JPH0786452B2 - フレキシブルプリント回路の屈曲耐久試験機 - Google Patents
フレキシブルプリント回路の屈曲耐久試験機Info
- Publication number
- JPH0786452B2 JPH0786452B2 JP30599189A JP30599189A JPH0786452B2 JP H0786452 B2 JPH0786452 B2 JP H0786452B2 JP 30599189 A JP30599189 A JP 30599189A JP 30599189 A JP30599189 A JP 30599189A JP H0786452 B2 JPH0786452 B2 JP H0786452B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gimbal
- center
- flexible printed
- rotating disk
- tester
- Prior art date
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はフロツピーデスクドライブ（FDD）のヘツドに
取り付けられるフレキシブルプリント回路（FPC）に実
装状態に近い応力を与え、屈曲疲労の回路断線までの耐
久時間を簡便に測定する屈曲耐久試験機に関するもので
ある。
取り付けられるフレキシブルプリント回路（FPC）に実
装状態に近い応力を与え、屈曲疲労の回路断線までの耐
久時間を簡便に測定する屈曲耐久試験機に関するもので
ある。
（従来の技術） FDDのヘツドは、回転するフロツピーデスクから確実な
信号の出し入れを行なうため、ヘツド自身がフロツピー
デスク面に対し一定の圧力と表面追従性をもっていなけ
ればならない。
信号の出し入れを行なうため、ヘツド自身がフロツピー
デスク面に対し一定の圧力と表面追従性をもっていなけ
ればならない。
このため、ヘツドは通常ジンバルと呼ばれる可とう性の
薄い金属板に取り付けられ、表面追従性をよくする工夫
がなされている。そして可とう性ヘツドより取り出され
た信号はFPCによって機械本体に送り出される構造とな
っているため、特にこのFPCには高度な屈曲耐久性が要
求される。
薄い金属板に取り付けられ、表面追従性をよくする工夫
がなされている。そして可とう性ヘツドより取り出され
た信号はFPCによって機械本体に送り出される構造とな
っているため、特にこのFPCには高度な屈曲耐久性が要
求される。
（課題解決のための手段） これらの要求は、試験機の回転円板の運動をミソスリ運
動に変換することによって、簡便かつ確実にヘツド取付
面のウエービングを作り出して満たされる。
動に変換することによって、簡便かつ確実にヘツド取付
面のウエービングを作り出して満たされる。
本発明はかかる知見に基づきなされたもので、その要旨
とするところは、回転円板と該回転円板の回転軸線上に
該円板と平行に位置するヘッド取り付け用ジンバルの中
央部の中心とを、該円板の偏心位置にある孔に一端を貫
通しかつ他端を該ジンバルの中央部の中心に所定の角度
で接合した伝達棒により連結し、該円板の回転運動を該
ジンバルの波状変形運動に変換する構造としたことを特
徴とするフレキシブルプリント回路の屈曲耐久試験機に
ある。
とするところは、回転円板と該回転円板の回転軸線上に
該円板と平行に位置するヘッド取り付け用ジンバルの中
央部の中心とを、該円板の偏心位置にある孔に一端を貫
通しかつ他端を該ジンバルの中央部の中心に所定の角度
で接合した伝達棒により連結し、該円板の回転運動を該
ジンバルの波状変形運動に変換する構造としたことを特
徴とするフレキシブルプリント回路の屈曲耐久試験機に
ある。
FPCは通常日本プリント工業会で規定した耐屈曲性（JPC
A法）や耐折性（MIT法）で屈曲性能や屈折性能を測定さ
れてきたが、この方法では、実装時に受ける応力の種類
が異なるため、性能測定データと実用上の耐久時間の間
で明確な相関関係が得られなかった。
A法）や耐折性（MIT法）で屈曲性能や屈折性能を測定さ
れてきたが、この方法では、実装時に受ける応力の種類
が異なるため、性能測定データと実用上の耐久時間の間
で明確な相関関係が得られなかった。
このため、各ユーザーはできるだけ実装状態に即した試
験方法を試みたり、実機を用いた繰返し加速試験を行
い、各種の提案がなされている。たとえば、実際のヘツ
ドがフロツピーデスクの表面を滑走する際に生ずるヘツ
ド取付面の波動状態（ウエービング）を作り出す方法と
