JPH0787673A - 充電制御方式 - Google Patents

充電制御方式

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JPH0787673A
JPH0787673A JP22742093A JP22742093A JPH0787673A JP H0787673 A JPH0787673 A JP H0787673A JP 22742093 A JP22742093 A JP 22742093A JP 22742093 A JP22742093 A JP 22742093A JP H0787673 A JPH0787673 A JP H0787673A
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voltage
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batteries
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JP22742093A
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Masahiko Kasashima
雅彦 笠島
Hirohito Motomiya
裕仁 本宮
Naoki Isooka
直希 磯岡
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、直列接続された二次電池それぞれ
に、充電電流をバイパスするバイパス回路を設け、この
各バイパス回路を定電流充電時の各電池電圧に従い選択
的に動作制御する構成として、先に4.2Vに達した二
次電池が過充電になるのを防止することを特徴とする。 【構成】直列接続された二次電池11A,11Bの各電
池電圧を測定する電池電圧検出回路12A,12Bと、
直列接続された電池各々に設けられた充電電流バイパス
回路13A,13Bと、この充電電流バイパス回路13
A,13Bを検出電圧に従い個別に動作制御する制御回
路14とを具備して、組電池の充電時に充電電流バイパ
ス回路によりセルの過充電を回避することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定電圧充電を必要とす
る二次電池の充電装置を備えた機器に適用される充電制
御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】定電圧充電を必要とする二次電池の従来
の充電制御を図6及び図7を参照して説明する。ここで
は充電最大電圧(既定電圧)が単セル当たり4.2Vの
リチウムイオン二次電池を2セル直列接続した構成を例
にとって説明する。
【0003】リチウムイオン二次電池は、充電時の電池
端子電圧が単セル当たり4.2Vを越えてはならない。
そこで図7に示すように、まず、定電流で充電を開始
し、端子電圧が4.2Vに達した時点で定電圧充電に切
り替え、次第に充電電流を減少させる充電制御を必要と
する。
【0004】従来、直列接続されたリチウムイオン二次
電池の充電制御は、図6(a)に示す構成、又は図6
(b)に示す構成により実現されていた。図6(a)に
示す構成では、制御回路63の充電制御で、直列接続さ
れた二次電池61A,61Bに、先ず定電流充電が行な
われ、この充電時に於いて、直列接続された二次電池6
1A,61Bの全体の電圧が電圧検出回路62で監視さ
れ制御回路63に供給される。
【0005】直列接続された二次電池61A,61Bの
全体の電圧(組電池全体の電圧)が8.4V(単セル当
たり4.2V)になったことを検出すると、充電モード
が定電流充電から定電圧充電に移行し、充電電流を減少
させて一定時間後、充電を停止する。
【0006】しかしながら上記した図6(a)に示す構
成では、容量のばらつき等により、いずれか一方の電池
(例えば61A)が先に4.2Vになり、その際、他方
の電池(例えば61B)が例えば4.0Vであった場
合、直列接続された二次電池61A,61B全体の電圧
を監視して制御しているため、制御回路63は単セル当
たり4.2Vに達していないと判断し続け、組電池の電
圧が8.4Vになった時点では、それぞれ二次電池61
A,61Bの電圧が4.3Vと4.1Vとなってしま
い、一方の電池(61A)が過充電してしまう不都合が
あった。
【0007】そこでこのような問題を解消すべく図6
(b)に示す構成が考えられた。図6(b)に示す構成
では、直列接続された二次電池61A,61B各々の電
圧が電圧検出回路62A,62Bで監視され、二次電池
61A,61Bの何れかが4.2Vになったことを検出
すると、充電モードが定電流充電から定電圧充電に移行
し、充電電流を減少させて一定時間後、充電を停止す
る。
【0008】しかしながら上記した図6(b)に示す構
成では、直列接続された二次電池61A,61Bの何れ
か一方が先に4.2Vに達すると、定電圧充電に移るた
