JPH078831A - 粉砕装置の制御方法 - Google Patents

粉砕装置の制御方法

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JPH078831A
JPH078831A JP15399493A JP15399493A JPH078831A JP H078831 A JPH078831 A JP H078831A JP 15399493 A JP15399493 A JP 15399493A JP 15399493 A JP15399493 A JP 15399493A JP H078831 A JPH078831 A JP H078831A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉砕装置において原料の被粉砕性が変化して
も製品の取り出し量を一定に維持し得る制御方法を提供
する。 【構成】 セパレータ3から主粉砕機1に戻される原料
の量と、主粉砕機からセパレータに送られる原料の量と
の少なくともいずれか一方を検出し、それに基づいて予
備粉砕機2であるローラミルにおけるローラ23の圧下
力を調節することで予備粉砕機から主粉砕機へ送る原料
の粒度を調節する。そして、原料の被粉砕性が変化した
ような場合においては、予備粉砕機での粉砕を促進また
は抑制して主粉砕機に送る原料の粒度をそれまでと同等
に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属や鉱物あるいはセ
ラミックス原料等を粉砕するために用いられる粉砕装置
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の粉砕装置の一従来例として、図
3に示すように、たとえばチューブミルからなる主粉砕
機1の前段に、ローラミルからなる予備粉砕機2を設置
するとともに、主粉砕機1の後段にはセパレータ3を設
置してなるものが知られている。この粉砕装置は、原料
をコンベア4によって予備粉砕機2に供給し、そこであ
る程度まで粗く粉砕してからバケットエレベータ5によ
り主粉砕機1に移送してそこでさらに細かく粉砕するよ
うにしている。そして、主粉砕機1によって粉砕した原
料をバケットエレベータ6によりセパレータ3に移送
し、そこで所定の粒度より細かいものと粗いものとに分
別して前者を製品として取り出し、後者は主粉砕機1に
戻してさらに粉砕を行うようにしている。
【0003】予備粉砕機2であるローラミルは、テーブ
ル21を駆動機構22により水平面内において回転させ
るとともに、そのテーブル21上においてローラ23を
転動させることでテーブル21上に供給した原料を粉砕
する型式のものであり、原料の種別等によりローラ23
のテーブル21に対する圧下力が油圧制御機構24によ
り調節されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
粉砕装置においては、通常、一定量の原料を連続的に供
給して定常的な連続運転を行うのであるが、供給される
原料の性状が変化すると取り出される製品の量も変動し
てしまうという不具合がある。すなわち、原料を一定量
ずつ連続的に供給していても、原料が粉砕され難い性状
のものに変化したとすると、予備粉砕機2から主粉砕機
1に送られる原料の粒度が粗くなってしまうとともに主
粉砕機1からセパレータ3に送られる原料の粒度も粗く
なり、その結果、セパレータ3から主粉砕機1に戻され
る量が増大して製品として取り出される量が減少してし
まうのである。逆に、原料が粉砕され易い性状のものに
変化したとすると、セパレータ3から主粉砕機1に戻さ
れる量が減少して製品として取り出される量が増大して
しまうのである。
【0005】したがって、上記従来の粉砕装置において
製品の量を一定に維持するためには、原料の被粉砕性に
応じて供給量をそのつど増減させねばならないが、その
ような制御は供給原料性状に設備能力が従属することに
なり、また、得られる製品の細かさが変動してしまうか
ら好ましくなく、有効な改善策が要望されていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情に鑑み
てなされたもので、主粉砕機からセパレータに送られる
原料の量またはセパレータから主粉砕機に戻される原料
の量の少なくともいずれか一方を検出し、その検出結果
に基づいて予備粉砕機であるローラミルのローラ圧下力
を調節することで予備粉砕機から主粉砕機へ送る原料の
粒度を調節するようにしたものである。
【0007】
【作用】上述したように、原料の被粉砕性が変化した場
合、そのままでは予備粉砕機から主粉砕機に送られる原