して、実機に取り付けられる組立て品のヘツドの摺動面
に傾斜した円柱棒を直角に接触させる方法が提案された
が、この方法ではヘツドの摺動面の摩擦によりヘツドを
含むジンバルの再使用ができないという不利がある他、
接触圧力を一定にするためピボツトアーム等の複雑な機
構を必要とするなどの問題があった。
験方法を試みたり、実機を用いた繰返し加速試験を行
い、各種の提案がなされている。たとえば、実際のヘツ
ドがフロツピーデスクの表面を滑走する際に生ずるヘツ
ド取付面の波動状態（ウエービング）を作り出す方法と
して、実機に取り付けられる組立て品のヘツドの摺動面
に傾斜した円柱棒を直角に接触させる方法が提案された
が、この方法ではヘツドの摺動面の摩擦によりヘツドを
含むジンバルの再使用ができないという不利がある他、
接触圧力を一定にするためピボツトアーム等の複雑な機
構を必要とするなどの問題があった。
本発明による試験機は、ウエービングさせるジンバルの
真下に回転する円板を設け、円板の偏心した位置に取り
付けた伝達棒のミソスリ運動をジンバルの中央に伝達す
ることにより、ジンバルの中央部にウエービングを作り
出すのである。
真下に回転する円板を設け、円板の偏心した位置に取り
付けた伝達棒のミソスリ運動をジンバルの中央に伝達す
ることにより、ジンバルの中央部にウエービングを作り
出すのである。
以下これを図について説明すると、第１図は本発明の試
験機の伝導部分を示すもので、１はFPC試料で、そのヘ
ツド部分２はヘツド取り付け用薄板（ジンバル）３の中
央部Ａに実装状態で接着され他端は試験機の試料取り付
け板（図示せず）に固定される。
験機の伝導部分を示すもので、１はFPC試料で、そのヘ
ツド部分２はヘツド取り付け用薄板（ジンバル）３の中
央部Ａに実装状態で接着され他端は試験機の試料取り付
け板（図示せず）に固定される。
伝達棒４の先端には伝達棒４とジンバルの中央部Ａとを
接合させるため、または接合し易いように伝達棒の先端
部平板Ａ′が取り付けられている。該平板Ａ′とジンバ
ルの中央部Ａとは両面接着テープ等により接合される。
伝達棒４の後端部は回転円板５の偏心位置の取り付け孔
Ｂを貫通して傾動自在とされ、またはＢに固定され、駆
動軸６による回転が伝達棒によってミソスリ運動に変換
されてジンバルの中央部に伝達され、ジンバルの中央部
Ａと可動部17に波状変形を起こさせる。伝達棒４はジン
バルの水平面に対して垂直または試験用の所定の角度で
接合されるが、好ましくは垂直とする。次いで伝達棒４
は円板回転軸線７との傾斜角度が10度前後の試験用の所
定の角度になるよう回転円板の偏心位置に固定される。
傾斜角度の調節は伝達棒の取り付け孔Ｂと駆動軸６の間
隔の大小によって変更できる。
接合させるため、または接合し易いように伝達棒の先端
部平板Ａ′が取り付けられている。該平板Ａ′とジンバ
ルの中央部Ａとは両面接着テープ等により接合される。
伝達棒４の後端部は回転円板５の偏心位置の取り付け孔
Ｂを貫通して傾動自在とされ、またはＢに固定され、駆
動軸６による回転が伝達棒によってミソスリ運動に変換
されてジンバルの中央部に伝達され、ジンバルの中央部
Ａと可動部17に波状変形を起こさせる。伝達棒４はジン
バルの水平面に対して垂直または試験用の所定の角度で
接合されるが、好ましくは垂直とする。次いで伝達棒４
は円板回転軸線７との傾斜角度が10度前後の試験用の所
定の角度になるよう回転円板の偏心位置に固定される。
傾斜角度の調節は伝達棒の取り付け孔Ｂと駆動軸６の間
隔の大小によって変更できる。
伝達棒４の先端部Ａ′はジンバル３の中央部Ａの中心に
接合される。またこの中央部Ａの中心は下部にある回転
円板５の回転軸線７に正しく一致させないと、伝達され
る運動に正規のウエービングの他上下運動が加わり、実
際と異なる応力になり好ましくない。
接合される。またこの中央部Ａの中心は下部にある回転
円板５の回転軸線７に正しく一致させないと、伝達され
る運動に正規のウエービングの他上下運動が加わり、実
際と異なる応力になり好ましくない。
つぎに第２図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）によりFPC試料１
の取り付け順を説明すると、試料取り付け板８は、測定
台９の測定窓10周辺に植設されたセツトピン11に、孔12
を嵌合してセツトされる。このとき試料取り付け板８の
中央開口周辺に刻設された目盛14により、回転軸線７の
通る位置15が確認される。つぎにFPC試料１を実装状態
