JPH0788115A - レーザー医療用ファイバーチップ - Google Patents

レーザー医療用ファイバーチップ

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JPH0788115A
JPH0788115A JP5239785A JP23978593A JPH0788115A JP H0788115 A JPH0788115 A JP H0788115A JP 5239785 A JP5239785 A JP 5239785A JP 23978593 A JP23978593 A JP 23978593A JP H0788115 A JPH0788115 A JP H0788115A
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JP
Japan
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optical
optical fiber
chip
tip
optical chip
Prior art date
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Pending
Application number
JP5239785A
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English (en)
Inventor
Takeshi Udagawa
毅 宇田川
Daiji Nishizawa
代治 西澤
Tetsuya Shiraishi
徹也 白石
Katsushi Inoue
克司 井上
Seiji Fukutomi
誠二 福冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
IHI Corp
Research Development Corp of Japan
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 スリーブ5の一端側に形成した光ファイバー
挿入孔8に、先端部側端面10に研磨、洗浄処理を行っ
た光ファイバー1を挿入し、スリーブ5の他端側に形成
した光ファイバー挿入孔8に連なる光チップ挿入孔9
に、先端部を円錐形に形成した光チップ4をその基端部
側端面11が光ファイバー1の先端部側端面10と密着
するように挿入し、光ファイバー1の先端部側端面10
と光チップ4の基端部側端面11とをオプティカルコン
タクトにより一体的に接合するとともに、スリーブ5に
対して光ファイバー1の先端部と光チップ4とをかしめ
加工により拘束している。 【効果】 光チップ4の先端を容易に成形することがで
き、光ファイバー1の屈曲性を損うことなく、光チップ
4の先端部から外部へ広い範囲に向ってレーザービーム
Lを射出することができ、また、光ファイバー1から光
チップ4へ入射するレーザービームLの損失が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザー医療用ファイバ
ーチップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、生体組織の病巣部に所定波長のレ
ーザービームを照射し、生体組織の凝固、止血、蒸散
(切除、切開)を行ったり、光線力学的治療(PDT)
を行うことが実施されている。
【0003】このような治療を行うための手段として、
特開昭61−25544号公報に開示されたレーザー内
視鏡用光ファイバアプリケータがある。
【0004】従来の光ファイバーアプリケータは、図3
に示すように、屈曲性を有する光ファイバー1を加工し
たものである。
【0005】光ファイバー1は、酸化珪素(SiO2
等の光透過性物質を線状に形成したコア部2の外側部
に、高分子ポリマ等よりなるクラッド部(図示せず)を
介してテフロン等の合成樹脂よりなる外皮部3を被覆さ
せた構成を有している。
【0006】光ファイバーアプリケータは、上記の光フ
ァイバー1の先端の外皮部3を撤去してコア部2の先端
を露出させ、該コア部2の先端を円錐形に成形加工した
構成を有し、コア部2によって搬送されるレーザービー
ムLが、コア部2の先端から外部へ広い範囲に向って射
出されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コア部2を
形成する酸化珪素は、機械加工に対して比較的脆い物性
を有し、また、コア部2の直径が光ファイバー1に屈曲
性を具備させるために細くなっているので、コア部2の
先端を切削加工等によって図3に示すような円錐形に成
形しようとすると、欠損が生じてコア部2の先端を適切
な形状に成形できないことがある。
【0008】本発明は光ファイバの屈曲性を損うことな
く広い範囲へに向ってレーザービームを射出することが
できるレーザー医療用ファイバーチップを提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載したレーザー医療用ファイ
バーチップにおいては、屈曲性を有する光ファイバー
と、該光ファイバーよりも大きい外径を有し且つ光ファ
イバーの先端部側端面に基端部側端面がオプティカルコ
ンタクトによって接合された光透過性物質よりなる光チ
ップと、該光チップ及び光ファイバーの先端部の双方に
外嵌され且つ両部材を相互に拘束するスリーブとを備
え、前記の光チップの先端部を円錐形に形成している。
【0010】また、本発明の請求項2に記載したレーザ
ー医療用ファイバーチップにおいては、屈曲性を有する
光ファイバーと、該光ファイバーよりも大きい外径を有
し且つ光ファイバーの先端部側端面に基端部側端面がオ
プティカルコンタクトによって接合された光透過性物質
よりなる光チップと、該光チップ及び光ファイバーの先
