JPH03165589A

JPH03165589A - フレキシブルプリント回路の屈曲耐久試験機

Info

Publication number: JPH03165589A
Application number: JP30599189A
Authority: JP
Inventors: Masaru Miyashita; 勝宮下; Hitoshi Arai; 均新井; Kichiji Eikuchi; 吉次栄口
Original assignee: Shin Etsu Chemical Co Ltd
Current assignee: Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date: 1989-11-24
Filing date: 1989-11-24
Publication date: 1991-07-17
Anticipated expiration: 2010-09-20
Also published as: JPH0786452B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はフロッピーデスクドライブ（ＦＤＤ）のヘッド
に取り付けられるフレキシブルプリント回路（ＦＰＣ）
に実装状態に近い応力を与え、屈曲疲労の回路断線まで
の耐久時間を簡便に測定する屈曲耐久試験機に関するも
のである。

（従来の技術）１・’　Ｄ　Ｄのヘッドは、回転するフロッピーデスク
から確実な信号の出し入れを行なうため、ヘッド自身が
フロッピーデスク面に対し一定の圧力と表面追従性をも
っていなければならない。

このため、ヘッドは通常ジンバルと呼ばれる可どう性の
薄い金属板に取り付けられ、表面追従性をよくする工夫
がなされている。そして可どう性ヘッドより取り出され
た信号はＦＰＣによって機械本体に送り出される構造と
なっているため、特にこのＦＰＣには高度な屈曲耐久性
が要求される。

（課題解決のための手段）これらの要求は、試験機の回転円板の運動をミソスリ運
動に変換する゛ことによって、簡便かつ確実にヘッド取
付面のウェービングを作り出して満たされる。

本発明はかかる知見に基づきなされたもので、その要旨
とするところは、回転円板とその真心上に設けたヘッド
取り付け用薄板とを、前記円板の偏心位置から前記薄板
の中心位置に至る伝達棒によって接合し、前記伝達棒の
ミソスリ運動によって前記薄板に波状変形を与える構造
としたことを特徴とするフレキシブルプリント回路の屈
曲耐久試験機にある。

ト’　Ｐ　Ｃは通常ｌ」本プリント工業会で規定した耐
屈曲性（ＪＰＣＡ法）や耐折性（Ｍ　Ｉ　Ｔ法）で屈曲
性能や屈折性能を測定されてきたが、この方法では、実
装時に受ける応力の種類が異なるため。

性能測定データと実用上の耐久時間の間で明確な相関関
係が得られなかった。

このため、各ユーザーはできるだけ実装状態に即した試
験方法を試みたり、実機を用いた繰返し加速試験を行い
、各種の提案がなされている。たとえば、実際のヘッド
がフロッピーデスクの表面を滑走する際に生ずるヘッド
取付面の波動状態（ウェービング）を作り出す方法とし
て、実機に取り付けられる組立て品のヘッドの摺動面に
傾斜した円柱棒を直角に接触させる方法が提案されたが
、この方法ではヘッドの摺動面の摩擦によりヘッドを含
むジンバルの再使用ができないという不利がある他、接
触圧力を一定にするためピボットアーム等の複雑な機構
を必要とするなどの問題があった。

本発明による試験機は、ウェービングさせるジンバルの
真下に回転する円板を設け、円板の偏心した位置に取り
付けた伝達棒のミソスリ運動をジンバルの中央に伝達す
ることにより、ジンバルの中央部にウェービングを作り
出すのである。

以ドこれを図について説明すると、第１図は本発明の試
験機の伝導部分を示すもので、１はドＰＣ試料で、その
ヘッド部分２はヘッド取り付け用薄板（ジンバル）３に
実装状態で接着され他端は固定される。

ジンバルの中央部Ａは伝達棒４の先端部Ａ′と整合され
る。伝達棒４の後端部は回転円板５の偏心位置の取り付
け孔Ｂに固定され、駆動軸６による回転が伝達棒によっ
てミソスリ連動に変換されてジンバルの中央部に伝達さ
れ、その部分に波状変形を起こさせる。ジンバルの中央
部は通常前後左右に１０度連続して傾斜されるが、傾斜
角度の調節は伝達棒の取り付け孔Ｂと駆動軸６の間隔の
大小によって変更できる。

