JPH0788631B2 - セルロース系繊維の染色方法 - Google Patents

セルロース系繊維の染色方法

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JPH0788631B2
JPH0788631B2 JP63074600A JP7460088A JPH0788631B2 JP H0788631 B2 JPH0788631 B2 JP H0788631B2 JP 63074600 A JP63074600 A JP 63074600A JP 7460088 A JP7460088 A JP 7460088A JP H0788631 B2 JPH0788631 B2 JP H0788631B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はセルロース系繊維を染色する方法に関するもの
である。詳しくは木綿、麻などのセルロース系繊維を染
色するに際し、特定の水溶性共重合体を用いることによ
り染色性を向上する方法に関する。
(従来の技術) 従来よりセルロース系繊維を染色するに際し、均一な染
色性を得るため染色性向上剤が使用されている。染色性
向上剤として要求される性能には、染料の可溶化能・分
散能や、用水中のカルシウムイオン・マグネシウムイオ
ン・鉄イオン・アルミニウムイオン・マンガンイオンな
どの各種多価金属イオンに対するキレート能なとがあ
る。
セルロース系繊維の染色は、直接染料、硫化染料、スレ
ン染料、ナフトール染料、反応性染料、塩基性染料、酸
性染料などが染色剤として用いられている。そして、直
接染料、酸性染料、反応性染料などにはクロム・銅・コ
バルト・鉄、アルミニウムなどの金属を含有する型の染
料が多用されているが、このような金属含有染料は特に
浴への可溶性や分散性が悪いために、均一な染色が得ら
れないという問題点を有していた。
また、セルロース系繊維の染色に多用されているスレン
染料は、2個以上のカルボニル基を有する水に不溶性の
化合物からなるため、その染色はアルカリ剤及び還元剤
を用いてスレン染料中のカルボニル基を水溶性ナトリウ
ムロイコ塩の形にして行われ、染色後に水溶性ナトリウ
ムロイコ塩をキノン体へ酸化し再び水不溶性とすること
により定着されている。しかし、染色時に使用される水
の硬度が高い場合には、水の硬度成分が染料と結合して
染料2量体を形成し、これが水に不溶性でありセルロー
ス形繊維との親和力もないために用いた染料濃度から得
られるはずの色濃度が得られないという問題点を有して
いた。
これらの問題を克服すべく、染色工程においてエチレン
ジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢
酸、ヒドロキシルエチレンジアミントリ酢酸、ニトリロ
トリ酢酸などのアミノカルボン酸系や、トリポリリン
酸、ヘキサメタリン酸、ピロリン酸などの縮合リン酸系
の染色性向上剤が用いられてきた。
しかし、アミノカルボン酸系の剤は、例えば金属含有染
料を用いて染色する場合、染料の可溶化能や分散能が劣
るため均一な染色は困難であった。更に、アミノカルボ
ン酸系の剤は、染料中の発色基としての金属と錯塩を形
成する作用が強く発揮されるため、染料・金属の配位結
合のバランスがくずれて染上り布の色相が用いた染料か
ら得られるはずの色相とずれてしまうという致命的な問
題点を有していた。
また、縮合リン酸系の剤は、廃水として河川等を通じ海
や湖などに流入した場合に赤潮の原因物質となるため、
近年その使用が制限されようとしている。
このようなアミノカルボン酸系および縮合リン酸系の染
色性向上剤が有する欠点を解消すべく、特開昭59−2116
88号、特開昭59−216987号、特開昭60−162882号、特開
昭61−266683号、特開昭62−90382号などに(メタ)ア
クリル酸、マレイン酸などの不飽和カルボン酸系単量体
の1種または2種以上を用いる(共)重合体の使用が提
案されている。しかし、これらの(共)重合体は、用水
中の多価金属イオンと結合して不溶化しやすいため、そ
の効果を発現するには多量の剤を添加する必要があっ
た。また、これらの(共)重合体は、染料の可溶化能や
分散能が充分でないため、均一に染色することが困難で
あるなど抜本的な解決には至っていないのが現状であ
る。
また、特開昭61−289186号にオレフィンとエチレン性不
飽和ジカルボン酸無水物との共重合体の水溶性塩の使用
が提案されているが、これらの共重合体も上記(メタ)
アクリル酸やマレイン酸系(共)重合体と同様の問題点
を有していた。
また、特開昭60−162882号に不飽和カルボン酸系単量体