料の粒度が変化してしまうとともに主粉砕機からセパレ
ータに送られる原料の粒度も変化してしまい、その結
果、セパレータから主粉砕機に戻される原料の量が変化
して製品の量が変化し、さらには主粉砕機への供給量が
変化して主粉砕機からセパレータに送られる原料の量も
変化してしまうことになる。そこで、本発明では、セパ
レータから主粉砕機に戻される原料の量や主粉砕機から
セパレータに送られる原料の量を検出することで原料の
被粉砕性が変化したことを検知し、その場合は、予備粉
砕機から主粉砕機に送る原料の粒度をそれまでと同様に
維持するべく予備粉砕機ので粉砕を促進もしくは抑制さ
せる。予備粉砕機での粉砕の促進や抑制はローラの圧下
力を調節することで行う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の制御方法の実施例を図1およ
び図2を参照して説明する。本方法は、図3に示したよ
うな粉砕装置において原料の被粉砕性が変動したような
場合にも原料の供給量を増減することなく製品の量を一
定に保持するべく、主粉砕機1からセパレータ3に送ら
れる原料の量およびセパレータ3から主粉砕機1に戻さ
れる原料の量をそれぞれ検出し、それらの検出値に基づ
いて予備粉砕機2であるローラミルのローラ23の圧下
力を調節することによってそこでの粉砕を促進もしくは
抑制し、以て予備粉砕機2から主粉砕機1へ送る原料の
粒度を維持するように構成されている。
【0009】すなわち、本方法を実施するための粉砕装
置には、図1に示すように、セパレータ3から主粉砕機
1に戻される原料の量(単位時間当たりの重量)を計測
するためのロードセル30が設置されているとともに、
主粉砕機1から原料をセパレータ3に送るバケットエレ
ベータ6にはその動力負荷を検出するための負荷検出器
31が備えられ、それらの検出値はそれぞれ制御装置3
2に入力されるようになっている。
【0010】制御装置32は、入力された双方の検出値
に基づいて予備粉砕機2のローラ23の最適圧下力を設
定し、その制御信号を油圧制御機構24に出力するよう
になっている。油圧制御機構24は、図2に示すよう
に、ローラ23の圧下用油圧シリンダ40と、油圧ポン
プ41と、アキュムレータ42と、油圧シリンダ40の
作動方向を切り替えるための切替弁43と、油圧シリン
ダ40の作動圧を調節するための電磁比例リリーフ弁4
4から構成されており、そのリリーフ弁44に対して上
記制御装置32からの制御信号が入力されてその作動圧
が調節されることで、油圧シリンダ40の作動圧が調節
されてローラ23の圧下力が最適に設定されるようにな
っている。
【0011】この場合、制御装置32は、ロードセル3
0および負荷検出器31の検出値が基準値より増大した
場合にはローラ23の圧下力の設定値を大きくするよう
にし、逆に、検出値が基準値より低下した場合にはロー
ラ23の圧下力の設定値を小さくする。
【0012】すなわち、原料を一定量ずつ供給して連続
的かつ定常的な運転が行われている場合には、セパレー
タ3から主粉砕機1に戻される量、主粉砕機1からセパ
レータ3に送られる量、製品の量のいずれもが一定に保
たれ、ロードセル30および負荷検出器31の検出値は
一定値を保ち、予備粉砕機2のローラ23の圧下力も一
定に保たれる。
【0013】しかし、原料の被粉砕性が変化してたとえ
ば粉砕され難いものに変化した場合、予備粉砕機2から
主粉砕機1へ送られる原料の粒度はそれまでより粗くな
ってしまうとともに、主粉砕機1からセパレータ3に送
られる原料の粒度も粗くなってしまう。したがって、セ
パレータ3によって製品として分別されるものが少なく
なり、主粉砕機1に戻される量が多くなり、ロードセル
30の検出値は大きくなる。また、その結果、主粉砕機
1への供給量がそれまでより増大することになり、バケ
ットエレベータ6によってセパレータ3に送られる原料
の量が増大し、バケットエレベータ6の負荷が増大して
負荷検出器31の検出値は増大する。
【0014】したがって、そのような場合には、制御装
置32がローラ23の圧下力を大きくするように油圧シ
リンダ40の作動圧を制御し、それによって予備粉砕機
2における粉砕を促進して主粉砕機1に送る原料の粒度
が粗くなることを防止し、それまでと同等程度の粒度の
原料を主粉砕機1に送るようにする。これにより、主粉
砕機1からセパレータ3に送られる原料の粒度もそれま
でと同等に維持され、セパレータ3から主粉砕機1に戻
される量が増大してしまうことが防止されるとともに製
品として取り出される量が減少することもない。
【0015】逆に、原料が粉砕され易いものに変化した
場合には、予備粉砕機2から主粉砕機1へ送られる原料