で取り付けたジンバル３の周囲の固定部16を、試料取り
付け板８に粘着テープ等のリムーバブル接着剤を用いて
固定するが、ジンバル３の中央部Ａの中心を前記確認さ
れた回転軸線の通る位置15に一致するよう固定する。こ
れによりジンバル３の中央部Ａの中心は回転円板５の回
転軸線７上に固定される。この際ジンバル３の可動部17
は固定してはならない。
の取り付け順を説明すると、試料取り付け板８は、測定
台９の測定窓10周辺に植設されたセツトピン11に、孔12
を嵌合してセツトされる。このとき試料取り付け板８の
中央開口周辺に刻設された目盛14により、回転軸線７の
通る位置15が確認される。つぎにFPC試料１を実装状態
で取り付けたジンバル３の周囲の固定部16を、試料取り
付け板８に粘着テープ等のリムーバブル接着剤を用いて
固定するが、ジンバル３の中央部Ａの中心を前記確認さ
れた回転軸線の通る位置15に一致するよう固定する。こ
れによりジンバル３の中央部Ａの中心は回転円板５の回
転軸線７上に固定される。この際ジンバル３の可動部17
は固定してはならない。
この取り付け方法を用いることにより、FPC試料の脱着
が容易であるとともに、微細なFPCのセツトを完全かつ
正確に行なうことができる。
が容易であるとともに、微細なFPCのセツトを完全かつ
正確に行なうことができる。
第３図は実機の一例を示すもので、測定部を10点もった
屈曲試験機である。本発明ではジンバル３の中央部Ａに
装着されたFPC試料１のヘッド部分２を測定台９に対し
て傾斜角を10度にし、駆動軸６の回転速度を０〜500rpm
の可変範囲にして試験し、FPCが断線するまでの耐久時
間を測定するのである。回路に断線を生じた時点で、ア
ワーメーター18が停止するとともにシグナルランプが赤
から緑に変わり測定終了を示す。19は駆動用電動機、20
は変速機、21は電源箱である。各測定部は使用しないと
きは駆動からきりはなされ、次の試料セツテイングに備
えられる構造となっているので、機械本体を停止するこ
となく次々にFPCの耐久試験を行なうことができる。
屈曲試験機である。本発明ではジンバル３の中央部Ａに
装着されたFPC試料１のヘッド部分２を測定台９に対し
て傾斜角を10度にし、駆動軸６の回転速度を０〜500rpm
の可変範囲にして試験し、FPCが断線するまでの耐久時
間を測定するのである。回路に断線を生じた時点で、ア
ワーメーター18が停止するとともにシグナルランプが赤
から緑に変わり測定終了を示す。19は駆動用電動機、20
は変速機、21は電源箱である。各測定部は使用しないと
きは駆動からきりはなされ、次の試料セツテイングに備
えられる構造となっているので、機械本体を停止するこ
となく次々にFPCの耐久試験を行なうことができる。
（発明の効果） 本発明によれば、試験機の回転運動をミソスリ運動に変
換することによって、実際にヘツドがフロツピーデスク
の表面を滑走する際に生ずるヘツド取付面の波動状態
（ウエービング）を簡単にしてしかも確実に作ることが
できる。
換することによって、実際にヘツドがフロツピーデスク
の表面を滑走する際に生ずるヘツド取付面の波動状態
（ウエービング）を簡単にしてしかも確実に作ることが
できる。
第１図は本発明のFPC回路の屈曲耐久試験機の伝導部分
の構成要素を示す斜視図、第２図（ａ）はジンバルの平
面図、（ｂ）は試料取り付け板の平面図、（ｃ）は本発
明の屈曲耐久試験機のFPC試料取り付け説明図、第３図
は実機の一例を示す斜視図である。 １……FPC試料、２……ヘツド部分、３……ヘツド取り
付け用薄板（ジンバル）、４……伝達棒、５……回転円
板、６……駆動軸、７……回転軸線、８……試料取り付
け板、９……測定台、10……測定窓、11……セツトピ
ン、12……孔、13……中央開口、14……目盛、15……回
転軸線の通る位置、16……固定部、17……可動部、18…
…アワーメーター、19……駆動用電動機、20……変速
機、21……電源箱、Ａ……ジンバル中央部、Ａ′……伝
達棒の先端部平板、Ｂ……取り付け孔。
の構成要素を示す斜視図、第２図（ａ）はジンバルの平
面図、（ｂ）は試料取り付け板の平面図、（ｃ）は本発
明の屈曲耐久試験機のFPC試料取り付け説明図、第３図
は実機の一例を示す斜視図である。 １……FPC試料、２……ヘツド部分、３……ヘツド取り
付け用薄板（ジンバル）、４……伝達棒、５……回転円
板、６……駆動軸、７……回転軸線、８……試料取り付
け板、９……測定台、10……測定窓、11……セツトピ
ン、12……孔、13……中央開口、14……目盛、15……回
