JPH078658Y2 - 外壁パネルの目地シール構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は外壁パネルの目地シール構造に関するものであ
る。

（従来の技術） 従来において外壁パネルの目地シール構造は種々公知で
あるが施工性において更に改良の余地があった。

（考案が解決しようとする課題） 本考案は以上の従来の問題を解決し施工が極めて容易で
あるのみならず目地幅のばらつき、外装材の凹凸等に追
随出来る外壁パネルの目地シール構造の提供を目的とす
る。

（課題を解決するための手段） 本考案は以上の目的達成のために 可撓性材料で作られた断面略ロ字状の本体、該本体の正
面に設けられたスリット、前記本体の正面の両側の各々
に張り出した可撓性材料の翼及び該翼の裏面に付着され
た粘着剤からなる目地ガスケットをその前記本体におい
て外壁パネルの目地凹所に嵌着し、前記スリットを貫通
するねじにより本体を外壁パネルのフレームに固定し及
び前記翼をその裏面の粘着剤により外壁パネルの目地縁
部の表面に粘着してなる外壁パネルの目地シール構造 を提供するものである。

（実施例） 以下本考案の外壁パネルの目地シール構造を図面に示す
実施例に従い説明する。

第１図は本考案のシール構造を示し、該シール構造は外
壁パネル（１）の目地凹所に嵌着される目地ガスケット
（３）を有する。

該目地ガスケット（３）は第２図に示す様に硬質合成ゴ
ム等の可撓性材料で作られた断面略ロ字状の本体（４）
を有する。

該本体（４）の正面には所定間隔でスリット（７）が設
けられる一方本体（４）の正面の両側の各々には軟質合
成ゴム等で作られた可撓性材料の翼（５）が張り出して
いる。

該翼（５）の裏面には粘着剤（６）が付着され外壁パネ
ル（１）の目地縁部の表面に粘着可能にされている。

以上の目地ガスケット（３）はその本体（４）において
外壁パネル（１）の目地凹所に嵌着される。

その状態において本体（４）の正面のスリット（７）を
貫通するねじ（９）により本体（４）は外壁パネル
（１）のフレーム（２）に固定される。

更に翼（５）はその裏面の粘着剤（６）により外壁パネ
ル（１）の目地縁部の表面に押圧され粘着される。

以上の実施例に示した本考案の外壁パネルの目地シール
構造の機能を次に説明する。

すなわち現場施工時には外壁パネル（１）の目地凹所に
目地ガスケット（３）の本体（４）を嵌着する。

次に本体（４）のスリット（７）を貫通するねじ（９）
により本体（４）を外壁パネル（１）のフレーム（２）
に固定した後翼（５）を外壁パネル（１）の目地縁部の
表面に粘着させる。

施工された目地ガスケット（３）はその粘着された翼
（５）において雨水等の浸入を防止する。

（考案の効果） 本考案の外壁パネルの目地シール構造の実施例は以上の
通りでありその効果を次に列記する。

（１）本考案のシール構造は特に目地ガスケットを目地
凹所に嵌着してねじ止め及び翼の粘着をするだけである
ため施工が極めて容易である。

（２）本考案のシール構造は特に目地ガスケットは可撓
性材料の翼を有するため目地幅のばらつき、外装材の凹
凸等に追随出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のシール構造の横断面図 第２図は同上シール構造に用いる目地ガスケットの斜視
図 1:外壁パネル 2:フレーム 3:目地ガスケット 4:本体 5:翼 6:粘着剤 7:スリット 9:ねじ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】可撓性材料で作られた断面略ロ字状の本
   体、該本体の正面に設けられたスリット、前記本体の正
   面の両側の各々に張り出した可撓性材料の翼及び該翼の
   裏面に付着された粘着剤からなる目地ガスケットをその
   前記本体において外壁パネルの目地凹所に嵌着し、前記
   スリットを貫通するねじにより本体を外壁パネルのフレ
   ームに固定し及び前記翼をその裏面の粘着剤により外壁
   パネルの目地縁部の表面に粘着してなる外壁パネルの目
   地シール構造