とポリオキシアルキレンモノアリルエーテル系単量体と
の共重合体の使用が提案されている。しかし、この共重
合体は、染色性向上剤の具備すべき性能の1つであるキ
レート能は比較的良好であるが、染料に対する可溶化能
及び分散能が充分でないため均一な染色を達成する上で
なお問題の残るものであった。また、ポリオキシアルキ
レンモノアリルエーテル系単量体は、不飽和カルボン酸
系単量体との共重合性が良くないため、比較的多量の未
反応単量体が残留して、純度の高い製品が得難いという
欠点もあった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、セルロース系繊維を染色するに際し、従来の
染色性向上剤が有していた上記問題点を解消するもので
ある。
従って、本発明の目的は、特定の染色性向上剤を用いて
セルロース系繊維を染色することにより、染料の浴への
可溶性および分散性を高め且つ用水中の各種多価金属イ
オンの悪影響を除去することができ、よって繊維を所望
の色相へ均一に染色する方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段及び作用) 本発明は、セルロース系繊維を染色するに際し、 一般式 (但し式中、A1及びA2はそれぞれ独立に水素、メチル基
又は−COOX2を表わし且つA1及びA2は同時に−COOX2とな
ることはなく、 A3は水素、メチル基又は−CH2COOX3を表わし且つA3が−
CH2COOX3の場合にはA1及びA2はそれぞれ独立に水素又は
メチル基を表わし、 X1、X2及びX3はそれぞれ独立に又は一緒に水素、1価金
属、2価金属、アンモニウム基又は有機アミン基を表わ
す。) で示される不飽和カルボン酸系単量体(I)40〜99.5モ
ル%および一般式 (但し式中、R1及びR2はそれぞれ独立に水素又はメチル
基を表わし且つR1及びR2は同時にメチル基となることは
なく、 R3は−CH2−、−(CH2−又は−C(CH3−を表
わし且つR1、R2は及びR3中の合計炭素数は3であり、 Yは炭素数2〜3のアルキレン基を表わし、nはOまた
は1〜100の整数である。) で示される不飽和アルコール系単量体(II)0.5〜60モ
ル%からなる単量体成分より導かれた平均分子量が1,00
0〜100,000の水溶性共重合体(A)を用いることを特徴
とするセルロース系繊維の染色方法に関するものであ
る。
本発明に用いられる前記一般式で示される不飽和カルボ
ン酸系単量体(I)としては、例えば、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸、シトラコン酸あるいはそれ等の酸の一価金属、
2価金属、アンモニア、有機アミンによる部分中和物も
しくは完全中和物があげられる。1価金属としてはナト
リウム、カリウム等があげられ、2価金属としては、カ
ルシウム、マグネシウム、亜鉛等があげられる。また、
有機アミンとしてはモノメチルアミン、ジメチルアミ
ン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルア
ミン、トリエチルアミン等のアルキルアミン類;モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、モノイソプロパノールアミン、ジメチルエタノ
ールアミン等をアルカノールアミン類;ピリジン等をあ
げることができる。
また、前記一般式で示される不飽和アルコール系単量体
(II)としては、例えば3−メチル−3−ブテン−1−
オール、3−メチル−2−ブテン−1−オール、2−メ
チル−3−ブテン−2−オール等の不飽和アルコール及
び該不飽和アルコール1モルに対してエチレンオキサイ
ドおよび/またはプロピレンオキサイドを1〜100モル
付加した化合物をあげることができる。エチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイドの種類は1種類でも2種類
でもよく、また多種類を付加する場合、その結合順序に
制限はない。アルキレンオキサイドの付加モル数は0〜
100モル、好ましくは0〜50モルである。アルキレンオ
キサイドの付加モル数が100モルを越えると多量の添加
量を必要とするようになり好ましくない。
本発明で用いられる水溶性共重合体(A)は、前記一般
式で表わされる不飽和カルボン酸系単量体(I)40〜9
9.5モル%および不飽和アルコール系単量体(II)0.5〜
60モル%からなる単量体成分を重合することにより導か
れた平均分子量が1,000〜100,000の共重合体であり、こ
