JPH0788473B2 - モノアゾ化合物及びそれを用いる疎水性繊維の染色法 - Google Patents

モノアゾ化合物及びそれを用いる疎水性繊維の染色法

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JPH0788473B2
JPH0788473B2 JP62045952A JP4595287A JPH0788473B2 JP H0788473 B2 JPH0788473 B2 JP H0788473B2 JP 62045952 A JP62045952 A JP 62045952A JP 4595287 A JP4595287 A JP 4595287A JP H0788473 B2 JPH0788473 B2 JP H0788473B2
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清保 橋本
正夫 西栗
泰嘉 植田
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住友化学工業株式会社
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B29/00Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling
    • C09B29/06Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from coupling components containing amino as the only directing group
    • C09B29/08Amino benzenes
    • C09B29/0805Amino benzenes free of acid groups
    • C09B29/0807Amino benzenes free of acid groups characterised by the amino group
    • C09B29/0809Amino benzenes free of acid groups characterised by the amino group substituted amino group
    • C09B29/0811Amino benzenes free of acid groups characterised by the amino group substituted amino group further substituted alkylamino, alkenylamino, alkynylamino, cycloalkylamino aralkylamino or arylamino
    • C09B29/0813Amino benzenes free of acid groups characterised by the amino group substituted amino group further substituted alkylamino, alkenylamino, alkynylamino, cycloalkylamino aralkylamino or arylamino substituted by OH, O-C(=X)-R, O-C(=X)-X-R, O-R (X being O,S,NR; R being hydrocarbonyl)

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はモノアゾ化合物およびその疎水性繊維への適用
に関するものである。
〈従来の技術〉 近年、消費者ニーズの高級化指向が強まる中で、自動車
の内装に繊維材料が使用されることが多くなってきてい
る。とりわけ、ポリエステル繊維材料は、その優れた耐
熱性および耐光性から、自動車内装用素材としての用途
が増加してきている。それに伴い、その着色剤である分
散染料に対しても、優れた堅牢性、特に高温下における
耐光堅牢性が要求されるようになってきた。
耐光堅牢度は、通常、JIS-L0842に規定された条件(63
±3℃)で40乃至80時間露光を行なっているが、自動車
内装用途では83±3℃の高温下でしかも400乃至600時間
の露光に耐える堅牢度が要求されている。特に自動車シ
ートの用途では、蓄熱性を有するウレタンフオーム上に
ポリエステル素材を張り付けて使用しており、更に苛酷
な条件に耐える染料が必要とされている。
通常のJIS-L0842の条件での耐光堅牢度が良好であって
も、上記のような苛酷な条件では、著しく耐光性が低い
場合が多く、JIS法の結果からは一概に予想しにくい状
況になっている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 耐光性に優れる青色染料としては、下式(イ)および
(ロ) で示される化合物が実用化されているが、これらはいず
れも、ビルドアップ性が劣り濃度がでないという欠点が