め、他方の電池が4.2Vにならずに充電が終わってし
まい、満充電にならないことがある。更に、この図6
(b)に示す構成では、充電された電池を放電する場
合、満充電になっていない電池が先に放電仕切ってしま
うため組、電池全体の容量が見かけ上少なくなってしま
う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、定電
圧充電が必要な二次電池を用いた組電池の充電制御に於
いて、図6(a)に示す構成では、直列接続された二次
電池全体の電圧を監視して充電制御を行なっているた
め、容量のばらつき等により、いずれか一方の電池が先
に既定電圧(4.2V)に達しても、直列接続された二
次電池全体の電圧が既定電圧(8.4V)に達するまで
は定電流充電が継続されることから一方の電池が過充電
になる不都合が生じるという問題があり、又、図6
(b)に示す構成では、直列接続された二次電池の何れ
か一方が先に既定電圧に達すると、定電圧充電に移るた
め、他方の電池が既定電圧にならずに定電流充電が終わ
ってしまい、満充電にならない不都合が生じるという問
題があった。更に図6(b)に示す構成では、満充電に
なっていない電池が先に放電仕切ってしまうため組電池
全体の容量が見かけ上少なくなってしまうという問題が
あった。
【0010】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
定電圧充電が必要な二次電池を用いた組電池の充電制御
に於いて、直列接続された二次電池各々を適正かつ安全
に充電制御でき、過充電、過放電等による電池の寿命低
下を防止することのできる充電制御方式を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明1 本発明は、直列接続された二次電池それぞれに、充電電
流をバイパスするバイパス回路を設け、この各バイパス
回路を定電流充電時の各電池電圧に従い選択的に動作制
御する構成として、先に4.2Vに達した二次電池が過
充電になるのを防止することを特徴とする。
【0012】即ち、図1に示すように、二次電池単セル
を直列接続した組電池のセル単位(電池11A,11
B)の各電池電圧を測定する電池電圧測定手段(検出回
路12A,12B)と、直列接続された各セル毎に設け
られた充電電流バイパス回路(13A,13B)と、こ
の充電電流バイパス回路(13A,13B)を上記測定
電圧に従い個別に動作制御する充電制御手段(制御回路
14)とを具備して、組電池の充電時に充電電流バイパ
ス回路によりセルの過充電を回避することを特徴とす
る。
【0013】発明2−1 又、本発明は、n個の二次電池を直列接続した組電池の
充電制御装置に於いて、組電池全体の電圧をn等分した
各直列接続点の電圧値をそれぞれ個別に入力する増幅度
1のn−1個の増幅器と、この増幅器の出力端と各電池
の対応する直列接続点との間に個別に介在されたスイッ
チと、このスイッチをオン/オフ制御する手段とを具備
して、組電池の充電時に、直列接続された電池の電圧が
異なるとき、電圧の高い電池の充電電流より大きな電流
を電圧の低い電池に流して、直列接続された各電池の電
圧が等しくなるように制御することを特徴とする。
【0014】即ち、図3に示すように、組電池の電圧を
電池単セルの本数で等分した電圧を発生する固定抵抗
(R1 ,R2 )と、この回路で発生した電圧を入力し、
二次電池(31A,31B)の直列接続点へ固定抵抗
(R3 )を介して出力する増幅度1の増幅器(32)
と、充電電流路に介在されて充電の有無を検知しスイッ
チ33の制御を行なう充電検知回路34とを具備してな
る構成として、充電時にのみ、電圧が低い電池に大きい
充電電流を流し、各電池電圧を等しくする機能回路を実
現する。
【0015】発明2−2 又、図4に示すように、組電池の電圧を単電池の本数で
等分した電圧を発生する固定抵抗(R1 ,R2 )と、そ
こで発生した電圧を[+]入力端子に、二次電池(31
A,31B)の直列接続点の電圧を[−]入力端子に接
続し、これらの電圧差(Vdif )を検知する増幅器(4
2)と、この増幅器(42)の出力により二次電池(3
1A,31B)の充電電流の制御を行なう充電電流制御
装置(43a,43b)と、充電電流路に介在されて、
充電の有無を検知し充電電流制御装置(43a,43
b)の動作を制御する充電検知回路(44)とを具備し
てなる構成として、充電時のみ、充電電流制御装置(4
3a,43b)を機能させて、充電電流制御装置(43
a,43b)の充電電流制御により、電圧が低い電池
に、電圧が高い電池の充電電流値より大きい放電電流を
流し、電池電圧を等しくする機能回路を実現する。
【0016】
【作用】発明1 直列接続されたリチウムイオン二次電池の充電時に於い
て、先ず定電流で充電を開始することにより、電池電圧
が徐々に上昇し、その際の各電池電圧が電池電圧測定手
段(電池電圧検出回路)で監視される。充電制御手段
(制御回路)は、一方の電池が先に既定電圧である4.