れらの範囲のいずれかでも外れたものは染色性が良くな
い。
本発明に用いられる水溶性共重合体(A)を得るには、
これら不飽和カルボン酸系単量体(I)および不飽和ア
ルコール系単量体(II)からなる単量体成分を公知の技
術で重合すればよい。例えば水溶液重合の場合、過硫酸
ナトリウム、過硫酸カリウム等の過硫酸塩;過酸化水
素;2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩、
4,4′−アゾビス−4−シアノバレリン酸等の水溶性ア
ゾ化合物などを重合触媒として常法により製造すること
ができる。また、メタノール、イソプロピルアルコール
等のアルコール系、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル系、ベンゼン、キシレン、トルエン等の芳香
族系またはメチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン系などの有機溶剤中での重合の場合、過酸
化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酢酸等の有機過酸
化物;アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス
(4−メトキシ2,4−ジメチルバレロニトリル)等の油
溶性アゾ化合物などを重合触媒として常法により製造す
ることができる。
また、水溶性共重合体(A)を得るに際し、本発明の効
果を損なわない範囲内で不飽和カルボン酸系単量体
(I)および不飽和アルコール系単量体(II)と共重合
体可能な他の単量体を共重合することは勿論可能であ
る。共重合可能な他の単量体としては、例えば(メタ)
アクリルアミド、t−ブチル(メタ)アクリルアミドな
どのアミド系単量体;(メタ)アクリル酸エステル、ス
チレン、2−メチルスチレン、酢酸ビニルなどの疎水性
単量体;ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリ
ルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸、3−アリロキシ−
2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、スルホエチル(メ
タ)アクリレート、スルホプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシスルホプロピル(メタ)アクリレー
ト、スルホエチルマレイミドあるいはそれらの1価金
属、2価金属、アンモニア、有機アミンによる部分中和
物や完全中和物などの不飽和スルホン酸系単量体;2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、アリルアルコー
ル、ポリエチレングリコールモノアリルエーテル、ポリ
プロピレングリコールモノアリルエーテル、グリセロー
ルモノアリルエーテル、α−ヒドロキシアクリル酸、N
−メチロール(メタ)アクリルアミド、グリセロールモ
ノ(メタ)アクリレート、ビニルアルコールなどの水酸
基含有不飽和単量体;ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリル
アミドなどのカチオン性単量体;(メタ)アクリロニト
リルなどのニトリル系単量体;(メタ)アクリルアミド
メタンホスホン酸、(メタ)アクリルアミドメタンホス
ホン酸メチルエステル、2−(メタ)アクリルアミド−
2−メチルプロパンホスホン酸などの含リン単量体;エ
チレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチレン、α−
アミレン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−
ブテン(α−イソアミレン)、1−ヘキセン、1−ヘプ
テンなどのα−オレフィン系単量体などを挙げることが
できる。
本発明において、水溶性共重合体(A)を用いて好適に
染色することのできるセルロース系繊維としては、例え
ば木綿、麻などのセルロース系天然繊維やレーヨン、キ
ュポラなどのセルロース系再生繊維の他に、これらとナ
イロン、ポリエステル、アクリルなどの合成繊維との混
合繊維、更にはアセテートなどの半合成繊維との混合繊
維などがあり、染色する時の形態も繊維、糸、チーズ、
織物、編物、不織布、更には衣服、寝装商品などの最終
繊維製品などのいずれの形態であっても差支えない。
また、本発明において、従来より使用されてきたアミノ
カルボン酸系、縮合リン酸系、アクリル酸およびマレイ
