JPH0786400B2 - パーライト真空断熱二重殻貯槽におけるパーライト充填工法 - Google Patents

パーライト真空断熱二重殻貯槽におけるパーライト充填工法

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JPH0786400B2
JPH0786400B2 JP1079708A JP7970889A JPH0786400B2 JP H0786400 B2 JPH0786400 B2 JP H0786400B2 JP 1079708 A JP1079708 A JP 1079708A JP 7970889 A JP7970889 A JP 7970889A JP H0786400 B2 JPH0786400 B2 JP H0786400B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パーライト真空断熱方式の極低温貯槽におい
て、その真空断熱空間へのパーライト粒の充填工法の改
善に関するものである。
[発明の技術的背景] パーライト真空断熱方式の二重殻貯槽を据付現場で製作
する場合は、第2図に示すように、貯槽1の断熱空間2
に現地でパーライト粒を充填する必要があるが、従来
は、このような場合、専ら工場3にて焼成されたパーラ
イト粒を袋詰め4などの方法で一旦製品化した後、これ
を貯槽1の製作現場へ輸送し、開封後、真空ポンプ5に
て真空引きされた貯槽1の断熱空間2に吸引充填すると
いう方式が一般に行われている。
なお、本方式では、断熱空間へのパーライト充填後の、
いわゆる、本真空引きの際、パーライト粒中や壁面に僅
かながら付着している水分を除去し、所定の真空度を早
く得る目的で、何らかの方法でタンクを暖めながら行わ
れることが多い。第2図において、内槽1Aに配管7より
ホットガスを送り込み、更には、ヒータ6にて外槽1Bを
外部より加熱しているのはこれを示すものである。(例
えば、先行技術として特公昭43−29075号公報,特公昭6
2−28356号公報などがある。) パーライト真空断熱貯槽が、断熱性能を十分に発揮する
ためには、断熱空間の真空度を十分高める必要がある。
しかるに従来の方法では、工場で焼成されたパーライト
が貯槽建設現場に輸送され、断熱空間に充填されるまで
の間に、外気から吸湿した常温のパーライト粒を充填す
ることになり、充填後の本真空引き作用で真空断熱に必
要な真空度を得る際、パーライト、および、内,外槽の
壁面に付着している水分除去のために長時間を要する
か、あるいは、ベーキング,加熱などを施す必要があ
る。また、製品パーライト粒の比重が小さく、従って嵩
が高いため、量が多い時や貯槽建設現場が遠隔地の場
合、輸送コストが嵩むという課題がある。
[従来技術とその課題] 上述のような技術的課題を解決する手段として、特開昭
60−8598号公報に示すような断熱タンクの断熱壁への粉
末充填方法が提案されている。この方法は、二重構造と
された断熱タンク体を振動台上に載置固定し、断熱タン
ク体の二重殻間の空間開口部に予めベーキング処理を施
した粉末材料を貯槽したホッパの吐出開口部を気密に連
結し、かつ、二重壁間の空間の他の開口部には真空吸引
装置を気密に連結し、振動台により断熱タンク体に振動
を与えると同時に前記真空吸引装置を駆動させつつ、ホ
ッパの吐出開口より粉末材料を二重壁間の空間に充填し
ていくものである。
この手段によれば、二重構造とされたタンク体の二重壁
間の狭く奥深い空間であっても、真空吸引装置並びに振
動装置により内部に充填される粉末は、きわめて緻密に
かつ均一に充填されること、及び粉末材料供給に際し、
ホッパへは予め移送管においてベーキング処理が連続的
に行われ、乾燥した粉末材料が連結的に供給されること
は認められるが、ベーキング処理用バーナによる粉末材
料の加熱乾燥温度が高すぎるとホッパや真空吸引装置に
悪影響を及ぼし、又温度が低すぎると粉体やタンク壁間
に僅かながら付着している水分を除去することができな
いとう課題が残されている。
本発明の目的は、パーライト真空断熱貯槽に対する除湿
操作の省略は勿論のこと、パーライトの圧密充填の合理
化を図るとともに、貯槽や真空ポンプ側の高熱に対する
保護が図れるパーライト粒の現場焼成充填施工方法を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 従来技術の課題を解決する本発明の構成は、パーライト
焼成設備にて焼成されたパーライト粒を上記パーライト
ホッパに貯蔵する間に二重殻貯槽の断熱空間の真空引き
を行ない、この真空引き工程に引き続きパーライトホッ
パと上記貯槽の断熱空間間の差圧により、パーライトホ
ッパ内のパーライト粒を外気より遮断した状態で吸湿す
ることなく断熱空間に移送,充填する工程とを交互に繰
り返し行い、高温、かつ、絶乾状態のパーライト粒を貯
槽の真空断熱空間内に圧密充填し、容易に高真空断熱を
得るようにしたパーライト真空断熱二重殻貯槽における
パーライト充填工法において、上記パーライトホッパに
GN2などを吹き込んで加圧しパーライトホッパと断熱空
間間の差圧を高めるとともに、パーライトホッパから断
熱空間に流入充填される焼成パーライト粒の温度調整管
理を行なうようにしたことを特徴とするものである。
[作用] 上記のように本発明では、パーライトは嵩の低い原料精
石の状態で貯槽の建設現場に輸送すればよく、更に、現
場で焼成された製品パーライト粒が高温、かつ、絶乾状
態のまま貯槽の断熱空間に圧密充填されることにより、
断熱層壁面へのベーキング効果が得られることも相俟っ
て、短時間の真空引きで高い真空度を得ることができ
る。パーライトホッパ内をバルブ23側からGN2などで外