転軸線の通る位置、16……固定部、17……可動部、18…
…アワーメーター、19……駆動用電動機、20……変速
機、21……電源箱、Ａ……ジンバル中央部、Ａ′……伝
達棒の先端部平板、Ｂ……取り付け孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−66133（ＪＰ，Ａ)
Claims (3)
- 【請求項１】回転円板と該回転円板の回転軸線上に該円
板と平行に位置するヘッド取り付け用ジンバルの中央部
の中心とを、該円板の偏心位置にある孔に一端を貫通し
かつ他端を該ジンバルの中央部の中心に所定の角度で接
合した伝達棒により連結し、該円板の回転運動を該ジン
バルの波状変形運動に変換する構造としたことを特徴と
するフレキシブルプリント回路の屈曲耐久試験機。 - 【請求項２】該ジンバルの周辺固定部を測定台に固定
し、該ジンバルの中央部の中心に伝達棒の先端を固定す
る請求項１に記載のフレキシブルプリント回路の屈曲耐
久試験機。 - 【請求項３】該ジンバルを固定した試料取り付け板を、
測定台の測定窓のセットピンにセットする請求項１また
は２に記載のフレキシブルプリント回路の屈曲耐久試験
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30599189A JPH0786452B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | フレキシブルプリント回路の屈曲耐久試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30599189A JPH0786452B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | フレキシブルプリント回路の屈曲耐久試験機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03165589A JPH03165589A (ja) | 1991-07-17 |
| JPH0786452B2 true JPH0786452B2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=17951756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30599189A Expired - Fee Related JPH0786452B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | フレキシブルプリント回路の屈曲耐久試験機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0786452B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100674825B1 (ko) * | 2004-12-27 | 2007-01-25 | 삼성전기주식회사 | 연성기판의 굴곡 신뢰성 시험장치 |
| KR100981607B1 (ko) * | 2008-03-10 | 2010-09-10 | 서승환 | 연성기판의 굴곡 신뢰성 검사장치 및 이를 이용한 굴곡검사방법 |
| CN103471913B (zh) * | 2013-09-16 | 2016-09-14 | 湖南大学 | 一种基于arm的挠性电路板试验机测控系统及方法 |
| CN108801818A (zh) * | 2018-05-30 | 2018-11-13 | 上海与德通讯技术有限公司 | 折弯机构 |
| GB202004465D0 (en) * | 2020-03-27 | 2020-05-13 | Lid Vision Ltd | A Modified Spectacle Temple |
| CN113504177B (zh) * | 2021-06-25 | 2023-05-12 | 深圳市泰斯特尔系统科技有限公司 | 基于fpc钢片的一体化测试系统与方法 |
-
1989
- 1989-11-24 JP JP30599189A patent/JPH0786452B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03165589A (ja) | 1991-07-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |