JPH0787127B2 - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

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JPH0787127B2
JPH0787127B2 JP2175818A JP17581890A JPH0787127B2 JP H0787127 B2 JPH0787127 B2 JP H0787127B2 JP 2175818 A JP2175818 A JP 2175818A JP 17581890 A JP17581890 A JP 17581890A JP H0787127 B2 JPH0787127 B2 JP H0787127B2
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JP
Japan
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slider
insulating substrate
support shaft
hole
resistance film
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JP2175818A
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JPH0463401A (ja
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保 ▲吉▼村
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、チップ型等の可変抵抗器に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
チップ可変抵抗器は、一般に、絶縁基板に、上下両面に
開口した貫通孔を形成し、絶縁基板の上面のうち貫通孔
よりも外側の部位に、前記貫通孔を囲うように抵抗膜を
形成し、絶縁基板の上面のうち前記抵抗膜よりも内側の
部位に、前記貫通孔と同心状の孔を穿設した薄金属板製
の摺動子を配置し、絶縁基板及び摺動子に下方から挿入
した筒状の支持軸の上端をかしめ広げることにより、前
記摺動子を絶縁基板に対して回転可能に装着し、更に前
記摺動子に、前抵抗膜に接触する端子部を設けた構成に
なっている。
しかし、この形態の可変抵抗器においては、摺動子を回
転するに際して、支持軸のかしめ広げ部と摺動子との間
の摩耗のために摺動子の回転トルクが急激に低下して、
抵抗値の調節が不確実になるのことがあった。
この点について先行技術としての実開昭59−191712号公
報には、支持軸に、平座金と下向きに広がった断面ハ字
状の皿座金とを、皿座金が絶縁基板の上面に当接し平座
金が摺動子の下面に当接するように重ねた状態で被嵌
し、換言すると、摺動子と絶縁基板の上面との間に平座
金と皿座金とを介挿し、その状態で支持軸の上端をかし
め広げることが記載されている。
すなわちこの先行技術は、皿座金の弾性復元力を利用し
て摺動子と抵抗膜との接触圧力を一定に保持し、更に、
皿座金と摺動子との間に平座金を介挿することにより、
摺動子の回動操作に際して皿座金が回転することを防止
せんとしたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしこの先行技術では、抵抗膜に対する摺動子の接触
圧力を一定に保持することはできるが、単に絶縁基板に
摺動子をかしめ付けた構成に比べて部品点数が倍増する
ばかりか、2枚の座金を支持軸に被嵌する工程を必要と
するため、製造コストが大幅に崇むと言う問題があっ
た。また、全体の高さが2枚の座金の厚さ分だけ高くな
るため、抵抗器が崇高になると言う点も問題であった。
本発明は、この問題を解消した可変抵抗器を提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本発明は、 「絶縁基板に、上下両面に開口した貫通孔を形成し、該
絶縁基板の上面のうち貫通孔よりも外側の部位に、前記
貫通孔を囲うように抵抗膜を形成し、絶縁基板の上面の
うち前記抵抗膜よりも内側の部位に、前記貫通孔と同心
状の孔を穿設した薄金属板製の摺動子を直接に載置し、
前記絶縁基板及び摺動子に下方から挿入した筒状の支持
軸の上端をかしめ広げることにより、前記摺動子を絶縁
基板に対して回転可能に装着し、更に前記摺動子に、前
記抵抗膜に接触する端子部を設けて成る可変抵抗器にお
いて、前記絶縁基板の上面のうち前記貫通孔の周縁部
に、平面視で前記支持軸の上端のかしめ広げ部が嵌まる
ような広さの環状凹所を形成する」 の構成にした。
〔発明の作用・効果〕
このように構成すると、支持軸の上端をかしめ広げて摺
動子を絶縁基板に装着するに際して、支持軸のかしめ広
げ部の押圧力により、摺動子の内周縁が絶縁基板の環状
凹所内に嵌まるように弾性変形するから、摺動子は自身
の弾性復元力によって絶縁基板の上面に押圧された状態
に保持されるのであり、これにより、摺動子に付与する
回転トルクを安定化させることができる、換言すると、
抵抗膜に対する摺動子の接触圧力を一定に保持すること
ができるのであり、その結果、抵抗値を正確な調節する
ことができる。
そして、摺動子を絶縁基板の上面に直接に載置して支持
軸にてかしめ付けただけの単純な構造であるから、前記
先行技術のように部品点数の増加や組立工程の増加の問
題は全く生じず、従って、製造コストのアップを招来す
ることもないし、抵抗器が崇高になることもない。
従って本発明によると、製造コストのアップや製品の大
型化を招来することなく、抵抗値を正確に調節できる効
果を有する。
更に、支持軸や摺動子の寸法に誤差があったり、支持軸
のかしめ付けの強さに誤差があったりしても、それらの
誤差を摺動子の内周縁部の弾性変形によって吸収できる
から、品質を安定化できると共に不良率も低減できる。
例えば、筒状に形成した支持軸の上端部をかしめ広げる
場合、当該支持軸の上端部は内径が広がるように変形す
るもので、この場合、摺動子を絶縁基板の上面に直接に
載置した状態では支持軸の上端が絶縁基板の上面に近接
しているため、支持軸のかしめ付けの強さが強過ぎる等
すると、かしめ付けに際して内径が拡大した支持軸の上
端部によって絶縁基板における貫通孔の内周面が押圧さ
れ、このため貫通孔の上端縁にカケが発生したり場合に
よっては絶縁基板が割れたりする虞があるが、本発明で
は、支持軸の上端部の内径が拡大しても、環状凹所の存