ある他、アントラキノン系であるためにコストが高いと
いう問題を有している。
一方、コスト的に有利でかつビルドアップ性にも優れる
アゾ系青色染料として、下式(ハ) で示される化合物が実用化されているが、通常のJIS-L0
842の条件での耐光堅牢度では実用上問題のないもの
の、前記した自動車内装用途での耐光堅牢度試験では著
しく耐光性が低下し、実用上、全く使用できないもので
ある。
また、下式(ニ) で示される化合物も知られているが、このものは染着
性、ビルドアップ性を含む染料特性が劣り、実用上問題
である。
本発明者らは、ビルドアップ性、耐光堅牢性、特に自動
車内装用途における耐光性に優れ、コスト的にも有利な
染料を見い出すことを目的に鋭意研究を行なった結果、
特定の化合物が目的とする性能を有することを見い出し
た。
〈問題を解決するための手段〉 本発明は下記一般式(I) (式中、R1は炭素数2〜8の直鎖または分岐アルキル
基、R2は炭素数1〜4の直鎖または分岐アルキル基を表
わす。) で示されるモノアゾ化合物、およびそれを使用すること
を特徴とする疎水性繊維の染色方法を提供する。
前記一般式(I)中、R1で表わされるアルキル基として
は、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n
−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブ
チル基、n−ペンチル基、iso−ペンチル基、n−ヘキ
シル基、iso−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オク
チル基、iso−オクチル基、2−エチルヘキシル基など
があげられ、R2で表わされるアルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、
n−ブチル基、iso−ブチル基などがあげられる。
これらの中、R1としては、エチル基、n−プロピル基、
iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基などが
好ましく、R2としては、メチル基、エチル基などが好ま
しい。
前記一般式(I)で示されるモノアゾ化合物は、下記一
般式(II) (式中、Xは、ハロゲン原子、Yは、ハロゲン原子また
はシアノ基、R1,R2は各々前記の意味を表わす。) で示される化合物を、公知の方法、例えば、特公昭45-7
85号公報に記載された方法により、極性溶媒中シアン化
金属と反応させて容易に得ることができる。
また、下記式(III) で示されるアミンを、公知の方法、例えば、特公昭44-2
6375号公報に記載された方法により、ジアゾ化し、下記
一般式(IV) (式中、R1,R2は各々前記の意味を表わす。) で示される化合物とカップリングすることによっても、
一般式(I)で示されるモノアゾ化合物を得ることがで
きる。
このようにして得られた化合物を染料として用いるにあ
たっては常法に従って分散化を行う。分散化は例えばサ
ンドミル中で、ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合
物、リグニンスルホン酸、クレゾール・シェファー酸ホ
ルマリン縮合物等のアニオン系分散剤あるいはポリオキ
シエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル類その他の非イオン系分散剤等
の各種の分散剤から選択した分散剤を用い、適量の水性
媒体中で行うことができる。得られた分散染料液は液状
のままで、あるいは乾燥して粉体または顆粒として用い
ることができる。
本発明の化合物(I)は、ポリアミド繊維、ポリエステ
ル繊維等の合成繊維、ジまたはトリアセテート等の半合
成繊維あるいはそれらと天然繊維との混合繊維材料、と
りわけ、ポリエステル繊維およびそれと天然または再生
のセルロース繊維との混合繊維を通常の浸染法、連続染
色法または捺染法などによって鮮明な青色に染色するこ
とができる。
本発明の化合物は、染着性ビルドアップ性などの染色性
に優れ、また、湿潤堅牢度、昇華堅牢度、後加工堅牢
度、耐光堅牢度特に自動車内装用途としての耐光堅牢度
にも優れた染色物を与えることができる。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明する。実施
例中、部とは重量部を表わし、また色調はポリエステル
繊維上のものを表わす。
実施例1 2−(2−ブロモ−6−シアノ−4−ニトロフェニルア
ゾ)−5−(N,N−ビス−2−エトキシカルボニルオキ
シエチル)アミノアセトアニリド6.35部をジメチルホル
ムアミド100部に溶解させ、シアン化第一銅1.8部を添加
して室温で約5時間かくはんして反応を終了させる。反
応終了後、過して残渣をとり除いた後、水中にジスチ
ャージして結晶を析出させる。析出した結晶を別、水
洗、乾燥して、下記式(1)の化合物が得られた。
なお、2−(2−ブロモ−6−シアノ−4−ニトロフェ
ニルアゾ)−5−(N,N−ビス−2−エトキシカルボニ