ン酸などの不飽和カルボン節系単量体の(共)重合体、
糖アルコール類、アルドン酸類、単環式もしくは多環式
芳香族化合物のスルホン化物などを水溶性共重合体
(A)と併用することも勿論可能である。
(発明の効果) 本発明のセルロース系繊維の染色方法によれば、金属含
有染料やスレン染料等あらゆる染料を用いてセルロース
系繊維を染色するに際し、従来の染色性向上剤を用いる
方法に比べ染色性を大幅に高めることができ、また硬度
の高い用水を使用しても繊維の所望の色相へ均一に染色
することができる。
(実施例) 以下、参考例及び実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらの例によって限定されるものではない。
又、例中特にことわりのない限り、部は全て重量部、%
は全て重量%を表わすものとする。
参考例1 還流冷却器を備えた容量1.5の5ツ口丸底フラスコに
3−メチル−3−ブテン−1−オールにエチレンオキサ
イドを10モル付加した不飽和アルコール(以下、IEO−1
0と称す。)492g及びイオン交換水164gを仕込んだ。窒
素置換後95℃に昇温し、そこへイオン交換水177gに無水
マレイン酸91.6g及び過硫酸アンモニウム9.34gを溶解し
た溶液を120分で滴下した。該溶液の滴下終了後、同温
度にて7%過硫酸アンモニウム水溶液67gを60分で滴下
し、重合を完結させた。次いで、冷却し得られた重合反
応生成物を400g分取し、イオン交換水400gを加え、攪拌
下に48%水酸化ナトリウム水溶液60gを用いて中和し、
共重合体(1)の水溶液を得た。GPC分析より、得られ
た共重合体(1)は平均分子量4300で、未反応モノマー
は全く検出できなかった。
比較参考例1 参考例1で用いたIEO−10、492gの代りにアルリアルコ
ールにエチレンオキサイドを10モル付加した不飽和アル
コール(以下、AEO−10と称す。)466gを用い、初期仕
込みのイオン交換水164gの代りにイオン交換水190gを用
いた他は参考例1と全く同様にして、平均分子量2700の
比較共重合体(1)を得た。
未反応マレイン酸は7.3モル%(対仕込量)、未反応AEO
−10は8.4モル%(対仕込量)であった。
実施例1 染色性向上剤として参考例1で得られた共重合体(1)
を1g/用い、木綿ツイル織物を下記の条件にて染色を
行った。その結果を第1表に示した。
(染色条件) 使用水の硬度 30゜DH 染 料 Kayarus Supra Blue 4BL conc.1%owf (日本化薬(株)製の金属含有型直接染料) 硫酸ナトリウム10水塩 10%owf 浴 比 1:30 温 度 95℃ 時 間 30分 なお、染色後常法によりソーピングした。
(評価) 染色した布をスガ試験機(株)製SMカラーコンピュータ
ーSM−3型により測色し、Hue値(マンセル色相環上の
値)を求めることにより色相の尺度とした。また、部分
的な濃色むらを肉眼判定することにより均染性の尺度と
した。
更に、硬度30゜DHの水、染料(0.1%)おわび染色性向
上剤(0.1%)の混液(染色液)を300g作成し、24時間
放置後に東洋紙(株)製5C紙を用いて過し、過
残渣の状態を肉眼判定して染料分散性の尺度とした。
実施例2〜13 染色性向上剤として第1表に示した共重合体の塩を用い
た他は実施例1と全く同様にして染色を行った。得られ
た結果を第1表に示した。
比較例1 染色性向上剤として比較参考例1で得られた比較共重合
体(1)を用いた他は実施例1と全く同様にして染色を
行った。得られた結果を第2表に示した。
比較例2〜13 染色性向上剤として第2表に示した重合体の塩を用いた
他は実施例1と全く同様にして染色を行った。得られた
結果を第2表に示した。
比較例14 染色性向上剤としてエチレンジアミンテトラ酢酸ナトリ
ウムを用いた他は実施例1と全く同様にして染色を行っ
た。得られた結果を第2表に示した。
比較例15 染色性向上剤としてトリポリリン酸ナトリウムを用いた
他は実施例1と全く同様にして染色を行った。得られた
結果を第2表に示した。
比較例16 染色性向上剤を全く用いなかった他は実施例1と全く同
様にして染色を行った。得られた結果を第2表に示し
た。
なお、第1表、第2表、第3表および第4表中のモノマ
ー略号の意味は次の通りである。
MA:マレイン酸 FA:フマール酸 IA:イタコン酸 AA:アクリル酸 MAA:メタクリル酸 CA:クロトン酸 I:3−メチル−3−ブテン−1−オール P:3−メチル−2−ブテン−1−オール B:2−メチル−3−ブテン−2−オール IEO−5:3−メチル−3−ブテン−1−オールにエチレン