部から加圧しておき、パーライトホッパと貯槽断熱空間
の間の差圧を高めることにより、パーライトを貯槽の断
熱空間に流入させる際、その流速をさらに増大させるこ
とができるとともに、パーライトの圧密填を特に念入り
に行なうことができる。パーライト冷却装置により、高
温のパーライト粒を断熱空間に充填するに際し、貯槽の
真空ポンプ側に断熱上やむを得ない場合は、許容温度ま
でパーライト粒を降温させ合理的な温度調整管理ができ
る。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例を示す概略構成図である。
先ず、パーライト精石ホッパ11に貯えられたパーライト
原石細粒は、バケットエレベータ12を経て焼成器13に投
入される。ここで、パーライト精石が発泡焼成されると
ともに、排気ブロワ14によりサイクロン15に誘引され、
ここで細粒ダストが除去せしめられ、続く粗石分級器16
で未燃分が除去された後、パーライトホッパ17に製品と
して貯えられる。この時、上記パーライトホッパ17と貯
槽18間の配管中に設けられたボール弁19、および、20は
閉止されている。一方、貯槽18の断熱空間21は真空ポン
プ22で荒引きされており、低真空状態におかれている。
パーライト粒がパーライトホッパ17に所定量貯えれば、
上記ボール弁19を開としたのち、ボール弁20を間欠的に
開とすると、ほぼ大気圧に近いパーライトホッパ17内の
パーライト粒を勢いよく断熱空間21に吸引送入できる。
こうしてパーライト粒を充填しているうちに、パーライ
トホッパ17側からのガスがパーライトと共に流入するこ
とにより、貯槽18の断熱空間21の真空度が次第に低下し
ていく。
従って、パーライト粒の圧密充填のために必要な差圧を
確保するため、断熱空間21の内圧力を管理し、必要に応
じてボール弁19、および、20をしばらく閉じて真空引き
を行なう。また、パーライトホッパ17内のパーライト粒
が空になった時も、やはりベール弁19、および、20を閉
じてパーライト粒が十分貯えられるまで時間を置く。
上記中、パーライトを貯槽18の断熱空間21に流入させる
際、その流速をさらに増大させるため、一時的にパーラ
イトホッパ17内をバルブ23側からGN2などで外部から加
圧しておき、パーライトホッパ17〜断熱空間21間の差圧
を高めることもできる。これはパーライトの圧密充填
を、特に念入りに行なう場合に有効な手段となる。
又本発明では、焼成されたばかりの高温のパーライト粒
を断熱空間21に充填することを特長の一つとしている
が、貯槽18、あるいは、真空ポンプ22側の耐熱上やむを
得ない場合は、本発明の他の特長を損なわせることな
く、許容温度までパーライト粒を降温させる。図のパー
ライト冷却装置24はそのために設けた水冷式熱交換器で
あり、出口側に温度計(図示略)を設け、パーライトの
温度に応じて水量を調節することにより、温度調整管理
ができるようにしたものである。
[発明の効果] 上述のように本発明の構成によれば、次のような効果が
得られる。
(a)高い到達真空度が得られ、断熱空間中の気体熱伝
導を低減し、断熱性能が高められ、短時間で容易に所定
の真空度を得ることができ、パーライトを原料精石のま
ま貯槽の建設現場に輸送することにより、工場焼成によ
る嵩高いパーライト粒を輸送する場合に比べて輸送費の
低減が図れることは勿論のこと、 (b)パーライトホッパ内をバルブ23側からGN2などで
外部から加圧しておき、パーライトホッパと貯槽断熱空
間の間の差圧を高めることにより、パーライトを貯槽の
断熱空間に流入させる際、その流速をさらに増大させる
ことができるとともに、パーライトの圧密充填を特に念
入りに行なうことができる。
(c)パーライト冷却装置により、高温のパーライト粒
を断熱空間に充填するに際し、貯槽や真空ポンプ側に断
熱上やむを得ない場合は、許容温度までパーライト粒を
降温させ合理的な温度調整管理ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施冷を示す概略構成図、第2図
は従来技術による施工法の一事例を示す概略構成図であ
る。 11……パーライト精石ホッパ,12……バケットエレベー
タ,13……焼成機,14……排気ブロワ,15……サイクロン,
16……粗石分級器,17……パーライトホッパ,18……貯
槽,19,20……ボール弁,21……断熱空間,22……真空ポン
プ,23……N2ガスなど供給口,24……パーライト冷却装
置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パーライト焼成設備にて焼成されたパーラ
    イト粒をパーライトホッパに貯蔵する間に二重殻貯槽の
    断熱空間の真空引きを行ない、この真空引き工程に引き
    続きパーライトホッパと上記貯槽の断熱空間間の差圧に
    より、パーライトホッパ内のパーライト粒を外気より遮
    断した状態で吸湿することなく断熱空間に移送,充填す
    る工程とを交互に繰り返し行い、高温、かつ、絶乾状態
    のパーライト粒を貯槽の真空断熱空間内に圧密充填し、
    容易に高真空断熱を得るようにしたパーライト真空断熱
    二重殻貯槽におけるパーライト充填工法において、上記
    パーライトホッパにGN2などを吹き込んで加圧しパーラ
    イトホッパと断熱空間間の差圧を高めるとともに、パー
    ライトホッパから断熱空間に流入充填される焼成パーラ
    イト粒の温度調整管理を行なうようにしたことを特徴と
    するパーライト真空断熱二重殻貯槽におけるパーライト
    充填工法。
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