JPH078674Y2 - コンクリートスラブの配筋構造 - Google Patents

コンクリートスラブの配筋構造

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JPH078674Y2
JPH078674Y2 JP11858588U JP11858588U JPH078674Y2 JP H078674 Y2 JPH078674 Y2 JP H078674Y2 JP 11858588 U JP11858588 U JP 11858588U JP 11858588 U JP11858588 U JP 11858588U JP H078674 Y2 JPH078674 Y2 JP H078674Y2
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JP
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deck plate
spacer
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concrete
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範明 徳永
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、デッキプレートを使用したコンクリートスラ
ブを補強するための鉄筋の配筋構造に係り、とくに、隣
接するデッキプレートの側縁の接続部に溝が形成される
ような形式のデッキプレートを使用するコンクリートス
ラブにおいて、スペーサを使用するときのコンクリート
スラブの鉄筋の配筋構造に関するものである。
[従来の技術] 鉄筋コンクリート造の構造体において、鉄筋を配筋する
に際しては、一般に、鉄筋の外方に十分なコンクリート
被覆を確保するために、型枠と鉄筋との間にスペーサを
設置している。そのうちで、コンクリートスラブに使用
されるスペーサとしては、一般に「こま」とよばれるス
ペーサが使用され、型枠上に正確に配置して鉄筋を所定
の高さに支持するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のコンクリートスラブでは、コンク
リートと同じセメント系のものとして、モルタル製のブ
ロック状の「こま」が使用されときには、このような小
片では、型枠上での各種の作業の間に所定の位置から移
動してしまうから、別にモルタルを使用し、材料と手数
をかけて固定している。むしろ、配筋の終了後に配置し
て、鉄筋の重量で押えるようなことになって、とかく、
設置忘れを生ずる原因になっていた。一方、金属の線材
から曲成したサドル状の連続式のスペーサも使用されて
いるが、ブロックのスペーサと同様に、型枠上での固定
方法に難があるばかりでなく、脚部の下端がコンクリー
ト下面に露出して、異質のコンクリートとの間に、脱型
後に錆が発生するのが避けられない。
一方、スラブのコンクリート工事が、デッキプレート型
枠工法で施工されるようになってからは、デッキプレー
トの取扱いには風を受けて危険でもあり、しかも、輸送
条件に規制されて、定尺以上の製品の供給を受けること
ができず、支持固定に工数を要するほか、小梁用の鋼材
の所要重量も大きくなり、デッキプレートの接続に重ね
代を要したり、コンクリートが漏洩する欠点があった。
そこで、以上のような問題点を解決するために、本出願
人がさきに提案した発明(発明の名称「デッキプレート
型枠工法」、特願昭62−第189752号(特開昭64−33338
号公報参照))があり、デッキプレートを施工現場にお
いて成型し、直接敷き込んで構築するようにした「現場
成型デッキプレート型枠工法」が提案され、とくに、梁
間隔が大きい鉄骨構造の建築物に適している。さらに、
本出願人のその後の開発の成果として得られた発明(発
明の名称「デッキプレート型枠工法とそれに使用するジ
ョイナーならびに支持用補助具」特願昭62−236695号
(特開昭64−80646号公報参照))においては、デッキ
プレートの側縁における接続方法に、有効なジョイナー
が提案されている。
この「現場成型デッキプレート型枠工法」を第4図ない
し第6図によって説明する。図において、1は鉄骨梁
2、小梁3等で支持されたコンクリートスラブ、11は補
強用の鉄筋、4はスラブの下面型枠として使用されたデ
ッキプレート、5はその接続用のジョイナー、6はジョ
イナー5を梁の構造材上に支持、固定する止め具であ
る。デッキプレート4の側縁折曲辺41は下方にほぼ直角
に折曲され、さらに断面へ字状に成型されており、ほぼ
三角形に形成されたジョイナー5内に上方から挿入さ
れ、隣接するデッキプレート4の側縁折曲辺41同志がせ
り合って係着されると共に、ジョイナー5がデッキプレ
ート4の長手方向のリブとして作用して、デッキプレー
ト4が平坦に敷設されている。ここで、デッキプレート
4がコイル鋼板から現場で成型され、直接梁の構造材上
に敷き込まれるときに、重ね代を要せず、コンクリート
の漏洩のない長所を発揮するものである。
しかし、本考案にあっては、デッキプレート4の側縁に
縦のフランジが折曲形成され、隣接するデッキプレート
4との間に、溝が形成されるような接続が行われる形式
のものであれば、ジョイナー5との関係の有無にかかわ
らず、コンクリートスラブ1の構成は上記に限定されな
い。
上記のように、コンクリートスラブの構築には顕著な進
展が図られたが、スラブコンクリートの補強筋を配筋す
るには、鉄筋をデッキプレートの山部から被覆をとって
支持することから、スペーサは一層移動し易く、依然と
してスペーサの固定手段を必要とし、デッキプレート上
での作業が錯綜する等の欠点が避けられず、その解決が
課題となっていた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記のような現状に鑑み、従来の課題を解決
し、同時に、新たな着想による「デッキプレート型枠工
法」をより完成した工法に進展させるために開発された
ものであって、隣接するデッキプレートの側縁の接続部
に溝が形成されるデッキプレートを使用するコンクリー
トスラブの配筋構造であって、配筋用のスペーサは、側
面が門形に形成され、その脚部がデッキプレートの側縁
部間に挾持されて自立していることを特徴とするもので
