JPH0786871A - 弾性表面波高周波フィルタ - Google Patents

弾性表面波高周波フィルタ

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JPH0786871A
JPH0786871A JP22465593A JP22465593A JPH0786871A JP H0786871 A JPH0786871 A JP H0786871A JP 22465593 A JP22465593 A JP 22465593A JP 22465593 A JP22465593 A JP 22465593A JP H0786871 A JPH0786871 A JP H0786871A
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JP
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acoustic wave
surface acoustic
series
resonator
high frequency
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JP22465593A
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Inventor
Taizo Kobayashi
泰三 小林
Kuniyuki Matsui
邦行 松井
Yasunari Hirao
康容 平尾
Kosuke Takeuchi
孝介 竹内
Kenichi Shibata
賢一 柴田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号線に対して直列に接続された共振器のイ
ンピーダンスの周波数特性を信号線に並列に接続した共
振器のインピーダンスの周波数特性と比較して、共振点
と反共新点の周波数差を保ったまま、急峻にすることを
目的とする。 【構成】 信号線に入出力端子が直列に接続された第1
の弾性表面波共振器52〜54と、上記の信号線に入出
力端子の一方が接続され他方が接地された第2の弾性表
面波共振器38〜40とから成り、上記第1の弾性表面
波共振器52〜54は、簾状電極弾性表面波変換器5
a,5b、6a,6b、7a,7bを各々二つ直列に具
備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性表面波高周波フィ
ルタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車・携帯電話の急速な普及に
ともない、小型・高性能の高周波フィルタとして、弾性
表面波高周波フィルタの必要性が高まり、既に、弾性表
面波高周波フィルタの一種であるトランスバーサル型フ
ィルタが実用化されている。
【0003】しかし、更なる特性改善課題として、低損
失化を図り、整合回路を不要にすることが要望され、こ
のため共振器型フィルタが注目されている。共振器型フ
ィルタの構成方法は種々考えられているが、ここではそ
の中の一つである梯子型の弾性表面波高周波フィルタに
ついて説明する。
【0004】図11は、従来の弾性表面波高周波フィル
タの回路図であり、図12はその等価回路図である。図
中107〜109は信号線に並列に接続された弾性表面
波共振器であり、110〜112は信号線に直列に接続
された弾性表面波共振器である。上記の弾性表面波共振
器107,110により第1のフィルタ機能単位が形成
され、弾性表面波共振器108,111により第2のフ
ィルタ機能単位が形成され、弾性表面波共振器109,
112により第3のフィルタ機能単位が形成される。弾
性表面波共振器107〜112は、二重共振特性を持つ
二端子の共振器である。また、図中50,51は弾性表
面波高周波フィルタにおける入出力端子を示す。
【0005】図13は、弾性表面波共振器の周波数特性
を理想化して示したグラフである。説明の簡略のため、
ここではインピーダンスは純リアクタンスであるとし、
直列接続された共振器110〜112のそれをX1、並
列接続された共振器107〜109のそれをX2として
示している。
【0006】さて、各々の共振器は二重共振特性を持っ
ているので、そのインピーダンスは0及び無限大になる
2つの共振周波数を持っている。仮にインピーダンスが
0になる周波数を共振周波数、若しくは、共振点と呼
び、インピーダンスが無限大になる周波数を反共振周波
数、若しくは、反共振点と呼ぶことにする。