オキサイド5モル付加物 IEO−10:3−メチル−3−ブテン−1−オールにエチレ
ンオキサイド10モル付加物 IEO−70:3−メチル−3−ブテン−1−オールにエチレ
ンオキサイド70モル付加物 IEO−37:3−メチル−3−ブテン−1−オールにプロピ
レンオキサイド3モル及びエチレンオキサイド7モルを
付加したもの PEO−10:3−メチル−2−ブテン−1−オールにエチレ
ンオキサイド10モル付加物 BEO−10:2−メチル−3−ブテン−2−オールにエチレ
ンオキサイド10モル付加物 IEO−120:3−メチル−3−ブテン−1−オールにエチレ
ンオキサイド120モル付加物 AEO−10:アリルアルコールにエチレンオキサイド10モル
付加物 AEO−70:アリルアルコールにエチレンオキサイド70モル
付加物 実施例14 染色性向上剤として参考例1で得られた共重合体(1)
を2g/用い、木綿ツイル織物を下記の条件にて染色を
行った。得られた結果を第3表に示した。
(染色条件) 使用水の硬度 50゜DH 染 料 Mikethren Blue RSN S/F 1%owf (三井東圧化学(株)製のスレン染料) ハイドロサルファイト 4g/ ナトリウム 水酸化ナトリウム 5g/ 温 度 70℃ 時 間 20分 なお、染色後常法により酸化、次いでソーピングした。
(評価) 染色した布をスガ試験機(株)製SMカラーコンピュータ
ーSM−3型により測色しC値を求めて色濃度の尺度と
した。
また、部分的な濃色むらを肉眼判定で測定することによ
り均染性の尺度とした。
実施例15〜26 染色性向上剤として第3表に示した共重合体の塩を用い
た他は実施例14と全く同様にして染色を行った。得られ
た結果を第3表に示した。
比較例17 染色性向上剤として比較参考例1で得られた比較共重合
体(1)を用いた他は実施例14と全く同様にして染色を
行った。得られた結果を第4表に示した。
比較例18〜29 染色性向上剤として第4表に示した重合体の塩を用いた
他は実施例14と全く同様にして染色を行った。得られた
結果を第4表に示した。
比較例30 染色性向上剤としてエチレンジアミンテトラ酢酸ナトリ
ウムを用いた他は実施例14と全く同様にして染色を行っ
た。得られた結果を第4表に示した。
比較例31 染色性向上剤としてトリポリリン酸ナトリウムを用いた
他は実施例14と全く同様にして染色を行った。得られた
結果を第4表に示した。
比較例32 染色性向上剤を全く用いなかった他は実施例14と全く同
様にして染色を行った。得られた結果を第4表に示し
た。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルロース系繊維を染色するに際し、 一般式 (但し式中、A1及びA2はそれぞれ独立に水素、メチル基
    又は−COOX2を表わし且つA1及びA2は同時に−COOX2とな
    ることはなく、 A3は水素、メチル基又は−CH2COOX3を表わし且つA3が−
    CH2COOX3の場合にはA1及びA2はそれぞれ独立に水素又は
    メチル基を表わし、 X1、X2及びX3はそれぞれ独立に又は一緒に水素、1価金
    属、2価金属、アンモニウム基又は有機アミン基を表わ
    す。) で示される不飽和カルボン酸系単量体(I)40〜99.5モ
    ル%および一般式 (但し式中、R1及びR2はそれぞれ独立に水素又はメチル
    基を表わし且つR1及びR2は同時にメチル基となることは
    なく、 R3は−CH2−、−(CH2−又は−C(CH3−を表
    わし且つR1、R2は及びR3中の合計炭素数は3であり、 Yは炭素数2〜3のアルキレン基を表わし、nはOまた
    は1〜100の整数である。) で示される不飽和アルコール系単量体(II)0.5〜60モ
    ル%からなる単量体成分より導かれた平均分子量が1,00
    0〜100,000の水溶性共重合体(A)を用いることを特徴
    とするセルロース系繊維の染色方法。
  2. 【請求項2】nが0である水溶性共重合体(A)を用い
    る請求項1記載の染色方法。
  3. 【請求項3】nが1〜50である水溶性共重合体(A)を
    用いる請求項1記載の染色方法。
  4. 【請求項4】平均分子量が2,000〜50,000である水溶性
    共重合体(A)を用いる請求項1記載の染色方法。
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JPH01250481A (ja) 1989-10-05

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