最
適なナゲットを生成するためのパラメータとから、溶接
電流演算回路62によって次回の溶接における第1〜第
3溶接電流の波形が演算され、溶接電流記憶回路56に
記憶される(ステップS7)。
【0038】前記最適なナゲットを生成するためのパラ
メータは、ワークWの厚さ、電極チップ42、43の直
径、ワークWの合わせ枚数、電極チップ42、43がワ
ークWを挟持する加圧力、溶接ポイントの位置、ワーク
Wの材質、および前回の電極チップ42、43の研磨
(チップドレス)からの溶接回数等のデータからなる。
【0039】以上のステップは全ての溶接ポイントの溶
接が終了するまで繰り返し実行される(ステップS
8)。
【0040】以上説明したように、本実施例によれば、
ワークWに対して通電された接触状態検出電流IS を検
出して、ワークW間およびワークWと電極チップ42、
43間が溶接電流の通電可能な状態か否かを判定し、こ
の接触状態が通電可能と判定されたときのみ、溶接電流
を通電することができる。
【0041】さらに、立上りが急峻で高いピーク電流の
第1溶接電流I1 を通電して、ワークW間の接触面側の
亜鉛めっきを溶融させることにより、亜鉛の固有抵抗を
軟鋼板の固有抵抗と近似の値とした後、第2溶接電流I
2 および第3溶接電流I3 を通電するため、良質なナゲ
ットを得ることができる。
【0042】なお、本実施例においては、ワークWに通
電される電流を2次側電流検出器34によって検出した
が、溶接トランス回路26の1次側に配設された1次側
電流検出器32で検出された電流によってワーク間およ
びワークと電極チップ間の接触状態および散り発生の有
無の検出等を行うことも可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る直流抵抗溶接機の溶接電流
制御方法および装置では、ワーク間およびワークと電極
チップ間が溶接電流の通電可能な状態であるとき、第1
〜第3の溶接電流を通電することにより、ワーク間およ
びワークと電極チップ間の塵に起因する散りを発生させ
ることがないため、溶接品質を向上させることができ
る。
【0044】さらに、第1溶接電流の通電によって前記
ワーク間の接触面側に施された亜鉛めっきを溶融し、第
2溶接電流の通電によって前記亜鉛めっきが溶融された
ワークにナゲットを生成させ、第3溶接電流の通電によ
って前記生成されたナゲットを所望の形状に成長させる
ため、良質のナゲットを形成することができ、高い溶接
強度を安定して得ることが可能となるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する直流抵抗溶接機の全体構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示す直流抵抗溶接機における溶接コント
ローラの構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す直流抵抗溶接機において、亜鉛めっ
きが施されたワークに溶接する方法を示すフローチャー
トである。
【図4】図1に示す直流抵抗溶接機において、ワークに
通電される電流に対する電極間抵抗の変化を説明する図
である。
【図5】図1に示す直流抵抗溶接機において、亜鉛めっ
きが溶融して固有抵抗が変化する状態を説明する図であ
る。
【符号の説明】
20…直流抵抗溶接機 24…インバ
ータ回路 26…溶接トランス回路 28…溶接ガ
ン部 30…溶接コントローラ 34…2次側
電流検出器 42、43…電極チップ 50…CPU 53…接触状態検出電流記憶回路 56…溶接電
流記憶回路 58…散り検出回路 60…RAM 62…溶接電流演算回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】亜鉛めっきが施されたワークに通電する溶
    接電流を制御する直流抵抗溶接機の溶接電流制御方法で
    あって、 電極チップに挟持された前記ワークに前記電極チップを
    介して予め設定された値の電流を通電し、通電電流検出
    手段により検出した前記電流に基づいて前記ワーク間お
    よび前記ワークと前記電極チップ間の接触状態の良否を
    判定する第1のステップと、 前記接触状態が良と判定されたとき、前記ワーク間の接
    触面側に施された亜鉛めっきを溶融するための第1の溶
    接電流を通電する第2のステップと、 前記第1の溶接電流を通電した後、前記ワークにナゲッ
    トを生成させるための第2の溶接電流を通電する第3の
    ステップと、 前記第2の溶接電流を通電した後、前記ナゲットを成長
    させるための第3の溶接電流を通電する第4のステップ
    と、 からなることを特徴とする直流抵抗溶接機の溶接電流制
    御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の溶接電流制御方法におい
    て、接触状態の良否を判定するために通電される電流は
    ワークを溶融させない電流であることを特徴とする直流
    抵抗溶接機の溶接電流制御方法。
  3. 【請求項3】亜鉛めっきが施されたワークに通電する溶
    接電流を制御する直流抵抗溶接機の溶接電流制御装置で
    あって、 通電電流に関する信号に基づいてワークに通電する電流
    を生成する通電電流生成手段と、 前記ワークに通電された電流を検出する通電電流検出手
    段と、 前記ワーク間および前記ワークと電極チップ間の接触状
    態の良否を判定するために通電される接触状態検出電流
    の波形情報を予め記憶する接触状態検出電流波形情報記
    憶手段と、 前記ワーク間の接触面側に施された亜鉛めっきを溶融す
    る第1の溶接電流の波形情報と、前記ワークにナゲット
    を生成させる第2の溶接電流の波形情報と、前記ナゲッ
    トを成長させる第3の溶接電流の波形情報とを予め記憶
    する溶接電流波形情報記憶手段と、 前記接触状態検出電流波形情報記憶手段に記憶された波
    形情報に基づいて生成した通電電流に関する信号を前記
    通電電流生成手段に対して出力し、前記通電電流検出手
    段を介して検出した通電電流に基づく前記接触状態の判
    定が良であるとき、前記溶接電流波形情報記憶手段に記
    憶された前記第1の溶接電流、第2の溶接電流および第
    3の溶接電流の波形情報を順次読み出して、これらの波
    形情報に基づいて生成した通電電流に関する信号を前記
    通電電流生成手段に対して出力する制御手段と、 を備えることを特徴とする直流抵抗溶接機の溶接電流制
    御装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の溶接電流制御装置におい
    て、接触状態検出電流はワークを溶融させない電流であ
    ることを特徴とする直流抵抗溶接機の溶接電流制御装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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