端部の双方に外嵌され且つ両部材を相互に拘束するスリ
ーブとを備え、前記の光チップの先端部を凹面状に形成
している。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に記載したレーザー医療用フ
ァイバーチップでは、光チップの外径を光ファイバーよ
りも大きく形成させ、光チップの先端を容易に円錐形に
成形できるようする。
【0012】よって、光ファイバーの屈曲性を損うこと
なく、光チップの先端部から外部へ広い範囲に向ってレ
ーザービームを射出することができる。
【0013】また、光チップと光ファイバーとがオプテ
ィカルコンタクトによって接合されているので、光ファ
イバーから光チップへ入射するレーザービームの損失が
少なく、ハイ・パワーのレーザー光を導光することがで
き、効果的なレーザー治療を実施することができる。
【0014】本発明の請求項2に記載したレーザー医療
用ファイバーチップでは、光チップの外径を光ファイバ
ーよりも大きく形成させ、光チップの先端を容易に凹面
状に成形できるようする。
【0015】よって、光ファイバーの屈曲性を損うこと
なく、光チップの先端部から外部へ広い範囲に向ってレ
ーザービームを射出することができる。
【0016】また、光チップと光ファイバーとがオプテ
ィカルコンタクトによって接合されているので、光ファ
イバーから光チップへ入射するレーザービームの損失が
少なく、ハイ・パワーのレーザー光を導光することがで
き、効果的なレーザー治療を実施することができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0018】図1は本発明のレーザー医療用ファイバー
チップの第1の実施例を示すもので、図3と同一の符号
を付した部分は同一物を表わしている。
【0019】4は酸化珪素(SiO2)等の光透過性物
質よりなる光チップであり、該光チップ4は、光ファイ
バー1のコア部2よりも大きい外径を有している。
【0020】上記の光チップ4の先端部は、切削加工等
によって円錐形に成形加工した後、光学研磨されてい
る。
【0021】5はスリーブであり、該スリーブ5は、小
径部6と、該小径部6よりも大きい外径を有する大径部
7とを一体的に形成したものである。
【0022】小径部6には、前記の光ファイバー1の先
端部が挿入可能な内径を有する光ファイバー挿入孔8が
穿設され、また、大径部7には、前記の光チップ挿入孔
8に連なり且つ光チップ4が挿入可能な光チップ挿入孔
9が穿設されている。
【0023】上記のリーブ5の光ファイバー挿入孔8に
は光ファイバー1の先端部が挿入され、また、光チップ
挿入孔9には光チップ4が、該光チップ4の基端部側端
面11と前記の光ファイバー1のコア部2の先端部側端
面10とが互いに密着するように挿入されている。
【0024】このように、スリーブ5の挿入孔8,9に
光ファイバー1、光チップ4とを挿入する際には、光フ
ァイバー1のコア部2の先端部側端面10並びに光チッ
プ4の基端部側端面11に対して研磨及び洗浄処理を行
い、光ファイバー1のコア部2を形成する光透過性物質
の分子と光チップ4を形成する光透過性物質の分子とが
相互に拡散するオプティカルコンタクトによって、光フ
ァイバー1のコア部2の先端部側端面10と光チップ4
の基端部側端面11とが一体的に接合されるようにす
る。
【0025】また、スリーブ5の小径部6及び大径部7
に対して径方向に外力を付与し、光ファイバー1の先端
部と光チップ4とが、かしめ加工によってそれぞれスリ
ーブ5に拘束されるようにする。
【0026】上述した構成を有する本実施例において
は、コア部2によって搬送されるレーザービームLは光
チップ4に入射し、更に、光チップ4の先端部から外部
へ広い範囲に向って射出される。
【0027】このレーザービームLを外部へ射出させる
光チップ4は、光ファイバー1のコア部2よりも大きい
外径を有しているので、切削加工等によって光チップ4
の先端部を成形する際に欠損が生じにくく、光チップ4
の先端を容易に円錐形に成形することができる。
【0028】一方、光ファイバー1は、従来のものと同
形状であるため、光ファイバー1の屈曲性が損われるこ
とはない。
【0029】また、光ファイバー1のコア部2の先端部
側端面10と光チップ4の基端部側端面11とがオプテ
ィカルコンタクトにより一体的に接合されているので、
コア部2から光チップ4へ入射するレーザービームLの
損失が少なく、ハイ・パワーのレーザー光を導光するこ
とができ、効果的なレーザー治療を実施することができ
る。
【0030】更に、スリーブ5に対して光ファイバー1
の先端部と光チップ4とが、それぞれかしめ加工に拘束
されているので、レーザー治療を行う際に光ファイバー
1を押し引きしても、該光ファイバー1と光チップ4と
が分離してしまうことがない。
【0031】図2は本発明のレーザー医療用ファイバー
チップの第2の実施例を示すもので、図1と同一の符号
を付した部分は同一物を表わしている。
【0032】12は酸化珪素(SiO2)等の光透過性
物質よりなる光チップであり、該光チップ12は、光フ
ァイバー1のコア部2よりも大きい外径を有している。
【0033】上記の光チップ12の先端部は、切削加工
等によって凹面状に成形加工した後、光学研磨されてい
る。
【0034】本実施例は、この光チップ12を、図1に
示すレーザー医療用ファイバーチップにおける光チップ
4と置換した構成を有している。
【0035】すなわち、光チップ12は、スリーブ5の
光チップ挿入孔9に光チップ12の基端部側端面13と
前記の光ファイバー1のコア部2の先端部側端面10と
が互いに密着するように挿入され、オプティカルコンタ
クトによって、光ファイバー1のコア部2の先端部側端
面10と光チップ12の基端部側端面13とが一体的に
接合されている。