ある。
これによって、デッキプレート型枠工法を採用するとき
のコンクリートスラブの鉄筋の配筋構造において、製作
が容易であり、装着が簡便なスペーサが提供され、デッ
キプレート上で確実に鉄筋を支持し、従来の欠点を排除
した配筋構造が完成したのである。
[実施例] 本考案の、デッキプレート工法におけるコンクリートス
ラブの鉄筋の配筋構造を実施例の図面に基づいて詳細に
説明する。第4図ないし第6図の参照番号は該当部分に
ついて共通にしてある。第1図は本考案の配筋構造を示
すコンクリートスラブの断面図であり、第2図はその側
面図である。本考案では、とくに、全体を10で示すスペ
ーサが提案されており、鉄筋11をデッキプレート4上で
支持するようにしている。すなわち、スペーサ10は、3.
2〜9mmの丸鋼を門形に折曲して脚部20と水平部30とから
なっており、脚部20の高さを、ジョイナー5の溝底から
鉄筋11の支持面までとし、水平部30の長さは5〜10cmで
ある。スペーサ10は、隣接するデッキプレート4の側縁
折曲辺41をジョイナー5の上部開口から挿入して形成さ
れる溝部42内に、脚部20を挿入し、側縁折曲辺41のへ字
状の屈曲部43が当接してせり合う接続部内で挾持して装
着されている。スペーサ10は、デッキプレート4の接続
線に沿って所定の間隔で多数配置され、その水平部30上
での鉄筋11の支持は常法と同様であり、さらに、水平部
30と鉄筋11とを結束することも任意である。
第3図には、スペーサ10の他の実施例を示してある。こ
のスペーサ10Aでは、水平部30の中間にVまたはU字状
の係止座31が屈曲形成してあって、鉄筋11の位置決め支
持とその結束を一層確実で便利にしてある。
[作用] 本考案の配筋構造の作用を、その使用方法に基づいて説
明する。まず、デッキプレート4は、梁2または小梁3
上に敷設され、それらの側縁折曲辺41をジョイナー5内
に挿入して接続する。ついで、スペーサ10の脚部20を上
記接続部の溝42内に挿入し、適宜に摺動して移動させ、
所定に位置決めする。その後に、鉄筋11を配筋するよう
にすれば、所定の高さで所定の間隔に、正確な配筋をす
ることができ、しかも、コンクリートの打設中でも、移
動を生ずることがない。以後の工程は常法のとおりであ
る。
上記の構成において、スペーサ10の脚部20は、デッキプ
レート4の側縁折曲辺41が形成する溝42内に、屈曲部43
の当接に抗して弾性的に挾持されているから、摺動は可
能であるが、確実に自立して鉄筋11を支持することがで
きる。また、この挿入によって、側縁折曲辺41間に細隙
が生ずるが、この幅は通常のコンクリート骨材の粒度以
下であるから、コンクリートの流出はなく、たとえあっ
ても、ジョイナー5内に受けられて下方に落下すること
はない。
[考案の効果] 本考案の配筋構造は、上述のように、隣接するデッキプ
レートの側縁の接続部に溝が形成されるデッキプレート
を使用するコンクリートスラブの配筋構造であって、配
筋用のスペーサは、側面が門形に形成され、その脚部が
デッキプレートの側縁部間に挾持されて自立しているも
のであるから、デッキプレート上での鉄筋の支持は所定
の位置が確保されている。しかも、とくに使用されるス
ペーサは、通常の材料から容易に安価に製作することが
でき、設置にあたって精度の確保が容易であり、特別の
技術を要しない。さらに、最大の特徴は、デッキプレー
トの側縁に形成される溝内に弾性的に挿入して挾持させ
るものであるから、自立していて施工中に移動を生じな
いことであり、鉄筋の支持が確実である。
また、ジョイナーの使用の有無にかかわらず、デッキプ
レートの接続側縁に溝が形成されるものであれば、各種
のデッキプレートを使用したコンクリートスラブへの適
用が可能であり、鉄筋の配筋前に装着されるため、配置
の見落としがない利点を有している。
従って、本考案は、従来の「デッキプレート工法」を格
段に進展させ、建設業界にまことに有意義な新規的効果
を有する吊金具装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の配筋構造の実施例を示し、第1図はコン
クリートスラブの断面図、第2図はその側面図、第3図
はスペーサの他の実施例の側面図であり、第4図ないし
第6図は、本考案を実施するデッキプレート工法の説明
図であって、第4図はコンクリートスラブの断面図、第
5図はデッキプレートとジョイナーの断面図、第6図は
ジョイナーによるデッキプレートの接続の説明図であ
る。 1……コンクリートスラブ、4……デッキプレート、5
……ジョイナー、10……スペーサ、11……鉄筋、20……
脚部、30……水平部、31……係止座、41……側縁折曲
辺、42……溝、43……屈曲部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接するデッキプレートの側縁の接続部に
    溝が形成されるデッキプレートを使用するコンクリート
    スラブの配筋構造であって、配筋用のスペーサは丸鋼製
    のもので側面が門形に形成され、その脚部がデッキプレ
    ートの側縁部間に挾持されて自立していることを特徴と
    するコンクリートスラブの鉄筋の配筋構造。
  2. 【請求項2】隣接するデッキプレートの側縁折曲辺が、
    下方から係着する断面がほぼ三角形のジョイナー内に挿
    入されて接続されており、スペーサが、デッキプレート
    の側縁折曲辺間に挾持されていることを特徴とする請求
    項1に記載のコンクリートスラブの鉄筋の配筋構造。
  3. 【請求項3】門型スペーサの水平部には支持される鉄筋
    用に係止座を曲成してあることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のコンクリートスラブの鉄筋の配筋構造。
JP11858588U 1988-09-08 1988-09-08 コンクリートスラブの配筋構造 Expired - Lifetime JPH078674Y2 (ja)

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JPH0239013U JPH0239013U (ja) 1990-03-15
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