の粒度はそれまでより細かくなってしまうとともに、主
粉砕機1からセパレータ3に送られる原料の粒度も細か
くなるから、セパレータ3によって製品として分別され
るものが多くなるとともに主粉砕機1に戻される量が少
なくなり、主粉砕機1への供給量がそれまでより減少し
てバケットエレベータ6の負荷が低下し、ロードセル3
0と負荷検出器31の検出値は低下する。この場合は、
制御装置32がローラ23の圧下力を小さくするように
油圧シリンダ40の作動圧を制御して予備粉砕機2にお
ける粉砕を抑制し、主粉砕機1に送る原料の粒度が細か
くなることを防止してそれまでと同等程度の粒度の原料
を主粉砕機1に送り、以て、製品の量が維持され、ま
た、製品の細かさも安定する。
【0016】以上のように、セパレータ3から主粉砕機
1に戻される原料の量と、主粉砕機1からセパレータ3
に送られる原料の量とをそれぞれロードセル30および
負荷検出器31により検出し、それらの検出結果に基づ
いて予備粉砕機2であるローラミルにおけるローラ23
の圧下力を調節することによってそこでの粉砕を促進ま
たは抑制することにより、原料の被粉砕性が変化した場
合においても製品の取り出し量が変動してしまうことを
確実に防止でき、常に一定量の製品を得ることができる
とともに製品の細かさも安定し、原料の性状に応じて供
給量を調節するような必要がなくなり、定常的かつ効率
的な連続運転を行い得る。
【0017】なお、上記実施例では、セパレータ3から
主粉砕機1に戻される原料の量をロードセル30により
検出するようにしたが、原料の量を検出し得るものであ
ればロードセルに限らず他の型式の検出器を採用しても
良い。また、上記実施例では、主粉砕機1からセパレー
タ3に送られる原料の量をバケットエレベータ6の負荷
検出器31により検出するようにしたが、これも他の型
式の検出器を採用し得るし、バケットエレベータ6以外
の移送機構を採用しても良い。
【0018】さらに、上記実施例では、セパレータ3か
ら主粉砕機1に戻される原料の量と、主粉砕機1からセ
パレータ3に送られる原料の量の双方を検出するように
したが、必ずしもそれらの双方を検出することはなく、
いずれか一方のみを検出してその検出結果に基づいて制
御を行うことでも良い。しかし、上記実施例のように2
箇所からデータを取るようにすれば、必要に応じてそれ
らを相互に補完することでより精度の高い制御を行うこ
とができ、そのようにすることが好ましい。
【0019】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明は、セパ
レータから主粉砕機に戻される原料の量と主粉砕機から
セパレータに送られる原料の量の少なくともいずれか一
方を検出し、それに基づいて予備粉砕機のローラ圧下力
を調節することで予備粉砕機から主粉砕機へ送る原料の
粒度を調節するので、原料の被粉砕性が変化したような
場合においては予備粉砕機での粉砕が促進または抑制さ
れて主粉砕機に送られる原料の粒度をそれまでと同等に
維持することができ、したがって常に一定量の製品を得
ることができるとともに原料の性状に依らず一定の細か
さの製品が得られ、定常的かつ効率的な連続運転を行い
得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための粉砕装置の系統図
である。
【図2】同装置におけるローラの圧下力を調節するため
の油圧制御機構の系統図である。
【図3】粉砕装置の従来例を示す系統図である。
【符号の説明】
1 主粉砕機 2 予備粉砕機(ローラミル) 3 セパレータ 6 バケットエレベータ 23 ローラ 24 油圧制御機構 30 ロードセル 31 負荷検出器 32 制御装置 40 油圧シリンダ 41 油圧ポンプ 42 アキュムレータ 43 切替弁 44 リリーフ弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主粉砕機の前段にローラミルからなる予
    備粉砕機を設置するとともに、主粉砕機の後段には主粉
    砕機から送られた原料を製品と主粉砕機に戻す原料とに
    分別するためのセパレータを設置してなる粉砕装置の制
    御方法であって、前記主粉砕機からセパレータに送られ
    る原料の量または前記セパレータから主粉砕機に戻され
    る原料の量の少なくともいずれか一方を検出し、その検
    出結果に基づいて前記予備粉砕機におけるローラの圧下
    力を調節することで予備粉砕機から主粉砕機へ送る原料
    の粒度を調節することを特徴とする粉砕装置の制御方
    法。
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