【0036】また、光チップ12は、かしめ加工によっ
てスリーブ5に拘束されるようにする。
【0037】上述した構成を有する本実施例において
は、コア部2によって搬送されるレーザービームLは光
チップ12に入射し、更に、光チップ12の先端部から
外部へ広い範囲に向って射出される。
【0038】このレーザービームLを外部へ射出させる
光チップ12は、光ファイバー1のコア部2よりも大き
い外径を有しているので、切削加工等によって光チップ
12の先端部を成形する際に欠損が生じにくく、光チッ
プ12の先端を容易に凹面状に成形することができる。
【0039】一方、光ファイバー1は、従来のものと同
形状であるため、光ファイバー1の屈曲性が損われるこ
とはない。
【0040】また、光ファイバー1のコア部2の先端部
側端面10と光チップ12の基端部側端面13とがオプ
ティカルコンタクトにより一体的に接合されているの
で、コア部2から光チップ12へ入射するレーザービー
ムLの損失が少なく、ハイ・パワーのレーザー光を導光
することができ、効果的なレーザー治療を実施すること
ができる。
【0041】更に、スリーブ5に対して光ファイバー1
の先端部と光チップ12とが、それぞれかしめ加工に拘
束されているので、レーザー治療を行う際に光ファイバ
ー1を押し引きしても、該光ファイバー1と光チップ1
2とが分離してしまうことがない。
【0042】なお、本発明のレーザー医療用ファイバー
チップは、上述した実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のレーザー医
療用ファイバーチップによれば、下記のような種々の優
れた効果を奏し得る。
【0044】(1)本発明の請求項1に記載したレーザ
ー医療用ファイバーチップにおいては、光チップの外径
を光ファイバーよりも大きく形成しているので、光チッ
プに欠損を生じさせることなく該光チップの先端を容易
に円錐形に成形することができ、光ファイバーにより搬
送されるレーザービームを光チップの先端部から外部へ
広い範囲に向って射出させることができる。
【0045】(2)本発明の請求項2に記載したレーザ
ー医療用ファイバーチップにおいては、光チップの外径
を光ファイバーよりも大きく形成しているので、光チッ
プに欠損を生じさせることなく該光チップの先端を容易
に凹面状に成形することができ、光ファイバーにより搬
送されるレーザービームを光チップの先端部から外部へ
広い範囲に向って射出させることができる。
【0046】(3)本発明の請求項1及び請求項2に記
載したレーザー医療用ファイバーチップのいずれにおい
ても、光チップの外径だけを大きくしているので、光フ
ァイバーの屈曲性が損われない。
【0047】(4)本発明の請求項1及び請求項2に記
載したレーザー医療用ファイバーチップのいずれにおい
ても、光ファイバーの先端部側端面と光チップの基端部
側端面とがオプティカルコンタクトにより一体的に接合
されているので、光ファイバーから光チップへ入射する
レーザービームの損失が少なく、ハイ・パワーのレーザ
ー光を導光することができ、効果的なレーザー治療を実
施することができる。
【0048】(5)本発明の請求項1及び請求項2に記
載したレーザー医療用ファイバーチップのいずれにおい
ても、光ファイバーの先端部と光チップとがスリーブに
よって相互に拘束されているので、レーザー治療を行う
際に光ファイバーを押し引きしても、該光ファイバーと
光チップとが分離してしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザー医療用ファイバーチップの第
1の実施例を示す切断側面図である。
【図2】本発明のレーザー医療用ファイバーチップの第
2の実施例を示す切断側面図である。
【図3】従来の光ファイバーアプリケータの一例を示す
切断側面図である。
【符号の説明】
1 光ファイバー 4,12 光チップ 5 スリーブ 10 先端部側端面 11,13 基端部側端面
フロントページの続き (72)発明者 西澤 代治 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 白石 徹也 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 井上 克司 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 福冨 誠二 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲性を有する光ファイバーと、該光フ
    ァイバーよりも大きい外径を有し且つ光ファイバーの先
    端部側端面に基端部側端面がオプティカルコンタクトに
    よって接合された光透過性物質よりなる光チップと、該
    光チップ及び光ファイバーの先端部の双方に外嵌され且
    つ両部材を相互に拘束するスリーブとを備え、前記の光
    チップの先端部を円錐形に形成したことを特徴とするレ
    ーザー医療用ファイバーチップ。
  2. 【請求項2】 屈曲性を有する光ファイバーと、該光フ
    ァイバーよりも大きい外径を有し且つ光ファイバーの先
    端部側端面に基端部側端面がオプティカルコンタクトに
    よって接合された光透過性物質よりなる光チップと、該
    光チップ及び光ファイバーの先端部の双方に外嵌され且
    つ両部材を相互に拘束するスリーブとを備え、前記の光
    チップの先端部を凹面状に形成したことを特徴とするレ
    ーザー医療用ファイバーチップ。
JP5239785A 1993-09-27 1993-09-27 レーザー医療用ファイバーチップ Pending JPH0788115A (ja)

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