【0007】上記共振器110〜112の共振点と共振
器107〜109の反共振点を一致させると、その周波
数付近においては、共振器110〜112はON状態に
なり、共振器107〜109はOFF状態になるため、
通過帯域となる。一方、共振器110〜112は反共振
点において、OFF状態になるため、通過帯域より高周
波側に減衰極が発生する。また、共振器107〜109
は共振点において、ON状態になるため、通過帯域より
低周波側でも減衰極が発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の弾性表面波高周波フィルタでは、図14の周波数特
性から明らかなように、高い帯域外減衰量を確保するこ
とができない。一方、高い帯域外減衰量を得ようとする
と挿入損失が増加してしまう。
【0009】この解決策としては、信号線に対して直列
に接続された共振器のインピーダンスの周波数特性を、
信号線に並列に接続した共振器のインピーダンスの周波
数特性と比較して、共振点と反共振点の周波数差を保っ
たまま急峻にすることが有効である。
【0010】インピーダンス特性を急峻にする方法とし
て、例えば、簾状電極弾性表面波変換器の電極指数を減
少させる方法がある。しかし、この方法ではインピーダ
ンスの変化が低周波数側と高周波数側で非対象に発生
し、共振点と反共振点の周波数が変化してしまうので、
上記の目的の為には適当でない。
【0011】また、電極指の交差幅を減少させる方法が
ある(特開平4−81823号公報参照)。しかし、電
極指の交差幅を元の数分の一程度まで減少させてしまう
と、電極指の端面での浮遊容量や電極表面波と電極指間
接続電極との相互作用など算出困難な要因が無視できな
くなり、やはり、共振点と反共振点の周波数差が変化し
てしまう。
【0012】本発明は、上記の事情に鑑み、信号線に対
して直列に接続された共振器のインピーダンスの周波数
特性を信号線に並列に接続した共振器のインピーダンス
の周波数特性と比較して、共振点と反共振点の周波数差
を保ったまま、急峻にすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の弾性表面波高周
波フィルタは、上記の課題を解決するために、信号線に
入出力端子が直列に接続された第1の弾性表面波共振器
と、上記の信号線に入出力端子の一方が接続され他方が
接地された第2の弾性表面波共振器とから成るフィルタ
機能単位を備えて成る弾性表面波高周波フィルタにおい
て、上記第1の弾性表面波共振器が、簾状電極弾性表面
波変換器を二つ以上直列に具備していることを特徴とし
ている。
【0014】また、本発明の弾性表面波高周波フィルタ
は、信号線に入出力端子が直列に接続された第1の弾性
表面波共振器と、上記の信号線に入出力端子の一方が接
続され他方が接地された第2の弾性表面波共振器とから
成るフィルタ機能単位を備えて成る弾性表面波高周波フ
ィルタにおいて、上記第2の弾性表面波共振器が、簾状
電極弾性表面波変換器を二つ以上並列に具備しているこ
とを特徴とする。
【0015】更に、上記構成において、フィルタ機能単
位を二つ以上直列に備えてもよいものである。
【0016】
【作用】上記第1の構成において、二つの簾状電極弾性
表面波変換器を直列に具備した弾性表面波共振器のイン
ピーダンスは、図10において点線で示されるように、
簾状電極弾性表面波変換器を一つだけ具備するもの(実
線で示す)に比べて2倍となる。
【0017】即ち、簾状電極弾性表面波変換器を一つだ
け具備する共振器のインピーダンスをZ1 (f)とする
と、簾状電極弾性表面波変換器を二つ直列に具備する共
振のインピーダンスZ2 (f)は、次の数式で示され
る。
【0018】
【数1】Z2 (f)=2・Z1 (f)
【0019】このように、第1の弾性表面波共振器のイ
ンピーダンスの周波数特性は、第2の弾性表面波共振器
のインピーダンスの周波数特性と比較して、共振点と反
共振点の周波数差を保ったまま急峻になる。よって、挿
入損失を減少できると同時に帯域外において高い減衰量
を得ることが可能となる。
【0020】また、第2の構成において、二つの簾状電
極弾性表面波変換器を並列に具備した弾性表面波共振器
のインピーダンスは、図10において一点鎖線で示され
るように、簾状電極弾性表面波変換器を一つだけ具備す
るもの(実線で示す)の半分となる。
【0021】即ち、簾状電極弾性表面波変換器を一つだ
け具備する共振器のインピーダンスをZ1 (f)とする
と、簾状電極弾性表面波変換器を二つ並列に具備する共
振のインピーダンスZ3 (f)は、次の数式で示され
る。
【0022】
【数2】Z3 (f)=Z1 (f)/2
【0023】従って、第1の弾性表面波共振器のインピ
ーダンスの周波数特性がそのままでも、第2の弾性表面
波共振器のインピーダンスとの対比ではその勾配は急峻
になるので、挿入損失を減少できると同時に帯域外にお
いて高い減衰量を確保することが可能となる。
【0024】
【実施例】(実施例1)以下、本発明をその実施例を示
す図に基づいて説明する。
【0025】図1に弾性表面波高周波フィルタの模式的
平面図を、図2にその等価回路図を示す。
【0026】この弾性表面波高周波フィルタは、弾性表
面波共振器38,52から成る第1のフィルタ機能単位
と、弾性表面波共振器39,53から成る第2のフィル
タ機能単位と、弾性表面波共振器40,54から成る第
3のフィルタ機能単位とを直列に接続して成るものであ
る。上記第1〜第3のフィルタ機能単位は、タンタル酸
リチウムから成る圧電性基板1上に形成されている。
【0027】上記の弾性表面波共振器52,53,54
は、各々入出力端子を備え、これら入出力端子を信号線
に直列に接続させている。一方、弾性表面波共振器3
8,39,40は、その入出力端子の一方を上記の信号
線に接続させ、他方を接地させている。なお、図中の5
0は弾性表面波高周波フィルタにおける入力端子であ
り、51が出力端子である。
【0028】上記の並列接続された弾性表面波共振器3
8〜40は、それぞれ一つの簾状電極弾性表面波変換器
2,3,4と、それを挟む一対のストリップ型梯子状反
射器14,15、16,17、18,19を備えて構成
されている。
【0029】一方、信号線に直列に接続された弾性表面
波共振器52〜54において、弾性表面波共振器52
は、直列接続された簾状電極弾性表面波変換器8,9を
具備し、弾性表面波共振器53は、直列接続された簾状
電極弾性表面波変換器10,11を具備し、弾性表面波
共振器54は、直列接続された簾状電極弾性表面波変換
器12,13を具備する。そして、簾状電極弾性表面波
変換器8〜13を挟むように一対のストリップ型梯子状
反射器26,27、28,29、30,31、32,3
3、34,35、36,37が備えられている。
【0030】即ち、弾性表面波共振器52は、直列接続
された弾性表面波共振器44,45から成り、弾性表面
波共振器53は、直列接続された弾性表面波共振器4
6,47から成り、弾性表面波共振器54は、直列接続
された弾性表面波共振器48,49から成る。
【0031】上記の簾状電極弾性表面波変換器2〜4,
8〜13の電極指数は全て100本としている。ただ
し、簾状電極弾性表面波変換器2〜4における電極指の
交差幅は200μmとし、簾状電極弾性表面波変換器8
〜13における電極指の交差幅は100μmとしてい
る。
【0032】また、ストリップ型梯子状反射器14〜1
9,26〜37の電極指数は全て180本としている。
【0033】上記の構成によれば、信号線に対し直列に
接続された弾性表面波共振器52〜54のインピーダン
スは、信号線に並列に接続された弾性表面波共振器38
〜40のインピーダンスに比較して、4倍のインピーダ
ンスを持ち、その周波数特性は急峻になる。これは、各
弾性表面波共振器52〜54が、二つの簾状電極弾性表
面波変換器44,45、46,47、48,49を直列
に備えていることに加え、これら簾状電極弾性表面波変
換器における電極指の交差幅が弾性表面波共振器38〜
40における電極指の交差幅の半分とされているためで
ある。
【0034】このように、共振点と反共振点が移動する
ことなしにインピーダンス特性の勾配が急峻になるの
で、挿入損失を少なくできると同時に帯域外において高
い減衰量を得ることができる。
【0035】図3は上記構造を有する弾性表面波高周波
フィルタの周波数特性を示したグラフである。図11の
従来構造の周波数特性を示す図14のグラフと比較する
と、帯域外減衰量が20dB以上大きくなっていること
が分かる。
【0036】(実施例2)以下、本発明の他の実施例を
図4及び図5に基づき説明する。
【0037】本実施例の弾性表面波高周波フィルタは、
実施例1では信号線に直列接続された弾性表面波共振器
における二つの簾状電極弾性表面波変換器の各々に一対
のストリップ型梯子状反射器が備えられているのに対
し、この実施例では、図4に示すように、信号線に直列
接続された弾性表面波共振器52,53,54における
二つの簾状電極弾性表面波変換器5a,5b、6a,6
b、7a,7bが一対のストリップ型梯子状反射器2
0,21、22,23、24,25をそれぞれ共用する
ように構成したものである。図5は、信号線に直列接続
された弾性表面波共振器の一つを拡大して示す模式的平
面図である。
【0038】二つの簾状電極弾性表面波変換器5a,5
b、6a,6b、7a,7bにおける電極指数は各々1
00本であり、交差幅は100μmに設定されている。
また、ストリップ型梯子状反射器20,21、22,2
3、34,25の電極指数は全て180本としている。
【0039】上記構成の弾性表面波高周波フィルタにお
いても、実施例1と同様、二つの簾状電極弾性表面波変
換器が直列接続された構造が得られる。従って、共振点
と反共振点が移動することなしにインピーダンス特性の
勾配が急峻になり、挿入損失を減少できると同時に帯域
外において高い減衰量を確保することができる。更に、
ストリップ型梯子状反射器を共用する構造としたので、
弾性表面波共振器の形成スペースが小さくなり、弾性表
面波高周波フィルタの小型化が図れることになる。
【0040】(実施例3)本実施例の他の実施例を図6
乃至図9に基づいて説明する。
【0041】図6に弾性表面波高周波フィルタの模式的
平面図を、図7にその等価回路図を示す。
【0042】この弾性表面波高周波フィルタは、弾性表
面波共振器82,85から成る第1のフィルタ機能単位
と、弾性表面波共振器83,86から成る第2のフィル
タ機能単位と、弾性表面波共振器84,87から成る第
3のフィルタ機能単位とを直列に接続して成るものであ
る。
【0043】上記の弾性表面波共振器85,86,87
は、各々入出力端子を備え、これら入出力端子を信号線
に直列に接続させている。一方、弾性表面波共振器8
2,83,84は、その入出力端子の一方を上記の信号
線に接続させ、他方を接地させている。
【0044】上記の直列接続された弾性表面波共振器8
5〜87は、それぞれ一つの簾状電極弾性表面波変換器
64,65,66と、それを挟む一対のストリップ型梯
子状反射器76,77、78,79、80,81を備え
て構成されている。
【0045】一方、信号線に並列に接続された弾性表面
波共振器82〜84において、弾性表面波共振器82
は、並列接続された簾状電極弾性表面波変換器58,5
9を具備し、弾性表面波共振器83は、並列接続された
簾状電極弾性表面波変換器60,61を具備し、弾性表
面波共振器84は、直列接続された簾状電極弾性表面波
変換器62,63を具備する。
【0046】そして、簾状電極弾性表面波変換器58,
59間及びその側方にはストリップ型梯子状反射器6
8,67,69が形成され、簾状電極弾性表面波変換器
60,61間及びその側方にはストリップ型梯子状反射
器71,70,72が形成され、簾状電極弾性表面波変
換器62,63間及びその側方にはストリップ型梯子状
反射器74,73,75が形成されている。
【0047】即ち、信号線に並列接続される弾性表面波
共振器82〜84は、二つの弾性表面波共振器を単に並
列接続して構成されるのではなく、本来なら二つの弾性
表面波共振器で四つ設けられるストリップ型梯子状反射
器を三つにして弾性表面波高周波フィルタの小型化を図
っている。図8には、上記信号線に並列接続された弾性
表面波共振器の一つを拡大して示している。
【0048】上記の簾状電極弾性表面波変換器58〜6
6の電極指数は全て100本としている。ただし、簾状
電極弾性表面波変換器58〜63の交差幅は200μm
とし、簾状電極弾性表面波変換器64〜66の交差幅は
100μmとしている。
【0049】また、ストリップ型梯子状反射器67〜8
1の電極指数は全て180本としている。
【0050】上記の構成によれば、信号線に並列に接続
された弾性表面波共振器82〜84は、二以上の簾状電
極弾性表面波変換器を並列に具備して成り、更に、交差
幅が2倍であるので、この共振器82〜84のインピー
ダンスは、簾状電極弾性表面波変換器を一つ具備するも
のと比較して1/4以下となる。
【0051】従って、信号線に直列接続された弾性表面
波共振器85〜87のインピーダンスの周波数特性がそ
のままでも、並列接続された弾性表面波共振器82〜8
4のインピーダンスとの対比ではその勾配は急峻にな
る。
【0052】これにより、実施例1,2と同様、挿入損
失を少なくできると同時に帯域外において高い減衰量を
確保することができる。
【0053】図9は上記構造を有する弾性表面波高周波
フィルタの周波数特性を示したグラフである。図11の
従来構造の周波数特性を示す図14のグラフと比較する
と、帯域外減衰量が20dB以上大きくなっていること
が分かる。