在により、絶縁基板における貫通孔の内周面に対して押
圧力が作用することを防止できるから、絶縁基板にカケ
が発生したり絶縁基板が割れたりすることを確実に防止
して品質の安定化と不良率の低減に寄与できるのであ
る。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図において符号1は絶縁基板を示し、該絶縁基板1の平
面視略中央部には上下両面に開口した貫通孔2が穿設さ
れている。また、絶縁基板1の上面のうち貫通孔2より
も外側の部位には、平面視U字状の抵抗膜3が前記貫通
孔2を囲うようにして形成されている。
符号4は、前記絶縁基板1の下面に配設した金属板製の
端子板を示す。該端子板4には、前記貫通孔2内に嵌ま
る中空状の支持軸5を一体的に造形している。
前記絶縁基板1の上面のうち抵抗膜3よりも内側の部位
には、絶縁基板1の貫通孔2と同心状の孔6aを穿設した
金属板製の摺動子6が直接に載置されており、この摺動
子6を前記支持軸5の上端に被嵌し、支持軸5の上端を
かしめ広げることにより、摺動子6を絶縁基板1に対し
て回転可能に装着している(支持軸5のかしめ広げ部を
符号7で示す)。また、摺動子6には、前記抵抗膜3に
接触する端子部8を一体的に造形している。
前記抵抗膜3の両端は絶縁基板1の一側面に向けて延び
ており、絶縁基板1の一側面には抵抗膜3の端部に導通
する一対の側面電極9,10を形成している。摺動子6の上
部には、前記摺動子6におけるドライバー工具の受け入
れ溝11を形成している。この受け入れ溝11は、摺動子6
に二本の切線11a,11aを平行に刻設し、この両切線11aで
挟まれた部分11bを下向きに凹ませることによって形成
されている。
そして、絶縁基板1の上面のうち貫通孔2の周縁部に、
平面視で前記支持軸5のかしめ広げ部7が嵌まるような
広さの環状凹所1aを形成する。換言すると、絶縁基板1
に、支持軸5のかしめ広げによって摺動子6の内周縁6b
が下向きに変形するのを許容するようにした環状凹所1a
を形成する。
このように構成すると、支持軸5のかしめ広げによって
摺動子6の内周縁6bが弾性変形して、摺動子6は自身の
復元力によって絶縁基板1に弾性的に押圧した状態に保
持されるから、摺動子6の回転にて支持軸5のかしめ広
げ部7と摺動子6の内周縁6bとの間に摩耗が発生して
も、摺動子6の回転トルクが急激に低下することはな
く、従って、摺動子6に安定した回転トルクを付与して
抵抗値の調節を正確に行うことができるのである。ま
た、摺動子6を支持軸5のかしめ広げにて絶縁基板1に
装着しただけの単純な構造であるから、製造コストがア
ップしたり抵抗器が崇高になったりすることはない。
更に、支持軸5の寸法や摺動子6の寸法、或いは支持軸
5の先端のかしめ付けの強さに誤差があっても、それら
の誤差を摺動子6における貫通孔6aの周縁部6bの弾性変
形によって吸収できるから、それら部材の加工誤差等に
関係なく、品質を一定に保持することができるのであ
る。
例えば、筒状に形成した支持軸5の上端をかしめ広げる
場合、支持軸5の上端はその内径が拡大するように外向
きに広がり変形するもので、摺動子6を絶縁基板1の上
面に直接に載置した状態では支持軸5の上端が絶縁基板
1の上面に近接しているため、支持軸5の上端の広がり
変形によって絶縁基板1の貫通孔2の上端部に押圧力が
作用し、このため絶縁基板1のうち貫通孔2の上端縁に
カケが発生したり絶縁基板1が割れたりする虞がある
が、本発明においては、支持軸5の上端部の広がり変形
が環状凹所1aよって吸収されるから、絶縁基板1のカケ
や割れを生じることはないのである。
なお、環状凹所の断面形状は上記実施例のような三角形
に限らず、矩形等の他の形状で良いことは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の平面図、第2図は第1図のII
−II視断面図、第3図は第1図のIII−III視断面図であ
る。 1……絶縁基板、1a……環状凹所、2……貫通孔、3…
…抵抗膜、4……端子板、5……支持軸、6……摺動
子、6a……摺動子の孔、6b……摺動子の内周縁、7……
かしめ広げ部、8……端子部、11……ドライバー工具の
受け入れ溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板に、上下両面に開口した貫通孔を
    形成し、該絶縁基板の上面のうち貫通孔よりも外側の部
    位に、前記貫通孔を囲うように抵抗膜を形成し、絶縁基
    板の上面のうち前記抵抗膜よりも内側の部位に、前記貫
    通孔と同心状の孔を穿設した薄金属板製の摺動子を直接
    に載置し、前記絶縁基板及び摺動子の下方から挿入した
    筒状の支持軸の上端をかしめ広げることにより、前記摺
    動子の絶縁基板に対して回動可能に装着し、更に前記摺
    動子に、前記抵抗膜に接触する端子部を設けて成る可変
    抵抗器において、前記絶縁基板の上面のうち前記貫通孔
    の周縁部に、平面視で前記支持軸の上端のかしめ広げ部
    が嵌まるような広さの環状凹所を形成したことを特徴と
    する可変抵抗器。
JP2175818A 1990-07-02 1990-07-02 可変抵抗器 Expired - Lifetime JPH0787127B2 (ja)

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JP2175818A JPH0787127B2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 可変抵抗器

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JPH0463401A JPH0463401A (ja) 1992-02-28
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59191712U (ja) * 1983-06-06 1984-12-19 株式会社三協精機製作所 可変抵抗器
JPS6035507U (ja) * 1983-08-16 1985-03-11 アルプス電気株式会社 半固定可変抵抗器

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JPH0463401A (ja) 1992-02-28

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