2Vに達したことを判断すると、その電池に対応して設
けられたバイパス回路を動作させ、4.2Vに達した電
池をバイパスした充電電流路を形成する。これにより、
4.2Vに達していない電池のみに対して充電(定電流
充電)が継続される。直列接続された全ての電池が4.
2Vに達すると、充電制御手段は、バイパス回路の動作
を解除して、定電圧充電に切り替える。その後、充電電
流は次第に減少し一定時間後、各電池が満充電となって
充電が完了する。
【0017】発明2−1 定電流充電時に於いて、増幅器は、スイッチを介し、対
応する電池の直列接続点に電圧補正回路を形成し、電圧
の高い電池の充電電流より大きな電流を電圧の低い電池
に流すように直列接続点を電圧補正して、直列接続され
た各電池の電圧が等しくなるように制御する。
【0018】発明2−2 定電流充電時に於いて、増幅器は直列接続された二次電
池の電圧差(Vdif )を検知すると、充電電流制御装置
を制御して、電圧が低い電池に、電圧が高い電池の充電
電流値より大きい放電電流を流し、電池電圧が等しくな
るように制御する。
【0019】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。 発明1 図1は本発明の第1実施例の構成を示すブロック図であ
る。同図(a)には充電開始時及び正常時の充電電流経
路を示し、同図(b)には片方の二次電池(11B)が
先に既定電圧(4.2V)に達した場合の充電電流経路
を示している。
【0020】図1に於いて、11A,11Bは直列接続
されたリチウムイオン二次電池である。12A,12B
はリチウムイオン二次電池11A,11B各々の電池電
圧を個別に監視する電池電圧検出回路であり、検出電圧
はそれぞれ後述する制御回路14に供給される。
【0021】13A,13Bはリチウムイオン二次電池
11A,11Bの充電電流をバイパスするバイパス回路
であり、制御回路14の制御により、直列接続されたリ
チウムイオン二次電池11A,11Bのいずれかが先に
満充電になった場合に、その電池の充電電流をバイパス
させる。
【0022】14は充電電流のバイパス制御を含む充電
制御を行なう制御回路であり、電池電圧検出回路12
A,12Bで検出した電池電圧の状態によりリチウムイ
オン二次電池11A,11Bのバイパス回路13A,1
3Bを制御する。
【0023】図2は上記第1実施例の動作を説明するた
めのフローチャートである。ここで上記第1実施例の動
作を説明する。直列接続されたリチウムイオン二次電池
11A,11Bの充電時に於いて、制御回路14は先ず
定電流で充電を開始する(図2ステップS1 )。この定
電流充電により、リチウムイオン二次電池11A,11
Bの電池電圧が徐々に上昇しはじめ、この際の各電池電
圧が電池電圧検出回路12A,12Bで監視される。
【0024】この定電流充電に於いて、二次電池11
A,11Bの電池電圧にばらつきが生じた場合の充電制
御を図1(b)を参照して説明する。直列接続されたリ
チウムイオン二次電池11A,11Bのうち、電池11
Bが先に4.2Vに達すると、制御回路14は、電池電
圧検出回路12A,12Bより入力した検出電圧から電
池11Bが4.2Vに達したことを認識して、電池11
Bのバイパス回路13Bを動作させる(図2ステップS
2 ,S3 )。
【0025】これにより、電池11Bのバイパス回路1
3Bを介在した、即ち電池11Bをバイパスした充電電
流路が形成され、制御回路14から出力される充電電流
が、図示するように、4.2Vに達していない電池11
A、及び電池11Bのバイパス回路13Bを介して流れ
る。
【0026】電池11Aの充電が進行し、電池11Aの
電池電圧が4.2Vに達すると、制御回路14は、電池
11Bのバイパス回路13Bの動作を解除して、8.4
Vの定電圧充電に切り替える(図2ステップS4 ,S5
)。その後、充電電流は図7に示すように次第に減少
し一定時間後、電池11A,11Bは、それぞれ満充電
となり、充電を完了する。
【0027】このような充電制御により、リチウムイオ
ン二次電池の過充電による寿命の低下を防止することが
できる。又、直列接続された電池に電圧のアンバランス
が発生しても、全ての電池を確実に満充電できる。
【0028】発明2−1 図3は本発明の第2実施例の構成を示すブロック図であ
る。図3に於いて、31A,31Bは組電池を構成する