【0054】なお、以上の実施例では、弾性表面波共振
器は簾状電極弾性表面波変換器を二つ備えることとした
が、それ以上備える構成でもよいことは勿論である。ま
た、第1の弾性表面波共振器が、簾状電極弾性表面波変
換器を二つ以上直列に具備し且つ第2の弾性表面波共振
器が、簾状電極弾性表面波変換器を二つ以上並列に具備
する構成としてもよいものである。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、信号線
に対して直列に接続された共振器のインピーダンスの周
波数特性を、信号線に並列に接続した共振器のインピー
ダンスの周波数特性と比較して、共振点と反共振点の周
波数差を保ったまま急峻にすることができるので、低挿
入損失と高帯域外減衰量を同時に満足させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性表面波高周波フィルタの模式的平
面図である。
【図2】図1の弾性表面波高周波フィルタの等価回路図
である。
【図3】図1の弾性表面波高周波フィルタの周波数特性
図である。
【図4】本発明の他の実施例の弾性表面波高周波フィル
タの模式的平面図である。
【図5】図4の弾性表面波高周波フィルタにおける信号
線に直列接続された弾性表面波共振器の一つを拡大して
示す模式的平面図である。
【図6】本発明の他の実施例の弾性表面波高周波フィル
タの模式的回路図である。
【図7】図6の弾性表面波高周波フィルタの等価回路図
である。
【図8】図6の弾性表面波高周波フィルタにおける信号
線に並列接続された弾性表面波共振器の一つを拡大して
示す模式的平面図である。
【図9】図6の弾性表面波高周波フィルタの周波数特性
図である。
【図10】二つの簾状電極弾性表面波変換器を直列に具
備した弾性表面波共振器(点線)のインピーダンスの周
波数特性と、二つの簾状電極弾性表面波変換器を並列に
具備した弾性表面波共振器(一点鎖線)のインピーダン
スの周波数特性と、一つの簾状電極弾性表面波変換器を
具備した弾性表面波共振器(実線)のインピーダンスの
周波数特性を各々示すグラフである。
【図11】従来の弾性表面波高周波フィルタの模式的平
面図である。
【図12】図11の弾性表面波高周波フィルタの等価回
路図である。
【図13】弾性表面波高周波フィルタに使用する理想的
二重共振型弾性表面波共振器のリアクタンスの周波数特
性図である。
【図14】図11の弾性表面波高周波フィルタの周波数
特性図である。
【符号の説明】
1 タンタル酸リチウム基板 2〜4,8〜13,58〜66 簾状電極弾性表面波変
換器 14〜37,67〜81 ストリップ型梯子状反射器 38〜40,82〜84 信号線に並列接続された弾性
表面波共振器 52〜54,85〜87 信号線に直列接続された弾性
表面波共振器
フロントページの続き (72)発明者 竹内 孝介 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 柴田 賢一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線に入出力端子が直列に接続された
    第1の弾性表面波共振器と、上記の信号線に入出力端子
    の一方が接続され他方が接地された第2の弾性表面波共
    振器とから成るフィルタ機能単位を備えて成る弾性表面
    波高周波フィルタにおいて、 上記第1の弾性表面波共振器が、簾状電極弾性表面波変
    換器を二つ以上直列に具備していることを特徴とする弾
    性表面波高周波フィルタ。
  2. 【請求項2】 信号線に入出力端子が直列に接続された
    第1の弾性表面波共振器と、上記の信号線に入出力端子
    の一方が接続され他方が接地された第2の弾性表面波共
    振器とから成るフィルタ機能単位を備えて成る弾性表面
    波高周波フィルタにおいて、 上記第2の弾性表面波共振器が、簾状電極弾性表面波変
    換器を二つ以上並列に具備していることを特徴とする弾
    性表面波高周波フィルタ。
  3. 【請求項3】 上記フィルタ機能単位を二つ以上直列に
    備えて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2の弾
    性表面波高周波フィルタ。
JP22465593A 1993-09-06 1993-09-09 弾性表面波高周波フィルタ Pending JPH0786871A (ja)

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