ルオキシエチル)アミノアセトアニリドは、2−ブロモ
−6−シアノ−4−ニトロアニリンをジアゾ化し、3−
(N,N−ビス−2−エトキシカルボニルオキシエチル)
アミノアセトアニリドとカップリングすることにより得
た。
実施例2 2,6−ジシアノ−4−ニトロアニリン1.9部を78%硫酸に
0〜5℃で分散させる。0〜5℃で43%ニトロシル硫酸
3.1部を加えた後、同温度で5時間かくはんしてジアゾ
化する。一方、3−(N,N−ビス−2−n−プロポキシ
カルボニルオキシエチル)アミノアセトアニリド4.1部
を氷酢酸10部に溶解し、氷で冷却しながら、0〜5℃で
前記ジアゾ化物を加える。同温度で1時間かくはんして
カップリング反応を終了させる。析出した結晶を別、
水洗、乾燥して、下記式(2)の化合物が得られた。
実施例3 実施例1で得た化合物(1)および実施例2で得た化合
物(2)を用いて下記の操作により染色を行った。
a)分散液の調整 化合物(1)又は(2) 20部 アニオン系分散剤(注1) 20部 水 60部 合計 100部 (注1)ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物 上記混合物をサンドミル注で10時間処理し、分散液を得
た。
b)染色 a)で得た分散液3部を水3000部と共に染色用ポットに
入れ、酢酸を用いてpH5に調整する。次いでポリエステ
ル織物100部を投入し、130℃で60分間染色を行う。染色
終了後常法により還元洗浄すすぎを行い、次いで乾燥す
る。耐光堅牢度をはじめとする諸堅牢度にすぐれ、鮮明
で濃度の高い青色の染色物が得られる。
実施例4〜47 実施例1または2と同様にして下表に示す化合物を得、
各々、実施例3と同様にして、ポリエステル織物を染色
した。
実施例48 実施例1で得た化合物(1)を用いて下記の操作により
染色を行った。
a)分散液の調整 化合物(1) 20部 アニオン系分散剤(注1) 20部 水 60部 合計 100部 (注1)実施例3を参照 上記混合物をサンドミル注で10時間処理し、分散液を得
た。
b)染色 a)で得た分散液6部を水1500部と共に染色用ポットに
入れ、酢酸0.6部、酢酸ソーダ2.4部およびスミポンTF
(住友化学工業株式会社製染色助剤)1.5部を加える。
次いで、ポリエステル繊維起毛織物100部を投入し、130
℃で60分間染色を行う。染色終了後、常法により還元洗
浄すすぎを行い、次いで乾燥する。耐光堅牢度をはじめ
とする諸堅牢度にすぐれ、鮮明で濃度の高い赤味青色の
染色物が得られる。この染色物は、特に、下記に示すよ
うな(注2)自動車内装用素材としての耐光性試験にお
いて良好な結果を示した。
(注2)自動車内装用素材としての耐光堅牢度試験法 染色物にウレタンフオームを裏打したものをフェードメ
ーター(ブラックパネル温度83℃)で300時間照射し、
照射部分の変退色をJIS L-0804の変退色用グレースケー
ルと比較して判定した。
実施例49 実施例3のa)で得た分散液を用い、下記の組成の捺染
糊を調整する。
(捺染糊組成) 上記分散液 3部 ハーフエマルジョン元糊(注2) 60部 酒 石 酸 0.3部 塩素酸ナトリウム 0.2部 水 残部 合計 100部 (注2)ハーフエマルジョン元糊組成 灯 油 70部 水 25部 ビスコンKM-8(注3) 5部 合計 100部 (注3)新中村化学(株)製品:乳化剤 上記を高速ミキサー中で混合したエマルジョン30部とメ
イプロガムNP12%ペースト(グリナウ社製品)70部とを
混合してハーフエマルジョン元糊とする。
こうして得た糊染糊を用いてポリエステル布に手捺染を
行う。次いでこの布を乾燥し、175℃で7分間過熱蒸気
処理を行う。以下常法により還元洗浄及び乾燥を行う。
堅牢かつ鮮明な青色捺染布が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 秀雄 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−320(JP,A) 特公 昭44−24707(JP,B1) 特公 昭45−785(JP,B1) 特公 昭44−26375(JP,B1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) (式中、R1は炭素数2〜8の直鎖または分岐アルキル
    基、R2は炭素数1〜4の直鎖または分岐アルキル基を表
    わす。) で示されるモノアゾ化合物。
  2. 【請求項2】下記一般式(I) (式中、R1は炭素数2〜8の直鎖または分岐アルキル
    基、R2は炭素数1〜4の直鎖または分岐アルキル基を表
    わす。) で示されるモノアゾ化合物を使用することを特徴とする
    疎水性繊維の染色方法。
JP62045952A 1987-02-27 1987-02-27 モノアゾ化合物及びそれを用いる疎水性繊維の染色法 Expired - Lifetime JPH0788473B2 (ja)

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