伝達棒４の先端部Ａ′はジンバル基の中央部Ａの中心に
接合されるのが望ましい。またこの中央部Ａは下部にあ
る回転円板５の回転軸線７に正しく一致させないと、伝
達される運動に正規のウェービングの地上下運動が加わ
り、実際と異なる応力になり好ましくない。

つぎに第２図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）によりＦＰＣ試料
１の取り付け順を説明すると、試料取り付け板８は、測
定台９の測定窓１０周辺に植設されたセットピン１１に
、孔１２を嵌合してセットされる。このとき試料取り付
け板８の中央開口周辺に刻設された目盛１４により、回
転軸線７の通る位置１５が確認される。つぎにＦＰＣ試
料１を実装状態で取り付けたジンバル３の周囲の固定部
１６を、試料取り付け板８に粘着テープ等のリムーバブ
ル接着剤を用いて固定するが、ジンバル３の中心を前記
確認された回転軸線の通る位置１５に一致するよう固定
する。これによりジンバル−β−の中心は回転円板５の
真心上に固定される。この際ジンバル３の可動部１７は
固定してはならない。

この取り付け方法を用いることにより、ＦＰＣ試料の脱
着が容易であるとともに、微細なＦＰＣのセットを安全
かつ正確に行なうことができる。

第３図は実機の一例を示すもので、測定部を１０点もっ
た屈曲試験機である。本発明では、前記測定台９に装着
されたＦＰＣ試料１を、伝達棒４のジンバル３に対する
傾斜角を１０度にし、駆動軸６の回転速度を０〜５００
ｒｐ■の可変範囲にして試験し、ＦＰＣが断線するまで
の耐久時間を測定するのである。回路に断線を生じた時
点で、アワーメータ−１８が停止するとともにシグナル
ランプが赤から緑に変わり測定終了を示す。１９は駆動
用電動機、２０は変速機、２１は電源箱である。各測定
部は使用しないときは駆動からきりはなされ、次の試料
セツティングに備えられる構造となっているので１機械
本体を停止することなく次々にト’　Ｐ　Ｃの耐久試験
を行なうことができる。

（発明の効果）本発明によれば、試験機の回転運動をミソスリ運動に変
換することによって、実際にヘッドがフロッピーデスク
の表面を滑走する際に生ずるヘッド取付面の波動状態（
ウェービング）を簡単にしてしかも確実に作ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のト’　Ｐ　Ｃ回路の屈曲耐久試験機の
伝導部分の構成要素を示す斜視図、第２図（ａ）はジン
バルの平面図、（ｂ）は試料取り付け板のｉｌＺ而図面
（Ｃ）は本発明の屈曲耐久試験機のＦＰＣ試料試料材は
説明図、第３図は実機の一例を示す斜視図である。１・・・Ｆ　Ｐ　に試料、　　２・・・ヘッド部分、３
・・・ヘッド取り付け用薄板（ジンバル）、４・・・伝
達棒、　５・・・回転円板、　６・・・駆動軸、７・・
・回転軸線、　８・・・試料取り付け板、９・・・８１
す宇金、　　１０・・・８Ｉす定窓、　　１１・・・セ
ットピン、　　１２・・・孔、　　１３・・・中央開口
、１４・・・目盛、　　１５・・回転軸線の通る位置、
１６・・・固定部、　１７・・・可動部、１８・・・ア
ワーメータ−１９・・・駆動用電動機、２０・・・変速
機、　２１・・・電源箱、Ａ・・・ジンバル中央部、　
Ａ′・・・伝達棒の先端部。１３・・・取り付け孔。第図＜ａ＞（ｂ）３４第図

Claims

【特許請求の範囲】１）回転円板とその真心上に設けたヘッド取り付け用薄
板とを、前記円板の偏心位置から前記薄板の中心位置に
至る伝達棒によって接合し、前記伝達棒のミソスリ運動
によって前記薄板に波状変形を与える構造としたことを
特徴とするフレキシブルプリント回路の屈曲耐久試験機
。２）前記ヘッド取り付け用薄板を固定した試料取り付け
板を、測定台の測定窓のセットピンにセットする請求項
１に記載の屈曲耐久試験機。