互いに直列接続された二次電池であり、ここでは二次電
池31Aの電池電圧をV1 とし、二次電池31Bの電池
電圧をV2 とする。
【0029】32は増幅率1の増幅器であり、入力端は
組電池全体の電圧を二等分した電圧を生じる固定抵抗R
1 ,R2 の直列接続点に接続され、出力端は固定抵抗R
3 、及びスイッチ33を介して二次電池31A,31B
の直列接続点に接続される。
【0030】33は二次電池31A,31Bの直列接続
点と増幅器32の出力端との間に固定抵抗R3 を介して
介在されたスイッチであり、充電検知回路34の出力に
よりオン/オフ制御されるもので、充電検知時にオン状
態となる。
【0031】34は充電電流路に介在された充電検知回
路であり、充電を検知したときスイッチ33をオン制御
する。R1 ,R2 は組電池の電圧を電池単セルの本数で
等分した電圧を発生する、同抵抗値の固定抵抗であり、
ここでは直列接続された2セルの電池で組電池が構成さ
れていることから組電池の電圧を2等分(V1 +V2 /
2)する。
【0032】R3 は電池の充電電流を制御するための固
定抵抗であり、R4 は組電池外部からの充電電流の有無
を検知するための固定抵抗である。Ichは外部から供給
される充電電流である。
【0033】ここで第2実施例の動作を説明する。ここ
では説明を簡素にするため、増幅器32自身が消費する
電流は無視して説明を行なう。直列接続された二次電池
31A,31Bに於いて、先ず、二次電池31Aの電池
電圧V1 と、二次電池31Bの電池電圧V2 との関係
が、V1 >V2 の場合について説明する。
【0034】増幅器32の増幅度は1なので、出力端子
の電圧は入力端子の電圧と同じ[V1 +V2 /2]にな
り、固定抵抗R3 の両端の電圧は、[(V1 +V2 /
2)−V2 ]となり、[{(V1 +V2 /2)−V2 }
/R3 ]アンペア(以下I1 と呼ぶ)の電流が増幅器3
2から二次電池31A,31Bの方向に流れる。
【0035】そのため、放電電流Ichのうち、I1 が増
幅器32から二次電池31Bへ流れるため、二次電池3
1Aへ流れる充電電流はIch−I1 となる。二次電池3
1Bへ流れる充電電流はIchで、電池電圧の低い二次電
池31Bの方へ多く充電電流が流れる。
【0036】これらの動作は、充電検知回路34によっ
て、充電が検知されたときにのみ行なわれ、個々の二次
電池31A,31Bの電圧が等しくなるように動作す
る。又、V1 <V2 の場合は以下のように動作する。
【0037】増幅器32の増幅度は1なので、出力端子
の電圧は入力端子の電圧と同じ[V1 +V2 /2]にな
り、固定抵抗R3 の両端の電圧は、[(V1 +V2 /
2)−V2 ]となり、Ichの電流が二次電池31A,3
1Bから増幅器32の方向に流れる。二次電池31Aへ
流れる充電電流はIchとなり、二次電池31Bへ流れる
充電電流は[Ich−I1 ]で、電池電圧の低い二次電池
31Aの方へ多く充電電流が流れる。これらの動作は充
電検知回路34によって、充電が検知されたときにのみ
行なわれ、個々の二次電池31A,31Bの電圧が等し
くなるように動作する。
【0038】発明2−2 図4は本発明の第3実施例の構成を示すブロック図であ
る。図4に於いて、41A,41Bは組電池を構成する
互いに直列接続された二次電池であり、ここでは二次電
池41Aの電池電圧をV1 とし、二次電池41Bの電池
電圧をV2 とする。
【0039】42は増幅器であり、二次電池41A,4
1Bの直列接続点の電圧と、組電池の電圧を単電池の本
数で等分した電圧との電圧差(Vdif )を検知し、この
電圧差(Vdif )によって充電電流制御装置43a,4
3bのインピーダンスを切り換える。
【0040】43a,43bは充電電流制御装置であ
り、充電検知回路44によって充電を検知した場合にの
み動作し、電圧差(Vdif )が生じるとインピーダンス
を低く、電圧差(Vdif )がゼロの場合にはインピーダ
ンスを高くし、二次電池41A,41Bの充電電流を制
御する。但し、充電電流制御装置43aはV1>V2の
ときのみ動作し、充電電流制御装置43bはV1<V2
のときのみ動作し、その逆の場合はハイインピーダンス
となっている。
【0041】44は充電電流路に介在された充電検知回
路であり、検知出力により充電電流制御装置43a,4
3bを制御するもので、充電を検知したとき充電電流制
御装置43a,43bを動作状態にし、充電を検知しな
いときは動作しない状態にする。
【0042】R1 ,R2 は組電池の電圧を電池単セルの
本数で等分した電圧を発生する、同抵抗値の固定抵抗で
あり、ここでは直列接続された2セルの電池で組電池が
構成されていることから組電池の電圧を2等分(V1 +
V2 /2)する。
【0043】R3 は組電池外部からの充電電流の有無を
検知するための固定抵抗である。Ichは外部から供給さ
れる充電電流である。ここで第3実施例の動作を説明す
る。
【0044】直列接続された二次電池41A,41Bに
於いて、先ず、二次電池41Aの電池電圧V1 と、二次
電池41Bの電池電圧V2 との関係が、V1 >V2 の場
合について説明する。
【0045】増幅器42で電圧差(Vdif )を検知する
と、充電電流制御装置43bはインピーダンスが高く電
流が流れない状態から変化しないが、充電電流制御装置
43aはインピーダンスが減少するように動作し、充電
電流Ichの一部が充電電流制御装置43aから二次電池
41Bへ流れる。したがって、二次電池41Aと二次電
池41Bへ流れる充電電流を比較すると、電池電圧の低
い二次電池41Bの方へ多く充電電流が流れる。
【0046】V1 <V2 の場合は、増幅器42で電圧差
(Vdif )を検知すると、充電電流制御装置43aは、
インピーダンスが高く電流が流れない状態から変化しな
いが、充電電流制御装置43bはインピーダンスが減少
するように動作し、充電電流Ichの一部が二次電池41
Aから充電電流制御装置43bへ流れる、したがって、
二次電池41Aと二次電池41Bへ流れる充電電流を比
較すると、電池電圧の低い二次電池41Aの方へ多く充
電電流が流れる。
【0047】V1 =V2 の場合は、増幅器42が電圧差
(Vdif =0)を検知すると、充電電流制御装置43
a,43bのインピーダンスは高いまま変化せず、充電
電流Ichが二次電池41Aと二次電池41Bへ流れる。
【0048】これらの動作は、充電検知回路44によっ
て、充電が検知されたときにのみ行なわれ、個々の二次
電池41A,41Bの電圧が等しくなるように動作す
る。上記した第3実施例により、組電池を構成する直列
接続された各電池の電圧が常に等しくなり、電池個々の
電圧差が原因で起きる過充電、あるいは過放電を防止し
て、単電池全てを確実に満充電でき、電池の破壊・寿命
低下等を防止することが可能となる。
【0049】上記した各実施例の組電池は、リチウムイ
オン等の二次電池単セルを直列接続した構成であった
が、図5に示すように、二次電池単セル(CE)をn個
並列接続し、この並列接続した電池をm個直列接続し
て、並列接続した電池毎に外部接続用端子(TA,TBは電
源端子)を設けてなる組電池構成で電池パック51を構
成することにより、大電流容量の二次電池が実現でき
る。この際、並列接続電池の各外部接続用端子間にそれ
ぞれ電池電圧検出回路52,52,…を設けて、各並列
接続電池単位で電圧を監視し、上記した各種実施例のい
ずれかにより、並列接続電池単位で充電電流制御を行な
うことにより、信頼性の高い大電流容量の二次電池が実
現できる。
【0050】又、上記した各実施例は、組電池を構成す
る二次電池として、リチウムイオン二次電池以外に、例
えば鉛蓄電池、リチウム鉛蓄電池、Ni−Zn電池等、
定電圧充電を必要とする各種の二次電池を用いた組電池
に適用できる。
【0051】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、定
電圧充電が必要な二次電池を用いた組電池の充電制御に
於いて、直列接続された二次電池各々を適正かつ安全に
充電制御でき、過充電、過放電等による電池の寿命低下
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図。
【図2】上記第1実施例の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図3】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の各実施例に適用される組電池の構成例
を示す回路図。
【図6】従来の直列接続されたリチウムイオン二次電池
の充電制御機構の構成を示すブロック図。
【図7】リチウムイオン二次電池の充電特性を示す図。
【符号の説明】
11A,11B、31A,31B、41A,41B…二
次電池、12A,12B、52…電池電圧検出回路、1
3A,13B…バイパス回路、14…制御回路、42…
増幅器、33…スイッチ、34、44…充電検知回路、
43a,43b…充電電流制御装置、R1 ,R2 ,R3
,R4 …固定抵抗。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池単セルを直列接続した組み電池
    の充電制御に於いて、セル単位の各電池電圧を測定する
    電池電圧測定手段と、直列接続された各セル毎に設けら
    れた充電電流バイパス回路と、この充電電流バイパス回
    路を上記測定電圧に従い個別に動作制御する充電制御手
    段とを具備し、上記組み電池の充電時に充電電流バイパ
    ス回路によりセルの過充電を回避することを特徴とする
    二次電池の充電制御方式。
  2. 【請求項2】 二次電池単セルをn個並列接続し、この
    並列接続した電池をm個直列接続して、並列接続した電
    池毎に外部接続用端子を設けてなる電池パックと、この
    電池パックの並列接続された電池の各端子間電圧をそれ
    ぞれ個別に測定する電池電圧測定手段と、上記電池パッ
    クの並列接続された電池の各端子間に介在された充電電
    流バイパス回路と、この充電電流バイパス回路を制御す
    る手段とを具備し、電池パックの並列接続された電池の
    各端子間電圧に従い充電電流バイパス回路を制御して、
    電池パックを構成する二次電池の過充電を回避すること
    を特徴とした二次電池の充電制御方式。
  3. 【請求項3】 n個の二次電池を直列接続した組電池の
    充電制御装置に於いて、組電池全体の電圧をn等分する
    回路と、この回路でn等分した各直列接続点の電圧値を
    それぞれ個別に入力する増幅度1のn−1個の増幅器
    と、この増幅器の出力端と各電池の対応する直列接続点
    との間に個別に介在されたスイッチと、このスイッチを
    オン/オフ制御する手段とを具備し、組電池の充電時
    に、直列接続された電池の電圧が異なるとき、電圧の高
    い電池の充電電流より大きな電流を電圧の低い電池に流
    して、直列接続された各電池の電圧が等しくなるように
    制御することを特徴とした組電池の充電制御方式。
  4. 【請求項4】 n個の二次電池を直列接続した組電池の
    充電制御装置に於いて、組電池全体の電圧をn等分する
    回路と、直列接続された電池相互の電圧差を検知する回
    路と、この回路で検知した電圧差に従い、直列接続され
    た電池各々の充電電流を制御する電流制御回路とを具備
    し、組電池の充電時に、直列接続された電池の電圧が異
    なるとき、各電池の電圧差をなくすように、電圧の高い
    電池の充電電流より大きな電流を電圧の低い電池に流し
    て、直列接続された各電池の電圧が等しくなるように制
    御することを特徴とした組電池の充電制御方式。
  5. 【請求項5】 充電電流バイパス回路は電池電圧を目的
    とする一定の電圧値に保つように充電電流をバイパスす
    る請求項1又は2記載の二次電池の充電制御方式。
  6. 【請求項6】 充電電流バイパス回路は対応する電池の
    電圧が目的とする電圧値に達したとき充電電流を直接又
    は限流してバイパスする請求項1又は2記載の二次電池
    の充電制御方式。
  7. 【請求項7】 充電の対象となる二次電池が、鉛蓄電
    池、リチウム鉛蓄電池、リチウムイオン電池、Ni−Z
    n電池のいずれかにより構成される請求項1又は2又は
    3又は4記載の充電制御方式。
  8. 【請求項8】 充電電流路に介在された充電検知回路を
    有し、この充電検知回路の充電検知信号によりスイッチ
    をオン/オフ制御する請求項3記載の組電池の充電制御
    方式。
  9. 【請求項9】 充電電流路に介在された充電検知回路を
    有し、この充電検知回路の充電検知信号により電流制御
    回路の動作を制御する請求項4記載の組電池の充電制御
    方式。
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